JPS6339271Y2 - - Google Patents

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JPS6339271Y2
JPS6339271Y2 JP3934480U JP3934480U JPS6339271Y2 JP S6339271 Y2 JPS6339271 Y2 JP S6339271Y2 JP 3934480 U JP3934480 U JP 3934480U JP 3934480 U JP3934480 U JP 3934480U JP S6339271 Y2 JPS6339271 Y2 JP S6339271Y2
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yarn
wale
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JP3934480U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてフアンデーシヨン用の伸縮性
経編地に関し、詳しくは、吸湿性糸を現わすパイ
ル状表側をソフトな風合にするようにし、かつ裏
面側には滑りのよい地編糸、特に麻糸あるいは合
成繊維糸を密に現わすように編成せしめた伸縮性
経編地に関するものである。
従来、表面に合成繊維糸を現わし、裏面側に吸
湿性を現わした経編地はフアンデーシヨン用生地
として種々の組織のものが提案され、実用に供さ
れているが、一般に吸湿糸を裏側へ現わす場合に
は合成繊維糸などのループにより吸湿性糸の編目
を抑えて形成するのが通常の編成態様であり、パ
イルが畝状を呈すると共に合成繊維糸などのルー
プの肌ざわりが硬く感じられる欠点があつた。
例えば実公昭53−14779号公報に示されるもの
もその1つであり、同公報には表面にナイロン等
の合成繊維糸が数コース毎に隣りのウエールに交
互に編成されて地組織となり、この内側に中間糸
としての任意の伸縮性糸がウエール方向に数コー
スおきに隣りのウエールに1コースの順で繰り返
し挿入し、又は絡められ、更に裏面には綿糸又は
人造絹糸等の吸湿性糸が数コース毎にウエールを
交互に横切つて挿入されると共に、中間の伸縮性
の収縮により吸湿性糸によるループが形成される
一方、表面の合成繊維糸によりループが浮き出る
ようになつている編地構造が記載されているが、
この構造のものは第4図に示すように吸湿性糸1
2は裏面において単に数コース毎にウエールを横
切り、又は中間でコースの編目を横切ることなし
に単にウエールに絡みついた部分と数コースウエ
ールより遊離した部分とを有しているにすぎない
ため地編糸の合成繊維糸11よりなるニードルル
ープ11a面を被うように吸湿性糸12が数コー
ス毎に挿入され、該挿入された以外の部分がパイ
ル状となつて裏側へ現出され編地表面は伸縮性糸
13に絡んで上記地編糸11によるシンカールー
プ11bが現れるにすぎず、しかも裏側の吸湿性
糸12によるパイルも第4図のように3コース毎
に地組織ウエールに絡むとすれば少なくとも合成
繊維糸11のニードルループ編目11aが1コー
ス(図のP位置)裏側へ現われることになり、結
びのような硬さが避けられない。
本考案はかくの如き従来のフアンデーシヨン用
経編地の欠点に着目し、その是正を図つたもの
で、特に吸湿性糸を中間に位置させ、遊離した部
分と地組織に絡んだ部分とを形成して遊離した部
分を表面側へ浮き立させループの足だけにより抑
えるようにしたことを特徴とするものである。
これを更に詳述すれば天然繊維糸,化学繊維糸
等の地編糸をウエール方向に数コースを単位とし
て該数コース毎に片隣り側のウエールに交互に編
成してなる経編地編部と、該地編部の内側におい
て、前記地編糸による単位の数コースの間で単位
下部側の2つのコースの編目の間を交互に反対方
向から横切り、かつ単位上部の編目より隣りのウ
エールに移行する部分を潜つてウエールを左右に
振るように挿入され、各ウエールでウエール方向
に地組織のウエールに絡みついた部分と、遊離し
た部分とを形成する吸湿性糸と、更にその裏面側
において各ウエールで単位となる地編糸による数
コースの上部コースの編目に絡み、地編糸の隣り
のウエールへの移行に伴つて該移行と共に移行し
た側の隣接ウエールの単位最下部の編目に巻き絡
んで元のウエールに戻り、該元のウエールで再び
上部側の編目に絡んだ後、前記移行方向と反対の
方向への地編糸の移行に伴つて該移行と共に移行
した隣接ウエールの単位最下部の編目に巻き絡ん
で元のウエールに戻る繰り返しでウエール方向に
挿入編成された伸縮性糸とよりなり、編地の一面
に吸湿性糸がパイル状に現出されると共に他面に
地編糸による編目が現出されることを特徴とす
る。
以下、更に添付図面を参照しつつ本考案の実施
例を説明すれば、第1図は本考案経編地の1例を
示す組織図であり、図において1は地編糸で天然
又は化学繊維糸等からなり地組織を編成する地糸
として各ウエールにおいて数コース毎、図では3
コース毎であるが、片隣りのウエールに交互に編
成されて地編部を構成しており、又、2は吸湿性
を有する糸で、前記地組織の内側に各ウエール毎
に経方向に挿入され、夫々数コース毎に、図では
3コース毎にウエールを交互に横切つて編み込ま
れ地編部の組織ループに絡みついた部分aと数コ
ース(3コース)遊離した部分bとを作つてお
り、更にその裏面側において伸縮性糸3が各ウエ
ールにおいて夫々ウエール方向に数コース、図で
は2コース絡み、次に隣接するウエールに1乃至
数コース絡みつけ、再び元のウエールに戻つて数
コース(2コース)編成した後、前記絡みつけた
ウエールとは反対側の隣接ウエールに1乃至数コ
ース絡みつけ、この繰り返しによつて一連の編成
がなされている。
そして、叙上の編成によつて編地は全体として
第2図に図示するように編地表面側Aにおいて吸
湿性糸2の遊離した部分の浮き上りによるパイル
状外観を形成し、一方、編地裏面側Bにおいては
地編糸による密な組織を現わすのである。
ここで、地編糸は合成繊維糸,半合成繊維糸等
の化学的方法によつて作られた化学繊維糸ならび
に天然繊維糸を含み、具体的にはナイロン糸,キ
ユプラ糸,ポリエステル糸あるいはそれらの加工
糸及び麻糸が挙げられ、一方、吸湿性糸としては
天然繊維糸,再生繊維素繊維糸等で、具体的には
綿糸,レーヨン等が挙げられる。又、伸縮性糸は
主としてポリウレタン弾性糸又はそのカバリング
ヤーン,コアヤーンである。
これらの各糸は夫々、適宜、組み合せることに
よつて、前記組織と相俟つて表面側のパイル状外
観と裏面側の肌触りを使用目的に適合したものに
選定することができる。
なお、前記図示例は本考案の1例を示すもので
あり、本考案はその実用新案登録請求の範囲の記
載に従い、かつ目的を逸脱しない範囲において
種々の改変が可能であることは云うまでもない。
かくして叙上の如く構成された本考案経編地は
従来の第4図図示の編地構造が前にも述べたよう
にその吸湿性糸が裏面において単に数コース毎に
ウエールを横切り、また中間で単にウエールに絡
みついた部分と数コースウエールより遊離した部
分とを設けているのに対し、第3図に示す如く地
編糸の組織との関連において数コース毎にウエー
ルを横切りつつ、単位内の2コース毎にウエール
を横切らせることによりウエールに絡みついた部
分aと、遊離した部分bを形成する。
そのため、第4図に示す編地では地編糸の合成
繊維糸11よりなるニードルループ11a面を被
うように吸湿性糸12が数コース毎に挿入され、
該挿入された以外の部分がパイル状となつて裏側
へ現出されており、編地表面に地編糸1によるシ
ンカーループ11bが現れているのに対し、本考
案では第3図のように地編糸1が完全にループを
もつて裏面側Bに現われ、100%の合成繊維糸を
現すと共に表面側Aにパイルを現出する。しかも
第4図に示す編地では前述したように吸湿性糸1
2が例えば3コース毎に地組織ウエールに絡むと
すれば少なくとも合成繊維糸1のニードルループ
編目が1コース(図のP位置)裏側へ現われるこ
とになり、結び目のような硬さが見られ、しかも
吸湿性糸2の現われる量も編地方向に限られた外
観であつたが、本考案では第3図の如く表面側A
にパイルが現れ、しかも、このとき、地編糸1に
よるシンカーループの現れる量は極めて少なく、
従つて吸湿性糸2を数ウエール横振り変化させる
ことも容易である。そのため、編地方向の限られ
たパイル外観だけでなく、紋様を表現させたり、
ニードルループにさえぎられることなくウエール
方向のパイル外観を明確に現出して第4図におけ
る従前の編地とはパイル外観を全く異にするるこ
ととなり、全面ソフトな外観を呈する。
従つて、これをボデイスーツ,ガードルを始め
フアンデーシヨン生地として使用し、適宜、縫製
するが、吸湿性糸のパイルが現われた表面側Aを
裏面側に利用するときはフアンデーシヨンに吸湿
性を付与し、パイルの肌触りを着用者に付与する
と共に選定した地編糸の密な組織が表面側となつ
てフアンデーシヨン外面の外観を良好ならしめる
ことになり、一方、地組織部をフアンデーシヨン
裏面として使用するときは地編糸の肌触りの滑ら
かさと共に、表面側のパイル状外観によつて表面
にソフトな感じを付与し、全く異質の感じを与え
ることができる。
以上の如く本考案経編地は、表面側のパイル状
外観によるソフトな風合と、裏面側の地組織によ
る滑らかさとによつて表裏に異なる外観と風合を
与え、表裏両面の使用可能なリバーシブル性を具
備すると共に表面側のパイル状外観は従来の裏面
に輩出されたようなパイル編目の基部のみを抑え
た組織と異なり、地編部のループに絡みついた部
分と、遊離した部分とによつて形成されるため、
従来のパイル外観とは全く異なる全面にソフトな
外観を呈して、これをフアンデーシヨンの肌側に
使用するときはその肌触りを一層良好ならしめ、
しかも、糸使いによる多彩な外観,風合の変化を
もたらす外、伸縮性糸条による縦横両方向への伸
縮性能と相俟つて誠にフアンデーシヨン用経編地
として嶄新さに溢れた極めてすぐれた性能を有す
る編地である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る編地の1例を示す編成組
織図、第2図は同編地の外観斜視図,第3図及び
第4図は本考案に係る編地と従前の編地との表裏
両面の状態を示す説明図で、第3図は本考案の場
合、第4図は従前の場合である。 1……地編糸、2……吸湿性糸、3……伸縮性
糸、A……編地表面、B……編地裏面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 天然繊維糸、化学繊維糸等の地編糸をウエー
    ル方向に数コースを単位として該単位数コース
    毎に片隣り側のウエールに交互に編成してなる
    経編地編部と、 該地編部の内側において、前記地編糸による
    単位の数コースの間で単位の下側の2コースの
    編目の間を交互に反対方向から横切り、かつ単
    位最上部編目より隣りのウエールに移行する部
    分を潜つてウエールを左右に振るように挿入さ
    れ、各ウエールでウエール方向に地組織のウエ
    ールに絡みついた部分と、遊離した部分とを形
    成する吸湿性糸と、 更にその裏面側において各ウエールで単位と
    なる地編糸による数コースの上部側2コースの
    編目に絡み、地編糸の隣りのウエールへの移行
    に伴つて該移行と共に移行した側の隣接ウエー
    ルの単位最下部の編目に巻き絡んで元のウエー
    ルに戻り、該元のウエールで再び上部側の編目
    に絡んだ後、前記移行方向と反対の方向への地
    編糸の移行に伴つて該移行と共に移行した隣接
    ウエールの単位最下部の編目に巻き絡んで元の
    ウエールに戻る繰り返しでウエール方向に挿入
    編成された伸縮性糸とよりなり、編地の一面に
    吸湿性糸がパイル状に現出されると共に他面に
    地編糸による編目が現出されていることを特徴
    とする表裏異層の伸縮性経編地。 2 地編糸がナイロンの如き合成繊維糸であり、
    吸湿性糸が綿糸等の天然繊維糸であり、伸縮性
    糸がポリウレタン弾性糸である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の表裏異層の伸縮性経編
    地。 3 地編糸が麻糸であり、吸湿性糸が綿糸であ
    り、伸縮性糸がポリウレタン弾性糸からなる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の表裏異層の
    伸縮性経編地。
JP3934480U 1980-03-24 1980-03-24 Expired JPS6339271Y2 (ja)

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JPS56143292U JPS56143292U (ja) 1981-10-29
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