JPS6336420Y2 - - Google Patents

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JPS6336420Y2
JPS6336420Y2 JP1984136006U JP13600684U JPS6336420Y2 JP S6336420 Y2 JPS6336420 Y2 JP S6336420Y2 JP 1984136006 U JP1984136006 U JP 1984136006U JP 13600684 U JP13600684 U JP 13600684U JP S6336420 Y2 JPS6336420 Y2 JP S6336420Y2
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JP
Japan
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shift
sleeve
ball
shaft
head
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JP1984136006U
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JPS6151527U (ja
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車におけるトランスフアのコン
トロール装置、詳しくはシフトフオークをもつた
スリーブと、シフトレバーに連動するシフトヘツ
ドとをシフトシヤフトに摺動自由に支持すると共
に、前記スリーブとシフトヘツドとの間に、前記
シヤフトとシフトヘツドとに設ける1対のボール
溝と、前記スリーブに保持された前記ボール溝と
係合するボールとから成る連動手段を設けた自動
車におけるトランスフアのコントロール装置に関
する。
(従来の技術) 一般にこの種トランスフアのコントロール装置
は、トランスフアケース内にハイロー切換用シフ
トフオークと2・4輪切換用シフトフオークとを
備え、これら各シフトフオークを個別に摺動させ
ることでトランスフアを例えば2H,4H,N,4L
の4段階に切換えるごとくしている。
しかして前記トランスフアのコントロール装置
として、本願出願人は以前に特願昭59−127211号
において、トランスフアケース内に支持したシフ
トシヤフトに、シフトフオークをもつたスリーブ
と、シフトレバーに連動するシフトヘツドとをシ
フトシヤフトに摺動自由に支持すると共に、前記
スリーブの一端を前記シフトヘツドとシフトシヤ
フト間に嵌入し、該嵌入部のスリーブとシフトヘ
ツドとの間に、前記シヤフトとシフトヘツドとに
設ける1対のボール溝と、前記スリーブに保持さ
れ、前記ボール溝と係合する第一のボールとから
成る連動手段を設けたコントロール装置を提案し
たのである。
斯くして前記トランスフアの切換操作時、例え
ば2Hポジシヨンから4Hポジシヨンへの切換操作
時、また前記とは逆に4Hポジシヨンから2Hポジ
シヨンへの切換操作時に、前記スリーブに保持し
たボールを前記シフトヘツドに形成したボール溝
に係合させて、前記スリーブとシフトヘツドとを
結合し、該シフトヘツドの前記シフトレバーによ
るシフト操作により、前記スリーブとシフトヘツ
ドの両者を前記シヤフトに沿つて移動可能とな
し、前記スリーブに設けたシフトフオークを所定
位置に移動位置させるごとくしたのである。
また前記4Hポジシヨンに移動位置されている
とき、前記シヤフトとシフトヘツドとに設ける各
ボール溝を対向させて、前記スリーブに保持した
ボールを前記シヤフトに形成したボール溝に嵌入
退避可能状態に保持し、この状態からNポジシヨ
ンへの切換操作時に、前記スリーブに保持したボ
ールを前記シヤフトのボール溝から前記シフトヘ
ツドのボール溝に嵌入させて、前記シフトヘツド
を前記スリーブに対して摺動させ、前記Nポジシ
ヨン位置に切換操作するごとくしたのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記コントロール装置では、前記シヤ
フトとシフトヘツドとに設ける各ボール溝が対向
状態にあつて、この状態から前記シフトヘツドを
切換操作するとき、例えば4HポジシヨンからN
ポジシヨンに切換操作するとき、前記各ボール溝
が対向状態にあることから、前記シフトヘツドを
移動させたようなとき、前記スリーブに保持され
たボールが前記各ボール溝の中間に位置し、該各
ボール溝において前記ボールがコゼた状態とな
り、つまり前記ボールの周面一部で前記シフトヘ
ツドの移動方向前部側が前記シヤフトのボール溝
に係止し、かつ前記ボールのシフトヘツド移動方
向後部側が該シフトヘツドのボール溝に係止した
状態となつて、前記シフトヘツドの作動不良を招
き、該シフトヘツドの移動によるNポジシヨンへ
の切換操作ができないことがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のごとき問題点を解決するために
考案したものであつて、前記スリーブとシフトシ
ヤフトとの間に、前記スリーブのシフトシヤフト
に対する移動ストロークを規制するためのシフト
シヤフトに設ける長孔と、スリーブに保持され前
記長孔と係合する第二のボールとから成る規制手
段を設け、前記第一のボールが前記シフトシヤフ
トのボール溝と対応する時に、前記規制手段であ
る第二のボールを長孔の長さ方向端部に係止させ
ることで前記スリーブの前記シフトシヤフトに対
する一方向への移動を阻止するごとくしたのであ
る。
(作用) しかして前記ボールが前記シヤフトのボール溝
に対向位置されたとき、前記規制手段により前記
スリーブの移動を阻止し、例えば4Hポジシヨン
への切換操作時に、前記規制手段で前記スリーブ
の移動を阻止することにより、前記ボールを前記
シヤフトのボール溝に確実に嵌入退避させ、前記
4HポジシヨンからNポジシヨンへの切換操作時
に、前記ボールが前記シフトヘツドの移動を阻害
したりすることなく、該シフトヘツドの確実な移
動を行なうごとくしたのである。
(実施例) 以下本考案にかかるトランスフアのコントロー
ル装置を図面に示す実施例によつて説明する。
図面に示すトランスフアは、センタースルー型
のもので、図中1はトランスフアーケースであつ
て、該トランスフアーケース1内には、トランス
ミツシヨン(T/M)から延びるインプツトシヤ
フト11と、該インプツトシヤフト11と同軸上
に延びるリヤアウトプツトシヤフト12と、これ
ら両シヤフト11,12と平行に配設されるカウ
ンタシヤフト13並びにフロントアウトプツトシ
ヤフト14とをそれぞれ回転自由に軸架してい
る。
前記インプツトシヤフト11には、大径ドライ
ブギヤ15を回転自由に支持すると共に、該ギヤ
15と前記リヤアウトプツトシヤフト12の軸端
部にそれぞれクラツチギヤ15a及び12aを一
体形成している。
又前記インプツトシヤフト11の軸端には、該
シヤフト11と共廻りするインプツトギヤ16を
設け、このインプツトギヤ16にハイロー切換ス
リーブ2aを軸方向にのみ移動可能に支持し、該
スリーブ2aを前記クラツチギヤ15a,12a
と選択的に噛合させるように成している。
又、前記カウンタシヤフト13には、その一端
に前記大径ドライブギヤ15と噛合する小径カウ
ンタギヤ13aを、他端に大径カウンタギヤ13
bをそれぞれ設ける一方、この大径カウンタギヤ
13bを、前記リヤアウトプツトシヤフト12に
回転自由に支持したドリブンギヤ17に噛合させ
ている。
又、前記リヤアウトプツトシヤフト12には、
該シヤフト12と共廻りするアウトプツトギヤ1
8を設け、該ギヤ18に2.4輪切換スリーブ2b
を軸方向にのみ移動可能に支持している。
一方、前記ドリブンギヤ17の前記アウトプツ
トギヤ18側一端には、前記2.4輪切換スリーブ
2bが噛合するクラツチギヤ17aを設ける一
方、該ドリブンギヤ17の他端にはスプロケツト
17bを設け、このスプロケツト17bと前記フ
ロントアウトプツトシヤフト14の軸端に設けた
スプロケツト14bとをチエン19を介して連動
連結している。
以上の構成において、前記ハイロー切換スリー
ブ2aの移動により、ハイギヤ、ローギヤ、若し
くはニユートラルに切換えられるのであつて、詳
しくは前記ハイロー切換スリーブ2aの第1図右
方向への移動により、該スリーブ2aを、前記イ
ンプツトギヤ16と前記リヤアウトプツトシヤフ
ト12のクラツチギヤ12aとにわたつて噛合さ
せることで、ハイギヤに切換えられ、又前記ハイ
ロー切換スリーブ2aの第1図左方向への移動に
より、該スリーブ2aを前記インプツトギヤ16
と前記大径ドライブギヤ15に設けたクラツチギ
ヤ15aとにわたつて噛合させることで、ローギ
ヤに切換えられ、且前記ハイロー切換スリーブ2
aの前記インプツトギヤ16のみの噛合によりニ
ユートラルに切換えられるのである。
一方、前記2/4輪切換スリーブ2bの第1図
右方向への移動により該スリーブ2bを前記アウ
トプツトギヤ18と前記ドリブンギヤ17に設け
たクラツチギヤ17aとにわたつて噛合させるこ
とで、4輪駆動に切換えられ、又前記2・4輪切
換スリーブ2bの第1図左方向への移動により、
前記スリーブ2bと前記クラツチギヤ17aとの
噛合を解除することで2輪駆動に切換えられるの
である。
又、前記トランスフアケース1内には、第2図
乃至第6図に示す如く、前記インプツトシヤフト
11と同軸方向に延びる第1シフトシヤフト3
と、第2シフトシヤフト4とを所定間隔離して並
列状にしかも回転不能並びに軸方向移動不能に軸
架する一方、前記第1シフトシヤフト3に、ハイ
ロー切換用シフトフオーク30を備えた第1スリ
ーブ31と該第1スリーブ31とは別体に形成し
た第1シフトヘツド32とを軸方向に摺動自由に
支持すると共に、これら第1スリーブ31と第1
シフトヘツド32とを前記第1シフトヘツド32
が第1スリーブ31に対し一定範囲遊動可能とな
る第1連動手段5により連動させるようにしてい
る。
即ち、図に示す実施例では、前記ハイロー切換
用シフトフオーク30を、前記第1スリーブ31
に固定してその遊端を前記ハイロー切換スリーブ
2aに係合させる一方、前記第1シフトヘツド3
2に、前記第1スリーブ31が挿嵌可能な第1大
径筒部33を設け、この大径筒部33と前記第1
スリーブ31との間に第1連動手段5を設けてい
る。
前記第1連動手段5は、ハイギヤによる2輪駆
動位置(以下2Hポジシヨンと言う)からハイギ
ヤによる4輪駆動位置(以下4Hポジシヨンと言
う。)、若しくは4Hポジシヨンから2Hポジシヨン
へのシフト操作時、前記第1シフトヘツド32の
みが移動し、それ以外のシフト操作時に前記第1
スリーブ31を前記第1シフトヘツド32に連動
連結させるように成したものであり、具体的には
前記第1スリーブ31に第1ボール50を通す第
1透孔51を形成する一方、前記第1シフトシヤ
フト3には、前記ハイロー切換用シフトフオーク
30がハイギヤシフト位置に位置する時に前記第
1透孔51に相対向して前記第1ボール50を受
入れる第1ボール溝52を形成している。
そして前記第1シフトヘツド32には、2Hポ
ジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト操作に伴
なつて第1スリーブ31の端面に当接する第1当
り面53を設ける一方、前記第1大径筒部33の
内周面には、同じく4Hポジシヨンへのシフト操
作時に前記第1透孔51と相対向して前記第1ボ
ール50を受入れる第2ボール溝54を設けてい
る。
又、前記第2シフトシヤフト4には、2輪駆動
と4輪駆動とを選択する2・4輪切換用シフトフ
オーク40を摺動可能に支持した第2スリーブ4
1と、該第2スリーブ41とは別体に形成した第
2シフトヘツド42とを摺動自由に支持すると共
に、これら第2スリーブ41と第2シフトヘツド
42とを、該第2シフトヘツド42の一定以上の
移動で両者41,42の連動が遮断する第2連動
手段6により連動させるように成している。
即ち、図に示す実施例では、前記2・4輪切換
用シフトフオーク40を前記第2スリーブ41に
軸方向摺動可能に支持して、その遊端を前記2・
4輪切換スリーブ2bに係合させると共に、前記
2・4輪切換用シフトフオーク40の軸方向一端
と前記第2スリーブ41に設けた段部41aとの
間、及び該シフトフオーク40の軸方向他端と、
前記第2スリーブ41に嵌着した止めリング41
bとの間にそれぞれ待ち機構を構成するスプリン
グ40a,40bを介装し、これら両スプリング
40a,40bにより、前記シフトフオーク40
を前記第2スリーブ41に対して所定位置で弾性
的に保持すべく成している。
又、前記第2連動手段6は、前記第1連動手段
5とは逆に、2Hポジシヨンから4Hポジシヨン、
若しくは4Hポジシヨンから2Hポジシヨンへのシ
フト操作時に前記第2スリーブ41を前記第2シ
フトヘツド42に連動連結させ、これ以外のシフ
ト操作時、即ち4Hポジシヨンからニユートラル
ポジシヨン乃至4Lポジシヨン(ローギヤによる
4輪駆動位置)へのシフト操作若しくは4Lポジ
シヨンからニユートラルポジシヨン乃至4Hポジ
シヨンへのシフト操作時には前記第2シフトヘツ
ド42のみを移動させるように成したものであ
り、具体的には前記第2スリーブ41に第2ボー
ル60を通す第2透孔61を形成する一方、前記
第2シフトシヤフト4には、前記2・4輪切換用
シフトフオーク40が4輪駆動位置に位置する時
に、前記第2透孔61とほゞ相対向する第1ボー
ル溝62を形成している。
そして前記第2シフトヘツド42には、ニユー
トラルポジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト
操作時に伴なつて第2スリーブ41の端面と当接
する第2当り面63を設ける一方、該第2シフト
ヘツド42に、前記第2スリーブ41が挿嵌可能
な第2大径筒部43を連設し、かつこの第2大径
筒部43の内周面に、同じく4Hポジシヨンへの
シフト操作時に前記第2透孔61と相対向して前
記第2ボール60を受入れる第2ボール溝64を
設けている。
一方、前記トランスフアーケース1内には、操
作軸70を回転自由に支持して、その下端にシフ
トレバー7を固定すると共に、該シフトレバー7
の一端を前記第1シフトヘツド32に設けた第1
係合溝34に、他端を前記第2シフトヘツド42
に設けた第2係合溝44にそれぞれ係合して、該
シフトレバー7の回動により前記各シフトヘツド
32,42を可逆的に摺動させる如くしている。
又、前記操作軸70の上端にアーム71を固定
すると共に、このアーム71と車室内に配備する
コントロールレバー8とをプツシユプルケーブル
80により連動連結し、該コントロールレバー8
の一方向への操作により前記シフトレバー7を回
動させる如く成している。
しかして前記のごときトランスフアのコントロ
ール装置において、前記第2スリーブ41と第2
シフトシヤフト4との間に、前記スリーブ41の
シフトシヤフト4に対する移動ストロークを規制
する規制手段9を設け、前記第2ボール60が前
記第2シフトシヤフト4の第1ボール溝62と対
応する時に、前記規制手段9を介し前記第2スリ
ーブ41の前記第2シフトシヤフト4に対する一
方向への移動を阻止するごとくしたのである。
前記規制手段9は、前記第2スリーブ41の前
記第2透孔61と対向する位置に、第3透孔91
を形成し、該透孔91に第3ボール92を保持す
ると共に、前記第2シフトシヤフト4の周面一部
に、前記スリーブ41の移動方向に沿つて前記第
1ボール溝62と対向する位置まで延びる長孔9
3を形成して成り、前記スリーブ41の移動に伴
い、該スリーブ41に保持された第2ボール60
が前記シフトシヤフト4の第1ボール溝62と対
向位置したとき、前記第3ボール92を前記長孔
93の長さ方向端部に係止させて、前記スリーブ
41のそれ以上の移動を規制するごとくなすので
ある。
即ち、前記第2スリーブ41が第4図に示す
4Hポジシヨンに移動位置され、前記第2ボール
60が前記シフトシヤフト4の第1ボール溝62
と対向位置させたとき、前記第3ボール92を前
記長孔93の長さ方向端部に係止させて、前記第
2スリーブ41のシフトシヤフト4に対する移動
を停止させるごとくなす。
斯くして前記第2スリーブ41の4Hポジシヨ
ンへの切換操作時に、前記第3ボール92の前記
長孔93端部への係止により、前記第2ボール6
0を前記第1ボール溝62と対向位置させて、こ
の第2ボール60を第1ボール溝62に嵌入退避
可能状態に保持し、前記4Hポジシヨンから第5
図に示すNポジシヨンへの切換操作時に、前記第
2スリーブ41の前記シフトシヤフト4に対する
移動を許すことなく、前記第2ボール60を前記
第1ボール溝62に確実に嵌入退避させて、前記
シフトヘツド42のみを前記シフトシヤフト4に
対し移動させるごとくしたのである。
図の実施例では、第2シフトシヤフト4と第2
スリーブ41との間に、前記規制手段9を設けた
が、本考案では前記規制手段9を前記第1シフト
シヤフト3と第1スリーブ31との間に設けるこ
ともできる。
即ち、前記第1スリーブ31に保持する第1ボ
ール50が前記第1シフトシヤフト3に形成した
第1ボール溝52と対向位置したとき、つまり前
記スリーブ31が第4図に示す4Hポジシヨンに
切換操作されたとき、前記規制手段9により前記
スリーブ31のそれ以上の移動を規制して、前記
ボール50を前記ボール溝52に確実に嵌入退避
させ、前記4Hポジシヨンから第2図に示す2Hポ
ジシヨンへの切換操作時に、前記シフトシヤフト
3に対し第1シフトヘツド32のみの移動を行う
ごとくなすのである。
尚、図中45は前記第2シフトヘツド42の回
り止めピン、10a,10bは前記ハイロー切換
用シフトフオーク30の摺動範囲を規制するスト
ツパー、10c,10dは2・4輪切換用シフト
フオーク40の摺動範囲を規制するストツパーを
示す。
次に以上の構成から成るコントロール装置の作
動を説明する。
第1図および第3図は前記コントロールレバー
8を2Hポジシヨンにシフト操作した状態を示し
ているのであつて、この時前記第1シフトヘツド
32の当り面53は前記第1スリーブ31の端面
から離れ、かつ第1連動手段5を構成する第1ボ
ール50は第1透孔51と第1ボール溝52とに
わたつて位置し、従つて前記第1シフトヘツド3
2のみが第1シフトシヤフト3に対し摺動自由で
あるのに対し、前記第2連動手段6を構成する第
2ボール60は第2透孔61と第2ボール溝64
とにわたつて位置し、従つて前記第2シフトヘツ
ド42と第2スリーブ41乃至2・4輪切換用シ
フトフオーク40とは連動して前記第2シフトシ
ヤフト4に対し摺動自由となつている。
又、この時、前記ハイロー切換スリーブ2aは
前記ハイロー切換用シフトフオーク30を介して
インプツトギヤ16とリヤアウトプツトシヤフト
12のクラツチギヤ12aとにわたつて噛合して
いるのに対し、2.4輪切換スリーブ2bは、2.4輪
切換用シフトフオーク40を介して前記アウトプ
ツトギヤ18にのみ噛合しており、従つて前記イ
ンプツトシヤフト11を介してトランスミツシヨ
ン(T/M)から入力される動力は、ハイギヤで
後輪にのみ伝達される。
この状態から前記コントロールレバー8を第3
図仮想線で示す4Hポジシヨンにシフト操作する
と、前記シフトレバー7が操作軸70を介して第
3図位置から反時計方向に所定角度だけ回動する
のであつて、該シフトレバー7の回動に伴ない前
記第1シフトヘツド32が第3図位置から左方向
に所定ストローク移動して、第4図に示す如く第
1当り面53が前記第1スリーブ31の端面に当
接し、かつ第2ボール溝54が前記第1透孔51
と相対向する。
一方、前記第2連動手段6を介して連動連結さ
れている前記第2シフトヘツド42と第2スリー
ブ41乃至2.4輪切換用シフトフオーク40は、
第3図位置から右方向に所定ストローク移動する
のであつて、前記2.4輪切換用シフトフオーク4
0の移動により、前記2.4輪切換スリーブ2bが
第1図右方向に移動して前記アウトプツトギヤ1
8とドリブンギヤ17に設けたクラツチギヤ17
aとにわたつて噛合し、ハイギヤでの4輪駆動と
なるのである。
しかして前記第3図に示す2Hポジシヨンから
第4図に示す4Hポジシヨンへのシフト操作時に
は、前記規制手段9の前記第3ボール92を前記
長孔93の長さ方向端部に係止させることにより
前記第2スリーブ41の移動が規制されて、該ス
リーブ41は前記4Hポジシヨンに停止位置され
るのであり、従つて前記第2スリーブ41に保持
される第2ボール60が前記シフトシヤフト3の
第1ボール溝62と対向位置されて、該ボール溝
62に嵌入退避可能状態に保持されるのである。
続いて前記コントロールレバー8をNポジシヨ
ンにシフト操作すると、前記シフトレバー7が更
に第4図に示す位置から反時計方向に所定角度回
動するのであつて、該シフトレバー7の回動に伴
ない、前記第1ボール50が、前記第1ボール溝
52から離脱して前記第1透孔51乃至第2ボー
ル溝54に嵌合して前記第1スリーブ31を第1
シフトヘツド32に連結するため、前記第1スリ
ーブ31及びハイロー切換用シフトフオーク30
が、前記第1シフトヘツド32を介して第4図に
示す位置から第5図に示す位置まで左方向に所定
ストローク移動する。
そして前記ハイロー切換用シフトフオーク30
の移動により、前記ハイロー切換スリーブ2aが
第1図左方向に移動してインプツトギヤ16にの
み噛合し、ニユートラル状態となる。
一方、この時、前記第2シフトヘツド42は、
第4図に示す4Hポジシヨンから右方向に所定ス
トローク移動するが、第4図に示す如く前記2・
4輪切換用シフトフオーク40がストツパー10
aに当接すると同時に、前記第2スリーブ41が
前記規制手段9の前記第3ボール92を前記長孔
93の長さ方向端部に係止させることにより規制
されて、この第2スリーブ41の前記4Hポジシ
ヨン以上への移動が阻止され、つまり前記スリー
ブ41は前記4Hポジシヨンに停止状態に保持さ
れて、前記第2ボール60が前記シフトシヤフト
4の第1ボール溝62と対向状態に保持されるの
であり、従つて前記第2ボール60は第2ボール
溝64から離脱して、前記第2透孔61乃至第1
ボール溝62に嵌合し、前記第2スリーブ41と
第2シフトヘツド42との連動が解除され、前記
第2スリーブ41は移動することなく、前記シフ
トヘツド42のみが前記シフトシヤフト4上を、
第5図に示すNポジシヨンへと移動されるのであ
る。
又、更に前記コントロールレバー8を4L位置
にシフト操作すると、前記シフトレバー7が更に
第5図に示す位置から反時計方向に所定角度回動
するのであつて、該シフトレバー7の回動に伴な
い、前記第1シフトヘツド32及び該第1シフト
ヘツド32と連動連結している前記第1スリーブ
31乃至ハイロー切換用シフトフオーク30が第
5図に示す位置から左方向に所定ストローク移動
し、該ハイロー切換用シフトフオーク40の移動
により、前記ハイロー切換スリーブ2aが、第1
図左方向に更に移動して大径ドライブギヤ15の
クラツチギヤ15aとインプツトギヤ16とにわ
たつて噛合する。
従つて前記インプツトシヤフト11を介して入
力される動力は、リヤアウトプツトシヤフト12
及びフロントアウトプツトシヤフト14から前後
輪に出力され、ローギヤでの4輪駆動となる。
(考案の効果) 以上説明したごとく本考案にかかるトランスフ
アのコントロール装置では、シフトシヤフトと該
シフトシヤフト上に摺動可能に支持したスリーブ
との間に、該スリーブの前記シフトシヤフトに対
する移動ストロークを規制するためのシフトシヤ
フトに設ける長孔と、スリーブに保持され前記長
孔と係合する第二のボールとから成る規制手段を
設け、前記スリーブに保持した第一のボールが前
記シフトシヤフトのボール溝と対応する時に、前
記規制手段である第二のボールを長孔の長さ方向
端部に係止させることで前記スリーブの前記シフ
トシヤフトに対する一方向への移動を阻止するご
とくしたから、前記スリーブを前記ボールが前記
ボール溝と対向するごとくシフト操作したとき、
前記スリーブを前記規制手段で規制してそれ以上
の移動を阻止し、前記ボールを前記ボール溝に嵌
入退避可能状態に保持できるのであり、従つて例
えば4HポジシヨンからNポジシヨンへのシフト
操作時に、従来のごとく前記ボールがコゼた状態
となつて、前記スリーブに連動連結するシフトヘ
ツドの移動を阻害したりすることなく、該シフト
ヘツドの確実なシフト操作が可能となり、このシ
フトヘツドによるNポジシヨンへのシフト操作が
確実にできるに至つたのである。さらに、本考案
は、規制手段をシフトシヤフトに設けた長孔とス
リーブに保持したボールとにより構成したので、
シフトヘツドの内部において、スリーブがシフト
ヘツドの作動を阻害することなくストツパーを構
成できるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるコントロール装置の概
略説明図、第2図は同じくコントロール装置の一
部省略横側断面図、第3図乃至第6図は要部の断
面図であつて、第3図は2Hシフト状態、第4図
は4Hシフト状態、第5図はニユートラルシフト
状態、第6図は4Lシフト状態を示す。 4……シフトシヤフト、40……シフトフオー
ク、41……スリーブ、42……シフトヘツド、
6……連動手段、60……ボール、62……第1
ボール溝、64……第2ボール溝、7……シフト
レバー、9……規制手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトフオーク40をもつたスリーブ41と、
    シフトレバー7に連動するシフトヘツド42とを
    シフトシヤフト4に摺動自由に支持すると共に、
    前記スリーブ41の一端を前記シフトヘツド42
    とシフトシヤフト4間に嵌入し、該嵌入部のスリ
    ーブ41とシフトヘツド42との間に、前記シヤ
    フト4とシフトヘツド42とに設ける1対のボー
    ル溝62,64と、前記スリーブ41に保持さ
    れ、前記ボール溝62,64と係合する第一のボ
    ール60とから成る連動手段6を設けたコントロ
    ール装置であつて、前記スリーブ41とシフトシ
    ヤフト4との間に、前記スリーブ41のシフトシ
    ヤフト4に対する移動ストロークを規制するため
    のシフトシヤフト4に設ける長孔93と、スリー
    ブ41に保持され前記長孔93と係合する第二の
    ボール92とから成る規制手段9を設け、前記第
    一のボール60が前記シフトシヤフト4のボール
    溝62,64と対応する時に、前記規制手段9の
    第二のボール92を長孔93の長さ方向端部に係
    止させることで前記スリーブ41の前記シフトシ
    ヤフト4に対する一方向への移動を阻止するごと
    くしたことを特徴とする自動車におけるトランス
    フアのコントロール装置。
JP1984136006U 1984-09-06 1984-09-06 Expired JPS6336420Y2 (ja)

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JPS59133853A (ja) * 1983-01-21 1984-08-01 Toyota Motor Corp 変速機のシフト機構
JPS5935120B2 (ja) * 1979-08-27 1984-08-27 日本電信電話株式会社 メモリ装置

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JPS6151527U (ja) 1986-04-07

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