JPS6335916B2 - - Google Patents

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JPS6335916B2
JPS6335916B2 JP24654783A JP24654783A JPS6335916B2 JP S6335916 B2 JPS6335916 B2 JP S6335916B2 JP 24654783 A JP24654783 A JP 24654783A JP 24654783 A JP24654783 A JP 24654783A JP S6335916 B2 JPS6335916 B2 JP S6335916B2
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JP
Japan
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drying
chamber
grain
hot air
infrared
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JP24654783A
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JPS60155882A (ja
Inventor
Kingo Myahara
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Dowa KK
Original Assignee
Dowa KK
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は循環流動する穀物を赤外線放射熱と乾
燥熱風の併用作用で胴割れ現象を発生させること
なく短時間で効率的に乾燥することができる穀物
乾燥方法およびその装置に関する。
従来、乾燥通路に沿つて循環流動する穀物に対
して乾燥熱風を流通せしめて、該穀物の水分を表
面より発散除去し、乾燥の促進を図るようにした
穀物乾燥方法およびその装置は本出願前例えば特
公昭48−36753号公報に記載されたように公知で
ある。
ところで、従前のこの種、穀物乾燥方法にあつ
ては、穀物に対し相当温度の乾燥熱風を浴びせる
ことで穀物表面の水分を発散除去させると同時に
穀温を上昇させ、穀物内部の水分を表面に向け拡
散移動させることで乾燥の促進を図つていたもの
である。
したがつて、穀物内部の水分拡散移動をより活
発ならしめて乾燥時間の短縮化を図るために乾燥
熱風温度を高温とした際には、表面水分の発散速
度と内部から表面に向かう水分拡散移動速度との
バランスが崩れて、表面水分のみが早く発散され
る所謂胴割れ現象が発生する許りか穀物の品質が
著しく低下し、まずい米となる。
そこで、従前の穀物乾燥に際しては、穀物の胴
割れ発生を防止し、おいしい米を得るために乾燥
熱風温度を略40℃〜55℃の範囲としながら通風乾
燥せしめると共に、通風乾燥により表面水分が発
散除去された以後の穀物は、次の乾燥までの間、
乾燥熱風を浴びせることなく約1〜2時間放置せ
しめて、その間に穀物内部の水分を速かに表面へ
向け拡散移動させる所謂調湿時間を設けていたも
のである。
そのため乾燥熱風の流通作用のみにより穀物の
乾燥を行うものにあつては、上記調湿時間をなく
して乾燥させることが困難となることで、乾燥時
間全体を短縮させることができず、穀物乾燥時間
がどうしても長くかかるという問題を解決できな
い。
このことは、乾燥熱風の流通作用のみでは穀物
内部の温度を表面温度よりも高温となるよう加温
させることができないために、内部より表面に向
かう水分の拡散移動速度が表面よりの水分発散速
度より遅くなることに基因するものである。
そこで本発明は、従来公知の穀物乾燥装置の欠
点を解決するために、循環流動する穀物に対して
一個の赤外線バーナにより得られた赤外線放射熱
と乾燥熱風とを同時に浴びせ、赤外線放射熱の吸
収作用で穀物の内部を速かに加温し、内部水分の
拡散移行を促進させると共に、表面に拡散移行さ
れた水分を流通する乾燥熱風で速かに発散除去
し、もつて調湿時間を何等設けずに乾燥作業を連
続的に行つても、穀物の胴割れを発生させること
もなく短時間で乾燥することができる穀物乾燥装
置を得ることを目的としたものである。
本発明は前記に鑑み、上記目的を達成させるた
め、その装置を、乾燥機本体内に上段より下段に
向け収容室、乾燥室および取出し室を順次立体的
に重設し、上記乾燥室は内部に赤外線バーナを配
設し、かつ両側を赤外線透過壁とした燃焼室と、
該燃焼室の外側に燃焼室を囲むように配設され、
かつ排気窓を経て燃焼室と接続した熱風路とによ
り形成すると共に、前記赤外線透過壁と熱風路と
の重合位置外側には上端が収容室に、又下端が取
出し室に接続する乾燥通路を夫々設けたことを特
徴とする穀物乾燥装置としたものであつて、かか
る装置によれば、乾燥通路に沿い循環流動する穀
物は放射された赤外線放射熱を吸収して転換熱エ
ネルギーにより穀物内部を速かに加温して水分の
拡散移行を促進し、内部水分の表面への移行を早
めることができる許りか、表面に向け移行された
水分は流通する乾燥熱風で同時に発散除去させる
ことができ、その結果、従来穀物乾燥装置の如
く、乾燥作業中において穀物内部の調湿作用を行
うための調湿時間を省略しても穀物を胴割れ現象
を発生させずに短時間で効率的に乾燥させること
ができると共に、一個の赤外線バーナにより赤外
線放射熱と乾燥熱風とを同時に発生せしめて、燃
費の節約と装置の簡略化および製品の低廉化を容
易に達成できる効果を奏する。
以下に本発明に係る穀物乾燥装置を添附図面に
示された好適な一実施例について説明する。
図面において、1は横長角筒状を呈する乾燥機
本体であつて、該乾燥機本体1の内部には上段よ
り下段に向けて穀物を貯留するための収容室2
と、穀物を乾燥させるための乾燥室3と幾分乾燥
された穀物を取出すための取出し室4とが順次立
体的に重設されている。
そして乾燥機本体1内の中段に、前後長手方向
に沿つて配設された乾燥室3は、底部を底壁6で
左右両側はガラス材若しくは同効材料からなる耐
熱性の赤外線透過壁7,7で、又天井部はテーパ
ー状の傾斜壁8,8により囲まれた空胴状に形成
され、しかも天井部の頂部には前後長手方向に沿
つて細長の排気窓9を開口した燃焼室5と、該燃
焼室5の天井部から左右両側の赤外線透過壁7,
7部までを囲むように配設した左右の熱風路1
0,10とにより形成されている。
前記左右の熱風路10,10の基端側は合流状
態をもつて吸気窓13を介して吸気筒11に接続
されている。この吸気筒11は収容室2内に、前
後長手方向に沿つて横設され、しかも吸気口12
は乾燥機本体1外に開口されると共に吸気筒11
の底部側には長手方向に沿つて細長の吸気窓13
を開口してある。なお燃焼室5の排気窓9と吸気
筒11の吸気窓13とは上下対称位置に設けられ
ている。
14は排気窓9と吸気窓13との間の左右の熱
風路10,10を二分して、一方の風路が夫々排
気窓9に、又他の風路が夫々吸気窓13に接続せ
しめるための仕切案内壁である。
前述の燃焼室5内には赤外線放射面16を夫々
左右の赤外線透過壁7,7に向けた赤外線バーナ
15が立設状に配設されている。
この赤外線バーナ15は内部をガス室18とし
た複数個のガス筐体17………の表面に無数の微
細な噴焔孔19………を開口した赤外線放射面1
6………を夫々張設せしめると共に、前記ガス筐
体17………の底部には燃焼用空気と共に供給し
た燃油をその噴送中に加熱作用で速かに蒸発気化
し、発生した気化ガスを燃焼用空気と撹拌混合し
て混気ガスを起成せしめると共に、この混気ガス
をガス室18内に圧入させるための気化管20,
20が夫々分岐状に接続されている。したがつて
上記の気化管20,20は赤外線放射面16……
…より夫々噴出焔上される燃焼熱気で加熱できる
ようにその一部を赤外線放射面16………上部に
位置せしめると共に気化管20,20の基端側合
流位置には送風機21を接続せしめた送気管20
aの先端を接続せしめると共に気化管20,20
の基端側内部には燃油供給管22を、又送気管2
0a内には燃焼始動用のLPガス管23の先端開
口部を夫々臨ませてある。
24,24は、左右の赤外線透過壁7,7と熱
風路10,10との重合位置の外側に縦設した左
右の乾燥通路であつて、該乾燥通路24,24の
上端は収容室2に、又下端は繰出しロール25,
25を経て下段の取出し室4に夫々接続されてい
る。
前記の乾燥通路24,24の両側面は多孔板等
により形成されると共にその外側は排塵風室2
6,26で覆われており、しかも前記排塵風室2
6,26に一端が接続された排塵風路27,27
の吸気側末端部は一個の吸引排風装置28に接続
されている。
取出し室4の最低位置には搬出スクリユー30
を内架した搬出樋29が水平に配設されると共に
この搬出樋29の搬出側は乾燥機本体1の一側に
付設した循環昇降機31の下部に接続されると共
に循環昇降機31の上部は乾燥機本体1の頂部に
横設した搬入装置32の搬入始端側に接続せしめ
て穀物を循環流動せしめる。
33は燃焼室5の適所に開口した二次空気の吸
気窓である。
34は循環用昇降機31の下部に設けた張込ホ
ツパーであり、35は搬入装置32の搬入始端側
に設けた排出樋である。
なお前述した赤外線バーナ15は適宜の自動点
火装置(図示せず)によつて着火始動させるか、
若しくは循環昇降機31の付設側と反対側の燃焼
室5の側壁を開閉扉式にして、手動着火させても
よい。
次にその作用について説明する。
今、循環昇降機31および搬入装置32を共に
運転させると同時に張込ホツパー34内に穀物を
投入すれば、該穀物は循環昇降機31および搬入
装置32を経て収容室2および左右の乾燥通路2
4,24に充填される。このようにして所定量の
穀物が充填されたら、その供給を停止し、次いで
繰出しロール25,25および搬出スクリユー3
0を回転させると同時に赤外線バーナ15および
吸引排風装置28を運転させる。
上記の赤外線バーナ15の運転に際しては、先
ず送風機21を運転して、燃焼用空気を送気管2
0aより分岐された気化管20,20内へ夫々噴
送すると共にLPガス管23よりLPガスを噴出さ
せて、これを噴送中において燃焼用空気と撹拌混
合し、完全な混気ガスとして気化管20,20よ
り複数のガス筐体17………のガス室18………
内に圧入し、さらに上記混気ガスを無数の微細な
噴焔孔19………より噴気し、着火操作で気化燃
焼せしめ、焔上する燃焼熱気で気化管20,20
を予熱し、気化管20,20内部を気化発生雰囲
気温度に昇温させる。気化管20,20が上記の
ように予熱されたらLPガスの供給を停止し、代
りに燃油供給管22,22より液体燃料を給油す
る。さすれば前記燃油は気化管20,20内を燃
焼用空気と共に噴送される間に蒸発気化されると
共に撹拌混合し、完全な混気ガスとなつてガス室
18………内に圧入された後、無数の噴焔孔19
………より勢いよく噴気され、さきの燃焼焔で着
火し、赤外線放射面16………より赤外線透過壁
7,7に向け赤外線放射熱を照射せしめると同時
に無煙の燃焼熱気を焔上させ、気化管20,20
を予熱しながら排気窓9より出て、仕切案内壁1
4で二分され、夫々左右の熱風路10,10中に
誘導噴出されるものである。したがつて赤外線放
射面16………より赤外線放射熱が照射されてい
る間は気化管20,20が予熱され続けるので、
混気ガスは接続に発生し赤外線放射熱を照射す
る。一方吸引排風装置28の運転により生じた負
圧作用で、外気は吸気口12より吸気筒11内に
吸気された後、吸気窓13より仕切案内壁14に
沿つて二分され、夫々左右の熱風路10,10を
左右の乾燥通路24,24に向け流通される間
に、さきの燃焼熱気と撹拌混合し、適当温度の乾
燥熱風となりながら、乾燥通路24,24を横切
つて排塵風室26,26に出た後、排塵風路2
7,27を流通し、最後に吸引排風装置28で機
外に集中排塵される。
したがつて繰出しロール25,25の繰出し作
用で左右の乾燥通路24,24中を順次堅流下さ
れる穀物は赤外線透過壁7,7を介して照射され
た赤外線放射熱と乾燥熱風とを同時に浴び乾燥さ
れる。
ところで、前述の赤外線放射熱の熱エネルギー
は電磁波の形をとつて穀物に当ると直ちに吸収さ
れ必要な熱に変換される性質を有するので、穀物
が短かい乾燥通路24,24中を堅流下される間
であつても、穀物内部を加熱し、内部の水分を速
かに表面へ向け拡散移行させる作用を促進すると
同始に、穀物表面に向け拡散移行された水分は流
通する乾燥熱風で発散除去される。
したがつて、上述の穀物は赤外線放射熱で積極
的に内部水分の拡散移行を行うと同時に拡散移行
された水分は流通する乾燥熱風で速かに発散除去
されるため、従来乾燥方法の如く乾燥熱風を浴び
て幾分乾燥された穀物を収容室2内において約1
〜2時間放置する調湿作用を行うことなく、穀物
を繰出しロール25,25、搬出スクリユー3
0、循環昇降機31および搬入装置32を介し、
速かに循環流動させても、該穀物を胴割れ現象を
発生させることなく短時間で乾燥させることが可
能となる許りか、乾燥熱風は乾燥通路24,24
を流通する際に赤外線放射熱を浴びて昇温される
ので、より燃費の節約ができる。以上のようにし
て、穀物が乾燥されたら、赤外線バーナ15およ
び吸引排風装置28の運転を止め、乾燥穀物を排
出樋35より機外に排出させればよい。
なお本発明装置は二層タイプについて記載して
あるが、これを直ちに複数層タイプの穀物乾燥装
置として大容量の穀物を乾燥させることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る穀物乾燥装置の一実施例を
示すものであつて、第1図は縦断正面図、第2図
は一部を破断した側面図である。 1…乾燥機本体、2…収容室、3…乾燥室、4
…取出し室、5…燃焼室、7,7…赤外線透過
壁、9…排気窓、10,10…熱風路、24,2
4…乾燥通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾燥機本体内に上段より下段に向け収容室、
    乾燥室および取出し室を順次立体的に重設し、上
    記乾燥室は内部に赤外線バーナを配設し、かつ両
    側を赤外線透過壁とした燃焼室と該燃焼室の外側
    に燃焼室を囲むように配設され、かつ排気窓を経
    て燃焼室と接続した熱風路とにより形成すると共
    に、前記赤外線透過壁と熱風路との重合位置外側
    には、上端が収容室に、又下端が取出し室に接続
    する乾燥通路を夫々設けたことを特徴とする穀物
    乾燥装置。
JP24654783A 1983-12-29 1983-12-29 穀物乾燥装置 Granted JPS60155882A (ja)

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JP24654783A JPS60155882A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 穀物乾燥装置

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JP24654783A JPS60155882A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 穀物乾燥装置

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JPS60155882A JPS60155882A (ja) 1985-08-15
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JPH0333778U (ja) * 1989-08-07 1991-04-03

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62141486A (ja) * 1985-12-16 1987-06-24 株式会社 八光電機製作所 胴割れのない籾ごめの乾燥方法とその装置
JP2513078Y2 (ja) * 1992-08-18 1996-10-02 株式会社八光電機製作所 胴割れのない籾米の乾燥装置

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