JPH0716528A - 塗装乾燥装置 - Google Patents

塗装乾燥装置

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Publication number
JPH0716528A
JPH0716528A JP16185093A JP16185093A JPH0716528A JP H0716528 A JPH0716528 A JP H0716528A JP 16185093 A JP16185093 A JP 16185093A JP 16185093 A JP16185093 A JP 16185093A JP H0716528 A JPH0716528 A JP H0716528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace system
main furnace
passage
furnace body
burner
Prior art date
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Pending
Application number
JP16185093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kobayashi
裕 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP16185093A priority Critical patent/JPH0716528A/ja
Publication of JPH0716528A publication Critical patent/JPH0716528A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒュームによる外部雰囲気の汚損を防止するこ
と。 【構成】本発明に係る塗装乾燥装置では、炉本体10の
開口10a部分に、ヒュームフィルタ22を介して該炉
本体10の内部のエアをバーナ13に送給する副排気通
路20を接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風発生手段から供給
される熱風を炉本体の内部に導入し、該炉本体の内部に
おいて被塗装体に塗布された塗料を加熱硬化するように
した塗装乾燥装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の塗装乾燥装置を概念的
に示したものである。この塗装乾燥装置では、炉本体R
にバーナBが接続されており、該バーナBから供給され
る燃焼ガスを外気導入通路Oから供給される外気と共に
供給通路Kを介して炉本体Rの内部に導入することによ
り、該炉本体Rの内部において被塗装体(図示せず)に
塗布された塗料を加熱硬化させるようにしている。炉本
体Rの内部に導入された燃焼ガスおよび外気は、その大
部分が返却通路Hを介して上記バーナBに返却され、再
び燃焼に供される。また上記燃焼ガスおよび外気の一部
は、脱臭炉Dで適宜脱臭処理された後、排気通路Eを介
して順次屋外へ排出される。なお、図中の符号Fは、通
路中に介在されたブロワ、符号Iは、上記バーナBの外
気吸入通路をそれぞれ示している。また図中の符号P
は、起動時において炉本体Rの内部に残留する可燃性ガ
スを外部へ排出するためのプレパージ通路であり、ダン
パーVを介して上記脱臭炉Dに至る排気通路Eに接続さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被塗装体に
塗布された塗料を加熱硬化させる塗装乾燥装置では、そ
の稼働中において炉本体Rの内部に導入された熱風と被
塗装体に塗布された塗料との作用により、該炉本体Rの
内部にヒュームが発生する。
【0004】一般に、上記のような塗装乾燥装置にあっ
ては、炉本体Rの内部へ被塗装体を出入りさせるために
該炉本体Rに開口ROが形成されているため、この開口
ROを介して上記炉本体Rの内部で発生したヒュームが
外部に漏出する虞れがある。上述したヒューム、特に、
電着塗料を加熱硬化した場合に発生するヒュームは、そ
の臭気が強いため、上記炉本体Rの周囲雰囲気や屋外雰
囲気の汚損を招来することになる。
【0005】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、ヒュ
ームによる雰囲気の汚損を防止することのできる塗装乾
燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗装乾燥装
置では、熱風発生手段から供給される熱風を炉本体の内
部に導入し、該炉本体の内部において被塗装体に塗布さ
れた塗料を加熱硬化するようにした塗装乾燥装置におい
て、上記炉本体における被塗装体の出入口部分に、該炉
本体の内部のエアを排気処理手段に送給する送気手段を
設けている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、炉本体の出入口部分に到達
したヒュームが送気手段を介して排気処理手段に送給さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明に係る塗装乾燥装置
の第1実施例を概念的に示したものである。ここで例示
する塗装乾燥装置は、山型状に構成された炉本体10に
唯一の開口10aを有し、この開口10aを介して上記
炉本体10の内部に被塗装体(図示せず)を出し入れす
るUターンタイプのもので、該炉本体10に熱風循環通
路11と排気通路12とを備えている。
【0009】熱風循環通路11は、その始端が上記炉本
体10の奥方に接続され、かつその中間部に順次バーナ
13および第1ブロワ14を備えるとともに、これらバ
ーナ13および第1ブロワ14間に外気導入通路15を
備えており、その終端を介して上記炉本体10の手前側
に接続されている。
【0010】排気通路12は、その始端が上記炉本体1
0の最奥壁上部に接続され、かつその中間部に順次第2
ブロワ16、脱臭炉17および第3ブロワ18を備える
とともに、これら第2ブロワ16および脱臭炉17間に
プレパージ通路19を備えており、その終端が屋外に開
口されている。
【0011】さらに、上記塗装乾燥装置は、上記炉本体
10に副排気通路20を備えている。副排気通路20
は、その始端が炉本体10おける開口10aの近傍に位
置する部位において該炉本体10の内部に連通され、か
つその中間部に第4ブロワ21およびヒュームフィルタ
22を備えており、その終端を介して上記バーナ13の
外気吸入通路23に接続されている。
【0012】なお、図中の符号24は、上記外気導入通
路15および上記プレパージ通路19中に配設されたプ
レパージダンパーである。
【0013】上記のように構成された塗装乾燥装置で
は、起動に先だって、まず上記プレパージ通路19中の
プレパージダンパー24が開成されるとともに、上記第
2ブロワ16が駆動され、上記炉本体10の内部に残留
する可燃性ガスが上記プレパージ通路19を介して外部
へ排出されることになる。
【0014】上記炉本体10の内部から可燃性ガスが排
出されると、次いで上記プレパージダンパー24が閉塞
された後、上記バーナ13が点火されるとともに、上記
第1、第3および第4ブロワ14,18,21がそれぞ
れ駆動され、上記塗装乾燥装置が起動状態となる。
【0015】この起動状態においては、バーナ13で発
生した高温の燃焼ガスが、ダンパー25を介して外気導
入通路15から供給される適量の外気と共に炉本体10
の内部に継続的に導入され、該炉本体10の内部が所定
の高温状態に保持されるため、その開口10aから炉本
体10の内部に被塗装体(図示せず)を搬入すれば、該
被塗装体(図示せず)に塗布された塗料が加熱硬化され
ることになる。
【0016】この間、上記炉本体10の内部雰囲気は、
その大部分が熱風循環通路11を介してバーナ13に返
却され、該バーナ13によって燃焼に供されるととも
に、そのうちの一部が排気通路12を介して炉本体10
の外部に導出され、脱臭炉17で適宜脱臭処理された後
に屋外へ排出されている。また、炉本体10の開口10
a部分においては、その内部雰囲気が副排気通路20を
介して該炉本体10の外部に導出され、ヒュームフィル
タ22および外気吸入通路23を介してバーナ13に返
却されている。
【0017】したがって、上記塗装乾燥装置によれば、
その起動中に炉本体10の内部で発生するヒュームが、
熱風循環通路11を通過することによってバーナ13で
燃焼され、また排出通路12を通過することによって脱
臭炉17で脱臭処理され、さらに副排気通路20を通過
することによってヒュームフィルタ22で凝固成分が除
去された後、さらにバーナ13で燃焼されることにな
り、該ヒュームが未処理のまま直接炉本体10の周囲や
屋外へ漏出されることがないため、このヒュームによる
雰囲気の汚損が発生することがない。
【0018】なお、上記被塗装体(図示せず)の塗料が
加熱硬化されると、該被塗装体(図示せず)が上記開口
10aを介して炉本体10の外部に搬出され、しかる
後、上記開口10aを介して新たな被塗装体(図示せ
ず)が炉本体10の内部に搬入されることになる。
【0019】図2は、本発明に係る塗装乾燥装置の第2
実施例を概念的に示したものである。ここで例示する塗
装乾燥装置は、山型状に構成された炉本体30の一端
(図2中の左方側)に入口用開口30aを有するととも
に、その他端(図2中の右方側)に出口用開口30bを
有し、これら開口30a,30bを介して上記炉本体3
0の内部に被塗装体(図示せず)を出し入れする直線タ
イプのもので、上記炉本体30の中央部一端側に間接加
熱用熱風循環通路31を備え、かつ該炉本体30の中央
部他端側に直接加熱用熱風循環通路32を備えている。
【0020】間接加熱用熱風循環通路31は、その始端
が上記炉本体30の内部に配設された輻射パネル33の
排出口33aに接続され、かつその中間部に順次輻射第
1チャンバー34、第1循環ブロワ35、第1バーナ3
6および輻射第2チャンバー37を備えており、その終
端を介して上記輻射パネル33の吸入口33bに接続さ
れている。
【0021】直接加熱用熱風循環通路32は、その始端
が上記炉本体30の内部上方域に配設されたリターンダ
クト38に接続され、かつその中間部に順次フィルタ3
9、第2バーナ40および第2循環ブロワ41を備えて
おり、その終端を介して上記炉本体30の内部下方域に
配設された送気ダクト42に接続されている。
【0022】さらに、上記塗装乾燥装置は、上記炉本体
30に一対の副排気通路43,44を備えている。これ
ら副排気通路43,44は、それぞれの始端が炉本体3
0おける開口30a,30bの近傍に位置する部位にお
いて該炉本体30の内部に連通され、かつそれぞれの中
間部に排気ダンパー45,46、排気ブロワ47,48
およびヒュームフィルタ49,50を備えており、その
終端を介して上記第1および第2バーナ36,40の外
気吸入通路51,52に接続されている。
【0023】なお、図中の符号53は、第2循環ブロワ
41と送気ダクト42との間から分岐されたエアジェッ
ト通路であり、エアジェットブロワ54およびフィルタ
55を介してその終端が炉本体30の内部に配設された
エアジェットダクト56に接続されている。また、図中
の符号57,58は、輻射パネル33および送気ダクト
42から熱風が供給されるヒートパネルであり、炉本体
30の内部における各傾斜部分の上方域に配設されてい
る。さらに図中の符号59,60は、それぞれ各バーナ
36,40の燃料供給通路61,62に配設されたガス
供給バルブ63,64の開度を調整することにより、炉
本体30の内部の温度をコントロールする温度コントロ
ーラである。
【0024】上記のように構成された塗装乾燥装置で
は、図示していない起動スイッチがONされると、上記
第1および第2バーナ36,40がそれぞれ点火される
とともに、第1循環ブロワ35、第2循環ブロワ41、
エアジェットブロワ54、排気ブロワ47,48および
各バーナ36,40の外気吸入通路51,52に配設さ
れた吸気ブロワ65,66がそれぞれ駆動され、これら
第1および第2バーナ36,40で発生した高温の燃焼
ガスが、それぞれ炉本体30の内部に配設された輻射パ
ネル33およびヒートパネル57,58に継続的に供給
されるとともに、送気ダクト42およびエアジェットダ
クト56を介して炉本体30の内部に継続的に導入され
る。
【0025】この状態においては、上記輻射パネル33
およびヒートパネル57,58からの輻射熱および導入
された燃焼ガスによって炉本体30の内部が所定の高温
状態に保持されるため、その開口30a,30bを介し
て炉本体30の内部に順次被塗装体(図示せず)を通過
させれば、該被塗装体(図示せず)に塗布された塗料が
加熱硬化されることになる。
【0026】この間、上記炉本体30の内部雰囲気は、
その大部分がリターンダクト38から吸引された後直接
加熱用熱風循環通路32を介して第2バーナ40に返却
され、該第2バーナ40によって燃焼に供されるととも
に、その開口30a,30b部分の内部雰囲気が一対の
副排気通路43,44を介して該炉本体30の外部に導
出され、排気ダンパー45,46、排気ブロワ47,4
8、ヒュームフィルタ49,50および外気吸入通路5
1,52を介してそれぞれ第1および第2バーナ36,
40に返却されている。
【0027】したがって、上記塗装乾燥装置によれば、
その起動中に炉本体30の内部で発生するヒュームが、
直接加熱用熱風循環通路32を通過することによって第
2バーナ40で燃焼され、また副排気通路43,44を
通過することによってヒュームフィルタ49,50で凝
固成分が除去された後、さらに第1および第2バーナ3
6,40でそれぞれ燃焼されることになり、該ヒューム
が未処理のまま直接炉本体30の周囲や屋外へ漏出され
ることがないため、このヒュームによる雰囲気の汚損が
発生することがない。
【0028】なお、上記第1および第2実施例では、い
ずれも山型状の炉本体を備える塗装乾燥装置を例示して
いるが、本発明ではこれに限定されない。
【0029】また、上記第1および第2実施例では、い
ずれも炉本体の出入口部分に到達した内部雰囲気をバー
ナへ送給するようにしているが、脱臭炉等、その他の排
気処理手段に送給するようにしても構わない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る塗装
乾燥装置によれば、炉本体の出入口部分に到達したヒュ
ームが送気手段を介して排気処理手段に送給されるた
め、このヒュームによる外部雰囲気の汚損を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装乾燥装置の第1実施例を概念
的に示した図。
【図2】本発明に係る塗装乾燥装置の第2実施例を概念
的に示した図。
【図3】従来の塗装乾燥装置を概念的に示した図。
【符号の説明】
10,30…炉本体 13,36,40…バーナ 20,43,44…副排気通路 22,49,50…ヒュームフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風発生手段から供給される熱風を炉本
    体の内部に導入し、該炉本体の内部において被塗装体に
    塗布された塗料を加熱硬化するようにした塗装乾燥装置
    において、 上記炉本体における被塗装体の出入口部分に、該炉本体
    の内部のエアを排気処理手段に送給する送気手段を設け
    たことを特徴とする塗装乾燥装置。
  2. 【請求項2】 上記送気手段は、フィルタを介して上記
    熱風発生手段のバーナにエアを送給するものであること
    を特徴とする請求項1記載の塗装乾燥装置。
JP16185093A 1993-06-30 1993-06-30 塗装乾燥装置 Pending JPH0716528A (ja)

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JP16185093A JPH0716528A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 塗装乾燥装置

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JP16185093A JPH0716528A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 塗装乾燥装置

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JPH0716528A true JPH0716528A (ja) 1995-01-20

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ID=15743136

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JP16185093A Pending JPH0716528A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 塗装乾燥装置

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JP (1) JPH0716528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6796809B2 (en) 2002-05-24 2004-09-28 The Furukawa Electric Co., Ltd. Electrical junction box
KR100503635B1 (ko) * 1997-12-31 2005-10-14 주식회사 케이씨씨 보조건조기를 이용한 자동차의 도료건조장치

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KR100503635B1 (ko) * 1997-12-31 2005-10-14 주식회사 케이씨씨 보조건조기를 이용한 자동차의 도료건조장치
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