JP3629024B2 - 生ごみ処理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、工場、飲食店、ホテル、一般家庭等から出る生ごみを加熱乾燥処理して減量化を計る生ごみ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生ごみを加熱乾燥処理する生ごみ処理機としては、電気ヒータの温風で乾燥釜上部から生ごみの表面を加熱する方式や、ガスまたは灯油等の液体燃料をバーナで燃焼させ、その燃焼熱と熱交換して得られる温風で乾燥釜上部から生ごみの表面を乾燥させる方式がある。しかし、前述の乾燥釜上部より温風で生ごみの表面を加熱するものは、生ごみの表面は加熱されやすいが、乾燥釜底部に接する生ごみには温風の熱が伝わり難くいため生ごみへの熱伝導効率が悪くなり、乾燥処理時間が長くなるという問題があった。
【0003】
そこで、乾燥釜上部より温風で生ごみの表面を加熱すると同時に乾燥釜底部を直接加熱する方式を併用する生ごみ処理機も知られている。これらの生ごみ処理機では乾燥釜上部と底部に電気ヒータを用いた電気ヒータ方式(例えば、特許文献1参照)や、灯油等の液体燃料の燃焼熱と熱交換して得られた温風で乾燥釜上部より生ごみの表面を加熱すると同時に、乾燥釜底部に燃焼排ガスの一部を導いて加熱する灯油焚き温風加熱方式(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−156324号公報
【特許文献2】
特開平09−145253号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、乾燥釜上部と底部を同時に加熱する方式の場合、例えば電気ヒータ方式の場合には電気ヒータの通電制御により乾燥釜上部からの温風温度や乾燥釜底部温度を制御しやすいという利点があるが、加熱手段に電気ヒータを使用しているため、乾燥処理するためのランニングコストが高いという欠点がある。さらに、乾燥釜底部は1つの電気ヒータを用いて直接加熱しているため、電気ヒータを取り付けた乾燥釜底部の上方と下方における温度分布を均一にすることが難しいという問題がある。
【0006】
一方、灯油焚き温風加熱方式の場合には、灯油を燃焼させた燃焼熱を利用しているため、灯油のランニングコストが低いという利点はあるが、乾燥釜上部からの温風温度や乾燥釜底部温度を細かく制御することが難しいため、生ごみの焦げ付きが発生しやすく乾燥状態を均一化することが難しいという欠点がある。特に、乾燥釜の底部温度が100℃以上になると生ごみが焦げ付き易くなるため、100℃以下に抑えようとすると乾燥釜底部の燃焼排ガス通路で結露が発生しやすくなったり、さらに燃焼排ガスが外部に漏れないように装置の気密性を高めなければならないという問題がある。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためのもので、生ごみ処理機のランニングコストを低減できると同時に乾燥処理時間を短縮し、生ごみの焦げ付きをなくして乾燥状態を均一化できる生ごみ処理機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、生ごみを入れる乾燥釜と、前記乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱する温風加熱手段と、発熱部を複数に分割しこの発熱部に通電することにより前記乾燥釜底部近傍を直接加熱する直接加熱手段と、前記乾燥釜の最底部より所定の高さに設けられた釜側面温度センサとを備え、乾燥運転開始後、発熱部を複数に分割した直接加熱手段のうち乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段と乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を一定制御温度で制御するとともに、前記釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、前記上部直接加熱手段の制御温度を前記一定制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することにより、乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御することができるとともに、上部直接加熱手段の取付部の温度上昇を抑えることができるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、生ごみを入れる乾燥釜と、前記乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱する温風加熱手段と、発熱部を複数に分割しこの発熱部に通電することにより前記乾燥釜底部近傍を直接加熱する直接加熱手段と、前記乾燥釜の最底部より所定の高さに設けられた釜側面温度センサとを備え、乾燥運転開始後、発熱部を複数に分割した直接加熱手段の乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段を第1制御温度で制御し、乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を前記第1制御温度より高い第2制御温度で制御するとともに、前記釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、前記上部直接加熱手段の制御温度を前記第1制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することにより、乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御することができるとともに、上部直接加熱手段の取付部の温度上昇を抑えることができるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0010】
請求項3記載の発明は、温風加熱手段は燃料の燃焼熱を利用することにより、燃料と電気を併用することになり生ごみ処理機のランニングコストを低減できると同時に乾燥処理時間を短縮できる。
【0011】
請求項4記載の発明は、直接加熱手段を面状電気ヒータとすることで、乾燥釜底部近傍に簡単に取り付けることができるともに、乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御できるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0012】
請求項5記載の発明は、釜側面温度センサを乾燥釜に最大乾燥処理量の生ごみを投入した場合に、生ごみの上面位置より低い位置に設けることで、生ごみの乾燥処理状態に対応して乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御できるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
【0014】
(実施例1)図1,図2より、1は生ごみを乾燥する乾燥釜、2は生ごみを乾燥するために必要な燃焼熱を生成するバーナ部、3は乾燥釜1から排出される臭気成分をバーナ部2の燃焼火炎にて加熱分解する臭い空気燃焼室である。4はバーナ部2の燃焼熱により活性化し臭気成分を酸化分解する脱臭触媒であり、この脱臭触媒4の下流に直交熱交換器5を配設し、その下流に排気筒6を連通している。
【0015】
7は臭い空気燃焼室3と脱臭触媒4と直交熱交換器5を囲むように臭い空気燃焼室3の底部から延設させた箱体であって、臭い空気燃焼室3と脱臭触媒4と直交熱交換器5の周囲に空気の通路となる空隙を形成するように設けられており、箱体7には内部の臭い空気燃焼室3と脱臭触媒4の間に仕切板8を有している。また、乾燥釜1には上部に開閉自在の投入蓋9を有する他、温風吹出口ダクト10、循環空気吸入口11、臭い空気排出口12を有し、乾燥釜1の内部温度を検知する内部温度センサ13、及び釜側面センサ14と外部より空気を導入するための新気流入口15の各々を有している。
【0016】
ここで、前記内部温度センサ13は乾燥釜上部の内部温度を検出するものであるが、前記釜側面温度センサ14は生ごみの温度を検出するために、図3に示すように乾燥釜1に最大乾燥処理量の生ごみを投入した場合に、生ごみの上面位置より低い位置に取り付けられている。これは、生ごみの乾燥処理過程において出来る限り生ごみの温度を検知して、この検知温度をもとに後述する面状電気ヒータ16により乾燥釜1底部近傍の温度を細かく制御するためである。
【0017】
さらに、循環空気吸入口11の外側には循環ファン17を配設し、この循環ファン17を介して循環空気吸入口11と循環ダクト18を連通するとともに循環ダクト18は箱体7と連通している。つまり、循環空気吸入口11、循環ファン17、循環ダクト18、箱体7、直交熱交換器5、温風吹出口ダクト10から構成された温風加熱手段19が乾燥釜1に連通して空気循環経路を構成している。
【0018】
20は乾燥釜1から臭い空気を吸引し臭い空気燃焼室3へ送風する臭い空気吸引ファン21と臭い空気燃焼室3を連通する臭い空気ダクト22からなる臭い空気吸引手段である。また、乾燥釜1底部には生ごみを撹拌する撹拌手段23が内設され、外部に撹拌手段23を駆動する撹拌駆動手段24を配設しており、25は乾燥処理した生ごみを排出する排出部である。
【0019】
さらに、図1に示すように乾燥釜1底部外壁には発熱部26を3つに分割し、この発熱部26に通電することにより乾燥釜1底部近傍を加熱する直接加熱手段としての面状電気ヒータ16が取り付けられている。この面状電気ヒータ16は発熱部26のまわりをシリコーン樹脂でコーテイングして面状に成形したもので、図4に示すように発熱部26を乾燥釜1上方に位置する上部直接加熱手段としての2つの上部ヒータ27と乾燥釜1下方に位置する下部直接加熱手段としての下部ヒータ28と3つに分割されており、2つの上部ヒータ27と1つの下部ヒータ28は別々に通電制御するようにしている。
【0020】
バーナ部2は図5に示すように、燃焼ファン29、バーナ30、バーナ30に燃料の気化ガスを噴出供給する気化器31からなっている。また、バーナ30の下流には二次空気噴出用の二次空気孔32を多数穿設した二次空気噴出板33が火口34の両側に対向立設し、さらに、臭い空気燃焼室3は臭い空気ダクト22と連通する周縁通路35を外方に備えた二重構造をなし、その内外は対向壁面に多数穿設された臭い空気噴出孔36を介して連通している。
【0021】
次に上記構成における動作を説明する。投入蓋9を開けて生ごみを投入し運転操作を行うと、気化器31を予熱する等の燃焼準備に入る。予熱が完了すると、図示しない送油ポンプが始動して気化器31に灯油が流入し、加熱気化した気化ガスがバーナ30に噴出する。その一方で燃焼ファン29も低回転で始動し一次空気がバーナ30に流入する。
【0022】
よって、気化ガスと一次空気の予混合気が火口34より噴出し、図示しない着火装置により着火し燃焼開始となる。さらに燃焼火炎に二次空気噴出板33から二次空気が強制的に供給されて完全燃焼する。そして、この燃焼排ガスの燃焼熱は、臭い空気燃焼室3、脱臭触媒4、直交熱交換器5を加熱した後、排気筒6より外部に排気される。
【0023】
また、燃焼開始と相前後して撹拌駆動手段24により撹拌手段23が回転し、生ごみを粉砕・撹拌して表面積を大きくすることで乾燥効率を高め、撹拌・粉砕時において、撹拌駆動手段24は正逆回転することで、乾燥釜1内で生ごみが片寄らないようにしている。
【0024】
さらに、燃焼開始とほぼ同時に循環ファン17が始動すると、乾燥釜1内の空気は循環空気吸入口11より循環ダクト18に流入して箱体7に送られ、箱体7内の空隙を通り直交熱交換器5に流入する。そして、直交熱交換器5を通過する間に燃焼排ガスの燃焼熱と熱交換して温風となり、温風吹出口ダクト10より乾燥釜1に入り、粉砕・撹拌されて表面積の拡大した生ごみを効率よく乾燥することになる。
【0025】
一方、臭い空気吸引ファン21が強制的に乾燥釜1内部の臭い空気を臭い空気排出口12を介して吸引することから、乾燥釜1内部は負圧となり、乾燥釜1の新気流入口15から外部の空気が導入され、生ごみより水蒸気を奪い高湿の臭い空気となる。そして、臭い空気吸引ファン21の吸引により臭い空気ダクト22を通って臭い空気燃焼室3に噴出された臭い空気の臭気成分は、バーナ部2の燃焼火炎によって加熱分解される。さらに、臭い空気燃焼室3で加熱分解されずに残った臭気成分は、臭い空気燃焼室3下流の脱臭触媒4に流入し完全に酸化分解されることになる。
【0026】
また、バーナ部2での燃焼開始と同時に乾燥釜1底部近傍に取り付けられている面状電気ヒータ16の上部ヒータ27と下部ヒータ28の発熱部26にも通電が開始され、図6に示すように乾燥釜1底部近傍の上部ヒータ27と下部ヒータ28の制御温度を一定制御温度で制御して、乾燥処理中は生ごみの焦げ付きが発生しないように乾燥釜1底部近傍の温度を100℃以下にしている。
【0027】
そして、生ごみの乾燥が進み乾燥釜1内部の水分が残り少なくなると、乾燥釜1上方より徐々に温度が上昇し、乾燥釜1内に設けられた釜側面温度センサ14の検知温度が所定温度に達したなら、上部ヒータ27への通電を制御して前記一定制御温度より低い制御温度に下げることにより乾燥釜1上部付近の温度上昇を防止するようにしている。つまり、上部ヒータ27の取付部の温度が下部ヒータ28の取付部より早く温度上昇するため、上部ヒータ27の制御温度のみ下げることにより、上部ヒータ27の取付部の生ごみが焦げ付くことを防止することができ生ごみの乾燥状態を均一化できるのである。なお、本実施例1では上部ヒータ27の制御温度を下げているが、通電を停止しても構わない。要は上部ヒータ27の温度を早く下げることができれば良いのである。
【0028】
そして、生ごみの乾燥処理が進み乾燥釜1内に設けた内部温度センサ13が所定温度を検出すると生ごみの乾燥完了と判断し、上部ヒータ27と下部ヒータ28への通電を完全に停止するとともにバーナ30の燃焼火力を下げ所定時間運転した後バーナ30を消火する。この後循環ファン17、臭い空気吸引ファン21及び撹拌手段23を所定時間運転させ乾燥釜1及び乾燥ごみを冷却し生ごみの乾燥処理を完了する。そして乾燥ごみを排出部25に排出して全ての運転が終了する。
【0029】
(実施例2)次に、本発明の第2の実施例について図7を用いて説明する。なお、第1の実施例と制御方法が異なるのみであるため、同一構成部品については同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
【0030】
図7において、バーナ部2での燃焼開始と同時に乾燥釜1底部近傍に取り付けられている面状電気ヒータ16の上部ヒータ27と下部ヒータ28の発熱部26にも通電が開始されるが、上部ヒータ27の制御温度は第1制御温度(120℃)とし下部ヒータ28の制御温度を上部ヒータ27の第1制御温度より高い第2制御温度になるよう別々に通電制御して、乾燥処理中は生ごみの焦げ付きが発生しないように乾燥釜1底部近傍の温度を100℃以下とするようにしている。
【0031】
そして、生ごみの乾燥が進み乾燥釜1内部の水分が残り少なくなると、乾燥釜1上方より徐々に温度が上昇し、乾燥釜1内に設けられた釜側面センサ14の検知温度が所定温度に達したなら、上部ヒータ27への通電を制御して第1制御温度以下の制御温度にすることにより乾燥釜1上部付近の温度上昇を防止するようにしている。つまり、上部ヒータ27の取付部の温度が下部ヒータ28の取付部より早く温度上昇するため、上部ヒータ27の制御温度のみ下げることにより、上部ヒータ27の取付部の生ごみが焦げ付くことを防止することができ生ごみの乾燥状態を均一化できるのである。また、本実施例2では上部ヒータ27の制御温度を第1制御温度より下げているが、通電を停止しても構わない。要は上部ヒータ27の温度を早く下げることができれば良いのである。
【0032】
なお、本発明の実施例1及び実施例2では面状電気ヒータ16の発熱部26を3つに分割しているがこれに限定されるものではなく、さらに発熱部26の形状についても本実施例に限定されるものではない。また、面状電気ヒータ16を乾燥釜1底部の外壁に取り付けているが、乾燥釜1底部近傍に一体的に埋め込んだ構成としても良い。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の請求項1記載の発明によれば、温風加熱手段により乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱し、乾燥釜底部近傍に取り付けられ発熱部を複数に分割した直接加熱手段のうち乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段と乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を一定制御温度で制御するとともに、釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、上部直接加熱手段の制御温度を一定制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することで、乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御することができるとともに、上部直接加熱手段の取付部の温度上昇を抑えることができるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0034】
また、本発明の請求項2記載の発明によれば、温風加熱手段により乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱し、乾燥釜底部近傍に取り付けられ発熱部を複数に分割した直接加熱手段のうち乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段を第1制御温度で制御し、乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を第1制御温度より高い第2制御温度で制御するとともに、釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、上部直接加熱手段の制御温度を第1制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することで、乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御することができるとともに、上部直接加熱手段の取付部の温度上昇を抑えることができるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0035】
また、本発明の請求項3記載の発明によれば、温風加熱手段は燃料の燃焼熱を利用することにより、燃料と電気を併用することになり生ごみ処理機のランニングコストを低減できると同時に乾燥処理時間を短縮できる。
【0036】
また、本発明の請求項4記載の発明によれば、直接加熱手段を面状電気ヒータとすることで、乾燥釜底部近傍に簡単に取り付けることができるともに、乾燥釜底部近傍の温度を細かく制御できるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【0037】
また、本発明の請求項5記載の発明によれば、釜側面温度センサを乾燥釜に最大乾燥処理量の生ごみを投入した場合に、生ごみの上面位置より低い位置に設けることで、生ごみの乾燥処理状態に対応して乾燥釜底部近傍の温度を釜側面温度センサの検知温度をもとに細かく制御できるため、生ごみの焦げ付きがなくなり乾燥状態を均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である生ごみ処理機の側面の構成図である。
【図2】本発明の実施例である生ごみ処理機の正面の構成図である。
【図3】本発明の実施例の釜側面温度センサ取付位置の構成図である。
【図4】本発明の実施例の発熱部を3つに分割した面状電気ヒータの構成図である。
【図5】本発明の実施例のバーナ部、臭い燃焼室、脱臭触媒、直交熱交換器の構成図である。
【図6】本発明の実施例1の面状電気ヒータの制御方法を説明するチャート図である。
【図7】本発明の実施例2の面状電気ヒータの制御方法を説明するチャート図である。
【符号の説明】
1 乾燥釜
14 釜側面温度センサ
16 面状電気ヒータ(直接加熱手段)
19 温風加熱手段
26 発熱部
27 上部ヒータ(上部直接加熱手段)
28 下部ヒータ(下部直接加熱手段)

Claims (5)

  1. 生ごみを入れる乾燥釜と、前記乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱する温風加熱手段と、発熱部を複数に分割しこの発熱部に通電することにより前記乾燥釜底部近傍を直接加熱する直接加熱手段と、前記乾燥釜の最底部より所定の高さに設けられた釜側面温度センサとを備え、乾燥運転開始後、発熱部を複数に分割した直接加熱手段のうち乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段と乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を一定制御温度で制御するとともに、前記釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、前記上部直接加熱手段の制御温度を前記一定制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することを特徴とする生ごみ処理機。
  2. 生ごみを入れる乾燥釜と、前記乾燥釜内の生ごみの上部を温風加熱する温風加熱手段と、発熱部を複数に分割しこの発熱部に通電することにより前記乾燥釜底部近傍を直接加熱する直接加熱手段と、前記乾燥釜の最底部より所定の高さに設けられた釜側面温度センサとを備え、乾燥運転開始後、発熱部を複数に分割した直接加熱手段の乾燥釜上方に位置する上部直接加熱手段を第1制御温度で制御し、乾燥釜下方に位置する下部直接加熱手段を前記第1制御温度より高い第2制御温度で制御するとともに、前記釜側面温度センサの検知温度が所定温度に達したなら、前記上部直接加熱手段の制御温度を前記第1制御温度以下になるよう通電するか、または通電を停止することを特徴とする生ごみ処理機。
  3. 温風加熱手段は、燃料の燃焼熱を利用することを特徴とする請求項1または請求項2記載の生ごみ処理機。
  4. 直接加熱手段は、面状電気ヒータであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の生ごみ処理機。
  5. 釜側面温度センサは、乾燥釜に最大乾燥処理量の生ごみを投入した場合に、生ごみの上面位置より低い位置に設けることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の生ごみ処理機。
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