JPS6335567A - 2−ベンゾチアゾ−ルアミン類の製造方法 - Google Patents

2−ベンゾチアゾ−ルアミン類の製造方法

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JPS6335567A
JPS6335567A JP61177582A JP17758286A JPS6335567A JP S6335567 A JPS6335567 A JP S6335567A JP 61177582 A JP61177582 A JP 61177582A JP 17758286 A JP17758286 A JP 17758286A JP S6335567 A JPS6335567 A JP S6335567A
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JP
Japan
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compound
formula
group
catalyst
reaction
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JP61177582A
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English (en)
Inventor
Kentaro Takagi
高木 謙太郎
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は式 (式中、Rは低級アルキル基、低級/\ロゲン化アルキ
ル基、ハロゲン原子又は水素原子、R1,R2は同種又
は異種の低級アルキル基、フェニル基又は水素原子を示
す)で表わされる2−ベンゾチアゾールアミン類の新規
な製造方法に関するものである。この化合物は医薬、農
薬、染料、酸化防止剤、樹脂安定剤等の原料として産業
上利用価値のある有用なものである。
[従来の技術] 従来、2−ベンゾチアゾールアミン類を製造する方法は
既に幾つかの方法が知られている。
例えばアニリン置換体に硫酸とロダンナトリウムを作用
させ、チオ尿素誘導体を生成し、これを酸化して2−ア
ミノ6−メチル1.3−ベンゾチアゾール(収率84〜
67%)を得る方法[シー・エフ・アレン、ジェイ・ヴ
アン・アラン、「オルガ−”−7り シンセスイスJ 
 (C,F、 A11en、 J、 VanAllan
、”Organic 5ynthesis”)第3巻7
8頁(1955年)]が報告されている。
また、アニリン置換体にロダンナトリウムと臭素を、或
は第二ロダン銅を作用させ芳香族アミンのロダン誘導体
を生成し、次いで閉環して2−アミン 6.8−ジメチ
ル1.3−ベンゾチアゾール(収率70〜73%)を得
る方法[アール・キュー・ヴル−スター、エフ・ビー・
ダインス、「ジャーナル オプ アメリカン ケミカル
 ソサイヤティ −J   (R,Q、Brewgte
r、   F、B、Daing、    “ Jour
nal   ofAmer、 Chew、 Sac、”
)第58巻 1384頁(1936年月が知られている
さらに、濃塩酸の存在下に過剰の1.4−ベンゾキノン
類とチオ尿素を反応させて2−アミノ1.3−ベンゾチ
アゾール誘導体(収率37〜92%)を得る方法[ビー
・ティ・ニス・ロウ、ティー・イー・ゴオムプフ、「ジ
ャーナル オブ オルガニック ケミストリーJ  (
P、T、S、Lau、丁、E。
Gompf  、  “Journal  of  O
rganic  Ghemistr7” )第35巻4
103頁(1970年)]が知られている。
しかしながら、これらの従来の方法はいずれも収率が低
い欠点を有していた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者は、この様な従来の技術に鑑みて研究を行った
結果、1,2−アミノヨードベンゼン類とチオ尿素化合
物との反応に於いて、触媒として遷移金属錯体を用いる
ことによって、反応が温和な条件で容易に進行し、S−
フェニル−インチウロニウム塩を経由して2−ベンゾチ
アゾールアミン類を高収率で生成することを見出し本発
明の完成に至ったものである。
[問題点を解決するための手段] 即ち1本発明は 式 (式中、Rは低級アルキル基、低級ハロゲン化アルキル
基、ハロゲン原子又は水素原子を示す)で表わされる1
、2−7ミノヨードベンゼン類と式 (式中、R1,R2,R3およびR4は同種又は異種の
低級アルキル基、フェニル基又は水素原子を示す)で表
わされるチオ尿素化合物を、遷移金属錯体の存在下で反
応させることを特徴とする 式 (式中、R,R1,R2は前記意義を示す)で表わされ
る2−ベンゾチアゾールアミン類の製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係わる2−ベンゾチアゾールアミン類の製造方
法を反応式で表わすと次の通りである。
(II)    (m)        (IV)本発
明は上記の式(A)で示される反応により、1.2−ア
ミンヨードベンゼン類とチオ尿素化合物を触媒として遷
移金属請体の存在下で溶媒中で反応せしめて、 式 (式中、R、R1,R7,R3およびR4は前記意義を
示す)で表わされるS−フェニル−イソ−チウロニウム
塩を経由して2−ベンゾチアゾールアミン類を生成する
新規な製造方法である。
上記の式(A)の反応式から明らかな通り、本発明は原
料系の1,2−アミノヨードベンゼン類とチオ尿素化合
物の量を一定の割合に特定することにより反応を行うこ
とが望ましく、その割合をモル比で示すと、1.2−ア
ミノヨードベンゼン類1モル当り、チオ尿素化合物を1
.0〜3.0モル、好ましくは1.0−1.5モル用い
ることが望ましく、原料系をこの特定の割合で反応させ
ることにより選択的に2−ベンゾチアゾールアミン類を
製造することができる。
れ、式中のRは低級アルキル基、低級ハロゲン化アルキ
ル基、ハロゲン原子又は水素原子等の置換基を示すが、
さらに炭素数2〜5のアルキレン基、フェニル基、およ
び水酸基、カルボオキシ基、アミノ基、アミド基、ニト
ロ基、ニトリル基とこれらの置換した炭素数1〜5の置
換アルキル基、炭素数2〜5の置換アルキレン基、置換
フェニル基、ならびにフリル基、チエニル基、ピリジイ
ル基、モルホリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基で
代表されるヘテロ環基等の置換基で置換したものでもよ
い。また、前記のRの置換基の位置は置換基に応じて、
1.2−アミノヨードベンゼンの3.4.5及び6位の
任意の位置に設けることができる。
次に、その置換基の具体例を示すと。
[低級アルキル基] 炭素数1〜5のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、アミル基およびそれら
の異性体 [炭素数2〜5のアルキレン基] どニール、アリール、イソ−プロペニル、1−プロペニ
ル、■−ブテニル、l、3−ブタジェニル基およびそれ
らの異性体 [炭素数1〜5の置換アルキル基] メトキシ、ニドキシ、プロポキシ、ブトキシ。
アミロキシ基、 ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル基、クロロメチル
、ジクロロメチル、トリクロロメチル、トリフロロメチ
ル、ブロモメチル、クロロエチル、ジクロロエチル、ジ
ブロモエチル。
クロロプロピル、ブロモプロピル基。
メチルアミン、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチ
ルアミノ、プロピルアミノ、フェニルアミノ基、 N−メチルアミド、N−エチルアミド、N−フェニルア
ミド、 N、N−ジメチルアミド、N−メチル−N−フ
ェニルアミド基、 メトキシカルボニル、エトキシカルボニル。
プロポオキシカルボニル基、 アセチル、プロピオニル、ブチリル、ベンゾイル基 [炭素数2〜5の置換アルキレン基] クロロビニル、ジクロロエチレン、ブロモエチレン、ジ
ブロモエチレン基 [低級ハロゲン化アルキル基] クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ジブロ
モメチル、トリフロロメチル、クロロエチル、ブロモエ
チル、ジクロロエチル、ジブロモエチル、クロロプロピ
ル、ブロモプロピル基 [置換フェニル基] ヒドロキシフェニル、カルボキシフェニル、アミノフェ
ニル、アミドフェニル、ニトロフェニル、シアノフェニ
ル、クロロフェニル、プロモフェニル、メチルフェニル
、メトキシフェニル、メチルアミノフェニル、ジメチル
アミノフェニル基 等か挙げられる。また、上記に示したものは具体例であ
りこれら置換基に限定されるものではない。
次に、本発明のもう一方の原料として使用されるチオ尿
素化合物は、硫黄原子の供与体として用いられるのみで
なく、2−ベンゾチアゾールアミン誘導体の2−アミノ
基に置換される各!l置換基の供与体ともなり得るもの
であり、式(III)用する。
式(III)中77)R’、 l’l”、 R3オヨび
R’ハFQnl;[種の低級アルキル基、フェニル基又
は水素原子等の置換基を示すか、さらに低級アルキル基
以外の炭素数6〜10のアルキル基、炭素a2〜8のア
ルキレン基、炭素数1〜5のアルキルフェニル基または
フェニルアルキル基、および水素基、カルボオキシ基、
アミノ基、アミド基、ニトロ基、ニトリル基、ハロゲン
原子等の置換した前記アルキル基、アルキレン基、フェ
ニル基およびヘテロ環基等の置換基が挙げられる。
これら置換基の具体例を示すと、 [低級アルキル基]および[炭素数6〜10のアルキル
基] メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル。
ヘキシル、オクチル、シクロヘキシル基およびそれらの
異性体 [置換アルキル基] ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、メトキシメチル
、エトキシメチル、アセチルメチル。
ブロモエチル、クロロエチル、ジブロモエチル、カルボ
キシメチル、メチルメルカプトプロピル、アミノエチル
、ベンジル、フェニルエチル基およびそれらの異性体ま
たは直接アミノ基[炭素数2〜8のアルキレン基] ビニール、アリール、イソ−プロペニル、l−ブテニル
、2−ペンテニル基Sよびそれらの異性体 [炭素at〜5のアルキルフェニル基]メチルフェニル
、エチルフェニル、ジメチルフェニル、ジエチルフェニ
ル、トリフロロメチルフェニル、クロロメチルフェニル
、ジブロモメチルフェニル基で、それらの置換基の位置
は任意であってよい。
[置換フェニル基] クロロフェニル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、
ジブロモフェニル、フロロフェニル、ヒドロキシフェニ
ル、ジヒドロキシフェニル、カルボオキシフェニル、ヒ
ドロキシ−カルボキシフェニル、ニトロフェニル、アミ
ノフェニル、シアノフェニル、メトキシフェニル。
メトキシ−ニトロフェニル、エトキシ−ニトロフェニル
、ジメチルアミノフェニル、メチルアミノフェニル、エ
チルアミノフェニル、アセチルフェニル、プロピオニル
フェニル、アセトアミドフェニル、クロロ−メチルフェ
ニル、ブロモ−メチルフェニル基で、これらの置換基の
位置は任意てあってよい。
[ペテロ環] 6−キノリイル、8−クロロ−5−キノリイル、2−カ
ルバジル、9−エチル−3−カルバジル、4−インダジ
ル、ニコチニル、2−チアシリイル基 等が挙げられるが、これらに限定されるものでない。
また、これらの置換基は式(m)のチオ尿素化合物の1
1. [2,IllおよびR4として同種または異種の
置換基として用いることかできる。
なお、チオ尿素化合物には、環状チオ尿素化合物として
、例えば下記に示す化合物も有用な原料として使用でき
る。
尚、これらの環状チオ尿素化合物も一例であり、これら
に限定されるものではない。
次に、本発明における触媒は下記の(イ)或いは(ロ)
のいずれかにより調製された遷移金属錯体が用いられる
(イ)次のA、B、Cのそれぞれ1つを組合わせ1反応
液内で調製するか、或いはA、B間で別途に錯体を合成
し、この1つとCの中の1つを組み合わせて反応液内で
調製する。
A、(遷移金属種) NiX2(Xはハロゲン原子、有機酸の共役塩基、或い
はアセチルアセトナートを示す)およびそれらの水和物
の1モル当り、またはPd、 Rh。
Fe、 Cu、 Go、 Ru、 Pt、 Ir、 o
s、 Re、 Mn、 Cr、 V。
Ti及び希土類元素の上記と同種の塩およびそれらの水
和物の1モル当り B、(配位子) ■ チオ尿素の0〜6モル当量 ■ PR’3 (R’はメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、シクロヘキシル、フェニル、O−トリル又はP−
ジメチルアミノフェニル等の各店を示す)の0〜6モル
当量 ■ R”2P(CH2)nPR’2(R”は)zニル、
メチル、エチルの各店を示し、nは1〜3を示す)の0
〜3モル当量 または、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェ
ロセンの0〜3モル当量 ■ P(OC6Hshのθ〜6モル当量■ NR”3(
R−はメチル、エチル、プロピル、ブチル又はシクロヘ
キシルの各店を示す)の0〜6モル当量 C,(還元剤) NaBHa、 Na8130M、 AI!Et2(OE
t)、 Ai’(i−Bu)2H。
AREt3. Zn、 Na(Hg) 、 Mn(Fe
)の0〜6モル当量(但し、Etはエチル基、 Buは
ブチル基を示す)(ロ)次のD単独、或いは01モル当
り前記(イ)のBの中の1つを組合わせて反応液内で調
製する。
D。
N1(1,5−シクロオクタジエン)2、 Ni(CO
)4゜N i (PCO2H5)3 )4 、旧(PC
Cb H5)3 )i 、 Pd(P(G6H5)3 
)s 。
Pd (ジベンジリデンアセトン)2゜[Rh CC2
H4) 2 CR212、[RhC1’(CsH+2月
2、Rb1Cf(P(C6Hs)3)x 本発明において用いられる触媒は、上記の組合せにより
調製される遷移金属錯体の中で特にニッケル錯体が好ま
しい。
また、触媒を調製する方法は前記の(イ)或いは(ロ)
のいずれかの組合せにより選択された各化合物を溶媒中
において不活性ガス気流下で調製することにより容易に
遷移金属錯体を得ることができる。
触媒の調製に使用する溶媒としてはジメチルホルムアミ
ド(DMF) 、 アセトニトリル、アセトン、1.4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルリン
酸トリアミド等で代表される極性溶媒が好ましい。
また、本発明における触媒の使用量は原料の1.2−ア
ミノヨードベンゼン類1.0モル当り0.005〜0.
5モル、好ましくは0.O1〜0.03モルが望ましく
、0.005モル未満では反応活性が低く、0.5モル
をこえて多量に使用しても得策ではない。
次に1本発明の反応条件として、反応温度は使用する原
料により異なるが、通常20〜150℃、好ましくは4
0〜120℃で行うのがよい、また、圧力は通常、常圧
で行うが、加圧下で行ってもよい。
反応時間は原料の種類、反応温度により異なるが、通常
0.5〜100時間、好ましくは0.5〜60時間が望
ましいが、原料の種類によっては長時間反応を行っても
よい。
上記反応は溶媒中で行うのが望ましく、溶媒としては前
記の触媒を調製するために使用したのと同様な極性溶媒
を用いるのが好ましい。
また1反応は不活性ガス気流下で行うのが好ましく、不
活性ガスとしては窒素、ヘリウム、アルゴン等を用いる
ことができる。
本発明における反応は、調製された触媒の遷移金属錯体
が溶解または分散している溶媒中に。
1.2−7ミノヨードベンゼン類とチオ尿素化合物を添
加した後、不活性ガス気流下で所定の温度で所定時間行
う0反応終了後、反応生成物の単離は、そのまま冷却晶
析するか、または溶媒濃縮等の処理で目的物の2−ベン
ゾチアゾールアミン類を回収する。
[作 用] 本発明は1.2−7ミノヨードベンゼン類とチオ尿素化
合物との反応において、触媒として遷移金属錯体を使用
しているので、該遷移金属錯体により親核置換反応に対
して不活性な1.2−7ミノヨードベンゼン類が活性化
されて反応が容易に進行し、S−フェニル−イソ−チウ
ロニウム塩を経由して2−ベンゾチアゾールアミン類を
高収率で得ることができるものと推定される。
[実施例] 次に実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する・ 実施例1 [触媒の調製] 合成フラスコに溶媒ジメチルホルムアミド200■pと
、塩化ニッケル0.52g (0,004モル)をとり
1、窒素気流下で攪拌して溶解した6次いで、室温でト
リエチルホスフィン0.95g (0,008モル)を
滴下し、更にソジウムシアノポロ/\イドライド0.3
8g (0,008モル)を添加すると、反応物として
赤紫色のニッケル(0価)トリエチルホスフィン錯体の
ジメチルホルムアミド溶液を得た。
[2−アミノベンゾチアゾールの合成]上記反応物に1
.2−7ミノヨードベンゼン43.8g (0,2モル
)を加え1次いでチオ尿素22.84 g (0,3モ
ル)を加えて混合し、80℃に加温、20時間反応を行
った6反応物よりジメチルホルムアミドを減圧回収し、
残液を水で再結晶すると、板状晶で融点123〜124
℃の結晶28.1g (収率87%)を得た。
元素分析値 C:55.8B、  )!:4.01. 
 N:18.31計′rX(m  C3H8N2S; 
C:55.97. H:4.03. N:18.I35
実施例2 実施例1と同様の方法で調製したニッケル(0価)トリ
エチルホスフィン錯体触媒のジメチルホルムアミド溶液
の中へ、1.2−7ミノヨードベンゼン43.8g (
0,2モル)を加え、次いでN、N’−ジメチルチオ尿
素31.2g (0,3モル)を添加混合し、60℃で
40時間加温し反応を行った0反応物よリジメチルホル
ムアミドを減圧回収後、残渣を水−アルコールで再結し
、融点134〜135℃の結晶28.3g (収率80
%)を得た。
元素分析値 G:58.14.  H:4.8B、  
N:1B、98計算値 C3H8N2S; G:58.
51. H:4.91. N:17.0B実施例3〜8 各種2−ベンゾチアゾールアミン誘導体の製造実施例1
と同様の操作で、下記表1に示す各種置換基を有する1
、2−アミノヨードベンゼン化合物とチオ尿素化合物の
みを組合せ、表1に記載の温度、時間の条件下で反応を
行った。
得られた2−ベンゾチアゾールアミン誘導体の収率は、
ガスクロマトグラフィー内部標準法で求めた。また生成
物の物性、元素分析は、生成物の一部を常法により単離
して求めた。それらの結果は表1の通りである。
[発明の効果] 次に本発明の効果を列挙すると下記の通りである。
(1)本発明は、2−ベンゾチアゾールアミン銹導体の
新規な製造方法で、アミノヨードベンゼン類とチオ尿素
化合物を遷移金属錯体触媒の存在下で反応せしめると、
容易に反応が進行し、高収率で2−ベンゾチアゾールア
ミン誘導体を得ることが出来る。
(2)本発明においては、従来技術に比較して、反応が
常圧で、室温から120℃以内のマイルドな条件下で容
易に行われ、目的物を得ることができる。
(3)2−ベンゾチアゾールアミン誘導体は、産業上利
用価値のある中間物であり、本発明においては、例えば
各種置換チオ尿素を用いることで2−置換アミノベンゾ
チアゾール誘導体を容易に製造することができる。特に
該誘導体の置換アミノ基は、医農薬、染料、等の中間体
の反応基として有用であり、本発明はその置換アミノ基
を各種置換アルキル、アリル、ペテロ環化合物等で置換
した2−ベンゾチアゾールアミン類の合成方法として誘
導出来る有用な製造方法である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基、低級ハロゲン化アルキル
    基、ハロゲン原子又は水素原子を示す)で表わされる1
    ,2−アミノヨードベンゼン類と式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、R^3およびR^4は同種又
    は異種の低級アルキル基、フェニル基又は水素原子を示
    す)で表わされるチオ尿素化合物を、遷移金属錯体の存
    在下で反応させることを特徴とする 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R、R^1、R^2は前記意義を示す)で表わ
    される2−ベンゾチアゾールアミン類の製造方法。
  2. (2)遷移金属錯体がニッケル錯体である特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。
JP61177582A 1986-07-30 1986-07-30 2−ベンゾチアゾ−ルアミン類の製造方法 Pending JPS6335567A (ja)

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