JPS6335515A - 口腔用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 滝哀直Δ机几分互 本発明はグリチルレチン酸及び／又はその誘導体を含有
する口腔用組成物に関し、更に詳述すると長期に亘すグ
リチルレチン酸やその誘導体の薬効が維持される口腔用
組成物に関する。

四人！Ａｔ叉が、１１がり゛　しよ゛とする１゛吹従来
より、抗炎症剤としてグリチルレチン酸やその誘導体を
口腔用組成物に配合することが知られている（特公昭４
５−２２４３６号、特開昭５１−４１４４７号公報）。

しかし５長期間保存するとグリチルレチン酸やその誘導
体の残存量が減少してその薬効を十分発揮し得なくなる
という間層が生じ、このため長期間保存してもグリチル
レチン酸の残存率が高く、従ってその薬効を有効に維持
する口腔用組成物が望まれた。

本発明は上記・１（情に鑑みなされたもので、グリチル
レチン酸やその誘導体を含有した口ｊ控用組成物を長期
間保存した場合でも、グリチルレチン酸やその誘導体の
残存率が高い口腔用組成物を提供することを目的とする
。

頒ｘＪ１忙決ｔ　＜’ｌ　ｉ隈欠例」ヱしく９作皿−即
ち２本発明者らは上記目的を達成するため。

鋭意研究を行なった結果、グリチルレチン酸及び／又は
その誘導体を含有する口腔用組成物に塩化ナトリウムや
塩化カリウムを添加すると長期間保存してもグリチルレ
チン酸やその誘導体の残存率が高くなることを知見し、
本発明をなすに至ったものである。

徒って本発明は、グリチルレチン酸及び／又はその誘導
体を含有する口腔用組成物において、塩化ナトリウム及
び／又は塩化カリウムを配合したことを特徴とする口腔
用組成物を提供するものである。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。

本発明に係る口腔用組成物は、グリチルレチン酸及びそ
の誘導体と塩化ナトリウムや塩化カリウムを必須成分と
して含有する。

ここで、グリチルレチン酸及びその誘導体としく但し、
Ｒ１は■（又は→ＣＨ２ｑＣＨ，を表し、ｍ＝１１〜ｌ
　９、ｎ　＝　ｌ　Ｏ〜１８である。） で表されるもの、例えばＲよ及びＲ２が水素原子の場合
のβ−グリチルレチン酸、Ｒ１が−（ＣＨ２ｈ、基でＲ
２が水素原子の場合のグリチルレチン酸ステアリル等が
挙げられ、これらの１種又は２種以上が用いられる。

この場合、これらグリチルレチン酸やその誘導体の配合
量は組成物全体の０．００１〜５％（重量％、以下同じ
）、特に０．００６〜１％とすることが好ましい。配合
量が０．００１％より少ないと十分な薬効が期待できな
い場合があり、５％を超えると香味に悪影響を与える場
合がある。

また、塩化ナトリウム及び／又は塩化カリウムの配合量
は組成物全体の１〜３０％、特に５〜２０％が好ましい
。配合量が１％より少ないとグリチルレチン酸やその誘
導体のポリエチレンへの吸着を妨げる効果が十分発揮さ
れない場合があり。

３０％より多いと呈味性を悪くする場合がある。

ここで、本発明に用いる他の成分としては口腔用組成物
の種類、使用目的等に応じて通常使用される適宜な成分
が配合され得る。

例えば、練歯磨の場合であれば第２リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム。

不溶性メタリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シ
リカ、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化
アルミニウム、レジン等の研磨剤。

カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエ
チルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナン、アラビア
ガム、ポリビニルアルコール等の粘結剤、ポリエチレン
グリコール、ソルビトール。

グリセリン、プロピレングリコール等の粘稠剤。

ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、水素添加ココナツツ脂肪酸モノグリセリド
モノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホン酢酸ナトリウム
、Ｎ−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、Ｎ−アシル
グルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤、そ
れにペパーミント、スペアミント等の精油、Ｑ−メント
ール、カルボン、オイゲノール、アネトール等の香料素
材などの香料、サッカリンナトリウム、ステビオサイド
、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン
、ペリラルチン、ｐ−メトキシシンナミンクアルデヒド
などの甘味剤、防腐剤などの成分を水と混和し、常法に
従って展進する。また、マウスウォッシュ等の口膣洗浄
剤その他においても、製品の性状に応じた成分が適宜配
合されろ。

なお、本発明においては、デキストラナーゼ。

ムタナーゼ、ソルビン醸、アレキシジン、ヒノキチオー
ル、クロルヘキシジン類、アルキルグリシン、アルキル
ジアミノエチルグリシン塩、アラントイン、ε−アミノ
カプロン酸、トラネキサム酸。

アズレン、ビタミンＥ、水溶性第一もしくは第ニリン酸
１ｊ１．セチルピリジニウムクロライド等の第四級アン
モニウム化合物、生薬抽出物などの有効成分を配合する
こともできる。

本発明の口腔用組成物は、金属製容器に充填されろほか
、プラスチックチューブ、アルミ済がプラスチックにラ
ミネートされたラミネートチューブなどのプラスチック
製容器を有効に使用することができる。

１曹鵠と凱米 本発明に係るグリチルレチン酸及び／又はその誘導体を
含有する口腔用組成物は、塩化ナトリウム又は塩化カリ
ウムを併用したことにより、長期間に亘り保存してもグ
リチルレチン酸やその誘導体の残存率が高く、その薬効
が長期保存後でも十分発揮されるものである。

次に実験例を示し２本発明の効果を具体的に説明する。

〔実験例〕

炭酸カルシウムを基剤とし、β−グリチルレチン酸を含
む下記処方の練歯磨に第１表に示す量で塩化ナトリウム
（Ｎ　ａ　ＣＱ　）を添加し、これをラミネートチュー
ブ（最内層：ポリエチレン製）に充填し、５０℃で１ケ
月保存した後のβ−グリチルレチン酸の残存率を下記方
法により測定した。結果を第１表に示す。

柘研集方 重質炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　４０
％無水ケイ酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．０プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　
　　２．５ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　
　　　２５カルボキシメチルセルロ−スナトリウムラウ
リル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　２．０
塩化ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　第１表に
示す量βーグリチルレチン酸　　　　　　　　　　　　
　　０．０５香　　　料　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　１サツカリンナトリウム　　　　　
　　　　　　　　　　Ｏ．Ｌ計　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　１００％Ｊーグリチルレチン
醜及仏敗几定九人 練歯磨サンプル２．０ｇをメタノール１　０　０　ｍ’
１に分散し，遠心分離機を用いて１　０　０　０　０ｒ
．ｐ．ｍで１０分間遠心分離を行ない，上澄液１０ｄを
採取し、液体クロマトグラフ法により液中のβ−グリチ
ルレチン酸の量を測定して歯磨中のβ−グリチルレチン
酸の残存率を求めた。

なお、残存率は下記の式により求めた。

第　　１　　表 第１表の結果より、塩化ナトリウムを添加することによ
ってβ−グリチルレチン酸の残存率が向上することが認
められる。なお、塩化ナトリウムの配合量は１％以上あ
ればβ−グリチルレチン酸の残存率を向上させる効果が
あるが，充分な効果を得るためには５′％以上の配合量
が望ましいことが知見される。

以下、実施例を示し，本発明を更に具体的に説明するが
、本発明は下記実施例に制限されるものではない。

〔実施例１〕　　練歯磨 第２リン酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　４
５％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．５カラゲナン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０・５ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　
　　　　３０プロピレングリコール　　　　　　　　　
　　　　３ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　
　　　　１．８ヤシ浦脂肪酸ジエタノールアミド　　　
　　　　　　０．３ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　
　　　　　　　　０．３酢酸トコフエロール　　　　　
　　　　　　　　　　０．　１アラントイネート　　　
　　　　　　　　　　　　　０．０３β−グリチルレチ
ン酸　　　　　　　　　　　　　　０．０３塩化ナトリ
ウム　　　　　　　　　　　　　　　　１５ブチルパラ
ベン　　　　　　　　　　　　　　　　　０・１安、９
、香酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　０．
１サツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　　　
　０．１呑　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１．０計　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１００％〔実施例２〕　　練歯磨 第２リン酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　４
２％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．５ヒドロキシエチルセルロース　　　　　　　　
　　　０．３ソルビット　　　　　　　　　　　　　　
　　　　１５グリセリン　　　　　　　　　　　　　　
　　２０プロピレングリコール　　　　　　　　　　　
　　　２ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　
　　　１．５ラウロイルサルコシン酸ナトリウム　　　
　　　　　０．３ミリスチン酸ジエタノールアミド　　
　　　　　　　０．３ニコチン酸トコフエロール　　　
　　　　　　　　　０．１β−グリチルレチン酸　　　
　　　　　　　　　　　０．５デキストラナーゼ　　　
　　　　　　　　２０００Ｕ／ｇｆ７磨塩化ナトリウム
　　　　　　　　　　　　　　　　２゜エチルパラベン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．０５ステビ
オサイド　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
呑　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１．０計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　１００％〔実施例３〕　　練歯磨 炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　　　　４
５％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　２．０ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　　
　　２８プロピレングリコール　　　　　　　　　　　
　　　２ラウリル硫酸すトリウム　　　　　　　　　　
　　−２，０ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　　　
　　　　　０．５１〜ラネキサムＭ　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　Ｏ，０５アラン１−イネート　　
　　　　　　　　　　　　　　０．０２β−グリチルレ
チン酸　　　　　　　　　　　　　　　０．０２塩化ナ
トリウム　　　　　　　　　　　　　　　　１２メチル
パラベン　　　　　　　　　　　　　　　　　０．０２
サツカリンナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　
０．１香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　１．０精製水　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
００％〔実施例４〕　　練歯磨 炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　　４５％
カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　　１
．５ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２５グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　　１０
プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　　　２
アルキル硫酸ナトリウム＊１．５ ラウリン酸ジェタノールアミド　　　　　　　　　　０
．３ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　　　　　　　
　０．２酢酸トコフエロール　　　　　　　　　　　　
　　　　０．１トラネキサム酸　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．０５β−グリチルレチン酸　　　　
　　　　　　　　　　　０．０５塩化ナトリウム　　　
　　　　　　　　　　　　　１５ブチルパラベン　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．０５サツカリンナト
リウム　　　　　　　　　　　　　　　０．１香　　　
料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０Ｍ
製水　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００％アルキル硫酸ナトリウム串： 下記の炭素数のものが全炭素数分布のうち９８％以上含
有されている。（以下同じ） Ｃ工。：　０〜１２％ Ｃ□２：５０〜８０ Ｃ工４＝１０〜３０ Ｃ１，：　　Ｏ〜１５ 〔実施例５〕　　練歯磨 炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　　　　４
５％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．８アルギン酸ナトリウム　　　　　　　　　　　
　　　　０．２ソルビツト　　　　　　　　　　　　　
　　　　　２゜グリセリン　　　　　　　　　　　　　
　　　１５アルコール　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　０．５ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　
　　　　　　　　１．５ラウロイルサルコシン酸ナトリ
ウム　　　　　　　　０．５パルミチン酸ジエタノール
アミド　　　　　　　　　０．３ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油　　　　　　　　　０．２ニコチンＭｌ−コ
フエロール　　　　　　　　　　　　０．１グリチルレ
チン酸２カリウム　　　　　　　　　　　０．０３塩化
ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　　２０ステ
アリルグリチルレチネート　　　　　　　　　　０．０
５ブチルパラベン　　　　　　　　　　　　　　　　　
０．０３ステビオサイド　　　　　　　　　　　　　　
　　　　０．１香　　　料　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１．０精製水　　　　　　　　　
残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００％〔実施例６〕　　練歯磨 炭酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　　　　・
１０％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　
　　１．０力ラゲナン　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　０．５ヒドロキシエチルセルロース　　　　　
　　　　　　０．５ソルビツト　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１５ポリエチレングリコール　　　　　
　　　　　　　　５アルキル６１１Ｍナトリウム　　　
　　　　　　　　　　　１．８ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油　　　　　　　　　１．０ε−アミノカプロン
酸　　　　　　　　　　　　　　　０．０３β−グリチ
ルレチン酸　　　　　　　　　　　　　　１．０塩化ナ
トリウム　　　　　　　　　　　　　　　　２５塩酸ク
ロルヘキシジン　　　　　　　　　　　　　　０．０１
黄苓エキス　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０
．１ブチルパラベン　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．０５安息香酸ナトリウム　　　　　　　　　　　
　　　　０．３アスパルテーム　　　　　　　　　　　
　　　　　　０．１香　　　料　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　１．０計　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１００％〔実施例７〕　　練歯
磨 第２リン酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　４
０％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．５力ラゲナン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０．３ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　
　　　　２５プロピレングリコール　　　　　　　　　
　　　　２ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　
　　　　２．０ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　　
　　　　　　０．３酢酸１へコフェロール　　　　　　
　　　　　　　　　　０．０５トラネキサム酸　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．０５β−グリチルレ
チン酸　　　　　　　　　　　　　　　０．ｏ１塩化ナ
トナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　１５塩化
カリウム　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５エ
チルパラベン　　　　　　　　　　　　　　　　　　０
．０２安息香酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　
　　０．５サツカリンナトリウム　　　　　　　　　　
　　　　　０．１香　　　料　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　１．０計　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　１００％〔実施例８〕　　練
歯磨 水酸化アルミニウム　　　　　　　　　　　　　４５％
カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　　１
．５力ラゲナン　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　０．５ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　　
　　２０グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　　
１０プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　　
　３ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　
　１．０ラウリン酸ジエタノールアミド　　　　　　　
　　　０．５ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレ
ート０．５トラネキサム酸　　　　　　　　　　　　　
　　　　　０．０３β−グリチルレチン酸　　　　　　
　　　　　　　　　０．０４塩化ナトリウム　　　　　
　　　　　　　　　　　　１０塩酸クロルヘキシジン　
　　　　　　　　　　　　　　０．０１黄相エキス　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．０５メチルパ
ラベン　　　　　　　　　　　　　　　　　０・２アス
パルテーム　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１．０計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　１００％〔実施例９〕 水酸化アルミニウム　　　　　　　　　　　　　　４０
％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　　
１．８ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　２０プロピレングリコール　　　　　　　　　　　
　　　３ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　
　　　１．８ラウロイルサルコシン酸ナトリウム　　　
　　　　　０．３ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　
　　　　　　　０．３酢酸トコフエロール　　　　　　
　　　　　　　　　　０．０５トラネキサム酸　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．０３グリチルリチン
Ｍ２カリウム　　　　　　　　　　　０．０５塩化す１
−リウム　　　　　　　　　　　　　　　　１５モノフ
ルオロリン酸ナトリウム　　　　　　　　　　　０．７
６ステアリルグリチルレチネート　　　　　　　　　　
０．０１メチルパラベン　　　　　　　　　　　　　　
　　　０・１サツカリンナトリウム　　　　　　　　　
　　　　　　０．１香　　　料　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　１．０計　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　１００％〔実施例１０〕　
　練歯磨 無水ケイ酸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２
０％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．５力ラゲナン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０．３グリセリン ポリエチレングリコール　　　　　　　　　　　　　４
ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　１
．５ラウロイルサルコシン酸ナトリウム　　　　　　　
　０．３シヨ糖ラウリン酸モノエステル　　　　　　　
　　　０．３シヨ糖パルミチン酸モノエステル　　　　
　　　　　０．３トラネキサム酸　　　　　　　　　　
　　　　　　　　０．０５β−グリチルレチン酸　　　
　　　　　　　　　　　０．１塩化ナトリウム　　　　
　　　　　　　　　　　　　１０ブチルパラベン　　　
　　　　　　　　　　　　　　０・０２安息香酸ナトリ
ウム　　　　　　　　　　　　　　　　１．０サツカリ
ンナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　０．１香
　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　１．０精製氷　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
００％〔実施例１１〕　　練歯磨 ピロリン酸カルシウム　　　　　　　　　　　　　　５
０％キサンタンガム　　　　　　　　　　　　　　　　
　　１．０ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　
　　　３５プロピレングリコール　　　　　　　　　　
　　　　５アルキル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　
　　　　　２．０ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート　　　０．３β−グリチルレチン酸　　　　　
　　　　　　　　　　０．０１塩化ナトリウム　　　　
　　　　　　　　　　　　１０塩化カリウム　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　５黄蓮エキス　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．０５エチルパラベン
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１サツカリ
ンナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　Ｏ，Ｌ谷
　　　科　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
．０精製水　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００％〔実施例１２〕　　練歯磨 不溶性リン酸ナトリウム　　　　　　　　　　　　　５
０％カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　２．０ソルビツト　　　　　　　　　　　　　　　　
　　１５グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　　
　１０ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　　
　　２．０ラクチ）−一ルモノラウレート　　　　　　
　　　　　０．３アラントイネート　　　　　　　　　
　　　　　　　０．０３β−グリチルレチン酸　　　　
　　　　　　　　　　　０．０２塩化ナトリウム　　　
　　　　　　　　　　　　　１５ＳｎＦ２　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．４メチルパラベン　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．０５サンカリン
ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　０．１香　
　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１．０精製水　　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
００％〔実施例１３〕　　液状歯磨 グリセリン　　　　　　　　　　　　　　　３５．０％
プロピレングリコール　　　　　　　　　　　　　　５
．０カルボキシメチルセルロースナトリウム　　　　　
　１．０ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　
　　　１．０ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　　　
　　　　　０．５塩化す１−リウム　　　　　　　　　
　　　　　　　１０．０β−グリチルレチン酸　　　　
　　　　　　　　　　１．０サツカリンナトリウム　　
　　　　　　　　　　　　　０．２香　　　料　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　５．０精衷水　
　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００％〔実施例１４〕　　マウスウォッシュ アルコール（９６％）　　　　　　　　　　　　　　　
　　２０．０％ポリオキシエチレン硬硬化ヒマ抽油　　
　　　　　　０．５ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　
　　　　　　　　０．５塩化ナトリウム　　　　　　　
　　　　　　　　　　５．０β−グリチルレチン酸　　
　　　　　　　　　　　　　０．５サツカリンナトリウ
ム　　　　　　　　　　　　　　　０．５香　　　料　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３．０精
製氷　　　　　　　　　残 計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
１００％〔実施例１５〕　　　パスタ ヒドロキシエチルセルロース　　　　　　　　　　　５
．０％ソルビット　　　　　　　　　　　　　　　　　
　４０．０ラウリル硫酸ナトリウム　　　　　　　　　
　　　　０．５塩化ナトリウム　　　　　　　　　　　
　　　　　１５．０β−グリチルレチン酸　　　　　　
　　　　　　　　０．３メチルパラベン　　　　　　　
　　　　　　　　　　０．０２サツカリンナトリウム　
　　　　　　　　　　　　　　０．０２香　　　料　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０精製氷
　　　　　　　　　残

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、グリチルレチン酸及びその誘導体を含有する口腔用
   組成物において、塩化ナトリウム及び／又は塩化カリウ
   ムを配合したことを特徴とする口腔用組成物。 ２、グリチルレチン酸及び／又はその誘導体の配合量が
   組成物全体の０．００１〜５重量％であり、塩化ナトリ
   ウム及び／又は塩化カリウムの配合量が組成物全体の１
   〜３０重量％である特許請求の範囲第１項記載の口腔用
   組成物。