JPS6334818Y2 - - Google Patents

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JPS6334818Y2
JPS6334818Y2 JP13338382U JP13338382U JPS6334818Y2 JP S6334818 Y2 JPS6334818 Y2 JP S6334818Y2 JP 13338382 U JP13338382 U JP 13338382U JP 13338382 U JP13338382 U JP 13338382U JP S6334818 Y2 JPS6334818 Y2 JP S6334818Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chip breaker
cutting
main body
breaker groove
rough
Prior art date
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JP13338382U
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English (en)
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JPS5939129U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ねじ切り用のチエザーに関し、特に
粗刃および仕上げ刃のすくい面に形成されるチツ
プブレーカ溝が改善されることにより、円滑な切
屑処理を行ないかつ工具の寿命を向上し得るよう
にしたものである。
従来、この種のチエザーは、例えば、特開昭54
−11585号公報にみられるように、ホルダーのチ
ツプ座内には、チエザーおよび切削油溝付きのブ
レーカピースが配置されるようにしたものが知ら
れている。
しかしながら、このブレーカピースでは、切屑
処理が必ずしも充分でなく、油溝内に切屑が詰ま
つて、切削油の冷却効果が少なくなる等のトラブ
ルが生じていた。
このようなことから、この種のチエザーでは、
一般のスローアウエイチツプのようにチツプブレ
ーカ溝が形成されたもので、円滑な切屑処理を可
能にしたものが要望されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、本
体部分には、粗刃に続いて仕上げ刃が備えられる
ようにしたねじ切り用のチエザーにおいて、チツ
プブレーカ溝の構成を改善したものである。
すなわち、前記粗刃および仕上げ刃の上面に形
成されるすくい面は、本体部分の上面よりも低い
位置にあり、しかも前記粗刃のすくい面には、ね
じの谷底部分を切削する切刃稜の中央部位がわず
かに切欠されるような中央くぼみを呈するチツプ
ブレーカ溝が形成されているものである。
また、前記仕上げ刃のすくい面には、ラツク状
の切刃稜の内周囲にチツプブレーカ溝が形成さ
れ、これに伴つてその中央部位には、前記本体部
分の上面から伸びる中央堤防が形成されるように
したものである。
以下、本考案チエザーの一実施例について図を
参照しながら説明する。
第1図乃至第3図において、1は、図示しない
ホルダーに取付けられるねじ切り用のチエザーで
あり、その本体部分2には粗刃3,4および仕上
げ刃5が備えられている。そして、粗刃3,4お
よび仕上げ刃5は、そのすくい面6が本体部分2
の上面よりも幾分低い位置にあつて、粗刃3,4
のすくい面6には、その切刃稜7が一部切欠され
る中央くぼみを呈するチツプブレーカ溝8が形成
されている。また、仕上げ刃5のすくい面9に
は、切刃稜12の内周囲にチツプブレーカ溝10
が形成され、これに伴つてその中央部位には、本
体部分2から凸起する中央堤防11が形成されて
いる。この場合、チツプブレーカ溝10の深さ
は、第2図で示されているようにh1で与えられ、
また、中央堤防11の高さはh2で与えられる。そ
して、その深さh1が、一般的に0.05〜0.3mm程度に
採られ、その高さh2が0.05〜1.0mm程度に採られ
る。また、巾狭のランド13の巾l1は、0.1〜0.3
mm程度であり、チツプブレーカ溝10の巾l2は、
1.0mm程度に採られる。しかし、切削条件によつ
ては、図示のものとは異なつて、ランド13が付
加されず、直接チツプブレーカ溝10が付加され
るものでも適用可能である。
さらに、前記粗刃3,4におけるチツプブレー
カ溝8については、その長さl3が1〜2mm程度に
採られるとともに、その開口巾w2は、切刃稜7
の巾Wに対して、25〜50%が好ましい。そして、
チツプブレーカ溝8の最大巾w1巾は、開口巾w2
との関係でw1/w2が1〜2が適当である。また、
チツプブレーカ溝8の傾斜角度θは一般に5〜
10゜の範囲内で選択される。
このようにして構成されたチエザーの本体部分
2に対して、切削油の供給が必要な場合には、第
1図で示されるような切削油溝14つきのピース
15が配置される。
なお、第4図では、粗刃3,4および仕上げ刃
5に対する切込み量d1,d2およびd3の関係が示さ
れている。この場合、粗刃3,4の切込み量d1
よびd2は、一般に0.2〜0.4mm程度であり、仕上げ
刃5の切込み量d3は、切刃稜12の全体に及ぶ
が、一般には、0.06〜0.15mm程度で、粗刃3,4
の切込み量d1およびd2に比べて小さい。
したがつて、本考案では、上記切込み量d1,d2
およびd3の変化および刃先強度に応じて有効な切
屑処理作用を行なうため、それぞれチツプブレー
カ溝8,10が異なつているものである。すなわ
ち、粗刃3,4場合には、切刃稜7の一部切欠に
より中央にリム部分を有する切屑が生成され、こ
のリム部分に生じる曲げモーメツトの作用によつ
て切屑巾が狭くなり、特にねじ切りの如き切削で
は、円滑かつ有効な切屑処理が可能となるのであ
る。これに対し、仕上げ刃5にみられるチツプブ
レーカ溝10では、ブレーキング作用が弱くな
り、前述した切込み量d3の減少に応じて、中央堤
防11を有する形状のものが採用されたものであ
る。
次に、本考案チエザーにおける切削例について
説明する。
工具仕様は、第1図乃至第3図に示されるよう
に粗刃3,4および仕上げ刃5が備えられた3山
構成のもので、ピツチが5.08mmのものである。こ
の場合、粗刃3,4におけるチツプブレーカ溝8
は、巾についてはw1=1.2mm、w2=1.0mm、長さに
ついてはl3=1.5mmとし、傾斜角θ=10゜としたも
のである。また仕上げ刃5におけるチツプブレー
カ溝8は、深さについてはh1=0.2mm、中央堤防
11の高さについてはh2=0.3mmとし、ランド1
3の巾についてはl1=0.2mm、溝巾についてはl2
1.0mmとした。
そして、被削材は、外径7インチの鋼管(J−
55)であり、切削速度V=150m/minで3回切
削にてねじ切りを行なつた。
この結果、本考案のチエザーは、切屑処理性が
改善されたことに伴い、切屑のかみ込みがなく刃
先欠損のトラブルが極めて減少した。そして、チ
ツプブレーカ溝8,10を有しない従来品に対
し、1.5〜2倍の寿命を示した。
本考案は、以上説明したように、粗刃および仕
上げ刃におけるチツプブレーカ溝をそれぞれ異な
る構成にして切屑処理を円滑かつ有効ならしめた
ものであるから、従来切屑処理が困難であるとさ
れていた被削材においても良好な切屑処理性が得
られるものである。
また、切削油溝のついたピースを利用した場合
においても、油溝出口に切屑が詰まることがな
く、このため切削油剤による充分な冷却効果と切
屑処理によつて、切屑かみ込み等による突発欠損
を避け得るものである。そして、この結果、工具
寿命の延長と安定性が得られ、作業能率の改善が
期待できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案チエザーの一実施例を示す要
部の斜視図、第2図は、第1図中の−線に沿
つて得られる断面図、第3図は、同じく第1図中
の−線に沿つて得られる断面図、第4図は、
粗刃および仕上げ面に対する切込み量の関係を示
す概念図である。 3,4……粗刃、5……仕上げ面、6,9……
すくい面、7,12……切刃稜、8,10……チ
ツプブレーカ溝、11……中央堤防。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体部分2には、ラツク状をなすように粗刃
    3,4に続いて仕上げ刃5が備えられたねじ切り
    用のチエザーにおいて、 前記粗刃3,4および仕上げ刃5の上面に形成
    されるすくい面6,9は、本体部分2の上面より
    も低い位置にあり、 しかも前記粗刃3,4のすくい面6には、ねじ
    の谷底部分を切削する切刃稜7の中央部位がわず
    かに切欠されるような中央くぼみを呈するチツプ
    ブレーカ溝8が形成されており、 また、前記仕上げ刃5のすくい面9には、ラツ
    ク状をなす切刃稜12の内周囲にチツプブレーカ
    溝10が形成され、これに伴つてその中央部位に
    は、本体部分2から伸びる中央堤防11が形成さ
    れることを特徴とするチエザー。
JP13338382U 1982-09-02 1982-09-02 チエザ− Granted JPS5939129U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13338382U JPS5939129U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 チエザ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13338382U JPS5939129U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 チエザ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939129U JPS5939129U (ja) 1984-03-13
JPS6334818Y2 true JPS6334818Y2 (ja) 1988-09-14

Family

ID=30300895

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13338382U Granted JPS5939129U (ja) 1982-09-02 1982-09-02 チエザ−

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JP2006130579A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Sumitomo Metal Ind Ltd チェザー

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JPS5939129U (ja) 1984-03-13

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