JP2542837Y2 - スローアウェイ式エンドミル - Google Patents

スローアウェイ式エンドミル

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JP2542837Y2
JP2542837Y2 JP1991107837U JP10783791U JP2542837Y2 JP 2542837 Y2 JP2542837 Y2 JP 2542837Y2 JP 1991107837 U JP1991107837 U JP 1991107837U JP 10783791 U JP10783791 U JP 10783791U JP 2542837 Y2 JP2542837 Y2 JP 2542837Y2
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JP
Japan
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cutting
end mill
throw
away
cutting edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991107837U
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English (en)
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JPH0553821U (ja
Inventor
勉 山寄
忠司 平川
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スローアウェイ式エン
ドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の長刃長のエンドミルとしては、図
3に示すソリッドエンドミルタイプ101 、図4に示すラ
フィングエンドミルタイプ201、図5に示すスローアウ
ェイ式エンドミルタイプ301の3種類が一般的に知られ
ている。ソリッドエンドミルタイプ101は、素材として
は高速度鋼、超硬が使用されている。このタイプは切刃
稜が鋭く、スクイ角も大きく形成してあるため、切り込
みが少ない時には切削動力も小さく、仕上面もなめらか
に仕上がる。
【0003】しかし、切刃は連続した刃で構成されてい
るため、一部が欠損した場合でも使用できなくなる欠点
を有している。また、連続した切刃のため、切削抵抗が
切り込みが大きくなるにつれて急激に増加する。これら
の欠点を改善したものにラフィングエンドミル201があ
る。このラフィングエンドミル201は、外周刃202の形状
を波状としたもので、荒加工時の重切削に使用されてい
る。この特徴は波状切刃の山頂部分203で被削材を切削
し谷部分204が介在するために、切屑は細かく分断さ
れ、切屑の排出がよい。また、被削材に接触する刃長が
短く、ビビリ振動が生じにくい。しかも、ラフィングエ
ンドミル201の切削動力は、図6に示すように、ソリッ
ドエンドミル101の約15〜30%減になる。
【0004】しかし、このラフィングエンドミル201も
切刃の一部欠損または一部分の磨耗量が大になると、そ
の他の切刃部分が正常でも使用不能になる欠点がある。
一方、長刃長のスローアウェイエンドミル301の場合、
複数個のスローアウェイチップ302の中の一部のスロー
アウェイチップ302に欠損または磨耗が進行した時、一
部のスローアウェイチップ302のみ交換することが出来
るが、特にスローアウェイチップ302の支持部分が大き
く欠損した時はエンドミル本体まで破損し、使用不能と
なり廃棄せざるを得なくなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】長刃長エンドミルの切
刃部の欠損および磨耗による本体損傷時、廃棄する部分
を最小ユニットとし、また、段付加工の時は、その段付
形状に合わせて、ユニットを交換することにより、種々
な断面形状の切削に対応できるようにする。さらに、エ
ンドミルで切削する切込み深さに応じて切刃長さを設定
できるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上記
の事情に鑑み、長刃長エンドミルを軸方向に小さなユニ
ットに分割し、スローアウェイチップ欠損時の本体の破
損に対し、その破損したユニットのみを交換することの
出来るこを特徴としている。また、本考案は、段差のあ
る断面形状の加工に対しては、その断面形状に合わせた
ユニットを嵌め込むことにより、加工工程および加工時
間短縮を行う。さらに、本考案は、下端部に切刃を設け
単独で切削加工ができる柄付部と、切刃を設け分割した
ブロックを備え、切込み深さに応じて切刃長さを設定し
て、前記柄付部の下端部の下端面にブロックを重ね固定
する。
【0007】
【作用】スローアウェイ式エンドミルを軸方向に分割し
ているので、スローアウェイチップ欠損時の本体の破損
に対し、その破損した部分のみを交換することができ
る。また、段差のある断面形状の加工に対してもユニッ
トを嵌め込むことにより早急に対応できる。さらに、下
端部に切刃を設け単独で切削加工ができる柄付部と、切
刃を設け分割したブロックを備え、切込み深さに応じて
切刃長さを設定して、前記柄付部の下端部の下端面にブ
ロックを重ね固定する。
【0008】
【実施例】本考案を添付する図面に示す具体的一実施例
に基づいて以下詳細に説明する。図1はエンドミルを軸
方向に3分割した3分割タイプを示している。本考案の
エンドミルは、軸方向に上から下に順に、柄付部1と中
間刃部2と底刃部3に分割し、底刃部3、中間刃部2、
柄付部1を貫通するボルト4により締結する。柄付部
1、中間刃部2、底刃部3にはそれぞれチップポケット
5を設けてスローアウェイチップ6を配置する。
【0009】各ユニットの柄付部1、中間刃部2、底刃
部3の位置決めは、丸ボス部7が丸凹部刃に嵌合するこ
とにより位置決めする。また、動力伝達は各ユニットの
凹部9に凸部キーに相当する部分10を嵌合させて動力の
伝達をする。本考案は、図5に示す一体形のスローアウ
ェイエンドミルタイプ301 と比較して、図2に示すよう
に、切削能力に大差のないのが分かる。すなわち、切削
速度V=150m/min、切込みf=0.15mm/ 刃、被削材がSC
M435で、切削実験を行った結果、両者には大差がない。
なお、上記実施例では、エンドミルを柄付部1と中間刃
部2と底刃部3の軸方向に3分割した例について述べた
が、エンドミルで切削しようとする切込み深さ(図2で
の切込みdが対応する)に応じて、各切刃長さを設定
し、柄付部の下端面にブロックを重ね固定する。
【0010】
【考案の効果】本考案は、上述のように、軸線回りに回
転することにより使用する工具本体の周面に軸線方向に
直線状または螺旋状にチップポケットを形成し、このチ
ップポケットの側壁にスローアウェイチップが軸方向に
並べて設けられ、各スローアウェイチップの外周側に位
置する周切刃によって周切刃郡が形成されたスローアウ
ェイ式エンドミルにおいて、各切刃を最小ユニットとし
たブロックに軸方向に複数個積み重ね、各ブロックを組
合わせることにより長い刃長を形成したスローアウェイ
式エンドミルであるので、スローアウェイチップ欠損時
の本体の破損に対し、その破損したユニットのみを交換
することが出来る。
【0011】また、本考案は、段差のある断面形状の加
工に対しては、その断面形状に合わせたユニットを嵌め
込むことにより、加工工程および加工時間短縮を行う。
さらに、本考案は、切込み深さに応じて切刃長さを設定
して、柄付部の下端部の下端面にブロックを重ね固定で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の具体的一実施例の分解斜視図である。
【図2】従来の一体形スローアウェイ式エンドミルと本
考案のスローアウェイ式エンドミルの切削能力を示す図
である。
【図3】従来のソリッドエンドミルの正面図である。
【図4】従来のラフィングエンドミルの正面図である。
【図5】従来の一体形スローアウェイ式エンドミルの正
面図である。
【図6】従来のソリッドエンドミルとラフィングエンド
ミルの切削動力の差を示す図である。
【符号の説明】
1…柄付部 2…中間刃部 3…底刃部 4…ボルト 5…チップポケット 6…スローアウェイチップ 7…丸ボス部 8…丸凹部 9…凹部 10…凸部刃に相当する部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転することにより使用する
    工具本体の周面に軸線方向に直線状または螺旋状にチッ
    プポケットを形成し、このチップポケットの側壁にスロ
    ーアウェイチップが軸方向に並べて設けられ、各スロー
    アウェイチップの外周側に位置する周切刃によって周切
    刃群が形成され、周切刃は軸線方向において同一外径で
    あるスローアウェイ式エンドミルにおいて、下端部に切
    刃を設け単独で切削加工ができる柄付部と、切刃を設け
    分割したブロックを備え、切込み深さに応じて切刃長さ
    を設定して、前記柄付部の下端部の下端面にブロックを
    重ね固定するようにしたことを特徴とするスローアウェ
    イ式エンドミル。
JP1991107837U 1991-12-27 1991-12-27 スローアウェイ式エンドミル Expired - Lifetime JP2542837Y2 (ja)

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JPH0553821U JPH0553821U (ja) 1993-07-20
JP2542837Y2 true JP2542837Y2 (ja) 1997-07-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220297780A1 (en) * 2021-03-19 2022-09-22 Chian Yih Optotech Co., Ltd. Adaptive vehicle headlight

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639002B2 (ja) * 1986-08-04 1994-05-25 シンクス株式会社 開先加工用のカツタ−

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220297780A1 (en) * 2021-03-19 2022-09-22 Chian Yih Optotech Co., Ltd. Adaptive vehicle headlight
US11970235B2 (en) * 2021-03-19 2024-04-30 Chian Yih Optotech Co., Ltd. Adaptive vehicle headlight

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