JP2778900B2 - スローアウェイ式エンドミル - Google Patents

スローアウェイ式エンドミル

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JP2778900B2
JP2778900B2 JP5130359A JP13035993A JP2778900B2 JP 2778900 B2 JP2778900 B2 JP 2778900B2 JP 5130359 A JP5130359 A JP 5130359A JP 13035993 A JP13035993 A JP 13035993A JP 2778900 B2 JP2778900 B2 JP 2778900B2
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end mill
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勉 山寄
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • B23C5/109Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スローアウェイ式エン
ドミルに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来の長刃長のエンドミルと
しては、図4に示すソリッドエンドミルタイプ101、
図5に示すラフィングエンドミルタイプ201、図6に
示すスローアウェイ式エンドミルタイプ301の3種類
が一般的に知られている。
【0003】ソリッドエンドミルタイプ101は、素材
としては高速度鋼、超硬が使用されている。このタイプ
は切刃稜が鋭く、スクイ角も大きく形成してあるため、
切り込み量が少ない時には切削動力も小さく、仕上面も
なめらかに仕上がる。
【0004】しかし、切刃は連続した刃で構成されてい
るため、一部が欠損した場合でも使用できなくなる欠点
を有している。また、連続した切刃のため、切り込みが
大きくなるにつれて切削抵抗が急激に増加する。
【0005】これらの欠点を改善したものにラフィング
エンドミル201がある。このラフィングエンドミル2
01は、外周刃202の形状を波状としたもので、荒加
工時の重切削に使用されている。この特徴は波状切刃の
山頂部分203で被削材を切削し谷部分204が介在す
るために、切屑の排出がよい。また、被削材に接触する
刃長が短く、ビビリ振動が生じにくい。しかも、ラフィ
ングエンドミル201の切削動力は、図7に示すよう
に、ソリッドエンドミル101の約15〜30%減にな
る。
【0006】しかし、このラフィングエンドミル201
も切刃の一部欠損または一部分の摩耗量が大になると、
その他の切刃部分が正常でも使用不能になる欠点があ
る。
【0007】一方、長刃長のスローアウェイエンドミル
301の場合、複数個のスローアウェイチップ302の
一部のスローアウェイチップ302に欠損または摩耗が
進行した時、一部のスローアウェイチップ302のみ交
換することが出来るが、特にスローアウェイチップの支
持部分が大きく欠損した時はエンドミル本体まで破損
し、使用不能となり廃棄せざるを得なくなる。
【0008】さらに、これらの従来技術に係るエンドミ
ルは、切刃の螺旋角度や螺旋方向を任意に変えることが
できず、いずれも種々の加工状況に対処できるものでは
なかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、長刃長エンドミルを軸方向に小さなブロ
ックに分割できるようにし、また、本発明の別側面とし
て、円周沿いに形成されたスプラインによって、上記ブ
ロックの固定位置を周方向に沿って調整できるようにな
した。
【0010】
【作用】第1の本発明によれば、スローアウェイ式エン
ドミルを軸方向に分割していて、必要な加工長さ分だけ
ユニットを積み重ねることによって、びびり振動を防止
することができるとともに、スローアウェイチップ欠損
時の本体の破損に対し、その破損部分のみを交換するこ
とができ、また段差のある断面形状の加工に対してもブ
ロックを嵌め込むことにより早急に対応できる。
【0011】また、第2の発明によれば、円周沿に形成
されたスプラインによって、上記ブロックの固定位置を
周方向に沿って調整できるようになしたので、切刃の螺
旋角度または螺旋方向を任意に決定することができ、例
えば、薄板加工などびびり振動をおこし易い被削材には
切刃の螺旋方向を右ねじれにし、溝加工や、切り込みが
深く、切屑のかみ込みによる欠損をおこし易い加工に
は、左ねじれに位置換えすることにより、問題に早急に
対応できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1の分解斜視図には、エンドミルを軸方向に3分
割した本実施例のスローアウェイ式エンドミル(以下、
エンドミルと略称する)を示し、このエンドミルは、軸
方向に上から下に順に、柄付部1と各切刃を最小ユニッ
トとした同一寸法のブロックである中間刃部2、底刃部
3に分割し、上記底刃部3、中間刃部2、柄付部1を貫
通するボルト4により締結する。また、これら柄付部
1、中間刃部2、底刃部3にはそれぞれチップポケット
5を設けてスローアウェイチップ6を配置する。
【0013】このように構成される本実施例のエンドミ
ルは、各切刃を最小ユニットとしたブロックを軸方向に
分割自在に積み重ねてあるので、必要な加工長さ分だけ
ブロックを積み重ねることによって、びびり振動を防止
することができるとともに、スローアウェイチップ6が
欠損した時の本体の破損に対し、その破損部分のみを交
換することができ、また段差のある断面形状の加工に対
してもブロックを嵌め込むことにより早急に対応でき
る。さらに、上記ブロックを同一寸法としてあるので、
使用者が予備としてブロックを確保する場合でも同一種
類のものを揃えておけばよく、製造上も、一種類のもの
を数多く製造した方がコスト的に有利であり、また、ブ
ロックを追加したり、外したりする時に他のブロックを
外さなくてもよいのでブロック交換の時間が短くて済
む。
【0014】また、各ユニットとしての柄付部1、中間
刃部2、底刃部3の位置決めは、次のように行う。すな
わち、柄付部1、中間刃部2及び底刃部3の各ユニット
の先端側には、スリット状の凹部である定位8aが円周
沿いに形成された固定穴8が形成され、他方、上記中間
刃部2、底刃部3の対応する位置には、上記定位に嵌合
するべくスプライン状の凸部7aを周面に形成したボス
部7が形成されているので、上記定位8aに合わせて中
間刃部2、底刃部3を円周方向に調整しながら位置決め
を行うことができる。
【0015】このように中間刃部2、底刃部3の位置を
円周沿いに任意に決定することができるので、加工状態
に合わせて、例えば図2に示す如く切刃(スローアウェ
イチップ6)の螺旋方向を変えたり、切刃の捩じれ角度
を調整することができる。例えば、薄板加工などびびり
振動を起こし易い被削材には図2(a)に示すように螺
旋方向を左ねじりとすることによって、加工時に柄付部
1のスローアウェイチップ(以下、チップと略称する)
6、中間刃部2のチップ6、底刃部3のチップ6の順に
被削材に食い込み、よって底刃部3のチップ6が切削を
始める時には他のチップ6が被削材中に食い込んでいる
ので、最もビビリ振動を起こし易い底刃部3でもビビリ
振動を起こし難くなる。他方、溝加工や、切り込みが深
く、切屑のかみ込みによる欠損を起こし易い加工には、
図2(b)に示すように切刃の螺旋方向を右ねじりとす
ることによって、切屑がチップポケット5を伝わって排
出するようにすることができる。
【0016】さらに、各ユニットは上記固定穴8とボス
部がしっかりと嵌合するとともにボルト4によって柄付
部1或いは前段のユニットに強固に固定しているので動
力伝達もスムーズである。
【0017】なお、本実施例のエンドミルにおいて上記
中間刃部2、底刃部3のように構成されるブロックを用
いることによって、このブロックを任意の数だけ積み重
ねることができ、それぞれの積み重ね数に対応するべく
ボルト4は異なる長さのものを予め幾つか用意しておく
と便利である。
【0018】本実施例のエンドミルは、図6に示す一体
形のスローアウェイエンドミル301と比較して、図3
に示すように、切削能力に大差がないのが判る。すなわ
ち、切削速度V=150m/min、切り込みf=0.
15mm/刃、被削材がSCM435で、切削実験を行
った結果、両者には大差がなかった。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のように、軸線回りに回
転することにより使用する工具本体の周面に軸線方向に
直線状または螺旋状にチップポケットを形成し、このチ
ップポケットの側壁にスローアウェイチップが軸方向に
並べられ各スローアウェイチップの外周側に位置する周
切刃によって周切刃部が形成されたスローアウェイ式エ
ンドミルにおいて、各切刃を最小ユニットとしたブロッ
クを軸方向に分割自在に積み重ねたスローアウェイ式エ
ンドミルであるので、必要な加工長さ分だけユニットを
積み重ねることによって、びびり振動を防止することが
できるとともに、スローアウェイチップ欠損時の本体の
破損に対し、その破損部分のみを交換することができ、
また段差のある断面形状の加工に対してもユニットを嵌
め込むことにより早急に対応できる。さらに、上記ブロ
ックを同一寸法としてあるので、使用者が予備としてブ
ロックを確保する場合でも同一種類のものを揃えておけ
ばよく、製造上も、一種類のものを数多く製造した方が
コスト的に有利であり、また、ブロックを追加したり、
外したりする時に他のブロックを外さなくてもよいので
ブロック交換の時間が短くて済む。
【0020】また、本発明の別の側面によれば、円周沿
に形成されたスプラインによって、上記ブロックの固定
位置を周方向に沿って調整できるようになしたので、切
刃の螺旋角度または螺旋方向を任意に決定することがで
き、例えば、薄板加工などびびり振動をおこし易い被削
材には切刃の螺旋方向を右ねじれにし、溝加工や、切り
込みが深く、切屑のかみ込みによる欠損をおこし易い加
工には、左ねじれに位置換えすることにより、問題に早
急に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係るスローアウェイ式エンドミ
ルの分解斜視図である。
【図2】切刃の螺旋方向を変えた2つの本発明実施例に
係るスローアウェイ式エンドミルの正面図である。
【図3】従来の一体形スローアウェイ式エンドミルと本
発明実施例に係るスローアウェイ式エンドミルの切削能
力を示す図である。
【図4】従来のソリッドエンドミルの正面図である。
【図5】従来のラフィングエンドミルの正面図である。
【図6】従来の一体形スローアウェイ式エンドミルの正
面図である。
【図7】従来のソリッドエンドミルとラフィングエンド
ミルの切削動力の差を示す図である。
【符号の説明】
1 柄付部 2 中間刃部 3 底刃部 4 ボルト 5 チップポケット 6 スローアウェイチップ 7 ボス部 8 固定穴 7a 凸部 8a 定位

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線回りに回転することにより使用する工
    具本体の周面に軸線方向に直線状または螺旋状にチップ
    ポケットを形成し、このチップポケットの側壁にスロー
    アウェイチップが軸方向に並べて設けられ、各スローア
    ウェイチップの外周側に位置する周切刃によって周切刃
    部が形成され、周切刃は軸線方向において同一外径であ
    るスローアウェイ式エンドミルにおいて、下端部に切刃
    を設け単独で切削加工ができる柄付部と、切刃を設け分
    割したブロックを備え、切込み深さに応じて切刃長さを
    設定して、前記柄付部の下端面に上記ブロックを一段以
    上重ね、軸線方向に平行な方向にブロックを挿通するボ
    ルトによってブロックを柄付部もしくは前段のブロック
    に固定するようにしたことを特徴とするスローアウェイ
    式エンドミル。
  2. 【請求項2】軸線回りに回転することにより使用する工
    具本体の周面に軸線方向にに直線状または螺旋状にチッ
    プポケットを形成し、このチップポケットの側壁にスロ
    ーアウェイチップが軸方向に並べて設けられ各スローア
    ウェイチップの外周側に位置する周切刃によって周切刃
    部が形成されたスローアウェイ式エンドミルにおいて、
    各切刃を最小ユニットとしたブロックを軸方向に多段重
    ね自在に積み重ねるとともに、円周沿いに形成されたス
    プラインによって、上記ブロックの固定位置を周方向に
    沿って調整できるようになしたことを特徴とするスロー
    アウェイ式エンドミル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102861942A (zh) * 2012-10-20 2013-01-09 无锡蠡湖叶轮制造有限公司 一种单刃槽铣刀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0639002B2 (ja) * 1986-08-04 1994-05-25 シンクス株式会社 開先加工用のカツタ−

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