JPS6334748A - 貼り合せ型情報記録円盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報記縁石を一面に形成した透明な円盤状の
基板と他の基板とを、前記情報記録層を内面として前記
基板の外周と内周とに、同心的にスペーサを介在させて
、情報記録層面に空気層を形成し、該情報記録層にレー
ザー光等の光線を集光して照射し、その反射光によって
これに記録されている情報を読取るエアサンドイッチの
貼り合せ型情報記録円盤に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の貼り合せ型情報記録円盤を第２図に示し
、これについて以下に説明する。

１はアクリル、ポリカーボネート等の透明なプラスチッ
クの円盤状の基板２の一面に形成された情報記録層で、
該基板２の内周と外周には、同心的に断面矩形状の内側
スペーサ４、外側スペーサ３が情報記録層１の内側、外
側に貼着される。

６は前記の基板２と同様な基板で、その−面には、基板
２と同様に情報記録Ｆｉｔｌが設けられ、夕）側スペー
サ３、内側スペーサ４に基板２と同様に貼着されるので
、これ等の情報記録層１間には中空部分５が形成され、
この中空部分５が空気層となる。

この貼り合せ型情報記録円盤は、その両面に情報が記録
されているので、情報の記録量が片面のものに比して倍
に拡大されるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の前述の貼り合せ型ｔＲ報記録円磐においては、外
側スペーサ３、内側スペーサ４は断面が矩形状であり、
且つ記録量を増大するために、外側スペーサ３の巾は出
来るだけ小さくする必要がある。

そのため、外側スペーサ３と基板２，６との接着中は非
常に小さくなってしまう。

一方、基板２，６は温度、湿度によって伸びを生じ、そ
の伸び率は、例えば基板２，６として最も多く使用され
ているキャストアクリルの場合、温度４０℃、湿度９０
％ＲＨの環境下で、約０．３５％になる。

基板２，６はこのために、外側スペーサ３、内側スペー
サ４と同材質が使用されるものの、形伏の差によってそ
りを生じたり、最悪の場合には、外側スペーサ３の剥離
を生じてしまう。

更に、この貼り合せ型情報記録円盤を落した場合にも、
やはり剥離が生ずることがある。

〔発明の目的〕

本発明は、従来の貼り合せ型情報記録円盤の前述の欠点
を解消し、温度や湿度の変化に対してもそりや、剥離の
生ずるおそれのない貼り合せ型情報記録円盤を提供し、
記録が確実に読取れると共に、情報記録層の変質を生じ
させないようにしたものである。

〔発明の概要〕

本発明は前述の目的を達成するために、エアサンドイッ
チ型の貼り合せ情報記録円盤の、空気層を形成するため
のスペーサと基板との間に熱可塑性エラストマ、ゴムシ
ート等の厚さ５０〜２００μｍの緩衝材を接着し、落下
の衝撃、伸び等をこれに吸収させることを要旨とするも
のである。

〔発明の実施例〕

本発明の実施の一例を、第１図について以下に説明する
。

２は、情報記録層１を設けた透明な円盤状の基板、３は
外側スペーサ、４は内側スペーサ、６は前記基板２と同
様な基板、５は外側スペーサ３、内側スペーサ４によっ
て形成される中空部分で、これ等の各部は従来のエアサ
ンドインチ型の貼り合せ情報記録円盤と同じである。

そして、外側スペーサ３、内側スペーサ４と基板２，６
との間には、厚さ５０〜２００μｍ　（７）　例えばス
チレン系の熱可塑性エラストマをｋｌｋ　衝打７として
接着する。

この緩衝材７としては、この他の熱可塑性エラストマ、
ゴムシート等の弾性と、表裏両面が左右にズレることが
可能なような伸縮性のある材質であれば、これを用いも
よい。

従って、この貼り合せ型情報記録円盤の置かれている環
境、即ち温度や湿度が変って、基板２゜６に伸びを生じ
、外側スペーサ３との間に伸びの差を生じても緩ｉ鼾材
７の伸縮性によって、基板２゜６に生じる歪が緩和され
る。

そのため、基板２，６にソリを生じたり、外側スペーサ
３との接着の剥離を生じたりすることばない。

又、これを落した場合にも、緩衝材７の弾性でその落下
衝撃を緩和、吸収するので、剥離に至ることはない。

前記実施例は、アエサンドインチ型の貼り合せ情報記録
円盤について述べたが、その他Ｅ−ＤＲＡＷ等の全面貼
り合せ型の情報記録円盤についても同様な効果が得られ
る。

〔発明の効果〕

本発明は叙上のように、この貼り合せ型情報記録円盤の
置かれている環境の変化によって、その温度、湿度が変
り、円盤１欠の基板とスペーサとの間に伸びの差を生じ
ても、基板とスペーサの間に接着されている緩衝材の伸
縮性によって、基板に歪を生じることがない。

そのため、この歪に起因する基板の反りを未然に防止で
き、再生時のレーザー光等の光線の焦点からずれるフォ
ーカスズレを最小限に防止でき、記録の再生に支障を生
ずることがない。

又、最悪の事態での剥離が無くなるので、空気層内に水
分等の浸入による情報記録層の変質も防止できる。

更には、これを落下した際でも、その落下衝撃を緩衝材
が吸収してしまうので、その衝撃による基板とスペーサ
の剥離も防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の一部を断面とした斜視図、第
２図は従来のものの一部を断面とした斜面図である。 １・・・情報記録層、２・・・基板、３・・・外側スペ
ーサ、４・・・内側スペーサ、５・・・中空部分、６・
・・基板、７・・・緩衝材。 特許出願人　　　パイオニア株式会社 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報記録層を一面に形成した透明な円盤状の基板と他の
   基板とを、前記情報記録層を内面として前記基板の外周
   と内周とに、同心的にスペーサを介在させて情報記録層
   内に空気層を形成すると共に、スペーサと前記各基板と
   の間に、厚さ５０〜２００μｍの熱可塑性エラストマ、
   或いはゴムシート等の緩衝材を接着したことを特徴とす
   る貼り合せ型情報記録円盤。