JPS6333844Y2 - - Google Patents
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- JPS6333844Y2 JPS6333844Y2 JP1983036150U JP3615083U JPS6333844Y2 JP S6333844 Y2 JPS6333844 Y2 JP S6333844Y2 JP 1983036150 U JP1983036150 U JP 1983036150U JP 3615083 U JP3615083 U JP 3615083U JP S6333844 Y2 JPS6333844 Y2 JP S6333844Y2
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- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- Refuse Receptacles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、厨房室で生じる料理材料の屑や残飯
等の厨房塵芥を収容するための塵芥収容装置の改
良に関するものである。
等の厨房塵芥を収容するための塵芥収容装置の改
良に関するものである。
(従来の技術)
従来より、この種の厨房用塵芥収容装置とし
て、例えば第4図に示すように、上面が開放され
た収容器aと、該収容器aの上面開放部a1の後縁
にヒンジbを介して揺動自在に取り付けられ、該
上面開放部a1を開閉する蓋部材cと、収容器aの
底部に揺動可能に支持され、前端に操作ペダルd
が取り付けられているとともに、後端がリンクe
を介して前記蓋部材cに連結された操作レバー部
材fとからなり、操作ペダルdの踏込み操作によ
つてリンクeを上昇させ、該リンクeの上昇によ
り蓋部材cを押し上げて開くことにより、収容器
a内に厨房塵芥を投入し得るようにしたものがよ
く知られている。
て、例えば第4図に示すように、上面が開放され
た収容器aと、該収容器aの上面開放部a1の後縁
にヒンジbを介して揺動自在に取り付けられ、該
上面開放部a1を開閉する蓋部材cと、収容器aの
底部に揺動可能に支持され、前端に操作ペダルd
が取り付けられているとともに、後端がリンクe
を介して前記蓋部材cに連結された操作レバー部
材fとからなり、操作ペダルdの踏込み操作によ
つてリンクeを上昇させ、該リンクeの上昇によ
り蓋部材cを押し上げて開くことにより、収容器
a内に厨房塵芥を投入し得るようにしたものがよ
く知られている。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、この従来のものでは、蓋部材cが収容
器aに対して上方に開くため、厨房室における外
観見映えの向上の面から略一定の高さに規格統一
された適宜の厨房台(例えばシンクを備えた流し
台)の内部に装備した場合には、前記蓋部材cが
厨房台内の上部に支えて大きく開かず、厨房塵芥
の収容器a内への投入および一杯になつた収容器
a内からの塵芥の取出しが不便になり、使い勝手
が悪いという問題があつた。この問題の解決のた
めには収容器aの高さ寸法を減少させればよい
が、その場合、収容器aの塵芥収容量が減少す
る。
器aに対して上方に開くため、厨房室における外
観見映えの向上の面から略一定の高さに規格統一
された適宜の厨房台(例えばシンクを備えた流し
台)の内部に装備した場合には、前記蓋部材cが
厨房台内の上部に支えて大きく開かず、厨房塵芥
の収容器a内への投入および一杯になつた収容器
a内からの塵芥の取出しが不便になり、使い勝手
が悪いという問題があつた。この問題の解決のた
めには収容器aの高さ寸法を減少させればよい
が、その場合、収容器aの塵芥収容量が減少す
る。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、前記の如き塵芥収
容器を厨房台内に装備する場合、収容器自体の使
用動作と、その蓋部材の開閉動作とを特定の構造
でもつて関連させることにより、厨房台内部にお
ける蓋部材の開閉動のためのスペースを不要と
し、よつて厨房台内に装備される厨房用塵芥収容
装置における使い勝手の向上と塵芥収容量の増加
との両立を図らんとすることにある。
り、その目的とするところは、前記の如き塵芥収
容器を厨房台内に装備する場合、収容器自体の使
用動作と、その蓋部材の開閉動作とを特定の構造
でもつて関連させることにより、厨房台内部にお
ける蓋部材の開閉動のためのスペースを不要と
し、よつて厨房台内に装備される厨房用塵芥収容
装置における使い勝手の向上と塵芥収容量の増加
との両立を図らんとすることにある。
(課題を解決するための手段)
この目的の達成のため、本考案の解決手段は、
塵芥収容器を、必要時にのみ厨房台内から引き出
されるようなビルトインタイプのものとする。そ
して、蓋部材については収容器の引出し時のみに
その動きに連係して開くようにする。
塵芥収容器を、必要時にのみ厨房台内から引き出
されるようなビルトインタイプのものとする。そ
して、蓋部材については収容器の引出し時のみに
その動きに連係して開くようにする。
具体的には、厨房台はその前側パネルに開口部
が形成され、該開口部の上部に係止部を有する構
造とする。
が形成され、該開口部の上部に係止部を有する構
造とする。
また、この厨房台の開口部内に前方に傾動可能
にかつ非前傾状態で前板が前記厨房台の開口部を
閉塞するように支持され、上面が開放された塵芥
収容室を形成する揺動箱を設ける。
にかつ非前傾状態で前板が前記厨房台の開口部を
閉塞するように支持され、上面が開放された塵芥
収容室を形成する揺動箱を設ける。
さらに、前記揺動箱の前側下部に揺動自在に支
持され、踏込み操作により揺動箱を前傾させる操
作ペダルを設ける。
持され、踏込み操作により揺動箱を前傾させる操
作ペダルを設ける。
前記揺動箱の上面開放部の後縁にヒンジを介し
て上下方向に回動自在に取り付けられ、該上面開
放部を開閉する蓋部材を設ける。
て上下方向に回動自在に取り付けられ、該上面開
放部を開閉する蓋部材を設ける。
前記蓋部材の上面で前記ヒンジよりも前側に、
揺動箱の前傾時に前記厨房台の係止部に係合する
ことにより蓋部材を上方に回動せしめて開く係合
片を突設する。
揺動箱の前傾時に前記厨房台の係止部に係合する
ことにより蓋部材を上方に回動せしめて開く係合
片を突設する。
(作用)
前記の構成により、本考案では、塵芥収容装置
の非使用時、揺動箱は非前傾状態にあり、この揺
動箱によつて厨房台の前側パネル開口部は閉塞さ
れる。また、揺動箱が非前傾状態にあるので、係
合片は開口部上側の係止部に係合せず、蓋部材は
揺動箱内の塵芥収容室の上面開放部を閉塞する。
の非使用時、揺動箱は非前傾状態にあり、この揺
動箱によつて厨房台の前側パネル開口部は閉塞さ
れる。また、揺動箱が非前傾状態にあるので、係
合片は開口部上側の係止部に係合せず、蓋部材は
揺動箱内の塵芥収容室の上面開放部を閉塞する。
そして、塵芥収容室への塵芥投入や収容室から
の塵芥の取出し時には、操作ペダルを踏込み操作
すると、この操作により、前記揺動箱が前傾す
る。また、この揺動箱の前傾動作に伴い、前記係
合片が前記厨房台の係止部に係合する。この係合
片は蓋部材の上面で前記ヒンジよりも前側に突設
されているので、この係合片の係止部との係合に
より蓋部材が上方に回動して開かれ、この蓋部材
は揺動箱の最前傾状態では最大開度で開かれる。
この蓋部材の開き動作により、揺動箱内の収容室
が上面開放部にて開放され、収容室に対する塵芥
の出入れを行い得る状態となる。
の塵芥の取出し時には、操作ペダルを踏込み操作
すると、この操作により、前記揺動箱が前傾す
る。また、この揺動箱の前傾動作に伴い、前記係
合片が前記厨房台の係止部に係合する。この係合
片は蓋部材の上面で前記ヒンジよりも前側に突設
されているので、この係合片の係止部との係合に
より蓋部材が上方に回動して開かれ、この蓋部材
は揺動箱の最前傾状態では最大開度で開かれる。
この蓋部材の開き動作により、揺動箱内の収容室
が上面開放部にて開放され、収容室に対する塵芥
の出入れを行い得る状態となる。
一方、揺動箱が後回りに回動して非前傾状態に
戻ると、その動きに連係して、前記係合片と係止
部との係合が解除され、蓋部材が閉じる。
戻ると、その動きに連係して、前記係合片と係止
部との係合が解除され、蓋部材が閉じる。
こうして蓋部材は、揺動箱の前傾動作に連動し
て、蓋部材側の係合片と厨房台側の係止部との係
合により開かれるので、厨房台内で蓋部材をその
まま開閉する場合と比べ、厨房台内の蓋部材の開
閉スペースが不要となる。その分、揺動箱の大き
さを大きくして、その内部の塵芥収容室の容積を
拡大でき、塵芥収容量を増加できるのである。
て、蓋部材側の係合片と厨房台側の係止部との係
合により開かれるので、厨房台内で蓋部材をその
まま開閉する場合と比べ、厨房台内の蓋部材の開
閉スペースが不要となる。その分、揺動箱の大き
さを大きくして、その内部の塵芥収容室の容積を
拡大でき、塵芥収容量を増加できるのである。
また、操作ペダルを踏込み操作するだけで、揺
動箱が前傾して蓋部材が自動的に開くので、その
蓋部材自体に対する開閉操作が不要である。しか
も、揺動箱の最前傾位置で蓋部材が最大に開いて
収容室が大きく開放されるので、その収容室に対
する塵芥の投入や取出しが容易になり、よつて塵
芥収容装置の使い勝手を高めることが可能とな
る。
動箱が前傾して蓋部材が自動的に開くので、その
蓋部材自体に対する開閉操作が不要である。しか
も、揺動箱の最前傾位置で蓋部材が最大に開いて
収容室が大きく開放されるので、その収容室に対
する塵芥の投入や取出しが容易になり、よつて塵
芥収容装置の使い勝手を高めることが可能とな
る。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図および第2図において、1は上部に2槽
のシンク2,2を備えた、厨房台としての流し台
であつて、該流し台1の内部は仕切板3,3によ
つて左右方向に3つの室4,4,…に仕切られて
いる。該流し台1の前側パネル1aには前記中央
の室4に対応する部分に矩形状の開口部5が形成
され、該開口部5の上縁(前側パネル1a)には
後述の係合片19と係合する係止部6が設けられ
ている。
のシンク2,2を備えた、厨房台としての流し台
であつて、該流し台1の内部は仕切板3,3によ
つて左右方向に3つの室4,4,…に仕切られて
いる。該流し台1の前側パネル1aには前記中央
の室4に対応する部分に矩形状の開口部5が形成
され、該開口部5の上縁(前側パネル1a)には
後述の係合片19と係合する係止部6が設けられ
ている。
前記流し台1の開口部5内には上面が開放され
た矩形状の揺動箱7が配設され、該揺動箱7は、
その下面において重心よりも前方位置に設けた左
右方向に延びる揺動支点としての支持軸8を介し
て、前方に傾動可能に前記仕切板3,3に支持さ
れ、かつ非前傾状態(直立状態)ではその前板7
aがその上端部にて前記開口部5の係止部6に当
接し前記流し台1の前側パネル1aと面一になつ
てその開口部5を閉塞するように設けられてい
る。よつて揺動箱7は所定角度以上に前傾すると
自重によるモーメントによつて自動的に前傾する
ような前傾思案点を有している。また、前記支持
軸8は各仕切板3に形成した軸受部としてのU字
状溝9内に出入可能に嵌挿されており、よつて揺
動箱7は流し台1に対して取外し可能に設けられ
ている。さらに、前記揺動箱7の内部には塵芥収
容室10が形成され、該収容室10内には把手付
きの収容器11が前記揺動箱7の上面開放部7b
を通して出入可能にセツトされている。
た矩形状の揺動箱7が配設され、該揺動箱7は、
その下面において重心よりも前方位置に設けた左
右方向に延びる揺動支点としての支持軸8を介し
て、前方に傾動可能に前記仕切板3,3に支持さ
れ、かつ非前傾状態(直立状態)ではその前板7
aがその上端部にて前記開口部5の係止部6に当
接し前記流し台1の前側パネル1aと面一になつ
てその開口部5を閉塞するように設けられてい
る。よつて揺動箱7は所定角度以上に前傾すると
自重によるモーメントによつて自動的に前傾する
ような前傾思案点を有している。また、前記支持
軸8は各仕切板3に形成した軸受部としてのU字
状溝9内に出入可能に嵌挿されており、よつて揺
動箱7は流し台1に対して取外し可能に設けられ
ている。さらに、前記揺動箱7の内部には塵芥収
容室10が形成され、該収容室10内には把手付
きの収容器11が前記揺動箱7の上面開放部7b
を通して出入可能にセツトされている。
前記揺動箱7の下面にはブラケツト12,12
が突設され、該ブラケツト12,12間には前後
方向に延びる操作アーム部材13がその央部にて
支持軸14を介して上下に揺動自在に支持されて
いる。該操作アーム部材13の後端には揺動箱7
の揺動支点(支持軸8)よりも後側の下面である
下面後端部を突き上げる突上げ部15が形成され
ている。一方、操作アーム部材13の前端には揺
動箱7より前方に延びる操作ペダル16が取り付
けられており、揺動箱7の非前傾状態で操作ペダ
ル16の踏込み操作により操作アーム部材13を
第2図で反時計回り方向に回動させたとき、該操
作アーム部材13はその突上げ部15で揺動箱7
を前記前傾思案点を若干越える位置まで前傾動さ
せるように構成されている。
が突設され、該ブラケツト12,12間には前後
方向に延びる操作アーム部材13がその央部にて
支持軸14を介して上下に揺動自在に支持されて
いる。該操作アーム部材13の後端には揺動箱7
の揺動支点(支持軸8)よりも後側の下面である
下面後端部を突き上げる突上げ部15が形成され
ている。一方、操作アーム部材13の前端には揺
動箱7より前方に延びる操作ペダル16が取り付
けられており、揺動箱7の非前傾状態で操作ペダ
ル16の踏込み操作により操作アーム部材13を
第2図で反時計回り方向に回動させたとき、該操
作アーム部材13はその突上げ部15で揺動箱7
を前記前傾思案点を若干越える位置まで前傾動さ
せるように構成されている。
また、前記揺動箱7の後板7cの上端すなわち
前記上面開放部7bの後縁には該上面開放部7b
を開閉する蓋部材17がヒンジ18を介して上下
方向に回動自在に取り付けられている。さらに、
該蓋部材17の上面には前記ヒンジ18よりも前
側位置たる後端寄りに断面略コ字状の係合片19
が突設され、該係合片19の上端(先端)には前
方に延びるフツク部19aが形成されており、前
記係合片19を揺動箱7の前傾時に前記流し台1
の前側パネル1aの係止部6に係合させることに
より、ヒンジ18との間で生じるモーメントによ
つて蓋部材17を上方に回動せしめて開き、揺動
箱7の最前傾位置では係合片19のフツク部19
aを前記係止部6に係合させて蓋部材17をその
先端部が流し台1の前側パネル1aに略当接する
角度(例えば110゜以上)まで回動させて最大限に
開くように構成されている。
前記上面開放部7bの後縁には該上面開放部7b
を開閉する蓋部材17がヒンジ18を介して上下
方向に回動自在に取り付けられている。さらに、
該蓋部材17の上面には前記ヒンジ18よりも前
側位置たる後端寄りに断面略コ字状の係合片19
が突設され、該係合片19の上端(先端)には前
方に延びるフツク部19aが形成されており、前
記係合片19を揺動箱7の前傾時に前記流し台1
の前側パネル1aの係止部6に係合させることに
より、ヒンジ18との間で生じるモーメントによ
つて蓋部材17を上方に回動せしめて開き、揺動
箱7の最前傾位置では係合片19のフツク部19
aを前記係止部6に係合させて蓋部材17をその
先端部が流し台1の前側パネル1aに略当接する
角度(例えば110゜以上)まで回動させて最大限に
開くように構成されている。
尚、第1図中、20は流し台1の前側パネル1
aの左側の室4に対応する部分に形成された開口
部であつて、該開口部20内には上部にフオーク
やナイフ等を収容するシルバー収納パン21が、
下部にふきん掛け22がそれぞれ開口部20から
前側へ引出し可能に設けられている。23は前記
開口部20を開閉する開閉扉24の裏面に取り付
けられた庖丁差しである。また、25は流し台1
の右側の室4内上部に装備されたタオルウオー
マ、26は同室4内下部に設けられたキー付きの
ロツカーである。27はシンク2,2の前後縁部
間に掛け渡された水切り板、28は洗剤容器受
け、29はタオルを掛けるタオルリング、30は
水栓である。
aの左側の室4に対応する部分に形成された開口
部であつて、該開口部20内には上部にフオーク
やナイフ等を収容するシルバー収納パン21が、
下部にふきん掛け22がそれぞれ開口部20から
前側へ引出し可能に設けられている。23は前記
開口部20を開閉する開閉扉24の裏面に取り付
けられた庖丁差しである。また、25は流し台1
の右側の室4内上部に装備されたタオルウオー
マ、26は同室4内下部に設けられたキー付きの
ロツカーである。27はシンク2,2の前後縁部
間に掛け渡された水切り板、28は洗剤容器受
け、29はタオルを掛けるタオルリング、30は
水栓である。
また、第2図中、31は揺動箱7の最前傾位置
を規制するストツパチエーンである。
を規制するストツパチエーンである。
次に、前記実施例の作動について第3図に基づ
いて説明するに、揺動箱7の揺動支点(支持軸
8)が揺動箱7下面において揺動箱7の重心より
前方位置に設けられているため、図で実線にて示
すような揺動箱7の非前傾状態すなわち直立状態
ではその重心は前記揺動支点位置より後側に移動
しており、この重心による図で時計回り方向の支
持軸8回りのモーメントによつて揺動箱7は後方
向に付勢され、その前板7aは開口部5の係止部
6に当接し流し台1の前側パネル1aと面一にな
つてその開口部5を閉塞している。
いて説明するに、揺動箱7の揺動支点(支持軸
8)が揺動箱7下面において揺動箱7の重心より
前方位置に設けられているため、図で実線にて示
すような揺動箱7の非前傾状態すなわち直立状態
ではその重心は前記揺動支点位置より後側に移動
しており、この重心による図で時計回り方向の支
持軸8回りのモーメントによつて揺動箱7は後方
向に付勢され、その前板7aは開口部5の係止部
6に当接し流し台1の前側パネル1aと面一にな
つてその開口部5を閉塞している。
この状態から、揺動箱7の収容器11内への厨
房塵芥の投入あるいは該収容器11の揺動箱7に
対する出入のために揺動箱7を前傾させる場合に
は、操作ペダル16を踏込み操作すると、この操
作ペダル16の踏込み操作に伴つて操作アーム部
材13が図で反時計回り方向に回動し、その突上
げ部15が揺動箱7の下面後端部を突き上げて該
揺動箱7を前傾思案点を若干越える位置まで前傾
させる。このことにより、その後は、該揺動箱7
にはその自重による支持軸8回りのモーメントが
図で反時計回り方向に作用するようになり、揺動
箱7はひき続いて自動的にさらに前傾し、図で二
点鎖線にて示すようにストツパチエーン31が緊
張した状態の最前傾位置に達すると停止して該最
前傾位置に保持される。
房塵芥の投入あるいは該収容器11の揺動箱7に
対する出入のために揺動箱7を前傾させる場合に
は、操作ペダル16を踏込み操作すると、この操
作ペダル16の踏込み操作に伴つて操作アーム部
材13が図で反時計回り方向に回動し、その突上
げ部15が揺動箱7の下面後端部を突き上げて該
揺動箱7を前傾思案点を若干越える位置まで前傾
させる。このことにより、その後は、該揺動箱7
にはその自重による支持軸8回りのモーメントが
図で反時計回り方向に作用するようになり、揺動
箱7はひき続いて自動的にさらに前傾し、図で二
点鎖線にて示すようにストツパチエーン31が緊
張した状態の最前傾位置に達すると停止して該最
前傾位置に保持される。
その際、操作アーム部材13が揺動箱7に対し
揺動自在に支持されているため、操作アーム部材
13の操作ペダル16を一旦揺動箱7の前傾思案
点を越える位置まで僅かに踏み下げると、その後
は操作ペダル16から足を退けても、自動的に揺
動箱7が前傾し続けるので、その前傾する揺動箱
7が足に当たることはない。
揺動自在に支持されているため、操作アーム部材
13の操作ペダル16を一旦揺動箱7の前傾思案
点を越える位置まで僅かに踏み下げると、その後
は操作ペダル16から足を退けても、自動的に揺
動箱7が前傾し続けるので、その前傾する揺動箱
7が足に当たることはない。
一方、このような揺動箱7の前傾動作に伴い、
揺動箱7が図で破線にて示すように所定角度以上
に前傾すると、その蓋部材17に突設された係合
片19が前記開口部5上縁の係止部6と係合して
蓋部材17の揺動箱7への追従動作を規制し、そ
の際に作用するモーメントにより蓋部材17はヒ
ンジ18回りに図で時計回り方向に回動して揺動
箱7の上面開放部7bを開き、図で二点鎖線にて
示す揺動箱7の最前傾位置では前記係合片19上
端のフツク部19aが係止部6に係止されて蓋部
材17の先端部が流し台1の前側パネル1aに当
接するように蓋部材17の開度が最大(110゜以
上)になつて前記上面開放部7bが蓋部材17で
邪魔されることなく完全に開放される。この状態
で揺動箱7の塵芥収容室10の収容器11内への
各種厨房塵芥の投入ないし該収容器11の塵芥収
容室10に対する出入れが行われる。
揺動箱7が図で破線にて示すように所定角度以上
に前傾すると、その蓋部材17に突設された係合
片19が前記開口部5上縁の係止部6と係合して
蓋部材17の揺動箱7への追従動作を規制し、そ
の際に作用するモーメントにより蓋部材17はヒ
ンジ18回りに図で時計回り方向に回動して揺動
箱7の上面開放部7bを開き、図で二点鎖線にて
示す揺動箱7の最前傾位置では前記係合片19上
端のフツク部19aが係止部6に係止されて蓋部
材17の先端部が流し台1の前側パネル1aに当
接するように蓋部材17の開度が最大(110゜以
上)になつて前記上面開放部7bが蓋部材17で
邪魔されることなく完全に開放される。この状態
で揺動箱7の塵芥収容室10の収容器11内への
各種厨房塵芥の投入ないし該収容器11の塵芥収
容室10に対する出入れが行われる。
しかる後、揺動箱7を前傾状態から元の非前傾
状態に戻す場合には、揺動箱7を前記前傾思案点
より後側位置まで後方に押し込むと、該揺動箱7
に自重による図で時計回り方向のモーメントが作
用することにより、揺動箱7は後方向に付勢され
てその前板7aが流し台1の前側パネル1aの開
口部5を閉塞した状態で保持される。また、この
ような揺動箱7の復帰動作に伴つて前記蓋部材1
7の係合片19と流し台1の係止部6との係合が
解かれ、蓋部材17は自重で図で反時計回り方向
に回動して揺動箱7の上面に開放部7bを閉塞
し、よつて図で実線にて示すように元の状態に戻
る。
状態に戻す場合には、揺動箱7を前記前傾思案点
より後側位置まで後方に押し込むと、該揺動箱7
に自重による図で時計回り方向のモーメントが作
用することにより、揺動箱7は後方向に付勢され
てその前板7aが流し台1の前側パネル1aの開
口部5を閉塞した状態で保持される。また、この
ような揺動箱7の復帰動作に伴つて前記蓋部材1
7の係合片19と流し台1の係止部6との係合が
解かれ、蓋部材17は自重で図で反時計回り方向
に回動して揺動箱7の上面に開放部7bを閉塞
し、よつて図で実線にて示すように元の状態に戻
る。
したがつて、このように、蓋部材17が揺動箱
7の非前傾時すなわち格納時には閉じ、揺動箱7
の前傾時すなわち引出し時のみに開くように揺動
箱7の揺動に伴つて自動的に開閉するため、揺動
箱7の高さ寸法を流し台1のシンク2,2付近ま
で最大に保ち、すなわちその塵芥収容室10の容
積を最大に保ちながら、使用時に揺動箱7の上面
開放部7bの開口面積を最大に確保して厨房塵芥
の投入性および収容器11の着脱操作性を高める
ことができ、よつて流し台1内に装備される厨房
用塵芥収容装置における使い勝手の向上と塵芥収
容量の増加とを両立させることができる。
7の非前傾時すなわち格納時には閉じ、揺動箱7
の前傾時すなわち引出し時のみに開くように揺動
箱7の揺動に伴つて自動的に開閉するため、揺動
箱7の高さ寸法を流し台1のシンク2,2付近ま
で最大に保ち、すなわちその塵芥収容室10の容
積を最大に保ちながら、使用時に揺動箱7の上面
開放部7bの開口面積を最大に確保して厨房塵芥
の投入性および収容器11の着脱操作性を高める
ことができ、よつて流し台1内に装備される厨房
用塵芥収容装置における使い勝手の向上と塵芥収
容量の増加とを両立させることができる。
しかも、流し台1側には係止部6を形成し、揺
動箱7の蓋部材17上面に該係止部6と係合する
係合片19を突設するだけで、揺動箱7の動作に
連係して蓋部材17を開閉できるので、その蓋部
材17の自動開閉機構を極めて簡単なものとする
ことができる。
動箱7の蓋部材17上面に該係止部6と係合する
係合片19を突設するだけで、揺動箱7の動作に
連係して蓋部材17を開閉できるので、その蓋部
材17の自動開閉機構を極めて簡単なものとする
ことができる。
尚、前記実施例では、揺動箱7の揺動支点(支
持軸8)を揺動箱7の下面において重心より前方
位置に配置して、揺動箱7をその自重により前傾
状態および非前傾状態のいずれにも保持できるよ
うにしたが、支持軸8を揺動箱7下面において重
心またはそれより後側に配設することにより、揺
動箱7を常時前方向に付勢して前傾状態の保持す
るようにし、かつ揺動箱7の非前傾状態の保持は
揺動箱7および流し台1の所定位置にそれぞれ対
応するように取り付けた磁石の吸着力等によつて
行うようにしてもよく、前記実施例と同様の作用
効果を奏することができる。
持軸8)を揺動箱7の下面において重心より前方
位置に配置して、揺動箱7をその自重により前傾
状態および非前傾状態のいずれにも保持できるよ
うにしたが、支持軸8を揺動箱7下面において重
心またはそれより後側に配設することにより、揺
動箱7を常時前方向に付勢して前傾状態の保持す
るようにし、かつ揺動箱7の非前傾状態の保持は
揺動箱7および流し台1の所定位置にそれぞれ対
応するように取り付けた磁石の吸着力等によつて
行うようにしてもよく、前記実施例と同様の作用
効果を奏することができる。
また、前記実施例では、揺動箱7の最前傾位置
への停止保持をストツパチエーン31によつて行
うようにしたが、該ストツパチエーン31を省略
して、蓋部材17の係合片19上端のフツク部1
9aが流し台1の前側パネル1aの係止部6に引
つ掛かることにより揺動箱7が最前傾位置に保持
されるようにしてもよい。また、両者の協働によ
り揺動箱7を最前傾位置に保持することも可能で
ある。
への停止保持をストツパチエーン31によつて行
うようにしたが、該ストツパチエーン31を省略
して、蓋部材17の係合片19上端のフツク部1
9aが流し台1の前側パネル1aの係止部6に引
つ掛かることにより揺動箱7が最前傾位置に保持
されるようにしてもよい。また、両者の協働によ
り揺動箱7を最前傾位置に保持することも可能で
ある。
さらに、前記実施例では、厨房用塵芥収容装置
を流し台1に装備した場合を説明したが、調理台
やその他の厨房台に装備してもよいのは勿論のこ
とである。
を流し台1に装備した場合を説明したが、調理台
やその他の厨房台に装備してもよいのは勿論のこ
とである。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案の厨房用塵芥収容
装置によれば、厨房台の内部に、上面が開放され
た塵芥収容室を有する揺動箱を前傾可能に、かつ
非前傾時、前板が厨房台の前側パネルの開口部を
閉塞するように支持し、該揺動箱の上面開放部の
後縁に上下方向に回動して該上面開放部を開閉す
るヒンジ開閉式の蓋部材を取り付け、該蓋部材の
上面でヒンジよりも前側に前記厨房台の開口部上
縁の係止部と係合可能な係合片を固定し、操作ペ
ダルの踏込み操作によつて揺動箱を前傾させた
時、前記係合片と厨房台の係止部とを係合させて
蓋部材を上方に回動せしめて開くようにしたこと
により、揺動箱の塵芥収容室を大容積に確保しつ
つ、揺動箱の厨房台からの引出し時の開口面積を
増大させることができ、よつて厨房台内に装備さ
れる厨房用塵芥収容装置における使い勝手の向上
と塵芥収容量の増加との両立を図ることができる
ものである。
装置によれば、厨房台の内部に、上面が開放され
た塵芥収容室を有する揺動箱を前傾可能に、かつ
非前傾時、前板が厨房台の前側パネルの開口部を
閉塞するように支持し、該揺動箱の上面開放部の
後縁に上下方向に回動して該上面開放部を開閉す
るヒンジ開閉式の蓋部材を取り付け、該蓋部材の
上面でヒンジよりも前側に前記厨房台の開口部上
縁の係止部と係合可能な係合片を固定し、操作ペ
ダルの踏込み操作によつて揺動箱を前傾させた
時、前記係合片と厨房台の係止部とを係合させて
蓋部材を上方に回動せしめて開くようにしたこと
により、揺動箱の塵芥収容室を大容積に確保しつ
つ、揺動箱の厨房台からの引出し時の開口面積を
増大させることができ、よつて厨房台内に装備さ
れる厨房用塵芥収容装置における使い勝手の向上
と塵芥収容量の増加との両立を図ることができる
ものである。
第1図は本考案の実施例を示す全体斜視図、第
2図は要部拡大縦断面図、第3図は作動状態を示
す模式説明図である。第4図は従来例を示す斜視
図である。 1…流し台、1a…前側パネル、5…開口部、
6…係止部、7…揺動箱、7a…前板、7b…上
面開放部、10…塵芥収容室、16…操作ペダ
ル、17…蓋部材、18…ヒンジ、19…係合
片。
2図は要部拡大縦断面図、第3図は作動状態を示
す模式説明図である。第4図は従来例を示す斜視
図である。 1…流し台、1a…前側パネル、5…開口部、
6…係止部、7…揺動箱、7a…前板、7b…上
面開放部、10…塵芥収容室、16…操作ペダ
ル、17…蓋部材、18…ヒンジ、19…係合
片。
Claims (1)
- 前側パネル1aに開口部5が形成され、該開口
部5の上縁に係止部6を有する厨房台1と、該厨
房台1の開口部5内に前方に傾動可能に、かつ非
前傾状態で前板7aが前記厨房台1の開口部5を
閉塞するように支持され、上面が開放された塵芥
収容室10を形成する揺動箱7と、該揺動箱7の
前側下部に揺動自在に支持され、踏込み操作によ
り揺動箱7を前傾させる操作ペダル16と、前記
揺動箱7の上面開放部7bの後縁にヒンジ18を
介して上下方向に回動自在に取り付けられ、該上
面開放部7bを開閉する蓋部材17と、該蓋部材
17の上面で上記ヒンジ18よりも前側に突設さ
れ、揺動箱7の前傾時に前記厨房台1の係止部6
に係合することにより蓋部材17を上方に回動せ
しめて開く係合片19とを備えていることを特徴
とする厨房用塵芥収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3615083U JPS59142205U (ja) | 1983-03-12 | 1983-03-12 | 厨房用塵芥収容装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3615083U JPS59142205U (ja) | 1983-03-12 | 1983-03-12 | 厨房用塵芥収容装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59142205U JPS59142205U (ja) | 1984-09-22 |
JPS6333844Y2 true JPS6333844Y2 (ja) | 1988-09-08 |
Family
ID=30166830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3615083U Granted JPS59142205U (ja) | 1983-03-12 | 1983-03-12 | 厨房用塵芥収容装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59142205U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159351A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Nakabayashi Co Ltd | 小物収納箱 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52102458U (ja) * | 1976-01-29 | 1977-08-03 |
-
1983
- 1983-03-12 JP JP3615083U patent/JPS59142205U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002159351A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Nakabayashi Co Ltd | 小物収納箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59142205U (ja) | 1984-09-22 |
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