JPS6333077Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6333077Y2 JPS6333077Y2 JP15268183U JP15268183U JPS6333077Y2 JP S6333077 Y2 JPS6333077 Y2 JP S6333077Y2 JP 15268183 U JP15268183 U JP 15268183U JP 15268183 U JP15268183 U JP 15268183U JP S6333077 Y2 JPS6333077 Y2 JP S6333077Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- decorative
- main body
- shutter
- parallel link
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 24
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 12
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 102100025490 Slit homolog 1 protein Human genes 0.000 description 1
- 101710123186 Slit homolog 1 protein Proteins 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は、後面側をシヤツタにより開閉し、前
面側を化粧板により開閉するようにした換気扇に
関する。
面側を化粧板により開閉するようにした換気扇に
関する。
(従来の技術)
この種の換気扇として、実公昭46−28031号公
報に記載されたものがある。これは、本体の前面
に着脱可能に装着された化粧枠に化粧板を開閉可
能に取付け、この化粧板をシヤツタを開閉すべく
本体に設けられた連結杆にリンクを介して一体に
連結し、引き紐により連結杆を操作することによ
つて、シヤツタの開閉に連動して化粧板が開閉す
るように構成している。しかしながら、このもの
では、化粧板がシヤツタに連動して開閉するよう
になすべく、化粧板をリンクを介して本体側に一
体に連結しているため、化粧枠を本体から取外し
たとしても、化粧板を本体から取外すことはでき
ない。このため、化粧枠及び化粧板の掃除は、化
粧板とリンクとを連結しているピンを外すという
極めて面倒且つ困難な作業を行えばともかく、一
般には化粧枠及び化粧板を本体に取付けたままの
状態で行わざるを得ず、特に換気扇が室壁の高所
に設置されている場合には、掃除が非常にし難く
なる。
報に記載されたものがある。これは、本体の前面
に着脱可能に装着された化粧枠に化粧板を開閉可
能に取付け、この化粧板をシヤツタを開閉すべく
本体に設けられた連結杆にリンクを介して一体に
連結し、引き紐により連結杆を操作することによ
つて、シヤツタの開閉に連動して化粧板が開閉す
るように構成している。しかしながら、このもの
では、化粧板がシヤツタに連動して開閉するよう
になすべく、化粧板をリンクを介して本体側に一
体に連結しているため、化粧枠を本体から取外し
たとしても、化粧板を本体から取外すことはでき
ない。このため、化粧枠及び化粧板の掃除は、化
粧板とリンクとを連結しているピンを外すという
極めて面倒且つ困難な作業を行えばともかく、一
般には化粧枠及び化粧板を本体に取付けたままの
状態で行わざるを得ず、特に換気扇が室壁の高所
に設置されている場合には、掃除が非常にし難く
なる。
このような問題を解消するものとして、本出願
人は特開昭58−86336号公報に示された換気扇を
出願した。これはシヤツタ開閉機構に連動して回
動動作する回動体を本体に設け、この回動体の回
動動作変位を該回動体が化粧板に直接当接するこ
とにより化粧板に伝達して、この化粧板を開放さ
せるという構成で、回動体は単に化粧板に当接し
ているだけであるから、化粧枠を取外すことで、
同時に化粧板をも取外すことができるというもの
である。
人は特開昭58−86336号公報に示された換気扇を
出願した。これはシヤツタ開閉機構に連動して回
動動作する回動体を本体に設け、この回動体の回
動動作変位を該回動体が化粧板に直接当接するこ
とにより化粧板に伝達して、この化粧板を開放さ
せるという構成で、回動体は単に化粧板に当接し
ているだけであるから、化粧枠を取外すことで、
同時に化粧板をも取外すことができるというもの
である。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、特開昭58−86336号公報に示された
換気扇では、シヤツタを開閉操作する操作機構が
本体に設けられていることから、シヤツタと化粧
板とを互いに連動して開閉するようになすために
は、操作機構の操作変位を受けて回動する回動体
も当然のことながら、本体に設けなければならな
いという事情を有している。このため、本体に設
けられた回動体と化粧枠に設けられた化粧板との
回動中心がずれることとなり、回動体は化粧板に
対しスリツプしながら回動するようになるため、
回動体の回動を効率良く化粧板の回動に変換する
ことができず、回動体の回動角度に比べて化粧板
の回動角度が小さくなるという問題を内在してい
る。例えば、回動体が90度回動しても、化粧板は
60度程度しか開放方向に回動しないという事態が
生じ、これでは換気運転時に化粧枠のベルマウス
を通じて行われる空気吸入が化粧板により阻害さ
れる。この問題を解消するには、回動体の腕の長
さを長くすれば良いが、これでは回動体が大形化
してしまい、回動体をベルマウスと本体の外枠と
の間の狭いスペース内に配置せねばならないこと
を考慮すると、これは現実的ではない。
換気扇では、シヤツタを開閉操作する操作機構が
本体に設けられていることから、シヤツタと化粧
板とを互いに連動して開閉するようになすために
は、操作機構の操作変位を受けて回動する回動体
も当然のことながら、本体に設けなければならな
いという事情を有している。このため、本体に設
けられた回動体と化粧枠に設けられた化粧板との
回動中心がずれることとなり、回動体は化粧板に
対しスリツプしながら回動するようになるため、
回動体の回動を効率良く化粧板の回動に変換する
ことができず、回動体の回動角度に比べて化粧板
の回動角度が小さくなるという問題を内在してい
る。例えば、回動体が90度回動しても、化粧板は
60度程度しか開放方向に回動しないという事態が
生じ、これでは換気運転時に化粧枠のベルマウス
を通じて行われる空気吸入が化粧板により阻害さ
れる。この問題を解消するには、回動体の腕の長
さを長くすれば良いが、これでは回動体が大形化
してしまい、回動体をベルマウスと本体の外枠と
の間の狭いスペース内に配置せねばならないこと
を考慮すると、これは現実的ではない。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、化粧枠を本体から取外すことによ
り、同時に化粧板をも本体から取外すことができ
ることは勿論、シヤツタと化粧板とが互いに連動
して開閉するものでありながらも、本体に設けら
れた回動体の回動を効率良く化粧板の開放動作に
変換することができる換気扇を提供するにある。
その目的は、化粧枠を本体から取外すことによ
り、同時に化粧板をも本体から取外すことができ
ることは勿論、シヤツタと化粧板とが互いに連動
して開閉するものでありながらも、本体に設けら
れた回動体の回動を効率良く化粧板の開放動作に
変換することができる換気扇を提供するにある。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
本考案の換気扇は、化粧板を取付けた化粧枠側
に平行リンク機構を設けると共にこの平行リンク
機構のいずれかのリンクに変位受け部を延設する
一方、本体側に回動体を枢設し且つ該回動体と本
体に枢設されたシヤツタとを連繋部材を介して連
繋させると共に回動体を操作する操作機構を設
け、この操作機構の操作による回動体の回動に連
動してシヤツタを開放させると共に、回動体の回
動変位をこの回動体の前記変位受け部に対する当
接により平行リンク機構に伝達して該平行リンク
機構により化粧板を開放させるようにしたもので
ある。
に平行リンク機構を設けると共にこの平行リンク
機構のいずれかのリンクに変位受け部を延設する
一方、本体側に回動体を枢設し且つ該回動体と本
体に枢設されたシヤツタとを連繋部材を介して連
繋させると共に回動体を操作する操作機構を設
け、この操作機構の操作による回動体の回動に連
動してシヤツタを開放させると共に、回動体の回
動変位をこの回動体の前記変位受け部に対する当
接により平行リンク機構に伝達して該平行リンク
機構により化粧板を開放させるようにしたもので
ある。
(作用)
操作機構を操作すると、回動体の回動に連動し
てシヤツタが開放する。また、この回動体の回動
変位は平行リンク機構のいずれかのリンクの変位
受け部に伝達され、これにより平行リンク機構が
動作して化粧板を開放させる。
てシヤツタが開放する。また、この回動体の回動
変位は平行リンク機構のいずれかのリンクの変位
受け部に伝達され、これにより平行リンク機構が
動作して化粧板を開放させる。
回動体の回動変位は当接により平行リンク機構
の変位受け部に伝達されるので、本体側に設けら
れた回動体と化粧枠側に設けられた平行リンク機
構とを連結する部材は何等存在しない。従つて、
化粧板は本体とは本来的に非連結になつているか
ら、化粧枠を取外すことで化粧板をも本体から取
外すことができる。
の変位受け部に伝達されるので、本体側に設けら
れた回動体と化粧枠側に設けられた平行リンク機
構とを連結する部材は何等存在しない。従つて、
化粧板は本体とは本来的に非連結になつているか
ら、化粧枠を取外すことで化粧板をも本体から取
外すことができる。
また、回動体の回動変位は平行リンク機構を介
して化粧板に伝達されるから、化粧板をシヤツタ
の開閉に連動して開閉させるものでありながら、
回動体の回動を効率良く化粧板の開閉動作に変換
することができる。
して化粧板に伝達されるから、化粧板をシヤツタ
の開閉に連動して開閉させるものでありながら、
回動体の回動を効率良く化粧板の開閉動作に変換
することができる。
(実施例)
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。まず第1図及び第2図において、1は室
壁に組込まれた本体であり、2はその外枠であ
る。この外枠2内にはフアン3及びモータ4から
成る周知の送風機5が配設されていると共に、該
外枠2の後面部には例えば三枚のシヤツタ6が開
閉可能に配設されている。7は中央部にベルマウ
ス8を有する化粧枠であり、外枠2の前面に嵌合
により着脱可能に装着されている。9は化粧板
で、上端部の両側が化粧枠7の前面上部に突設し
た支持片10にヒンジ軸11を介して回動可能に
取付けられている。上記ヒンジ軸11は化粧板9
に固着され、左側のヒンジ軸11には先端部に連
結軸12を有したアーム13を一体に設けると共
に、化粧枠7の左側部には枢支片14を取着して
この枢支片14にリンク15を軸16により枢着
している。17はレバーで、これは化粧枠7の前
面左側上部に形成されたスリツト18から前方に
突出する前端部をアーム13の連結軸12に枢着
し、化粧枠7内に存する中間部をリンク15に軸
19により枢着している。この場合、アーム13
とリンク15とは互に平行となるように且つリン
ク15の両軸16及び19間の距離l1とアーム1
3の長さl2とが等しくなるように取付けるもので
あり、従つてアーム13とリンク15とレバー1
7とは平行リンク機構Mを構成する。そして、こ
の平行リンク機構Mの各リンクたるアーム13、
リンク15及びレバー17のうち、例えばレバー
17の後端部を延設してこれを変位受け部17a
としている。20は化粧枠7に取付けられた掛片
21とリンク15の上端部との間に張設された引
張ばねから成るトグルばねで、中立位置を境にし
てそれよりも左方に存する場合にはリンク15を
矢印A方向に回動付勢し右方に存する場合にはリ
ンク15を反矢印A方向に回動付勢するというト
グル作用をなす。このトグルばね20は、リンク
15を反矢印A方向に回動付勢するとき、リンク
15に及ぼすモーメントが化粧板9の自重による
閉鎖方向のモーメントよりも若干小さくなるよう
なばね力に設定されている。22は化粧枠7に突
設したストツパで、リンク15を当接させてその
反矢印A方向への回動限界位置を規制するための
ものである。尚、23はヒンジ軸11部分を覆う
べく化粧板9に取付けられたカバーで、これにも
レバー17を挿通させるためのスリツト24が形
成されている。一方、25は外枠2の左側部に取
着された取付片26に軸27により枢着した回動
体で、これの一端部に接触子28を突設してい
る。この場合、接触子28と軸27との距離l3を
前記l1及びl2と等しく定めるものである。そして、
回動体25の接触子28には斜め下方に延びる前
記レバー17の変位受け部17aの後端部が接離
可能に当接しており、この当接状態において回動
体25はアーム13及びリンク15と平行状態に
なつている。29は回動体25を操作する操作機
構で、外枠2の前下部に取着されたスイツチケー
ス30内に作動杆31を上下動可能に挿設し、こ
の作動杆31の下端部に引き紐32を取着すると
共に、作動杆31の上端部と回動体25の他端部
との間に連杆33を架設して成る。前記スイツチ
ケース30内にはモータ4を通断電するスイツチ
及びロツク機構(いずれも図示せず)が設けられ
ており、作動杆31を引下げるとスイツチがオン
作動すると共にロツク機構が作動して作動杆31
を引下げ位置にロツクし、作動杆31を再び引下
げるとロツク機構のロツクが解除されるようにな
つている。34は連繋部材としてのコネクテイン
グレバーで、これは前記三枚のシヤツタ6にこれ
ら相互を連結するようにしてピン35により枢着
されている。そして、このコネクテイングレバー
34の上部位に前方に向けて突出するように設け
られた水平杆部34aの先端部分にスリツト36
を形成し、このスリツト36を回動体25に突設
した係合子37に係合せしめ、以てシヤツタ6と
回動体25との間をコネクテイングレバー34に
より連結している。38は水平杆部34aと外枠
2との間に張設された引張スプリングで、これは
コネクテイングレバー34を上方に付勢すること
によつてシヤツタ6を閉鎖方向に回動付勢してい
る。
明する。まず第1図及び第2図において、1は室
壁に組込まれた本体であり、2はその外枠であ
る。この外枠2内にはフアン3及びモータ4から
成る周知の送風機5が配設されていると共に、該
外枠2の後面部には例えば三枚のシヤツタ6が開
閉可能に配設されている。7は中央部にベルマウ
ス8を有する化粧枠であり、外枠2の前面に嵌合
により着脱可能に装着されている。9は化粧板
で、上端部の両側が化粧枠7の前面上部に突設し
た支持片10にヒンジ軸11を介して回動可能に
取付けられている。上記ヒンジ軸11は化粧板9
に固着され、左側のヒンジ軸11には先端部に連
結軸12を有したアーム13を一体に設けると共
に、化粧枠7の左側部には枢支片14を取着して
この枢支片14にリンク15を軸16により枢着
している。17はレバーで、これは化粧枠7の前
面左側上部に形成されたスリツト18から前方に
突出する前端部をアーム13の連結軸12に枢着
し、化粧枠7内に存する中間部をリンク15に軸
19により枢着している。この場合、アーム13
とリンク15とは互に平行となるように且つリン
ク15の両軸16及び19間の距離l1とアーム1
3の長さl2とが等しくなるように取付けるもので
あり、従つてアーム13とリンク15とレバー1
7とは平行リンク機構Mを構成する。そして、こ
の平行リンク機構Mの各リンクたるアーム13、
リンク15及びレバー17のうち、例えばレバー
17の後端部を延設してこれを変位受け部17a
としている。20は化粧枠7に取付けられた掛片
21とリンク15の上端部との間に張設された引
張ばねから成るトグルばねで、中立位置を境にし
てそれよりも左方に存する場合にはリンク15を
矢印A方向に回動付勢し右方に存する場合にはリ
ンク15を反矢印A方向に回動付勢するというト
グル作用をなす。このトグルばね20は、リンク
15を反矢印A方向に回動付勢するとき、リンク
15に及ぼすモーメントが化粧板9の自重による
閉鎖方向のモーメントよりも若干小さくなるよう
なばね力に設定されている。22は化粧枠7に突
設したストツパで、リンク15を当接させてその
反矢印A方向への回動限界位置を規制するための
ものである。尚、23はヒンジ軸11部分を覆う
べく化粧板9に取付けられたカバーで、これにも
レバー17を挿通させるためのスリツト24が形
成されている。一方、25は外枠2の左側部に取
着された取付片26に軸27により枢着した回動
体で、これの一端部に接触子28を突設してい
る。この場合、接触子28と軸27との距離l3を
前記l1及びl2と等しく定めるものである。そして、
回動体25の接触子28には斜め下方に延びる前
記レバー17の変位受け部17aの後端部が接離
可能に当接しており、この当接状態において回動
体25はアーム13及びリンク15と平行状態に
なつている。29は回動体25を操作する操作機
構で、外枠2の前下部に取着されたスイツチケー
ス30内に作動杆31を上下動可能に挿設し、こ
の作動杆31の下端部に引き紐32を取着すると
共に、作動杆31の上端部と回動体25の他端部
との間に連杆33を架設して成る。前記スイツチ
ケース30内にはモータ4を通断電するスイツチ
及びロツク機構(いずれも図示せず)が設けられ
ており、作動杆31を引下げるとスイツチがオン
作動すると共にロツク機構が作動して作動杆31
を引下げ位置にロツクし、作動杆31を再び引下
げるとロツク機構のロツクが解除されるようにな
つている。34は連繋部材としてのコネクテイン
グレバーで、これは前記三枚のシヤツタ6にこれ
ら相互を連結するようにしてピン35により枢着
されている。そして、このコネクテイングレバー
34の上部位に前方に向けて突出するように設け
られた水平杆部34aの先端部分にスリツト36
を形成し、このスリツト36を回動体25に突設
した係合子37に係合せしめ、以てシヤツタ6と
回動体25との間をコネクテイングレバー34に
より連結している。38は水平杆部34aと外枠
2との間に張設された引張スプリングで、これは
コネクテイングレバー34を上方に付勢すること
によつてシヤツタ6を閉鎖方向に回動付勢してい
る。
次に上記構成の作用を説明する。まず第1図及
び第2図に示すように換気扇が運転停止状態にあ
つて化粧板9が前面を覆つているとする。この状
態から引き紐32を引下げると、作動杆31及び
連杆35が引下げられ、これにて回動体25が矢
印B方向に回動する。この回動体25の回動変位
は接触子28がレバー17の変位受け部17aに
当接していることにより、平行リンク機構Mに伝
達、即ち具体的には回動体25の回動により、レ
バー17が接触子28に押されるようにして化粧
枠7から前方側へ進出するように斜め上向きに略
直線的に移動し、この移動に伴うアーム13の矢
印C方向への回動によつて化粧板9が開放方向に
回動する。そして、化粧板9が或る角度開放され
たところ換言すればリンク15が反矢印A方向に
ある角度回動したところでトグルばね20が中立
位置を通過してリンク15ひいてはレバー17を
進出方向に付勢するようになるため、それ以降化
粧板9にその開放を助成する方向の回動モーメン
トが付与されるようになる。従つて、その後は引
き紐32を軽く引張るだけで化粧板9が第3図に
示す完全開放位置まで回動し、この時点でスイツ
チケース30内のロツク機構が作動杆31を引下
げ位置にロツクして回動体25ひいては化粧板9
をその完全開放位置に保持し且つスイツチがオン
作動してモータ4に通電する。一方、回動体25
の矢印B方向の回動に伴いコネクテイングレバー
34が水平杆部34aと共に引張スプリング38
のばね力に抗して下方に移動し、シヤツタ6を開
放方向たる矢印D方向に回動させる。以上にてシ
ヤツタ6の開放状態のもとでフアン3が回転する
換気運転が行われる。またこの運転状態におい
て、引き紐32を若干引下げると、作動杆31の
ロツクが解除される。すると、化粧板9がその自
重によりレバー17をトグルばね20のばね力に
抗して元の位置に後退させるように押し戻しなが
ら閉鎖方向に回動する。そして、化粧板9が或る
角度閉鎖方向に回動したところ換言すればリンク
15が矢印A方向に或る角度回動したところでト
グルばね20が中立位置を通過してリンク15ひ
いてはレバー17を後退方向に付勢するようにな
るため、それ以後化粧板9はトグルばね20から
閉鎖方向の回動助勢力を受けて元の閉鎖位置に戻
り本体1の前面を覆う。一方、レバー17の後退
方向の移動により回動体25が反矢印B方向に回
動し、これに伴いコネクテイングレバー34が引
張スプリング38のばね力により上方に移動して
シヤツタ6を反矢印D方向に回動せしめ閉鎖状態
に復帰させる。また回動体25の反矢印B方向の
回動に伴い、連杆33及び作動杆31が引上げら
れ、これによりスイツチケース30内のスイツチ
がオフ作動してモータ4を断電し、以上にて換気
運転が停止される。
び第2図に示すように換気扇が運転停止状態にあ
つて化粧板9が前面を覆つているとする。この状
態から引き紐32を引下げると、作動杆31及び
連杆35が引下げられ、これにて回動体25が矢
印B方向に回動する。この回動体25の回動変位
は接触子28がレバー17の変位受け部17aに
当接していることにより、平行リンク機構Mに伝
達、即ち具体的には回動体25の回動により、レ
バー17が接触子28に押されるようにして化粧
枠7から前方側へ進出するように斜め上向きに略
直線的に移動し、この移動に伴うアーム13の矢
印C方向への回動によつて化粧板9が開放方向に
回動する。そして、化粧板9が或る角度開放され
たところ換言すればリンク15が反矢印A方向に
ある角度回動したところでトグルばね20が中立
位置を通過してリンク15ひいてはレバー17を
進出方向に付勢するようになるため、それ以降化
粧板9にその開放を助成する方向の回動モーメン
トが付与されるようになる。従つて、その後は引
き紐32を軽く引張るだけで化粧板9が第3図に
示す完全開放位置まで回動し、この時点でスイツ
チケース30内のロツク機構が作動杆31を引下
げ位置にロツクして回動体25ひいては化粧板9
をその完全開放位置に保持し且つスイツチがオン
作動してモータ4に通電する。一方、回動体25
の矢印B方向の回動に伴いコネクテイングレバー
34が水平杆部34aと共に引張スプリング38
のばね力に抗して下方に移動し、シヤツタ6を開
放方向たる矢印D方向に回動させる。以上にてシ
ヤツタ6の開放状態のもとでフアン3が回転する
換気運転が行われる。またこの運転状態におい
て、引き紐32を若干引下げると、作動杆31の
ロツクが解除される。すると、化粧板9がその自
重によりレバー17をトグルばね20のばね力に
抗して元の位置に後退させるように押し戻しなが
ら閉鎖方向に回動する。そして、化粧板9が或る
角度閉鎖方向に回動したところ換言すればリンク
15が矢印A方向に或る角度回動したところでト
グルばね20が中立位置を通過してリンク15ひ
いてはレバー17を後退方向に付勢するようにな
るため、それ以後化粧板9はトグルばね20から
閉鎖方向の回動助勢力を受けて元の閉鎖位置に戻
り本体1の前面を覆う。一方、レバー17の後退
方向の移動により回動体25が反矢印B方向に回
動し、これに伴いコネクテイングレバー34が引
張スプリング38のばね力により上方に移動して
シヤツタ6を反矢印D方向に回動せしめ閉鎖状態
に復帰させる。また回動体25の反矢印B方向の
回動に伴い、連杆33及び作動杆31が引上げら
れ、これによりスイツチケース30内のスイツチ
がオフ作動してモータ4を断電し、以上にて換気
運転が停止される。
上記構成によれば、1本の引き紐32の操作に
よつてシヤツタ6と化粧板9とを同時に開閉させ
ることができ、別々に開閉操作するものに比べて
操作性が良く、またシヤツタ6の回動支点部分に
油塵が付着してこれが開放時の抵抗になつたとし
ても、シヤツタ6を確実に開放することができ
る。
よつてシヤツタ6と化粧板9とを同時に開閉させ
ることができ、別々に開閉操作するものに比べて
操作性が良く、またシヤツタ6の回動支点部分に
油塵が付着してこれが開放時の抵抗になつたとし
ても、シヤツタ6を確実に開放することができ
る。
しかも、本体1側に設けられた操作機構29に
より本体1のシヤツタ6と化粧枠7の化粧板9と
を開閉させるものでありながらも、掃除のために
化粧枠7及び化粧板9を本体1から取外すには、
第4図に示すように化粧枠7を前方に引張つて外
枠2から取外せば良い。即ち、化粧枠7側に設け
られた平行リンク機構Mと本体1側に設けられた
回動体25とは、レバー17の変位受け部17a
と接触子28とにおいて単に当接しているだけ
で、化粧枠7を取外せば、変位受け部17aが接
触子28から離反するので、化粧枠7を取外すこ
とで化粧板9も同時に取外すことができるもので
ある。このように化粧枠7及び化粧板9を本体1
から簡単に取外すことができるから、これらを台
所等の所望の場所で洗浄等によつて楽に掃除する
ことができる。また掃除後、化粧枠7を本体1に
取付ければ、変位受け部17aは接触子28に再
び当接した状態になるので、化粧板9の開閉に支
障を来たすことはない。
より本体1のシヤツタ6と化粧枠7の化粧板9と
を開閉させるものでありながらも、掃除のために
化粧枠7及び化粧板9を本体1から取外すには、
第4図に示すように化粧枠7を前方に引張つて外
枠2から取外せば良い。即ち、化粧枠7側に設け
られた平行リンク機構Mと本体1側に設けられた
回動体25とは、レバー17の変位受け部17a
と接触子28とにおいて単に当接しているだけ
で、化粧枠7を取外せば、変位受け部17aが接
触子28から離反するので、化粧枠7を取外すこ
とで化粧板9も同時に取外すことができるもので
ある。このように化粧枠7及び化粧板9を本体1
から簡単に取外すことができるから、これらを台
所等の所望の場所で洗浄等によつて楽に掃除する
ことができる。また掃除後、化粧枠7を本体1に
取付ければ、変位受け部17aは接触子28に再
び当接した状態になるので、化粧板9の開閉に支
障を来たすことはない。
その上、化粧枠7側に平行リンク機構Mを設
け、回動体25の回動変位をこの平行リンク機構
Mに伝達して化粧板9を開閉するようにしたの
で、本実施例のように、変位受け部17aをレバ
ー17に設けた場合には、回動体25をアーム1
3及びリンク15と平行となるように配設するこ
とによつて、回動体25の回動角度と同じ角度だ
けアーム13ひいては化粧板9を回動させること
ができる。従つて、本体1に設けられた回動体2
5と化粧枠7に設けられた化粧板9との回動中心
がずれていても、回動体25を90度回動させるこ
とで、化粧板9を90度回動させてベルマウス8か
らの空気吸引を阻害する虞のない水平状態まで開
放することができる。このように回動体25の回
動を効率良く化粧板9の回動に変換することがで
きるので、回動体25の長さを長くせずとも済
み、これは結局平行リンク機構Mを大形化させず
とも済むことを意味し、化粧板9を開閉させるた
めの機構全体の小形化を図ることができるもので
ある。
け、回動体25の回動変位をこの平行リンク機構
Mに伝達して化粧板9を開閉するようにしたの
で、本実施例のように、変位受け部17aをレバ
ー17に設けた場合には、回動体25をアーム1
3及びリンク15と平行となるように配設するこ
とによつて、回動体25の回動角度と同じ角度だ
けアーム13ひいては化粧板9を回動させること
ができる。従つて、本体1に設けられた回動体2
5と化粧枠7に設けられた化粧板9との回動中心
がずれていても、回動体25を90度回動させるこ
とで、化粧板9を90度回動させてベルマウス8か
らの空気吸引を阻害する虞のない水平状態まで開
放することができる。このように回動体25の回
動を効率良く化粧板9の回動に変換することがで
きるので、回動体25の長さを長くせずとも済
み、これは結局平行リンク機構Mを大形化させず
とも済むことを意味し、化粧板9を開閉させるた
めの機構全体の小形化を図ることができるもので
ある。
ところで、平行リンク機構Mにより化粧板9を
開閉するためには、化粧枠7にスリツト18を形
成してレバー17をこのスリツト18から前方に
突出させねばならないが、この場合、レバー17
を外枠2側に設けて該レバー17の先端に化粧板
9を接離可能に当接させる構成にすると、化粧枠
7の着脱の度毎にレバー17に対してスリツト1
8を挿脱せねばならず、面倒であり、しかもこの
とき手に持つている化粧枠7を真直ぐ前後に動か
さないとレバー17に無理な力が加わつてレバー
17が変形するという虞れがある。しかしなが
ら、本考案によればレバー17を化粧枠7側に設
ける構成であるから、化粧枠7の着脱の度毎にレ
バー17に対してスリツト18を挿脱する必要は
本来なく、着脱操作が容易であると共にレバー1
7の変形の虞れがない。
開閉するためには、化粧枠7にスリツト18を形
成してレバー17をこのスリツト18から前方に
突出させねばならないが、この場合、レバー17
を外枠2側に設けて該レバー17の先端に化粧板
9を接離可能に当接させる構成にすると、化粧枠
7の着脱の度毎にレバー17に対してスリツト1
8を挿脱せねばならず、面倒であり、しかもこの
とき手に持つている化粧枠7を真直ぐ前後に動か
さないとレバー17に無理な力が加わつてレバー
17が変形するという虞れがある。しかしなが
ら、本考案によればレバー17を化粧枠7側に設
ける構成であるから、化粧枠7の着脱の度毎にレ
バー17に対してスリツト18を挿脱する必要は
本来なく、着脱操作が容易であると共にレバー1
7の変形の虞れがない。
本考案は以上の説明から明らかなように、操作
機構の一動作でシヤツタ及び化粧板を同時に開放
することができ操作性に優れると共に、シヤツタ
に油塵等が付着しても該シヤツタを確実に開放す
ることができる。
機構の一動作でシヤツタ及び化粧板を同時に開放
することができ操作性に優れると共に、シヤツタ
に油塵等が付着しても該シヤツタを確実に開放す
ることができる。
しかも、上記のようにシヤツタと化粧板とを互
いに連動して開放させるものでありながら、本体
側に設けられた回動体から化粧枠側に設けられた
平行リンク機構への変位の伝達は単なる当接によ
つて行われるので、化粧板を含む化粧枠側と本体
側とを連結するような部材は何等存在せず、従つ
て化粧枠を取外すことで同時に化粧板をも本体か
ら容易に取外すことができて掃除を楽に行うこと
ができる上、回動体の回動を平行リンク機構を介
して化粧板に伝達するので、回動体の回動を効率
良く化粧板の開放動作に変換することができ、回
動体の腕の長さを長くせずとも化粧板の開放動作
量を大きくできて平行リンク機構を含む化粧板の
開閉機構全体の小形化を図ることができるという
優れた効果を奏するものである。
いに連動して開放させるものでありながら、本体
側に設けられた回動体から化粧枠側に設けられた
平行リンク機構への変位の伝達は単なる当接によ
つて行われるので、化粧板を含む化粧枠側と本体
側とを連結するような部材は何等存在せず、従つ
て化粧枠を取外すことで同時に化粧板をも本体か
ら容易に取外すことができて掃除を楽に行うこと
ができる上、回動体の回動を平行リンク機構を介
して化粧板に伝達するので、回動体の回動を効率
良く化粧板の開放動作に変換することができ、回
動体の腕の長さを長くせずとも化粧板の開放動作
量を大きくできて平行リンク機構を含む化粧板の
開閉機構全体の小形化を図ることができるという
優れた効果を奏するものである。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図は第1図とは異なる部分で
切断して示す縦断側面図、第3図は運転状態で示
す縦断側面図、第4図は化粧枠取外し時の状態で
示す縦断側面図である。 図中、1は本体、6はシヤツタ、7は化粧枠、
9は化粧板、13はアーム(リンク)、15はリ
ンク、17はレバー(リンク)、17aは変位受
け部、25は回動体、29は操作機構、31は作
動杆、32は引き紐、33は連杆、34はコネク
テイングレバー(連繋部材)、Mは平行リンク機
構である。
は縦断側面図、第2図は第1図とは異なる部分で
切断して示す縦断側面図、第3図は運転状態で示
す縦断側面図、第4図は化粧枠取外し時の状態で
示す縦断側面図である。 図中、1は本体、6はシヤツタ、7は化粧枠、
9は化粧板、13はアーム(リンク)、15はリ
ンク、17はレバー(リンク)、17aは変位受
け部、25は回動体、29は操作機構、31は作
動杆、32は引き紐、33は連杆、34はコネク
テイングレバー(連繋部材)、Mは平行リンク機
構である。
Claims (1)
- 化粧枠を着脱可能に装着した本体の前面を化粧
板によつて開閉するようにしたものであつて、前
記化粧板を前記化粧枠に開閉可能に取付け、化粧
枠側に平行リンク機構を設けると共にこの平行リ
ンク機構のいずれかのリンクに変位受け部を延設
する一方、前記本体側に回動体を枢設し且つ該回
動体と本体に枢設されたシヤツタとを連繋部材を
介して連繋させると共に前記回動体を操作する操
作機構を設け、この操作機構の操作による回動体
の回動に連動してシヤツタを開放させると共に、
回動体の回動変位を該回動体の前記変位受け部に
対する当接により前記平行リンク機構に伝達して
該平行リンク機構により前記化粧板を開放させる
ようにしたことを特徴とする換気扇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268183U JPS6060628U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 換気扇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268183U JPS6060628U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 換気扇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6060628U JPS6060628U (ja) | 1985-04-26 |
JPS6333077Y2 true JPS6333077Y2 (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=30338006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15268183U Granted JPS6060628U (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 換気扇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6060628U (ja) |
-
1983
- 1983-09-30 JP JP15268183U patent/JPS6060628U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6060628U (ja) | 1985-04-26 |
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