JPS6332991B2 - - Google Patents

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JPS6332991B2
JPS6332991B2 JP53065830A JP6583078A JPS6332991B2 JP S6332991 B2 JPS6332991 B2 JP S6332991B2 JP 53065830 A JP53065830 A JP 53065830A JP 6583078 A JP6583078 A JP 6583078A JP S6332991 B2 JPS6332991 B2 JP S6332991B2
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JP
Japan
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scrolls
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orbiting
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Expired
Application number
JP53065830A
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English (en)
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JPS54157315A (en
Inventor
Masato Ikegawa
Eiji Sato
Kenji Tojo
Masao Shiibayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS54157315A publication Critical patent/JPS54157315A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ポンプ、圧縮機あるいは膨脹機と
して用いられるスクロール流体機械に関する。
〔従来の技術〕 従来のスクロール流体機械は、特開昭50−
32512号公報に示され、その構成を第1図および
第2図により説明する。
旋回スクロール1は、鏡板部1aとこの鏡板部
1aに直立しているラツプ部1bとからなる。ラ
ツプ部1bはインボリユート、もしくはインボリ
ユートに近い曲線状に形成され、うず巻き状をし
ており、ほぼ一様な厚さと一様な高さになつてい
る。固定スクロール2は鏡板部2aおよび旋回ス
クロール1と同様なラツプ部2bからなり、鏡板
部2aの中心には高圧口3が設けられ、外周端部
には低圧口4が設けられている。両スクロール1
2は、それぞれのラツプ部1b,2bの巻き終り
端、1b′,2b′が約180゜位相をずらした状態でた
がいにかみ合わされている。
特開昭50−32512号公報の第7図に示されてい
るように、旋回スクロール1は、駆動リングと半
径方向に隙間をおいて係合し、これによつて旋回
スクロール1が固定スクロール2に対して半径方
向に移動可能になつているとともに、旋回スクロ
ール1と駆動リングとの間に軸方向密封流体室を
形成し、この室にポートを介して吐出圧力を導入
する構成となつており、これによつて旋回スクロ
ール1が軸方向に移動可能でしかも固定スクロー
ル2に向つて押付けられるようになつている。
上記スクロール流体機械においては、旋回スク
ロール1の鏡板部1aと固定スクロール2のラツ
プ部2b頭部端面とが面接触し、固定スクロール
1の鏡板部2aと旋回スクロール1のラツプ1b
の頭部端面とが面接触し、両スクロール1,2の
ラツプ部1b,2bの側面同士が数箇所で線接触
して密閉空間5,6が形成されている。
旋回スクロール1を固定スクロール2に対して
その姿勢を変えずにすなわち見かけ上自転しない
ように固定スクロール2の芯Ofを中心にして時
計方向に旋回させれば、低圧口4からの吸入流体
が両スクロール1,2間に形成されている密閉空
間5,6内にとり込まれて密封され、その空間が
同方向に公転しながら、自から空間を縮小して吸
入流体を圧縮し、高圧ポート3から吐出する。反
対に、旋回スクロール1を反時計方向に旋回させ
れば、流体は前記と逆の方向に流れて膨脹する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の流体機械においては、加工誤差、組立て
誤差および内部ガス圧による変形等により、前記
鏡板部1a,2aとラツプ部2b,1bの頭部端
面との間に隙間が形成され、この隙間の大きさが
場所によつて異なり、また、ラツプ部2b,1b
の側面間に隙間が形成され、この隙間の大きさも
場所によつて異なるので、特開昭50−32512号公
報に示されているように、旋回スクロールが固定
スクロールに対して移動し得るようになつていて
も、最も隙間の小さい箇所同士が接触すれば、そ
れ以外の箇所は隙間が小さくならず、鏡板部1
a,2aとラツプ部2b,1bの頭部端面との間
およびラツプ部1b,2b間に隙間が残つてしま
い、それらの隙間を通つてガス洩れが起こり性能
低下を発生させる。
また、従来の機械は、固定スクロールに向つて
旋回スクロールを固定スクロールに向つて押付け
ているので、スクロール加工精度が悪いと、固定
スクロールの鏡板部と旋回スクロールのラツプ部
の頭部端面との間および旋回スクロールの鏡板部
と固定スクロールのラツプ部の頭部端面との間に
局所的な接触状態が生じ、かつこの局所的接触が
母材同士の接触となる。また、旋回スクロールを
旋回運動するため、駆動力を加えた場合、旋回ス
クロールを傾けようとする力(転覆モーメントと
呼ぶ)が発生し、この転覆モーメントが加わる方
向が旋回運動とともに旋回スクロールの中心の周
りに回転して、スクロールの外周側に中心部より
大きい力が作用する。そのため、スクロール外周
側の摩耗の進行が速く、その結果、ラツプ先端が
球面状に摩耗し、両スクロールが噛合つた状態で
は、スクロールの外周側に、外周になるにともな
つて大きくなる隙間が形成され、流体洩れが多く
なる。
この発明の目的は、両スクロール間の隙間をほ
ぼ均一にし、流体洩れが少ない状態を維持できる
対のスクロールを備えたスクロール流体機械を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の特徴は、固定スクロールと旋回スク
ロールとが互いにラツプ同士でかみ合つており、
旋回スクロールが固定スクロールに向つて移動
し、両スクロールが接触するような構造になつて
おり、旋回スクロールが固定スクロールに向つて
押付けられしかも自転することなく旋回運動する
ものにおいて、両スクロールの表面には硬化層が
形成され、両スクロールの少なくとも一方のスク
ロールの硬化層表面にはなじみ性を有する物質の
層が形成されているものである。
〔作用〕
上記の構成であるから、旋回スクロールが固定
スクロールに向つて押付けられた状態で旋回運動
すると、一方のスクロールの表面のなじみ性のあ
る物質の層が第3図に示す状態から摩耗してい
き、この摩耗に追従して旋回スクロールが固定ス
クロールに向つて移動し、一方のスクロールの下
層と相手方のスクロールとが接触したとき、摩耗
が止まるとともに旋回スクロールが固定スクロー
ルに向つて移動することも止まり、第4図のよう
に接触箇所の全面にわたつて両スクロール間には
ほとんど隙間がない状態となる。また硬化層同士
の接触部は、その後ほとんど摩耗しないので、転
覆モーメントが加わつてもこの力を複数箇所の硬
化層同士の接触部、すなわちある特定の箇所で受
けることになり、ラツプの表面は、前記複数の接
触部を通る平面の状態となる。この状態で旋回運
動が継続される。このようになじみ性を有する物
質の層が摩耗していく過程において両スクロール
間に存在する不均一な隙間は均一なものとなり、
接触箇所が面接触となる。従つて、スクロール間
の隙間からの流体洩れは少なくなる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施態様を第3図および第
4図により説明する。両図において、第1図およ
び第2図と同じ符号をつけたものは、同じもの、
もしくは相当するものを表わす。
旋回スクロール1の表面は、なじみ性を有する
物質1cたとえば硫化鉄などで形成され、その下
層は硬化層となつている。固定スクロール2の表
面には硬化層が形成されている。なお、なじみ性
を有する物質1cで形成する部分は、旋回スクロ
ール1の全表面でも、一部でもよいし、両スクロ
ール1,2ともに形成してもよい。
第3図は、組立て直後のラツプ部1b,2bの
かみ合い状態を示しており、加工精度および組立
精度により、半径方向のすき間7や軸方向のすき
間8,9が生じ、すき間の大きさは場所によつて
異なつている。第4図は運転後のラツプ部1b,
2bのかみ合い状態を示す。すなわち、両スクロ
ールが接触した状態で運転することによつて、な
じみ性のある物質1cは、相手側のラツプ部に軸
方向、半径方向に追従して摩耗していき、これに
ともない旋回スクロール1は固定スクロール2に
向つて移動していき、両スクロール1,2間のす
き間は、次第に小さくなり、そしてすべての接触
部ですき間が消滅する。前記の摩耗は、接触面の
ある一部で下層の硬化層と相手スクロールの硬化
層とが接触したとき止まり、終局的にスクロール
間のすきまが小さく均一で、互いになじみ合つた
対のスクロールが形成される。これにより、両ス
クロール間の隙間からの流体洩れを少なくするこ
とができる。また、対のスクロールは互いに、な
じみ性のある物質すなわち摺動により潤滑特性が
改善される性質を有する物質の層を介して接触す
るので、対のスクロール間の摺動摩擦損失を小さ
くすることができる。とくにスクロール流体機械
は、対のスクロールの接触摺動部が平面同士とな
るために摺動摩擦を効果的に小さくできる。
尚、旋回スクロールは、固定スクロールに対し
て軸方向半径方向の何か一方に移動可能であつて
もよい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、両スク
ロール間のすき間を小さく、しかも均一とするこ
とができ、これにより流体洩れが少ない対のスク
ロールを備えたスクロール流体機械を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスクロール流体機械を示す断面平面
図、第2図は第1図の断面側面図、第3図、第4
図はこの発明の一実施態様を示す断面側面図であ
る。 1……旋回スクロール、1a……鏡板部、1b
……ラツプ部、1c……なじみ性を有する物質、
2……固定スクロール、2b……ラツプ部、3…
…吐出口、4……吸入口、5……密閉空間、6…
…密閉空間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鏡板部およびうず巻き状のラツプ部を有する
    固定スクロールと鏡板部およびうず巻き状のラツ
    プ部を有する旋回スクロールとが、互いにラツプ
    部同士でかみ合つており、施回スクロールが固定
    スクロールに向つて移動して両スクロールが互い
    に接触するような構造になつており、旋回スクロ
    ールが固定スクローラに向つて押付けられ、しか
    も自転することなく旋回運動するものにおいて、
    前記両スクロールの表面には硬化層が形成され、
    この両スクロールの少くとも一方のスクロールの
    硬化層の表面にはなじみ性を有する物質の層が形
    成されていることを特徴とするスクロール流体機
    械。
JP6583078A 1978-06-02 1978-06-02 Scroll fluid machine Granted JPS54157315A (en)

Priority Applications (1)

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JP6583078A JPS54157315A (en) 1978-06-02 1978-06-02 Scroll fluid machine

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JP6583078A JPS54157315A (en) 1978-06-02 1978-06-02 Scroll fluid machine

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JPS54157315A JPS54157315A (en) 1979-12-12
JPS6332991B2 true JPS6332991B2 (ja) 1988-07-04

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ID=13298323

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JP6583078A Granted JPS54157315A (en) 1978-06-02 1978-06-02 Scroll fluid machine

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