JPS6332323Y2 - - Google Patents

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JPS6332323Y2
JPS6332323Y2 JP2590083U JP2590083U JPS6332323Y2 JP S6332323 Y2 JPS6332323 Y2 JP S6332323Y2 JP 2590083 U JP2590083 U JP 2590083U JP 2590083 U JP2590083 U JP 2590083U JP S6332323 Y2 JPS6332323 Y2 JP S6332323Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
weight
engine
frequency
vibration
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JP2590083U
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English (en)
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JPS59131918U (ja
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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車における排気管系の振動抑
制装置に関する。
従来、この種の振動抑制装置としては例えば排
気管にウエイトを片持状に弾性支持し、ウエイト
系の固有振動数を排気管系の固有振動数に一致さ
せるようにして、エンジンからの加振力に対する
排気管系の振動を制御するようにしたものが知ら
れている。この場合、加振力の振動数Fに対する
排気管系の振幅aの特性例を示せば、例えば第1
図のようになる。すなわち、ウエイトを設けない
ときには、曲線のように加振力の振動数f0に対
して共振していた排気管系が、ウエイトを設けた
ときに曲線のように共振しなくなる。したがつ
てエンジンのアイドリング回転(約600rpm、加
振力の振動数F≒20Hz)から、加振力の振動数が
排気管系の固有振動数f0を越える所定範囲となる
回転に到るまで、排気管系の振動を制御すること
ができる。しかしながら、エンジンの回転数をさ
らに高めていくと、加振力の振動数f1が排気管側
の連成固有振動数と一致したときに再び排気管側
の振幅aが大きくなる。この場合、加振力の振動
数f1に対応するエンジンの回転数が、実用域の上
限(約6000rpm、加振力の振動数F≒200Hz)を
越えたものであれば問題はあまりない。ところ
が、ウエイトの質量の制限等により、加振力の振
動数f1に対応するエンジンの回転数は実用域に入
つてしまい、この実用域で排気管側の振幅が大き
くなつて、ステアリング振動、車室内のこもり音
等を招いていた。
この考案は上記の問題点に鑑み創案されたもの
で、排気管系の振動抑制をエンジン回転数の実用
域の広い範囲に渡つて行なうことを可能にした排
気管系の振動抑制装置を提供するものである。
この目的を達成するためにこの考案は、車体に
対して弾性支持されエンジンの排気を案内する排
気管側に片持状に弾性支持されたウエイトを有す
る排気管系の振動抑制装置において、前記ウエイ
トを排気管側に対して移動可能に設けると共に、
ウエイトを移動させる駆動装置を設け、エンジン
の回転数を検出しこの回転数に対応するエンジン
の振動数と排気管側の連成固有振動数とが一致し
ないように駆動装置を制御してウエイトを移動さ
せる検出制御装置を設けたものである。
以下、第2図〜第6図に基づき、この考案の一
実施例を詳細に説明する。
第2図のように、排気管1はエンジン3の図示
しない排気口に接続され、エンジン3の排気を案
内する。排気管1は車体5にゴム製等のマウント
材7を介して弾性支持されている。排気管1には
マフラ9が介設されている。
排気管1側であるマフラ9の端部にはウエイト
11がアーム部材13を介して片持状に弾性支持
されている。アーム部材13は板状を呈して車体
前方へ突設され、車幅方向両側には互いに対向す
るガイド部13aが第3図のように設けられてい
る。このガイド部13a間にウエイト11が嵌合
され、ウエイト11はアーム部材13に沿つて移
動可能である。一方ウエイト11を移動させる駆
動装置15はソレノイド17、ワイヤ19、及び
コイルスプリング21を有している。ソレノイド
17は車体5側にビス止めされ、ワイヤ19の一
端がソレノイドに、他端がウエイト11に連結さ
れている。コイルスプリング21はアーム部材1
3のマフラ9側とウエイト11との間に介設さ
れ、ウエイト11を設定位置へ付勢する。
前記駆動装置15を制御する検出制御装置23
は、第4図のように回転数検出センサ25、ハイ
パスフイルタ27、電圧増幅器29、トランジス
タ31、及びリレー33を有している。リレー3
3はバツテリ35とソレノイド17との間に介設
されている。
つぎに上記一実施例の作用について説明する。
エンジン3が回転すると、排気管1はエンジン
3からの加振力により強制振動される。この振動
により排気管1系の振幅aの特性例は第5図のよ
うになる。すなわち、片持状のウエイト11の存
在により、第5図曲線のように加振力の振動数
f0に対して共振していた排気管1系が、曲線の
ように振動数f0では共振しなくなる。従つてエン
ジン3のアイドリング回転(約600rpm、加振力
の振動数F≒20Hz)から、加振力の振動数が排気
管1系の固有振動数f0を越える所定範囲となる回
転に到るまで、排気管1系の振動は抑制される。
一方、エンジン3の回転数は回転数検出センサ
25で検出され、第6図aのような信号がハイパ
スフイルタ27へ出力される。ハイパスフイルタ
27は回転数検出センサ25の出力が一定回転数
以上になつたときに、第6図bのような信号を出
力する。この回転数の境界は、加振力の振動数F
が排気管1側の連成固有振動数f1よりも小さいと
きのものf2である。ハイパスフイルタ27の出力
は電圧増幅器29で第6図cのように増幅され、
トランジスタ31の作動電圧(第6図d)に至
り、トランジスタ31が動作する。トランジスタ
31の動作により、リレー33が通電されて動作
し、ソレノイド17が通電される(第6図e参
照)。ソレノイド17の通電によりワイヤ19が
引かれ、ウエイト11がコイルスプリング21に
抗して第2図、第4図鎖線図示のように移動す
る。このためウエイト11の慣性モーメントが小
さくなつてウエイト11系の固有振動数は高くな
り、排気管1側は曲線のように振動する。こ場
合、排気管1側の連成固有振動数は低い方f3が、
ウエイト11の移動境界に対応する加振力の振動
数f2よりも小さく、高い方f4がエンジン回転数の
実用域上限(約6000rpm)に対応する加振力の振
動数(約200Hz)を越えるものとなつている。従
つて、エンジン回転数の実用域(約600rpm〜
6000rpm)の広い範囲に渡つて、排気管1側は第
5図実線図示のように振動するものとなり、振動
抑制が効果的に行なわれる。また、エンジン3の
回転数が下がる場合には略逆の作用により排気管
1側の振動抑制が同様に行なわれる。また、ウエ
イト11の大きさ、アーム部材13の長さ、ウエ
イト11の移動距離等を選択することにより、排
気管1側の第5図のような振幅特性は変更可能で
ある。
以上の記載より明らかなように、この考案の構
成によれば、エンジンの回転数を検出し、この回
転数に対応するエンジンの振動数と排気管側の連
成固有振動数とが一致しないように検出制御装置
により駆動装置を制御してウエイトを移動させる
ことができる。従つてエンジン回転数の実用域の
広い範囲に渡つて排気管側の振動抑制を効果的に
行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の振幅特性図、第2図〜第6図は
この考案の一実施例に係り、第2図は側面図、第
3図はウエイトの拡大正面図、第4図は検出制御
装置のブロツク図、第5図は振幅特性図、第6図
a〜第6図eは作用説明図である。 主要な図面符号の説明、1……排気管、3……
エンジン、5……車体、11……ウエイト、15
……駆動装置、23……検出制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に対して弾性支持されエンジンの排気を案
    内する排気管側に片持状に弾性支持されたウエイ
    トを有する排気管系の振動抑制装置において、前
    記ウエイトを排気管側に対して移動可能に設ける
    と共に、ウエイトを移動させる駆動装置を設け、
    エンジンの回転数を検出し、この回転数に対応す
    るエンジンの振動数と排気管側の連成固有振動数
    とが一致しないように駆動装置を制御してウエイ
    トを移動させる検出制御装置を設けたことを特徴
    とする排気管系の振動抑制装置。
JP2590083U 1983-02-25 1983-02-25 排気管系の振動抑制装置 Granted JPS59131918U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2590083U JPS59131918U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 排気管系の振動抑制装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2590083U JPS59131918U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 排気管系の振動抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59131918U JPS59131918U (ja) 1984-09-04
JPS6332323Y2 true JPS6332323Y2 (ja) 1988-08-29

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ID=30156872

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JP2590083U Granted JPS59131918U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 排気管系の振動抑制装置

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JPS59131918U (ja) 1984-09-04

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