JPS6332078A - バランスドア−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバランスドアー装置に関するものである。

従来の技術 従来からドアーの横幅方向中央部に回転軸芯を備え、こ
の回転軸芯部を横方向にスライドさせ乍らドアーを回転
させるようにしたバランスドアー装置が公知である。そ
のバランスドアー装置の概略を第１１図に基づき説明す
る。図において１はドアーで、このドアー１の横幅方向
中央部において上端に軸２が突設され、この軸２は上框
に取り付けられたガイド溝（図示せず）に沿ってスライ
ド可能で、軸２がガイド溝内で回転し乍らガイド溝の一
端部迄移動することによりドアー１が開かれるようにな
っている。なおドアー１はこのドアー１によって開閉さ
れる建物の出入口部３の一端、詳しくは前記軸２が移動
するガイド溝の一端側において建物側に設けられている
アーム４で上下両端が支持されており、ドアー１を開動
するとき。

アーム４に伝わっている付勢力に抗して開動され、開か
れたドアー１から手を離すことによりアーム４に伝わっ
ている付勢力によってドアー１が押されて前記軸２がガ
イド溝内をスライドし乍ら閉動し得るようになっている
。

発明が解決しようとする問題点 このような従来のバランスドアー装置において、ドアー
１が第１１図二点鎖線で示す開かれた状態から手を離す
ことによりアーム４に伝わっている付勢力によってドア
ー１が押されて軸２がガイド溝内をスライドして閉動し
得るのであるが、室内と室外との圧力差などにより出入
口部３に風が流れている場合、ドアー１に開く方向に力
がかかり、ドアー１が閉動しないという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、開かれた
ドアーから手を離すことにより確実に閉動できるように
することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、建物の出入口部
を開閉するために、ドアーの横幅方向中央部上端に上下
方向に向く回転軸芯を備え、この回転軸芯を横方向にス
ライドさせ乍らドアーを回転させるようにしたバランス
ドアー装置において、ドアーの横幅方向一端側を、前記
出入口部の側方に設けた上下方向に向く回転軸に一端が
連結されたアームの他端で連結支持し、この出入口部の
側方に設けた上下方向に向く回転軸の下方にフロア−ヒ
ンジを設けて、このフロア−ヒンジからのドアー閉塞方
向の付勢力を前記回転軸およびアームを介してドアーに
伝達するように構成し、前記ドアーの横幅方向中央部上
端の回転軸芯をドアー閉塞方向にスライドするように引
張って付勢するばねを設けたものである。

作用 この構成により、ドアーが開かれた状態で出入口部に風
が流れていてもドアーの横幅方向中央部上端の回転軸芯
がばねによってドアー閉塞方向にスライドするように引
張られているのでドアーはアームとの連結部を中心に閉
じる方向に回転され、その後ドアーにはフロア−ヒンジ
の回転力とばねの引張力とが作用することによってドア
ーは自動的に閉動する。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面（第１図〜第１
０図）に基づいて説明する。

図において、１１は建物の出入口部工２を開閉するドア
ーで、このドアー１１の横幅方向中央部上端に軸１３が
突設され、この軸１３の上端にローラ１４が枢支されて
いる。このローラ１４は出入口部１２の上框１５の下面
に設けられたガイド溝１６内に移動可能に設けられてい
る。１７は前記ガイド溝１６内においてローラ１４の下
側で軸１３の上端部に取り付けた連結板で、この連結板
１７の端部には上面に一方の係合部材１８を設けた板体
１９を連結しである。この板体１９は前記ガイド溝１６
内をドアー１１の開閉に伴いローラ１４と一緒に移動す
る。２０はドアー１１が開かれてローラ１４がガイド溝
１６の一端側、すなわち出入口部１２の一端側に移動す
るときその途中で前記係合部材１８が係合されてローラ
１４および板体１９．係合部材１８と同一方向に移動可
能な係合部材で、この係合部材２０はガイド溝１６内に
設けた摺動体２１の一端に固定されている。なお摺動体
２１の他端側には前記ガイド溝１６内においてガイド溝
１６の他端側に一端がピン２２により支持されて設けら
れたコイルばね２３の他端がピン２４により支持されて
おり、ドアー１１が開動して前記係合部材２０が係合部
材１８に接当係合した時点よりコイルばね２３はそのば
ね力に抗して伸張される。２５は前記出入口部１２の一
端側、すなわちドアー１１が開動する側の縦框２６内に
上下に設けられた軸で、この軸２５の下端は床４０に埋
設されたフロア−ヒンジ２７の上端より突出する軸２８
に外嵌して結合され、軸２５の上端は縦框２６の上端に
設けられた軸２９に外嵌して枢支されており、かつ前記
フロア−ヒンジ２７に内蔵されたばね（図示せず）の付
勢力が前記軸２８から軸２５に伝えられるように構成さ
れている。また軸２５の上下両端には縦框２６に形成さ
れた切欠部３０．３１から外方に突出するアーム３２．
３３の一端が取り付けられている。このアーム３２．３
３の他端は前記ドアー１１の上下両端外面側に結合され
ている。このアーム３２゜３３の他端とドアー１１との
結合部について述べると、ドアー１１の下端近傍部にお
いて下側のアーム３３の他端上に載りアーム３３の他端
に上方に７突設した軸３４が嵌入する孔３５を下面に持
つ連結部材３６が設けられ、またドアー１１の上端近傍
部において上側のアーム３２の他端を受はアーム３２の
他端下面より形成した孔３７に嵌入する輔３８を上方に
突設した連結部材３９が設けられており、前記孔３５に
軸３４を嵌入させるとともに前記軸３８を孔３７に嵌入
させることによりドアー１１はアーム３２．３３で支持
される。

なお図面では示されていないが前記孔３５．３７内には
ベアリングが内蔵されて、前記孔３５．３７内に嵌入さ
れた軸３４　、３８を回転自在に支持し、アーム３２゜
３３とドアー１１との間を相対的に回転自在に構成して
いる。

次に以上述べたバランスドアー装置の動作について説明
する。

前記ドアー１１は横幅方向中央部において軸１３の周り
で回転可能となっており、閉じられた状態のドアー１１
に風圧がかかっても、風圧はドアー１１の何れか一方の
面の全面にかかることになり、風圧によりドアー１１は
開動しない。ドアー１１を開くときはアーム３２．３３
との連結部側とは反対側の端部を内側より外方に押すか
外側より引っ張ることによって、またアーム３２．３３
との連結部側の端部を外側より内方に押すか内側より引
っ張ることによって、ドアー１１は前記ガイド溝１６を
スライドし乍ら開動する。このときフロア−ヒンジ２７
およびコイルばね２３の付勢力に抗してドアーＩｆが開
動されることになり、ドアー１１は閉塞状態からほぼ９
０度開かれた状態迄開動される。この開放状態において
ドアー１１から手を離すことにより前記フロア−ヒンジ
２７およびコイルばね２３の付勢力によってドアー１１
は閉動する。しかしこのドアー１１の開放状態において
室内と室外の圧力差などにより出入口部１２に風が流れ
ているとフロア−ヒンジ２７の力だけでは閉動しにくい
場合がある。ところが本発明実施例では前述のようにド
アー１１の横幅方向中央部上端のローラ１４に前記連結
板１７．板体１９、係合部材１８．２０．摺動体２１を
介してコイルばね２３の引張力が伝達されており、従っ
て開かれた状態のドアー１１から手を離すことによりド
アー１１は先ず横幅方向中央部がコイルばね２３で引張
られてドアー１１と前記アーム３２．３３との連結部を
中心に傾く。

その後フロア−ヒンジ２７の付勢力がドアー１１に伝わ
ることによりドアー１１は自動的に閉動する。その閉動
時において前記コイルばね２３の引張力も作用すること
によってフロア−ヒンジ２７は小さなものを用いること
ができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ドアーが開かれた状態で
出入口部に風が流れていてもばねによってドアーの横幅
方向中央部が引張られてドアーはアームとの連結部を中
心にドアーが閉じる方向に回転され、その後ドアーは自
動的に閉塞される。

その閉動時においてドアーにはフロア−ヒンジの回転力
とばねの引張力とが作用することによってフロア−ヒン
ジの力だけでドアーを閉じようとしたものに比べてフロ
ア−ヒンジは小さなものを用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１０図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は全体の一部切欠斜視図、第２図は一部切欠正面図
、第３図は第２図のＸ−Ｘ矢視図、第４図は同じく第２
図のＹ−Ｙ矢視図、第５図は同じく第２図のＺ−７矢視
図、第６図はドアーを支持する下側のアームとドアーと
の関係を示す底面図、第７図はドアーを支持する上側の
アームとドアーとの関係を示す平面図、第８図はコイル
ばね取付部を示す縦断面図、第９図は同底面図、第１０
図はドアーの動作説明図、第１１図は従来例を示す概略
斜視図である。 １１・・・ドアー、１２・・・出入口部、１３・・・軸
、１４・・・ローラ、１６・・・ガイド溝、２３・・・
コイルばね、２５・・・軸、２７・・フロアーヒンジ、
２８．２９・・・軸、　３２，３３・・・アーム、３６
　、３９・・・連結部材 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第４図 第Ｓ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、建物の出入口部を開閉するために、ドアーの横幅方
   向中央部上端に上下方向に向く回転軸芯を備え、この回
   転軸芯を横方向にスライドさせ乍らドアーを回転させる
   ようにしたバランスドアー装置において、ドアーの横幅
   方向一端側を、前記出入口部の側方に設けた上下方向に
   向く回転軸に一端が連結されたアームの他端で連結支持
   し、この出入口部の側方に設けた上下方向に向く回転軸
   の下方にフロアーヒンジを設けて、このフロアーヒンジ
   からのドアー閉塞方向の付勢力を前記回転軸およびアー
   ムを介してドアーに伝達するように構成し、前記ドアー
   の横幅方向中央部上端の回転軸芯をドアー閉塞方向にス
   ライドするように引張って付勢するばねを設けたバラン
   スドアー装置。