JPS63318915A - 調理器具の蓋体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用される調理器具の蓋体に関す
るものである。

従来の技術 従来、この種の調理器具の蓋体は、例えば実開昭６０−
５７３２３号公報に示されているように、第４図のよう
な構成となっていた。

すなわち、第４図において、１は調理器具本体で、この
調理器具本体１には鍋２が内設されており、蓋体３はヒ
ンジ機構を介して開閉自在に設けられている。そしてこ
の蓋体３は外蓋４と、内面に内側板６を取付けた蓋体カ
バー６と、外蓋４に設けたハンドル７からなっている。

８は保合突子で、前記内側板６に突設されている。９は
内蓋で、前記係合突子８に係合保持される。１０は蓋ヒ
ータで、この蓋ヒータ１ｏは内側板６の中央部に設けら
れ、かつ内蓋９に当接するようにバネ等で付勢されて内
側板６の中央穴に遊挿されている。１１は操作部で、蓋
体３の内部に設けられている。この操作部１１中、１２
は防水壁で、この防水壁１２は内側板５に立設され、こ
の防水壁１２によって蓋体カバー６内に電装品室１３を
仕切って形成している。１４は操作用のスイッチ１６と
表示用の表示器１６と電子部品１７を有する回路基板で
、この回路基板１４は電装品室１３内に収納され、かつ
外蓋４に下向きに突設された複数のボス部にねじ１８等
により固着している。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では回路基板１４
は蓋体３の内部に収納されるため、蓋体３はスイッチ１
６や表示器１６あるいは電子部品を有する回路基板１４
を収納するに十分なスペースが必要となり、したがって
蓋体３はかなり厚い大きなものにする必要があった。

さらに、ハンドル７は厚い蓋体の上面を構成する外蓋４
の上部に設けられており、かつハンドル７である以上、
外蓋４との間には手の指が通るスペースも必要であるこ
とから、ハンドル７自身としても高い位置に設けられる
ことになり、その結果、蓋体全体は非常に高い大きなも
のになり、かつデザイン的にも、本体１と蓋体３のバラ
ンスの悪い見苦しいものになるという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、操作部が
蓋体にあるにもかかわらず、コンパクトで、しかもデザ
イン的にも清楚な調理器具の蓋体を提供することを目的
とする。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明は、調理器具本体の
上部一方側で軸支され、かつ本体の上部他方側で係脱さ
れる開閉自在な外蓋と、この外蓋の上面に設けた立ち上
がり壁と、内部にスイッチおよび表示器を有した回路基
板を収納し、かつ前記外蓋上面の立ち上がり壁の間に設
けた表示ユニットと、この表示ユニットの後方に位置し
て外蓋の上面に開口部を隔てて設けた把手部とを備え、
前記把手部の上面を、立ち上がり壁および表示ユニット
の表面により形成される滑らかな外郭面と段差なく同一
面上に連接させ、かつ前記把手部を本体中心から離脱し
ない範囲で、把手部中心を本体中心から後方へずらして
設けたものである。

作用 このような構成とすることによシ、回路基板を収納した
表示ユニットは、外蓋の上面に別ユニットとして設けら
れているため、外蓋は回路基板を収納するために厚く犬
きぐする必要はない。また、表示ユニットの後方に設け
られた把手部は、その上面を外蓋の上面に設けた立ち上
がり壁および表示ユニットの表面によ多形成される滑ら
かな外郭面と段差なく同一面上に連接するように構成し
ているため、把手部は表示ユニットの一体部品のように
なり、その結果、把手部を異様に高い位置に設けなくて
もすむため、コンパクトな蓋体を形成することが可能と
なシ、かつデザイン的にも本体と蓋体のバランスのとれ
た清楚なものとすることが可能となる。

さらに、表示ユニットと把手部の間には開口部が設けら
れているため、持ち運びや蓋の開閉時等においては、開
口部に指を通して握ることができるもので、取っ手とし
ても非常に持ち易い把手部を形成することが可能となる
とともに、把手部は本体中心から離脱しない範囲で把手
部中心を本体中心から後方へずらして設けているため、
蓋体の外径、すなわち本体の外径を犬きくすることなく
、回路基板を収納する表示ユニットを後方側へと大きく
延ばすことができ、しかも持ち運び時等においても、バ
ランスを失うこともないものである。

実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづいて
説明する。

図において、３１は調理器具本体で、この調理器具本体
３１には鍋３２が着脱自在に内設されている。３３は調
理器具本体３１の上面開口部の一側に開閉自在に軸支さ
れてこの上面開口部を覆う蓋体で、この蓋体３３は上面
を構成する樹脂製の外蓋３４と、同じく下面を構成する
蓋体カバー３５とにより構成されている。３６は外蓋３
４の上面に設けられた把手部で、この把手部３６は下面
を構成するハンドル３７と、上面を覆うノ・ンドルカバ
ー３８とにより構成されている。３９は外蓋３４の上面
に前方端部から両側部にかけて傾斜面をもたせて設けた
立ち上がり壁である。４ｏは内部に操作用のスイッチ４
１と、表示用の表示器４２、および電子部品４３を有し
た回路基板４４を収納した表示ユニットである。４６は
表示ユニット４゜の上面を構成する表示板で、この表示
板４６０表面にはフィルム状の表示シート４６が、表示
板４５の表示器４２部およびスイッチ４１部に対応する
位置に設けた表示板開口部４７を覆うように、両面接着
テープ等により貼着されている。

４８は表示ユニッ）４０の下面を構成する表示板カバー
で、この表示板カバー４８と表示板４５の間にはシール
用の表示板パツキン４９が設けられており、ねじ＆５０
により締付固定することにより、静止空気層を有する密
閉状態の表示ユニット４０’ｉ形成している。この表示
ユニット４ｏは外蓋３４の上面の位置に、前記立ち上が
り壁３９の間に囲まれるように、立ち上がり壁３９の傾
斜面と同じく傾斜した状態で挿着され、表示板４５に設
けた固定片６１を、ノ・ンドル３７を固定するねじｂ５
２によシハンドル３７とともに外蓋３４に固定している
。またこの表示ユニット４０を外蓋３４に挿着固定した
状態で、前記表示シー）４６は表示板４６に貼着される
が、表示シート４６の外周円弧部は立ち上がり壁３９に
設けた段部５３まで及んでいるため、表示板４６と外蓋
３４の立ち上がり壁３９に生ずる隙間は外観からは見え
ない構成となっている。そして、立ち上がり壁３９の表
面と表示ユニット４０の表面、つまり表示シート４６の
表面は滑らかに連なる同一面を形成している。

まだ、把手部３６の上面を形成するハンドルカバー３８
の上面は、前記立ち上がシ壁３９と表示シート４６の表
面により形成される外郭面と、段差なく同一面上に滑ら
かに連接するように構成されており、かつ表示ユニット
４ｏと把手部３６０間には開口部６４が設けられている
。さらに、把手部３６は開口部６４を隔てて表示ユニッ
ト４０の後方に設けられており、そして本体中心５６か
ら離脱しない範囲で、把手部中心５６を本体中心５６か
ら後方側にずらしている。

上記構成において、次にその作用を説明する。

回路基板４４を収納した表示ユニット４０は、外蓋３４
の上面に別ユニットとして設けられているため、外蓋３
４は回路基板４４を収納するために厚く大きくする必要
はなく、蓋体３３は従来のように蓋体に操作部のないも
のと同様の厚みとすることができる。

また、表示ユニット４０は外蓋３４の上面の前方端部か
ら両側部にかけて滑らかに上昇する傾斜面をもった立ち
上がり壁３９と同様の傾斜角度で挿着固定されており、
さらに把手部３６の上面を形成するハンドルカバー３８
の上面は、立ち上がり壁３９と表示ユニット４ｏの上面
に貼着された表示シート４６の表面とにより形成される
傾斜状の外郭面と段差なく同一面上に滑らかに連接する
ように構成されているため、把手部３６は表示ユニット
４ｏの後方に自然に連なる一体部品のようになり、その
結果、把手部３６を外蓋３４から突出させているものの
ように、異様に高い位置に設けなくてもすむため、コン
パクトな蓋体を形成することができる。

さらに、把手部３６は開口部５４を隔てて表示ユニット
４０の後方に設けられているため、持ち運び時や蓋の開
閉時等においては、開口部６４に指を完全に通して握る
ことができるもので、取っ手としても非常に持ち易く、
かつ把手部３６は本体３１の中心から離脱しない範囲で
、把手部３６の中心を本体３１の中心から後方側にずら
しているため、持ち運び時に把手部３６を握って持ち上
げた時もほとんどアンバランス感はなく、しかも本体３
１の外径を大きくすることもなく、さらに回路基板４８
を収納する表示ユニット４ｏも後方へと大きくすること
ができる。

そしてまだ作業性においても、表示ユニットリは外蓋３
４の上面に設けられた立ち上がり壁３９の間に、外蓋３
４の上方より挿着し、表示板４６の後部両側に設けた固
定片５１を、ハンドル３７を固定するねじｔ）５２によ
りハンドル３７とともに、上方より外蓋３４にねじ止め
するようにしているため、蓋体３３を逆向きにして組立
てる必要はなく、同一方向から組立てることになり、そ
の結果、短時間で、しかも目で確認しながら作業するこ
とかできるものである。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれば、
回路基板を収納した表示ユニットは、外蓋の上面、に別
ユニットとして設けているため、外蓋は回路基板を収納
するために厚く大きくする必要はない。また、把手部の
上面は、外蓋の上面に設けた立ち上が９壁および表示ユ
ニットの表面により形成される滑らかな外郭面と段差な
く同一面上に連接するように構成しているため、把手部
を把手部が外蓋より突出しているような異様に高い位置
に設けなくてもすむため、コンパクトでデザイン的にも
清楚な蓋体を形成することができる。

さらに、把手部は開口部を隔てて表示ユニットの後方に
位置して設けているため、前記開口部に指を通して握る
ことができ、したがって取っ手としても非常に持ち易く
、しかも把手部は本体中心から離脱しない範囲で、把手
部中心を本体中心から後方へずらして設けているため、
本体の外径を大きくすることなく、回路基板を収納する
表示ユニットを後方へと大きくすることができるととも
に、持ち運び時等においてもバランスを失うことはなく
なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す調理器具の蓋体部の断
面図、第２図は同蓋体部の分解斜視図、第３図は同調理
器具の全体斜視図、第４図は従来における調理器具の蓋
体部を示す分解斜視図である。 ３１・・・・・・調理器具本体、３４・・・・・・外蓋
、３６・・・・・・把手部、３９・・・・・・立ち上が
り壁、４ｏ・・・・・表示ユニット、４１・・・・・・
スイッチ、４２・・・・・・表示器、４４・・・・・・
回路基板、５４・・・・・・開口部、６５・・・・・・
本体中心、５６・・・・・・把手部中心。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 調理器具本体の上部一方側で軸支され、かつ本体の上部
   他方側で係脱される開閉自在な外蓋と、この外蓋の上面
   に設けた立ち上がり壁と、内部にスイッチおよび表示器
   を有した回路基板を収納し、かつ前記外蓋上面の立ち上
   がり壁の間に設けた表示ユニットと、この表示ユニット
   の後方に位置して外蓋の上面に開口部を隔てて設けた把
   手部とを備え、前記把手部の上面を、立ち上がり壁およ
   び表示ユニットの表面により形成される滑らかな外郭面
   と段差なく同一面上に連接させ、かつ前記把手部を本体
   中心から離脱しない範囲で、把手部中心を本体中心から
   後方へずらして設けた調理器具の蓋体。