JPS63318905A - 化粧品容器 - Google Patents

化粧品容器

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JPS63318905A
JPS63318905A JP15556387A JP15556387A JPS63318905A JP S63318905 A JPS63318905 A JP S63318905A JP 15556387 A JP15556387 A JP 15556387A JP 15556387 A JP15556387 A JP 15556387A JP S63318905 A JPS63318905 A JP S63318905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
gold
container
wet
plated
Prior art date
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Pending
Application number
JP15556387A
Other languages
English (en)
Inventor
伴明 中山
日比 武久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は合成樹脂製容器の表面にロジウム鍍金を施すこ
とにより明るいメタリック感を有する高級イメージを備
えた化粧品コンパクト容器などの化粧品容器に関する。
(従来の技術) 従来から化粧品コンパクト容器が使用される場合として
は自宅のみならず、会社の化粧室、屋外等の他人の目に
触れる所でむしろ多く使われている。それが為にそのデ
デインは他の容器に比べより美しく、形よく、高級に見
える必要がある。色彩的に言うと比較的メタリック感を
有するものが多く使われるのもその為である。コンパク
ト容器の材質は、As及びABSmlllがほとんどで
、そのメタリック感を出すための方法(メタライジング
)としては、塗料にバール顔料やアルミニウム粉末を混
入して塗装するか、アルミニウムの真空蒸着を施すか、
或いは湿式鍍金をする3種に大別される。前記アルミニ
ウムの真空蒸着の工程は、■製品への治具の装着後、■
脱脂という前処理を行ない、次いで■ベースコート後、
■アルミニウムの真空蒸着をした後、■中塗りを行ない
、最後に■ハードコートといわれるトップコート処理が
行なわれる。また、上記湿式鍍金方法の概略工程は、■
製品への治具の装着後、■エツチング、活性化及び化学
鍍金という前処理を施し、次いで■薄い鍍金面を作るた
めにストライクという電気メッキを施してニッケル鍍金
を行なった後、■電気鍍金により光沢ニッケル鍍金を施
し、最後に■電気鍍金によるクロムや合金鍍金を施すも
のである。
(発明が解決しようとする問題点) 前記化粧品コンパクト容器に必要とされるデザインから
考えると、より明るいメタリック感覚を有するものが求
められるのは当然である。前述の3種のメタライジング
の中で比較的明るいものは、アルミニウムを用いた真空
蒸着である。しかしこの真空蒸着の工程は、前記0〜0
分各工程が全て分断されており、人の手に依って行なわ
れている。
このため明るいメタリック感が得られ外観は良い反面、
表面にゴミが耐着し易く不良率が高い事や、時間当りの
生産性が低い等の欠点がある。
これに対して湿式鍍金の方法では、前記真空蒸着と異な
り、はとんど自動で行ない人手がかからなく、湿式であ
ることからゴミの耐着の問題はあまりないため、外観不
良は少なく出来高が良く生産効率は高い。しかしクロム
鍍金(Cr M金という)の場合、化粧品容器としては
外観が暗くあまり好しくないことや、鍍金のつき回りが
他の金属に比べ悪く複雑な形状には向かないことや、鍍
金の応力が強く、厚くついた部分等に鍍金面のクラック
が入り易い等の不具合がある。また、合金鍍金で錫−銅
合金鍍金(以下3n −Cu @金という)を使用した
場合等は、アルミニウムの貞空蒸着程ではないが、Cr
鍍金よりも明るり、鍍金のつき回りも良く、鍍金の応力
も非常に少なく種々問題は解決されているが、耐蝕性や
表面硬度がCr鍍金より悪く、用途が限られているのが
現状である。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
、生産性の高い湿式鍍金法を採用し、表面硬度が高く、
鍍金のつき回り及び、耐蝕性がそれぞれ良好でクラック
等の生じない明るいメタリック感を有し、高級感のある
化粧品容器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る化粧品容器は、湿式鍍金が可能なABS、
ASlPP、ROM等の合成樹脂製容器の表面に、ニッ
ケルや銅の化学鍍金を施し、該化学鍍金の表面にニッケ
ル、銅や各種合金鍍金を単独あるいは複合で積層して下
地鍍金を施し、該下地鍍金の表面に厚みがo、o、i〜
5.0μのロジウム鍍金を施した(以下Rho金という
)を施したものである。
ココテ、Rh l金(7)I’7みを0.01〜5.0
μの範囲に特定したのは、0.01μ未満であると0.
5%塩水に侵される傾向があり、耐蝕性の点で問題があ
り、また5、0μを超えると耐蝕性は問題ないが、金属
厚みによる応力が強く発生し、下地鍍金が柔軟に対応で
きず、鍍金表面にクラックが発生したりしていわゆる鍍
金のつき回りの点で問題となるばかりでなく、Rh自体
が高価であるため、コスト高になるなどのためである。
従って、より好ましくはRh1ff金の厚みは0.05
〜3.0μの範囲が望ましい。
(実施例) 以下、化粧品コンパクト容器を例にとり、図面ニヨリ説
明−?l’ ル。Ass、AS、PP、POM等の湿式
鍍金が可能な合成樹脂の一種を選んで、合成樹脂製コン
パクト容器1を成形する。次に合成樹脂製コンパクト容
器1の表面にR111金処理をする前処理工程として、
エツチング、活性化(触媒付与)及び無電解鍍金を行な
う。エツチングに際しては、脱脂洗浄を行なった後、二
段階に亘ってエツチングを行ない、密着性を良くする。
活性化工程では、水洗、中和した後触媒溶液に浸漬して
均一な触媒源を耐着させ、さらに水洗後アクセレーター
溶液に浸漬した後、水洗を行ない触媒の陶管ムラがない
ようにする。無電解鍍金工程ではアルカリ浴の化学ニッ
ケル鍍金層2を形成した後、水洗する。前処理工程の終
了後、電気鍍金工程に入る。先ず、下地鍍金3を形成す
る。この下地鍍金3は、ストライクニッケル鍍金を施し
、均一で緻密な薄い鍍金皮膜を生成して接点ハゲがない
ようにした後、電気分解により光沢や、つき回りを良く
するために半光沢ニッケル鍍金を施し、さらに光沢を与
えるために光沢ニッケル鍍金を行なって得られる。下地
鍍金3の形成後、水洗し、次いで電気分解によりRho
金4を施す。Rhm金4の厚みは0.01〜5.0μと
する。R11ff金4を施した後、水洗し、表面の耐蝕
性を高めるために電解クロメート及び浸漬クロメート処
理を順次行なった後、水洗、乾燥して電気鍍金工程を終
了する。
(比較例) 化粧品コンパクト容器として要求されるものは、(イ)
表面硬度(摩耗性)が高いこと、(ロ)明るいメタリッ
ク感があること、(ハ)耐蝕性が良いこと、(ニ)鍍金
のつぎ回りが良く、応力が少ないこと等である。これら
の項目についてRh鍍金と伯の鍍金を比較したところ次
の通りであった。
(イ)表面硬度 ビッカース硬度で表わすと、 ■Grm金  Hv=800〜1000■合金鍍金(S
n −Cu 、 Sn −Co )Hv−500〜60
0 ■Rh鍍金  Hv=800〜1000となり、Crt
lll金とRho金は同じ硬さで実用強度は充分である
が、合金鍍金はその約50%の硬度である。
(ロ)明るさ 真空蒸着に使うアルミニウムと湿式鍍金で使う各種金属
との可視光線領域における分光反射率(%)の測定結果
を第1表に示した。
第1表 第1表に示す通り、/lは全ての可視光線領域で大きな
反射率を示し、明るい金属光沢を示すのに対して、CU
は短波長では反射率が悪く、オレンジや赤の長波領域で
特徴的に反射率が高いため、赤味の強いそれ程明るくな
い金属光沢となっている。またOrについては最も大き
な反射率でも61.9%と暗いものとなっている。これ
らに対してRhは全可視領域で74%以上の反射率を示
し、△ρ程の明るさは示さないが、コンパクト容器用の
従来の湿式鍍金の金属に比べると非常に明るく、オレン
ジや赤系で若干反射率が良いため、はのかに赤い高級感
のある白色系の金属光沢を示し、他の鍍金用金属に比ベ
コンパクト容器に向いた鍍金であることが判る。
(ハ)耐蝕性 各種溶液へ長期間浸漬して観察した所、第2表のような
結果が4’Jられた。
第2表 第2表に示す通り、Rh鍍金は厚みが0.′01μ未満
であると若干5.0%塩水に侵される傾向があるが、そ
れ以上では何ら問題なく、実用的には0.05μ程度で
充分であることが判った。
従来の合金鍍金より耐蝕性は良く、はぼCr鍍金に匹敵
することが判った。
(ニ)wi金のつき回りと応力 湿式鍍金の電気鍍金工程では、一定面積に一定最の鍍金
被膜をなるべく低電流で無理なく鍍金することが望まし
い。そのことは、製品を陰極とし陽極側より金属イオン
が移動し、陰極面の試料へ金属として剛着し積層される
が、陽極側に向いている試料面は、低電流で所定の厚み
を持つが、その反対側に向いている面は効率が悪いため
、鍍金属が薄くなるのが通常で、場合によっては鍍金が
析出しない部分も出て来る場合が多く、形状的に考える
とコンパクト容器は表裏がはっきりしており、よりその
事が顕著に表われる。従って、裏側にも必要Rの鍍金属
をつけるために表側には必要のない程の高い電流をかけ
、ある部分はむしろ必要以上の鍍金属となり、金属厚み
による応力が強く発生し、下地鍍金が柔軟に対応用きず
、鍍金表面にクラックが発生したりする。それを防ぐの
に下地鍍金をより厚くすることで多少解決されるが完全
ではない。これは鍍金する金属により大きく相違する。
いわゆる鍍金のつき回りと言って、一定面積(1dTI
t)に一定量の鍍金属をっ番プるために必要な電流をハ
ルセル試験にて各種金民別に整理し、鍍金応力との関係
の比較を第3表に示した。
′M3表 第3表に示す通り、合金(Sn −Cu 、 Sn −
GO>が最も良く、その次がRhで、最も悪いのがCr
であることが判った。
さらにCr鍍金とRh鍍金のつき回りの差を明確にする
ために、同じ面積の板に、各々の鍍金液で析出する最低
電流条件近くで鍍金した場合の、各金属の析出量を第4
表に示した°。
第4表 (ホ)その仙 最近のコンパクト容器は、メタライジングした上に更に
印刷などの加飾があり、鍍金面に対してはエポキシ系の
2液重合型のインクが良い密着性を示すことが分ってい
るが、Cr鍍金よりRh鍍金の方が印刷密着性が良いこ
とが判った。また、Rho金の金属光沢は他の金属に比
べ色彩的により印刷の効果を上げるのに良いことが判っ
た。
以上のコンパクト容器の鍍金として、従来の金属鍍金に
比較してRhl金した時の利点を個々に述べたが、総合
的に整理すると第5表のようになる。
第5表 但し ○・・・5点、Δ・・・3点、×・・・1点を示
す。
(発明の効果) 本発明は上記の説明から判るように、湿式鍍金が可能な
ABS、AS、PP、ROM等の合成樹脂製容器の表面
に、ニッケルや銅の化学鍍金を施し、該化学鍍金の表面
にニッケル、銅や各種合金鍍金を単独あるいは複合でv
i層して下地鍍金を施し、該下地鍍金の表面に厚みが0
.01〜5.0μのロジウム鍍金を施したので、 生産性が高く、得られた製品の表面硬皮が高く、鍍金の
つき回りや耐蝕性がそれぞれ良好で、クラック等の生じ
ない明るくメタリック感を有しており、高級感のある化
粧品容器が得られるという優れた効果を奏する。特に本
件発明の化粧品容器をコンパクト容器として適用した場
合、中味のパウダーに非常に硬いセラミックが混合され
ており、このパウダーがコンバク1−容器の鍍金面に耐
着してこすられJ:うとも、鍍金の表面硬度が高いため
に、従来のように削れて黒くなるといった心配が全くな
く、いつまでも商品価値を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 湿式鍍金が可能なABS、AS、PP、POM等の合成
    樹脂製容器の表面に、ニッケルや銅の化学鍍金を施し、
    該化学鍍金の表面にニッケル、銅や各種合金鍍金を単独
    あるいは複合で積層して下地鍍金を施し、該下地鍍金の
    表面に厚みが0.01〜5.0μのロジウム鍍金を施し
    たことを特徴とする化粧品容器。
JP15556387A 1987-06-24 1987-06-24 化粧品容器 Pending JPS63318905A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15556387A JPS63318905A (ja) 1987-06-24 1987-06-24 化粧品容器

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JP15556387A JPS63318905A (ja) 1987-06-24 1987-06-24 化粧品容器

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JPS63318905A true JPS63318905A (ja) 1988-12-27

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ID=15608790

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JP15556387A Pending JPS63318905A (ja) 1987-06-24 1987-06-24 化粧品容器

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