JPS63317372A - 熱転写印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば熱溶融型、熱昇華型の転写紙を用いて
熱転写印刷を行う熱転写印刷装置に関するものである。

（従来の技術） 熱溶融性、熱背革性のインクをベース上に設けた転写紙
を用いて印刷する熱転写印刷装置は、ライン状に発熱用
抵抗体を設けたサーマルヘッドと、このサーマルヘッド
の発熱用抵抗体のライン方向に沿って軸を有するように
設けたプラテンローラとの間に、記録用紙と転写紙とを
重畳して送り込み、サーマルヘッドを回転駆動されてい
るプラテンローラに圧接させると共に、サーマルヘッド
の発熱用抵抗体に所定の信号電流を流して発熱用抵抗体
を発熱させ、もって転写紙のインクを溶融又は背革させ
、そして記録用紙にインクを付着させるものである。

上記印字に際して、記録用紙をクランプするプラテンロ
ーラの回転駆動は、モータの回転駆動力が、例えばベル
ト又はギア等の駆動力伝達手段を介して伝達されること
で行なわれている。

第３図は従来の熱転写印刷装置の要部を示す斜視図であ
る。

同図中、１１はプラテンローラ、１２はプラテンローラ
１１の回転軸となる軸、１３はこの軸１２に固定された
ギア、１４はプラテンローラ１１を回転駆動するための
駆動源であるＤＣモータ（以下、モータと称する）、１
５はこのモータ１４の回転＠１６の一端に固定されたギ
ア、１７はギア１３とギア１５との間に設けられたギア
群、１８はモータ１４の回転軸１６の一端に固定された
１ンコーダ、１９は発光ダイオード、フォトトランジス
タ等で構成されるセンサである。２０はプラテンローラ
１１、に対応して、そのライン状の発熱用抵抗体（図示
せｆ）がプラテンローラ１１の軸１２と平行になるよう
に配設されたサーマルヘッドであり、この勺−マルヘッ
ド２０は図示しない手段によってプラテンローラ１１に
対して圧石・離間できるよう構成されている。

第４図はエンコーダを示す平面図で、円周には７２木の
スリットが形成されている。なお、このエンコーダ１８
と前記センサ１９とは、モータ１４の回転＠１６の回転
を検出するものである。

すなわち、モータ１４の１回転に対して、前記センサ１
９から７２個のパルスＳが検出され、このパルスＳは分
周回路２１により８分周されて９個の印字同期パルスＴ
が生成される。この印字同期パルスＴによりタイミング
がとられて、サーマルヘッド２０に所定の信号電流が通
電され印字がなさ机る。つまり、モータ１４の１回転に
対して、９ｔＩ！ｉｔの印字同期パルスＴが生成されて
、９ライン分の印字がなされる。

しかし、プラテンローラ１１とモータ１４間に設けられ
たギア群１７の存在によって、例えばギアの偏心笠に起
因して、さらにはサーマルヘッド２０と転写紙との間の
摩擦負荷によって、プラテンローラ１１を回転駆動させ
るモータ１４の回転とプラテンローラ１１の回転との間
にはゆらぎが生じることが判明し、両者の間で同一の動
きが必ずしもなされていない。このためモータ１４に設
けたエンコーダ１８によるモータ１４の回転を検出した
だけで印字の制御を行なったにすぎない場合には、印字
ピッチ、印字濃度にムラが生じ、特に中ね合わせによる
カラー印刷の場合にはレジずれが生じ、色相は所定のも
のにならないことが判明してぎた。

ところで、モータ１４の回転とプラテンローラ１１の回
転とのゆらぎは、ギア群１７のガｌ工精度や組立て精度
によって個別に発生するものである。

そこで、このゆらぎを予め測定し、ゆらぎのｍに応じた
補正量を算出して、サーマルヘッド２０に通電される電
流を制御することにより、印字ピッチ、印字濃度のムラ
を補正することが行なわれている。なお、このゆらぎの
ωの測定は、印刷装置の組み立て段階に予め行なわれ、
所要の補正量が印刷装置に組み込まれる。

第５図及び第６図は、印刷装置に組み込まれた補正量の
一例を示すものである。第５図は、印字開始後、印字ラ
イン数が２００ライン目及び６００ライン目付近（以降
の継続分は図示せず）となった時に、補正量が大きくな
ることを示しており、比較的間隔、周期の長いゆらぎに
対する補正量の変化を示している。また第６図は、印字
開始後、印字ライン数が２０ライン目及び６０ライン目
付近（以降の継続分は図示せず）となった時に、補正量
が大きくなることを示しており、比較的間隔、周期の短
いゆらぎに対する補正量の変化を示している。なお、印
字ライン数は印刷開始後、前記印字同期パルス−Ｆをカ
ウント積算したものである。

（考案が解決しようとする問題点） 従来、プラテンローラ１１に記録用紙が給紙されると、
モータ１４が印字のために回転し始めて、同前にセンサ
１９のパルスＳを分周した印字同期パルスＴが生成され
て、印字ライン数のカウントが開始される。

ここでモータ１４の回転軸１６と印字同期パルスＴ（印
字ライン数）との関係を考える。センサ１９は、モータ
１４が印字のために回転し始めて最初に検出したエンコ
ーダ１８のスリットを第１番目のパルスＳとする。この
パルスＳを分周したしのが印字同期パルスＴとなり、こ
の印字同期パルスＴをカラン１〜したものが印字ライン
数である。

したがって、モータ１４の回転＠１６の特定のイＱ相（
角度位置）から印字ライン数がカウントし始められるわ
けではない。直前における回転軸１６の停止位置により
、印字ライン数の開始時における回転軸１６の位相（角
度位Ｖ！ｌ）がきまり、回転軸１６の１回転分の幅をも
つ。モータ１４の回転軸１６が１回転するごとに９ライ
ン分の印字がされるので、モータ１４の回転軸１６と印
字ライン数の開始とは最大９ライン分の幅をもつことに
なる。

一方、モータ１４の回転とプラテンローラ１１の回転と
のゆらぎは、モータ１４の回転軸１６の位相（角度位置
）を基準、単位として、その間隔、周期をもつものであ
る。

したがって、モータ１４の回転とプラテンローラ１１の
回転とのゆらぎが、第５図に示すような比較的周期の艮
いものであれば、モータ１４の回転軸１６と印字ライン
数の開始とが最大幅である９ライン分ずれても（図示二
点鎖線で示す）、補正の効果にはあまり影響しない。

ところが、第６図に示すような比較的周期の短いもので
あると、例えばモータ１４の回転軸１６と印字ライン数
の開始とが最大幅である９ライン分ずれると（図示二点
鎖線で示す）、補正の必要なところで補正が行なわれず
、補正が不要なところで補正が行なわれてしまう問題点
が生じることとなる。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決するために、モータの駆動力
が駆動力伝達手段を介してプラテンローラに伝達され、
前記モータの回転軸の回転に応じて検出される印字同期
パルスによって所定ライン分の印刷がなされると共に、
前記印字同期パルスをカウントした印字ライン数に応じ
て印刷の補正がなされるように構成された熱転写印刷装
置において、前記印字同期パルスに対するモータの回転
軸の位相が一定になるようにした熱転写印刷装置を提供
するものである。

（実施例） 第１図は本発明に係る熱転写印刷装置の一実施例を示す
もので、第１図は要部の斜視図である。

なお、第３図に示した従来例と同一の構成部分に１１同
一の符号を付している。

同図中、１１はプラテンローラ、１２はプラテンローラ
１１の回転軸芯となる軸、１３はこの軸１２に固定され
たギア、１４はプラテンローラ１１を回転駆動するため
の駆動源であるＤＣモータ（以下、モータと称する）、
１５はこのモータ１４の回転軸１６の一端に固定された
ギア、１７はギア１３とギア１５との間に設けられたギ
ア群である。２０はプラテンローラ１１に対応して、そ
のライン状の発熱用抵抗体（図示せず）がプラテンロー
ラ１１の軸１２と平行になるように配設されたサーマル
ヘッドであり、このサーマルヘッド２０は図示しない手
段によってプラテンローラ１１に対して圧着・離間でき
るように構成されている。

１はモータ１４の回転軸１６の一端に固定されたエンコ
ーダ、２は発光ダイオード、フォトトランジスタ等で構
成される第１のセンサ、３はやはり発光ダイオード、フ
ォトトランジスタ等で構成される第２のセンサである。

第１のセンサ２と第２のセンサ３どは互いに１８０度の
角度をなして設けである。

第２図は１ンコーダを示す平面図で、外周部には７２木
のスリットが形成され、その内の１本のスリットＸは外
周部から内周部に到る長さの艮いスリットである。

前記第１のセン４ｊ２は外周部に形成された７２本のス
リットを検出するよう位置ぎめがなされ、前記第２のセ
ンサ３は長いスリットＸのみを検出するように位置ぎめ
がなされている。第１のセンサはモータ１４の回転軸１
６の回転を検出するものであり、第２のセンサ３は回転
軸１６の位相（角度位置）を検出するものである。

すなわち、モータ１４の回転軸１６の１回転に対して前
記第１のセンサ１から７２個のパルスＳが検出され、こ
のパルスＳは分周回路４により８分周される。また、前
記第２のセンサからのパルスＳ′は、分周回路４へのリ
セットパルスとされる。

したがって、分周回路４から出力される印字同期パルス
Ｔ′は常にモータ１４の回転軸１６に対して同じ位相（
（ｒ＋度位置）をもつことになる。この印字同期パルス
Ｔ′によりタイミングがとられて、サーマルヘッド２０
に所定の信号電流が通電されて印字がなされる。

ここで、従来と同様に、印字同期パルスＴ′をカウント
積算して印字ライン数をもとめ、各印字ライン数におけ
るモータ１４の回転とプラテンロー５１１の回転との間
のゆらぎによる印字ピッチの印字濃度のムラに対して、
このムラを予め測定し、ゆらぎに吊に応じた補正のを算
出して、サーマルヘッド２０に通電される電流を制御し
ておく。

本実施例に示す熱転写印字装置においては、モータ１４
の回転とプラテンローラ１１との間のゆらぎが第６図に
示したような比較的周期の短いものであっても、印字同
期パルスＴ′は常にモータ１４の回転＠１６に対して同
じ位相をもつので、この印字同期パルスＴ′をカウント
した印字ライン数と補正量との関係がずれることがなく
、正確な補正をすることができる。

（発明の効果） 本発明なる熱転写印刷装着は、モータの駆動力が駆動力
伝達手段を介してプラテンローうに伝達され、前記モー
タの回転軸の回転に応じて検出される印字同期パルスに
よって所定ライン分の印刷がなされると共に、前記印字
同期パルスをカウントした印字ライン数に応じて印刷の
補正がなされるように構成された熱転写印刷装置におい
て、前記印字同期パルスに対するモータの回転軸の位相
が一定となるようにしたものであるから、モータの回転
軸の回転を基準、単位とするような比較的周期の短いゆ
らぎがモータの回転とプラテンローラの回転との間に生
じても、印字ライン数が常に同じ位相でカウントされる
ので、有効な補正をなすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる熱転写印刷装置の一実施例の要部
を示す斜視図、第２図は第１図に示したエンコーダの平
面図、第３図は従来の熱転写印刷装置の要部を示す斜視
図、第４図は第３図に示したエンコーダの平面図、第５
図及び第６図は印刷装置に組み込まれた補正量の一例を
示すグラフである。 １・・・エンコーダ、２・・・第１のセンサ、３・・・
第２のセンサ、１１・・・プラテンローラ、１４・・・
ＤＣモータ、１６・・・回転軸、１７・・・ギア群、２
０・・・サーマルヘッド、Ｓ・・・パルス、Ｓ′・・・
リセットパルス、Ｔ′・・・印字同期パルス、Ｘ・・・
長いスリット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 モータの駆動力が駆動力伝達手段を介してプラテンロー
   ラに伝達され、前記モータの回転軸の回転に応じて検出
   される印字同期パルスによつて所定ライン分の印刷がな
   されると共に、前記印字同期パルスをカウントした印字
   ライン数に応じて印刷の補正がなされるように構成され
   た熱転写印刷装置において、 前記印字同期パルスに対するモータの回転軸の位相が一
   定となるようにしたことを特徴とする熱転写印刷装置。