JPS63314235A - スピロビインダンポリカーボネートの製造法及びその生成物及びそれから得られる製品 - Google Patents

スピロビインダンポリカーボネートの製造法及びその生成物及びそれから得られる製品

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JPS63314235A
JPS63314235A JP63095830A JP9583088A JPS63314235A JP S63314235 A JPS63314235 A JP S63314235A JP 63095830 A JP63095830 A JP 63095830A JP 9583088 A JP9583088 A JP 9583088A JP S63314235 A JPS63314235 A JP S63314235A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はホモポリカーボネート及び共ポリカーボネート
の両方を包含するスピロビインダンポリカーボネートに
関する。特に本発明は高くかつ一定のガラス転移温度及
び低複屈折率をもつか−るポリカーボネート及びその製
造法に関するものである。
従来の技術 スピロビインダンビスフェノール類、特に6゜6′−ジ
ヒドロキシ−3,3,3’ 、3’ −テトラメチル−
1,1′−スピロ(ビス)インダン(以下″SBI“と
いう)、からポリカーボネートを製造することは当業者
に既知である。か\る既知技術については、たとえば5
tuebθnによってJ、Po1y、Sc1.、Par
t A、 3. 3209−3217(1965)に記
載され、また米国特許第4,552.949号明細書に
も記載されている。しかしながら、これら文献に記載さ
れるごとく製造されたポリカーボネート類は一貫性のな
い不規律な性質を有することが詔められている。たとえ
ば、5tucbcnの方法によって製造されたSBIホ
モポリカーボネートは237℃のガラス転移温度をもつ
が、一方前記米国特許明細書に記載の方法に従って製造
されたSBIホモポリカーボネートは207.2℃のガ
ラス転移温度を有する。
その後の研究によれば、SBIポリカーボネートの分子
量及びガラス転移温度のような性質はかなりの程度まで
それらの製造に使用されたSBI単量体の純度に関係す
ることが認められた。SBIの製造のための大部分の既
知の方法はきわめて純度の低い生成物を与えるものであ
る。均質なポリカーボネートの製造のために適当な実質
的に純粋なSBIについての最初の開示は1986年1
0月10日付の米国特許出願917.644号明細書に
なされている。しかしながら、その高純度SBI物質は
、5tucbonの方法によってホモポリカーボネート
に転化された場合、5tuobonの方法に従って製造
されたSBI単量体から得られたホモポリカーボネート
の分子量及びガラス転移温度(それぞれ85,200及
び237℃)よりも低い分子量及びガラス転移温度(そ
れぞれ52.600及び222℃)をもつホモポリカー
ボネート生成物を与える。
こうした一貫性に欠ける結果をもたらす問題点の一つと
してスピロビインダンビスフェノール類が水及び塩化メ
チレンの混合物のような界面におけるポリカーボネート
の形成のために通常使用される反応系中に不溶性である
点があげられる。この不溶性の結果として、ホモポリカ
ーボネートの形成は著しく時間がかかるものでありかつ
一様でないという欠陥をもたらす。他方、ビスフェノー
ルAのような他の慣用的なビスフェノールとの共ポリカ
ーボネートを製造する場合には、スピロビインダンビス
フェノールの導入割合はその溶解度がきわめて低いため
に著しく低水準となる。
本発明はスピロビインダンのホモポリカーボネート及び
共ポリカーボネートを高い信頼度及び均一性をもって製
造し得る方法を見出したことに基づくものである。きわ
めて高い分子量をもつ生成物を得ることができる一方、
有効量の慣用の連鎖停止剤を配合することによって所定
のより低分子量のポリカーボネートを製造することもで
きる。
さらに、本発明は高い分子量及び厳密に限定された範囲
内のガラス転移温度をもつSBIホモポリカーボネート
を提供する。最後に、本発明のSBlホモポリカーボネ
ート及びSBIとビスフェノールAとの特定の共ポリカ
ーボネートの光学的性質は光学ディスクの製造のために
有利であることが認められた。
発明の要旨 第一に本発明は、つぎの工程: (A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩基水溶液;
式: (式中、各R1はそれぞれC1−4第1級又は第2級ア
ルキル基又はへ口基を表わしモしてnはθ〜3である)
の実質的に純粋なスピロビインダンビスフェノール又は
それと少なくとも一種の他のジヒドロキシ芳香族化合物
との混合物及び該スピロビインダンビスフェノール又は
その混合物番実質的に溶解しない塩素化脂肪族炭化水素
;から本質的になりかつその水性相が約9〜11の範囲
のpHを有する不均質混合物を調製し; (B)該混合物の水性相のpHを約11までの値に保持
しつつ、ホスゲンを約10〜50℃の範囲の温度で該混
合物中に、最大の均質性が達成されるまで、通送し; (C)有効量の界面ポリカーボネート形成触媒を添加し
、そしてホスゲンの通送を約10〜50℃の範囲の温度
及び少なくとも約10の水性相のpl+条件下で継続し
;そして (D)線状ポリカーボネートを反応混合物から回収する
; 工程からなるスピロビインダンビスフェノールから誘導
される構造単位を含む線状ポリカーボネートの製造法を
提供するものである。
本発明の方法によって製造し得るポリカーボネート類は
SBI及びその種々のアルキル−又はハロー置換同族体
から誘導された単位を含むもの、特にnが1又は2であ
りモしてR1がメチル、クロル又はブロム基である同族
体から誘導されたものである。好ましいスピロビインダ
ンビスフェノールはSBIである。
ホモポリカーボネート及び共ポリカーボネートの両者を
製造することができる。共ポリカーボネートを製造する
ためには、式: %式%() (式中、A1は二価芳香族基である)の第二のジヒドロ
キシ芳香族化合物をさらに使用する。か−る二価芳香族
基は芳香族炭化水素基及び置換芳香族炭化水素基を包含
し、その置換基の例はアルキル、シクロアルキル、アル
ケニル(たとえばアリル基のような架橋−グラフト化可
能な基)、ハロ(特にフルオル、クロル及び/又はブロ
ム)、ニトロ及びアルコキシ基である。
好ましいA1基は式: %式%() (式中、A2及びA3の各々は単環二価芳香族基であり
モしてYは1個又は2個の原子によってA2をA3から
分離する架橋基である)をもつ基である。式<m>にお
ける遊離原子価結合は通常Yに対してA2及びA3のバ
ラ位にある。
式(III)において、基A2及びA3は非置換フェニ
レン基又はAIについて定義したごとき置換基で置換さ
れたその誘導体基であり得る。非置換フェニレン基が好
ましい。基A2及びA3はともにp−フェニレン基であ
ることが好ましいが、両者はともに〇−又はm−フェニ
レン基であってもよく、あるいは一方が〇−又はm−フ
ェニレン基で他方がp−フェニレン基であることもでき
る。
架橋基Yは1個又は2個の原子、好ましくは1個の原子
によってA2をA3から分離する架橋基である。この架
橋基は多くの場合炭化水素基、特に01−1゜脂肪族又
は脂環族炭化水素基、たとえばメチレン、シクロへキシ
ルメチレン、[2,2゜1]ビシクロへブチルメチレン
、エチレン、エチリデン、2.2−プロピリデン、1.
1−(2゜2−ジメチルプロピリデン)、シクロへキシ
リデン、シクロペンタデシリデン、シクロドデカンデン
又は2,2−アダマンチリデン基、特にアルキリデン基
である。アリール置換された基もまた不飽和基及び炭素
及び水素以外の原子を含む基、たとえばオキシ基、と同
様に使用し得る。基Yの脂肪族、脂環族及び芳香族部分
上には前述した置換基のごとき置換基を存在せしめ得る
多くの場合に適当な化合物はビフェノール類、特にビス
フェノール類を包含する。以下の説明においては、しば
しばビスフェノール類の使用に関して述べるが、これら
と均等な他の化合物も適切に使用し得るものである点を
理解すべきである。
ジヒドロキシ芳香族化合物の例を以下に示す。
レゾルシノール 4−ブロムレゾルシノール ハイドロキノン 4.4′−ジヒドロキシビフェニル 1.6−シヒドロキシナフタリン 2.6−シヒドロキシナフタリン ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ジフェニルメタン ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−ナフチルメタン 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン 1.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(“
ビスフェノールA″) 2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(3−ヒドロキ
シフェニル)プロパン 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)イソブタン 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン 1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロドデカ
ン トランス−2,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
2−ブテン 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アダマンタン α、α′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)トルエン ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセトニトリル 2.2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン 2.2−ビス(3−エチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン 2.2−ビス(3−n−プロピル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(3−第2級ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(3−ffi3級ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン 2.2−ビス(3−シクロへキシル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン 2.2−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン 2.2−ビス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル
)プロパン 2.2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(2,3,5,6−テトラメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン 2.2−ビス(3,5−ジクロル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(3,5−ジブロム−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン 2.2−ビス(2,6−ジプロムー3.5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン。、a−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)トルエン 4、α、α′、α′−テトラメチルーα、α′−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)−p−キシレン 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)へキサフルオ
ルプロパン 1.1−ジクロル−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチレン 1.1−ジブロム−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)エチレン 1.1−ジクロル−2,2−ビス(5−フェノキシ−4
−ヒドロキシフェニル)エチレン4.4′−ジヒドロキ
シベンゾフェノン3.3−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−ブタノン 1.6−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1゜6−ヘ
キサンシオン エチレングリコール ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エーテル ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテルビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルフィドビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホキシドビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホンビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホン 9.9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン 2.7−シヒドロキシピレン 3.3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フタリド 2.6−ジヒドロキシジベンゾ−p−ジオキシン 2.6−シヒドロキシチアンスレン 2.7−シヒドロキシフエノキサチイン2.7−シヒド
ロキシー9,10−ジメチルフェナジン 3.6−シヒドロキシジベンゾフラン 3.6−シヒドロキシジベンゾチオフエン2.7−シヒ
ドロキシカルバゾール ビスフエノールA(Yがイソプロピリデン基でありモし
てA2及びA3がそれぞれp−フェニレン基である場合
)が入手容易でありかつ本発明の目的に特に適するとい
う理由で好ましい。
本発明の方法において使用されるスピロビインダンビス
フェノールは実質的に純粋であるべきである。この目的
のためには、スピロビインダンビスフェノール生成物は
分光分析級のメタノール100ml中の該生成物1gの
溶液について10cmの光路長を用いて測定して350
 nl+、:おいて最大で0.06、好ましくは最大で
0.03の吸光度をもつSBIである場合あるいは同様
の純度の類似の又は同族のスピロビインダンビスフェノ
ールである場合には実質的に純粋であると考えられる。
実質的に純粋なスピロビインダンビスフェノールの製造
のための一方法は前記引用した米国特許出願S、N、9
1764”4号明細書中に開示されている。この方法は
つぎの工程: (1)式: の少なくとも一種のビスフェノールと式:のイソプロペ
ニルフェノールとを、強ルイス酸であるアルカンスルホ
ン酸及び多価金属ハライドからなる群から選んだ少なく
とも一種の酸性触媒(好ましい触媒はメタンスルホン酸
である)に約100〜200℃の範囲の温度(好ましく
は約125〜175℃の範囲の温度)で触媒せしめるこ
とによって反応させ、それによって粗製スピロビインダ
ンビスフェノールを生成させ; (2)この粗製スピロビインダンビスフェノールから式
: のフェノール及び式: の1−(4−ヒドロキシフェニル)インダノールを包含
する副生成物の主割合を、たとえば水洗浄及び/又は水
蒸気蒸留及びそれに続く塩化メチレンのような溶剤によ
る抽出によって除去し;そして (3)工程(2)の生成物をメタノール及び塩化メチレ
ンの混合物中に溶解させついで水の添加によって沈澱さ
せることによりさらに精製する;工程からなる。
つぎにこの方法を実施例1によって例証する。
実施例中、すべてのパーセントはfflfft%である
実施例1 ビスフェノールA1kg及びメタンスルホン酸50gの
混合物を135℃に3時間加熱した。この加熱の間に混
合物は溶融状態になった。この溶融混合物を水21中に
撹拌下に注入しそして沈澱した固体を枦遇しそして別量
の水21で洗浄した。
濾過残渣を塩化メチレン1.5Iとともに1時間還流し
た。この混合物を一5℃に冷却しそして一過しモして残
渣は別量の冷塩化メチレン11で洗浄した。この時点で
生成物を高圧液体クロマトグラフィーによつて分析した
ところ、該生成物は純度98.5%のSBIであること
が認められた。
この生成物をメタノール1i及び塩化メチレン200m
lの混合物中に溶解して均質溶液を形成した。この溶液
に撹拌下に脱イオン水1.21を添加すると不均質混合
物が生成した。この混合物を枦遇しモして残渣を塩化メ
チレンで洗滌した。上記した塩化メチレン−メタノール
−水による溶解及び沈澱工程を反復しそして得られる固
体生成物を真空炉内で乾燥した。かくして実質的に純粋
なSBIが253g (理論値の5796の収率)得ら
れた。
この精製されたSBIの試料1gを分光分析級のメタノ
ール100ml中に溶解しそして光路長10cmをもつ
パリアン(Varlan) 219型分光光度計を用い
て350nmにおける紫外線吸光度を測定した。この吸
光度は0.016であることが認められた。
本発明方法の工程(A)においては、スピロビインダン
ビスフェノール又はこれと別のビスフェノールとの混合
物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩基水溶液及び
塩素化脂肪族炭化水素から本質的になる不均質混合物を
調製する。該別のビスフェノールは、存在する場合、ス
ピロビインダンビスフェノールに対して任意所望の割合
で使用し得る。スピロビインダンビスフェノールは一般
に該混合物中の全ビスフェノールの約5〜95%、好ま
しくは約35〜95%を構成するであろう。
塩基は一般に水酸化物又は炭酸塩、たとえばリチウム、
ナトリウム、カリウム又はカルシウムの水酸化物又はナ
トリウム又はカリウムの炭酸塩である。多くの場合、塩
基はリチウム、ナトリウム又はカリウムの水酸化物であ
り、入手容品性及び比較的安価である点で水酸化ナトリ
ウムが好ましい。
塩素化脂肪族炭化水素はビスフェノールを実質的に溶解
しないものである。この型の炭化水素の例は塩化メチレ
ン及びクロロホルムである。入手が容品であり、安価で
ありかつ本発明の方法に特に適当であるという理由で塩
化メチレンの使用が好ましい。
不均質混合物中の塩基濃度は水性相のpHを約11まで
の数値、もっとも屡々は約9〜11の値、好ましくは約
10〜11の値となすように調整される。有機相対水性
相の容量比は一般に約1.0〜1,5:1の範囲にある
工程(B)においては、ホスゲンを不均質混合物中に約
10〜50℃の範囲、好ましくは約25〜40℃の範囲
の温度で通送する。pl!はホスゲンの添加期間中、前
記した範囲に保持される。ホスゲンの添加は最大の均質
性が達成されるまで継続される。用語“最大の均質性“
とは水−有機系中にもはや固体の溶解が観察されなくな
った時点を意味する。この時点では、混合物は通常曇り
を帯びているが、実質的な割合の固体は観察されないで
あろう。ある条件下では工程(B)の間にビスフェノー
ルを周期的に反応混合物中に導入することが有利である
工程(B)の終了時には、反応混合物の主成分はスピロ
ビインダンビスフェノールのモノクロルホルメート及び
ビスクロルホルメートを包含するモノクロルホルメート
類及びビスクロルホルメート類であると考えられる。さ
らに少割合の未反応ビスフェノールとともにビスフェノ
ール部分がカーボネート基によって連結された形の若干
の対応するオリゴマ一種も存在し得る。
工程(C)においては、有効量の界面ポリカーボネート
形成触媒を添加しそしてホスゲンの通送を継続する。共
ポリカーボネートの製造を希望する場合において、少な
くとも一種の他のビスフェノールを工程(A)及び(B
)の間に存在させなかった場合には、これをこの工程に
おいて添加することもできる。
界面ポリカーボネート形成触媒として適当な化合物は当
業者に既知のものであり、それらは第3級アミン、第4
級アンモニウム塩、第4級ホスホニウム塩及びアミジン
類を包含する。第3級アミンが特に有用であり、それら
は一般に親油性の第3級アミンからなる。か〜る第3級
アミンについてはたとえばニーに参考文献として引用す
る米国特許第4,217,438号及び同第4.368
゜315号明細書に記載されている。これらの第3級ア
ミンはトリエチルアミン、トリーn−プロピルアミン、
ジエチル−n−プロピルアミン及びトリーn−ブチルア
ミンのような脂肪族アミン及び4−ジメチルアミノピリ
ジンのようなきわめて求核性の複素環式アミンを包含す
る(か−るアミンは本発明の目的のためにはた′1:1
個の活性アミン基を含むものである)。好ましいアミン
は反応系の有機相中に選択的に溶解するもの、すなわち
その有機相−水性相分配係数が1より大きいものである
。これは、ポリカーボネートの製造のためにはアミンと
ビスクロルホルメートとの間の緊密な接触が必須条件で
あるためである。はとんどの場合、か−るアミンは少な
くとも約6個、好ましくは約6〜14個の炭素原子を含
む。
もっとも有用なアミンは1位及び2位にある炭素原子上
に分枝を含まないトリアルキルアミンである。特に好ま
しいトリアルキルアミンはアルキル基中に約4個までの
炭素原子を含むトリーn−アルキルアミンである。トリ
エチルアミンは特に入手容易であり、安価でありかつポ
リカーボネートの製造において有効であるためにもっと
も好ましいものである。
工程(C)は約10〜50℃、好ましくは約25〜50
℃の範囲の温度及び少なくとも約10、もっともしばし
ば約10〜14の範囲、好ましくは約11〜12.5の
範囲のpH条件において行なわれる。触媒の使用量は全
ジヒドロキシ芳香族化合物に基づいてもっともしばしば
約0.25〜3゜0モル%の範囲、好ましくは約0.5
〜1.5モル%の範囲である。
さらに、工程(C)においてポリカーボネートの分子量
を:A節するために連鎖停止剤として有効量のモノヒド
ロキシ芳香族化合物、たとえばフェノール、第3級ブチ
ルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール
又はp−クミルフェノールを使用することも本発明の範
囲内である。連鎖停止剤の使用量は生成物の所望の分子
量及び分子量分布に関係し、多くの場合、全ジヒドロキ
シ芳香族化合物に基づいて約1〜10モル%である。
工程(D)は反応混合物から線状ポリカーボネートを回
収する工程である。これは非溶剤を使用する沈澱法のご
とき慣用的方法によって達成し得る。
本発明の方法によれば、既に開示されている方法によっ
て得られる分子量よりも実質的に高い分子量をもつスピ
ロビインダンのホモポリカーボネート及び共ポリカーボ
ネートを得ることができる。
ガラス転移温度(Tg)値は分子量の増加とともにある
最大値に達するまで増加し、ついで分子量がそれ以上増
加してもその一定の最大値を保有することは当業者に既
知である。したがって、第二に本発明によれば、225
℃〜約230℃の範囲内のガラス転移温度をもつSBI
ホモポリカーボネートが提供される。か−るSBIホモ
ポリカーボネートはまたきわめて高い分子量をもつ点を
特徴とするものである。
さきに引用したSt uebonの報文によれば、0゜
75の“換算粘度1をもつホモポリカーボネートは比較
的慣用の界面重合法によって得られている。
この“換算粘度”パラメーターは固有粘度(IV)と等
価ではなく、Ivは匹敵する分子量において著しくより
低い値を示す点に留意すべきである。
前述した米国特許第4.552,949号明細書には同
様の方法で製造されたTg値207.2℃をもつSBI
ホモポリカーボネートが記載されている。
これとは対照的に、本発明によれば約230℃までのT
g値をもつSDIホモポリカーボネートが得られている
。したがって、本発明のSBIから得られたホモポリカ
ーボネートは従来技術に開示されているSBIホモポリ
カーボネートよりも実質的により高い分子量を有するも
のである。
添付の図はSBIホモポリカーボネートについてのTg
値を固有粘度IVに対してプロットしたグラフであり、
これによれば、Tg値は0.1dl/g(7)IV値に
おiする215℃から0.4dl/101V値における
230℃まで比較的定常的に増加していることが認めら
れるであろう。IV値のそれ以上の増加はほとんどTg
値の変動を伴わない。さらに、米国特許第4,552.
949号明細書記載のホモポリカーボネートは本発明の
組成物から得られたホモポリカーボネートと比較して著
しくより低い分子量を存していたこともこのグラフから
明らかであろう。
以下の実施例は本発明の方法に従う高分子量ホモポリカ
ーボネート及び共ポリカーボネートの製造を例証するも
のである。
実施例2 実施例1に述べた方法に実質的に従って製造されたSB
1 9.86g(32,1ミリモル)、塩化メチレン7
5ml及び脱イオン水60mlの混合物に50%水酸化
ナトリウム水溶液を水性相のpHを11に調整する量で
添加した。この混合物中に、撹拌下、ホスゲンを0.4
g/分の割合で通送した。ビスクロルホルメートの形成
に必要な理論量のそれぞれ25%、50%及び75%の
ホスゲンが添加された時点で、SB1 9.8(zrを
3回追加導入しく合計128.4ミリモル)そしてホス
ゲンの添加を続けた。
SBIの最後の部分を添加した後、塩化メチレン中のト
リエチルアミンの0.525Mの溶液3゜01ml()
ジエチルアミン1.6ミ9加しそしてホスゲンの添加を
続けた。ホスゲンの添加量が理論量の130%になった
時点で、この混合物を塩化メチレン200mlで稀釈し
そして有機相を分離し、それを3%塩酸水溶液及び脱イ
オン水で洗滌した。アセトン(10ml)を添加しそし
て混合物をワーリング(Ijarlng)混合機中でメ
タノール250mlを添加して撹拌した。沈澱したSB
Iホモポリカーボネートを枦遇しそしてオーブン中で1
00℃で乾燥した。
得られた重合体の性質を二つの対照試験例と比較して第
1表に示す。重量平均分子量(My)はポリスチレンに
対するゲル透過クロマトグラフィーによって測定した。
第1表 ポリカーボネート 実施例Z   5tueben法 
 5tueben法の製造法 Nw      att,ooo ”  52.600
   85.000IV.dl./ g      1
.41     0.296     0.353Tg
,’C        230      222  
    217実施例2の生成物の分子量値に草印を付
したのは、この数値が約100.000までの分子量に
ついてのみ正確に測定、計算される装置を用いて測定さ
れた概算値であるためである。しかしながら、この分子
量値及びIV値から、実施例2の重合体が対照例A及び
Bよりも著しくより高い分子量をもつものであることは
明白である。
また、対照例BについてのTg値237℃から、それが
典型的なSBIホモポリカーボネートに相当するもので
ないことは、SBIホモポリカーボネートについて得ら
れる最高のTg値が通常は約230℃である点から判断
して明らかである。この対照例Bの重合体について示さ
れた高い分子量及びTg値は、おそら(は使用したSB
I試料中の不純物に起因するある種の分岐又は架橋の存
在の証拠であると考えられる。したがって、本発明のホ
モポリカーボネートが既知の線状SBIホモポリカーボ
ネートより著しく高い分子量をもつことは明らかである
実施例3゜ トリエチルアミンの添加と同時にフェノールをSBIに
基づいて1モル%の量で添加した以外は実施例2の方法
を反復した。得られるSBIホモポリカーボネートは7
0.800の重量平均分子量を有していた。そのガラス
転移温度は実施例2の生成物のそれと同じく230℃で
あった。
対照実験として、慣用の界面重合法を行なった。
すなわち、SBI  39.45g (128ミリモル
)、塩化メチレン75ml.脱イオン水60ml、塩化
メチレン中の1.05M溶液としてのトリエチルアミン
1.29ミリモル及び塩化メチレン中の0.534M溶
液としてのフェノール3.2ミリモルの混合物に水酸化
ナトリウムの50%水溶液を添加して水性相のpHを1
1に調整した。この混合物を5分間撹拌し、その後ホス
ゲンを0.4g/分の割合で合計量が理論値の130%
に達するまで添加した。ホスゲンの添加期間中、水性相
のpHは約11に保持した。ホスゲンの添加の間に混合
物はゼラチン状にかたまり、撹拌は不可能になった。生
成物を単離しようとしたが、エマルジョンが形成された
ためそれも不可能であった。
実施例4 SB1 11.33g (36,8ミリモル)、塩化メ
チレン65ml及び脱イオン水55mlの混合物に水酸
化ナトリウムの50%水溶液を水性相のpHを11に:
A整する量で添加した。この混合物中に、撹拌下、ホス
ゲンを0.8g/分の割合で10分間添加した。ついで
反応器を窒素でパージしそしてビスフェノールA  1
5.59g (68゜3ミリモル)、塩化メチレン中の
0.534M溶液としてのフェノール2.65ミリモル
及び塩化メチレン中の0.494M溶液としてのトリエ
チルアミン1.05ミリモルを添加した。この混合物を
5分間激しく撹拌し、その後再びホスゲンの添加を0.
8g/分の割合で12分間続け、その間pl+を水酸化
ナトリウム水溶液の添加によって約11に保持した。こ
の添加の終了時には、溶液の粘度の著しい増加が認めら
れた。
この混合物を塩化メチレン200mlで稀釈しそして実
施例2に述べたごとく後処理したc、35モル%のSB
I単位を含む共ポリカーボネートが得られた。この共ポ
リカーボネートは重量平均分子1149.300及びガ
ラス転移温度181℃を有するものであった。
実施例5−8 SBI及びビスフェノールAの割合を変えて実施例4の
方法を反復して数種の共ポリカーボネートを製造した。
生成物の性質を第■表に示す。
第■表 SBI 実施例No、  (モル%)   My    Tg、
”C53048,100184 64045,400188 751)  44,800 193 8  75 52.100 218 実施例9 SB1 24g (77,9ミリモル)、塩化メチレン
75ml及び脱イオン水65mlの混合物に水酸化ナト
リウムの50%水溶液を水性相のpHを10に調整する
量で添加した。この混合物中に、撹拌下、ホスゲンを0
.52g1分の割合で300分間通送、その間pII値
は10に保持した。ついで反応器を窒素でパージしそし
てフェノール及びトリエチルアミンをそれぞれ塩化メチ
レン中の0゜779M溶液の形で各1ml添加した。こ
の混合物をさらに5分間、pHを10に保持しつつ撹拌
するとその間に粘度の実質的な増加が観察された。つい
で、ホスゲンの添加を再び0.52g/分の割合で8分
間続け、その間pHを再び水酸化ナトリウム水溶液の添
加によって約10に保持した。
この混合物を塩化メチレン100mlで稀釈しそして実
施例2に述べたごとく後処理した。かくして重量平均分
子ff157.700及び固有粘度(クロロホルム中、
25℃でΔp1定) 0. 352dl/srをもつS
BIホモポリカーボネートが得られた。
実施例10 SB1 9.86g (32ミリモル)、ビスフェノー
ルA  7.31g (32ミリモル)、塩化メチレン
37ml及び脱イオン水30mlの混合物に水酸化ナト
リウムの50%水溶液を水性を口のpIIを10に調整
する量で添加した。この混合物中に、撹拌下、ホスゲン
を0.8g/分の割合で、pIIを10に保持しつつ1
5.7分間通送した。ついで反応器を窒素でパージしそ
してフェノール及びトリエチルアミンをそれぞれ塩化メ
チレン中の0゜64M溶液の形で各1ml添加した。こ
の混合物をpHを10に保持しつつ5分間激しく撹拌す
ると、その間に粘度の増加が認められた。その後、ホス
ゲンの添加を再び0.8g/分の割合で1.6分間続け
、その間再び水酸化ナトリウム水溶液の添加によってp
Hを約10に保持した。この添加の終了時には溶液粘度
の著しい増加が認められた。
この混合物を塩化メチレン100mlで稀釈しそして実
施例2に述べたごとく後処理した。かくして50モル%
のSBI単位を含む共ポリカーボネートが得られ、これ
はff1fl平均分子Q99,580及び固有粘度(ク
ロロホルム中、25℃で測定)0.68dl/、を有し
ていた。
本発明の方法によって製造されたスピロビインダンビス
フェノールポリカーボネートは高い加熱撓み温度及び酸
化及び光分解に対する高い耐性をもち、しかも低い溶融
粘度をもつことを特徴とする。これらの優れた性質によ
って、本発明のSBIポリカーボネートは多くの用途に
対してビスフェノールAポリカーボネート−イソフタレ
ート−テレフタレートのようなポリエステル−ポリカー
ボネートよりも優れたものとなる。上記ポリエステル−
ポリカーボネート類も高い加熱撓み温度を有するが、こ
れらは溶融粘度がきわめて高いので加工が困難であると
いう欠点がある。さらに、これらは比較的温和な条件下
で光分解及び酸化的分解を受けるという難点もある。
本発明のSBIポリカーボネートの特に有利な性質は、
たとえばビスフェノールAホモポリカーボネートと比較
して配向複屈折が低い点である。
この性質により、本発明のSBIポリカーボネートは潜
在的に消去可能−再記録可能ディスクを包含する光学デ
ィスクの製造用として有用である。
光学ディスク上のデータは平面偏光レーザービーム及び
それと組合わされた垂直方向に偏光された同様の基準ビ
ームによって読み取られる。正確な読み取りのためには
、これらのレーザービームが光学ディスクを通送する際
の位相遅れを最小限とすることが必要である。位相遅れ
に直接影響する一囚子は光学ディスクの複屈折、すなわ
ち互いに直交する二方向に偏光された光の屈折率の差、
である。
複屈折には分子構造及び分子の配向度のような因子に起
因するいくつかの成分がある。延伸によるすべての重合
体分子の完全な配向の後に理想的に測定された重合体の
“配向“複屈折はもっばら分子構造の関数である。比較
の目的で、数種の重合体の配向複屈折の近似測定を実質
的に同一の条件下で射出成形した試料について行なった
これらの原理に従って、種々のポリカーボネートについ
て行なった例証のための一連の複屈折の測定は第■表に
示す結果を与えた。
第■表 モル% ビスフェノールA   SBI  複屈折x10310
0      0  2.06 50     50  1.37 25     75  0.34 本発明のSBIポリカーボネートは配向複屈折が低いの
で、ビスフェノールAホモポリカーボネートよりも光学
ディスク及びディスク読取り装置の設計において著しく
より高い寛容度を与える。
したがって、第三に本発明は、式: の構造単位及び約0〜60モル%の式:CIl婁 の構造単位から本質的になり複屈折の低いポリカーボネ
ートからなる光学ディスク製品を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のSBIホモポリカーボネートについて測定
したガラス転移温度(Tg)値を固有粘度(IV)値に
対してプロットしたグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、つぎの工程: (A)アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩基水溶液;
    式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、各R^1はそれぞれC_1_−_4第1級又は
    第2級アルキル基又はハロ基を表わしそしてnは0〜3
    である)の実質的に純粋なスピロビインダンビスフェノ
    ール又はそれと少なくとも一種の他のジヒドロキシ芳香
    族化合物との混合物;及び該スピロビインダンビスフェ
    ノール又はその混合物を実質的に溶解しない塩素化脂肪
    族炭化水素;から本質的になりかつその水性相が約9〜
    11の範囲のpHを有する不均質混合物を調製し; (B)該混合物の水性相のpHを約11までの値に保持
    しつつ、ホスゲンを約10〜50℃の範囲の温度で該混
    合物中に、最大の均質性が達成されるまで、通送し; (C)有効量の界面ポリカーボネート形成触媒を添加し
    、そしてホスゲンの通送を約10〜50℃の範囲の温度
    及び少なくとも約10の水性相のpH条件下で継続し;
    そして (D)線状ポリカーボネートを反応混合物から回収する
    ; 工程からなるスピロビインダンビスフェノールから誘導
    される構造単位を含む線状ポリカーボネートの製造法。 2、式( I )においてnが0であり、スピロビインダ
    ンビスフェノールが分光分析級のメタノール100ml
    中の該化合物1gの溶液について10cmの光路長を用
    いて測定して350nmにおいて最大で0.06の吸光
    度をもち、塩素化脂肪族炭化水素が塩化メチレンであり
    そして塩基が水酸化ナトリウムである請求項1記載の製
    造法。 3、工程(B)において、水性相のpHを約10〜11
    の範囲に保持しそして温度を約25〜40℃の範囲に保
    持する請求項2記載の製造法。 4、工程(A)における有機相対水性相の容量比が約1
    .0〜1.5:1の範囲である請求項3記載の製造法。 5、工程(C)を約25〜50℃の範囲の温度及び約1
    0〜14の範囲のpH条件で行なう請求項4記載の製造
    法。 6、界面ポリカーボネート形成触媒がトリエチルアミン
    であり、該触媒の割合が全ジヒドロキシ芳香族化合物に
    基づいて約0.25〜3.0モル%の範囲でありそして
    塩素化脂肪族炭化水素が塩化メチレンである請求項5記
    載の製造法。 7、スピロビインダンビスフェノールが分光分析級のメ
    タノール100ml中の該化合物1gの溶液について光
    路長10cmを用いて測定して350nmにおいて最大
    で0.03の吸光度をもちそして触媒の使用量が全ジヒ
    ドロキシ芳香族化合物に基づいて約0.5〜1.5モル
    %の範囲である請求項6記載の製造法。 8、工程(A)又は工程(C)において、さらに式: HO−A^1−OH(II) (式中、A^1は二価芳香族基である)の第二のジヒド
    ロキシ芳香族化合物を導入する請求項2記載の製造法。 9、式(II)においてA^1が式: −A^2−Y−A^3−(III) (式中、A^2及びA^3の各々は単環式二価芳香族基
    でありそしてYは1個又は2個の原子によってA^2を
    A^3から分離する架橋基である)をもつ基でありそし
    てスピロビインダンビスフェノールが混合物中の全ジヒ
    ドロキシ芳香族化合物の約5〜95%を構成する請求項
    8記載の製造法。 10、式(III)においてA^2及びA^3がそれぞれ
    p−フェニレン基でありそしてYがイソプロピリデン基
    である請求項9記載の製造法。 11、工程(A)において有機相対水性相の容量比が約
    1.0〜1.5:1の範囲である請求項10記載の製造
    法。 12、工程(C)を約25〜50℃の範囲の温度及び約
    10〜14の範囲のpH条件で行なう請求項11記載の
    製造法。 13、界面ポリカーボネート形成触媒がトリエチルアミ
    ンであり、該触媒の割合が全ジヒドロキシ芳香族化合物
    に基づいて約0.25〜3.0モル%の範囲でありそし
    て塩素化脂肪族炭化水素が塩化メチレンである請求項1
    2記載の製造法。 14、スピロビインダンビスフェノールが分光分析級の
    メタノール100ml中の該化合物1gの溶液について
    光路長10cmを用いて測定して350nmにおいて最
    大0.03の吸光度をもちそして触媒の使用量が全ジヒ
    ドロキシ芳香族化合物に基づいて約0.5〜1.5モル
    %の範囲内である請求項13記載の製造法。 15、工程(C)においてさらに連鎖停止剤として有効
    量のモノヒドロキシ芳香族化合物を添加する請求項2記
    載の製造法。 16、連鎖停止剤がフェノールでありそしてそれを全ジ
    ヒドロキシ芳香族化合物に基づいて約1〜10モル%の
    量で存在させる請求項15記載の製造法。 17、工程(C)において、さらに連鎖停止剤として有
    効量のモノヒドロキシ芳香族化合物を添加する請求項9
    記載の製造法。 18、連鎖停止剤がフェノールでありかつそれを全ジヒ
    ドロキシ芳香族化合物に基づいて約1〜10モルの量で
    存在させる請求項17記載の製造法。 19、225℃〜約230℃の範囲内のガラス転移温度
    をもつ6、6′−ジヒドロキシ−3、3、3′、3′−
    テトラメチル−1、1−スピロ(ビス)インダンのホモ
    ポリカーボネート。 20、式: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) の構造単位及び約0〜60モル%の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(V) の構造単位から本質的になる複屈折の低いポリカーボネ
    ートから構成される光学ディスク製品。
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