JPS63312967A - 金属薄膜の蒸着装置 - Google Patents
金属薄膜の蒸着装置Info
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- JPS63312967A JPS63312967A JP14857087A JP14857087A JPS63312967A JP S63312967 A JPS63312967 A JP S63312967A JP 14857087 A JP14857087 A JP 14857087A JP 14857087 A JP14857087 A JP 14857087A JP S63312967 A JPS63312967 A JP S63312967A
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Links
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、テープ状高分子基板上に金属薄膜を形成する
蒸着装置に関するものである。
蒸着装置に関するものである。
従来の技術
高分子材料よりなるテープ状基板上に、金属薄膜を形成
する方法としては、基板を円筒状キャンの周面にそって
走行させ金属薄膜を堆積する方法が用いられている。堆
積方法としては、量産性を考慮すると高い堆積速度が望
まれることから真空蒸着法が用いられている。
する方法としては、基板を円筒状キャンの周面にそって
走行させ金属薄膜を堆積する方法が用いられている。堆
積方法としては、量産性を考慮すると高い堆積速度が望
まれることから真空蒸着法が用いられている。
第2図は、このような蒸着装置の概略を示すものである
。高分子材料よりなるテープ状基板1は、円筒状キャン
2の周面にそって矢印の方向に走行する。3および4は
、それぞれ基板1の供給ロールおよび巻取ロールである
。6は蒸着源である。
。高分子材料よりなるテープ状基板1は、円筒状キャン
2の周面にそって矢印の方向に走行する。3および4は
、それぞれ基板1の供給ロールおよび巻取ロールである
。6は蒸着源である。
以下その動作を説明する。供給ロール3を出たテープ状
基板1は、円筒状キャン2の回転に従いその周面にそっ
て走行し、巻取ロール4に案内される。円筒状キャン2
の下部で、電子ビーム6によって加熱される蒸着源5よ
シ蒸発してくる金属原子が基板1に堆積する。蒸着時、
基板1は、金属原子の潜熱や溶融液からのふく射熱を受
ける。
基板1は、円筒状キャン2の回転に従いその周面にそっ
て走行し、巻取ロール4に案内される。円筒状キャン2
の下部で、電子ビーム6によって加熱される蒸着源5よ
シ蒸発してくる金属原子が基板1に堆積する。蒸着時、
基板1は、金属原子の潜熱や溶融液からのふく射熱を受
ける。
特に、真空蒸着においては堆積速度が高いことから、潜
熱による熱負荷が増大し、基板1の温度が上昇する。こ
れにより、基板1にしわ等の変形が生じる場合がある。
熱による熱負荷が増大し、基板1の温度が上昇する。こ
れにより、基板1にしわ等の変形が生じる場合がある。
これを除くために、前記潜熱を円筒状キャン2に逃がす
必要がある。そのたべ堆積金属と円筒状キャン2との間
に電位差を設け、静電引力により密着度を上げ基板1と
円筒状キャン2との熱抵抗を減少さ斗る方法がとられて
いる。
必要がある。そのたべ堆積金属と円筒状キャン2との間
に電位差を設け、静電引力により密着度を上げ基板1と
円筒状キャン2との熱抵抗を減少さ斗る方法がとられて
いる。
円筒状キャン2を接地し、基板1の蒸着面にフリーロー
ラ7を接触させ、電源8により蒸凹面と円筒状キャン2
との間に電位差を与えている。
ラ7を接触させ、電源8により蒸凹面と円筒状キャン2
との間に電位差を与えている。
マスク9は、円筒状キャン2に直接金属が蒸着しないよ
うに、蒸着領域を限定するものである。
うに、蒸着領域を限定するものである。
円筒状キャン2では蒸着部におけるしわ発生を防止する
ため、静電引力により密着度を上げている。電位差の影
響はマスク9に限定された金属薄膜領域全体とともに、
金属薄膜が形成されていない基板1の両端部(以下マー
ジン部とする)にも加わる。これは、蒸着源6を加熱す
る電子ビーム6から放出される電子が、蒸着源6の液面
で反射し、基板1に付着することに起因している。金属
薄膜は導体であることから、薄膜全体にわたり一定の電
位となる。
ため、静電引力により密着度を上げている。電位差の影
響はマスク9に限定された金属薄膜領域全体とともに、
金属薄膜が形成されていない基板1の両端部(以下マー
ジン部とする)にも加わる。これは、蒸着源6を加熱す
る電子ビーム6から放出される電子が、蒸着源6の液面
で反射し、基板1に付着することに起因している。金属
薄膜は導体であることから、薄膜全体にわたり一定の電
位となる。
発明が解決しようとする問題点
しかし、マージン部に付着する電子は、基板1が不導体
であることから停留し、これにより以下の問題点を生じ
た。基板1は、蒸着後円筒状キャン2から離れ、巻取ロ
ール4へ走行する。円筒状キャン2からの離れ際では、
静電引力に打ち勝つ円筒状キャン2の法線方向の力が基
板1より与えられる。
であることから停留し、これにより以下の問題点を生じ
た。基板1は、蒸着後円筒状キャン2から離れ、巻取ロ
ール4へ走行する。円筒状キャン2からの離れ際では、
静電引力に打ち勝つ円筒状キャン2の法線方向の力が基
板1より与えられる。
前述のマージン部の停留電子と円筒状キャン2との間に
働く静電引力は金属薄膜と円筒状キャン2との間に働く
静電引力よりもかなり大きく、マージン部の燕れる位置
が金属薄膜形成部の離れる位置よりも遅れるため、基板
1は離れ際で、うねりまたは折れを生じた。このうねり
は、走行途中で消える場合もあるが、フリーローラ7お
よび巻取ロール4で基板1が折れるという問題点を生じ
た。
働く静電引力は金属薄膜と円筒状キャン2との間に働く
静電引力よりもかなり大きく、マージン部の燕れる位置
が金属薄膜形成部の離れる位置よりも遅れるため、基板
1は離れ際で、うねりまたは折れを生じた。このうねり
は、走行途中で消える場合もあるが、フリーローラ7お
よび巻取ロール4で基板1が折れるという問題点を生じ
た。
本発明は上記問題を解消し、基板の折れ防止と均一な膜
形成を目的とする。
形成を目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明は、円筒状キャンの薄膜形成部の巻取側に電位を
有するニップローラを金属薄膜に接触して設置し、円筒
状キャンと基板との離れ部にキャンと同電位のニップロ
ーラを金属薄膜に接触して設置するものである。
有するニップローラを金属薄膜に接触して設置し、円筒
状キャンと基板との離れ部にキャンと同電位のニップロ
ーラを金属薄膜に接触して設置するものである。
作 用
本発明は、蒸着部における熱抵抗の低減のために与える
電位差の影響が、基板と円筒状キャンとの離れ部におよ
ぼさないようにするものである。
電位差の影響が、基板と円筒状キャンとの離れ部におよ
ぼさないようにするものである。
つまり、基板と円筒状キャンとの離れ部において円筒状
キャンと基板とが等電位になるように、離れ部の基板に
円筒状キャンと同電位のニップローラを接触させるもの
である。
キャンと基板とが等電位になるように、離れ部の基板に
円筒状キャンと同電位のニップローラを接触させるもの
である。
実施例
第1図は1本発明の一実施例を説明するための薄膜製造
装置の内部構造である。
装置の内部構造である。
図において、基板1よシミ子ビーム6およびマスク9は
従来と同一構成要素であるので、同じ番号で示す。
従来と同一構成要素であるので、同じ番号で示す。
円筒状キャン2の下方において基板1は、金属蒸着によ
り蒸着潜熱および蒸着源6からの熱負荷をうける。ニッ
プローラ1oは蒸着部における基板1と円筒状キャン2
との熱抵抗を減少させるだめのもので、基板1の蒸着金
属と接する位置に設置している。ニップローラ1oは、
電源11より一定電位が供給され、基板1の蒸着金属を
かいして蒸着部の基板1と円筒状キャン2との間に静電
引力を与えている。一方、基板1と円筒状キャン2との
離れ部には、ニップローラ12が基板1の蒸着金属と接
する位置に設置されている。ニップローラ12は接地さ
れており、円筒状キャン2と同電位を保っている。した
がって、離れ部の基板1の電位も円筒状キャン2と同電
位である。これにより、基板1の蒸着部と円筒状キャン
2の間に働く静電引力は無くなり、また、基板1のマー
ジン部と円筒状キャン2の間に働く静電引力もほとんど
生じない。したがって、円筒状キャン2からの離れ部に
おける、うねりや折れの発生はなくなる。
り蒸着潜熱および蒸着源6からの熱負荷をうける。ニッ
プローラ1oは蒸着部における基板1と円筒状キャン2
との熱抵抗を減少させるだめのもので、基板1の蒸着金
属と接する位置に設置している。ニップローラ1oは、
電源11より一定電位が供給され、基板1の蒸着金属を
かいして蒸着部の基板1と円筒状キャン2との間に静電
引力を与えている。一方、基板1と円筒状キャン2との
離れ部には、ニップローラ12が基板1の蒸着金属と接
する位置に設置されている。ニップローラ12は接地さ
れており、円筒状キャン2と同電位を保っている。した
がって、離れ部の基板1の電位も円筒状キャン2と同電
位である。これにより、基板1の蒸着部と円筒状キャン
2の間に働く静電引力は無くなり、また、基板1のマー
ジン部と円筒状キャン2の間に働く静電引力もほとんど
生じない。したがって、円筒状キャン2からの離れ部に
おける、うねりや折れの発生はなくなる。
この上うな1苛成では、ニップローラ10とニツプロー
212の間を走行する基板1内で電位差を生じ、電流が
流れる。これにより、基板1内でジュール熱を生ずるが
、電流値も小さく、マた、円筒状キャン2への熱の逃げ
もあり、これによる影響は小さい。
212の間を走行する基板1内で電位差を生じ、電流が
流れる。これにより、基板1内でジュール熱を生ずるが
、電流値も小さく、マた、円筒状キャン2への熱の逃げ
もあり、これによる影響は小さい。
発明の効果
円筒状キャンの薄膜形成部の巻取側に電位を有するニッ
プローラを金属薄膜に接触して設置し、円筒状キャンと
基板との離れ部にキャンと同電位のニップローラを金属
薄膜に接触して設置することにより、基板の折れの発生
を完全に防ぐことができ、均一な薄膜の形成が可能とな
る。
プローラを金属薄膜に接触して設置し、円筒状キャンと
基板との離れ部にキャンと同電位のニップローラを金属
薄膜に接触して設置することにより、基板の折れの発生
を完全に防ぐことができ、均一な薄膜の形成が可能とな
る。
第1図は本発明の一実施例の蒸着装置の内部構造図、第
2図は従来例の薄膜蒸着装置の内部構造図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・円筒状キャン、5・
・・・・・蒸発源、10.12・・・・・・ニップロー
ラ、11・・・・・・電源。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名高
1 図
2図は従来例の薄膜蒸着装置の内部構造図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・円筒状キャン、5・
・・・・・蒸発源、10.12・・・・・・ニップロー
ラ、11・・・・・・電源。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名高
1 図
Claims (1)
- 円筒状キャンと、前記円筒状キャンの周面にそって走行
する高分子材料よりなるテープ状基板と、前記周面にお
いて前記テープ状基板上に電子ビーム蒸着により金属薄
膜を形成する手段と、前記テープ状基板が前記円筒状キ
ャンから離脱する側に前記円筒状キャンの電位と異なる
電位を有し前記金属薄膜に接触して設置した第1のニッ
プローラと、前記金属薄膜形成手段と第1のニップロー
ラの間に配した前記円筒状キャンと異なる電位を有する
第2のニップローラを具備し、前記第1、第2のニップ
ローラは前記テープ状基板に接触回転することを特徴と
する金属薄膜の蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14857087A JPS63312967A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 金属薄膜の蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14857087A JPS63312967A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 金属薄膜の蒸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63312967A true JPS63312967A (ja) | 1988-12-21 |
Family
ID=15455699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14857087A Pending JPS63312967A (ja) | 1987-06-15 | 1987-06-15 | 金属薄膜の蒸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63312967A (ja) |
-
1987
- 1987-06-15 JP JP14857087A patent/JPS63312967A/ja active Pending
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