JP2631026B2 - 磁気記録媒体の巻取方法 - Google Patents

磁気記録媒体の巻取方法

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JP2631026B2 JP2097867A JP9786790A JP2631026B2 JP 2631026 B2 JP2631026 B2 JP 2631026B2 JP 2097867 A JP2097867 A JP 2097867A JP 9786790 A JP9786790 A JP 9786790A JP 2631026 B2 JP2631026 B2 JP 2631026B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は真空蒸着法を用いて磁性層を形成された長尺
の高分子基体を真空雰囲気中で巻取ロールに巻き取る磁
気記録媒体の巻取方法に関し、詳しくは、上記蒸着の際
に幅方向端部をマスキングされる磁気記録媒体の巻取方
法に関するものである。
(従来の技術) 近年の高密度記録化に対応して薄膜型磁気テープが注
目されており、このような薄膜型磁気テープを真空蒸着
法を用いて製造する技術が知られている。この技術は長
尺の基体を回転している冷却用のメインドラムに巻きか
けながら該基体上に磁性材料を蒸着し、この蒸着により
薄膜磁性層を形成された基体を巻取ロールに巻取るよう
にしたものであり、これらの蒸着、巻取各処理は全て真
空雰囲気中で行なわれる。このように真空雰囲気中で上
記基体を巻き取る場合には、巻回される際に基体間に空
気が入り込むことがないので両端の縁部がずれることが
なく耳のそろった原反ロールを形成することができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記基体をメインドラムに巻きかけて、該
基体上に磁性材料を真空蒸着する場合には、この磁性材
料がメインドラムの表面にまで付着されるのを防止する
ため、この巻きかけられた基体の幅方向両端部からメイ
ンドラムの表面にかけてマスキングするようにしてい
る。したがって上記基体は、幅方向両端部における約数
mm〜数十mmの領域を除いた中央領域のみ磁性材料が蒸着
されることとなり、両端部よりも中央領域の方が磁性層
の厚み分だけ厚くなる。
しかしながら、1つの巻取ロールには通常4000〜5000
mの長さの上記基体が巻回されることとなり、上記両端
部領域と中央領域の厚みの差が累積する。特に、真空雰
囲気中で基体を巻回する上述したような技術において
は、巻回された上下基体間に空気が入り込むことがない
ため巻回ロールの最外周における上記両領域の段差は、
磁性層の厚みに巻回数を乗じた値そのものとなり、しか
も、上述したように真空雰囲気中においては巻取ロール
の耳がそろってしまい、上記両領域の境界も巻回された
上下基体間でそろってしまうため、巻回ロール最外周の
両領域の境界に明確な段差が生じることとなる。このた
め、巻径が大きくなるにしたがって上記両領域の境界に
巻きじわ製品不良を生じることとなる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、幅方
向端部に未蒸着部を有する長尺の高分子基体を真空雰囲
気中で巻き取る場合でも、巻きじわの発生を防止し得る
磁気記録媒体の巻取方法を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明の磁気記録媒体の巻取方法は、幅方向端部をマ
スキングしながら磁性材料を蒸着されてなる長尺の高分
子基体を、真空雰囲気中で、該基体の幅方向に、 揺動周期T:10秒≦T≦1000秒 揺動幅l:0.2mm≦l≦40mm なる条件で揺動させながら巻取ロールに巻き取ることを
特徴とするものである。
(作用) 上記構成によれば、基体を巻取ロールに巻き取る際
に、その基体の幅方向に、0.2mm以上で40mm以下の揺動
幅、かつ10秒以上で1000秒以下という比較的ゆっくりし
た揺動周期をもってこの基体を揺動させるようにしてお
り、したがってこの基体を巻取ロールに巻回するとこの
巻回された基体は上下少しづつ磁性層の境界がずらされ
ていくこととなり、したがって巻径が大きくなっても、
原反全体として蒸着部分と未蒸着部分の厚み違いがなら
され、その境界で大きな段差を生じることがなく、した
がって巻きじわの発生を防止することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について説明する。
第2図は本発明の実施例に係る磁気記録媒体の巻取方
法を実施するための装置を示す概略図であり、第1図は
その一部を拡大して示す平面図である。第2図に示すよ
うに本実施例では、長尺の高分子基体1を送出しロール
2の回転により送出し、入口側ロール3を介して回転す
る冷却用のメインドラム4に巻きかける。このメインド
ラム4はその周面に上記基体1を密着させて搬送し、こ
のとき基体1はこのメインドラム4によって冷却されな
がら蒸着手段5からの磁性材料を蒸着される。この蒸着
により磁性層を形成された基体1は出口側ロール6を介
して基体揺動部7へ導びかれ、この後巻取ロール8に巻
き取られる。また、上記メインドラム4の下方には、上
記蒸着手段5からの蒸気流9の、上記基体1への入射角
を規制する遮蔽板10が配されている。また、図面中には
示されていないが、上記蒸着手段5と上記メインドラム
4との間において上記基体1の幅方向両端部分とこのメ
インドラム4の周表面への磁性材料の付着を防止するた
めマスク手段が設けられている。
また、上記基体1の幅Wは500mm、厚みtは10μm、
長さは4000〜5000m、表面粗さRaは200Å程度であり、該
基体1の搬送速度は100m/min、該基体1が上記巻取ロー
ル8に巻き取られる際の該基体1の長さ方向の張力は8K
g/500mm幅に設定されている。さらに、上記メインドラ
ム4の直径D1は800mm、上記出口側ロール6の直径D2は8
0mmである。さらに、上記蒸着手段4により該基体1上
に形成される磁性膜厚は2000Åである。
ところで、上記基体1を上記メインドラム4の周面に
巻きかけて蒸着処理を行なう際には上記メインドラム4
を保護するためこのメインドラム4の周表面に磁性材料
が付着するのを防止する必要がある。そこで上記基体1
の幅方向両端部分(各端縁から各々20mm)から、このメ
インドラム4の表面が露出している部分に亘り、上記マ
スク手段を当接してマスキングし、上記基体1の中央領
域(460mm幅)のみ蒸着するようにしている。したがっ
て上記基体1の両端領域と中央領域は2000Åの高低差が
生じることとなる。このような基体1を上記巻取ロール
8にそのまま巻き取っていくと、同伴空気がないため最
外周における上記両領域の境界の段差はその巻径に比例
して大きくなり上記基体1に巻きじわが生じてしまう。
そこで本実施例方法においては、基体揺動部7でこの
基体1をその幅方向に揺動させ、上記両領域の境界が少
しづつずらされて巻取ロール8に巻回されるようにして
いる。この基体揺動部7は、一般にEPC(エッジポジシ
ョンコントロール)手段として知られているものであ
り、第1図に示すように下方に配された1組の平行な基
準ロール11a,bと上方に配された1組の平行な揺動ロー
ル12a,bからなっている。この揺動ロール12a,bは基準点
13を中心として上記基体1の幅方向(矢印A方向)に所
定の角度および周期で揺動するものである。すなわち、
上記基体1は入口側の基準ロール11aを介して上記揺動
ロール12a,bにかけられ、この位置でその幅方向に揺動
される。したがってこの基体1は出口側の基準ロール11
bに巻きかけられた際に、この基準ロール11b上でその軸
方向に往復摺動されることとなる。ここで上記揺動ロー
ル12a,bによる上記基体1の揺動周期は600秒、揺動幅は
左右に各々1mmである。これにより、巻取ロール8上に
巻回された上記基体1は上下少しづつ磁性層の境界がず
らされていくこととなり、巻径が大きくなっても、原反
全体として蒸着部分と未蒸着部分の厚み違いがならさ
れ、その境界で大きな段差を生じることがなく巻きじわ
の発生を防止することができる。
なお、本発明の磁気記録媒体の巻取方法としては上述
した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更
が可能である。例えば基体を巻取ロールに巻き取る際
の、該基体の揺動周期Tは10秒≦T≦1000秒、揺動幅l
は0.2mm≦l≦40mmの間で各々任意とすればよく、ま
た、基体を揺動する手段としても上述した実施例以外の
種々の揺動手段を用いることが可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の磁気記録媒体の巻取方法
によれば、長尺の高分子基体が巻取ロールに巻き取られ
る際に、0.2mm以上で40mm以下の幅、かつ10秒以上で100
0秒以下という比較的ゆっくりした周期をもって、この
基体の幅方向にこの基体を揺動させ、巻回された基体を
上下少しづつ幅方向にずらすようにしているから、原反
全体として磁性層の境界部分で大きな段差を生じるおそ
れがなく、したがって巻きじわの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る磁気記録媒体の巻取方
法を実施するための装置の一部を示す概略図であり、第
2図はその装置の全体を示す概略図である。 1……高分子基体、2……送出しロール 4……冷却用メインロール、5……蒸着手段 7……基体揺動部、8……巻取ロール 11a,b……基準ロール、12a,b……揺動ロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幅方向端部をマスキングしながら磁性材料
    を蒸着されてなる長尺の高分子基体を、真空雰囲気中
    で、該基体の幅方向に下記の条件で揺動させながら巻取
    ロールに巻き取ることを特徴とする磁気記録媒体の巻取
    方法。 揺動周期T:10秒≦T≦1000秒 揺動幅l:0.2mm≦l≦40mm
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