JPS633101B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS633101B2
JPS633101B2 JP55025624A JP2562480A JPS633101B2 JP S633101 B2 JPS633101 B2 JP S633101B2 JP 55025624 A JP55025624 A JP 55025624A JP 2562480 A JP2562480 A JP 2562480A JP S633101 B2 JPS633101 B2 JP S633101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formwork
concrete
fasteners
sheet
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55025624A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56122424A (en
Inventor
Kyoshi Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2562480A priority Critical patent/JPS56122424A/ja
Publication of JPS56122424A publication Critical patent/JPS56122424A/ja
Publication of JPS633101B2 publication Critical patent/JPS633101B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は地盤上に補強されたコンクリート構築
物を簡便に且つ安価に造る方法とそれに用いる布
製型枠に関する。
ナイロン布地からなるコンクリート型枠は既に
知られている。(特許636074、706813)この方法
によると傾斜地に型枠を組み立てやすいこと、橋
脚などの周囲に簡便に型枠が出来ること、コンク
リートポンプを用いて施工が早いこと、水中にも
簡単にコンクリートが打てること、などの特長が
あるため、緊急護岸工事や橋脚補強工事などの特
殊用途に於いて評価を受けている。しかし、この
方法では、コンクリートに配筋がなされず、又、
コンクリート構築物が地盤から遊離しているため
に本格的コンクリート構築物としては大きな欠陥
を有し、必然的にその応用範囲が限定されてい
た。
本発明は上記布製型枠の長所を生かしつつ、上
記の欠陥を解決することにより、簡便に、しかも
安く鉄筋などによつて補強されたコンクリート構
築物を造る方法を提供せんとするものである。
本発明の実施例を図面について詳しく説明す
る。
実施例 1 軟岩質で4分勾配程度の急斜面の強化の目的
で、何条かの縦方向のリブ状構造物を岩盤に密接
して構築する実施例である。
まず第1図に示すようにナイロンなど強度の大
きい合成繊維の織布でもつて筒状袋体の型枠1を
1枚のシートによつて一体に形成する。この筒状
袋体には全長に渉つて丈夫なフアスナー2が付設
されており開閉が自由で鉄筋で組み立てられた筒
状補強材3が収められるように形成されている。
この型枠1を使用する場合には第2図に示すよう
に岩盤Aにアンカー用の細くて深い穴4をあけ
る。型枠1をこれらの穴の上に敷設し、フアスナ
ーを開いて補強材3を設置し、アンカーピン5で
もつて補強材3ならびに型枠1を地盤に固定す
る。この場合アンカーピン5の先端は型枠をつき
破つて穴の中に挿入され、その周囲はモルタルな
どでもつて充填固定する。アンカーピン5で突き
破られる部分からセメントミルクがもれ出ないよ
うに、スポンジ体などを貼りつけて補強しておく
のが希ましい。アンカーピンの頭と補強材3とは
鉄線でもつて結びつけておく。型枠も適宜補強材
と固定しておく。このような作業が完了した後、
補強材を包み込むようにしてフアスナーを用いて
型枠を閉じる。次いでコンクリートポンプなどを
用いて上部開口部からモルタルまたはコンクリー
トを流し込んで型枠の上端部まで充たす。これを
放置・硬化せしめて第4図断面構成をもつたコン
クリート構造物Bを構築する。
実施例 2 礫まじりの砂質で1割勾配の斜面にコンクリー
ト法枠を構築する実施例である。
第5図に示すようなジグザグに屈折した筒袋体
の型枠1をナイロンなどの強度の大きい繊維から
なる合成繊維の織布で形成する。
この筒状袋体の上面には屈折点6ごとに短かい
スリーブ7が突出して設けてあり、袋体の中に手
やアンカーピンを差し入れられるように構成され
ている。又、袋体の内底面には全長に渉つて平板
状の金網からなる補強材3を付設する。
この型枠を使用するには、第6図に示すように
法面Cに一本目の型枠を敷設し、対称的に折れ曲
つた2番目の型枠を屈折点同志が接するように敷
設する。順次これを繰返す。型枠の下には不織布
などからなる透水材8を敷設しておく。遊水の多
い法面の場合には全面に透水マツトを敷設するこ
とが望ましい。型枠を固定するには第7図に示す
ようにスリーブ7からアンカーピン5を挿入し、
型枠の底面を突き破つて法面に打込む。アンカー
ピンの頭は突出させておく。突き破られる個所は
予めモルタルミルクがもれないように補強してお
く。この作業が完了した後、スリーブ7を紐で結
んで型枠の中に押し込む。次いでモルタルまたは
コンクリートをコンクリートポンプを用いて型枠
が充分に円柱形にふくれ上がるまで流し込む。放
置硬化をさせることにより断面形状が第8図に示
されるような法枠を得る。
本発明は上記実施例に見られるように構成され
ているが、型枠に用いられる織布はナイロン・ポ
リエステル・ビニロンなどの強度の大きい合成繊
維からなるものが希ましく、モルタルまたはコン
クリートの中のセメント粒子が容易に流出しない
ように目のつんだものを用いるのがよい。又、余
剰の水分が表面ににじみ出るように透水性のある
ものを選ぶのがよい。この条件を満足させれば織
布でなくとも不織布などでもよい。
補強材としては鉄筋・金網・エキスパンドメタ
ルなど鉄製のものが希ましく、その構造は立体的
でも平面的でも、又線状であつてもよい。又、現
場に於いて立体的に組立てられるようにプレフア
ブ化されたものでもよい。又補強材は予め型枠に
固定されていてもよいし、別個に準備されていて
も差支えない。
本発明に用いるモルタルまたはコンクリート
は、通常コンクリートポンプで用いる配合でよい
が、流れをよくし、しかも硬化強度を得られるよ
うにフライアツシユを混入したり、適宜混和剤を
用いることが希ましい。
本発明はこのように構成されているので、まず
地盤が平滑に形成されていない斜面にも極めて容
易に型枠を設置出来る。従来の布製型枠の場合に
は型枠を地盤に敷き置くだけであるから、せいぜ
い1割5分ないしはより緩かな勾配にしか使用出
来なかつた。又、通常の合板型枠や鋼製型枠を用
いるには、凹凸のある斜面では、側壁と地盤との
間のすき間の処理など極めて困難が伴なう。本発
明の場合には袋体となつているので地盤とのすき
間を心配する必要がない。又、布製であるから、
コンクリートを打設した場合に、地盤になじむの
で極めて好都合である。
本発明の場合、型枠の中の補強材がアンカーピ
ンによつて地盤に固定されているので、急斜面で
も使用出来る点に大きな特長があり、又モルタル
またはコンクリートの硬化後は、補強材とコンク
リート体と地盤とが一体となり強固な構築物とな
る。本発明に於いては要求強度に従つて必要量の
配筋が出来るので本格的構築物として実施例の範
囲に止まらず、又その形状も筒状に止まらず、マ
ツト状・ブロツク状・アーチ状などとして法面の
抑え、護岸、などに広く用いることが出来る。
更に、本発明を用いる場合は、型枠の敷設が簡
便で遠い上に、コンクリートポンプを用いてモル
タルまたはコンクリートの打設を行なうので施工
能率が極めてよく、安価なコンクリート体を得る
ことが出来る。
尚、本発明は従来の布製型枠の欠点を補いこそ
すれ、何らその長所を損うものではない。また、
従来の型枠には、独立した不側布と上側布との2
枚の布体の周縁に、それぞれフアスナーを取り付
けたものがある。
この従来の型枠と本発明の型枠とを比較した場
合、本発明の場合は1枚のシートから構成したか
ら、例えばジヤンパーの着脱用フアスナーを開閉
する要領で、容易に型枠の開閉ができる。
しかし、従来の型枠の場合には、独立した2枚
の布体を正確な位置に配置し、その周縁をフアス
ナーで開閉するものであるから、非常に作業が煩
雑になる。
従つて、本発明の型枠は従来の型枠よりも、敷
設を迅速かつ容易に行うことができ、コンクリー
ト構造物の施工能率を向上させることができる。
また、本発明の型枠は、一体に形成された袋体
の全長に渉つてフアスナーを取り付けたものであ
るが、従来の型枠は、2枚の布体の周縁全体にそ
れぞれフアスナーを取り付ける必要がある。
そのため、本発明の型枠は従来の型枠よりも、
フアスナーの取付が少なくて済み、型枠の製造が
容易になり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図・第5図は本発明の型枠の斜視図(一部
切欠してある)、第2図・第7図はその施工状況
を示す側断面図、第3図は同じくその側面図、第
6図は同じく斜視図である。第4図ならびに第8
図は構築物の断面構成図である。 A……岩盤、B……コンクリート構造物、C…
…法面。1……型枠、2……フアスナー、3……
補強材、4……穴、5……アンカーピン、6……
屈折点、7……スリーブ、8……透水材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数枚に分離していない1枚のシートの端部
    をフアスナーで連結して閉空間を構成する型枠を
    使用し、 フアスナーで連結する以前の開放状態で1枚の
    シートを地山の面に展開し、 そのシート上に鉄筋を配置し、 シートをピンによつて貫通して地山に縫い付け
    るとともに鉄筋に固定し、 次にシートのフアスナーを連結することによつ
    て閉空間を構成し、 この空間内にコンクリートなどを打設すること
    を特徴とする、 補強コンクリート体の構築方法。 2 複数枚に分離していない1枚のシートより構
    成し、 そのシート端部にはフアスナーを設け、 そのフアスナー間を連結することによつて1枚
    のシートから閉空間を構成する型枠。
JP2562480A 1980-03-01 1980-03-01 Construction of reinforced concrete structure and fabric formwork therefor Granted JPS56122424A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2562480A JPS56122424A (en) 1980-03-01 1980-03-01 Construction of reinforced concrete structure and fabric formwork therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2562480A JPS56122424A (en) 1980-03-01 1980-03-01 Construction of reinforced concrete structure and fabric formwork therefor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56122424A JPS56122424A (en) 1981-09-25
JPS633101B2 true JPS633101B2 (ja) 1988-01-21

Family

ID=12171024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2562480A Granted JPS56122424A (en) 1980-03-01 1980-03-01 Construction of reinforced concrete structure and fabric formwork therefor

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56122424A (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047106A (ja) * 1983-08-24 1985-03-14 Taisei Corp 消波構造物の施工方法
JPS60188534A (ja) * 1984-03-05 1985-09-26 Oyo Kikaku:Kk 法枠の構築方法と法枠
JPH0814209B2 (ja) * 1987-03-11 1996-02-14 東急建設株式会社 織物型枠を用いた塔状構造物の施工法
JPH0321725A (ja) * 1990-05-01 1991-01-30 Isao Ito コンクリートポンプに依る直接打設法止工法
KR100506489B1 (ko) * 2004-11-05 2005-08-08 주식회사 오륙개발 사면 안정화 및 녹화 공법
DE102005046219B4 (de) * 2005-01-10 2016-05-12 Ewald Dietl Verfahren zum Formen, Befüllen und Verlegen von Sackschläuchen
JP6220534B2 (ja) * 2013-03-14 2017-10-25 東洋紡株式会社 布製型枠、及び法面保護方法
JP2021025284A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 日本植生株式会社 法枠形成具及び法枠形成方法
JP2021025281A (ja) * 2019-08-05 2021-02-22 日本植生株式会社 法枠形成具及び法枠形成方法
JP7399395B2 (ja) * 2019-08-05 2023-12-18 グンゼ株式会社 成形体製造チューブ
JP7292645B2 (ja) * 2019-08-05 2023-06-19 日本植生株式会社 法枠形成具及び法枠形成方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505859A (ja) * 1973-05-19 1975-01-22
JPS54108406A (en) * 1978-02-15 1979-08-25 Kouji Okudaira Method of slope face protection construction

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS505859A (ja) * 1973-05-19 1975-01-22
JPS54108406A (en) * 1978-02-15 1979-08-25 Kouji Okudaira Method of slope face protection construction

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56122424A (en) 1981-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4843658A (en) Swimming pool and method of construction
JPS633101B2 (ja)
US3396542A (en) Method and arrangements for protecting shorelines
CN109162289B (zh) 一种预制承载墩结构及其施工方法
CN107503450A (zh) 一种现浇中空钢筋混凝土填充墙及其施工工艺
US5452968A (en) Cement-containing construction ropes and applications therefor
CN219508487U (zh) 一种新型护坡结构
JP4172705B2 (ja) ブロックマット
JP6676462B2 (ja) 堤防補強工法
RU2003107981A (ru) Конструкция дорожной одежды с использованием армированного монолитного цементобетона
RU2238368C1 (ru) Способ возведения гибкого откосного крепления
JPH11269894A (ja) 地盤と基礎の一体構造およびその構築方法
JP3427066B2 (ja) 土木用ブロックの製造方法
JPS6260541B2 (ja)
JPS59224710A (ja) 根固用ブロツク
RU2329351C1 (ru) Способ возведения гибкого откосного крепления
JP2513973Y2 (ja) 自然石結合ブロック
JPH0111790Y2 (ja)
JPH0467533B2 (ja)
JPS60246910A (ja) 水中コンクリ−トブロツク連結壁体施工法
JPS6397721A (ja) 法枠構築工法及びそれに用いる座体形成体
JPH0437955Y2 (ja)
JPS59158826A (ja) 斜面コンクリ−ト打設方法
JPS5830831Y2 (ja) 地盤安定化用強化杭
JPH0381418A (ja) 盛土法面の急勾配化工法