JPS63306786A - ビデオ信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオ信号記録装置、特に動画信号と静止画信
号のいずれも記録可能なビデオ信号記録装置に関するも
のである。

とデジタル静止画信号とを同一の装置で記録することを
先に提案した（特願昭６０−２７６１２５号）。

第４図は上記装置による記録パターンを示す図である。

図中１は磁気テープであり、回転ヘッドはビデオ信号の
１フイ一ルド期間にテープ１上の領域ＡＩを横断する。

動画信号の記録は所謂８ミリＶＴＲで周知の如（、この
領域Ａｌ上に斜めに形成されたトラック３に対しｌトラ
ックに１フイールドずつ記録される。この動画信号を記
録中に静止画信号を記録する場合にはトラック３に先立
って領域Ａ２に形成されるトラック４に記録を行う。こ
のトラック４には８ミリＶＴＲで周知の如＜　１ｏｏｏ
ワ一ド程度のデジタル信号を記録することができ、これ
は既存の装置にあってはデジタルオーディオ信号記録用
として用いられている。即ち、このトラック４にデジタ
ル静止画信号を記録しようというものである。

また、動画信号の記録は行わずに静止画信号の記録のみ
を行う場合には領域Ａ１にも静止画信号の記録を行う。

この場合にはトラック４と同様のトラック５がその長手
方向に６個形成でき、これらの全に１０００ワード程度
のデジタル信号が記録できるので、動画信号記録中の場
合に比べ１／６の時間でデジタル静止画信号の記録を行
うことが可能である。

上述の如き装置によれば通常の動画記録以外に所望の画
面を高精細な静止画信号として記録することができ、Ｖ
ＴＲをスチルビデオカメラとして利用できる。

〔発明が解決しようとしている問題点〕ところで、静止
画信号として（１００ＯＸ１００Ｏ）稈度の画素数の高
精細な画像を記録しようとした場合、１フレームの画素
数はＲ，Ｇ、Ｂコンポーネント信号を夫々デジタル化す
ることを考えると、その記録に必要な時間は、動画と共
に記録すれば約（１０００Ｘ１０００Ｘ３／１０００Ｘ
６０＝）５０秒必要となる。そのため、５０秒もの長い
時間法の静止画を記録することができず、撮像チャンス
を逸してしまう恐れが高い。また領域Ａ２がなければ静
止画の記録を行うことができない。

また静止画のみを記録する場合に於いては約８秒で記録
を完了することができるが、この場合には動画を記録す
ることができず、このため動画を再生する場合には動画
が８秒も再生できないことになってしまう。

この記録時間を短縮する方法として、静止画記録時に回
転ヘッドの回転数及び磁気テープの搬送速度を共に数倍
にすることにより記録時間を数分の１にすることも考え
られるが、実際に撮影する際に回転ヘッドの取付けられ
たシリンダやキャプスタンの回転数を急激に速くせねば
ならず、サーボ系の引込み時間が必要となり、タイミン
グの良い撮影が行えない場合がある。また、このサーボ
引込みまでの間トラックパターンが乱れ前後の部分の再
生が不可能となってしまう。更には信号処理回路の処理
速度も数倍にせねばならず、かつ通常処理速度の回路と
別に必要とするため装置規模が大きくなつてしまう。

本発明は上述の如き背景下に於いて、装置を大型化する
ことな（動画信号と共に静止画信号を短時間に記録する
ことができるビデオ信号記録装置を提供することを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

かかる目的下に於いて本発明のビデオ信号記録装置によ
れば互いに（ｎ／３６０）＠の位相差を有するｎ個（ｎ
は３以上の整数）の回転ヘッドを具える回転シリンダの
外周面にテープ状記録媒体を（３６０（ｎ−１）　／ｎ
ｌ　”以上の角範囲に亘って巻装し、前記媒体上を同時
にトレースしている（ｎ−１）個の回転ヘッド中の１個
を用いて動画信号を記録し、残る（ｎ−２）個の回転ヘ
ッドで静止画信号を記録する構成としている。

〔作　用〕

上述の如き構成によれば動画記録を行うｎ個のヘッドに
新たなヘッドを追加することなく、動画と共に静止画を
記録することができ、かつ静止画専用の領域を設けるこ
とな（短時間で静止画の記録が完了するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明をＶＴＲに適用した実施例の記録系の構
成を示す図であり、第２図（Ａ）、（Ｂ）はそのヘッド
構成を示す図である。

撮像部１１より出力された撮像信号は、エンコーダ１２
にてコンポジットカラービデオ信号とされる。

この信号はローパスフィルタ（ＬＰＦ）１３を介してア
ナログ信号処理回路１４に供給され、記録に適した信号
形態とされて記録すべき動画信号となる。この動画信号
はスイッチ１６に供給される。

第２図（Ａ）に示す様にヘッドＨＡ、ＨＢ、ＨＣ，ＨＤ
は互いに９０”の位相相差をもって回転ドラムＤ上に取
付けられており、この動画信号の１フイールドの期間に
２７０°回転する。また第２図（Ｂ）に示す様に回転軸
方向の位置は少なくともトラック幅ＴＶ下端にて一致し
ており、トラック幅Ｔｗは同一である。磁気テープＴは
ドラムＤに対してテープガイドＧ　、　、Ｇ　２により
２７０°以上の角範囲に亘って巻装されており、ＰＣＭ
オーディオ信号を記録できる従来のＶＴＲと同様の記録
が可能な構成となっている。ヘッドＨＡ　、　ＨＣはプ
ラスアジマス、ヘッドｌ−Ｉ　Ｂ　、　ＨＤはマイナス
アジマスのヘッドである。

動画のみを記録する場合には、スイッチ１６を１フイー
ルド毎にＡ４Ｂ→Ｃ→Ｄ→Ａの順に接続することによっ
て、ヘッドＨＡ→ＨＢ→ＨＣ→ＨＤ→ＨＡの順に１フイ
一ルド分の動画信号を記録する。

即ち、ヘッドＨＡがテープＴ上の領域Ａ１のトレースを
終了するタイミングでヘッドＨＢが領域Ａ１に突入する
ので第３図左側の部分に示す如き記録ノ々ターンで記録
を行える。この記録パターンは周知の様に、一般に用い
られている回転２ヘツドヘリカルスキヤンタイプのＶＴ
Ｒでも再生可能である。

次に動画と静止画を同時に記録する場合の動作について
説明する。

動画記録中にこの命令がなされると、ゲート回路２１は
エンコーダ１２の出力するコンポジットビデオ信号の１
フイ一ルド分をアナログ／デジタル（Ａ／Ｄ）変換器２
２を介してフィールドメモリ２３に供給する。フィール
ドメモリ２３は１フイールドに１００００ワードの割合
でデータを出力する。デジタル信号処理回路２４はこの
データを受けて周知のデジタル信号処理、例えばデータ
インターリーブ等の処理を施した後、２系統の信号とし
て２本の出力ラインに夫々１フイールドに５０００ワー
ドの割合で出力し、スイッチ１７．１８に供給する。一
方スイッチ１６には動画信号が動画信号のみの記録時と
同様に供給されている。

スイッチ１６，１７．１８は互いに４／３フイールドず
つシフトしたタイミングでＡ→Ｂ→Ｃ−４Ｄの順に１フ
イールド毎に接続を切換えられ、これによってヘッドＨ
Ａ、ＨＢ、ＨＣ，ＨＤは第３図右側に示す如く動画信号
のみを記録する場合のトラックピッチＴ、の１／３のト
ラックピッチで３本のトラックを同時に形成してい（。

この時隣接する３本のトラック中の１本（第３図右側の
白抜き部）には動画信号が、残る２本（斜線部）にはデ
ジタル静止画信号が記録されてい（。

上述の如き記録を行えば第５図のトラックパターンで動
画と静止画を同時に記録する場合に比べてデジタル静止
画信号の記録速度は１０倍になる。

以上説明した実施例に於いてはテープＴの搬送速度及び
ドラムＤの回転速度を動画記録時と全く同一にしている
にも係らず、数倍の速度でデジタル静止画信号の記録を
行うことができる。そのため動画記録状態と動画＋静止
画記録状態とを切換えてもトラックパターンが乱れるこ
とはな（、直ちに各モードによる記録を開始することが
可能となる。また動画記録用のヘッドをそのまま用いる
ことができ、ヘッド構成も複雑化せず、しかもドラム径
は通常の２ヘツドタイプのものより小さくすることがで
きる。更に各信号処理は従来と同様の処理速度で対応可
能であるので回路構成も大規模化することはない。

尚、ヘッドＨＡ、ＨＢ、ＨＣ，ＨＤのトラック幅Ｔｗに
ついてはＴ、以下であれば大きな問題は生じないが、こ
のヘッドをそのまま再生装置に用いた時の再生時のトラ
ッキング余裕、静止画記録時の重ね書きの幅が大きくな
らないこと等を考慮してｌ／２Ｔｐ程度が適当である。

一般にはＴｗが１／３Ｔｐ〜２／３Ｔｐの間にあれば良
好な記録再生を行うことができる。

また、動画信号のみを記録再生するＶＴＲにおいても、
上記第３図のパターンの動画部分のみを拾う様にすれば
動画再生可能である。

〔他の実施例〕

尚、上述の実施例に於いては４ヘツドでテープを２７０
°以上の角範囲に亘って巻付ける場合を例にとって説明
したが、一般にｎヘッド（ｎは３以上の整数）で３６０
’　　Ｘ　（ｎ−１）　／ｎ以上の角範囲に亘ってテー
プを巻付ける場合に本発明は適用可能で、このｎの数を
増やせばヘッド構成は複雑化するが更にデジタル静止画
信号の記録速度を上げることができる。

〔発明の効果〕

以上説明した様に本発明によれば静止画記録専用のヘッ
ド記録領域を設けることな（、動画と同時に静止画を記
録でき、かつ記録媒体の搬送速度及びヘッドの回転速度
を切換えることなく静止画を短時間で記録できる様にな
った。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をＶＴＲに適用した一実施例の装置の記
録系の構成を示す図、 第２図（Ａ）、（Ｂ）は第１図の装置のヘッド配置を示
す図、 第３図は第１図の装置による記録パターンを示す図、 第４図は従来の装置による記録パターンを示す図である
。 Ｔは磁気テープ、）ＩＡ、）（Ｂ、）ｉＣ，ＨＤは磁気
ヘッド、Ｄは回転ドラム、１１は撮像部、１４はアナロ
グ信号処理回路、１６，１７．１８はスイッチ、２４は
デジタル信号処理回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに（ｎ／３６０）°の位相差を有するｎ個（ｎは３
   以上の整数）の回転ヘッドを具える回転シリンダの外周
   面にテープ状記録媒体を｛３６０（ｎ−１）／ｎ｝°以
   上の角範囲に亘って巻装し、前記媒体上を同時にトレー
   スしている（ｎ−１）個の回転ヘッド中の１個を用いて
   動画信号を記録し、残る（ｎ−２）個の回転ヘッドで静
   止画信号を記録するビデオ信号記録装置。