JPS63303863A - 高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法 - Google Patents

高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体及びその製造方法

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JPS63303863A
JPS63303863A JP62110813A JP11081387A JPS63303863A JP S63303863 A JPS63303863 A JP S63303863A JP 62110813 A JP62110813 A JP 62110813A JP 11081387 A JP11081387 A JP 11081387A JP S63303863 A JPS63303863 A JP S63303863A
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堀口 昭宏
Mitsuo Kasori
加曽利 光男
Fumio Ueno
文雄 上野
Yoshiko Sato
佳子 佐藤
Akihiko Tsuge
柘植 章彦
Hiroshi Endo
博 遠藤
Masaru Hayashi
勝 林
Kazuo Shinozaki
篠崎 和雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法
に関し、さらに詳しくは、緻密で高熱伝導性を有する窒
化アルミニウム単相からなる窒化アルミニウム焼結体お
よびその製造方法に関する。
(従来の技術) 窒化アルミニウム(A4N)は高温まで強度低下が気絶
縁性を利用して半導体装置の放熱板材料、回路基板用絶
縁体材料としても有望視されている。
こうした窒化アルミニウムは常圧下では融点を持たず、
2500℃以上の高温で分解するため、薄膜などの用途
を除いては焼結体として用いられる。
かかる窒化アルミニウム焼結体は通常、窒化アルミニウ
ム粉末を成形、焼結して得られる。超微粉(0,3μs
以下程度)のAlN粉末を用いた場合には単独でもほぼ
緻密な焼結体が得られるが、原料粉末表面の酸化層中の
酸素が焼結時にAlN格子中に固溶したり、AQ−0−
N化合物を生成し、その結果無添加焼結体の熱伝導率は
たかだか100W/ff+4程度である。また粒径0.
5−以上のAl2N粉末を用いた場合は焼結性が良好で
ないために、ホットプレス法による以外には無添加では
緻密な焼結体を得ることは困難である。そこで常圧で焼
結体を得ようとする場合、焼結体の緻密化およびAl2
N原料粉末の不純物酸素のAlN粒内への固溶を防止す
るために、焼結助剤として希土類酸化物、アルカリ土類
金属酸化物等を添加することが一般に行なわれている(
特開昭60−127267号、特開昭61−10071
号、特開昭60−71575号等)、 これらの焼結助
剤はARN原料粉末の不純物酸素と反応し液相を生成し
焼結体の緻密化を達成すると共に、この不純物酸素を結
果的に残存する粒界相(主相であるAlN相に対それは
高々19(n/、・K程度と、AlNの理論熱伝導率3
20v/+a・Kに対しかなり低いものであった。
そのため、窒化アルミニウム焼結体の熱伝導率の向上を
目的として種々の試みがなされているが、未だ十分満足
すべきものは得られていない。
(発明が解決しようとする問題点) 現在半導体搭載用の回路基板、放熱基板等ではより高い
熱伝導率を有する材料が望まれている。
しかしながら酸素その他の不純物特に、助剤添加の結果
として粒界に生成する粒界相の存在により、窒化アルミ
ニウム焼結体の高熱伝導ンヒには限界があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので。
熱伝導性に優れた窒化アルミニウム焼結体を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明者等は
上記目的を達成すべく窒化アルミニウム粉末に添加する
焼結助剤や焼結条件、焼結体組成、焼結体微細構造等と
熱伝導率の関係について実験・検討を進めた結果、以下
に示す新規事項を発見し、本発明を完成するに至った。
長時間焼成したところ、粒界相(Y −Affi −0
県北合物相等)の存在量が、従来の窒化アルミニウム焼
結体に比べて減少するということがわかった。そして十
分長時間焼結すると実質的に副相がなくAffN単相か
らなり、多結晶体としては非常に高い熱伝導率を有する
窒化アルミニウム焼結体が得られるという事実をみいだ
した。この効果は他の希適条件を種々検討した結果が本
発明であり、a)不純物酸素量が7重量%以下であり、
平均粒径が0.05〜5μsである窒化アルミニウム粉
末と、希土類元素の重量換算で0.01〜15重量%の
希土類元素化合物とを混合したのち成形した成形体、ま
たは、希土類元素含有量が0.01〜15重量%で、酸
素含有量が0.01〜20重量%であり、AlNを主相
としく希土類元素)  −Al2−0化合物相および/
または(希土類元素)−0化合物相を含む焼結体を、b
)還元性雰囲気中で c) 1550〜2050℃で、 4時間以上、雰囲気
圧下(真空を含む減圧、加圧および常圧を含む)で焼成
する←高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体の製造方法で
ある。
この様な方法で得られた窒化アルミニウム焼結体は多結
晶体としては非常に高い200W/m4以上の熱伝導率
を有し、この焼結体をX線回折および電子顕微鏡を用い
て構成相を観察してもAlN結晶粒のみ認められ、他の
相はi察されない、また成分分析を行なったところA4
.Nが主成分で、希土類元素0.01〜8000pp+
i、不純物酸素2000ppm未満を含有し、その他の
不純物陽イオン元素は11000pp以下という新規な
窒化アルミニウム焼結体であった。熱伝導率向上の観点
から希土類元素は0.01〜1000PP11、不純物
酸素は100OPPII以下が好ましい。
実用上の観点からは希土類元素が10〜3000ppm
が好ましい。この希土類元素は結晶粒界では観察されな
いことから、AffiN結晶粒に固溶しているものと考
えられる。酸素元素も同様である。なお本発明焼結体に
おいては不純物酸素量は極力少ないことが望ましく、ま
た原料粉に起因する不純物陽イオンも熱伝導率低下の原
因となるため極力少ないことが望まれる。
本発明のARN焼結体の密度は3.120〜3.285
 g /at?が好ましい。低いと緻密化が十分ではな
く、高いと不純物成分が多いことになる。好ましくは3
.259〜3.264 g /aIである。
ついで、本発明の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体の
製造方法について述べる。
本発明の製造方法は、窒化アルミニウム原料粉末の純度
および平均粒径、焼結助剤、焼結容器、焼成時間および
焼成雰囲気を骨子とするものである。
主成分である窒化アルミニウム原料粉末としては、焼結
性、熱伝導性を考慮して酸素を7重量%以下、実用上は
0.01〜7重量%含有し、平均粒径が0.05〜5μ
sのものを使用する。
添加物としては希土類元素化合物(Y g SCt C
e eDyが好ましく、特にイツトリウム化合物が好ま
しい)を用いる。希土類元素の化合物としては、酸化物
、窒化物、フッ化物、酸フッ化物、酸窒化物、もしくは
焼成によりこれらの化合物となる物質が最適である。焼
成によって例えば酸化物となる物質としては、これら元
素の炭酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、水酸化物などをあげ
ることができる。
希土類元素化合物の添加は、希土類元素の重量換算で0
.01〜15重量%の範囲で添加する。この添加量が、
0.01重量%未満であると、添加物の効果が十分に発
揮されず、焼結体が緻密化されなかっ、シ たり、AρN結晶中に酸素が固溶し高熱伝導焼結体が得
られない。また、添加量が過度に多いと、粒界相が焼結
体中に残ったり、熱処理により除去される粒界相の体積
が大きいため、焼結体中に空孔が残ったりして、収縮率
が非常に大きくなり、形状がぐずれる等の不利な点が生
ずる。好ましくは、0.1〜15重量%であり、より好
ましくは0.5〜10重量%である。
本発明方法においてはこの様なAlN粉と希土類元素化
合物の混合された成形体を後述の条件で焼結しても良い
し、また、従来の方法(例えば特開昭61−11716
0号)で、希土類元素含有量が0.01〜15重量%で
、酸素含有量が0.01〜20重量%であり、Al2N
を主相としく希土類元素)−G−0化合物相および/ま
たは(希土類元素)−〇化合物相から成る焼結体を製造
し、上記成形体の代りに用いてもよい。
焼成雰囲気に関しては還元雰囲気、特に窒素ガスを含む
還元性雰囲気中で行なう。還元性雰囲気はCo、H□ガ
スおよびC(ガスそして固相)などを一種または二種以
上存在させることによって作ることができる。
焼成容器に関しては、窒化アルミニウム、アルミナ、M
o製等でも可能である(特開昭61−146769号等
)。しかし、これらの容器を用いたものでは、焼結体中
に、(希土類元素)−AR−0化合物相などが存在した
ままの状態となり、高熱伝導Vは得られない。本発明で
は、焼成中にカーボンガス雰囲気をつくり出す容器を用
いることが好ましい。
この様な焼成容器としては容器全体がカーボン製の物、
容器全体がカーボン製で試料を設置する箇所にiN板、
BN板、V板等を敷いたもの、窒化アルミニウム製の容
器で上部蓋がカーボン製の物等を用いることができる。
本発明でいうカーボンガス雰囲気とは、1550〜20
50℃の焼結温度範囲で蒸気圧がlXl0−’〜5×1
0″″”Pa程度生成するガスをさす。 このカーボン
ガスが、焼結中のWINを還元するという作用が得られ
、さらに具体的には(希土類元素)−Al2−0三元系
化合物等の粒界相を焼結体中より除去する作用が働らき
、窒化アルミニウム焼結体はAl2N単相となり、高熱
伝導性の焼結体に変化していく。
この容器の内容積は、その内容積と窒化アルミニウム成
形体との体積の比(内容積/成形体の体積)が1×10
0〜1×107が良い、これ以上大きな容積を用いた場
合、試料近傍におけるカーボン蒸気圧が低く、カーボン
による粒界相除去効果が小さくなる。この容積比は5X
100〜1×10sが好ましい。
焼結時間についでは、従来種々の助剤を用い1〜3時間
の単時間で行なわれているが、この程度の暗部では、上
記焼成容器中で焼成したとしても、窒化アルミニウム焼
結体の緻密化、そして原料粉末表面の酸素を粒界相に固
定することは可能であるが、AlN粒間の陵および三重
点に粒界相が存在し、Al2N単相の焼結体は得られな
い、また前述の如くのカーボンガス雰囲気が得られない
場合は、長時間の焼成によっても粒界相の除去の効果は
現われない。AffiN単相にするためには焼結温度お
よび助剤添加量にもよるが、4時間以上が必要である。
より好ましくは6時間以上で、さらに好ましくは12時
間以上である。
焼成温度については、1550〜2050℃程度である
が1700〜2050℃が好ましい、低温で焼成すると
、原料粉末の粒径、酸素量にもよるが緻密な焼結体が得
にくく、またカーボンガスの発生が少なくなり、粒界相
を残したままとなる。また2050℃より高温で焼成す
ると、AffiN自体の蒸気圧が高くなり、緻密化が困
難になると共に、アルミニウムとカーボンどの反応によ
りアルミニウムの炭化物(ALC3)を生ずる可能生が
あり、また(希土類元素)−〇化合物が還元窒化され窒
化物と推定される相が生じる。焼成温度はより好ましく
は1800〜zooo℃である。さらには1800〜1
950℃が好ましい。
酸化性雰囲気で焼成するとカーボンの粒界純化効果が作
用しないばかりでなく、酸素の固溶、異相生成により高
熱伝導性は得られない。なお焼結は真空(わずかな還元
雰囲気を含む)、減圧、加圧および常圧を含む雰囲気下
で行なう。
次いで本発明の窒化アルミニウム焼結体の製造方法の一
例を以下に述べる。
まず、A2N粉末に焼結添加物として希土類元素化合物
を所定量添加したのちボールミル等を用いて混合する。
焼結には常圧焼結法を使用する。この場合、混合粉末に
バインダーを加え、混線、造粒、整粒を行なったのち成
形する。成形法としては、金型プレス、静水圧プレス或
いはシート成形などが適用できる。続いて、成形体を非
酸化性雰囲気中、例えば窒素ガス気流中で加熱してバイ
ンダーを除去したのち常圧焼結する。この時用いる焼成
容器は、焼成中カーボンガス雰囲気をつくり出す、例え
ばカーボン製容器で、容器内容積と成形体体積の比が、
lX100〜1×107のものを用いる。焼結温度は1
550〜2050℃に、焼結時間は4時間以上に設定す
る。この様な方法により本発明焼結体を得ることができ
る。
次に本発明の窒化アルミニウム焼結体の熱伝導性の向上
効果および(希土類元素)−Affi−0県北合物相等
の粒界の除去による窒化アルミニウム焼結体の純化作用
について説明する。厳密なメカニズムは現在のところ完
全に解明されているわけではないが、本発明者らの研究
によれば高熱伝導率化の要因として次のように推定され
る。
まず、希土類元素添加によるAlN原料粉末の不純物酸
素のトラップ効果である。すなわち、希土類元素化合物
を焼結助剤として添加することにより、不純物酸素を(
希土類元素)−AQ−0化合物等の形でAlN粒界の稜
および三重点に固定するため、AlN格子中への酸素の
固溶が防止され、Al2Nの酸窒化物(AI!AlN)
 、そしてAjlNのポリタイプ(27R型)の生成を
防止する0発明者らの研究結果によれば、AffiAl
Nそして27R型が生成した焼結体は、い希土類元素と
してYを選んだ場合は原料粉末の不純物酸素が、3Y、
 0.・5Ajl□03、Y2O3・Ag、 O,、Y
、03・AQ□01.2Y、 03・A[□01、Y2
O3などの化合物熱伝導率が最高190V/■・K程度
に達する。
これ以降の焼結過程で、焼結体表面の(希土類元素)−
〇化合物(例えばY、O□)および/または(希土類元
素) −Affi−0化合物(例えば、2Y203・l
t、O,)は、雰囲気中に存在する窒素ガスそしてカー
ボンガスおよび/またはCOガスなどの還元作用を有す
る物質により、還元窒化され(希土類元素)−N化合物
(例えばYN)およびまたはAl2Nに変化する。
焼結体表面での還元窒化反応により、焼結体内での(希
土類元素)−〇化合物および/または(希土類元素)−
Al1−0化合物での濃度勾配が生じ、これが駆動力と
なってIN以外の副相は、粒界を経由して、焼結体表面
に移動する。そして最終的に焼結体は他の相を実質的に
含有しないAffN単相となり、熱伝導率は大巾に上昇
する。これは熱伝導率が小さく熱抵抗として働いていた
粒界相が除去されるためである。また長時間の焼成によ
り焼結体の粒子が成長する。AlN粒子が成長すると熱
抵抗となる粒界の数が結果的に少なくなることを意味し
、フォノンの散乱が小さな焼結体になる。
以上のような理由により高熱伝導性窒化アルミニウム焼
結体を得ることができる。
また本発明の条件を適当な範囲にすることにより、近紫
外光における透光性を有するAlN焼結体を得ることが
できる。
すなわち、窒化アルミニウム原料粉末として、六方晶系
のC軸の結晶格子定数が、498.OOpmから498
.20pmである窒化アルミニウム粉末を用い、焼結助
剤としてイツトリウム化合物およびフン化イツトリウム
を添加して、気体状態の炭素がI X 10−’Pa以
上5 X 10−’Pa以下存在する窒素ガス中で70
Torr以上760Torr以下の窒素圧の雰囲気中で
1850℃〜1950℃で4時間以上焼成したところ、
得られた多結晶体は、粒界の異相の量が従来の窒化アル
ミニウム多結晶体に比べて少ないばかりでなく、結晶粒
自体が物理的、化学的に高純度であり、緻密であるため
に、 少なくとも300nm以上の近紫外域から850
nmの可視域にいたる光に対し透過性の高い窒化アルミ
ニウム多結晶体が得られるという事実をみいだした。
この事実に基づいてAI焼結体の近紫外線に対する透光
性を達成するのに必要な条件を種々検討したところ、六
方晶窒化アルミニウムの結晶粒から成る多結晶体であり
、多結晶体の結晶格子定数が六方晶系のC軸方向につい
て497.98p+i以上498.20pm以下であり
、結晶粒界に存在する異相の量が2重量%以下であり気
孔率が1%以下で多結晶体の密度が3.255 g 3
−”以上3.275 g cm−”以下でかつ酸素量が
0.2重量%以下周期律表上の■3.■3に属する遷移
金属元素(Mn、 Tc、 Re、 Fe、 Co、 
Ni。
Ru、 Rh、 Pd、 Os、 Ir、 Pt)が0
.1重量%以下であることを特徴とする窒化アルミニウ
ム焼結体が透光性であることを見出した。
このARN焼結体は以下の様にして製造できる。
a)六方晶窒化アルミニウムの結晶格子定数が六方晶系
のC軸方向について49g、OOpm以上498.20
pm以下である窒化アルミニウム粉末を主成分とし、こ
れに希土類元素化合物およびまたはアルカリ土類金属化
合物から成る添加物を、各々の元素の重、し 量換算で0.01〜15重量%添加し − ゛、−′ 
 成形体を b)気体状態の炭素の分圧がI Xl0−’Pa以上5
×10−’Pa以下存在し、窒素ガスの圧力が70To
rr以上760Torr以下の雰囲気中で、 c)  1850℃〜1950℃で4〜720時間焼成
することによって得られる。
ゝ−− こ                        
量           、′−=ゞ        
              、       。
この様な方法により得られた窒化アルミニウム多結晶体
は、高い透光性を有し、とりわけ近紫外部においても透
光性を示す。この窒化アルミニウム多結晶体の透光性は
該多結晶体(厚さ0.2m)についての光の全透過率の
波長依存性は第8図に示す通りである。下記ランベルト
の式により見掛けの吸収係数を求めると、330nmの
波長の光に対して70aa−1以下であり500rv+
の波長の光に対しては50a1″″1以下である。
一αL I=I。e      I。:入射光の強度工 :透過
光の強度 I2:多結晶体の厚さ α :見掛けの吸収係数 この窒化アルミニウム多結晶体は、近紫外から赤外にわ
たる光に対して、従来公知の窒化アルミニウム焼結体に
比べると著しく高い透光性を有する、とりわけ300n
m〜400nmの近紫外光に対し、透光性を示すという
特徴を持つ。従来可視部から赤外部にわたり透光性を有
する窒化アルミニウムについては公知であるが、本発明
においては近紫外光に対しても透光性を示す窒化アルミ
ニウム多結晶体となる。このように近紫外部を含む光の
エネルギー領域で高い透光性を持つ窒化アルミニウム焼
結体が得られる理由は ■ 原料粉中の窒化アルミニウム結晶粒内に固溶してい
る酸素および陽イオン不純物の極めて少ない原料粉を用
い ■ 焼結時に窒化アルミニウム結晶粒内に酸素および陽
イオン不純物が固溶せず、さらには固溶した陽イオン不
純物を多結晶体外に除去してしまう様な焼結法を発明し
たために 得られた多結晶体の結晶粒の物理的化学的純度、すなわ
ち不純物量、格子欠陥量が極めて少なく従って多結晶体
の格子定数が六方晶系窒化アルミニウムのC軸方向につ
いて497.95P曹から498.20P鳳という、完
全な窒化アルミニウムの格子定数498.16pmに非
常に近い緻密な多結晶体が得られたために、多結晶体の
結晶粒内での光の吸収および散乱とりわけ紫外部に存在
する結晶粒内の固溶酸素やその結果生じる格子欠陥によ
る吸収が極めて少ないために近紫外光から赤外光の領域
で高い透光性を示す多結晶体が得られたと考えられる。
さらに1粒界に存在する異相の量が少なく気孔率が小さ
いことが透光性の向上に寄与している。
上述のごとき高い透光性を持つ窒化アルミニウム多結晶
体は前に述べたごとき種々の条件を満たしてて焼成され
た場合にのみ得られ、かつとりわけ近紫外光に対する透
過性を満足するためには前述のごとき諸条件、 とりわ
け格子定数が六方晶C軸について497.95pm以上
498.20pm以下であることが最も重要でありかつ
全酸素量が少なくとも0.7重量%でかつ気孔率が少な
くとも1%以下である多結晶体において始めて達成され
る。
(実施例) 叉1斑よ 不純物としての酸素を1.0重量%含有し、平均粒径が
0.6−のAffiN粉末に、添加物として平均粒径0
.97aのY、03 をイツトリウム元素の重量換算で
4重量%添加し、ボールミルを用いて混合を行ない原料
を調整した。ついで、この原料に有機系バインダーを4
重量%添加して造粒したのち500kg/aJの圧力で
プレス成形して38 X 38 X 10mの圧粉体と
した。 この圧粉体を窒素ガス雰囲気中で700℃まで
加熱してバインダーを除去した。更に、 BN粉末を塗
布したAffiN板を底抜としてひいたカーボン製容器
(焼成用容器A)に脱脂体を収容した。このとき容器A
の形状および大きさは、121φ×6.41で内容積が
720d程度である。すなわちこの容器Aの内容積とA
2N成形体の体積の比が約5×10″程度となっている
。この容器を用い窒素ガス雰囲気中(1気圧) 190
0℃、96時間の条件で常圧焼結した。得られたAlN
焼結体の密度および粒径を測定した。また焼結体から、
直径10m、厚さ3.3+mの円板を研削し、これを試
験片としてレーザーフラッシュ法により熱伝導率を測定
した(真空理工1Tc−3000使用)、測定した温度
は25℃である。
さらに、この焼結体の分析を行なった。イツトP リウムは會発光分光法(セイコー電子工業層5PS−1
200A使用)により、陽イオン不純物の分析は化学分
析により行い、不純物酸素に関しては速中性子放射化分
析により行なった(東芝製NAT−200−IC使用)
、上記焼結条件および得られた焼結体の特性を第1表に
示した。また、この焼結体のX線回折(理学電機製ロー
タフレックスRU−200、ゴニオメータCN2173
D5 、線源Cu 50kV、100mA使用)を行な
った結果を第1図に、焼結体破面のS8M写真を第2図
に示した(日本電子層JSM−T20使用)。
去JIL亀:」− 焼結添加物の添加量を種々に変えて上記実施例1と同様
にしてAffiN焼結体を製造し、 それぞれについて
、同様に、評価を行なった。
寒直五ユニ旦 焼結添加物の添加量および焼結温度を種々に変えて上記
実施例1と同様にしてAgN焼結体を製造し、それぞれ
について同様に評価を行なった。
失胤桝主二胆 焼結温度を種々に変えて上記実施例1と同様にしてAl
2N焼結体を製造した。それぞれについて同様の評価を
行なった。
寒庭匠旦 AffiN原料粉末の粒径、不純物酸素量および焼結温
度を変えて上記実施例1と同様にしてAlN焼結体を製
造し、同様の評価を行なった。
11匠U二胆 焼結添加物の添加量、添加温度および焼結雰囲気および
雰囲気圧力を種々に変えて上記実施例1と同様にしてA
uN焼結体を製造し、 それぞれについて同様の評価を
行なった。
叉適五旦 焼結添加物の添加量、焼結温度および焼結温度を変えて
上記実施例1と同様にしてA42N焼結体を製造し、同
様の評価を行なった。
夫笈涯臣二U 焼結時間を種々に変えて上記実施例1と同様にしてAu
N焼結体を製造し、 それぞれについて同様の評価を行
なった。
去JLI到 不純物としての酸素を1.5重量%含有し、平均粒径が
1.51のAlN粉末に、添加物として平均粒径0.9
IJmのY2O,をイツトリウム元素の重量換算で1重
量%添加した。成形、脱脂までの行程は、上記実施例と
同様である。さらに焼成用容器Aを用いるが、容器の内
側の寸法は、38.5X3g、5X10.7mmのもの
を用いた。この容器を用い、窒素ガス10気圧の加圧中
1800℃、24時間で焼結した。得られた焼結体は上
記実施例1と同様に評価を行なった。
失施五胆 内側の寸法が、43X44X15mの焼結容l!Aの使
用および、焼結時間を変えた点を除き、上記実施例18
と同様にしてAlN焼結体を製造し、 同様の評価を行
なった。
叉厘■並 上記実施例1と同様に脱脂までの行程を行なった。そし
て内側の寸法が700φX380mの焼結容器で、窒素
ガス減圧雰囲気中(0,1気圧) 、 1900℃にお
いて192時間焼結し、同様の評価を行なった。
ヌ】11■ 成形体の寸法が15φX6mで、内側の寸法が700φ
×380■の焼結容器Aの使用、さらに焼結温度を変木
た点を除き、上記実施例20と同様にしてAuN焼結体
を製造し、同様の評価を行なった。  。
来嵐五互 BN板を底板としてひいたカーボン製容器(焼成容器B
)を用いたことを除いて、上記実施例1と同様にして、
A4N焼結体を製造し、 同様の評価を行なった。
実施例23 ARN原料粉末の粒径、不純物酸素量を変えて、上記実
施例22と同様にしてiN焼結体を製造し、同様の評価
を行なった。
実施例24 内側の全体がカーボン製の容器(焼成容器C)を用いた
ことを除いて、上記実施例1と同様にしてA12N焼結
体を製造し、同様の評価を行なった。
束胤銖垣 AI原料粉末の粒径、不純物酸素を変えて上記実施例2
4と同様にしてiN焼結体を製造し、 同様の評価を行
なった。
大直班亜 焼結温度、焼結時間および焼結雰囲気を変えて上記実施
例1と同様にしてltN焼結体を製造し、同様の評価を
行なった。
失胤槻n 焼結温度および、焼結雰囲気をN、+H,(5%)の減
圧にしたことを除き、上記実施例1と同様にしてAlN
焼結体を製造し、同様の評価を行なった。
夾五莢並二旦 添加物の陽イオンを種々の希土類元素に変えて上記実施
例1と同様にしてAlN焼結体を製造し、それぞれにつ
いて同様の評価を行なった。その結果を第2表に示す。
ス11ユヒ」姪 その他種々の条件を変えたものについて特性を調べた結
果を第3表に示す。
叉11四岨 六方晶系のC軸方向の格子定数が498.07pmで、
不純物としての酸素を1.0重量で含有し、平均粒径が
1.9即のAlN粉末に、添加物として平均粒径0.9
−のY2O,を重量換算で5重量%およびYF、を1重
量%添加し、ボールミルを用いて混合を行ない原料を調
整した。ついで、この原料に有機系バインダーを4重量
%添加して造粒したのち1000kg/cfflの圧力
でプレス成形して38 X 38 X 10mmの圧粉
体とした。 この圧粉体を窒素ガス雰囲気中で700℃
まで加熱してバインダーを除去した。さらに、BN粉末
を塗布したAffiN板を底抜としてひいたカーボン農
容器(焼成用容器A)に脱脂体を収容した。このとき容
器Aの形状および大きさは、12cmφ×6.40で内
容積が720d程度である。すなわちこの容器Aの内容
積とAlN成形体の体積の比が約5X101程度となっ
ている。この容器を用い窒素ガス雰囲気中(700To
rr) 1870℃、200時間の条件で常圧焼成した
。得られたAlN多結晶体の密度および粒径を測定した
。また該多結晶体から、直径10m、厚さ3.0園の円
板を研削し、 これを試験片としてレーザーフラッシュ
法により熱伝導率を測定した(真空理工層TC−300
0使用)、測定温度は25℃である。
また窒化アルミニウム原料粉末および窒化アルミニウム
多結晶体の格子定数は、粉末もしくは粉砕した多結晶体
粉末に10〜20重量%のSi粉末(NBSSRM64
0標準試料)を混合し理学電機製ロータフレックスRu
−200、ゴニオメータCN2173D5を用い線源C
u Kax 50kV 15011Aにより測定した1
00” <2θく126@の範囲にある六方晶窒化アル
ミ÷ウムの6本の回折ピークを用い  6     。
−ノ       ミニ         ・# 10
0” <28<126@の範If (7)、Si (7
) 2 つ+7)回折ピークの値により角度補正を行な
った後最小自乗法により求めた測定時の室温は25℃±
1℃であった。求めた格子定数の値には±0.05p+
aの誤差が含まれていることが判っている。また多結晶
体中の酸素量は速中性子放射化分析により行なった(東
芝製NAT−200−IC使用)。さらにこの多結晶体
の元素分析はICP発光分光法(セイコー電子工業層5
PS−1200A使用)および湿式化学分析法により行
なった。多結晶体の気孔率9粒径は研磨した多結晶体の
SEM写真から求めた(日本電子製JSM−Too使用
)。
また光の透過率の測定は該多結晶体から切り出て光学研
磨した厚さ0.1〜0.5−の多結晶体(外径20Iφ
〜12mmφ)を用いてCary 17自記分光光度計
に積分球を設置して測定した(第8図)。
多結晶体の密度は見掛は密度として、空気中での重さと
純水中での重さから浮力を求めて測定した。
該多結晶体の製造条件を第4表に、該多結晶体の特性を
第5表に示す。
その他条件を種々変えたものも併せて第4表および第5
表に示す。
参考例1〜7 実施例143と同様な方法により得たAlN脱脂体を゛
焼結用容器A、およびAfiN製容器りにセットし、1
800〜1950℃、2〜200hr、N2中で常圧焼
結し、焼結体を得た。これらの多結晶体の製造条件を第
4表に、特性を第5表に示す。さらに、参考例1の多結
晶体の透過率の測定結果を第9図に示した。
格子定数の値も六方晶系のC軸について497.’85
pm以下と小さくその結果として透光性も悪く熱伝導率
も195w/s4以下の低い値である。
このように高い透光性を有するAffi、N焼結体を得
るためには窒化アルミニウム原料粉の格子定数が六方晶
系のC軸について498.0OP■以上498.20ρ
m以上でありかつカーボン還元雰囲気中でYF3助剤を
添加して長時間(4時間以上)焼結することが必要であ
ることがわかる。
炭絞且上二l 実施例1と同様な方法により得たAlN脱脂体を焼結用
容器A、BおよびCに種々にセットし、1900℃、2
hr、 N、気流中で常圧焼結し、焼結体を得た。これ
らの焼結体の特性を第6表に示す、さらに、比較例1の
焼結体を用い、X線回折を行なった結果を第3図に、焼
結体の破面のSEM写真を第4図に示した。これらの結
果および同様の評価の結果より、副相としてイツトリウ
ムを含む化合物が観察され、AlN単相でないことがわ
かり、その結果として熱伝導率も170v/Il−に以
下の低い値である。
このように焼結時間が4時間未満と短い場合、カーボン
製容器を用いることによる粒界相の除去が十分でないこ
とがわかり、高熱伝導率を有するAlN焼結体を得るた
めには長時間(4時間以上)の焼結が必要であることが
わかる。
炭較匠土二旦 実施例1と同様な方法により得たAlN脱脂体を、比較
例4では内側の全体がA42N製の容器(焼成容器D)
、比較例5では内側の全体がアルミナ製の容器(焼成容
器E)、比較例6では内側の全体がタングステン製の容
器(焼成容器F)を用い、1900℃、96hr、 N
2気流中で常圧焼結し、焼結体を得た。
これらの焼結体の特性を第1表に示す、更に、比較例4
の焼結体を用い、X線回折を行なった結果を第5図に焼
結体の破面のSEM写真を第6図にそれぞれ示した。こ
れらの結果および、評価の結果より、副相としてイツト
リウムを含む化合物が観察され、iN単相でないことが
わかった。その結果熱伝導率も168w/−・K以下の
比較適低い値である。
この様に少なくとも内部の一部が、カーボンよりなる焼
結容器を用いない場合も高熱伝導率を有するAlN焼結
体が得られず、 カーボン雰囲気の有効さがわかる。
崖豊■ユ 実施例1で用いたiN粉末を、500kg/aJの圧力
でプレス成形して、30X30X10mの圧粉体とし、
この圧粉体をカーボン型中に入れ窒素ガス雰囲気中、温
度1900℃、400kg/aJの圧力下で1時間ホッ
トプレス焼結し、焼結体を得た。この焼結体の特性を第
1表に示した。さらにX線回折を行なった結果を第7図
に示した。この結果より副相としてAl1−0− N系
化合物が観察され、AI単相でないことがわかった。結
果として熱伝導率も80w/lll−にという低い値で
あった。
この様に希土類元素化合物無添加では、iNgN粉末表
面の不純物酸素とAj2Nが反応し、熱伝導をさまたげ
る1−0−N化合物が生成してしまうことから、希土類
元素化合物の添加の有効さがわかる。
第 実施例143   311.15  498.09  
 1.OY、035144 311.13 498.0
2  1.I  Y2O35145311,13498
,051,7Y2O37146311,13498,0
30,9CeO24参考例 1   311.14  
497.81   2.3   YzOx  72 3
11.90 498.50  6.OY2O,1033
11,15498,091,0Y、0,54 311.
15 498.09  1.OY2O,,55311,
1549g、09  1.OY2O356311,15
498,091,OY2O,57311,15498,
091,OY、0354表 I  A  l870 200  N27001  A
  1870 6  N、700V’    A   
 1870   100    N、7001  A 
 1870 200  N27003  A  187
0 200  N27003  A  1870 20
0  N27000  A  1870 200  N
27001  A  1870 2  N27601 
 D  1870 100  N25001  A  
1800 200  N25001  A  1950
 200  N2700(以下余白) 第5 □143 50 120 3.2570.001311
.15498.13144 400 1100 3.2
630.1311.13498.01145 150 
400 3.2610.05311.1249g、06
8.05 □1 180 500 3.2590.7.311.1
3497.782 250 700 3.2621.8
311.90498.263 150 700 3.2
601.2311.13497.96428000 1
0000 3.3411.1311.12497.97
S l8000 13000 3.3471.1311
.12497.856 170 700 3.2660
.5311.13497.947 290 900 3
.2B41.5311.13497.97(上記第2表
中の見掛けの吸収係数は厚さ0.2mi表 5.6     1.4    270       
100以下2012   9.5  255   24
0    l5200J)J:、701郭   200
   22不透明    100     170  
     2000       23不透明40  
  230      1000       22不
透明    80     180         
       6不透明    100     19
5                15約200  
   70    200             
  11区径20mmの試料の光の全透過率から求めた
値である。)〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明の窒化アルミニウム焼結体は、
実質的にAlN単相からなるもので、高純度かつ、高熱
伝導率を示すなど、優れた性質を有するものであり、そ
の工業的価値は極めて大きいものである。
1・・・AlNの回折ピーク 2・・・Y−i−0化合物の回折ピーク3・・・Aβ−
0−N化合物ピーク 4・・・AlN粒 5・・・Y −AQ −0化合物(粒界相)代理人 弁
理士 則 近 憲 佑 同  松山光之 第2図 第4図 第6図 ■〕オイ丁弓髪度 (イ士?−一) 迭′A学(%)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)不純物酸素量が7重量%以下であり、平均粒
    径が0.05〜5μmである窒化アルミニウム粉末と、
    希土類元素の重量換算で0.01〜15重量%の希土類
    元素化合物とを混合したのち成形した成形体、または希
    土類元素含有量が0.01〜15重量%で、酸素含有量
    が0.01〜20重量%であり、AlNを主相とし(希
    土類元素)−Al−0化合物相および/または(希土類
    元素)−0化合物相を含む焼結体を、b)還元雰囲気中
    で、 c)1550〜2050℃で、4時間以上、減圧下を含
    む雰囲気圧下で焼成することを特徴とした高熱伝導性窒
    化アルミニウム焼結体の製造方法。
  2. (2)焼成雰囲気が窒素および、水素、一酸化炭素、カ
    ーボンガス、カーボン固相から選ばれた少なくとも一種
    を含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体の製造方法。
  3. (3)カーボンガスを生成する焼成容器または焼成時に
    カーボンガスを生成する物質を焼成容器内に含むことで
    還元雰囲気を生成することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体の製造
    方法。
  4. (4)希土類元素がY、Ce、ScおよびDyから選ば
    れた少なくとも一種であることを特徴とした特許請求の
    範囲第1項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体の
    製造方法。
  5. (5)希土類元素がYであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体
    の製造方法。
  6. (6)焼結容器がカーボン単味、または成形体もしくは
    焼結体を配置する試料台として窒化アルミニウム板、B
    N板、タングステン板を敷いたカーボン容器であること
    を特徴とした特許請求の範囲第1項記載の高熱伝導性窒
    化アルミニウム焼結体の製造方法。
  7. (7)焼成容器の内容積と、前記成形体または焼結体と
    の体積比が1×10^0〜1×10^7であることを特
    徴とした特許請求の範囲第1項記載の高熱伝導性窒化ア
    ルミニウム焼結体の製造方法。
  8. (8)実質的にAlN単相からなり、希土類元素を0.
    01〜8000ppm含み不純物酸素量が2000pp
    m未満であることを特徴とする高熱伝導性窒化アルミニ
    ウム焼結体。
  9. (9)希土類元素を0.01〜3000ppm含むこと
    を特徴とする特許請求の範囲第8項記載の高熱伝導性窒
    化アルミニウム焼結体。
  10. (10)希土類元素を10〜3000ppm含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第8項記載の高熱伝導性窒化
    アルミニウム焼結体。
  11. (11)希土類元素がY、Ce、ScおよびDyから選
    ばれた少なくとも一種であることを特徴とした特許請求
    の範囲第8項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体
  12. (12)希土類元素がYであることを特徴とする特許請
    求の範囲第8項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結
    体。
  13. (13)密度が3.120〜3.285g/cm^3で
    あることを特徴とした特許請求の範囲第8項記載の高熱
    伝導性窒化アルミニウム焼結体。
  14. (14)密度が3.259〜3.264g/cm^3で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の高熱
    伝導性窒化アルミニウム焼結体。
  15. (15)焼結体のAlN結晶粒径が7μm以上である特
    許請求の範囲第8項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム
    焼結体。
  16. (16)焼結体のAlN結晶粒径が10μm以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の高熱伝導
    性窒化アルミニウム焼結体。
  17. (17)希土類元素を除く不純物陽イオン元素の総量が
    1000ppm以下であることを特徴とした特許請求の
    範囲第8項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体。
  18. (18)熱伝導率が200W/m・K(25℃)以上で
    あることを特徴とした特許請求の範囲第8項記載の高熱
    伝導性窒化アルミニウム焼結体。
  19. (19)a)気孔率1%以下、 b)六方晶窒化アルミニウムの、六方晶系C軸方向の格
    子定数が497.95pm以上498.20pm以下、
    c)密度3.255g/cm^3以上3.275g/c
    m^3以下、であることを特徴とする特許請求の範囲第
    8項記載の高熱伝導性窒化アルミニウム焼結体。
  20. (20)500nmにおける見掛けの吸収係数が50c
    m^−^1以下であり330nmにおける見掛けの吸収
    係数が70cm^−^1以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第19項記載の高熱伝導性窒化アルミニウ
    ム焼結体。
  21. (21)500nmにおける見掛けの吸収係数が20c
    m^−^1以下でかつ330nmにおける見掛けの吸光
    係数が50cm^−^1以下であることを特徴とした特
    許請求の範囲第20項記載の高熱伝導性窒化アルミニウ
    ム焼結体。
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JP2856734B2 (ja) 1999-02-10

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