JPS6330377Y2 - - Google Patents

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JPS6330377Y2
JPS6330377Y2 JP11438086U JP11438086U JPS6330377Y2 JP S6330377 Y2 JPS6330377 Y2 JP S6330377Y2 JP 11438086 U JP11438086 U JP 11438086U JP 11438086 U JP11438086 U JP 11438086U JP S6330377 Y2 JPS6330377 Y2 JP S6330377Y2
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tempura
oil
seeds
pot
fried
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JP11438086U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は天ぷら料理に用いる調理具に関す
る。より具体的には、鍋中で沸騰した油に入れら
れた衣を着けた資材に対し、上から被せて網を落
し網面下の窪部内に資材を押え付けて鍋底近傍で
急速に揚げるための落網に関する。
従来技術 天ぷら料理は一口に言つて「種の水出し作業」
であると言われ、高温沸騰させた油中(摂氏約
180度)に種、即ち衣を着けた資材を浸して資材
中の水分を蒸発させると共に衣をカラツと乾燥さ
せ張りを持たせて仕上げることが肝心であるとさ
れる。そのため従来から天ぷらを料理するには、
種を沸騰している油中に落して油面に浮かせ、箸
で種を繰り返し裏返し(3回程)することによつ
て資材および衣の両面を揚げ上げるという手間を
かけている。即ち種を油面に落した時点では油面
に浮いている種の下側(以下「甲面」という)の
衣のみが揚がり、資材および上側(以下「乙面」
という)の衣は資材中の水分が蒸発し続けている
ため乾燥しきらない。そこで種を1回裏返し乙面
の衣を乾燥させると共に資材中の水分を蒸発させ
る。しかしこれだと甲面が上になつて資材中の水
分が甲面中を通過して行くから甲面に再び水分が
溜る。そこで更に2回目に裏返して甲面を下に
し、甲面を乾燥させると共に資材中の水分を更に
蒸発させる。しかしここでも資材中の水分は再び
乙面を通つて蒸発し続けているから乙面はまた水
分を含んでしまう。そこで3回目に裏返して乙面
を乾燥させることで全体をカラツと乾燥させて揚
げ仕上げている。こうした裏返しのタイミングは
資材の種類(エビ、イカなどは火の通りが早い)
あるいは油温などによつて加減しなければなら
ず、玄人と素人の差が著しく現れる作業と言われ
ている。このように手間をかけタイミング良く裏
返しする作業を繰り返し行わないとカラツと乾燥
せず張りなく揚がつてしまつて歯触りが悪いし、
第一、油つこくて美味でない。たとえ揚げ上げた
当座は一見カラツとしていても、少し経つと湿気
を含んでくるのが一般である。家庭で料理した天
ぷらが、とかく上手に揚がらない原因はこの辺に
あると言われる。
なお、天ぷら等衣を着けて揚げる料理ではない
が同じく油中に浸して揚げる料理である空揚げに
ついては、これをするための業務用の調理具とし
て、主として料理の便宜迅速を目的に、次に述べ
るようなものが開発されている。すなわち、上面
に開き蓋を設けたボツクス状の網体に柄を取付け
たもの(第3図参照)とか、2つのざるを互いに
内側を向き合わせて開閉自在に結合し、そのざる
に柄を取付けたもの(第4図参照)とかである。
これらの調理具では資材(ポテトの小片など)を
網体中に封入し蓋をしつかりと閉めてから沸騰し
た油中に網体ごと浸して一定時間中に放置し、一
定時間経過後網体を取り出し、鍋外で蓋を開けて
揚げ上つた資材を網体中から取り出すことで調理
している。
解決しようとする問題点 上記の説明から明らかなように、天ぷらを十分
にカラツと乾燥させて揚げ、かつ、その乾燥状態
を持続させるためには手間がかかり、タイミング
を計る技術が必要である。特に業として天ぷら料
理をしなければならないときは全てのお客に対し
て均一にカラツと揚げることが要求されるが、こ
うした要求に応えるには高度に熟練されていなけ
ればならない。
また、油は一定温度(通常約摂氏180度といわ
れる)に加熱持続しておかなければならないが、
こうした高温加熱は油を急速に劣化させるため何
回も繰り返し同じ油を使用できず、不経済であ
る。特に家庭に於いては何日も続けて天ぷら料理
するということはまずなく、1回天ぷら料理をす
れば当分その油を使わないから1度使用された油
は酸化してしまい2度目に天ぷら料理するときは
新しい油を使わざるを得なくなる。これは不経済
であるから1回の天ぷら料理で使用する油の量は
極力少量に止めるのが一般であり、これがまた家
庭で天ぷら料理をする場合の問題点ともなつてい
る。即ち油量が少ないと種(衣と資材の両方)の
水分を蒸発させる機能が十分に働かず上手に揚が
らないのである。
また業として天ぷら料理をする場合には、油の
節約を狙つて温度を低めに押さえるとか、あるい
は劣化した油でもかまわずに繰り返し使用するな
どするため、これまたカラツと十分に乾燥した天
ぷらが揚がりにくい。
更に種を沸騰した油中に落す際、衣の一部が散
つて揚玉となる。あるいは種を沸騰した油中に落
した後、衣の張りを良くするため小麦粉を衣上に
撤布することが行われるが(「花を咲かせる」と
呼ばれる)、その際衣に取り付かなかつた小麦粉
は油の表面に浮遊して揚玉となる。しかるにこの
揚玉は焦げ易いため油を劣化させる悪影響があ
る。そこで揚玉を網で掬い取るのであるが、種が
揚玉と混在して沸騰した油面に浮遊しているため
揚玉だけを掬うことは必ずしも容易ではない。し
たがつて手間がかかり料理の能率が悪く、また油
の劣化を防止できず、ためにカラツと揚げること
ができない。
次に上記空揚げ用調理具を天ぷら等衣を着けた
揚物に使用することができるかについて考える
と、天ぷら等衣を着けた資材の状態で、すなわち
全く乾燥していない濡れた状態で上記空揚げ用調
理具中に並べ入れなければならないため、網目か
ら次々に衣が垂れ落ちてしまい扱いが困難である
し、また、揚げ上つた後、蓋を開けて網体中から
取り出すに際し網目に衣がくつついてしまつてい
るから衣を資材から剥がしてしまうおそれがあ
る。
さらに、こうした空揚げ用調理具には必ず底面
が存在しなければならず、かつ、蓋がついていな
ければならないため開閉機構を必要とする等、た
とえ簡単なものでもフレーミングが比較的嵩張
り、したがつて調理具の上面は鍋底に対し比較的
高く位置し、それだけ油が要るという問題点があ
り、さらに製造コストが高くなるという問題点も
ある。
また、かかる空揚げ用調理具は主としてポテト
フライ等小片の資材をまとめて迅速に料理するた
めの道具であるから、網目は資材が落ちないよう
に細かく編まれており、したがつて揚玉が通過で
きないという問題点もある。
問題点を解決するための手段 そこでこの考案は、かかる問題点を解決し、最
小限の油量で天ぷら料理ができ、資材の形を崩さ
ず、手間や技術を特に必要とすることなく誰にで
もカラツと張りのある天ぷらが容易にできる、し
かも製造コストの割安な天ぷら用落網を提供する
ことを目的とする。
この目的達成の手段としてこの考案に係る天ぷ
ら用落網は、鍋底に固定されるフレームと、この
フレームに周縁を取付けられ下面に窪部を形成し
て張設される揚玉を通過させるに十分な荒目の網
と、上記フレームに連接し上方に立ち上がつて鍋
の外側に突出する柄とを特徴とする構成としてい
る。
作 用 次にこの考案に係る天ぷら用落網を使用して天
ぷらを揚げる場合について述べ、この考案の作用
について明らかにする。調理の手順は次のように
なる。
(1) 天ぷら資材に衣を着けて種を作る。
(2) 種を沸騰した油中に入れる。
(3) 衣に張りをもたせるため種の上から小麦粉を
撤布する。
(4) 本考案の天ぷら用落網を種の上から被せ、鍋
中に落し入れる。
(5) 揚玉を掬い取る。
(6) 一定時間(1〜2分程度)放置する。
(7) 把手をつまんで天ぷら用落網を鍋から取り出
す。
(8) 天ぷら用落網を取り外すと共に浮き上つてく
る揚げ上がつた種を箸で取り皿に盛りつけす
る。
以上である。
即ち本考案の天ぷら用落網では、種を鍋底近傍
にまで沈めてしまうから種を裏返しする手間を省
かせ、また、網目が揚玉を通過させるに十分なほ
ど荒目に構成されているから種のみを沈め揚玉を
油の表面に浮かせて揚玉のみを掬い取ることを極
めて容易にし、これによつて油の劣化を防止し、
かつ、たとえ劣化してきた油でも使用してカラツ
と揚げることができるという作用がある。さら
に、本考案の調理具は落網であるから、揚げ上が
るまで調理具を保持している必要なく種は確実に
鍋底に沈ませられ、その間他の用事をすることが
できる。
実施例 以下には本考案の1実施例を示す図面を参照し
て本考案の構造について詳細に説明する。
第1図は本考案の天ぷら用落網を鍋の油中に置
かれた種の上から落し入れる直前の状態を示す1
部断面斜視図、第2図はその直後の状態を示す1
部断面斜視図である。
第1図において1はフレームであつて一般的鍋
の形状および寸法に適合するように普通の鍋の直
径よりやや小さ目の円形に形成され、このフレー
ム1の1端からフレーム1に連接して柄2がフレ
ーム1面に対しほぼ直角に上方へ向いて立ち上が
り、柄2の先端部は湾曲されて把手3を形成して
いる。この柄2は第2図に示すように、鍋9の縁
を越えて上方に伸び、かつ、把手3に連続し、把
手3は鍋9の縁の外方に突出するように形成され
ている。フレーム1にはフレーム1より大きい寸
法に円形に切り取られた網4がその周縁をフレー
ム1に巻着し、網4全体を上方に盛り上げるよう
にたわませ、換言すれば網4の下面全体に窪部5
を形成させて、張設されている。この網4は揚玉
を通すに十分な大きさの目をもつて荒目に編まれ
ている。本考案に係る天ぷら用落網全体、特にフ
レーム1は、沸騰した油中にあつて浮力の強くな
つた種8に網4面を介して突き上げられてても鍋
9の底面に安定的に固定されるに十分な重量を有
して形成されている。また窪部5は種8を鍋9の
底と鍋4の下面との間に押し遺つても種8を鍋9
底面に押し潰すようなことのないだけの十分な窪
み深さを有して形成されている。
考案の効果 この考案は上記の構成をしているから、天ぷら
の種を極めて容易に鍋底近傍に沈めそこに維持
し、かつ、鍋底から取り出すことができ、それに
よつて少量の油でも手間をかけず、かつ、タイミ
ングを計る技術も必要とせず、従来よりも短い時
間で、誰にでもカラツと乾燥した張りのある天ぷ
ら料理をすることができるという効果がある。し
かも構成が簡単であるから製造コストを割安にで
きるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の天ぷら用落網を鍋の油中の種
の上から落し入れる直前の状態を示す1部断面斜
視図、第2図はその直後の状態を示す1部断面斜
視図、第3図および第4図は共に従来の調理具を
示す斜視図である。 1……フレーム、2……柄、3……把手、4…
…網、5……窪部、8……種、9……鍋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍋底に固定されるフレームと、このフレームに
    周縁を取付けられ下面に窪部を形成して張設され
    る揚玉を通過させるに十分な荒目の網と、上記フ
    レームに連接し上方に立ち上がつて鍋の外側に突
    出する柄とを特徴とする天ぷら用落網。
JP11438086U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPS6330377Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11438086U JPS6330377Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11438086U JPS6330377Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322849U JPS6322849U (ja) 1988-02-15
JPS6330377Y2 true JPS6330377Y2 (ja) 1988-08-15

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ID=30997067

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JP11438086U Expired JPS6330377Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JPH03297331A (ja) * 1990-04-13 1991-12-27 Kyushu Kagaku:Kk 培地
JP6649041B2 (ja) * 2015-11-05 2020-02-19 日清食品ホールディングス株式会社 減圧フライ用部材セット及び減圧フライ物の製造方法

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JPS6322849U (ja) 1988-02-15

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