JPH06209734A - 即席キンピラゴボウ - Google Patents

即席キンピラゴボウ

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JPH06209734A
JPH06209734A JP5026073A JP2607393A JPH06209734A JP H06209734 A JPH06209734 A JP H06209734A JP 5026073 A JP5026073 A JP 5026073A JP 2607393 A JP2607393 A JP 2607393A JP H06209734 A JPH06209734 A JP H06209734A
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JP
Japan
Prior art keywords
burdock
dried
cup
instant
sauce
Prior art date
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Pending
Application number
JP5026073A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Kira
春雄 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIRA SHOKUHIN KK
Original Assignee
KIRA SHOKUHIN KK
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Publication date
Application filed by KIRA SHOKUHIN KK filed Critical KIRA SHOKUHIN KK
Priority to JP5026073A priority Critical patent/JPH06209734A/ja
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キンピラゴボウをカップの中で、手軽に、ま
た少量(一回の食事分)だけを玄人の調理人の味付け
で、かつサラダ感覚で賞味できる即席キンピラゴボウを
提供すること。 【構成】 棒状にカットされ、前処理後に乾燥された所
定量の乾燥ゴボウ小片3(素材)と、該ゴボウ小片3の
重量に対してそれぞれ所定の重量比で調理され、別の小
袋6に収容されるタレを、キンピラゴボウの材料として
まとめてカップ内に収容して調理用に供するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前調理された長期保存
用の乾燥ゴボウに係わり、特にキンピラゴボウをサラダ
感覚で賞味できるカップ詰めの即席キンピラゴボウに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴボウの調理は、厄介なものであ
り、泥付のゴボウを水洗いし、表皮を剥ぎ、さらに灰汁
抜きを行うといった手間が必要であり、現代人にはゴボ
ウ料理が敬遠されがちであった。
【0003】そこで、スーパー等の店先で、既に小片に
切断された前調理済のゴボウが、ビニール袋で包装さ
れ、または水浸けされて販売されたり、更には調理済み
のキンピラゴボウやゴボウのサラダまで販売されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴボウの特性
として、水分を含有したままの状態でゴボウが長時間放
置されると、ゴボウの持ち味である歯ごたえ、すなわ
ち、ゴボウ内の繊維が破壊されてしまうといった問題が
ある。
【0005】また、ゴボウ一本で作るキンピラゴボウの
量が多いため一回の食事で食べ切れず、残して捨てるこ
とになる問題もある。
【0006】このような理由で現代人がキンピラゴボウ
の調理を敬遠するあまり、キンピラゴボウの調理経験が
乏しく味付けがうまくいかなくなり、さらに敬遠される
傾向にある。
【0007】本発明は、キンピラゴボウをカップの中で
手軽に、また少量(一回もしくは一人分の食事分)だけ
をサラダ感覚で賞味できる即席キンピラゴボウを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の即席キンピラゴ
ボウは、棒状にカットされ、前処理後に乾燥された所定
量の乾燥ゴボウ小片(素材)と、該ゴボウ小片の重量に
対してそれぞれ所定の重量比で調整され、小袋に収容さ
れるタレを、キンピラゴボウの材料としてまとめて開閉
可能な蓋を有するカップ内に収容し、湯戻しによって乾
燥ゴボウ小片の乾燥を解き、前記タレとともにサラダ感
覚でカップのまま食に供するようにしたことを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】カップ内に素材のみ残し、熱湯を注ぎ、乾燥ゴ
ボウを湯戻しした後、湯を捨ててタレと混ぜ合わせるこ
とにより、サラダ感覚のキンピラゴボウが出来上る。
【0010】このように所定の量の乾燥ゴボウ小片(素
材)とタレとがカップ内に収容されているので、キンピ
ラゴボウの作り過ぎがない。また、タレは素材と混ざら
ないように別々に袋で分れており、素材であるゴボウ小
片は乾燥済みのため、長期保存後であっても、調理後の
歯ごたえ、歯ざわりは、素材本来の状態として再現され
ることになる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面とともに説明する。
【0012】図1には、本発明に係わる即席キンピラゴ
ボウ1が示されており、所定の保温性を有する合成樹脂
製のカップ2内には乾燥ゴボウ小片3が収容されてい
る。このカップ2は開閉可能な蓋4を有しており、蓋4
の周縁には対角線上に複数個の孔5が穿設されている。
この実施例の場合、乾燥ゴボウ小片3は、約20gであ
り、乾燥ゴボウ3の他に適当に乾燥人参を素材として約
2割程度混ぜ合せ、約20gとしてもよい。このように
乾燥ゴボウに乾燥人参を混入すると、キンピラゴボウの
味が向上する。
【0013】次に図示しないが、乾燥ゴボウが出来るま
での全工程を順に説明する。
【0014】表皮の剥がれた剥きゴボウが、自動カッタ
ーにかけられることにより、略3.5mm×3.5mm
×80mmの大きさのゴボウ小片にカットされ、メッシ
ュ篭に落下投入される。
【0015】次に、メッシュ篭内に留められた多数のゴ
ボウ小片が、水を張った水槽内に漬け込まれ、約3分程
度のさらしが行われた後、引き上げられる。この処理は
ゴボウの本来の風味を逃がさないで残すために非常に重
要な工程である。
【0016】さらし処理後、ゴボウ小片はメッシュ篭の
まま、ボイル機に投入される。
【0017】このボイル処理は、ゴボウの除菌のために
行われるものであり、90℃以下で行うことにより、栄
養素が破壊されずに保たれることになる。
【0018】パンチング篭に投下され、蓄積されたゴボ
ウは、糖液槽に漬け込まれる。糖液槽内には、糖度略1
0度〜20度の糖液が張られており、この中に約10分
程度漬け込まれ、引き上げられる。
【0019】その結果、ゴボウ内の水分と糖液の浸透圧
の関係で、適度な糖分がゴボウ内に染み込むことにな
り、料理者が乾燥後のゴボウを熱湯で戻す場合、戻りが
速く、また風味が格段に向上する。
【0020】次にパンチングプレート上に、万遍なく敷
きつめられたゴボウは、水分が約40〜60%になるま
で乾燥され、次にやや低めの温度の熱風で仕上げ乾燥さ
れ、乾燥ゴボウ小片が出来上がる。
【0021】このカップ2内には、さらに別々に小袋
6、7、8に分けられたタレ11、唐辛子12、そして
ゴマ13が、素材としての乾燥ゴボウ小片3と混入する
ことなく収容されている。
【0022】ここで一カップ内に収容される乾燥ゴボウ
小片3の重量は、乾燥状態で前述したように約20gで
あるが、15g〜25gの範囲内が一回の食事分として
適当な量である。
【0023】さらに一カップ内に収容される醤油ベース
のタレ11は、30g〜50gの範囲内が最適である。
すなわち、重量比として、素材1に対してタレが1.5
〜2.5が最適な範囲となる。
【0024】また、一袋内に収容されるゴマ13の量
は、1gがキンピラゴボウの味の向上に最適であること
が試験的に判明している。
【0025】そして、一袋内に収容される唐辛子は、
0.3gが最適であり、料理人は唐辛子12を好みに応
じて使用できるし、唐辛子の入れ過ぎを防止できる。
【0026】図1で示したキンピラゴボウ1の料理手順
を図2〜図7に基づいて説明する。
【0027】初めにカップ2上の開閉可能な蓋4を外
し、カップ2内に収容されているタレの小袋6と、唐辛
子の小袋7、そしてゴマの小袋8を取出し、カップ2内
には素材である乾燥ゴボウ小片3のみを残す。
【0028】次に、ケトル9内の熱湯10をカップ2内
に注ぎ、乾燥ゴボウ小片3を熱湯内に漬ける。その後、
カップ2に蓋4を被せ、図3のように約5〜10分間放
置する。
【0029】この放置により、乾燥ゴボウ小片3の乾燥
状態が解かれ、言い換えると、乾燥ゴボウ小片3のもど
りが完了する。
【0030】図4に示すようにカップ2を傾けて下方の
孔5から熱湯を放出させる。この際上方の孔5は空気供
給孔として機能する。
【0031】充分に湯切りした後、図5に示すように蓋
4を開放し、前に取出した小袋6と小袋7に封入された
タレ11と唐辛子12とをカップ2内に入れ、図6に示
すように、はし14でゴボウ小片3にタレ11が万遍な
く付くまで掻き混ぜる。
【0032】次に、図7に示すように、前に取出した小
袋8に封入されたゴマ13を降り掛けることによって即
席キンピラゴボウがカップ内に出来上る。
【0033】このキンピラゴボウは、カップ2を皿代わ
りに使用でき、またカップはディスポーザブルで極めて
手軽にキンピラゴボウを食べることができる。
【0034】また、この発明は、キンピラゴボウを油で
いためて食べるという常識を覆し、油を使わずサラダ感
覚で食べる新しいタイプのヘルシーなキンピラゴボウを
提供することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0036】a.所定の量の乾燥ゴボウ小片(素材)と
タレとがカップ内に収容されているので、キンピラゴボ
ウの作り過ぎがない。
【0037】b.タレは素材と混ざらないように別々に
袋で分れており、素材であるゴボウ小片は乾燥済みのた
め、長期保存後であっても調理後の歯ごたえ、歯ざわり
は、素材本来の状態として再現される。
【0038】c.カップを皿代わりにでき、ディスポー
ザブルで極めて手軽にキンピラゴボウを食べることがで
きる。
【0039】d.油を使わずサラダ感覚で食べる新しい
タイプのヘルシーなキンピラゴボウを提供できる。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である即席キンピラゴボウの一
部破断斜視図である。
【図2】図1の即席キンピラゴボウの調理手順斜視図で
ある。
【図3】図1の即席キンピラゴボウの調理手順斜視図で
ある。
【図4】図1の即席キンピラゴボウの調理手順斜視図で
ある。
【図5】図1の即席キンピラゴボウの調理手順斜視図で
ある。
【図6】図1の即席キンピラゴボウの調理手順斜視図で
ある。
【図7】図1の即席キンピラゴボウの調理手順傾斜図で
ある。
【符号の説明】
1 即席キンピラゴボウ 2 カップ 3 ゴボウ小片 4 蓋 5 孔 6 小袋 7 小袋 8 小袋 9 ケトル 10 熱湯 11 タレ 12 唐辛子 13 ゴマ 14 はし

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状にカットされ、前処理後に乾燥され
    た所定量の乾燥ゴボウ小片(素材)と、該ゴボウ小片の
    重量に対してそれぞれ所定の重量比で調整され、小袋に
    収容されるタレとを、キンプラゴボウの材料としてまと
    めて開閉可能な蓋を有するカップ内に収容し、湯戻しに
    よって乾燥ゴボウ小片の乾燥を解き、前記タレとともに
    サラダ感覚でカップのまま食に供するようにした即席キ
    ンピラゴボウ。
  2. 【請求項2】 乾燥ゴボウ小片に乾燥人参を所定量混合
    して素材とした請求項1に記載の即席キンピラゴボウ。
  3. 【請求項3】 一カップ内に収容される乾燥ゴボウ小片
    と乾燥人参との総計重量が、15g〜25gである請求
    項1または2に記載の即席キンピラゴボウ。
  4. 【請求項4】 タレの他に調味料として、それぞれに小
    袋に収容された唐辛子とゴマをカップ内に収容するよう
    にした請求項1または2に記載の即席キンピラゴボウ。
  5. 【請求項5】 タレが、醤油ベースである請求項1ない
    し4のいずれかに記載の即席キンピラゴボウ。
  6. 【請求項6】 タレが、マヨネーズベースである請求項
    1ないし4のいずれかに記載の即席キンピラゴボウ。
JP5026073A 1993-01-21 1993-01-21 即席キンピラゴボウ Pending JPH06209734A (ja)

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