JPS63303021A - Cu−Nb粉末冶金成形体 - Google Patents

Cu−Nb粉末冶金成形体

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JPS63303021A
JPS63303021A JP13952587A JP13952587A JPS63303021A JP S63303021 A JPS63303021 A JP S63303021A JP 13952587 A JP13952587 A JP 13952587A JP 13952587 A JP13952587 A JP 13952587A JP S63303021 A JPS63303021 A JP S63303021A
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JP
Japan
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powder metallurgy
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superconducting
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JP13952587A
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English (en)
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Takayuki Miyatake
宮武 孝之
Rikuro Ogawa
小川 陸郎
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、Nb、Sn系超電導材の原料素材となるCu
−Nb粉末冶金成形体に関し、詳細には塑性加工性が良
好で且つ優れた超電導特性を与えるCu−Nb粉末冶金
成形体に関するものである。
[従来の技術] A−15型化合物系超電導線材の1つであるN1gSn
系超電導線材は、高磁場の下で大きな臨界電流密度を有
することから高磁界発生超電導マグネット用線材として
注目を集めている。
Nb3Sn系超電導線材は、従来上としてブロンズ法で
製造されていたが、この方法は工程が煩雑な上に歪によ
る超電導特性の劣化が著しい等の欠点を有する。そこで
これらの欠点を克服する線材として、Cuマトリックス
中に極細超電導繊維が不連続に分散した、所謂In−5
itu超電導線材が開発され、ブロンズ法を峻ぐ超電導
特性を得ることに成功している。
In−5itu法によるNb、Sn超電導線材の基本的
製造方法を説明すると、Nb含有量が10〜50%とな
る様に調製されたCu−Nb原料を、真空あるいは不活
性ガス中で溶解鋳造し、Cu−Nbインゴットを製造す
る。このCu−Nbインゴットは、NbがCuマトリッ
クス中に殆んど固溶しない為、Cuマトリックス中に樹
脂状にNbデンドライト結晶が析出した金属組織を呈す
る。
次にCu−Nbインゴットを減面加工して長尺線材化す
ると、Nbデンドライト結晶が引き伸ばされ、Cuマト
リックス中に繊維状デンドライト結晶が不連続に分散さ
れた構造となる。次いで長尺線材の表面にSnめっ籾を
施した後、500〜750℃の温度で熱処理すると、S
nはCu中に拡散してNbと反応し、Nb、Sn系超電
導化合物が形成される。
しかるにIn−5itu法では、Cu−Nbインゴット
中におけるNbデンドライト結晶の形状及び大きさが溶
解鋳造時の冷却速度に敏感に左右され、インゴトの長さ
方向並びに半径方向にみて結晶の形状及び大きさが不均
一になり易い、モしてCu−Nbインゴット中のNbデ
ンドライト組織の分布が不均一であると最終的にはNb
3Sn系超電導化合物の分布も不均一となり、ひいては
超電導特性[臨界電流密度(Jc)特性]の均一性が失
われる。
一方上述の様なCu−Nbインゴット金属組織の不均一
性を解決する方法としてCu粉末とNb粉末を粉末冶金
の手法により成形する方法がある。この方法では、まず
Cu粉末とNb粉末を配合し、圧縮成形した後、焼成し
てCu−Nb粉末冶金成形体を製造する。得られた成形
体は、Nbが均一分散された焼結体であり、これを減面
加工に付して長尺線材化し、表面にSnをめフきした後
熱処理すると、SnがCu中に拡散してNb、Sn系超
電導化合物が生成する。この方法によれば原料粉末の粒
径の調整並びに粉末の混合を十分に行なうことによりほ
ぼ均一な組織のCu−Nb粉末冶金成形体を得ることが
できる。
しかるにCu−Nb粉末冶金成形体は、溶製材に比べて
塑性加工性が悪く、成形体を長尺線材化する際に割れが
発生することがしばしば経験された。またNbが均一分
散されているので超電導化合物の分布も均一となり、良
好な超電導特性が得られるはずであったが、実際問題と
しては特性面にばらつきがあり、所望の安定した超電導
特性が得られないという問題があった。
[発明が解決しよ・)とする問題点] 本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
、塑性加工性が良好で且つ優れた超電導特性を与える様
なCu−Nb粉末冶金成形体を提供することを目的とす
るものである。特に前記説明から明らかな様に溶製材で
は均質なNb分布組織を得ることができないので、たと
え塑製加工性が良好でも超電導特性の均一性を得ること
は理論的に困難であることから、基本的には粉末冶金成
形体を採用し、その長所である組織の均質性を生かしつ
つ、塑性加工性の改善を進めた結果完成するに至ったの
が本発明である。
[問題点を解決する為の手段] しかして上記目的を達成した本発明は、Cu母材中にN
b粒子が分散したCu−Nb粉末冶金成形体であって、
Nb含有量が10〜50%(重量%の意味、以下同じ)
であると共に、0含有量が次式を満足する点に要旨を有
するものである。
[o]≦xs[Nb]  ”−(1) 但し[O]は0含有量をppm単位で表わしたときの無
名数 [Nb]はNb含有量を%単位で表わしたときの無名数 [作用] Cu−Nb粉末冶金成形体における塑性加工性阻害要因
について種々検討を重ねた結果、その原因がNb酸化物
の存在にあることを究明した。即ちNbは活性な金属で
あり酸素に汚染され易いことから、市販されているNb
原料粉末は一般に表面の酸化が進んでおり、酸素含有量
は1000〜SOOOppmにも達している。そしてこ
の様にNb原料粉末をそのままCu粉末に混合し、成形
・焼結して成形体を成形すると、Cu基中に分散するN
b粒子に酸素が固溶してNb粒子の硬度が大幅に上昇す
る。その結果該成形体を減面加工する際、Nb粒子が塑
性変形しにくい為にNb粒子を起点とする応力集中が生
じて割れをひき起こす。
特にNb粒子の硬化は500℃以上の熱間加工を行なう
時に顕著となる。
また酸素の固溶によって硬化したNb粒子を分散せしめ
たCu−Nb粉末冶金成形体では、たとえ最終形状ので
加工が達成されても、Snめっき後の熱処理においてS
nとNb粒子の反応性が低下してNb、Snの生成量及
び特性が低下し、所望の超電導特性を得ることができな
い。
本発明者等はこうした事情に着目し、更に検討を重ねた
結果、前記構成に示される本発明を完成するに至った。
以下本発明の作用を研、究の経緯に沿って説明する。
前記考察に従えばNb粒子中に酸素が固溶して硬化する
と塑性加工性が悪化し割れ等が発生することから、まず
種々の組成のCu−Nb粉末冶金成形体を作成してNb
粒子のビッカース硬度を夫々測定した後、常法に従い該
成形体を伸線加工し、Nb粒子硬度と伸線加工性の関係
を調べた。
尚伸線加工前のCu−Nb粉末冶金成形体について硬度
測定と同時にNb含有量及び0含有量の測定を行なった
。その結果Nb粒子硬度と伸線加工性との間には硬度が
一定値を超えると伸線加工性が急激に低下するという関
係が認められ、前記考察が正しいことを確認することが
できた。
次いで伸線加工によりて得られた線材を常法に従い、S
nめっきした後熱処理して超電導線材を得、その臨界電
流Icを測定したところ、前記硬度と臨界電流1cの間
に相間々関係が認められ、硬度が一定値を超えるとIc
が大幅に低下することが分かった。これらの結果から硬
度を一定値以下となる様にCu−Nb粉末冶金成形体を
調製すれば、優れた塑性加工性、並びに臨界電流値Ic
を与えるCu−Nb粉末冶金成形体の得られることが確
認された。そこで硬度を一定値以下とする具体的構成に
ついて検討した結果、Cu−Nb粉末冶金成形体の硬度
とO含有量及びNb含有量の間は相間々関係認められ、
0含有量が前記(1)式を満足すれば硬度を所望の値以
下にすることができ、優れた塑性加工性及び超電導特性
を与えるCu−Nb粉末冶金成形体を得ることが分かフ
な。
即ち本発明においては優れた塑性加工性及び超電導特性
を得る為に、[Oコを[Nb]の15倍以下とする必要
があり、[O]が[N b]の15倍を超えるとNb粒
子の硬度が高くなり過ぎて塑性加工性が悪化し、又超電
導特性も満足する値が得られない、又Nb含有量は必要
量の超電導物質(Nb3 Sn)を確保して良好な超電
導特性を得る為に10%以上とする必要がある。しかし
Nb含有量が50%を超えると、超電導特性が40%N
b含有量とほとんど変わらないにもかかわらず、加工が
著しく困難となる。
[実施例] 105〜149μmのNbH粉末と種々の粒度の球状C
u粉末をCu−10〜45重量%Nbの組成となるよう
に配合し、V型混合器で15分間の混合を行なフた。得
られた混合粉末を、10.5”x 1.Ot(mm)の
脱気バイブを設けたHIPカプセル[50すx 60 
’ x 2.5t(mm)]にタップ密度で充。
填した。
これを油拡散ポンプで排気しながら850℃に加熱した
ところ加熱途中よりH2が発生し、3時間経過後、加熱
前の真空度10−’torrに戻った。本カプセルを真
空封入し、HIPfi埋(600℃×1500にgf/
cm’ x 2hr)により加圧焼結を行ない、36す
x40’(av+)のCu−Nb超電導部材を得た。
得られたCu−Nb部材中のNb粒子のビッカース硬度
(荷!!50g)を測定した結果を第1表に示す、第1
表の結果をNb含有量[Nb]  (重量%)と酸素濃
度[O]  (ppm)についてまとめると第1図によ
うになる。また図中の各点には、Nb粒子のビッカース
硬度Hv (kg/nu11’)を付記した。尚第1図
において斜線で区画した部分が本発明の範囲である。
Cu−Nb部材中の【O]は、種々の[O]をもつCu
粉末を使用することによって刺整した。
即ちCu粉末が粗粒になれば[O]が低くなり、また一
部はCu粉末をH2還元することにより、さらに低くし
て使用した。
第  1  表 第1表の試料のうち試料No、4.5,6,7゜8.9
.10を外径42mmX内径361nIIlのCu管に
挿入後、真空封入して押出ビレットとし、600℃の熱
間静水圧押出により8す(I!1IB)まで減面後横ロ
ールで1.0 + (mm)まで加工した。続いて線引
きダイスにより0.25す(I11!I)まで伸線加工
を行ない、伸線加工性を評価した(結果を第1表に併記
した)。伸線加工性は0.25mmまで焼鈍なしで行な
えたものには◎を記し、その他については焼鈍の回数を
記した。得られた長尺線の長さはいずれも約1.1km
であった。この長尺線に約6〜9μmのSnをめっきし
、真空中で450℃x5hrの前段熱処理を行なった後
、700℃x60hrの拡散熱処理を行ない、Nb、S
n超電導線を得た。
本試料(No、4〜10)を8Tの磁場中で臨界電流1
cの測定を行なった結果を第1表に併記する。これをN
b粒子のビッカース硬度Hvと関連づけたものが第2図
である。本発明範囲内にある試料は、範囲外試料の2〜
4倍の値が得られていることがわかった。この超電導特
性の差の原因調査のために押出後のNb粒子のHv測測
定No。
9.10の試料について行なったところ、それぞれ21
0 kg/ll1m2. 161 kg/am2であり
熱間加工中にNo、8試料に[O]固溶が著しかったこ
とが推察された。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、本発明によれば塑
性加工性に優れ、かつ優れた超電導特性を有する超電導
線材を与えるCu−Nb粉末冶金成形体を確実に得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はCu−Nb粉末冶金成形体における酸素濃度及
びNb含有量とNb粒子硬度の関係を示すグラフ、第2
図はNb粒子硬度と臨界電流1cの関係を示すグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 Cu母材中にNb粒子が分散したCu−Nb粉末冶金成
    形体であって、Nb含有量が10〜50%(重量%の意
    味、以下同じ)であると共に、O含有量が次式を満足す
    ることを特徴とする超電導部材製造用Cu−Nb粉末冶
    金成形体。 [O]≦15[Nb]・・・(1) 但し[O]はO含有量をppm単位で表わしたときの無
    名数 [Nb]はNb含有量を%単位で表わしたときの無名数
JP13952587A 1987-06-03 1987-06-03 Cu−Nb粉末冶金成形体 Pending JPS63303021A (ja)

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