JPS63301512A - 複合機能素子及びその製造方法 - Google Patents

複合機能素子及びその製造方法

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JPS63301512A
JPS63301512A JP13685287A JP13685287A JPS63301512A JP S63301512 A JPS63301512 A JP S63301512A JP 13685287 A JP13685287 A JP 13685287A JP 13685287 A JP13685287 A JP 13685287A JP S63301512 A JPS63301512 A JP S63301512A
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Hiroshi Kishi
弘志 岸
Junichi Watanabe
淳一 渡辺
Kouichirou Tsujiku
都竹 浩一朗
Masabumi Tsukada
塚田 正文
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明はコンデンサとバリスタの双方の機能を備えた
複合機能素子とその製造方法に関する。
[従来の技術] この種の複合素子は、第2図で示す様に、半導体磁器1
の表面に複数の電極2を設けたものである。この複合素
子は、超小型モーターの雑音防止用として使用されてお
り、これまで6V以下という低いしきい(直電圧Vth
のもとでも非直線指数αが大きな低電圧用素子の開発が
望まれてきた。
例えは、その一つの手段として、第2図で示すように、
半導体磁器10表面にAg電極2を焼付けて、該電極2
に接する半導体磁器1の界層部分のみを酸化させた複合
機能素子が提案されている(特開昭60−16571号
)。この機能素子では、半導体磁器1のうち、上記Ag
電極2との界層部分に形成された酸化層3のみが電圧非
直線抵抗特性、即ちバリスタとしての特性を有し、その
他の部分は半導体磁器本来の性質を保持するため、低電
圧下でも大きな非直線指数αが得られる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、半導体磁器1の表層の一部にのみ高抵抗の酸化
層3が形成され、その間の非酸化層はこれより電気抵抗
が低いことから、電極2の間にパルス性の高電圧が印加
されたとき、酸化N3間の低抵抗部を通じて、これら電
極間に洩れ電流が通じる。また、半導体磁器1上に形成
されたAg電極は、該半導体磁器1に対して非オーミツ
ク性を有し、半導体磁器1との界面にバリア層を形成す
る。このバリア層の厚みは極めて薄く、かつその単位厚
み当りのエネルギーの耐量が小さいため、該バリア層は
電極2にリード線を半田付けする際に加えられる熱衝撃
や上記パルス性の高電圧によって容易に基環される。そ
して、このバリア層が硼壊されると、バリスタ電圧の低
下や電圧非直線指数αの低下等、その特性の低下を来す
この発明は、上記従来の問題点を解決することを目的と
するものである。
[問題を解決するための手段] 第1図に示す符号を引用しながら、この発明の構成につ
いて説明すると、第一の発明による複合機能素子は、半
導体磁器11の表層に、高抵抗を有する酸化層13を一
様に形成し、この表面に電極12を形成したものである
。また、第二の発明による上記複合素子の製造方法は、
半導体磁器11の表面に金属酸化物を塗布し、熱処理し
た後、該半導体磁器11の表面に電極12を形成する方
法である。
[作   用] この発明による複合機能素子では、半導体磁器11の表
層のみに酸化層13が形成され、これに囲まれた部分は
、半導体磁器としての性質をそのまま保持するため、低
い電圧のもとて電圧非直線特性、即ちバリスタ特性が得
られ、しかも大きな電圧非直線指数αが得られる。そし
て、半導体磁器110表層に一様に高抵抗を有する酸化
層13が形成され、この上に電極2が設けられているた
め、電極12間に瞬間的に高電圧が印加されたときでも
、低抵抗の部分から電流が洩れず、高い耐パルス性が得
られる。
さらに、半導体磁器11の半導体としての性質を有する
部分と電極12との間に酸化層13が介在されるため、
Ag電極等の非オーミツク電極を設けた場合でも、電極
12と半導体磁器11との間にバリア層が形成されない
[実 施 例コ 次に、この発明の実施例について具体的に説明する。
半導体磁器11には5ru−x+ CaxT i 03
の焼結体等を使用し、これを中心に貫通孔を有するリン
グ状に形成する。次に、この半導体磁器11の表面に金
属酸化物をペースト状にして塗布した後、熱処理する。
これによって、該半導体磁器110表面を一様に酸化し
、該磁器11の表層に高抵抗を有する酸化1’l13を
形成する。金属酸化物には■205、ZnO,PbO5
B203、F、e203、CuO5B 120a、Ge
O2、MnO2、Cr2O5等を使用し、これらの一種
以上の粉末を有機バインダーと共に混練し、ペースト状
としたものを半導体磁器11の表面に塗布する。この金
属酸化物ペーストの塗布量は、半導体磁器11の重量に
対し金属酸化物の重量に換算して0.05〜2.0%程
度とするのが適当である。また、これを塗布した後の熱
処理は、800〜1100℃程度の温度で行うのが適当
である。
次に、表層に酸化層13が形成された半導体磁器11の
表面に金属ペーストを塗布し、これを焼き付け、電極1
2を形成する。該電極12の材料には、Agの他、AI
、Ni、Zn等、オーミック電極材料を用いる。
次に、この発明の具体的な実施例とその比較例について
説明する。
(実施例1) 純度99%以上のSrCO3、CaCO3、TiO2を
所定の割合で計量し、これらをボールミルで10時間攪
拌し、乾燥し、粉砕した後、1200℃の温度で2時間
仮焼し、(S r e9s Caci、c+5)TiO
aの組成を有する磁器粉末を得た。次に上記(S r’
+a95c as、zs) T i 03に対して0゜
01モル%のNb2O5を混合し、ボールミルで15時
間攪拌した後、脱水し、乾燥し、粉砕した。
さらに、これにポリビニールアルコールを10重量%混
合して造粒し、約1500kg/cm2の圧力で直径1
0mm、内径8mm、肉厚0.6mmのリング状に加圧
成形した。次に、このリング状成形体をN2(95%)
 、H2(5%)の還元雰囲気中において約1400℃
の温度で約3時間焼成することにより、粒径約40um
程度の磁器粒子からなるリング状の半導体磁器11を得
た。
PbOが40重量部、CuOが60重量部、有機バイン
ダーが20重量部からなる金属酸化物ペーストを調整し
、これを半導体磁器11に対して2重量%塗布し、乾燥
させた。その後950℃で30分間熱処理し、半導体磁
器11の表層の粒界のみを酸化処理した。
Ag粉末100重量部に対して、PbO−B2O3−5
iO2系力ラスフリツト10重量部、有機バインダー2
0重量部からなる導電ペーストを調整し、これを半導体
磁器11の片方の主面に塗布し、これを850℃の温度
を30分間加えて焼き付けた。
これにより、上記半導体磁器11の片方の主面に等角度
間隔で3つに分割されたAg電極を形成し、第一の発明
による複合機能素子を構成した。
上記素子の3つの電極の間でバリスタ電圧のしきい値V
th (V) 、非直線指数α、バリスタ電圧の耐パル
ス特性PE+c+(%)を測定した。
なお、バリスタ電圧のしき値Vthとは、第3図に示す
バリスタのV−I曲線において、バリスタ特性を示す範
囲の最低電圧値をいう。また、非直線指数αは、次式に
より求めた。ここでEl3はバリスタ電流I+la=1
0mAのときのバリスタ電圧、Elはバリスタ電流■+
=1mAのときのバリスタ電圧である。
さらに、耐パルス特性PEI[+については、第4図で
示す回路を用い、コンデンサCに充電した100Vのパ
ルス電圧を複合素子Sに10回繰り返して放電、印加し
、その前後のバリスタ電圧の変化率で示した。
これらの結果を表1に示す。
(実施例2) Bi203が30重量部、MnOが20重量部、■20
5が20重量部、有機バインダーが20重量部からなる
金属酸化物ペーストを用い、これに半導体磁器11を浸
漬して、乾燥後1000℃の温度で熱処理したこと、電
極を形成する金属材料にZnを用い、このペーストを5
00℃の温度で焼き付けたこと以外は、上記実施例1と
同じ方法と条件で複合機能素子を作った。
また、この素子について上記実施例1と同様の試験を行
い、その結果を表1に示した。
(実施例3) Zn電極に代えて、無電解メッキ法によりN1電極を形
成したこと以外は、上記実施例2と同じ方法と条件で複
合機能素子を作った。
また、この素子について上記実施例1と同様の試験を行
い、その結果を表1に示した。
(比較例) 金属酸化物ペーストの塗布と焼き付けを行わず、それ以
外は、上記実施例1と同じ方法と条件で複合機能素子を
作った。
また、この素子について上記実施例1と同様の試験を行
い、その結果を表1に示した。
表   1 上記の結果から明らかな通り、実施例1〜3では、比較
例に比べて、バリスタ電圧のしきい1直■thが低く、
電圧非直線指数αが大きく、しかも耐パルス性に優れた
複合機能素子が得られた。
[発明の効果] 以上説明した通り、この発明の複合機能素子とその製造
方法によれは、バリスタ電圧のしきい値Vthが低く、
電圧非直線指数αが大きく、従って低電圧下においても
、電圧非直線指数αが大きい複合機能素子が得られる。
しかも耐パルス性にも優れる複合機能素子が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の複合機能素子の構造概念を示す半断
面斜視図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図は複合
機能素子の従来例の構造概念を示す半断面斜視図、第4
図は第3図のB部拡大図、第5図は上記複合機能素子の
バリスタ特性の一例を示すグラフ、第6図はこの発明の
実施例における複合機能素子の耐パルス特性試験を実施
した回路を示す結線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体磁器11の表面に電極12を形成したコン
    デンサとバリスタの機能を有する複合機能素子に於て、
    半導体磁器11の表層に、高抵抗を有する酸化層13を
    一様に形成してなることを特徴とする複合機能素子。
  2. (2)半導体磁器11の表面に電極12を形成したコン
    デンサとバリスタの機能を有する複合素子を製造する方
    法に於て、半導体磁器11の表面に金属酸化物を塗布し
    、熱処理した後、該半導体磁器11の表面に電極12を
    形成することを特徴とする複合機能素子の製造方法。
JP13685287A 1987-05-30 1987-05-30 複合機能素子及びその製造方法 Granted JPS63301512A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727001A (en) * 1980-07-25 1982-02-13 Tdk Electronics Co Ltd Voltage nonlinear resistance element
JPS5814517A (ja) * 1981-07-17 1983-01-27 松下電器産業株式会社 複合機能素子組成物
JPS60165710A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 株式会社村田製作所 多機能素子

Patent Citations (3)

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JPS60165710A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 株式会社村田製作所 多機能素子

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