JPS63299190A - 印刷配線板の接続構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、フレキシブル配線板の端部に形成された端
子部導体を硬質印刷配線板の回路パターンに形成された
接続端子部に互いに交差させてハンダ付け接続させる際
に用いられる接続構造に関する。

従来の技術 フレキシブル配線板（以下、ＦＰＣという）の端部に形
成された端子部の導体を硬質印刷配線板（以下、単に印
刷配線板という）に形成された回路パターンの接続端子
部にハンダ付け接合させる場合、従来、第４図に示すよ
うに、印刷配線板１０の裏面に形成された回路パターン
１１の一端に接続端子部１１０を設け、この端子部１１
０のハンダレジストを除去して導電箔を露出せしめ、パ
ターン１１のランド１１２を形成する。さらに、接続端
子部１１０のランド１１２・・・に連接してスリット孔
形状の長孔１２を形成し、この長孔１２を通してＦＰＣ
２０の端部に形成された端子部２００を印刷配線板１０
のパターン面側へ突出させ、その導体パターン２０１・
・・をパターン１１・・・の各ランド１１２−φφに接
触させ、ハンダ付け接合するようにしていた。このハン
ダ付け時に形成されるハンダフィレットの形状は、ハン
ダ付け面における裾野の広がりが大きく、滑らかであり
、かつ無理なく滑らかに盛り上がっていることが必要で
あり、ハンダ付け後におけるクリープ強度、破断強度を
最も向上させることができるとされている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第４図に示す従来の接続構造は、単にパ
ターンの幅を広げただけのものであったので、ハンダ付
け時にハンダが無理な形で付着固化することとなり、ハ
ンダ付け面に対して滑らかなハンダＡの裾野の広がりが
得られず、かつ、きれいに盛り上がらせることができず
、第５図に示すように、イモハンダ付け、いわゆるイモ
付けとなることが多発していた。その結果、良好なノ１
ンダフィレットの形状が得られず、ハンダ付け性が悪く
なり、ハンダ付けによる接合強度が低下する問題があっ
た。

この発明は以上の点に鑑み提案されたもので、ＦＰＣの
パターンと印刷配線板のパターンとのハンダ付け時に良
好なハンダフィレットの形状が得られるようにし、ハン
ダ付け性を向上させることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、この発明は、印刷配線板
の回路パターンの接続端子部にＦＰＣの端子部導体を交
差させてハンダ付け接続する接続構造において、ハンダ
付け時に底辺となる一方の端子部のパターン形状を略半
円形状に形成すると共に、交差して立上がる他方の端子
部のパターン形状を相対する二辺が内側に湾曲する裾広
がり杖の略三角形状に形成した。

作　　用 ＦＰＣを印刷配線板に接続させるにあたり、ＦＰＣの端
子部を印刷配線板に形成された長孔または切欠部等を通
してパターン面側へ突出させると、ＦＰＣの端子部の導
体パターンが印刷配線板の回路パターンに形成した端子
部のランドに位置合せされ、両者が交差した状態で仮接
合される。その後、両者のパターンをハンダ付けすると
、ハンダがその表面張力により一方側の略半円形のパタ
ーン形状に倣って付着接合すると同時に、他方側の裾広
がり状の略三角形のパターン形状に倣って付着接合し、
−刃側のパターンの略半円形状に沿ったきれいな裾野を
有する半円錐形状に滑らかに“盛上がった形状で付着接
合する。したがって、ハンダフィレットは裾の広がりが
滑らかに略半円形状に広がった形になる。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図、第２図は本発明に係るＦＰＣと印刷配線板との
接続構造を示すもので、印刷配線板１０の裏面所定位置
にＦＰＣが接続される銅箔より成る回路パターン１１・
・・が形成されている。回路パターン１１・・・の一端
部には、ＦＰＣ２０の端子部２００に設けた導体パター
ン２０１が接続される端子部１１０が形成されている。

端子部１１０には、回路パターン１１・拳・の端部の銅
箔を露出せしめて略半円形状のランド１１１・・・が形
成されている。ランド１１１は、回路パターン１１の端
部で、基部から先端方向に略半円形状に拡開して形成さ
れている。端子部１１０のランド１１１・・拳の端縁に
連接してスリット孔形状の長孔１２が表裏に貫通形成さ
れている。長孔１２は、パターン１１・・・の延出方向
と直交している。

一方、印刷配線板１０に接続されるＦＰＣ２０の端部に
は、端子部１１０に接続される端子ＷＪ２００が導電箔
を露出せしめて形成されている。

端子部２００の導体２０１・・・は、フィルムシートを
除去して露出されている。導体パターン２０１・・・は
、印刷配線板１０の回路パターン１１・・・に対応して
ＦＰＣの幅方向に所定ピッチで形成されている。この導
体パターン２０１・・・のフィルムシート２１で覆われ
た端子部２００と連なる部分は、幅狭の基部側から先端
方向に略半円形状に拡がった形状になっている。これよ
り先端の端子部２００では、導体パターン２０１・・・
は、基部側が幅広で、相対する二辺が内側に湾曲縮小し
た略二等辺三角形状に形成されている。すなわち、端子
部２００における導体パターン２０１の形状は、基部側
が幅広で、相対する二辺が先端方向へ内側に湾曲縮小し
て幅狭となった略二等辺三角形状に形成されている。そ
して、端子部２００における導体パターン２０１の裾広
がり状となった基部の幅は、印刷配線板１０のパターン
エ１のランド１１１の長孔２１（！−接する端縁部の長
さに略等しくなっている。

以上の構成において、ＦＰＣ２０の端子部２００を印刷
配線板１０のパターン１１・・・の端子部１１０に接続
させるにあたり、第２図に示すように、ＦＰＣ２０の端
子部２００を印刷配線板１０の長孔２１を通してパター
ン面側に突出させ、そのパターン１１・・・の端子部１
１０に位置合せすると、図に示す如く、印刷配線板１０
のパターン１１・・・の各ランド１１１・・・にＦＰＣ
２０の導体パターン２０１・・・が位置合せされて仮接
合される。これにより、ＦＰＣ２０の端子部２００が印
刷配線板１０の略直角に交わった状態で仮接続される。

次に、両者の端子部１１０と端子部２００との対応する
パターン・ランド１１１・・・と導体パターン２０１・
・・とをハンダ付けすると、ハンダ１００が、その表面
張力により、その裾野の部分で印刷配線板ｉ０の半円形
のランド形状に倣って略半円形状に滑らかに広がって付
着接合する。

同時に、ハンダ１００は、印刷配線板１０のパターン面
から立上がった状態にあるＦＰＣ２０の端子部２００の
パターン形状に倣って、下方が裾広がり状に拡がり、上
方が内側に湾曲縮小した形状で導体パターン２０１に付
着接合する。これにより、ハンダ１０Ｇは裾の部分でラ
ンド形状に倣って略半円形状に滑らかに拡がり、かつＦ
ＰＣ２０のパターン形状に倣って無理なくスムーズに盛
り上がり、２つのパターン間に略半円ｍ杖の良好な形で
付着接合される。したがって、ハンダフィレットの形状
は、裾の部分が滑らかに拡がった良好な形となる。

かくして、パターン１１拳争・のランド１１１嗜・會に
ＦＰＣ２０の導体バ９−７２０１　＊・・がハンダ付け
接続されると、ＦＰＣ２０の端子部２００が印刷配線板
１０の端子部１１０に略直角で交差し、パターン面から
立上がった状態で接続される。

なお、ＦＰＣ２０と印刷配線板１０の互いに交差する角
度は直角だけに限らな、い。任意の交差角を取り得る。

さらに、ＦＰＣ２０の端子部２００に形成された導体パ
ターン２０１・・０の形状と、印刷配線板１０のパター
ン１１・・０のランド１１１・・・の形状とは、上記実
施例に対して逆の関係であっても良い。７例えば接続構
造上、ＦＰＣの端子部２００側がハンダ付け時に底辺と
なり、印刷配線板１０のパターン１１・・・の端子部１
１０がそれに対して交差して立上がるような場合には、
ＦＰＣ２０の導体パターン２０１・・・の端部を略半円
形状とし、これに対して印刷配線板１０の端子部のラン
ド形状を、上記ＦＰＣのパターン形状と同様に、基部が
裾広がり状で、相対する二辺が内側に湾曲縮小する略二
等辺三角形状に形成することもできる。

また、実施例では、一方のパターンのランドを半円形状
とし、他方のパターンを裾広がり状の山形状・略二等辺
三角形状に形成した例を示しであるが、本発明のパター
ン形状はそれのみに限定さるものではなく、一方のパタ
ーンランドの形状が半円形に近く、かつ、他方のパター
ン形状が裾広がり状の山形状であれば良い。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、ＦＰＣの端子部と
印刷配線板の回路パターンとの接続時に、ハンダが、そ
の表面張力により、裾が滑らかに拡がった略半円錐形状
でパターン形状に沿って無理なく付着接合するので、ハ
ンダフィレットの形状が裾が滑らかに広がった理想形に
近い良好なものとなり、ハンダ付け性が一段と向上する
。また、これによってハンダのクリープ強度や破断強度
が高くなり、ハンダの接合強度をより強くすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るＦＰＣと印刷配線板との接続構造
を示す分解斜視図、第２図は同じく接続構造を示す斜視
図、第３図はＦＰＣと印刷配線板との端子部のハンダ付
け状態を示す部分斜視図、第４図は従来の接続構造を示
す斜視図、第５図はそのハンダ付け状態を示す部分斜視
図である。 １０・・・硬質印刷配線板、 １１・・・回路パターン、 １１０・・・接続端子部、 ２０１１・・フレキシブル配線いた、 ２００・・・端子部、 ２０１・・・導体パターン、 １１１・・・ランド。 特許出願人　　　　日本電気ホームエレクトロ第１　聞 第３「：１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）硬質印刷配線板に形成された回路パターンの接続
   端子部にフレキシブル配線板の端子部導体を交差させて
   ハンダ付け接続させる接続構造において、ハンダ付け時
   に底辺となる一方の端子部のパターン形状を略半円形状
   に形成すると共に、交差して立上がる他方の端子部のパ
   ターン形状を相対する二辺が内側へ湾曲する裾広がり状
   の略三角形状に形成したことを特徴とする印刷配線板の
   接続構造。
2. （２）前記一方の端子部の略半円形状のパターン端縁部
   の長さと他方の端子部の略三角形状のパターンの底辺長
   さとが略合致するようにパターン形状が設定されたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の印刷配
   線板の接続構造。