JPS63296298A

JPS63296298A - 建物開口部における電磁波遮蔽用の導電性接続金具

Info

Publication number: JPS63296298A
Application number: JP451787A
Authority: JP
Inventors: Osamu Yoda; 修依田; Akihiro Kikuchi; 菊池　章裕; Tsutomu Mikami; 三上　力
Original assignee: Tokyu Construction Co Ltd
Current assignee: Tokyu Construction Co Ltd
Priority date: 1987-01-12
Filing date: 1987-01-12
Publication date: 1988-12-02
Anticipated expiration: 2011-12-04
Also published as: JP2559226B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、Ｓ造、ＳＲＣ造、ＲＣ造等の建物の窓、出入
口等の開口部に於ける電磁波遮蔽構造に関するものであ
る。

［従来技術とその問題点１一般に、オフィス、病院、学校、商店、工場、倉庫等の
建物の内外に於いては、トランシーバ−、テレメーター
、リモートコントローラー、コンピューターや通信端末
器等の各種の情報通信機器が使用されている。

しかるに、例えば外部電力線より伝播してくる雑音電波
や建物内のモーター等からの雑音電波が、変電装置や屋
内電力配線を介して建物内の上記情報通信機器に妨害を
与えたり、外部通信線によっても屋内通信配線を介して
上記情報通信機器に妨害を与える。

また、空調ダクトを介して外部の雑音電波が建物内に導
入され、上記情報通信機器に妨害を与える。

さらに、強力な電波源である移動無線局や固定無線局か
ら発射される電波ら情報通信機器に混信障害を与える。

以上の原因により、現在では電波を利用した高信頼の情
報伝達は不可能となっている。

一方、電波資源は限られたものであり、利用し得る電波
のチャンネル数は１０〜１００チャンネル程度と限られ
ている．従って、多数の情報通信機器を使用しようとす
れば各情報通信機器の間で混信障害が生じ、その結果、
同時に使用できる情報通信機器の数は限られたものとな
るので、他で使用中の電波はその使用が終了するまで待
たねばならない等の問題があり、電波の有効な活用がで
きない。

また、無線送信施設の内外に居る人間への影響について
は、先進諸国において日本のみが研究されておらず、何
ら法的規制も対策も執られていない。従って、人体は上
記無線送信施設からの電波により長期的に種々の生理的
影響を受けているものと考えられる。

以上のように、建物には内外の電磁波による障害がある
にも拘わらず、これらの対策を講じた一般的な建物はな
く、僅かに電波暗室と称される実験室などの特殊な用途
の建物に限られている。

従って、一般の建物を電磁波遮蔽構造とする場合、待に
窓や出入口等の開口部は機能上必要欠くべからざるもの
であり、壁等の躯体や窓・扉そのものを電磁波遮蔽構造
としても、それらの取合い部分から電磁波が漏れる恐れ
があって完全な電磁波遮蔽建物として機能できず、その
対策が要請されていた。

［発明の目的１本発明は、上記従来の上記要請に応えるためになされた
もので、その目的とするところは、電磁波遮蔽の目的で
作られた窓・扉等と電磁波遮蔽躯体を導電的に接続して
建物全体を電磁波遮蔽体として一体化させることができ
る建物開口部に於ける電磁波遮蔽構造を提供することに
ある。

［発明の構成］本発明の建物開口部に於ける電磁波遮蔽構造は、壁等の
躯体内に埋設した電磁波遮蔽用金網と、電磁波遮蔽性能
を有するサツシュ等の開口部建具とを、導電性接続金具
により接続したことを特徴とするものであり、また、上
記導電性接続金具を躯体の開口縁部に沿設したウェザ−
タイトに取り付けることを特徴とするものである。

［実施例１以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

図において、１は建物の躯体としてのコンクリート壁体
であって、その中に電磁波遮蔽用の金網２が埋設されて
いる。

３は窓等の開口部である。

上記コンクリート壁体１の開口縁部には、コンクリート
打設時の型枠を兼ねるウェザ−タイト４が沿設されてい
る。

５はサツシュであって、電磁波遮蔽材料により形成され
ており、ボルト６により上記ウェザ−タイト４に取り付
けられ、上記コンクリート壁体１に定着されている。

７は導電性接続金具であって、導電性材料から構成され
ている。

該導電性接続金具７はレールｇ７ａと、端子部７ｂから
構成されており、該レール部７ａは上記サツシュ５に取
り付けられ、導電的に接続されている。

また、上記導電性接続金具７の端子部７ｂは、上記金網
２に導電的に接続されている。該端子部７ｂは、工場製
作または現場にてレール部７ａに導電的に接続される。

上記ウェザ−タイト４には、上記端子部７ｂが挿通し得
る穴４ａが形成されていて、コンクリート打設前に、端
子部７ｂを穴４ａに挿設すると共に金網２に接合してお
く。

従って、上記金網２とサツシュ５は導電性接続金具７に
より導電的に接続されていて、一体的な電磁波遮蔽構造
となっている。

［発明の効果］（１）電磁波遮蔽の躯体に窓や出入口等の開口部を簡単
に設けることができ、しがも、その開口部は建築的性能
も十分発揮し得るので、例えば、オフィス、病院、学校
、商店、工場、倉庫等の建物でも、電磁波遮蔽建物とし
て容易に構築できるようになる。

（２）今まで雑音電波による妨害や、他の通信電波によ
る混信障害により情報伝達として信頼性に欠は実用化で
きなかった無線による各種情報機器による通信が実用可
能となる。

（３）限られたチャンネル数の電波資源に対して、建物
内を独立した部屋として複数に区画し、各々の部屋から
電波の洩れを無くすことができるので、同時に多数の情
報通信機器を使用することができ電波資源の有効活用が
可能となる。

（４）建物内の機器から発生した電磁波は建物外や室外
に出さないので、通信情報が漏洩し、他に盗聴されるこ
とを防止できる６（５）外部で発生した電波を建物や室内に入れないので
、放送局等の送信設備で働く人や放送局等の送信施設の
近くに居１ｔしたり働いている人を電波による生理的影
響から保護することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の建物開口部の電磁波遮蔽構造の断面図であ
る。１・・・コンクリート壁体、２・・・金網、３・・・開
口部、４・・・ウェザ−タイト、４ａ・・・穴、５・・
・サツシュ、６・・・ボルト、７・・・導電性接続金具
、７ａ・・・レール部、７１＋・・・端子部。手続補正書（方式）　　′ 昭和６３年７月Ｚ日特許庁長官　吉　１）文　毅　殿１、＄件の表示昭和年６２特許Ｕ第４５１７号２、発明の名称建物開口部に於ける電磁波遮蔽構造３、補正をする者事件との関係　　　特許出願人住　所　　東京都渋谷区渋谷−丁目１６番１４号名　称
　　　　　束急建設株式会社４、代理人昭和６３年６月２８日（発送日）６、補正の対象（１）明細書の「図面の簡単な説明」の欄（２）図　面 □、補正の内容（１）本願明細書の第７頁第１３行目の「図」の前に「
第１」を加入します。（２）本願添付図面に、別紙のように「第１図１の図番
号を付します。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）壁等の躯体内に埋設した電磁波遮蔽用金網と、電
磁波遮蔽性能を有するサッシュ等の開口部建具とを、導
電性接続金具により接続したことを特徴とする建物開口
部に於ける電磁波遮蔽構造。
（２）上記導電性接続金具を躯体の開口縁部に沿設した
ウェザータイトに取り付けることを特徴とする前記特許
請求の範囲第１項に記載の建物開口部に於ける電磁波遮
蔽構造。