JPH0699972B2 - 電磁シ−ルド・インテリジエントビル - Google Patents

電磁シ−ルド・インテリジエントビル

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JPH0699972B2
JPH0699972B2 JP60253162A JP25316285A JPH0699972B2 JP H0699972 B2 JPH0699972 B2 JP H0699972B2 JP 60253162 A JP60253162 A JP 60253162A JP 25316285 A JP25316285 A JP 25316285A JP H0699972 B2 JPH0699972 B2 JP H0699972B2
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JP
Japan
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electromagnetic shield
building
intelligent building
radio waves
coaxial cable
Prior art date
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JP60253162A
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JPS62112845A (ja
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仁 桜井
耕司 長田
吉治 矢花
善文 星田
素裕 越山
高橋  毅
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無線を利用したネットワーク・システムを採
用するのに好適な電磁シールド・インテリジェントビル
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にインテリジェントビルでは、複合電子交換機やコ
ンピュータ等の情報通信設備を共同利用し、ビル内や外
部との情報通信を行うが、情報に対する価値感の高ま
り、情報に対するニーズの多様化、個性化とともに、よ
り迅速で的確な情報の提供がこれからのビルにおける1
つの大きな課題となっている。インテリジェントビルに
おいてこのような課題に応えるものとして、光ファイバ
ー・ケーブルや同軸ケーブルを利用したデータハイウェ
イ方式による情報ネットワークが検討され、提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、光ファイバー・ケーブルや同軸ケーブルを利用
したデータハイウェイ方式では、光ファイバー・ケーブ
ルや同軸ケーブルをインテリジェントビル内の隅々(端
末機器)にまで張りめぐらさなければならず、工費及び
工期がケーブル敷設のためにそれだけ余分にかかること
になる。
電波を使えばケーブル敷設は必要としないが、この場
合、一方では、外部へノイズ電波を放出することから、
民間レベルでは実用上50GHzまでの周波数帯域を使えば
十分対応できても、3THzまでは電波法上の規制を受ける
ことになる。また他方では、外部からの電波や内部のテ
レビ中間周波、ワイヤレスマイクの電波等によりシステ
ムが誤動作するという問題が生じる。
本発明は、上記の考案に基づくものであって、広い周波
数帯域で任意の周波数の電波を使って情報通信ができる
電磁シールド・インテリジェントビルの提供を目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の電磁シールド・インテリジェントビ
ルは、電磁シールド部材を入れたコンクリートによりビ
ルの躯体を構成すると共に、該ビル内に漏洩同軸ケーブ
ルを張り、該漏洩同軸ケーブルを分岐器に接続して同軸
ケーブルに結合し通信設備間で電波を使って通信を行う
ように構成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の電磁シールド・インテリジェントビルでは、躯
体で電磁シールドして電波を遮断するので、広い周波数
帯域で任意の周波数の電波を使って情報通信を行っても
外へ電波が漏れることなく、また、外からの電波によっ
てビル内の通信設備が誤動作することもない。
〔実施例〕
以下、実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係る躯体に電磁シールドを施したイン
テリジェントビルの1実施例を説明するための図、第2
図は本発明に係るインテリジェントビルの躯体に対する
電磁シールドの1実施例を示す図、第3図は本発明に係
るインテリジェントビルの躯体に対する電磁シールドの
他の実施例を示す図、第4図は本発明に係るインテリジ
ェントビルの開口部に対する電磁シールドの例を説明す
るための図である。図中、1は躯体、2−1ないし2−
nはEPS(電気設備用パイプシャフト)、3は同軸ケー
ブル、4は分岐器、5は漏洩同軸ケーブル、6は接地
板、7はメッシュ入りコンクリート、8はメッシュ、9
はフェライト入りコンクリート、10はフェライト、11は
出入り口、12は回転扉、13は窓を示す。
第1図に示すインテリジェントビルは、各階に漏洩同軸
ケーブル5を張り、これを分岐器4に接続して同軸ケー
ブル3に結合して、電波を使うことによって各階に配設
された通信装置間でケーブルを敷設することなく通信を
行うようにし、そのため躯体1には、各通信装置からの
電波を外部に漏れないように第1図点線で示すように電
磁シールドを施すようにしたものである。なお、同軸ケ
ーブル3は、EPS2−1ないし2−nを通るテレビ共聴用
のものと共用することができる。このように電磁シール
ドを躯体1に施すことによって外部にノイズを放出する
ことがなくなるため、インテリジェントビル内では、電
波法上に規制を受ける周波数帯域の電波も自由に使える
ことになる。つまり、電波法上の規制を受けることな
く、経済的に有利な使いやすい任意の周波数帯域の電波
を使うことができる。
具体的な躯体の電磁シールドの方法としては、第2図に
示すようにメッシュ8を張ったメッシュ入りコンクリー
ト7を用いて躯体1を構成し、或いは、第3図に示すよ
うにフェライト10を混入したフェライト入りコンクリー
ト9を用いて躯体1を構成する。躯体をメッシュ入りコ
ンクリート7とする場合、外壁PC版工法、外壁型枠PC版
工法、メッシュ型枠工法等を活用することができる。一
般に通常の躯体では、減衰が20〜30dB程度であるが、上
記のように躯体をフェライト入りのコンクリート、或い
はメッシュ入りのコンクリートにすると、建物としての
対ノイズ除去を60dB程度まであげることができ、建物外
へのノイズの放出、建物外からの電波によるシステムへ
の影響を回避することができる。
また、躯体に電磁シールドしても、ビルには、第4図
(a)に示すように出入口11や窓13等のように躯体の開
口部があり、ここから電波が出入することになる。そこ
で、これら開口部に対しても当然電磁シールドを施す必
要がある。この対策として出入口では、例えば第4図
(b)に示すような回転扉方式、或いは第4図(c)に
示すような二重扉を用い第1扉から第2扉までの間で高
周波電波の直進性を利用してエネルギーを減衰させた
り、インターロック方式を用いてどちらかの扉が閉じる
方法とし、また、窓では、ガラス部分をメッシュ入りガ
ラスや省エネと兼用の導電性テープ等を用いればよい。
このようにすることによって、出入口を通して電波が出
入することを阻止することができ、インテリジェントビ
ル全体を電磁シールド構造とすることができる。
なお、躯体の開口部としては、その他にダクトがある
が、このダクトに対してはフィルタ部分に金属メッシュ
を使用することによって電磁シールドを行うことがで
き、また、隙間が生じるような部分については導電性ゴ
ムのようなパッキンや導電性刷毛などを用いることによ
って電磁シールドを行うことができるが、これらの部分
は適宜適当な方法により電磁シールドを行えばよい。
なお、本発明は、種々の変形が可能であり、上記実施例
に限定されるものではない。例えばメッシュ入りコンク
リートやフェライト入りコンクリートにより躯体を構成
する外、カーテンウオールの施工、導電性塗装など他の
電磁シールド手段を躯体に施してもよいことはいうまで
もない。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、躯体
に電磁シールドを施してインテリジェントビル内で任意
の周波数の電波を使った通信を行えるようにしたので、
広い周波数帯域を使って通信でき、通信回線を無限に増
やすことができる。また、通信ケーブルを敷設する必要
がないので、インテリジェントビルの建設が容易にな
り、建設コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る躯体に電磁シールドを施したイン
テリジェントビルの1実施例を説明するための図、第2
図は本発明に係るインテリジェントビルの躯体に対する
電磁シールドの1実施例を示す図、第3図は本発明に係
るインテリジェントビルの躯体に対する電磁シールドの
他の実施例を示す図、第4図は本発明に係るインテリジ
ェントビルの開口部に対する電磁シールドの例を説明す
るための図である。 1…躯体、2−1ないし2−n…EPS、3…同軸ケーブ
ル、4…分岐器、5…漏洩同軸ケーブル、6…接地板、
7…メッシュ入りコンクリート、8…メッシュ、9…フ
ェライト入りコンクリート、10…フェライト、11…出入
り口、12…回転扉、13…窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星田 善文 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 越山 素裕 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 高橋 毅 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−140011(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁シールド部材を入れたコンクリートに
    よりビルの躯体を構成すると共に、該ビル内に漏洩同軸
    ケーブルを張り、該漏洩同軸ケーブルを分岐器に接続し
    て同軸ケーブルに結合し通信設備間で電波を使って通信
    を行うように構成したことを特徴とする電磁シールド・
    インテリジェントビル。
JP60253162A 1985-11-12 1985-11-12 電磁シ−ルド・インテリジエントビル Expired - Lifetime JPH0699972B2 (ja)

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JP60253162A JPH0699972B2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12 電磁シ−ルド・インテリジエントビル

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JPS62112845A JPS62112845A (ja) 1987-05-23
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