JPS63294895A

JPS63294895A - 上糸供給制御方法

Info

Publication number: JPS63294895A
Application number: JP1738287A
Authority: JP
Inventors: 亨松原; 平川　庸太郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-01-29
Filing date: 1987-01-29
Publication date: 1988-12-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、特開昭６１−１５９９８５号公報に示される
ような、縫目形成に消費される上糸を天秤作用によらず
に１強制的に行なわれる上糸繰出装置により供給し、天
秤は単に布締め作用のみ行うようにしてなるミシンにお
ける上糸供給制御方法に関するものである。

［従来の技術］従来のミシンにおいては、縫目形成に必要とするｈ糸を
強制的上糸繰出装置により天秤側に供給する場合、その
］−系繰出は、例えばステップモータを用いて間欠的上
糸供給を行わせる方式が一般的であり、また、ミシン主
軸の回転や、ミシン主軸と同期回転するモータにより駆
動される繰出装置により行う方式も例えば特願昭５９−
２８０１３１号として出願されわれでいる。従って、こ
の種ミシンにおいては、ミシン自体を始めからそのよう
に設側するか、または、ミシン主軸と同期回転するモー
タを用いて上糸繰出作業を行わせるよう設計する必要が
あった。

また、特願昭６０−１１９５１７号で出願されているよ
うな主軸回転数と無関係に一定回転するモータを用いる
場合には、エンコーダ付ト糸繰出ローラを用いる必要が
あった。

［発明が解決しようとする問題点］本発明は１本願出願人が先に出願している特願昭６ｌ−
１３Ｈ）９０では高価なパルスモータを必要としたが、
この発明では安価なりＣサーボモータ等を利用できるよ
うにしたもので、上記のように始めより独特のミシンと
して設計する必要も、同期モータのような特別のモータ
を使う必要も、また、エンコーダ付モータを使用する必
要もなく、シかも正確な上糸供給を行うことができる安
価な上糸供給制御装置を得ようとするものである。

［問題点を解決するための手段］本発明は、ミシンの最高速度におけるｌ縫目に必要とす
るＥ糸量を供給可能とする回転数でミシン主軸の回転数
とは無関係に一定回転するモータ例えばＤＣサーボモー
タに、上糸押えローラを接触させたｈ糸繰出ローラを取
付け、ミシン主軸よりの天秤側へのＥ糸供給タイミング
信号により、電磁式上糸把持器を解放して上糸繰出ロー
ラにより天秤側への１−系供給を開始するとともに、パ
ルス信号発生器よりのパルスを計数する計数器を設けて
、その計数パルス分だけの期間、電磁式上糸把持器によ
る上糸把持を解放するようにして、天秤側への上糸供給
を行うようにしたものである。

［作用］ −１−記のように、ミシン主軸と無関係に一定回転する
モータ例えばＤＣサーボモータ付上糸繰出ローラにより
上糸を天秤側に供給するようにし、その供給量を電磁式
糸把持器の開放期間のパルス計数により規制するように
しであるので、エンコーダ付モータを必要とせず、装置
として単純安価なものとなり、しかも、電磁式糸把持器
の応答性が悪いものでも、繰出ローラが常に同一速度で
回転しているので、応答遅れがあってもそれに応じて常
に遅れて応答し、結局、ミシン主軸の回転が高速の場合
でも低速の場合でも一定量の上糸繰出を行わせることが
できる。

［実施例］第１図は本発明による上糸供給制御方法を用いたミシン
の斜視図、第２図は第１図に示す上糸供給制御装置の構
成を示す説明図、第３図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）は−Ｅ
糸供給制御状態を示す線図で、（ａ）は上糸送出し、　
（ｂ）（ｃ）はそれぞれミシンの高速、低速運転状態に
おける電磁式上糸把持器の作動線図、第４図は電磁式上
糸把持器の１例を示す断面図、第５図は本発明方法にお
ける制御ブロック図、である。

第１図は本発明による上糸供給制御装置を設けたミシン
Ａを示す斜視図で、第２図に示すように、縫針ｌ、天秤
２、光取バネ３．ガイド４．５．６゜ＤＣサーボモータ
により駆動されている糸繰出ローラ７とこれに対してバ
ネ８により押圧されたレバー９で支持された押えローラ
ｌＯ１電磁式上糸把持器１１．ペーステンション＠１２
、■−糸糸巻ｔ３が設けられており、また、ミシンＡ内
部には、プーリ１５を取付けた主軸１６に上糸供給タイ
ミング信号発生器１７（通常設けられている主軸位置検
知のためのエンコーダを利用できる）が設けられている
。なお、図中、１４は綴糸、Ｂは」−系供給制御装置部
分を示すもので、ペーステンション皿１２は必ずしもこ
の部分に含まれていなくてもよいものである。

このｈ糸供給タイミング信号発生器１７は、天秤による
布綿終了時期を検知するために用いられるもので、いわ
ゆる電子ミシンにおいて設けられている天秤位置検知器
を流用してもよいものである。

−１−系糸巻１３よりの上糸１４は、ペーステンション
ｌｌｌＬ１２により糸が乱れない程度の張力が与えられ
、不作動状態にある上糸供給側電磁式上糸把持器１１を
経て、　ＤＣザーボモータ付上糸繰出ローラ７と押えロ
ーラｌＯとに挟持されて天秤側に送り出されるようにな
っており、その繰出量制御は、電磁式上糸把持器１１に
よる上糸把持により上糸の走行を停止させ、糸繰出ロー
ラ７と上糸との滑り作用を起こさせ、糸繰出ローラ７は
回転し続けているが上糸供給は停止するというようにし
て行われる。

第４図は電磁式糸把持器７の構成を示す断面図で、磁石
２２を備えた円柱状ヨーク２３に滑合するコイルボビン
２４の上面に設けた摩擦板２５と、ヨーク２’、３１部
に設けられた帽状体２６の裏面との間で上糸１４を挟持
することにより、繰出ローラ７による上糸繰出しを停止
させるようになっており、その作動はコイルボビンに電
流を流すことにより殆ど慣性なく急速に行われる。なお
、本発明方法の実施に当っては、このように応答性のよ
いものでなく。

普通の電磁石式のものでもよい。また、常時はバネ力に
より上糸を把持させておき、上糸供給タイミング信号に
より電磁石に通電してバネ力による抑圧力を解放するよ
うにしてもよい。

次に本発明による。上糸供給制御装置の作動を第：３図
（＋ｊ）　（ｂ）　（Ｃ）に示す線図及び第５図に示す
制御ブロック図に従って説明する。

（ｂ）　（ｅ）図において、イは天秤による布綿作用に
より生じた上糸張力発生時期１口は天秤と死点時期、ハ
は上糸張力消滅時期を示し、（ａ）図に示すように、一
定回転しているＤＣサーボモータにより駆動されている
上糸繰出ローラ７による上糸繰出しは、Ｐ時点（ハと同
時か少し後れた時期）をミシン主軸に設けた主軸位置信
号発生器１７よりの信号により検出して上糸供給側の電
磁式糸把持器１１による」―糸把持を解除し、上糸繰出
ローラ７と押えローラ１【】間での挟持回転により一ヒ
糸繰出を行なわせ、同時に、パルス発振器２７のパルス
の積算をパルス割数器２９で開始させ、１縫目に必要と
する」二糸長さＱに相当するパルス数を検知とした時点
、即ち、１縫目の１−糸繰出完了時点Ｑ（二の時期であ
るが、イの直前のタイミングまで利用できる）に再び電
磁式、上糸把持器１１を作動させて第３図（ｂ）（ｃ）
においてＩＩＭで示す期間中上糸把持を行わせ。

、上糸繰出ローラ７による繰出作用を停止させ２１１Ｍ
″で示す期間中り糸に糸把持器による上糸把持を解放し
てｌ縫目に必要とする上糸量を上糸繰出ローラ７の回転
により繰出させる。

ところで、ミシンはその回転速度を変化できるようなっ
ているにもかかわらず、ＤＣサーボモータ２８は一定回
転数（例えば３７５ｒｐｍ）で回転させるよう構成され
ていて、同一時間内には同一量だけ上糸を繰出すように
なっているので、ミシンの高速、低速運転では、それぞ
れ（ｂ）図、（ｃ）図に示すように、Ｐ、Ｑの位置と天
秤曲線との相互関係が変化することになるが、（ａ）′
ｖＡのように、長さαの上糸繰出しは常にＰとＱの期間
１１Ｍ’にだけ行われることになり、ミシンの回５転速
度の変化とは無関係とされている。

勿論、このｌ縫目に必要とされる上糸量Ｑは計数！２９
のパルスのカウント数を変えることにより調整可能では
あるが、ミシンの高速運転に際しても、その１ｗｋ目に
必要とする最大必要量を天秤布綿作用による張力消滅時
期ハより次の張力発生時期イの間に供給できるよう構成
する必要がある。

本実施例においては、パルスとして０．４　ｓｅｃ／パ
ルス、上糸繰出ローラ７の径１２．７ｍ＋＊φ、ＤＣサ
ーボモータ回転数３７５ｒｐｍ（回転ムラ±０．５％）
、ｌ縫目上糸最大送り量４ｍｍ、として良好な結果が得
られた。勿論１縫目上糸最大繰出量は、上糸繰出ローラ
径、モータ回転数により適宜設計変更できる。

パルス数は０．４　ｓｅｃ／パルスで必要とする上糸繰
出制御を行うことができる。

［発明の効果］以上説明したように１本発明においては、ミシン主軸の
回転速度とは無関係に一定回転するモータ例えばＩＪＣ
サーボモータ（回転ムラ±０．５％であるので必要とす
る精度で上糸繰出制御が可能）で上糸繰出ローラを駆動
させ、そのパルス数によりタイミングを合わせて電磁式
上糸把持器の励磁、解除を行わせ、このパルス数を利用
して天秤側に送り出される１〕糸量を規制するようにし
たので、ｌ縫目に対する正確な定長の上糸の供給を簡単
な装置で行うことができる。

このように、主軸回転速度とは無関係に一定回転する繰
出ローラにより上糸が繰出されるので。

ミシン最高速度におけるｌ縫目に必要とする長さの供給
ができるようにしておけば、高速、低速に関係なくｌ縫
目に対する一定長の上糸供給ができる。即ち、１！磁式
、Ｅ糸把持器の応答速度に電圧印加、除去による作動タ
イミングの遅れがあっても、常に同一回転をし、且つ、
同じようにタイミングに遅れが発生するので、結局、ミ
シン主軸の回転数に無関係に常に１縫目に必要とする上
糸を正確に一定に供給することができることになる。

従って、電磁式、１；糸把持器に特別に応答性の速いも
のを使用する必要もなく、安価な供給装置が得られるこ
とになる。

また、Ｊ二糸繰出装置としては、ＯＣサーボモータのよ
うな一定回転モータを取付けた」二糸繰出ローラ、一定
周波数発振器、そのパルス数を計測するパルス側数器、
の３つの部品で、ミシン主軸位置検知のためのロータリ
ーエンコーダよりの位置信号を利用して上糸タイミング
信号を発生させることにより、ミシンとは別体のアタッ
チメントとして形成できるので、従来のミシンにアタッ
チメント式に取付けることが可能となり、しかも安価な
モータを利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明による上糸供給制御方法を用いたミシ
ンの斜視図、第２図は第１図に示す上糸供給制御装置の
構成を示す説明図、第３図は電磁式上糸把持器の断面図
、第４図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）は上糸供給制御状態を
示す線図で、（ａ）は上糸送り出し。（ｂ）　（Ｃ）はそれぞれミシンの高速、低速運転状態
における電磁式上糸把持器の作動線図、第５図は上糸繰
出作用を示すブロック図、である。Ａ・・・ミシン、　　Ｂ・・・上糸供給制御装置部分、
！・・・縫針、　　　　　　２・・・天秤、：３・・・
光取バネ、　　　　４．５，６・・・ガイド。７・・・ＩＩｃサーボモータ付上糸繰出ローラ。１１・・・電磁式１−系把持器、１２・・・ペーステンション皿、　１３・・・上糸ボビ
ン。１４・・・上糸、　　　　　　　　１５・・・プーリ、
１６・・・主軸、　　　　　１７・・・ロータリーエン
コーダ、２２・・・磁石、２３・・・円柱状ヨーク、２
４・・・コイルボビン、　　２５・・・摩擦板。２６・・・帽状体、　　　　　Ｑ・・・１縫目上糸量。１１Ｍ・・・電磁式上糸把持器作動区間。１１Ｍ’・・・電磁式上糸把持器不作動区間。

Claims

【特許請求の範囲】

天秤側への上糸繰出ローラと、上糸を把持することによ
り上糸繰出を停止させる電磁式上糸把持器とを備えてな
るミシンにおいて、そのミシンの最高速度における１縫
目に必要とする上糸量を供給可能とする回転数でミシン
主軸とは無関係に一定回転するモータに上糸押えローラ
を接触させた上糸繰出ローラを取付け、ミシン主軸より
の天秤側への上糸供給タイミング信号により、電磁式上
糸把持器を解放して前記上糸繰出ローラによる天秤側へ
の上糸供給を開始するとともに、パルス発生器よりのパ
ルスを計数器により計数を開始し、必要上糸量を供給す
べきパルス数の期間だけ電磁式上糸把持器を解放するよ
う制御するようにしたことを特徴とする上糸供給制御方
法。