JPS63290854A - 二官能性キレート化剤 - Google Patents

二官能性キレート化剤

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JPS63290854A
JPS63290854A JP63031697A JP3169788A JPS63290854A JP S63290854 A JPS63290854 A JP S63290854A JP 63031697 A JP63031697 A JP 63031697A JP 3169788 A JP3169788 A JP 3169788A JP S63290854 A JPS63290854 A JP S63290854A
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acid
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conjugate
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JP63031697A
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English (en)
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デイビッド・ケイ・ジョンソン
スティーブン・ジェイ・クライン
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Abbott Laboratories
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Abbott Laboratories
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C275/00Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
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    • C07C275/42Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups having nitrogen atoms of urea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of a carbon skeleton being further substituted by carboxyl groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/50Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鼠!上Δ机1立1 本発明は二官能性キレート化剤に関する。本発明は金属
イオンを含む安定な錯体を形成することかできるポリア
ミノポリカルボン酸キレート骨格中のカルボキシメチル
基に、特異な基質反応性基を結合させて成る二官能性キ
レート化剤を提供する。
本発明は一般に、自然に産生ずる分子または合成分子の
双方の生物学的活性分子に、金属イオンを結合させるた
めのキレート化剤に関する。特に本発明は、金属結合基
、および金属イオンで標識されるべき分子(以下、基質
(“5ubstrate”)と呼称する)上に存在する
1個ないしそれ以上の官能性機能と反応する追加的単一
部分(以下、基質反応性(5ubstrate  re
active”))基の配列から成る二官能性キレート
化剤に関する。一つの実施態様によれば、本発明は、上
記二官能性キレート化剤から成る抗体結合体および抗体
−金属イオン結合体、ならびに放射線放出および放射線
吸収金属イオンを用いる生体診断用画像形成法のための
上記抗体−金属イオン結合体の用途に関する。さらに本
発明は、細胞毒性放射線を放出する上記のような抗体−
金属イオン結合体の使用法を包含する治療法に関する。
従来技術と解決すべき課題 本発明に関連するものとして診断および治療上の目的の
ための蛋白質/金属イオン結合体の使用を記載した文献
がみられる。ガンソウ(G ansov)ら(米国特許
第4,454,106号)は、インビトロおよびインビ
ボ放射線画像形成診断法のためのモノクロナール抗体/
金属イオン結合体の使用法を開示している。ゴールデン
バーグ(G oldenberg)ら(N、Eng、 
J、 Med、第298巻1384〜88頁(1978
年))は、既知の腫瘍関連抗原胎児性癌抗原(CEA)
に対する抗体をヨウ$ 131で標識し、癌患者に注射
する診断的画像形成実験を開示している。48時間後、
この患者をガンマ線シンチレーションカメラで走査し、
ガンマ線放射図形により腫瘍の位置がわかる。
他の研究者らは、細胞毒性ラジオアイソトープを生体内
腫瘍沈着物に分配するための抗体/金属イオン結合体の
治療的使用法を開示している。オーダー(Order)
ら(I nt、 J 、Radiation Onco
logyB iol、 P hys、第12巻277〜
81頁(1986年)は、イツトリウムs0でキレート
化した抗フェリチンポリクロナール抗体による肝細胞層
の処理を開示している。ダックスバウム(D uchs
baum)ら(I nt、J、Radiation O
ncology Biol、Phys。
第12巻79〜82頁(1985年))ハ、CEAに対
するモノクロナール抗体をイツトリウム■で放射線標識
する処理を開示し、これによる結腸直腸癌の位置決定お
よび処置の可能性を示唆している。ニコロツテイ(N 
1colottiX欧州特許出願第174.853号、
公開日1986年3月19日)は、金属イオンと抗体フ
ラグメントか・ら成る結合体を開示している。この開示
によれば、サブクラスIgGのモノクロナール抗体は酵
素的に処理されてFcフラグメントが離脱し、抗体の主
要分枝鎖を結合しているジスルフィド結合を還元的に開
裂させる。P ab’フラグメントを、生体内診断的ま
たは治療的用途のために放射性核種金属イオンに結合し
たキレート化剤に連結させる。
抗体/金属イオン結合体は、金属結合基ならびに蛋白質
基質に共有結合することができる部分の配列から成る二
官能性キレート化剤を使用することにより形成させるこ
とができる。二官能性キレート化剤に関する従来の研究
では、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(D T P 
A)化合物およびその誘導体が例示されている。この化
合物は2個のエチレン鎖により連結する3個の窒素原子
を基本骨格とするものである。該基本骨格上の窒素原子
からの拡がりは5個のカルボキシメチル部分である。
このカルボキシメチル基のうちの1個と、抗体または他
の蛋白質分子上に存在するアミノ酸残基と反応してアミ
ド結合を形成させることができることが開示されている
。他の4個のカルボキシメチル部分は、3個の窒素原子
と共に金属結合のために使用されるために保留される。
不幸にして反応性基質とDTPA中のキレート官能性の
間に固有の差異がないので、上記方法は架橋結合、およ
び標的抗原との結合性能の付随的低下を伴う抗体の変性
が生じる可能性がある。
このような好ましくない架橋結合の可能性を避けるため
、特異な蛋白質基質反応性サイトを組入れた二官能性キ
レート化剤が開発された。かかる化合物の最初のものは
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)化合物の誘導体で
ある。この化合物はエチレン鎖を連結した2個の窒素原
子の基本骨格を有する。該基本骨格上の窒素原子からの
拡がりは4個のカルボキシメチル部分であって、金属の
結合のため該構造中の窒素原子が適当である。このED
TAの二官能性キレート誘導体は、特異な蛋白質基質反
応性官能基がポリアミン骨格のエチレン炭素において結
合することが特色である。サンドバーブ(S undb
erg)ら(J、Med、 CheIll、第17巻1
304頁(1974年))は、バラアミノフェニル蛋白
質反応性置換基を有するEDTA誘導体の合成法を開示
している。次いで該アミンと化学的に修飾した蛋白質部
分を反応させるか、または第一アミン体を温和な条件で
処理して蛋白質基質に結合することができる他の置換基
を形成させることにより、上記誘導体を、温和な条件で
蛋白質基質に結合することができる二官能性キレート化
剤に変換することができる。
ミーアス(Meares)ら(J、Protein  
CheIll、第3巻215〜228頁(1984年)
)は、そのパラアミノフェニル誘導体を、亜硝酸処理に
よりジアゾニウム誘導体に変換し、チオホスゲン処理で
誘導されるイソチオシアネートに変換し、臭化ブロモア
セチルで処理して誘導されるブロモアセトアミド誘導体
に変換し、さらに塩化バルミトイルで処理することによ
りパルミタアミドベンジル誘導体に変換する方法を開示
している。アルドマン(A lt+++an)ら(J、
Chem、Soc、Perkin  Trans、 !
 。
第365巻59〜62頁(1983年))は、上記ED
TA化合物の多くのフェネチル類似体を開示している。
またサンドバーブ(S undberg)ら:米国特許
第3,994,966号参照。
かかる技術分野において環状キレート化剤が知られてい
る。クロール(K rot I)ら(Nature第1
80巻919〜20(1957年)は、人体から得られ
た重金属イオンを除くため、シクロヘキサン−1,2−
)ランス−ジアミンテトラ酢酸を使用する方法も開示し
ている。モイ(Moi)ら(Anal。
B iochem、第148巻249〜253頁(19
85年)は、6−(p−ニトロベンジル)−1,4,8
゜11−テトラアザシクロテトラデカン−N、N’。
N”、N”−テトラ酢酸(p−ニトロベンジル−TET
A)の名称を有する多環二官能性キレート化剤萌駆体(
これから生理学的条件下のヒト血清中で非常に安定な銅
キレートが形成される)を開示している。さらに、この
TETAのp−ブロモアセトアミドベンジル誘導体は、
モノクロナール抗体と抱合した後、高い安定性を示す。
このモイらの文献は、抱合体が蛋白質とTETAの間の
スペーサ一部分(spacer  group)を含む
ある種の場合において改良された金属結合収率を得るこ
とができることを開示している。
キレート化剤を開示したグリーン(G reen)ら(
■nt、J 、Nucl、Med、Biol、第12巻
381〜85(1985年))およびクリアフェロ(T
 at 1aferro)ら(I norg、 Che
m、第23巻1188〜92頁(1984年))の開示
は、本発明に関連するものである。グリーンらは、ガリ
ウム68とインジウムI11で錯体化した六座配位子N
、N’−ジピリドキシルエチレンジアミンーN、N’−
ジ酢酸(PLED)を開示している。クリアフエロらは
、PLEDキレート類ならびにN、N’−エチレン−ビ
ス[2−(。
−ヒドロキシフェニル)グリシン](EHPG)および
N、N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジ
アミン−N、N’−ジ酢酸(HBED)のキレート類を
開示している。
公知DTPAおよびEDTA誘導体に関する他の変種は
、パラアミノフェニル置換基をポリアミン骨格のメチレ
ン炭素に結合したDTPA誘導体を記載したプレヒビエ
ル(B rechbiel)ら(I norg。
Chew、第25巻2772〜81頁(1986年)に
開示の誘導体変種を包含する。さらに、アルドマンら(
J 、Che讃、Soc、Perkin Trans、
  1 、第59巻(1984年)は、EDTAの2−
カポキシエチルキレート誘導体を開示している。
ポリアミン骨格のメチレン炭素に蛋白質反応性官能基を
結合するDTPAおよびEDTA誘導体、の合成法は複
雑で実施するのが困難であって、適用性が制限される。
また、炭素が環状系の部分であるキレート化剤のような
多くのキレート化剤のポリアミン骨格炭素原子は、置換
のために容易に利用されない。それ故すべてのポリアミ
ノポリカルボン酸骨格に共通でかつこれに受入れられる
部分に結合する特異な基質反応性官能基を有する二官能
性キレート化剤を開発することが好ましい。
さらにかかる化合物の一般的合成法を開発するのが好ま
しい。
式: [式中、Rは長鎖アルキルを表わす] で示される界面活性化合物を説明したタケシタおよびマ
エダ(Y ukagaku第19巻984〜93頁(1
970年))の開示は本発明に関連する。
またフェニルピルビン酸およびバラヒドロキシフェニル
ピルビン酸を含む種々のピルビン酸を、穏和な条件下に
アンモニアおよび水素化シアノホウ素ナトリウムで還元
的アミノ化し、対応するdQ−α−アミノ酸を得る反応
を説明したポーチ(B。
rch)ら(J、All1er、ChetSoc、第9
3巻2397頁(1971年))の開示も、本発明に関
連する。
発明の構成と効果 本発明は、金属イオンを含む安定な錯体を形成すること
ができるポリアミノポリカルボン酸キレート骨格中のカ
ルボキシメチル基に、特異な基質反応性(“5ubst
rate  reactive”)部分を結合させて成
る二官能性キレート化剤を提供するものである。適当な
基質反応性基は、アミノ、チオンアナト、ジアゾニウム
およびブロモアセトアミドのような基質反応性基(金属
イオンで標識されるべき基質分子上に存在する1個ない
しそれ以上の官能基と反応することができる1&)で直
接置換されるか、らしくは脂肪族スペーサーアーム(s
paccrarm)を介して置換されたフェニル基を包
含ずろ。
また基質反応性基は、チオセミカルバノドおよびヒドラ
ノンのような基質反応性基で直接置換されるか、らしく
は脂肪族スペーサーアームを介してIf喚されたフェニ
ル基を包含する。
本発明は、構造中の金属結合性を傷つけることなく該ポ
リアミノポリカルボン酸構造中に適用性の多い基質反応
性基を導入する一般的方法を提供することにおいて特に
a益である。ポリアミン骨楕のメチレン炭素原子に基質
反応性基を導入するという従来技術の合成法は、エチレ
ン炭素原子が環状系の部分であるような他の多くの好ま
しいキレート化剤の合成に容易に類推適用することがで
きない。すべてのポリアミノポリカルボン酸骨格に共通
であってかつこれに受入れられる部分に基質反応性官能
基を結合した化合物を製造することにより、本発明は、
金属イオンを有する生物学的活性分子に標識する処理を
含む問題に対し、上記のような骨格により発現されるキ
レート特性を充分に適用するための方法を提供するらの
である。
本発明の二官能性キレート化剤は、蛋白質、糖蛋白質、
ペプチド類、ポリアミノ酸類、脂質、炭水化物、多糖類
、ヌクレオノド類、ヌクレオチド類、核酸類、胆汁酸、
薬物、抑制剤および完全細胞(intact  C(!
It8)などに制限されるしのでなくこれらを含む種々
の基質分子に、放射性金属を含む金属を結合さけるのに
適当である。本発明の化合物は、ランタニドおよびアク
チニド金属のような高配位数の金属イオンをキレート化
するときに改良された安定性を有する高次WIFI!に
化合物に付随する10個またはそれ以上の金属結合置換
基を何する。また本発明は改良された安定性を与える環
状二官能性キレート系を提供する。
本発明の一つのglによれば、二官能性キレート化剤を
包含し、抗体結合体(antibodyconjugI
Ites)および抗体−金属イオン結合体(antib
ody−metal  ion  conjugate
s)を提供する。
本発明は、さらに放射線放射および放射線吸収金属イオ
ンを用いる生体内診断画像形成法を提供する。更に本発
明の上記以外の懸様によれば、本発明のキレート化剤を
用い、細胞毒性の放射線放射液種を抗Ill瘍特異的抗
原抗体に結合させることに癌のような症状の処置のため
の治療法を提供する。
次いで本発明の抗体−放射性核種結合体を患者に導入し
、細胞毒性放射性核種を、直接的にIII瘍関連抗原含
打細胞に向わせる。
本発明のキレート化剤の具体的説明 本発明は、金属イオンを含む安定な錯体を形成すること
ができるポリカルボン酸キレート骨格中のカルホキ/メ
チル基に、特異な基質反応性基を結合さけて成る二官能
性キレート化剤を提供する。
本発明化合物は、特に次式で示される構造特性を有する
[式中、Xはメタまたはパラ位に位置するニトロまたは
基質反応性基; nは0〜約!0; R,は−(CH,)q−1 [(CHy)Q N (RsX Ctl t)rコー 
、[(CHt)qO(c I−1t)ro (CI(−
)sコ、[(CH=)qN (R5)(CH−)rN 
(RsXCI(t)s]−1(基中、qは2または3、
rは2または3、Sは2または3)を表わし: R2、R1、R−、R5およびRsは同一らしくは異な
って水素、−CH,Co、Hおよびオルト−CHt C
@ H、OHから選ばれる居を表わずか、または RIが−(CHz)Q〜であるとき、R2およびR5は
一緒になって 基+  (CHJtN(RtXCHt)uN(RsXC
H*)v−(基中、tは2または3、Uは2または3、
■は2または3、R9およびR6は水素、 CHt C
Ot H−およびオルト−CH,C,H,OHから選ば
れる基)で示されるヒドロカルビル環を形成することが
できる〕。
本発明は、多様な基質反応性基と種々の大きさ、形状お
よびデンテイシテイ(dent ic it 1es)
を有するキレート化の官能基から成る多くの二官能性キ
レート化剤を提供するが、本発明による好ましいキレー
ト化剤は唯一種類だけではない。好ましい化合物は基質
および結合させるべき金属イオンの特性により変化する
。それにもかかわらず特定の置換基および生成物が特定
の状況下で一般に好ましい傾向がある。
Xがニトロであるとき、基質との反応に先立ってさらに
基質反応性基に変換することが必要であXのための好ま
しい基質反応性基は下記から選ばれる基を包含する。
−N Ht (アミノ)、 −NN”(ジアゾニウム)、 −N CS (イソチオシアネート)、−NGO(イソ
シアネート)、 −N HN H* (ヒドラジン)、 −N HCON HN Hバセミカルバジド)、−NH
CSNHNH,(チオセミカルバジド)、NHCOCH
tC12(クロロアセトアミド)、N HCOCHt 
B r (ブロモアセトアミド)、−N)(COCHf
fiI (ヨードアセトアミド)、−N、(アジド)、 NHCONH(CHt)mNHt(アミノアルキル尿素
)、 −NHC8NH(CHt)mNHNアバノアルキルチオ
尿素)、 キシボリル)フェニルチオ尿素) [上記基中、YはCQ、BrおよびFから、ZはCQl
BrSF、OHおよびOCH3から選ばれる基、mは1
〜約10を表わす]。
特に好ましい基質反応性基は、Xがバラ位に置換されて
おり、−NH,、−NCS、−NHCOCHtBrおよ
び−N HCS N H(CHt ) t N Htか
ら選ばれる基を包含する。蛋白質基質のアミノ酸側鎖と
直接結合するのを避けることが好ましい場合、好ましい
基質反応性基は、ある種の蛋白質上に存在するグリコジ
ル基と反応することができる基を包含する。かかるグリ
コジル基は一般に不活性であるので、しばしばその反応
性を増大させるために反応性穴なる基に誘導するかまた
は酸化せねばならない。グリコジル化蛋白質を結合する
のに使用する好ましい基質反応性基は、−NHNH。
および−pJ HCS N HN Htを包含する。
R1のために好ましい置換基は下記から選ばれる基を包
含する。
−(CH,)−1 [(CH−)zN (CHtCOtHXc Ht)t]
−1−[(、cHt)to(cHt)to(cHt)t
]−1[(CHt)yN(CHtCOtHXCHJtN
(CHtCOzHXCHJ*コー、 置換基R1、R3、R4、R6、R6、R7およびR8
は、好ましくは水素およびcHtcotr−rから選ば
れる。ある適用のために好ましい化合物は、R1とR1
が合してヒドロカルビル環を形成することなく、R2、
R5、R4、R6およびR6がそれぞれ水素およびCH
t COt Hから選ばれる化合物を包含する。ある適
用のため、特にR2、R1、R4およびR6がCH,C
O!Hである化合物が好ましい。
好ましい化合物は、更にn=1である化合物を包含する
。ある適用のため、R1が−[C)I、−CH1]−ま
たは−[(COx)tN(CHtCOtHXCHl)、
]−およびXがNCSであるキレート化剤が特に好まし
い。特に好ましい化合物群は、Xがパラ位にありかつ−
N Otl−N Ht、−NCS、−NHC8NHNH
1および−N HCS N H(CHt ) tN H
tから選ばれる基、n=1 % Rrが−(cttt)
*−1 −[(cHt)to(cHt)to(cHt)tl−1
−[(CHz)tN(CHtCO!XCHe)]−1お
よび ぐ)から選ばれる基、 R2、R5、R6がそれぞれ−CHff1COtHであ
る化合物を包含する。
デンテイシテイ3を有する好ましい化合物は次式により
定義される: N−(2−アミノエチル)−(4−アミノフェニル)ア
ラニン。
本発明のキレート化合物のある種の置換基および部分が
一般に好ましいものであっても、本発明化合物の特定の
構造は、基質の性質および結合させるべき金属イオンに
より広く変化する。それにもかかわらず本発明化合物を
特定の用途に向けることに一般的原則を適用することが
できる。たとえばアクチニドおよびランタニド系金属の
ようなある種の金属イオンは大なるラジアス(radi
i)を有し、高配位数を優先する。かかるイオンと結合
する好ましいキレート化剤はデンテイシテイの高い大な
る化合物である。他の例として、蛋白質の構造中の特定
のアミノ酸残基の正確な位置(酵素の活性サイト上また
はその近辺、もしくは抗体の認識領域(recogni
tion  region)上またはその近辺)は、キ
レート化剤上のいずれかの基質反応性基の選択を必要と
することができる。また本発明の大環状キレート化剤は
、ある種の金属イオンの結合のため改良された安定性を
与えることができる。それ故本発明の複数の態様はその
種々の変形態様に従う。
脂肪鎖長はコア構造の範囲内で変わり、デンテイシテイ
はR1鎖上の金属反応性カルボキシメチルアミノ基の組
入れにより増大することができる。
デンテイシティの水準の増大から成る本発明のキレート
化剤は、N−(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス
(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−アミノ
フェニル)アラニン(以下、NHt−化合物A)(デン
テイシテイ6)、N−(カルボキシメチル)−N −(
2−アミノエチル)−N’−(カルボキシメチル)−N
’−(2’=(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチ
ル)−(4−アミノフェニル)アラニン(以下、NHt
−化合物B)(デンテイシテイ8)、およびN−(カル
ボキシメチル)−N−(2−アミノエチル)−N’−(
カルボキシメチル)−N’−(2°−アミノエチル)−
N”−(カルボキンメチル)−N”−(2”−(ビス(
カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−アミノフ
ェニル)アラニン(デンテイシティ10)。
N−(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カルボ
キシメチル)アミノ)エチル)−(4−アミノフェニル
)アラニン。
N−(カルボキシメチル)−N −(2−アミノエチル
)−N’−(カルボキシメチル)−N’−(2°−(ビ
ス(カルボキシメチル)アミノエチル)−(4−アミノ
フェニル)アラニン。
N−(カルボキシメチル)−N−(2−アミノエチル)
−N’−(カルボキシメチル)−N’ −(2°−アミ
ノエチル)−N”−(カルボキシメチル)−N”−(2
”−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(
4−アミノフェニル)アラニン。
約6〜10もしくはそれ以上の増加するデンテイシテイ
を有するキレート化剤は、ランタニドおよびアクチニド
系のような高配位数を与えるキレート金属のために特に
有用である。
また環状系の骨格を作ることにより、ジアミン骨格中に
立体拘束を導入するようにR,基を選択することができ
る。非芳香族または芳香族環状形のいずれかにおけるこ
のような立体拘束の導入は、ある種の金属錯体のために
改変された安定を導く。
骨格をこのように改変した本発明のキレート化剤は、N
−(カルボキシメチル)−N−トランス−(2−(ビス
(カルボキシメチル)アミノ)シクロヘキシル)−(4
−ニトロフェニル)アラニル(デンテイシテイ6)、お
よびN−(カルボキシメチル)−N −(2−(ビス(
カルボキシメチル)アミノ)フェニル)=(4−ニトロ
フェニル)アラニン(デンテイシテイ6)を包含する。
N−(カルボキシメチル)−N−トランス−(2−(ビ
ス(カルボキシメチル)アミノ)シクロヘキシル)−(
4−ニトロフェニル)アラニン。
N−(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カルボ
キシメチル)アミノ)フェニル)−(4−ニトロフェニ
ル)アラニン。
RI基に関する更に有用な変形体は、R1が金属中心と
共に配位結合を形成することができる追加的な供与原子
(donor  atones)を含むことから成るキ
レート化剤を包含する。本発明によるかかるキレート化
剤の一つは、下記式のN−(1−カルボキシ−2−(p
−ニトロフェニル)エチル)−1,8−ジアミノ−3,
6−シオキサオクタンーN、N’。
No−トリ酢酸である。
この構造において、この2個のエーテル酸素原子は、2
個のアミン窒素原子と共に金属結合に関与することがで
き、4個のカルボン酸酸素原子は全テンテイシテイ8を
与える。
本発明は、更にポリアミノポリカルボン酸キレート化剤
中の1個ないしそれ以上のカルボキシメチル基がオルト
−ヒドロキシベンジル基により置換された化合物を提供
する。かかる置換基は、金属結合部分から成り、キレー
ト化のために適当な立体化学を提示する。下記式で示さ
れるN−((2−ヒドロキシフェニル)メチル)−N−
(2−アミノエチル)−N’ −((2°−ヒドロキシ
フェニル)メチル)−N’−(カルボキシメチル)−(
4−アミノフェニル)アラニン(デンテイシテイ6)は
、上記のような化合物の適当な例を構成する。かかる構
造は、従来技術のキレート化剤に比しインジウム錯体の
改良された安定性を提供する。
Nil。
また本発明は、R9とR1が合体してヒドロカルビル環
を形成することができる大環状キレート化剤を包含する
。かかる大環状キレート化剤は、ある種の応用のため好
ましいこともある改良された安定性を提供する。このよ
うな大環状キレート化剤の典型的化合物は、次式を有す
るN−((α−(3−(4−アミノフェニル)プロピル
))カルボキシメチル’)−N’、N”、N”−(カル
ボキシメチル)−1゜4.8.11−テトラアザシクロ
テトラデカンである。
金属イオン 本発明によりキレート化することができる金属イオンは
、診断的シンチグラフィーに有用なガンマ線放出アイソ
トープを包含する。半減期2.8日のインジウムII+
は特に有用であるが、ガリウム67、ガリウム0および
テクネチウム81を包含する他の適当なガンマ線放出体
も有用である。本発明による物質は、放射線療法のため
の細胞毒性剤として有用なベータ放射線放出体にキレー
ト化することができる。かかる放出体は、スカンジウム
46、スカンジウム47、スカンジウム411、I”、
ガリウム71、ガリウム73、イツトリウム@0、ルテ
ニウム97、パラジウム100、ロジウム+o+1、パ
ラジウム109、サマリウム+53、レニウム1■、レ
ニウム+1111、レニウム1am、金1@11、ラジ
ウム31オおよび鉛!13のようなアイソトープを包含
する。
本発明のキレート化剤は、ビスマス313のようなアル
ファ放射線放出物、ガリウム88およびジルコニウム@
8のような陽電子放出体、テルビウムおよびユーロピウ
ムのようなランタニド系およびルテニウムのような遷移
元素系の蛍光元素およびガドリニウムと鉄のようなパラ
磁性元素を結合させて使用することができる。また本発
明のキレート化剤は、金属イオンの触媒性が有効である
ような場合を含む種々の目的のために有用なこともある
他の多くの金属イオンと結合させるのに適当である。鉄
、銅、バナジウム、ロジウム、白金、パラジウムおよび
チタンは、ヒドロキシル遊離基の鉄による触媒作用発現
による核酸の開裂のような種々の有機反応における触媒
作用に有用な金属イオンの例である。
金属イオンの錯体化 キレート他剤/金属イオン結合体のf!J造法は、この
技術分野でよく知られている。キレート化剤と金属イオ
ンの錯体は、一般にキレート他剤/基質の結合体(Co
njugate)を、金属イオンと共に該結合体が生理
学的に安定に保持される緩衝溶液中で熟成させることに
より製造することができる。
適当な緩衝剤はクエン酸塩、酢酸またはグリシンのよう
な弱い金属−結合特性を有する緩衝剤を包含する。適当
な濃度、温度およびl)!−1は、基質上の弱い金属結
合サイトよりむしろキレート化官能性への金属イオン結
合を確実にするようにこの分野の技術者により選択する
ことができる。溶液はすべて金属不純物が含まれないよ
うに保持することが特に望ましい。適当時間熟成後、必
要に応じて未結合金属を、ゲル濾過のような操作により
基質/キレート他剤/金属イオン結合体から分離しても
よい。
基質反応に関する官能性 本発明による基質反応性基は、生物学的活性基質である
ことができる基質中に存在する少なくとも1個の官能基
と、特異な結合反応をすることができる基である。基質
が蛋白質であるとき、かがる基を、ポリペプチド骨格を
構成するアミノ酸の側鎖基と反応させることができる。
かかる側鎖基は、アスパラギン酸およびグルタミン酸残
基のカルボキシル基、リシン残基のアミノ基、チロシン
およびヒスチジンの芳香族基ならびにシスティン残基の
スルフヒドリル基を包含する。
ポリペプチド骨格のような基質により表わされるカルボ
キシル側基を、溶解性カルボジイミド反応により本発明
化合物のアミン基質反応性基と反応させることができる
。基質により与えられるアミノ側基を、本発明のイソチ
オシアネート、イソシアネートまたはハロトリアジン誘
導体と反応させてキレート化剤をポリペプチドに有効に
結合さ仕ることができる。また他方において、ジアルデ
ヒド類およびイミドエステル順のような二官能性試薬に
より、基質上のアミノ側基と、アミン基質反応性基を有
する本発明化合物を結合させることができる。基質によ
り与えられる芳香族基を、ジアゾニウム誘導体を経由し
て本発明のキレート化剤に結合させることができる。基
質上のスルフヒドリル基とマレインイミド類と反応させ
るか、またはヨードアセトアミドのようなハロアルキル
基質反応性基と反応させることができる。かかる反応に
適当な遊離スルフヒドリル基は、蛋白質免疫グロブリン
類のジスルフィド結合から生成させるか、または化学的
誘導法により導入することができる。免疫グロブリン類
の内部大形鎖領域に生成した遊離スルフヒドリル基との
結合は、その免疫グロブリンの抗原結合サイトと抵触し
ないが、抗体が補体を活性化することを不可能にするこ
とがある。
基質がグリコジル化された蛋白質であるとき、そのポリ
ペプチド骨゛格により本発明化合物に結合を形成させる
ための別法は、マクカーン(McKearn)ら(EP
O第88,695号)のような方法に従って糖蛋白質の
炭水化物側鎖と共有結合を形成させることである。この
ように抗体の炭水化物側鎖を選択的に酸化してアルデヒ
ド基を形成させ、次いでこれをアミン基質反応性基と反
応させてシッフ塩基を形成させるか、もしくはこれをヒ
ドラジン、セミカルバジドまたはチオセミカルバジド基
質反応性基と反応させてそれぞれ対応するヒト)シン、
セミカルバゾンまたはチオセミカルバゾン結合を形成さ
せることができる。またこれらと同じ方法は、本発明に
二官能性キレート化剤を炭水化物および多糖類のような
非蛋白質性基質に結合するために用いられることができ
る。
あらかじめ酸化する必要がなく炭水化物および多糖類に
結合するのに有用な別の基質反応性基は、本発明のメタ
−(ジヒドロキシボリル)フェニルチオ尿素誘導体中に
存在するようなジヒドロキシボリル基である。この基は
、l、2−シス−ジオールを含む基質と反応して5員環
状ホウ酸エステルを形成し、この基を含む炭水化物、多
糖類および糖蛋白質と共に使用される。またローゼンバ
ーグ(Rosenberg)ら(B 1ocheIIl
istry第11巻3623〜28頁(1972年))
が開示したようにリボースはその2°、3゛−位に1.
2−シス−ジオール基を含むので、本発明のキレート化
剤をリボヌクレオシド類、リボヌクレオチド類およびリ
ボ核酸と結合するために、ジヒドロキシボリル誘導体を
使用することができる。デオキシリボヌクレオチド類お
よびDNA基質は、3′−ヒドロキシル基を欠くような
様式で本発明のキレート化剤に結合させることはできな
い。しかしエンゲルハルト(E ngelhardt)
ら(E P O第97,373号)に開示されているよ
うに、初めにデオキシリボヌクレオチドのアリルアミン
誘導体を形成させることにより、上記デオキシリボヌク
レオチド類およびDNA基質をキレート化剤のイソチオ
シアネート誘導体と結合することができる。
本発明のキレート化剤と結合すべき基質が完全細胞であ
るとき、ポリペプチド−反応性または炭水化物−反応性
基のいずれかを使用することができる。ホワング(Hw
ang)およびウエイズ(Wase)(Biochim
、 Biophys、 Acta第512巻54〜71
頁(1978年))は、白血球および血小板をインジウ
ム−111で標識するため、サンドバーブ(S und
berg)ら(J 、Med、Chera、第17巻1
304頁(1974年))の二官能性EDTAキレート
化剤の他剤ゾニウム誘導体の使用を開示している。
ジヒドロキシボリル部分は種々の細菌類、ウイールス類
および微生物類と反応する(ライトル(Zittle)
(Advan、 Enzym、第12巻493頁(19
51年))およびバーネット(B urnett)ら(
B 1ochea+、 B fophyg、 Res、
 Coats、第96巻157〜62(1980年))
参照)。
本発明による基質反応性基は以下に述べるものを包含す
るニアミノ(−N H、)、ジアゾニウム(−NN”)
、イソチオシアネート(−NCS)、イソシアネート(
−NCO)、ヒドラジン(−N HN H*’)、セミ
カルバジド(N HCON HN H! )、チオセミ
カルバジド(−NHCSNHNH*)、ハロアセト7ミ
F(−N)(COCH,X)、(クロロ−、ブロモ−お
よびヨードアセトアミドを含む)、アジド(−Njl)
、アミノアルキル尿素(−NHCONH(CHt)II
IN Hり、アミノアルキルチオ尿素(−NHCS N
 H(CHx)mN HtXmは1〜約10)、マレイ
ンイミド、ハロトリアジン(クロロ−、ブロモ−1およ
びヨードトリアジンを含む)およびメタ−(ジヒドロキ
シボリル)フェニルチオ尿素(−N HCS N HC
@ H4B (OH) t )。キレート化剤を基質に
結合するために適当な他の反応性基は、ジスルフィド類
、ニトレン類(r+1trenes)、スルホンアミド
類、カルボジイミド類、スルホニルクロリド類、ベンズ
イミデート類(B enzimidates)、−CO
CHsおよび−SO3Hを包含する。本発明の特定の応
用のために好ましい基質反応性基は、その基質の性質、
および与えられた型の結合を形成させる結果として生物
学的活性の損失に対する感受性により、指示されるであ
ろう。定義により、与えられた型の結合の形成は、基質
反応性基Xの結合体型への化学的変換体(以下、Xの残
基(“re++1due“)と呼ぶ)を包含する。
本発明の反応性基は、脂肪族スペーサー基により、本発
明のポリアミノポリカルボン酸キレート骨格中のカルボ
キシメチル基1個に結合したフェニル基上のメタ位また
は好ましくはバラ位に位置する。このスペーサー基は炭
素原子1〜約10から成り、直鎖または分枝状アルキル
もしくは置換アルキルであってこれらの分枝鎖あるいは
置換基が金属結合サイトまたは基質反応性基と抵触しな
い条件のアルキル基であることができる。それにもかか
わらず直鎖アルキル結合基としては、CQ−アルキル結
合基が特に好ましい。
本発明における 用な基質 本発明のキレート化剤と反応することができる基質分子
は、蛋白質、糖蛋白質、ペプチド類、ポリアミノ酸、脂
質類、炭水化物、多糖類、ヌクレオシド類、ヌクレオチ
ド類、核酸類、胆汁酸類、薬物類、抑制剤類または完全
細胞などを包含する。
適当な蛋白質は、免疫グロブリン類、抗原類、酵素類、
血液凝固/抗凝固系成分ならびに種々の生化学的活性分
子および受容体を包含する。このような蛋白質は、たと
えば遺伝学的に操作した細胞から誘導することができる
。本発明の一つの実施態様によれば、[gA、IgD、
IgE、IgGおよびIgMを含む種々のタイプの抗体
を結合させるために本発明の二官能性キレート化剤を使
用することができる。これらの抗体は、腫瘍、組織適合
性および他の細胞表面抗原、細菌類、菌類、ウィルス類
、酵素類、毒素類、薬物類および他の生物学的活性分子
に関連する抗原決定基を含む種々の抗原決定基に対する
ものでもよい。腫瘍に関連する抗原(それに対して抗体
が特異に反応することができる)は、ザルクバーグ(Z
 a lcberg)およびマツケンシイ(MaKen
zie)(J 、 Clin。
OncologV第3巻876〜82頁(1985年)
)が述べたような抗原(かかる抗原に限定されるもので
はない)、胎児性癌抗原(CEA)、TAG−72のよ
うなムチン類、人乳脂肪球抗原およびIL−2のような
受容体およびトランスフェリン受容体を包含する。前記
のような抗体はモノクロナールまたはポリクロナールで
あることができ、モリソン(Morrison)ら(P
roc、 Nat、 Acad、  Sci。
U、S、A、81巻6851〜55頁(1984年))
記載のような遺伝子組換え体により作り出すことができ
る。
また抗体分子のフラグメントは半抗体分子およびF a
b、 F ab’またはF (ab’ ) tフラグメ
ントを含み結合することができる。ここに引用するニコ
ロテイ(N 1colottiXE P O第174,
853号、1986年3月19日公開)は、完全な抗体
を処理してその部位を2本のH鎖に特異的に開裂し、H
鎖のカルボキシル末端におけるFC部位を除く方法を開
示している。
上記のように開示された方法により基質と、キレート化
剤の基質反応性基を反応させる。各基質は所望により1
個を超えるキレート化剤と結合することができる。しか
し蛋白質のような基質上の最高度の置換は、その蛋白質
のグリコジル化の性質またはその分子上の反応性アミノ
酸側鎖の数と位置により制限される。抗体に関し、結合
した蛋白質がその生物学的活性を保持することが好まし
いときは、置換の程度は、蛋白質の第1および第3配列
の両方での標的グリコジル化またはアミノ酸残基の性質
および位置ならびに抗原結合部位の包含の程度により制
限される。
本発明により企図される他の基質は多糖類母型を包含し
、これはキレート化剤で誘導されたとき金属蛋白質およ
び他の金属含有基質から金属を抽出する手段ならびにポ
ラス(Porath)およびオリン(Q l 1l)(
Biochea+1stry 第22巻1621〜30
頁(1983年))の方法による蛋白質のアフィニティ
クロマトグラフィーのための手段を提供する。本発明の
キレート化剤に結合した核酸は、エンゲルハルト(E 
ngelhardt)ら(E P O第97,373号
)に開示されているような核酸ハイブリダイゼーシジン
反応をモニターするために使用することができる。薬物
に結合した二官能性キレート化剤は、薬物の組織内への
吸収を追跡するのに使用することができる。例えば、腫
瘍画像形成手段として、サンドバーブ(S undbe
rg)ら(J、Med。
Chem、第17巻1304頁(1974年))の二官
能性EDTA誘導体に結合した抗生物質プレオマイシン
を使用する例である。[プリーマー(D eR1eIl
er)ら(J、 Med、 Ches+、第22巻10
19〜23(1979年);グツドウィン(Goodw
in)ら(J 、 Nucl、 Med、第22巻78
7〜92頁(1981年)参照]。薬物のほかに、特定
の器官系を標的とする他の低分子量物質を、その器官系
の画像形成のために同様に使用することができる。ボイ
ド(Boyd)ら(J、 Nucl、 Med、第22
巻720〜725頁(1981年))記載のようにヒト
の胆道胆のう系を標的にすることで知られたコール酸は
、本発明の二官能性キレート化剤に結合したとき、およ
びガンマ線を放射する放射性金属(ラジオシンチグラフ
ィー検出のため)で、またはガドリニウムのようなパラ
磁性金属(磁気共鳴画像形成法による検出のため)で標
識したときの特定の器官系の画像にするために使用する
ことができる。ホワング(l(sang)およびウエイ
ズ(Wase)(B iochim、 B 1ophy
s、 Acta第512巻54〜71頁(1978年)
)により述べられているように赤血球および血小板のよ
うな完全細胞を、二官能性キレート化剤に結合させた放
射性同位体金属で標識処理し、この標識細胞を体内にお
ける異常集積領域検出のために使用することができる。
本発明化合物は、低分子量の物質(それ自体は生物学的
高分子量の分子と特異的結合反応する)と結合すること
が予期される。バナー(Haner)ら(Arch。
Biochem、 Biophys、第231巻477
〜86頁(1984年))は、活性部位に強く結合して
その部位を探求するのに使用する親和性標識を提供する
トリプシンの特異的阻害剤であるp−アミノベンズアミ
ジンに、EDTAを結合させる方法を開示している。シ
ュルツ(Shultz)およびダーバン(Dervan
)(J 、 Amer、 Cheffi、 Soc、第
105巻7748〜50(1983年)は、EDTAを
ディスタマイシン(N−メチルビロールトリペプチド類
)(これが配列−特異性型のDNAに結合)に結合させ
ることにより生成する結合体の鉄錯体による、DNAの
配列−特異性二重鎖(sequence −5peci
fic  double  5trand)の開裂を開
示している。
後記実施例は本発明による種々のキレート化剤の合成法
について説明するものである。実施例1〜5で、N−(
カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カルボキシメ
チル)アミノ)エチル)−(4−アミノフェニル)アラ
ニン(NHt−化合物A)およびその他方の基質反応性
基を有する類似体の合成法を説明する。実施例6および
7で、N−(カルボキシメチル)−N−(2−(アミノ
エチル)−N’ −(カルボキシメチル)−N’−(2
°−(ビス−(カルボキシメチル)アミノ)エチル)=
(4−アミノフェニル)アラニン(NH,−化合物B)
およびその4−イソチオシアナトフェニル類似体の合成
法を説明する。
実施例8で、N−(カルボキシメチル)−N−(トラン
ス−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)シクロ
へキシル−(4−ニトロフェニル)アラニンの合成法を
説明する。
実施例9およびlOにおいて、実施例3の4−イソチオ
シアナトフェニル・キレート化剤を抗CEAモノクロナ
ール抗体に結合し、この結合体を従来技術によるDTT
A結合体と比較する。実施例11において、実施例7の
4−イソチオシアナトフェニル・キレート化剤を抗CE
Aモノクロナール抗体に結合させ、実施例9の方法によ
り評価する。実施例12において、実施例9の抗CEA
モノクロナール抗体を開裂して得られたF (ab’ 
)フラグメント2本を実施例3のキレート化剤に結合さ
せる。実施例13において、実施例3のキレート化剤を
モノクロナール抗体872.3に結合させ、これを腫瘍
−関連糖蛋白質(TAG−72)と特異的に反応させる
実施例14において、実施例5の4−(2−アミノエチ
ルチオ尿素)−フェニル・キレート化剤をポリグルタミ
ン酸と結合させる。実施例I5.16.17および18
において、それぞれ実施例9.11.12および13の
抗体結合体でバイオディストリビューション(biod
istribution)試験を行なった。
実施例19で、N−(1−カルボキシ−2−(p−二ト
ロフェニル)エチル)−1,8−ジアミノ−3,6−シ
オキサオクタンーN、N’、N’−)り酢酸、窒素とカ
ルボン酸結合部位に加うるに2個のエーテルオキシテン
(oxyten)供与体の存在する8−配位キレート化
剤の合成法を説明する。
実施例20で、実施例5の二官能性キレート化剤とコー
ル酸の間に形成される結合体の製造法を説明する。実施
例21において、実施例20の結合体をインジウム−1
11で標識し、マウスを用いてバイオディストリビュー
ション試験を行なう。
実施例22で、インジウム−Illで標識した実施例2
1の結合体を胆道胆のう系を画像形成させるのに使用す
るガンマカメラ画像試験を説明する。
実施例1 この実施例において、4−ニトロフェニルピルビン酸を
エチレンジアミンで還元的アミノ化して得られたモノ置
換ジアミンをカルボキシメチル化することにより、本発
明のN−(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カ
ルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−ニトロフェ
ニル)アラニン(N Oを−化合物A)(2個のアミノ
基と4個のカルボキシメチル(金属反応)基を有するパ
ラ−ニトロフェニル置換二官能性キレート化剤)を合成
する。
4−ニトロフェニルピルビン酸・アザラクトンを製造す
るため、最初酢酸20肩σ中N−アセチルグリシン7.
09(60ミリモル)および無水酢酸21蛙中4−二ト
ロベンズアルデヒド(米国ウィスコンシン州、ミルウオ
ーキー在AIdrichChemicel  Go、)
9.79(64ミリモル)と酢酸ナトリウム100℃で
2時間反応させることにより、5−ケト−2−メチル−
4−(4°−ニトロベンジリジン)−4,5−ジヒドロ
オキサゾールを得る。混合物を10℃に冷やした後、強
く撹拌しながら水100x(を加え、生成したアザラク
トン体12.99を濾取する。
次の工程で、5−ケト−2−メチル−4−(4’−二ト
ロベンジリジン)−4,5−ジヒドロ−オキサゾール7
.99(34ミリモル)を酢酸200肩Qに溶解し、1
00℃に加熱する。次いで水5RQを加え、混合物を1
00℃で更に15分間撹拌する。
次いでこの溶液をゆっくり室温に冷やし、α−アセトア
ミノ−4−二トロ桂皮酸7.29を単離する。
3M塩酸50村中、α−アセトアミノ−4−ニトロ桂皮
酸7.29(29ミリモル)から成る懸濁液を7時間撹
拌、還流する。混合物を0℃に冷やし、得られた4−ニ
トロ−フェニルピルビン酸5.4gを濾取し、冷水で洗
って減圧乾燥する。
メタノール500軒中、4−ニトロフェニルピルビン酸
159C71,7ミリモル)から成る溶液を、水100
x&中エチレンジアミン・二塩酸塩11゜69(87,
2ミリモル)から成る溶液に加える。得られた混合物に
7M水酸化ナトリウムでその914を6.0にする。混
合物に水素化シアノホウ素ナトリウム7.869(12
5ミリモル)を加え、6M塩酸を用いてpH6、0に再
調節する。混合物を室温で3日間撹拌し、次いで濃塩酸
30酎を加える。
更に30分間撹拌後、溶液を減圧下、残留物がオレンジ
色になるまで蒸発させる。これを水250yQに懸濁し
、酢酸エチルで(200112X 5回)洗う。
黄色水層を減圧下に蒸発させ、黄白色残留物を得、これ
は粗N−(2−アミノエチル)−(4−ニトロフェニル
)アラニン・二塩酸塩と同定された。この粗生成物をダ
ウエックス(Dowex) 50 x 2−200(H
+型)イオン交換カラム上、クロマトグラフィーに付し
、初め水700峠、次いで水酸化アンモニウム5%(v
/v)溶液で溶離する。紫外線吸収ニンヒドリン陽性分
画を合し、減圧下に蒸発させて得られた残留物をエタノ
ールに溶解する。この溶液に濃塩酸を加えて生成した濃
厚な白色沈澱を濾取し、エタノールおよびジエチルエー
テルで洗い、風乾してN−(2−アミノエチル)−(4
−ニトロフェニル)アラニン・二塩酸塩6.569を得
る。
N−(2−アミノエチル)−(4−ニトロフェニル)ア
ラニン・二基酸塩純品39C9,20ミリモル)を、水
25xQ中でブロモ酢酸4.519(32,5ミリモル
)から成る溶液に加え、混合物を45℃に加温する。こ
の混合物に7M水酸化ナトリウムを加えて混合物をpH
10に調節し、同期的に7M水酸化ナトリウムを加えて
pH10に保持しながら混合物を45℃で20時間撹拌
する。
分子内縮合によるラクタム形成に基づく、還元的にアミ
ノ化段階においてジアミン体が生成する問題はなかった
が、カルボキシメチル化反応において用いる高温により
、N、N’−ビス(カルボキシメチル)誘導体として同
定されるラクタム体を生成する。この理由によりラクタ
ム不純物を除くため、冷生成物をバイオランド(B i
o −Rad)A GI−X4(ギ酸型)イオン交換カ
ラム(米国カリフォルニア州、リッチモンド在Bio−
Rad)上、クロマトグラフィーに付し、順次水、3.
5Mギ酸および6.0Mギ酸各1eで溶離する。各分画
を、ウォーターズ・デルタ・ブレプ(Waters  
D elta  Prep)3000系により、ウォー
ターズ・ミューボンドパック(Waters  μm 
Bondpak)C−18カラム(0,39x 30c
m)上、20%メタノールおよび酢酸中0.01M)リ
エチルアミン(移動相として)を用いるHPLCにより
、評価する。この分析により、3.5Mギ酸で溶離した
ラクタム体と、6.0Mギ酸で溶離した所望の生成物を
見出した。生成物を含む分画を合して蒸発乾固し、N−
(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カルボキシ
メチル)アミノ)エチル)−(4−ニトロフェニル)ア
ラニン1.799を得た。
実施例2 この実施例において、実施例Iにより製せられた4−ニ
トロフェニル置換キレート化剤を、4−アミノフェニル
置換化合物に変換する。実施例Iにより製せられたN−
(カルボキシメチル)−N−(2−(ビス(カルボキシ
メチル)アミノ)エチル)−(4−ニトロフェニル)ア
ラニン0.919<2.13ミリモル)、水1001(
!およびギ酸15112から成る溶液を、パル(Par
rXイリノイ州、モリン在、型3911)水素化容器中
、触媒として10%パラジウム/炭素(0,101?)
の存在下、室温、35psiで2時間水素化する。次い
で混合物をセライトに通して触媒を濾去し、濾液を蒸発
乾固する。
得られた残留物を4M塩酸501(2に溶解し、凍結乾
燥して4−アミノフェニル置換化合物+N−(カルボキ
シメチル)−N−(2−(ビス(カルボキシメチル)ア
ミノ)エチル)−(4−アミノフェニル)アラニン・二
塩酸塩0.879を得た。
実施例3 この実施例において、実施例2の4−アミノフェニル・
キレート化剤を反応させて対応する4−イソチオシアナ
トフェニル・キレート化剤を製する。
ミーアズ(Meares)ら(Anal、 Bioch
em、第142巻68〜78頁(1984年))の操作
に従って実施例2の4−アミノフェニル生成物0.68
9を3M塩酸12112に溶解する。これに85%(v
/v)チオホスゲン/四塩化炭素1.70*12(18
,95ミリモル)を加え、得られた懸濁液を室温で6時
間撹拌する。次いでジエチルエーテル15JII2部分
を加え、生成した白色沈澱を濾別して減圧下に乾燥し、
4−イソチオシアナトフェニル置換化合物二N−(カル
ボキシメチル)−N−(2−ビス(カルボキシメチル)
アミノ)エチル)−(4〜イソチオシアナトフエニル)
アラニン・二塩酸塩0.389を得た。
実施例4 この実施例において、実施例3の4−イソチオシアナト
フェニル・キレート化剤を反応させて対応する4−チオ
セミカルバジドフェニル・キレート化剤を製する。4−
イソチオシアナトフェニル生成物0.159(0,29
ミリモル)を水15udに懸濁し、水浴中で冷やす。こ
の懸濁液に、トリエチルアミン0,255i12および
85%ヒドラジンヒトレート0.066iQ(1,75
ミリモル)を加え、この混合物を水浴中で2時間次いで
室温で更に1時間撹拌する。混合物を減圧下に蒸発乾固
し、残留物を4M塩酸201IIQに溶解する。この溶
液を再び減圧下に蒸発乾固し、生成した残留物をバイオ
ラッドAGI−X4イオン交換カラム(クロリド型)上
、クロマトグラフィーに付し、順次水容100xQおよ
び4M塩酸で溶離する。4M塩酸溶出液を減圧下に蒸発
、乾固し、白色固体型としてN−(カルボキシメチル)
−N−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチ
ル)−(4−チオセミカルバジドフェニル)アラニン・
二塩酸塩0.15gを得た。
実施例5 この実施例において、実施例3の4−イソチオシアナト
フェニル・キレート化剤を対応する4−(2−アミノエ
チルチオ尿素)フェニル誘導体に変換し、2−炭素スペ
ーサーによりフェニルチオ尿素置換分に結合した反応性
脂肪族アミノ基を形成させる。
最初モノ保護されたエチレンジアミン誘導体を得るため
、水浴中で冷やしたメタノール150z(1中エチレン
ジアミン40.59(674ミリモル)の溶液に、撹拌
下、THF300j172中ジーt−プチルジカルボネ
ート6.0(2,75ミリモル)の溶液を3時間に渡っ
て滴下する。この混合物を水浴中で更に1時間撹拌し、
室温に加温する。この溶液を蒸発乾固して得られた残留
物を、シリカカラム(キーゼルゲル(K iegelg
el) 70〜230メツシユ(西ドイツネダルムシュ
タット在メルク(E。
Merck)))上、りaマドグラフィーに付し、メタ
ノール:水酸化アンモニウム:塩化メチレン(20:0
.5ニア9.5)で溶離する。所望の生成物を組む分画
をシリカプレートにュージャージー州、クリフトン、ホ
ワットマン社(Whatman  Co、 ))上、薄
層クロマトグラフィーに付し、カラムを溶離するのに用
いたものと同一の溶媒混合物中に展開することにより、
所望の生成物を同定した(Rf=0゜6)。これらの分
画を合し、減圧下に蒸発乾固し、黄色油状物としてN−
(t−ブトキシカルボニル)エチレンジアミン4 、1
9(収率93%)を得る。
続く工程において、N−(t−ブトキシカルボニル)エ
チレンジアミン0.399(2,4ミリモル)のDMF
5xd溶液を、DMF’7村中実施例3の4−イソチオ
シアナトフェニル生成物0.34g(0,66ミリモル
)およびトリエチルアミン0.35uC(2,5ミリモ
ル)の混合物(0℃に冷却)に加える。この混合物を0
℃で更に15分間、次いで室温で48時間撹拌する。こ
の時点で水2RQを加え、混合物を更に6時間撹拌後、
減圧下に蒸発乾固する。
残留物を水20村に溶解し、この溶液を塩化メチレン2
51g部で3回洗う。水層を凍結乾燥し、得られた褐色
固体を、バイオラッドAGI−X4カラム(ギ酸型)上
、クロマトグラフィーに付し、水150村、3.5Mギ
酸200112および7Mギ酸200xI2で順次溶離
する。7Mギ酸溶出液を蒸発乾固し、N−(カルボキシ
メチル)−N−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミ
ノ)エチル)−(4−(N’−(2°−N”−t−ブト
キシカルボニル))アミノエチルチオ尿素)フェニル)
アラニン0.23g(58%)を得る。この物質0.1
7(0,28ミリモル)を、トリフルオロ酢酸5 、 
OxQ中、大気中水分から保護して室温で6時間撹拌す
ることにより脱保護する。溶媒を蒸発させ、残留物を2
M塩酸10yt(lに溶解し、この溶液を減圧下に蒸発
乾固する。
得られた残留物をバイオラッドAGI−X4カラム(ギ
酸型)上、クロマトグラフィーに付し、水100村、次
いでIM、2M、3Mおよび4Mギ酸それぞれ50xQ
で順次溶離する。ギ酸溶出液からの紫外線吸収分画を合
し、減圧下に蒸発乾固する。
得られた残留物を4M塩酸100xQに溶解し、減圧下
に蒸発乾固し、N−(カルボキシメチル)−N−(2−
(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−
N’−(2−アミノエチル)チオ尿素)フェニル)アラ
ニン・二塩酸塩0.14g(81%)を得た。
実施例に の実施例において、4−ニトロフェニルピルビン酸をN
’−(N、N−ジエチルカルボキサミトメチル)ジエチ
レントリアミンで還元的アミノ化することにより得られ
た生成物を、カルボキシメチル化し、得られた物質を還
元し、次いで酸加水分解して、本発明の3個のアミノ基
および5個のカルボキシメチル(金属反応性)基を有す
るパラ−アミノフェニル置換二官能性キレート化剤:N
−(カルボキシメチル)−N−(2−アミノエチル)−
N’−(カルボキシメチル)−N’−(2°−(ビス(
カルボキシメチル)アミノ)エチル)=(4−アミノフ
ェニル)アラニン(NH,−化合物B)を製造する。
N’−(N、N−ジエチルカルボキサミトメチル)ジエ
チレントリアミンを製造するため、最初に2箇所保護さ
れたトリアミン、 Nl、 N?−ビス(t−ブトキシ
カルボニル)ジエチレントリアミンを、以下の操作によ
り製造する。2−(t−ブトキシカルボニルオキシイミ
ノ)−2−フェニル−アセトニトリル(ウィスコンシン
州、シルウォーキー在アルドリチ・ケミカル社(Ald
rich Chemical Co。
)26.09(105,6ミリモル)のTHF50(l
JIQ溶液を、THF I 00xQ中ジエチレントリ
アミン(Aldrich)5.449(52,7ミリモ
ル)とトリエチルアミン15.979(157,8ミリ
モル)を含む溶液(水浴中で冷やす)に、撹拌しながら
30分間に渡って添加する。水浴中更に2時間、次いで
室温で更に1時間撹拌後、THFを減圧下に蒸発させて
緑色油状物を得る。これを酢酸エチル200z(lに溶
解し、この溶液を冷5%(v/ v)水酸化ナトリウム
水溶液1000xffで洗う。有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧下に蒸発乾固する。
生成した残留物を、プレブーバク(P rep−P a
k)500シリカカラム付属のウォータース・デルタ・
プレグ(Waters  D elta  P rep
) 3000系(マサチュセッツ州、ミルフォード在、
ミリポア社(Millipore  Corp、 ))
を用いるプレパラテイブHPLOに付し、メタノール:
塩化メチレンC2,5:97.5)で溶離することによ
り精製する。所望の生成物を含む分画を、シリカプレー
ト(Whatman)上、薄層クロマトグラフィーに付
し、同−溶媒系で展開することにより生成物を同定する
。これらの分画を合し、減圧下に蒸発乾固し、白色固体
としてN1. N7−ビス(t−ブトキシカルボニル)
ジエチレントリアミン11.39(71%)を得る。
続く段階において、エタノール200xf2中% N 
’ +N’−ビス(t−ブトキシカルボニル)ジエチレ
ントリアミン10.409(34,29ミリモル)、2
−クロロ−N、N−ジエチルアセトアミド5.13g(
34,29ミリモル)(A 1drich)およびトリ
エチルアミン3.549C34,98ミリモル)の混合
物を、48時間還流することにより、ジエチルアセトア
ミド基を、ジエチレントリアミン骨格中の中心非保護窒
素に置換する。室温に冷やした後、溶媒を減圧下に蒸発
させ、残留物に酢酸エチル200xQを加える。この混
合物を濾過し、濾液を5%炭酸ナトリウム水溶液100
0i12で洗う。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後
、減圧下に蒸発乾固して黄色油状物を得る。これをPr
ep−Pak500シリカカラム上プレパラティブHP
LCに付し、メタノール:塩化メチレン(5:95)で
溶離することにより精製し、所望の生成物を含む分画を
再びシリカプレート上、薄層クロマトグラフィーに付し
、カラムの溶離に用いたものと同一の溶媒混合物中に展
開することにより、生成物を同定する。これらを合して
蒸発乾固し、黄色油状物としてN’、N’−ビス(t−
ブトキシカルボニル)−N4−(N、N−ジエチルカル
ボキサミトメチル)ジエチレントリアミンI O,70
9C75%)を得る。この物質1 o、o9部分(24
,0ミリモル)をトルフルオロ酢酸?5xQ中、室温で
2時間撹拌することにより脱保護する。この反応混合物
を蒸発乾固し、残留物に4M塩酸100x12に溶解し
、再び減圧下に蒸発乾固し、白色固体としてN’−(N
、N−ジエチルカルボキサミトメチル)ジエチレントリ
アミン・二塩酸塩7.459(95%)を得る。
続く反応段階において、水15mg中N’−N、N−(
ジエチルカルボキサミトメチル)ジエチレントリアミン
・三基酸塩純品5.0g(15,35ミリモル)から成
る溶液を、メタノール50酎中4−二トロフェニルビル
ビン酸3.149C15,01ミリモル)(実施例1で
製せらたもの)から成る溶液に加えることにより、還元
的アミノ化処理を行なう。
得られた混合物を7M水酸化ナトリウムでpH6。
0に調節し、水素化シアノホウ素ナトリウム1゜459
を加える。混合物のpHを6M塩酸で6.0に再調節し
、室温で更に3日間撹拌を続けた後、濃塩酸15j11
2を加える。減圧下に蒸発乾固し、得られたオレンジ色
の残留物を水200RQ中に懸濁し、酢酸エチル120
0x(で洗う。水層を蒸発乾固し、黄白色残留物をPr
ep−Pak500シリカカラム上、プレパラティブH
P L Cに付し、メタノール:O,01M酢酸トリエ
チルアンモニウム(20:80)で溶離することにより
精製する。所望の生成物を含む分画をシリカプレート上
、薄層クロマトグラフィーに付し、水酸化アンモニウム
295%エタノール(20:80)中に展開することに
より、同定する。これらの分画を合し、この物質を再び
プレパラティブHPLCカラムに付し、メタノール:水
(25ニア 5)で溶離することにより緩衝塩類を除く
。所望の生成物を含む分画を再び薄層クロマトグラフィ
ーで同定し、生成物を合して蒸発乾固する。残留物を4
M塩酸50村に溶解し、減圧下に蒸発乾固し、白色固体
としてN−(2−アミノエチル)−N’−(N”、N″
−ジエチルカルボキサミトメチル)−N’−(2’−ア
ミノエチル)−(4−ニトロフェニル)アラニン・二塩
酸塩1.96g(25%)を得る。
N−(2−アミノエチル)−N’−(N”、N“−ジエ
チルカルボキサミトメチル)−N”−(2’−アミノエ
チル)−(4−ニトロフェニル)アラニン・三基酸塩純
品1.09部分(1,93ミリモル)を、水20m(l
ブロモ酢酸1.169(8,33ミ’Jモル)を含む溶
液を加え、混合物を45℃に加温する。この混合物に7
M水酸化ナトリウムを加えてそのp)(を12に調節し
、7M水酸化ナトリウムを周期的に加えることによりp
H12に保持しながら混合物を45℃で24時間撹拌す
る。混合物を室温に冷やし、蟲塩酸でpHtに調節する
。混合物を酢酸エチル!50村で洗い、7M酸化ナトリ
ウムを加えて水層をpH2に調節する。得られた溶液を
バイオラッドAGI−X4カラム(ギ酸型)に適用し、
最初水500xQ、次いで1.2Mギ酸750xQで溶
離する。所望の生成物を含む反応混合物をシリカプレー
ト上、薄層クロマトグラフィーに付し、水酸化アンモニ
ウム295%エタノール(20:80)中に展開するこ
とにより、生成物を同定する。これらの分画を合し、蒸
発乾固して、得られた黄色油状物を4M塩酸50m12
に溶解する。この溶液を蒸発乾固し、白色固体型として
N−(カルボキシメチル)−N−(2−アミノエチル)
−N。
−(N’、N”−ジエチルカルボキサミトメチル)−N
’−(2’−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチ
ル)−(4−ニトロフェニル)アラニン・二塩酸塩0.
609(45%)を得る。
更に続く段階において、N−(カルボキシメチル)−N
 −(2−アミノエチル)−N“−(N”、N“−ジエ
チルカルボキサミトメチル)−N’−(2°−(ビス(
カルボキシメチル)アミノ)エチル)=(4−ニトロフ
ェニル)アラニン・二塩酸塩1.11F(1,59ミリ
モル)、水3001(!およびギ酸30jIQから成る
溶液を、触媒として10%パラジウム/炭素(0,11
9)の存在下、室温、35psiで2時間水素化する。
混合物をセライトに通して触媒を濾去し、濾液を蒸発乾
固する。残留物を4M塩酸100mQに溶解し、減圧上
蒸発乾固し、N−(カルボキンメチル)−N−(2−ア
ミノエチル)−N’−(N”、N“−ジエチル−カルボ
キサミトメチル)−N′−(2°−(ビス(カルボキシ
メチル)アミノ)エチル)−(4−アミノフェニル)ア
ラニン・四基酸塩1゜19(98%)を得る。
6M塩酸[00+l12中、N−(カルボキシメチル)
−N−(2−アミノエチル)−N’−(N”、N″−ジ
エチルカルボキサミトメチル)−N’−(2’−(ビス
(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−アミノ
フェニル)アラニン・四基酸塩1.09(1,43ミリ
モル)から成る溶液を、60時間還流する。
反応混合物を室温に冷やした後、減圧下に溶媒を蒸発さ
せ、生成した残留物をバイオラッドAGI−X4カラム
(ギ酸型)上、クロマトグラフィーに付し、水、0.1
Mギ酸、0.2Mギ酸および0゜3Mギ酸各400m(
lで順次溶離する。0.3Mギ酸中に溶出した所望の生
成物と関連する分画を、シリカプレート上、薄層クロマ
トグラフィーに付し、水酸化アンモニウム;95%エタ
ノール(20:80)中に展開することにより、生成物
を同定する。これらの分画を合して蒸発乾固する。この
残留物を4M塩酸50酎に溶解し、減圧下に蒸発乾固し
、白色固体としてN−(カルボキシメチル)−N−(2
−アミノエチル)−N’−(カルボキシメチル)−N’
−(2’−ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)
−(4−アミノフェニル)アラニン・四基酸塩0.29
(21%)を得た。
実施例7 実施例6の4−アミノフェニルキレート化剤を対応する
4−イソチオシアナトフェニルキレート化剤に変換する
N−(カルボキシメチル)−N−(2−アミノエチル)
−N’−(カルボキシメチル)−N’−(2°−(ビス
(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4−アミノ
フェニル)アラニン四塩酸塩0.10g(0,16ミリ
モル)、3MHC14mlおよび85%チオホスゲン/
四塩化炭素(V/V)0.2JI12(2,23ミリモ
ル)からなる溶液を室温にて6時間撹拌する。四塩化炭
素5mlを追加したのち、水層と有機層を分ける。水層
を減圧蒸発乾固すると、N−(カルボキシメチル)−N
−(2−アミノエチル)−4−イソチオシアナトフェニ
ル)アラニン三塩酸塩0.093g(92%)を得る。
実施例8 ヒドロカルビル基を介して結合するアミン窒素原子と共
に2個のアミンおよび4個のカルボキシメチル金属反応
基を有する本発明のパラ−ニトロフェニル置換二官能性
キレート化剤であるN−(カルボキシメチル)−N−(
トランス−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)
シクロヘキシル))−4−にトロフェニル)アラニンを
、4−ニトロフェニルピルビン酸とトランス−1,2−
ジアミノシクロヘキサンのシッフ塩基縮合によって得ら
れるイミンの還元、ついでカルボキシメチル化により合
成する。
第1工程で、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン2.96g(25,9ミリモル、アルドリッチ)を、
4−ニトロフェニルピルビン酸5.0g(23,9ミリ
モル、実施例1と同様にして調製)をメタノール100
xQに溶かした溶液中に、室温にて添加する。この混合
物を室温で22時間撹拌し、得られた沈殿をろ取し、メ
タノールで洗浄後、減圧乾燥して2−(トランス−2−
アミノシクロヘキシル)イミド)−3−(4−二トロフ
ェニル)プロピオン酸6.78gを得る。
次工程において、水素化ホウ素ナトリウム0゜24g(
6,29ミリモル)をエタノール4x(lに溶かした溶
液を、2−(トランス−(2−アミノシクロヘキシル)
イミド)−3−(4−ニトロフェニル)プロピオン酸1
.83g(6,0ミリモル)および水酸化ナトリウム0
.2gのエタノール35酎中懸濁液に水浴中30分間、
さらに室温にて30分間撹拌する。この反応混合物にギ
酸を加えてpH6に調節し、沈殿を生成させる。この沈
殿をろ取し、エタノールで洗浄する。ろ液と洗液を合わ
せ、減圧下に蒸発乾固し、残渣を水に溶かし、pi−t
toとする。この溶液を50%酢酸エチル−50%ノエ
チルエーテルにて洗浄し、水層をバイオラッドAGl−
X4カラム(ホルメート型)でクロマトグラフィに付し
、水200酎ついで0.05Nギ酸5001にて溶出す
る。紫外吸収性およびニンヒドリン反応陽性の両分を合
せ、減圧下に蒸発乾固させる。その残渣をメタノールで
トリチュレートし、得られた白色固体を減圧乾燥してN
−(トランス=(2−アミ、ノシクロヘキシル))−(
4−ニトロフェニル)アラニン0.91gを得る。
精製したN−(トランス=(2−アミノシクロヘキシル
))−(4−ニトロフェニル)アラニン0.3g(0,
99ミリモル)を水20xQに溶かした溶液を、ブロモ
酢酸0.87g(6,29ミリモル)を水4酎に溶かし
た溶液に加える。この混合物に水酸化ナトリウム0.2
gを加えてpH13に調節し、ついでヨウ化ナトリウム
0.04gを加え、その混合物を57℃に加熱し、22
時間撹拌する。室温にまで冷却後、反応混合物に5%水
酸化ナトリウム水溶液を加えて再びpH+3に調節する
。この溶液をバイオラッドAGI−X4カラムにてクロ
マトグラフィに付し、水75酎、0.2Mギ酸250R
12,1,0Mギ酸500i12および5.0Mギ酸2
50xQにて順次溶出する。目的化合物は5Mギ酸で溶
出され、その紫外線吸収性画分を合せ、蒸発乾固してN
−(カルボキシメチル)−N−()ランス−(2−(ビ
ス(カルボキシメチル)アミノ)シクロヘキシル))−
(4−二トロフェニル)アラニン0゜02gを得る。
実施例9 実施例3で得た4−イソチオシアナトフェニルキレート
化剤(NC9−化合物A)を抗CEAモノクローナル抗
体に結合し、得られた結合体を従来技術で得られたもの
と比較した。従来技術のものは、ナトウィッチらの文献
[Hnatovich et al、。
J 、  I u+uno1. Meth、、65.1
47(1983)]に記載されているように、タンパク
質をDTPAの2環無水物と反応させることによってそ
のタンパク質分子にジエチレントリアミンテトラアセテ
ート(DTTA)残基を組み込んである。上記抗体はI
gG+サブタイプの免疫グロブリンであり、IO’L、
1モルよりも多いときに一定の親和性でCEAに結合し
、非特異的交差反応性抗原1(NCAI)とは反応しな
い。抗体はB A L B / cマウスで産生させ、
プロティンAセファロースCL−4B(シグマ・ケミカ
ル、セント・ルイス、MO)上のアフィニティークロマ
トグラフィーにより腹水から単離した。0.1M  K
H,PO,10,15M  NaC110,05M  
HPES(pH7,2)に対し徹底的に透析した後、抗
体濃度を1.0mg/i1に調節し、その溶液を必要な
ときまで2〜8℃で保存した。抗体濃度はブラッドフォ
ード色素結合アッセイ(バイオ・ラド・ラボラトリーズ
、リッチセント、CA)により測定した。これは製造業
者の説明書に従って行った。すべてのバッファーは、1
8メガオームまたはそれより大きい抵抗率に精製したM
ILLI−Qシステム(ミリボアコーポレーション、ベ
ッドフォード、MA)からの水を用いて調製した。抗体
溶液は、必要なときは名目上の分子量の遮断が10,0
00ダルトンの膜を備えた超濾過セル(アミコン・コー
ポレーション、デンバー、MA)を用いた超濾過によっ
て濃縮した。
抗体はミアーズらの文献[Meares  et  a
l、。
Anal、 B iochem、、 142.68(1
984)]に記載された一般的な手順に従って、実施例
3の4−イソチオシアナトフェニルキレート化剤に結合
した。モノクローナル抗体lol+Igを0.1M  
KHtPO,10,1M  NaHCOs(pH8,5
)に対し約2〜約8℃で一夜透析することによってバッ
ファー交換した。抗体溶液の濃度を1 、 Omg/m
lに調節した後、N−(カルボキシメチル)−N−(2
−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−(4
−イソチオシアナトフェニル)アラニン2塩酸塩を加え
て抗体に対してキレート化剤が500倍モル過剰となる
ようにした。そのキレート他剤/抗体溶液をついで37
℃で3時間インキュベートし、得られた結合体(以下、
抗CEA−NCS−化合物Aという)を0.05Mクエ
ン酸ナトリウム(pH6,0)に対し約2〜約8℃で4
8時間透析した。
ついでその結合体溶液を必要なときまで一20℃で保存
した。
抗体・キレート他剤結合体における抗体1モル当たりの
キレート化剤のモル数で表したキレート化剤の平均置換
率を、ミアーズら(上述)の放射コバルト結合アッセイ
法により測定した。この方法による結果によれば、抗C
EA−NCS−化合物へ結合体は抗体当たり平均2〜4
個のキレート化剤を含有していた。
抗体・キレート化剤の分子間集合体の生成は、レムリら
[Laemmli  et  al、、Nature、
  227.680(1970)]の方法により10%
スラブゲル上の5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動で測定した。ゲルをクマシーブルーで染色し、免疫グ
ロブリンのL鎖およびH鎖に特徴的なもの以外のバンド
が存在しないかどうか調べた。ペインら[Pa1k  
et  al、、 J、 Nucl、 Med、、24
.115B(1983)]に記載されているように、架
橋物質の存在はゲルの方へほとんど移動しないバンドの
存在によって示すことができ、モノマー性の抗体・キレ
ート他剤結合体から生じた2本のバンドから十分に単離
することができた。この手順によって抗CEA−NCS
−化合物へ結合体には架橋が存在しないことが明らかと
なった。
本発明の2官能性化合物A結合体を従来技術により製造
した同じ抗CEAモノクローナル抗体のキレート免疫結
合体を比較するために、二つのDTTA結合体を調製し
た。すなわち、抗体1モル当たりのキレート化剤のモル
数での置換が匹敵し得るレベルである第1のものと、架
橋が匹敵し得る低いレベルである第2のものである。こ
の手順に従って、抗体を0.1M  NaHCOslo
、05M  HPES(PH8,2)からなる溶液に対
し一夜透析することによってバッファー交換した。つい
で抗体濃度を1 、0 mg/mlに調節し、得られた
溶液を0〜5℃に冷却し、DMSO中のDTPAの2環
式無水物(シグマ・ケミカル、セント・ルイス、MO)
の飽和溶液を抗体溶液に滴下しながら撹拌した。反応混
合物のpHは添加の間を通して精密にモニターし、0゜
05M  NaOHを加えることによって8.2に維持
した。混合を完了した後、塩基を加え続けてPHを8.
2に維持しながら0〜5℃でさらに15分間撹拌した。
得られた結合体を0.05Mクエン酸ナトリウム(pH
6,0)を何回も取り替えて約2〜約8℃で2日間透析
し、ついで必要なときまで一20℃で保存した。この反
応が抗体に対して2環式DTPA無水物が600=1モ
ルの過剰量で行なわれたときは、得られた結合体は抗体
1モル当たり平均5個のキレート化剤(以下、抗CEA
−DTTA(5,0)という)を含んでおり、それゆえ
その置換レベルにおいて抗CEA−NCS化合物A結合
体に匹敵するものであった。しかしながら、ゲル電気泳
動法による検出では抗CEA−DTTA(5,0)結合
体には実質的にモノマー性の免疫グロブリンは認められ
なかった。カブプリング反応が抗体に対して2環式DT
PA無水物が100+1の過剰量で行なわれたときは、
得られた結合体はごく少量の架橋物質を含んでいること
が電気泳動によって示され、平均の置換が抗体!モル当
たり0.5個のキレート化剤を含んでいる(以下、抗C
EA−DTTA(0,5)という)ことが放射コバルト
結合アッセイによりわかった。
実施例10 本実施例では実施例9の結合体を酵素結合抗体免疫アッ
セイ(ELISA)法により評価し、結合体によって保
持された免疫反応性の程度を遊離の形のものと比較して
測定した。96のウェルマイクロタイタープレート(I
 mmulonT Msダイナチク・ラボラトリーズ・
インコーホレーテッド、アーリントン、vA)を、各ウ
ェルにlθミリモルTris中に抗体1.0μgを含有
する溶液0.1mlをインキュベートすることによって
精製CEAでコーティングした。室温で一夜インキユベ
ートした後、ウェルを空にし、脱イオン化水で2回洗浄
した。ついで各ウェルを、0.1Mリン酸バッファー規
定食塩水(pH7、4)中のウシ血清アルブミン(シグ
マ・ケミカル、セント・ルイス、MO)の0゜1%w/
v溶液で室温で2時間インキュベートすることによって
さらにコーティングした。そのコーティングプレートを
、各ウェルに第2のコーティング溶液の0.1mlアリ
コートを入れた状態で使用のときまで2〜8℃で保存し
た。使用する直前にプレートを空にし、各ウェルを脱イ
オン化水で5回洗浄した。
ついでタンデムELISAアッセイを、各抗体・キレー
ト他剤結合体とその結合体を調製した天然の(誘導体に
していない)抗体とについて行った。
両アッセイは同じマイクロタイタープレート上で行い、
初期タンパク質濃度を2.jl+g/a+1に調節した
溶液の2倍系列希釈を用いた。各抗体調製物につき各濃
度で2個のウェルを用いた。
このアッセイの手順に従って、0.1M!J:z酸バッ
ファー規定食塩水0.05sl中のウシ血清アルブミン
(1,0%W/V)およびツイーン(シグマ、0.1重
量%)の溶液を各ウェルに加え、ついで抗体調製物0.
05m1を加えた。そのプレートをついでカバーし、3
7℃で1時間インキュベートし、ついで空にし脱イオン
化水で5回洗浄した。ついで西洋ワサビペルオキシダー
ゼに結合させたヤギ抗体マウス抗体(キルケガール・ア
ンド・べり−・ラボラトリーズ・インコーホレーテッド
、ゲイタースブルク、MD)0.06 ttg/ml、
1.0%ウシ血清アルブミン、0.1%ツイーンおよび
0.1Mリン酸バッファー規定食塩水(PH7,4)を
含む溶液の0.io+lアリコートを各ウェルに加えた
ついでそのプレートをカバーし、37℃で1時間インキ
ュベートした。空にし脱イオン化水で5回洗浄した後、
前辺て調整したキット(アボット・ラボラトリーズ、ノ
ースジカゴ、IL)から製造業者の説明書に従って調製
した0−フェニレンジアミン溶液のアリコート0 、1
 mlを各ウェルに加えた。そのプレートをついで室温
暗がりで15分間インキニベートし、各ウェルに加えて
酵素反応を停止させた。各ウェルに生じた色をマイクロ
タイタープレート読み取り器(ミニリーダー■、ダイナ
チク)を用いて490nmで読み取った。
ついで490nmでの2回の平均光学濃度を抗体濃度に
対してプロットすることによって抗体滴定曲線を作成し
、結合体の曲線を非結合の抗体の曲線と比較した。結合
体の吸光度を50%滴定での天然抗体の吸光度のパーセ
ントとして表すことによって、標識後に保持された免疫
反応性の半定量的評価を得ることができた。
第1a図、第1b図および第1c図に示したELISA
アッセイの結果によれば、抗CEA−DTTA(0,5
)結合体が非結合抗体に比べて免疫反応性を良く保持し
ていることがわかる。一方、抗CEA−DTTA(5,
0)結合体は非結合抗体に比べてほとんど活性を保持し
ていない。ELISAプロットは、抗体分子当たり平均
4.0個のキレート化剤を有する抗CEA−NCS−化
合物A結合体が非結合の抗体に近い有意の免疫反応性レ
ベルを保持していることを示した。置換の程度が増加し
ても、抗体当たりのキレート化剤数が約10に達するま
で抗CEA−NCS−化合物A結合体は免疫反応性の有
意の低下を示さなかった。この点を越えると、CEAに
結合する能力の連続的な低下をきたす。
実施例11 本実施例では、実施例7の4−イソチオシアナトフェニ
ルキレート化剤(NCS化合物B)を実施例9で用いた
のと同じ抗CEAモノクローナル抗体に結合させた。こ
れは抗体10mgを0.1MKH1PO410,1M 
 NaHCOs(1)88.5)に対して約2〜約8℃
で一夜透析することによって行った。抗体濃度を10m
g/mlに調節し、ついで固体のN−(カルボキシメチ
ル)−N−(2−アミノエチル)−N′−(カルボキシ
メチル)−N′ −(2′ =(ビス(カルボキシメチ
ル)アミノ)エチル)−(4−イソチオシアナトフェニ
ル)アラニン3塩酸塩を加え、キレート化剤が免疫グロ
ブリンに比べて25倍モル量過剰になるようにした。穏
やかに混合すると固体キレート化剤は溶解して透明で均
一な溶液を得、これを37℃で3時間インキュベートし
た。得られた結合溶液を0.05Mクエン酸ナトリウム
10.01M  DTPA(pH6,0)に対して約2
〜約8℃で24時間透析し、ついで0.05Mクエン酸
ナトリウム(pH6,0)に対して約2〜約8℃でさら
に24時間透析した。この抗CEAモノクローナル抗体
結合体(以下、抗CEA−NCS=化合物Bという)を
実施例9および10に記載した方法で分析すると、分子
間の凝集はなく、抗体当たりキレート化剤の平均置換数
が13であり、免疫反応性を完全に保持していることが
わかった。
5実施例12 本実施例では、実施例9.10および!1の抗CEAモ
ノクローナル抗体を開裂して対応するF(ab’ )!
断片を得、ついでこれを実施例3の4=イソチオシアナ
トフエニル(NC3−化合物A)キレート化剤に結合し
た。抗体の消化は、ファームらの文献[P harII
let  al、 、 J 、  I +uunolo
gy。
131.2895(1983)]に記載の一般的方法に
従って行った。すなわち、リン酸バッファー食塩水(p
H7、2)中の濃度2mg/mlの抗体10mgを1.
0Mクエン酸(pH3、5) 1 、66 mlに加え
た。
ついでこの溶液にリン酸バッファー食塩水:クエン酸(
9:1.v/vSpH3,7)中のペプシン0.25m
g/mlの溶液0.83m1に加え、さらにリン酸バッ
ファー食塩水(pH7,2)をさらに1.66m1加え
た。得られた混合物を37℃で16時間インキュベート
し、ついで1.0M  Trisl、66mlを加えて
ペプシンを不活性化した。その溶液をプロティンA−セ
ファロースカラム(ファルマシア、ニューシャーシー)
に通して完全な免疫グロブリンおよびPc断片を除き、
ついで溶出液をバイオ・ゲルP−100カラム(バイオ
・ラド)上のクロマトグラフィーにかけて免疫グロブリ
ンをペプシンから分離した。所望のF(ab’)を断片
をこのカラムからボイド容積中に溶出させた。
つぎの工程では抗CEAモノクローナル抗体からのF(
ab’)を断片を0.1M  KH,PO,10゜I 
M  NaHCO5(pH8、5)に対して約2〜約8
℃で一夜透析した。断片の濃度を1 、33 mg/m
lに調節し、ついで固体のN−(カルボキシメチル)−
N−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル
)−(4−イソチオシアナトフェニル)アラニン2塩酸
塩を断片の全2 、0 mgに加えて最終的に抗体断片
に対してキレート化剤が250倍モル過剰になるように
した。固体のキレート化剤が溶解した後、得られた溶液
を37℃で3時間インキュベートし、ついで0.05M
クエン酸ナトリウム10、o IM  EDTA(+)
H6,0)に対して約2〜約8℃で24時間透析し、つ
いで0.05Mクエン酸ナトリウム(pH6,0)に対
して同じ温度で24時間透析した。得られた結合体(以
下、抗CEA  F(ab’ )z  NC5−化合物
Aという)を実施例9に記載の方法で分析したところ、
F(ab’ )y断片当たりキレート化剤の平均置換が
!であり、電気泳動では凝集物質は認められなかった。
断片およびそのキレート化結合体の免疫反応性を実施例
10に記載の方法をほとんどそのまま用いることによっ
て評価した。ただし、この方法では実施例10で発色に
用いた西洋ワサビベルオシダーゼに結合したヤギ抗体マ
ウス抗体の代わりにマウス免疫グロブリンのし鎖に特異
的なりギ抗体の西洋ワサビベルオシダーゼ結合体(クー
パー・バイオメディカル、モールパン、PA)を用いた
。このようにしてアッセイしたとき、キレート化結合体
の免疫反応性は誘導体にしていない断片と同じであった
実施例13 本実施例では、腫瘍関連グリコプロティン(TAG−7
2)を認識するモノクローナル抗体B72.3(シュロ
ムらの文献[Schlom  et  al、、 I 
nt。
J、 Cancer、 29.538(1982)]に
詳細に記載されている)を実施例3の4−イソチオシア
ナトフェニルキレート化剤に結合した。その抗体をまず
抗体濃度10mg/mlで0.1M KHtPO。
10.1M  NaHCOa(pH8,5)に対して約
2〜約8℃で一夜透析した。ついで得られた抗体溶液の
アリコート10m1を、上記と同じリン酸/重炭酸塩バ
ッファー62μlに溶解したN−(カルボキシメチル)
−N−(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチ
ル)−(4−イソチオシアナトフェニル)アラニン3塩
酸塩1mgと混合した。その結果、キレート化剤;抗体
の比は20:lであった。37℃で3時間インキュベー
トした後、その結合体を0.05Mクエン酸ナトリウム
10.01M  EDTA(pH6,0)に対して約2
〜約8℃で24時間透析し、ついで0.05Mクエン酸
ナトリウム(pH6,0)に対して24時間透析した。
得られた免疫結合体を実施例9に記載の方法により分析
したところ、抗体当たりのキレート化剤の平均置換が1
であり、架橋物質は全く存在しないことがわかった。8
72.3の免疫反応性を実施例1O記載のELISA法
をほとんどそのまま用いて測定した。
ただし、マイクロタイタープレートはCEAではなくウ
シ下顎ムチン(B72.3と交差反応し、容易に入手可
能、クーパー・バイオメディカル)でコーティングし、
その場合のコーティング溶液は10ミリモルT ris
(pH7、4)中にムチンIOμgを含んでいた。別の
方法では、洗浄工程で脱イオン化水の代わりに0.1M
  KH*PO−10,15M  NaC1(pH7,
,4)用いたほかは実施例IOの手順にそのまま従った
。このようにしてアッセイしたところ、キレート結合体
B72.3(以下、B72.3−NC5−化合物Aとい
う)の免疫反応性が、誘導体にしていない抗体の約50
%であることがわかった。
実施例14 本実施例では、実施例5の4−(2−アミノエチルチオ
ウレア)−フェニルキレート化剤(アミノエチルNC8
−化合物A)を非タンパク質性基質であるポリ(グルタ
ミン酸)に結合した。1分子当たり平均90のグルタミ
ン酸塩残基を含有し平均分子量が14,000ダルトン
であるポリ(グルタミン酸)のナトリウム塩2.3I1
g(0,16ミリモル、シグマ・ケミカル、セント・ル
イス、MO)を乾燥ジメチルホルムアミド0.3mlに
溶解した。4−メチルモルホリン1.5mg(14,8
ミリモル)を加え、その溶液を水浴中で冷却した。この
撹拌溶液にイソブチルクロロホルメート2.0mg(1
4゜8ミリモル)を加え、その混合物を水浴中で1時間
撹拌した。ついで4−メチルモルホリンをさらに4.5
μ+g(44,4ミリモル)加え、その後N−(カルボ
キシメチル)−N−(2−(ビス(カルボキシメチル)
アミノ)エチル)−(4−(N’  −(2−アミノエ
チル)チオウレア)フェニル)アラニン3塩酸塩10、
On+g(14,8ミリモル)を加え、得られた混合物
を室温で一夜撹拌した。その反応混合物を0゜l M 
 NaHtP O−(pH7、O)を用いて全容量5゜
0II11まで希釈し、名目上の分子量の分離が2.0
00ダルトンである透析チューブ(スペクトラム・メデ
ィカル・インダストリーズ・インコーホレーテッド、ロ
サンジェルス、l0A)を用いて同じバッファーに対し
て徹底的に透析し、ついで脱イオン化水に対して透析し
た。得られた溶液を凍結乾燥してポリ(グルタミン酸)
鎖当たり20〜30キレート残基を含有する結合体を得
た。
実施例15 本実施例では、抗CEA免疫結合体をガンマ線放射イン
ジウムII+で標識し、その生体内分布を、高いCEA
レベルを示すヒト結腸直腸癌株LSI74Tの異種移植
を有するヌードマウスで調べた。
抗体・キレート他剤結合体には、実施例9による抗CE
A−DTTA(0,5)結合体、抗CEA−DTTA(
5,0)結合体および抗CEA−NC8−化合物A結合
体を含んでいた。各結合体をインジウム1′で標識した
。この場合、0.05Mクエン酸ナトリウム(pH6,
0)に1 、0 mg/mlの濃度の抗体・キレート他
剤結合体のアリコート0.11111をプラスチック製
のミクロ試験管に移し、6N)(CIを加えてp[(を
4.5〜5.0に調節した。その結合体溶液に0.04
M  HCl中のキャリヤーなし”’InC15(約5
0〜400 tac i/n+1.一般的には約80m
C1/m1%NEN−デュポン)6μ+を加え、6N 
 NaOHを加えてそのpHを再び7゜0に調節した。
その溶液を室温で約30分間インキュベートした後、未
結合インジウムI11をミアーズらの文献[Meare
s et al、、 Anal、Biochem、、1
42.68、(1984)]に記載の遠心分離ゲル濾過
カラム法により放射活性の結合した抗体から分離した。
IooXgで2分間遠心分離したセファデックスG−5
0ミクロカラムから溶出した放射標識結合体を規定食塩
水中に希釈して最終濃度をIOμg/mlにした。実施
例IOに記載したようにしてELISAアッセイを行っ
たところ、インジウムI11標識手順の間中に免疫反応
性の損失は認められなかった。
動物に注射するに先立って、この溶液のアリコート20
μlを0.1M  EDTA溶液lOμlとともに室温
で20分間インキュベートした。ついで標識の特異性を
ミアーズらの方法に従って薄層クロマトグラフィーで評
価した。これは放射コバルト結合アッセイの場合と同じ
条件で行った。EDTAの攻撃にもかかわらず、すべて
の場合においてインジウムIl+活性の90%以上が抗
体に結合したまま残った。一般に特異活性2〜3 mc
 i/mgタンパク質の結果が得られた。
メス無胸腺ヌードマウス(B/ nu、 B A L 
B /Cバックグラウンド、チャールズ・リバー・バイ
オテクノロジー・サービシイズ・インコーホレーテッド
、ウィルミントン、MA)を用意し、LS174Tヒト
結腸直腸癌細胞(規定食塩水0.1ml中に1.25X
10@〜2.5xlO’細胞)を右後部脇腹に皮下注射
して生体内分布を調べた。1〜2週間以内に腫瘍が発生
し、大きさは0.4〜0゜8gに達した。
ついで処理群の動物を無作為にグループ分けしく通常一
群5匹)、規定食塩水0.1ral中の3種の標識抗体
結合体の一つ1.0ggを尾静脈から静脈内注射した。
注射後の種々の時間に頚部脱臼により層殺し、すべての
内臓を取り、重さを測り、つイテガンマカウンター(A
UTO−LOG I Cガンマカウンター、アボット・
ラボラトリーズ)中でカウントした。血液、筋肉および
皮膚のアリコート(重量測定)もカウントした。またそ
の動物死体の残部も同様にカウントした。尾は注射部位
での溢血をチェックするために別にカウントし、コント
ロールに放射ヨード処理した抗体を用いたときには甲状
腺の取り込みを評価するために頭部を別にカウントした
。注入物質のアリコート0.1mlを組織と同時にカウ
ントし、ついで各組織で測定した放射活性を組織1g当
たりのこの注入投与量のパーセントで表した。
コントロールについては、右脇腹にCEA抗原陽性腫瘍
を有する動物の左後部脇腹に抗原陰性腫瘍を移植するこ
とによって実験した。M[A  ATCCNo、CRL
1420ヒト膵臓癌株は評価できる程のCEAを表さな
いので、この目的に用いた。抗CEA抗体のLS I 
74T異種移植中への取り込みは、MIA癌の場合より
も約8〜10倍大きかった。他のコントロールとして、
抗アルファフェトプロティンIgG、ヨウ素116で標
識したモノクローナル抗体を用いて実験した。標識は5
〜10mC1/mgの特異活性に対してクロラミン−T
法を用いて行った。これらの実験によって、CEA非特
異的抗体の取り込みは抗CEA抗体の取り込みよりも小
さいことがわかった。これらの実験におけるタンパク質
の注射量および解剖やカウントの手順は、インジウム標
識試薬について上述したものと同じである。抗CEA抗
体のLSI74腫瘍中への取り込みの経時的測定によっ
て腫瘍/血液比が2日後に最大に達することがわかった
ので、これをキレート他剤結合体の実験のための期間と
して選んだ。
生体内分布の実験の結果を第1表および第2表に示す。
第1表では、実施例3の抗CEA−NC8−化合物A結
合体を従来技術の抗CEA−DTTA(5,0)結合体
と比較している。抗CEA−DTTA(5,0)結合体
にみられる低い免疫活性と広範な架橋は、腫瘍の取り込
みが小さいことおよび肝臓への蓄積が増大していること
と相関関係にある。本発明による抗CEA−NCS−化
合物Aを投与された動物における平均の腫瘍/肝臓比は
2.50±1.24であった。これは平均腫瘍/肝臓比
が0.92±0.28であった抗CEA−DTTA(5
,0)結合体に比べてかなり高い値(2列スチューデン
トを検定(a two−tailed 5tudent
’t test)によればp<0.05)であった。
第1表 組織tg当たりの注入投与量の%第2表 組織
1g当たりの注入投与量の%上記第1表および第2表に
おけるすべての値はn=5の平均(±SD)で表した。
第2表では、実施例9の抗CEA−NCS−化合物A結
合体を抗CEA−DTTA(0,5)結合体と比較した
。置換レベルにおいては8倍の違いがあったとしても、
これらの結合体を免疫反応性の等価レベルで比較した。
平均の腫瘍/肝臓取り込み比に有意の差は認められなか
ったが(抗CEA−DTTA(0,5)結合体の2.5
6±0.43に対し本発明の結合体が2.50±1.2
4であった)、絶対的な腫瘍の取り込みは抗CEA−D
TTA(0,5)結合体が有意に大きかった。しかしな
がら同時に、他のほとんどの体内器官への取り込みは抗
CEA−DTTA(0,5)結合体が高かったが、これ
は48時間の時点での放射活性の体全体での保持を反映
しており、このとき抗CEA−DTTA(0,5)結合
体の方が本発明の結合体よりも有意に高かった(1)<
0.001)。従って、体全体の放射活性のパーセント
として表した腫瘍中の放射活性の絶対量はラジオイムノ
イセラピーのモデル化のための重要な指標であるが、抗
CEA−DTTA(0,5)結合体は本発明の抗CEA
−NCS−化合物A結合体よりも有意に大きくなかった
第3表 (インジウム■1−抗CEA−結合体)上記第3表にお
いてすべての値はn=5の平均(±SD)で表しである
第3表は、LSI74T腫瘍を存するヌードマウスにお
ける活性の全体内保持との相関におけるインジウム■1
標識抗CEA−結合体の腫瘍取り込みを示している。腫
瘍の取り込みおよび全体内活性は、結合体のヌードマウ
スへの静脈内注射後48時間で屠殺して測定した。屠殺
時の動物の腫瘍重量は平均してほぼ等しく、かなり狭い
範囲にあった。このことは重要である。というのは、大
きなLS I 74T腫瘍は壊死性になる傾向があって
、その結果取り込みは小さくなり、一方重量が100m
g未満の皮下LSI74.T異種移植はしばしば血管分
布をすることがほとんどなくて、その結果らまた取り込
みが小さくなるからである。従って腫瘍の大きさは、た
とえ単位重量に基づいて標準化したとしても腫瘍の取り
込み値に影響を与え得る。
実施例16 本実施例では、インジウム11放射標識および実施例1
5に記載したヌードマウス異種移植モデルを用い、実施
例11の抗CEA、−NCS−化合物B結合体の生体内
分布を調べた。実施例11の抗CEA−NC9−化合物
B結合体を実施例15記載の方法によりインジウムII
Iで標識し、LSI74T異種移植を有するマウスにマ
ウス当たり結合体1.0μgの投与量で注射した。実施
例!5に記載のごとく注射後48時間で得た生体内分布
データを第4表に示す。
第4表 上記第4表において、すべての値はn=5の平均(±S
D)で表しである。
抗CEA−NCS−化合物B結合体の生体内分布データ
を実施例15の結合体と比較すると、抗CEA−NCS
−化合物Bの腫瘍取り込みは抗CEA−NC8−化合物
Aおよび抗CEA−DTTA(0,5)よりも大きくは
ないが、肝臓の取り込みおよび48時間の時点での放射
活性の血液レベルは両方とも抗CEA−NCS−化合物
Bが驚く程低いことが明らかである。その結果、抗CE
A−NC8−化合物Bで処理した動物の腫瘍/肝臓取り
込み比(5,3±1.7)は、本発明の抗CEA−NC
8−化合物A結合体(2,5±1.2、p〈0゜01)
かまたは従来技術の抗CEA−DTTA(0゜5)結合
体(2,6±0.4、p<0.001)を投与された動
物よりも有意に高くなる。同様に抗CEA−NCS−化
合物Bの腫瘍/血液取り込み比(3,40±1.15)
は、抗CEA−NC9−化合物A(2,15±0.49
、p<0.05)よりも有意に高くなる。
11表 上記第5表において、すべての値はn=5の平均(±S
D)で表わしである。
第5表は、LSI74T腫瘍を有するヌードマウスの注
射後48時間における活性の全体内保持との相関におけ
るインジウム11放識抗CEA−NCS−化合物Bの腫
瘍取り込みを示している。
第5表のデータを実施例15の第3表のデータと比較し
たとき全体内放射活性の%として表した腫瘍中の放射活
性の絶対量は実施例15の結合体よりも抗CEA−NC
9−化合物B結合体の方が高いことを示唆しているよう
だが、この差は統計的に有意のものではなく、おそらく
抗CEA−NC8−化合物Bを投与された動物の方が平
均腫瘍重量が大きいことを反映しているものと思われる
実施例17 本実施例では、インジウム11放射標識および実施例1
5に記載したヌードマウス異種移植モデルを用い、実施
例12の抗CEA  F(ab’ )!−NCS−化合
物Aの生体内分布を調べた。その結合体を実施例15記
載の方法によりインジウムIllで標識し、LSI74
T異種移植を有するマウスにマウス当たり結合体1.0
μgの投与量で注射した。実施例15に記載のごとく注
射後48時間で得た生体内分布データを第6表および第
7表に示す。
第6表 第7表 上記第6表および第7表において、すべての値はn=5
の平均(±SD)で表わしである。
腎臓クリアランスを反映した高い腎臓取り込みを除いて
、抗体断片の生体内分布と完全な抗体の対応結合体(実
施例15)の生体内分布の間の最も顕著な違いは、予想
されるように、48時間の時点で血液中に残っている放
射活性が非常に低いレベルにある点である。このことは
腫瘍/血液比が14.5±3.3という結果となり、こ
の結果は実施例15および★施例16のいずれの完全な
抗体の結合体にみられるものよりもはるかに上回ってい
る。このような血液のバックグラウンドに比較して高い
腫瘍レベルの対比を得ることができ、従って注射後の早
い時期に腫瘍の見当がつけられ得ることは、抗体断片を
使用することから得ることができる主要な利点である。
細胞毒性の放射性金属を用いた治療を試みるときに存り
得る不利益としては、腫瘍中への放射活性の絶対的な取
り込みが完全な抗体の結合体にみられるものよりも実質
的に低いことである。このことは、腫瘍活性を48時間
の時点における全体内放射活性の%として表したときに
も、これが完全な抗体の結合体を投与した動物における
活性の全体内保持よりも約4倍低いにもかかわらず、依
然として当てはまる。
実施例18 本実施例では、実施例13のB72.3−NC8−化合
物A結合体をインジウム11で標識し、一方の脇腹にT
AG−72陽性腫瘍(LS174T)[チーナンらの文
献[Keenan  et  al、 、J。
Nucl、 Med、 、25.1197(1984)
]参照]を有し他方の脇腹にTAG−72陰性異種移植
(この目的のためにメラノーマ株A375を用いた)を
有するヌードマウスで経時的に試験を行った。
このモデルはコルヒャーらの文献[Golcher e
t al、、Cancer  Res、、44.574
4(1984)]およびプレッヒビールらの文献[Br
echbiel et al、、 r norg、 C
he+s、、25.2772(1986)]に詳しく記
載されている。インジウム IIIでB72.3−NC
5−化合物A結合体を標識する方法および生体内分布手
順は実施例15に記載した方法と同じである。結合体1
.0μgを各動物の尾静脈からゼロ時点で投与し、つい
で一群のマウスを注射後24時間、72時間、120時
間および168時間で連続的に屠殺した。その結果を第
8表に示す。
第8表 上記第8表において、すべての値はn=5の平均(±S
D)で表しである。
腫瘍の取り込みは24時間の時点で最大であり、その後
ゆっくりと減少していった。放射活性の血液レベルは一
層急激に減少していき、その結果、腫瘍/血液比は試験
の全期間を通じて連続的に増加していった。肝臓、膵臓
および腎臓の取り込みは24時間の時点ではそれほど大
きくなくその後も有意には増加しなかった。他のすべて
の器官への取り込みは注目に値しなかった。
実施例19 本実施例では、キレート他剤エチレングリコールビス(
2−アミノエチルエーテル)−N、N、N’ 。
N′−テトラ酢酸(E G T A)のバラニトロフェ
ニル置換2官能性誘導体を、1,8−ジアミノ−3゜6
−ジオキサオクタンをp−二トロフェニルピルビン酸を
用いて還元的アルキル化しついで得られた生成物をカル
ボキシメチル化することによって製造した。
メタノール5ml中に4−二トロフェニルビルビン酸0
.21g(1,0ミリモル)を含有する溶液に、水1m
l中に1.8−ジアミノ−3,6−シオキサオクタン0
.15g(1,01ミリモル)を含有する溶液を加えた
。得られた深紅色溶液をp)(が6.0になるまで4M
塩酸で処理した。ついでシアノホウ素水素化ナトリウム
0.1gを加えた。得られた反応混合物を室温、pH6
、0で4日間撹拌し、ついで濃塩酸を加えてpH1,0
の酸性にした。得られた混合物を真空下で蒸発乾固し、
その残渣を水100m1に溶解した。この水溶液を酢酸
エチルのアリコート100m1で3回抽出した。つぎに
水層を真空下で濃縮し、イソプロパツール/ドライアイ
ス浴中で凍らせ凍結乾燥した。凍結乾燥した固体を水5
ml中に溶解し、4M塩酸を加えてこの溶液のpHを3
.0に調節した。ついでその溶液をDatex50X2
−200カチオン交換カラム(ベッドサイズ25g)に
流し、水、1M塩酸、2M塩酸および4M塩酸で連続的
に溶出した。所望の生成物は4M塩酸フラクション中に
溶出された。これらのフラクションを集め、真空下で濃
縮し、水50m1で希釈し真空下で再濃縮する工程を4
回繰り返して過剰の塩酸を除いた。真空下で溶媒を完全
に除いた後の残渣を水に再び溶解し、イソプロパツール
/ドライアイス浴中で凍らせ、凍結乾燥して所望の生成
物であるN−(1−アミノ−3,6−シオキサオクチル
)−4−二トロフェニルアラニン0.075gを得た。
上記で得た中間体N−(1−アミノ−3,6−シオキサ
オクチル)−4−二トロフェニルアラニン0.06g(
0,145ミリモル)を、1M水酸化ナトリウム0.4
4m1およびDMFo、05rAlからなる溶液に溶解
した。ついでこの溶液を、1M水酸化ナトリウム水溶液
0.44m1中のブロム酢酸0゜06g(0,43ミリ
モル)の撹拌溶液に滴下した。
ついでその溶液に1M水溶液ナトリウムをさらに0.4
4m1加えた。得られた反応混合物を約80℃で2.5
時間撹拌し、ついで室温に冷却し、濃塩酸を加えてI)
Hlの酸性にした。その溶液を真空下で濃縮し、その残
渣を水10(lnlに再溶解して真空下で再蒸発させる
工程を4回繰り返して過剰の塩酸を除いた。得られた油
状残渣を水10m1に溶解し、イソプロパツール/ドラ
イアイス浴中で凍らせ、凍結乾燥した。これによって薄
ベージュ色の粉末0.19gを得、これを水の最小容量
に溶解し、水酸化ナトリウムを用いてpHを8に調節し
た。得られた溶液をBio−Rad  AG I −X
 4アニオン交換カラム(ギ酸塩、ベッドサイズ5g)
に流し、水、1Mギ酸、2Mギ酸、3Mギ酸および5M
ギ酸で連続的に溶出した。生成物は1Mギ酸フラクショ
ン中に溶出した。そのフラクションを集め、真空下で濃
縮乾固し、凍結乾燥して所望の生成物であるN−(1−
カルボキシ−2−(p−ニトロフェニル)エチル)−1
,8−ジアミノ−3゜6−シオキサオクタンーN、N’
 、N’ −トリ酢酸0.04gを得た。
実施例20 本実施例では、脂肪族カルボン酸基を有する側鎖を含む
胆汁酸であるコール酸と実施例5記載のエチレンジアミ
ンテトラ酢酸の4−(2−アミノエチルチオウレア)フ
ェニル2官能性誘導体との間で結合体を形成した。その
結合体は、まずコール酸の活性エステル誘導体を生成さ
せ、ついでこれを2官能性キレート化剤中の脂肪族アミ
ン置換基と反応させることによって得た。
その活性エステルは、コール酸1.1g(2,4ミリモ
ル)およびN−ヒドロキシスクシンイミド0゜35g(
3,04ミリモル)をTHF20mlとアセトニトリル
5mlとの混合物に溶解し、得られた溶液を水浴中で冷
却して調製した。ついでTHF5ml中の1=エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩
酸塩0.47g(2,4ミリモル)の溶液を滴下し、つ
いでトリエチルアミン0.34g(2,4ミリモル)を
加えた。その反応混合物を室温で17時間撹拌した。つ
いで溶媒を真空下で蒸発させて除いた。得られた残渣を
クロロホルム150m1に溶解し、ついで冷水のアリコ
ート1ocal、冷IM塩酸のアリコート100m1゜
冷飽和炭酸水素ナトリウム水溶液のアリコート1010
0X3で連続的に抽出した。ついで有機層を分離し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤を濾過して除き、
濾液を真空下で蒸発乾固して白色固体の形の所望の化合
物1.18gを得た。
THFIIIll中のN−(カルボキシメチル)−N−
(2−(ビス(カルボキシメチル)アミノ)エチル)−
(4−(N’  −(2−アミノエチル)チオウレア)
フェニル)アラニン3塩酸塩31mg(0,05ミリモ
ル、実施例5に記載したようにして製造)とトリエチル
アミン36mg(0,36ミリモル)との溶液を、DM
Fo、25m1中のコール酸活性エステル25゜5mg
の溶液を滴下しながら室温で撹拌した。この反応混合物
をきつく栓をしたフラスコ中、室温で6日間撹拌した。
ついで溶媒を真空下で蒸発させて除き、残渣を水5ml
に溶解した。1M水酸化ナトリウムを用いてこの溶液の
pHを約8に調節し、ついでこれをBio−Rad  
AGI−X4アニオン交換カラム(ギ酸塩、ベッドサイ
ズ7g)に流した。
カラムを水、1Mギ酸、3Mギ酸、4Mギ酸、4゜5M
ギ酸、5Mギ酸および1M塩酸で連続的に溶出した。所
望の物質は5Mギ酸フラクション中に溶出した。これら
のフラクションを集め、真空下で蒸発乾固した。得られ
た残渣を4M塩酸100m1に再溶解し再び蒸発乾固す
る工程を4回繰り返した。この工程からの残渣を水15
0m1に溶解し、凍結乾燥して粘着性の黄色固体を得た
。これを水50m1に再溶解し、イソプロパツール/ド
ライアイス浴中で凍らせ、再び凍結乾燥して薄ベージュ
色の粉末の形の所望のコール酸・EDTA結合体30t
agを得た。
実施例21 本実施例では、実施例20で製造したコール酸・EDT
A結合体をインジウム目1で標jl、その生体内分布を
マウスで測定した。
1.0M酢酸ナトリウムバッファー(pH6)20μl
を、塩化インジウム1目溶液(1μm当たり13゜4マ
イクロキユリー、アトミック・エナジー・オブ・カナダ
・リミッテッド)20μ11および0゜1M酢酸ナトリ
ウムバッファー(pH6)2ml中に結合体21I1g
を溶解して得たコール酸・EDTA結合体(実施例20
と同様にして製造)の貯蔵(stack)溶液40μm
とともにミクロ試験管に入れた。試験管の中身を混合し
、室温で30分間放置した。
ついでミアーズらの文献[Mears  et  al
、 、Anal、 Biochem、 、142.68
(1984)]に記載されているようにして、反応混合
物40μlをchelex樹脂(シグマ・ケミカル、5
0〜100メツシユ)を入れた小さなカラム(ベッド容
積300μl)に流し、未結合インジウムをカラムの遠
心分離で除いた。カラムの溶出液はO,1M酢酸ナトリ
ウム(pH6,600μI)であった。遠心分離後にカ
ラム溶出液中のインジウム111標識したコール酸・E
DTA結合体を集めた。1μm当たり8.6マイクロキ
ユリーの比活性を有することがわかった。
5匹のB A L B / cマウスにネムブタールを
腹腔内注射して麻酔し、ついで尾静脈からインジウム”
’−EDTA・コール酸結合体100μIを静脈内注射
した。注射後2時間の時点でマウスを頚部脱臼により層
殺し、インジウム1目活性の生体内分布を測定した。そ
の結果を第9表に示す。
夏1人 上記第9表において、すべての値はn=5の平均で表し
である。
これらのデータは、注入した投与量のがなりの部分が肝
臓を通り、ついで腸管への胆汁の分泌の間に除かれるこ
とを示している。2時間の時点では腸管に実質的な活性
があり、胆嚢内に顕著な蓄積が認められる。腎臓にみら
れる残りの活性から、おそらく肝臓で除去されなかった
注入活性部分は尿にすばやく排出されたものと思われる
実施例22 本実施例では、コール酸・インジウム1結合体が肝胆汁
系の像形成剤として働く能力をウサギモデルで評価した
実施例20で調製したコール酸・EDTA結合体を実施
例21記載のようにしてインジウム1目で標識した。得
られた調製物は1 、69 mCi/mlの比活性を有
していた。この物質1.(laci投与量(0,59m
1)を、実験前の2日間絶食させたメスニューシーラン
トウサギの右耳縁の静脈に注射した。注射5分後にイノ
バール−ベット(I nnoval−V et)で麻酔
し、その後5分間隔で平面ガンマカメラ像を得た。注射
後80分、95分、110分、125分および140分
にもさらに像を得た。
ついでウサギに再び意識を回復させた。注射25時間後
、ウサギを再び麻酔し、さらにガンマカメラ像を得た。
得られた像は放射標識の肝臓への急速な取り込みを示し
ており、注射10分後の第1の像は肝臓への集中的な局
在を示していた。引き続き放射活性は急速に肝臓から除
かれ、注射20〜25分後には標識の焦点蓄積は下腹部
で顕著になり始め、1時間の時点では肝臓にはもはや活
性は観察されなくなった。活性はまた10分の時点では
腎臓でも明らかであるが、これは急速に除かれ、注射後
35分には識別可能な活性は腎臓にはなくなった。
膀胱は初期のすべての時点で強度の活性を示したが、2
5時間の時点の像ではみられず、このとき供試動物は膀
胱を空にした。25時間の時点の像における活性は、胃
腸管のすべてにわたって広く分布していた。
この実験の結果により、コール酸・EDTA・インジウ
ム目1結合体が肝胆汁系の像を得るための放射性医薬と
して有用であることが確証された。
この結合体の実質的な部分は肝臓によって循環から急速
に引き出され、ついで胆汁管によって腸管内に分泌され
るので、核医学の方法によるこれらの構造物における生
理学的欠陥の同定が可能となる。
上記実施例から、本発明の結合体およびそれを用いた方
法が、ゴールデンバーグ(G oldenberg)ら
により記載されているような外部フォトスキャンにより
抗原の局在濃度の像を得るのに有用であることが当業者
に明らかである。そのような方法においては、結合体を
患者に投与し、患者の体を結合体の濃度についてスキャ
ニングする。本発明の結合体はまたイムノアッセイや核
酸ハイブリダイゼーションアッセイのような生体外診断
法にも利用できることも明らかである。サンドイッチハ
イブリダイゼーション法のような診断法において、指示
手段を含む本発明の結合体は分析物の存在を示すのに有
用である。本発明の結合体およびそれを用いた方法は治
療法においても有用であり、その場合には金属イオンに
より細胞毒性の放射線が出される抗体・金属イオン結合
体を患者の体内に導入し、健康な組織への毒性作用を最
小限に抑さえながら細胞毒性の放射線を腫瘍に向けるよ
うにする。
【図面の簡単な説明】
第18図は、抗CEA−DTTA(0,5)抗体結合体
により保持された免疫反応性の程度を非結合抗CEAと
比較したELI SAアッセイの結果を示すグラフであ
る。第1b図は、抗CEA−DTTA(5,0)抗体結
合体により保持された免疫反応性の程度を非結合抗CE
Aと比較したELISAアッセイの結果を示すグラフで
ある。第1c図は、抗CEA−NCS−化合物A抗体結
合体により保持された免疫反応性の程度を非結合抗CE
Aと比較したELISAアッセイの結果を示すグラフで
ある。 特許出願人 アボット・ラボラトリーズ代理人   弁
理士 青白 葆 ほか1名蟻光/k  (0,D、 +
90 nm)   x p71 先fi (0,9−490nm)O×

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Xはメタまたはパラ位に位置するニトロまたは
    基質反応性基; nは0〜約10; R_1は−(CH_2)_q−、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_r]
    −、 −[(CH_2)_qO(CH_2)_rO(CH_2
    )_s]、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_rN
    (R_6)(CH_2)_s]−、 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学
    式、表等があります▼から選ばれる基 (基中、qは2または3、rは2または3、sは2また
    は3)を表わし; R_2、R_3、R_4、R_5およびR_6は同一も
    しくは異なって水素、 −CH_2CO_2Hおよび オルト−CH_2C_8H_4OHから選ばれる基を表
    わすか、または R_1が−(CH_2)_q−であるとき、R_2およ
    びR_3は一緒になって 基:−(CH_2)_tN(R_7)(CH_2)_u
    N(R_8)(CH_2)_v− (基中、tは2または3、uは2または3、vは2また
    は3、R_7およびR_8は水素、−CH_2CO_2
    H、およびオルト−CH_2C_6H_4OHから選ば
    れる基)を形成することができる] で示される化合物。 2、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Qは基質分子、Xはメタまたはパラ位に位置し
    て基質反応性基の残基; nは0〜約10; R_1は−(CH_2)_q−、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_r]
    −、 −[(CH_2)_qO(CH_2)_rO(CH_2
    )_s]−、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_rN
    (R_6)(CH_2)_s]−、 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学
    式、表等があります▼から選ばれる基 (基中、qは2または3、rは2または3、sは2また
    は3)を表わし; R_2、R_3、R_4、R_5およびR_6は同一も
    しくは異なって水素、 −CH_2CO_2Hおよび オルト−CH_2C_6H_4OHから選ばれる基を表
    わすか、または R_1が−(CH_2)_q−であるとき、R_2およ
    びR_3は一緒になって 基:−(CH_2)_tN(R_7)(CH_2)_u
    N(R_8)(CH_2)_v− (基中、tは2または3、uは2または3、vは2また
    は3、R_7およびR_8は水素、−CH_2CO_2
    H、およびオルト−CH_2C_6H_4OHから選ば
    れる基)を形成することができる] で示される基質結合化合物。 3、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Qは基質分子; Mは金属イオン; Xはメタまたはパラ位に位置する基質反応性基; nは0〜約10; R_1は−(CH_2)_q−、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_r]
    −、 −[(CH_2)_qO(CH_2)_rO(CH_2
    )_s]、 −[(CH_2)_qN(R_5)(CH_2)_rN
    (R_6)(CH_2)_s]−、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼から選ばれる基 (基中、qは2または3、rは2または3、sは2また
    は3)を表わし; R_2、R_3、R_4、R_5およびR_6は同一も
    しくは異なって水素、 −CH_2CO_2Hおよび オルト−CH_2C_6H_4OHから選ばれる基を表
    わすか、または R_1が−(CH_2)_q−であるとき、R_2およ
    びR_3は一緒になって 基:−(CH_2)_tN(R_7)(CH_2)_u
    N(R_8)(CH_2)_v− (基中、tは2または3、uは2または3、vは2また
    は3、R_7およびR_8は水素、−CH_2CO_2
    H、およびオルト−CH_2C_6H_4OHから選ば
    れる基)を形成することができる] で示される基質−金属イオン結合化合物。 4、Xがパラ位に位置する −NH_2、 −NCS、 −NHCSNHNH_2および −NHCSNH(CH_2)_2NH_2 から選ばれる基質反応性基の残基、 nが1、 R_1が−(CH_2)_2−、 −[(CH_2)_2O(CH_2)_2O(CH_2
    )_2]−および ▲数式、化学式、表等があります▼から選ばれる基、 R_2、R_3およびR_4が−CH_2CO_2H である特許請求の範囲第1、2または3項に記載の化合
    物。 5、Qが蛋白質、糖蛋白質、ペプチド類、ポリアミノ酸
    、脂質、炭水化物、多糖類、ヌクレオシド類、ヌクレオ
    チド類、核酸、胆汁酸、薬剤、抑制剤、完全細胞、抗体
    もしくはフラグメント、組換え体誘導抗体もしくはフラ
    グメント、モノクロナール抗体もしくはフラグメントま
    たはコール酸から成る基から選ばれたものである特許請
    求の範囲第2または4項記載の化合物。 6、Xが−NH_2(アミノ)、 −NN^+(ジアゾニウム)、 −NCS(イソチオシアネート)、 −NCO(イソシアネート)、 −NHNH_2(ヒドラジン)、 −NHCSNHNH_2(チオセミカルバジド)、 −NHCOCH_2Cl(クロロアセトアミド)、 −NHCOCH_2Br(ブロモアセトアミド)、 −NHCOCH_2I(ヨードアセトアミド)、 −N_3(アジド)、 −NHCONH(CH_2)_mNH_2(アミノアル
    キル尿素)、 −NHCSNH(CH_2)_mNH_2(アミノアル
    キルチオ尿素)、 −NHCONHNH_2(セミカルバジド)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(マレインイミド)
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼(ハロトリアジン)
    、および ▲数式、化学式、表等があります▼(メタ−(ジヒドロ
    キシボリル)フェニルチオ尿素) (基中、YはCl、BrおよびFから選ばれるハロゲン
    、ZはCl、Br、F、OHおよびOCH_3から選ば
    れる基、mは1〜約10である) から選ばれる基質反応性基の残基である特許請求の範囲
    第1、2または3項記載の化合物。
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