JPS63289296A - 送風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遠心ファンの送風騒音、特に笛音を低減する
羽根車に関するものである。

従来の技術 従来の羽根車を、第５図と第６図に示すターボ型遠心羽
根車を用いて説明する。

従来のターボ型遠心羽根車１０は、主板１と副板２の間
に複数枚の翼３を設置してなるもので、先３の内周側４
よりも外周ｔｌｌｌ１５が羽根車の回転方向６に対して
遅れて回転していくものであり、このような遠心羽根車
に、渦巻状のケーシング７を取り付けて送風するもので
ある。

ここで、送風される空気は、遠心羽根車の吸込口９から
吸い込まれ、遠心羽根車の翼３によって遠心力を受けて
羽根車外周から吐出され、さらに、外周を取り囲む渦巻
状のケーシングによってケーシング吹出口１１へ導かれ
て吹き出されるものである。

８はケーシング舌部、１２はモータ軸、１３は羽根車取
り付はボヌである。

発明が解決しようとする問題点 このような構成において、遠心羽根車の各偶は、ケーシ
ングの舌部を横切ることによって圧力変動を誘発し、そ
の結果、羽根枚数と回転数の積に比例したＮＺ音（笛音
）とよばれる音を発生していた。特に、回転数が多くな
ってくるとそのレベルが非常に高くなってくるという問
題があった。

本発明は、かかる従来の問題を解決するもので、遠心羽
根車の翼の後縁を回転軸ｆ対して斜めに切断した構成と
することによって、音の発生エネルギーを時間的に分散
し、笛音の発生を抑制することを目的としている。

問題αを解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明は、同外径の主板と
副板の間に複数枚の翼を挾持し、前記具は、主板側の翼
円弧が短くなるように翼後縁を切断した切断具と、副板
［１１１の翼円弧が短くなるように切断した切断具を交
互に配置して構成した遠心羽根車を備えた構成とした。

作用 本発明は、上記した構成によって、遠心羽根車の最も外
周側て位置する後縁端と、最も内周側に位置する後縁端
がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けることが
でき翼の回転によって生じる圧力変動が、時間的に分散
され、音の発生エネルギーも分散されるため笛音の発生
は抑制される。

しかも、前記具は、主板側の翼円弧が短くなるように翼
後縁を切断した切断具と、副板側の翼円弧が短くなるよ
うに切断した切断具を交互に配置して構成したため、羽
根車外径を見掛は上大きくすることかでき、高い送風性
能を得ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例をターボ型遠心羽根車を用いて
説明する。

本発明の遠心羽根車２０ば、第１図から第３図に示すよ
うにターボ型遠心羽根車の複数枚の翼３６．３９を同外
径の主板２１と副板２２の間知挾持し、前記具は、主板
側の翼円弧３５が短くなるように翼後縁を切断した切断
具３６と、副板側の翼円弧３７が短くなるように切断し
た切断具３９を交互に配置して構成したものである。

２４はモータ、２５はモータ軸、２６は羽根車固定ボス
、２７はファンケーンング、２日はケーシング吸込口、
３４は副板側の翼円弧、３８は主板側の翼円弧である。

このような構成において、遠心羽根車の翼は、主板側の
後縁から徐々にケーシング舌部２９を横切り、最後に副
板側の後縁がケーシング舌部を横切ることになる。すな
わち、主板側に位置する後縁と、副板側に位置する後縁
がケーシング舌部を横切る時刻に時間差を設けることが
できるのである。そのために、翼がケーシング舌部を横
切ることによって生じる圧力変動が時間的に分散され・
音の発生エネルギーが分散されて笛音の発生は抑制され
る。

捷た、前記切断具３６．３９が交互に配置されているた
め、羽根車が回転すると第４図のように、■型の断面と
な如、見掛は上羽根車の外径は実際より大きくなる。す
なわち、切断具３６のみの断面はくさび形となり、その
外径の減少ば（ｄａ−ｄｂ）となるが、本発明のように
交互にｌ！Ｅ資することＫよって■聖断面となり、外径
の減少は（ｄａ−ｄｂ）／２とすることができ、くさび
形に比べ外径の減少を５０％抑えることができる。羽根
車の外径が送風性能に大きく影響することは周知であり
、上記理由により外径を大きくとることによって高い送
風性能を得るものである。ｄａは羽根車外径、ｄｂは切
断後縁側外径である。

さらに、主板と副板を同外径としているため、　　１内
周側にある翼後縁においても、空気の流れが回転軸方向
に広がることがなく、羽根車径方向への流れが案内され
るため、高い送風性能が得られる。

矢印３３は、空気の流れ方向を示す。

発明の効果 以上のように、本発明の遠心羽根車によれば、主板側に
位置する後縁と、副板側に位置する後縁がケーシング舌
部を横切る時刻に時間差を設けることができ、翼がケー
シング舌部を横切ることによって生じる圧力変動が時間
的に分散され、音の発生エネルギーが分散されて笛音の
発生は抑制される。また、切断方向が異なる翼が交互に
配置することによって、回転時の羽根車外径を大きくと
ることができるため、高い送風性能を得ることができる
。さらに、主板と副板を同外径としているため、内周側
にある翼後縁においても、空気の流れが回転軸方向に広
がることがなく、羽根車径方向への流れが案内されるた
め、高い送風性能が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の送風装置の斜視図、第２図
は同送風装置の側面断面図、第３図は同送風装置の平面
断面図、第４図は同羽根車の一部側面断面図、第５図は
従来の送風装置の斜視図、第６図は同送風機の平面図で
ある。 ２０・・・・・・遠心羽根車、２１・・・・・・主板、
２２・・・・・・副板、２３・・・・・・翼、３０・・
・・・・後縁、３４．３５・・・・・・翼縁弧。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 第３図 じ′！ 窮４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同外径の主板と副板の間に複数枚の、翼を挾持し、前記
   翼は、主板側の翼円弧が短くなるように翼後縁を切断し
   た切断翼と、副板側の翼円弧が短くなるように切断した
   切断翼を交互に配置して構成した遠心羽根車を有する送
   風装置。