JP4460758B2 - 遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インペラ内部に取り入れた流体を、インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機と、この遠心送風機を備えた車両用空調装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来の遠心送風機の一例を図6及び図7に示す。なお、図6は図7のA−A断面図であり、図7は図6のB−B断面図である。
遠心送風機1は、インペラ2と、該インペラ2を回転駆動するモータ3と、これらインペラ2及びモータ3を収容するケーシング4と、該ケーシング4内のインペラ2に向かって空気を導入するベルマウス5とを備えた概略構成を有している。
【0003】
インペラ2は、その軸線2aに平行かつその周囲に環状配置された複数枚の主ブレード2bと、これら主ブレード2bの各下端縁及び前記モータ3のシャフト3aが固定された主板2cと、該主板2cの前記各主ブレード2bが固定された側の裏面側に固定された複数枚の副ブレード2dと、各主ブレード2bの上端部を周囲より固定する補強リング2eとを備えている。なお、主板2cの形状は、モータ3が収納される中央部で盛り上がり、この盛り上がった中央部周囲の環状部分では平坦な円板形状をなすものとなっている。そして、この主板2cは、各主ブレード2b及び各副ブレード2dをその裏表に固定する役目のみを有していた。
ケーシング4は、図7の視線で見た場合の外形状が概略カタツムリ状の外形状をなしており、その一側壁4a(図6参照)に前記ベルマウス5が一体に設けられている。このベルマウス5は、前記一側壁4aからインペラ2に向かって先細りなリング状をなしており、インペラ2と同軸に配置されている。
【0004】
そして、この遠心送風機1によれば、モータ3を起動させると、インペラ2が軸線2a回りに回転し、ベルマウス5を介してインペラ2内に取り込んだ吸い込み流れSAが、遠心力によってインペラ2の外周囲に送り出されていく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング4の内壁面に沿って吐出口6へと導かれ、この吐出口6を介してケーシング4外に吐出されていく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記説明の従来の遠心送風機1では、各主ブレード2bの有効羽根幅を極力長く確保することによって、そのファン特性を向上させることが望まれている。
これについて詳説すると、例えば、インペラ2の外径をD2、前記軸線2a方向の長さをBとした場合、この縦横比であるB/D2を横軸、送風量Qを縦軸に取ると、そのファン特性は図8に示す傾向となる。すなわち、縦横比B/D2が徐々に大きくなるにつれて送風量Qが増加し、ピークポイントPを迎えた後、徐々に送風量Qが低下していく。ピークポイントPの縦横比B/D2はおよそ0.8近傍であるため、高いファン特性を得るためには縦横比B/D2を0.8近傍まで大きく取ることが望ましい。しかしながら、この種の装置は一般的にコンパクト化の要求があるため、インペラ2の長さBを現実的な長さに抑える必要もあった。
【0006】
このような背景により、ファン特性の向上を得るために各主ブレード2bを長くして縦横比B/D2を高めたい要望があるものの、実際には、装置コンパクト化の要求による制限があるために0.4〜0.7程度の縦横比B/D2を選択せざるを得ないという問題が生じていた。すなわち、装置コンパクト化がファン特性向上の妨げになっていた。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置の大型化を招くことなく更なるファン特性の向上を達成し得る遠心送風機及びこれを備えた車両用空調装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の請求項1記載の遠心送風機は、環状配置された複数枚の主ブレードと、これら主ブレードの端縁が接合する主板とを備えたインペラを有し、該インペラの内部に取り入れた流体を、該インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、前記主板の外周縁部は、この外周縁部を周囲より側面視した場合に、前記各主ブレード側に向かって凹むように形成された副ブレード側流路と、該副ブレード側流路とは反対側に向かって凹むように形成された主ブレード側流路とが交互に連続配置された概略波形状をなし、前記各主ブレードは、前記主ブレード側流路を両側より挟む位置に配置されているとともに、前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さが大きくなる流路とされている。
【0009】
本発明の請求項2記載の遠心送風機は、環状配置された複数枚の主ブレードと、これら主ブレードの端縁が接合する主板とを備えたインペラを有し、該インペラの内部に取り入れた流体を、該インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、前記主板の外周縁部は、この外周縁部を周囲より側面視した場合に、前記各主ブレード側に向かって凹むように形成された副ブレード側流路と、該副ブレード側流路とは反対側に向かって凹むように形成された主ブレード側流路とが交互に連続配置された概略波形状をなし、前記各主ブレードは、前記主ブレード側流路を両側より挟む位置に配置されているとともに、前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路幅が大きくなる流路とされている。
【0010】
本発明の請求項3記載の遠心送風機は、前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さが大きくなる流路とされている。
【0011】
上記請求項1から3記載の遠心送風機によれば、インペラを回転させると、その遠心力によって各主ブレード間の隙間流路を通るようにして流体がインペラ外に送り出されていく。この時の、流体を送り出すのに有効な隙間流路は、従来では各主ブレードの全長と同じ長さであったのに対して、本発明では、この各主ブレードの全長に主ブレード側流路の深さ寸法が加わって長くなるので、あたかも各主ブレードの全長が前記深さ寸法分だけ長くなったようになり、その送風量を増大させることができるようになる。しかも、各主ブレードそのものは実際には従来よりも長くならないので、インペラが大型化することもない。
【0012】
本発明の請求項4記載の遠心送風機は、前記インペラ、及び前記インペラを回転駆動するモータを収容するケーシングと、このケーシングのノーズ側の流れの一部を前記モータに導くバイパス配管とを備えている。
【0013】
上記請求項4記載の遠心送風機によれば、ケーシングのノーズ側の流れの一部が、バイパス配管を介してモータに吐出され、モータが冷却されることになる。
【0014】
請求項5記載の車両用空調装置は、請求項1から4のいずれかに記載の遠心送風機が備えられている。
上記請求項5記載の車両用空調装置によれば、コンパクトでありながら高いファン特性を備えた遠心送風機を装備するので、空調装置そのものが大型化することなく更なる空調性能の向上を達成することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の遠心送風機は、インペラ内部に取り入れた流体を、該インペラの回転遠心力により送風する装置であり、その一実施形態を図1〜図5を参照しながら以下に説明するが、本発明がこれのみに限定解釈されるものでないことは、もちろんである。以下の説明においては、本発明の遠心送風機を車両用空調装置に適用した場合の例として説明を行う。
なお、図1は、本実施形態の遠心送風機を示す図であって、図2のC−C断面図である。また、図2は、図1のD−D断面図である。また、図3は、主板の要部を示す図であって、図2のE−E線より見た部分側面図である。また、図4は、主板の斜視図である。また、図5は、図1のF部拡大図である。
【0016】
図1,2に示すように、本実施形態の遠心送風機10は、インペラ11と、該インペラ11を回転駆動するモータ12と、これらインペラ11及びモータ12を収容するケーシング13と、該ケーシング13内のインペラ11に向かって空気を導入するベルマウス14と、ケーシング13のノーズNの吸入ポート15及び吐出ポート16間を接続するバイパス配管17とを備えた概略構成を有している。
【0017】
ケーシング13は、図2の視線より見た場合の外形状が概略カタツムリ状をなす箱体であり、前記ベルマウス14が一体に形成された側壁13a(図1)と、該側壁13aに平行かつ対抗配置された側壁13bと、これら側壁13a,13b間の周縁を、送風口18を除いて接合する周壁13cとを備えて構成されている。
側壁13aには、前記モータ12のシャフト12aと同軸となるようにベルマウス14が一体成形で形成されている。このベルマウス14は、側壁13aからインペラ11に向かって先細りとなり、かつその軸線を含む断面より見た場合(すなわち図1の視線より見た場合)の切断面が、内周側に向かって凸型の曲線形状をなしている。したがって、ベルマウス14の内周面は、その入口14aから出口14bにかけての流路面積が徐々に狭くなる円形の流路を形成している。
側壁13bには、前記吸入ポート15及び吐出ポート16を通すための貫通孔がそれぞれ形成されている。そして、ノーズN側の流れの一部を吸入ポート15から吸い込み、バイパス配管17を介して吐出ポート16よりモータ12に吐出することにより、モータ12を冷却することが可能となっている。
【0018】
インペラ11は、その軸線11a(モータ12のシャフト12aと同一の軸線)に平行かつ該軸線11aの周囲に環状配置された複数枚の主ブレード11bと、これら主ブレード11bの各下端縁及びモータ12のシャフト12aが固定された主板11cと、各主ブレード11bの主板11cとは反対側の端部を固定する補強リング11dとを備えて構成されている。
各主ブレード11bは、前記軸線11a方向に長い羽であり、図2に示すように、軸線11aの半径方向に対して所定角度をなすように傾斜配置されている。また、これら主ブレード11bは、互いに等ピッチ間隔で配置されており、各主ブレード11b間に形成される各隙間が、インペラ11の中心(前記軸線11a)から外部に向かって捻れを伴いながら広がる隙間流路11fを形成している。
【0019】
主板11cは、図1に示すように、モータ12が収容される中央部分が盛り上がった形状の円盤であり、その上面側に各主ブレード11bが固定されている。また、この主板11cの中心には、モータ12のシャフト12aが接続されている。一方、モータ12は、ケーシング13の側壁13bに固定されている。
図3及び図4に示すように、この主板11cの外周縁部は、該外周縁部を周囲より側面視した場合に、各主ブレード11bが固定される側に向かって凹むように形成された副ブレード側流路21と、該副ブレード側流路21とは反対側に向かって凹むように形成された主ブレード側流路22とが交互に連続配置された概略波形状をなしている。そして、図2及び図3に示すように、各主ブレード11bは、主ブレード側流路22を両側より挟む位置に配置されている。
【0020】
主ブレード側流路22は、図2に示すように平面視した場合に、主板11cの中心(前記軸線11a)から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さ及び流路幅が大きくなる流路であり、主板11cの中心回りに複数が環状配置されている。そして、これら主ブレード側流路22の捻れ形状は、同図に示すように前記各隙間流路11fと同じであり、実質的にこれら主ブレード側流路22及び隙間流路11fが一体となってひとつの流路を形成している。
【0021】
副ブレード側流路21は、主ブレード側流路22が形成された側の裏面側(図2の裏面側)から見た場合に、主板11cの中心(前記軸線11a)から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さ及び流路幅が大きくなる流路であり、主板11cの中心回りに複数が環状配置されている。そして、これら副ブレード側流路21は、主板11cを透過して見た場合に、主ブレード側流路22と同一方向の捻れを有する同一形状となっている。
したがって、本実施形態の主板11cは、その副ブレード側流路21を形成する突出壁面部分が実質的に副ブレード(従来の技術で説明した副ブレード2d)の役目をなしている。
【0022】
なお、インペラ11を射出成形で製造する場合には、主板11cと各主ブレード11bとを別部品として成形した後に両者を接合させるものとしても良いし、もしくは、はじめから両者が一体となった状態に成形するものとしても良い。しかしながら、最初から両者を一体に成形する方が、部品点数を減らしたり製作工数を減らすことができるので、製造コストの観点からより好ましいのは、もちろんである。
【0023】
以上説明の構成を有する遠心送風機10の動作について、図1及び図5を参照しながら以下に説明を行う。
まず、モータ12を起動させると、インペラ11が軸線11a回りに回転し、ベルマウス14を介してインペラ11内に吸い込み流れSAを取り込み、遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出していく。このようにして送り出された吸い込み流れSAは、ケーシング13の内壁面に沿って吐出口18へと導かれ、この吐出口18を介してケーシング13外に吐出されていく。
一方、主板11cの回転により、モータ12が配置された側のインペラ11空間内の流れが遠心力によってインペラ11の外周囲に送り出されていく。すると、このインペラ11空間内が負圧となってノーズN側の流れの一部を吸い込む流れを形成する。そして、この流れによってモータ12が冷却される。
【0024】
この時、主板11cの主ブレード11b側においてインペラ11外に吸い込み流れSAを送り出す際の流路は、従来では各主ブレード2bの全長と同じ長さの隙間流路しか確保できなかったのに対して、本実施形態では、図5に示すように、主ブレード11bの全長Lに、主ブレード側流路22の深さ寸法dが加わって長くなるので、あたかも主ブレード11bの全長が深さ寸法d分だけ長くなったようになり、その送風量を増大させることができるようになる。これは、有効羽根幅の延長による遠心力の増大(主板側流路22がなす分の遠心力の付加)と、主板側流路22の追加による流路面積の増大とによるものである。
しかも、各主ブレード11bそのものは従来よりも長くならないので、インペラ11が大型化することもない。
【0025】
以上説明の本実施形態の遠心送風機10によれば、(1)ファン特性の向上と(2)騒音低減という、2つの効果を奏することを可能としている。
すなわち、
(1)本実施形態の遠心送風機10によれば、各主ブレード11bの全長Lに対して主板側流路22の凹み深さdを加えた長さを、インペラ11の実質的な有効羽根幅とすることができるので、各主ブレード11bの全長を長くすることなく有効羽根幅を長く確保することができるようになる。したがって、インペラ11の軸線方向長さは従来と同様に維持しながらも、有効羽根幅を増やして送風量の増大を得られるので、装置の大型化を招くことなく更なるファン特性の向上を達成することが可能となる。
【0026】
(2)また、図5において、軸線11a方向の前記ベルマウス14側に近い流れを符号V1、主板11c側に近い流れを符号V2で表した場合、主板11cが従来のような単純な平円盤形状であると、V2>V1の関係となる。これに対し、本実施形態の主板11cでは、吸い込み流れSAが主板側流路22の付加によって該主板側流路22内まで流れが行くようになり、ここでの流速が低下するようになる。一般に、音のエネルギーは流速の5〜6乗に比例するので、流速の低下は音のエネルギーを低下させることとなり、これによって騒音の低減も達成可能となっている。
【0027】
以上説明の遠心送風機10を装備することにより、本実施形態の車両用空調装置によれば、空調装置そのものが大型化することなく更なる空調性能の向上を達成することが可能となる。
【0028】
なお、上記実施形態においては、遠心送風機10を車両用空調装置に設ける場合を例に説明したが、これに限らず、その他の用途に本発明の遠心送風機を適用しても良いことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
本発明に係る遠心送風機は、主板の外周縁部が、副ブレード側流路と主ブレード側流路とを交互に連続配置した概略波形状をなし、各主ブレード側流路を両側より挟む位置に各主ブレードを配置する構成を採用した。この構成によれば、各主ブレードの全長に対して主板側流路の凹み深さを加えた長さを、インペラの実質的な有効羽根幅とすることができるので、各主ブレードの全長を長くすることなく有効羽根幅を長く確保することができるようになる。したがって、インペラの軸線方向長さは従来と同様に維持しながらも、有効羽根幅を増やして送風量の増大を得られるので、装置の大型化を招くことなく更なるファン特性の向上を達成することが可能となる。
【0030】
また、本発明に係る車両用空調装置によれば、コンパクトでありながら高いファン特性を備えた遠心送風機を装備するので、空調装置そのものが大型化することなく更なる空調性能の向上を達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の遠心送風機の一実施形態を示す図であって、図2のC−C断面図である。
【図2】 同遠心送風機を示す図であって、図1のD−D断面図である。
【図3】 同遠心送風機の主板の要部を示す図であって、図2のE−E線より見た部分側面図である。
【図4】 同遠心送風機の主板を示す斜視図である。
【図5】 同遠心送風機の要部を示す図であって、図1のF部の拡大図である。
【図6】 従来の遠心送風機を示す図であって、図7のA−A断面図である。
【図7】 同遠心送風機を図6のB−B断面図である。
【図8】 同遠心送風機の形状とファン特性との関係を示す図であって、横軸に縦横比B/D2、縦軸に送風量Qをとった場合のグラフである。
【符号の説明】
10 遠心送風機
11 インペラ
11b 主ブレード
11c 主板
21 副ブレード側流路
22 主ブレード側流路
SA 吸い込み流れ(流体)
Claims (5)
- 環状配置された複数枚の主ブレードと、これら主ブレードの端縁が接合する主板とを備えたインペラを有し、該インペラの内部に取り入れた流体を、該インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、
前記主板の外周縁部は、この外周縁部を周囲より側面視した場合に、前記各主ブレード側に向かって凹むように形成された副ブレード側流路と、該副ブレード側流路とは反対側に向かって凹むように形成された主ブレード側流路とが交互に連続配置された概略波形状をなし、
前記各主ブレードは、前記主ブレード側流路を両側より挟む位置に配置されているとともに、
前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さが大きくなる流路とされていることを特徴とする遠心送風機。 - 環状配置された複数枚の主ブレードと、これら主ブレードの端縁が接合する主板とを備えたインペラを有し、該インペラの内部に取り入れた流体を、該インペラの回転遠心力により送風する遠心送風機において、
前記主板の外周縁部は、この外周縁部を周囲より側面視した場合に、前記各主ブレード側に向かって凹むように形成された副ブレード側流路と、該副ブレード側流路とは反対側に向かって凹むように形成された主ブレード側流路とが交互に連続配置された概略波形状をなし、
前記各主ブレードは、前記主ブレード側流路を両側より挟む位置に配置されているとともに、
前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路幅が大きくなる流路とされていることを特徴とする遠心送風機。 - 前記主ブレード側流路は、前記主板の中心から外周縁部側に向かって一方向に捻れを伴いながら徐々に流路深さが大きくなる流路とされていることを特徴とする請求項2に記載の遠心送風機。
- 前記インペラ、及び前記インペラを回転駆動するモータを収容するケーシングと、このケーシングのノーズ側の流れの一部を前記モータに導くバイパス配管とを備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心送風機。
- 請求項1から4のいずれかに記載の遠心送風機が備えられていることを特徴とする車両用空調装置。
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