JPH0740718Y2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

Info

Publication number
JPH0740718Y2
JPH0740718Y2 JP1988049007U JP4900788U JPH0740718Y2 JP H0740718 Y2 JPH0740718 Y2 JP H0740718Y2 JP 1988049007 U JP1988049007 U JP 1988049007U JP 4900788 U JP4900788 U JP 4900788U JP H0740718 Y2 JPH0740718 Y2 JP H0740718Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
longitudinal direction
edge
cross flow
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988049007U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01152096U (ja
Inventor
博雅 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1988049007U priority Critical patent/JPH0740718Y2/ja
Publication of JPH01152096U publication Critical patent/JPH01152096U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0740718Y2 publication Critical patent/JPH0740718Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はクロスフローフアンに関するものである。
従来の技術 従来のクロスフローフアンとしてはたとえば第4図、第
5図に示すように構成されたものが知られている。
以下、図面に基づき説明すると、1はクロスフローフア
ンの軸芯の長手方向において適当間隔おきに位置するリ
ング状の仕切板で、この仕切板1上の外周寄り端面上で
等間隔おきに周方向に多数枚の羽根2が配設されてい
る。このように仕切板1上に多数枚の羽根2が配設され
たものを1つのコマとして、このコマを軸芯の長手方向
に多数積み重ねてクロスフローフアンが形成されてい
る。前記羽根2は成形時の金型抜き勾配によりクロスフ
ローフアンの軸芯の長手方向において羽根2の両端に位
置する一方の仕切板1の側ほど断面形状が大きく(第5
図実線で示す)、他方の仕切板1の側ほど断面形状が小
さい。(第5図2点鎖線で示す) 考案が解決しようとする課題 しかしながら上記構成の羽根2を用いて羽根2を仕切板
1上に等間隔おきに配設してクロスフローフアンを構成
した場合、クロスフローフアン特有の回転数Nと羽根枚
数Zとにより発生するNZ音およびその高調波により「ピ
ー」という耳ざわりな音(以下笛音と称す)が強く発生
するという問題があった。
本考案はこのような問題を解決するもので、クロスフロ
ーフアン特有の笛音の発生を低減させ、低騒音クロスフ
ローフアンを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、フアン軸芯の長手
方向に適当間隔おきに位置する仕切板と、隣り合う仕切
板間に位置するとともに長手方向が前記フアン軸芯の長
手方向と同じで、さらに長手方向両端部が方向仕切板の
外周寄り端面上に適当間隔おきに周方向に設けられる羽
根とからなり、前記羽根のフアン軸を中心とする外周側
の端縁の勾配を内周側の端縁の勾配よりも大きくし、前
記羽根の幅を長手方向にわたり変化させ前記羽根の長手
方向の各部の外径側角度(フアン軸芯を中心として羽根
の外周側端縁を通る円の外周側端縁部における接線と羽
根の幅方向の円弧状の中立線とで形成された角度)およ
び羽根の長手方向各部の内径側角度(フアン軸芯を中心
として羽根の内周側端縁を通る円の内周側端縁部におけ
る接線と羽根の円弧状の中立線の接線とで形成された角
度)を一定にしたものである。また本考案は、各仕切板
間において位置する羽根はフアン軸芯長手方向に一直線
状に並ばないようにずらして設けたものである。
作用 この構成により、フアン軸を中心とした羽根の長手方向
にわたる各部の内径側角度および外径側角度を変化させ
ず、また羽根の外周側の端縁の勾配を内周側の端縁の勾
配よりも大きくしてあるため、羽根1枚の周速度差およ
び羽根の幅変化により風の流入流出の周期性をなくすこ
とができ、また発生するうずを羽根が切る周期性をくず
すことができ、クロスフローフアン特有の笛音の低減を
図ることができる。また、羽根の内径角度、外径側角度
は常に一定であり、流量特性の低下を防止できる。さら
に、クロスフローフアンの軸芯の長手方向において羽根
が一直線状に並ばないようにずれているため、これによ
っても前記周期性をなくすことができ、低騒音かつ高性
能のクロスフローフアンを提供することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説明
する。
まず、第1図に完成したクロスフローフアンを示し、11
はクロスフローフアンの軸の長手方向に適当間隔おきに
位置するリング状の仕切板、12は隣り合う仕切板11と11
との間に位置し、長手方向がクロスフローフアンの軸の
長手方向に同方向の羽根で、前記仕切板11の外周寄り端
面上に等間隔おきに周方向に多数枚設けられている。
クロスフローフアンを完成する前の状態では仕切板11は
第2図に示すように扇形を呈し、この扇形の仕切板11に
3枚の羽根12が設けられており、これがクロスフローフ
アンの軸の長手方向全長に亘って連続して構成され、こ
れを1つのピースとして、前記扇形の角度がたとえば12
0度の場合は3つのピースを組み合わせてクロスフロー
フアンを完成するものである。
ところで前記羽根12は、第3図に示すようにクロスフロ
ーフアンの外周側に位置する端縁13は羽根12の長手方向
一端側に向って徐々に内側に沈むように勾配が付けら
れ、すなわち、羽根12の幅方向が一端に向うにしたがっ
て小さくなるようになって羽根12の外径が変化してお
り、かつ一端側と他端側とでほぼ同じ肉厚(断面形状)
で形成され、さらにクロスフローフアンの軸芯方向に対
して一端側が内方に若干傾くようにねじられている。こ
れにより、羽根12の長手方向一端側における断面の円弧
状の中立線l1と他端側における断面形状の円弧状の中立
線l2は互いにずれた位置に存在する。なお、クロスフロ
ーフアンの内周側に位置する羽根12の端縁14は羽根12の
長手方向一端側に向ってクロスフローフアンの軸芯から
離れるように勾配が付けられても良いが、その場合外周
側の端縁13の勾配の方が内周側に端縁14の勾配よりも大
きくなるように形成されている。なお、前記内周側の端
縁14の勾配はなくても良い。第3図はその勾配のない状
態を示している。また、羽根12の長手方向にわたる各部
の内径側角度Aおよび外径側角度Bは常に一定となるよ
うに構成されている。ここで、内径側角度Aとは、羽根
12の内周側の端縁14を通るように描かれたクロスフロー
フアンの軸芯を中心とする円の端縁14部における接線と
前記端縁14部における円弧状の中立線l1およびl2とで形
成された角度であり、外径側角度とは、羽根12の外周側
の端縁13を通るように描かれたクロスフローフアンの軸
芯を中心とする円の端縁13部における接線と前記端縁13
部における円弧状の中立線l1およびl2とで形成された角
度であり、これら角度AとBはそれぞれ羽根の長手方向
の各部において一定となるように構成されている。さら
に前記各仕切板11間において位置する羽根12はクロスフ
ローフアンの軸の長手方向に一直線状に並ばないように
ずらして設けられている(第2図参照)。
以上のように本実施例によれば、各羽根12の内径側角度
Aおよび外径側角度Bを羽根の長手方向の各部において
変化させることなく、羽根12の幅すなわち外径を変化さ
せ、羽根1枚の周速度差および羽根の幅変化により風の
流入流出の周期性をなくすることができ、また発生する
うずを羽根12が切る周期性をくずすことができ、クロス
フローフアン特有の笛音の低減を図ることができる。ま
た、羽根12の内径側角度A、外径側角度Bは羽根の長手
方向にわたって各部において常に一定であり、流量特性
の低下を防止できる。さらに、クロスフローフアンの軸
の長手方向において羽根12が一直線状に並ばないように
ずれているため、これによっても前記周期性をなくすこ
とができ、低騒音かつ高性能のクロスフローフアンを提
供することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、羽根の内径側角度および
外径側角度を羽根の長手方向各部で変化させず、羽根の
外周側の端縁の勾配を内周側の端縁の勾配よりも大きく
してあるため、羽根1枚の周速度差および羽根の幅変化
により風の流入流出の周期性をなくすことができ、また
発生するうずを羽根が切る周期性をくずすことができ、
クロスフローフアン特有の笛音の低減を図ることができ
る。また、羽根の内径側角度、外径側角度は羽根の長手
方向の各部にわたり常に一定であり、流量特性の低下を
防止できる。さらに、クロスフローフアンの軸の長手方
向において羽根が一直線状に並ばないようにずれている
ため、これによっても前記周期性をなくすことができ、
低騒音かつ高性能のクロスフローフアンを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はクロスフローフアンの正面図、第2図は同要部斜視
図、第3図は第2図のX−X矢視図、第4図は従来のク
ロスフローフアンの要部斜視図、第5図は同要部断面図
である。 11……仕切板、12……羽根、13……外周側端縁、14……
内周側端縁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フアン軸の長手方向に適当間隔おきに位置
    する仕切板と、隣り合う仕切板間に位置するとともに長
    手方向が前記フアン軸の長手方向と同じ方向で、仕切板
    の外周寄り端面上に適当間隔おきに周方向に設けられる
    羽根とからなり、前記羽根のフアン軸を中心とした外周
    側の端縁の勾配を内周側の端縁の勾配よりも大きくし、
    前記羽根の長手方向各部における外径側角度(フアン軸
    芯を中心として羽根の外周側端縁を通る円の外周側端縁
    部における接線と外周側端縁部における羽根の円弧状の
    中立線とで形成された角度)が一定で、かつ羽根の長手
    方向各部における内径側角度(フアン軸芯を中心として
    羽根の内周側端縁を通る円の内周側端縁部における接線
    と内周側端縁部における羽根の円弧状の中立線とで形成
    された角度)を一定にしたクロスフローフアン。
  2. 【請求項2】各仕切板間において位置する羽根はフアン
    軸の長手方向に一直線状に並ばないようにずらして設け
    た請求項1記載のクロスフローフアン。
JP1988049007U 1988-04-11 1988-04-11 クロスフローファン Expired - Lifetime JPH0740718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988049007U JPH0740718Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 クロスフローファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988049007U JPH0740718Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 クロスフローファン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01152096U JPH01152096U (ja) 1989-10-19
JPH0740718Y2 true JPH0740718Y2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=31275129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988049007U Expired - Lifetime JPH0740718Y2 (ja) 1988-04-11 1988-04-11 クロスフローファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0740718Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4109936B2 (ja) * 2002-09-13 2008-07-02 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
ES2690196T3 (es) * 2010-03-18 2018-11-19 Mitsubishi Electric Corporation Ventilador de flujo tangencial y acondicionador de aire

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55142694U (ja) * 1979-04-03 1980-10-13
JPS5919838Y2 (ja) * 1981-10-26 1984-06-08 三国プラスチツクス株式会社 横断流羽根車

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01152096U (ja) 1989-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890001739B1 (ko) 횡단류 송풍기의 임펠러
JPH01318798A (ja) クロスフローファンの羽根車
JP2000145693A (ja) 多翼前向ファン
JPH0740718Y2 (ja) クロスフローファン
JP3137897B2 (ja) 貫流ファン
JP3516530B2 (ja) 低比速度インペラ
JPH06307397A (ja) プロペラファンおよびこれを備えた空気調和機
JPS55134797A (en) Centrifugal vane
JPH06264897A (ja) 軸流ファン
JPS63289295A (ja) 送風装置
JPH0740719Y2 (ja) クロスフローファン
JP2003090279A (ja) 水力回転機械用ベーン
JPS61101698A (ja) プロペラフアン
JP3850061B2 (ja) 筒状羽根車
JPS6361800A (ja) 軸流送風機
JP3460350B2 (ja) クロスフローファン
JP3214148B2 (ja) コアレストルクコンバータ
JPS6343435Y2 (ja)
JPH0425401B2 (ja)
JPS6252160B2 (ja)
EP0456596A1 (en) A centrifugal pump
JPS6210495A (ja) 送風装置
JPH01315695A (ja) 多翼送風機の羽根車
JP4691788B2 (ja) 軸流ファンの動翼
JPS6019990A (ja) 横断流送風機の羽根車