JPS6328626A - プラスチツクフイルムの冷却方法 - Google Patents

プラスチツクフイルムの冷却方法

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JPS6328626A
JPS6328626A JP61171834A JP17183486A JPS6328626A JP S6328626 A JPS6328626 A JP S6328626A JP 61171834 A JP61171834 A JP 61171834A JP 17183486 A JP17183486 A JP 17183486A JP S6328626 A JPS6328626 A JP S6328626A
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JP
Japan
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film
roll
cooling
ceramic
rolls
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JP61171834A
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Toshihiro Otaki
大滝 敏博
Yasuhiro Takeda
竹田 康弘
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プラスチックフィルムの冷却方法に関し、と
くにプラスチックフィルムを加熱し長手方向に延伸した
後冷FJIロールで冷却する方法に関する。
[従来の技術] 一般に、プラスチックフィルムを連続的に長手方向に延
伸するには、ロール間で所定の延伸倍率をかけるロール
延伸法が用いられる。連続的に搬送されるプラスチック
フィルムは、加熱ロールにより(あるいは加熱ロールに
よる加熱に補助ヒータによる加熱を加えて)所定の温度
に加熱された後、冷却ロールとの間で所定の倍率で延伸
され、冷却ロールで延伸後のフィルムが冷却される。
このような延伸装置においては、従来、冷却ロールには
通常表面が鏡面仕上げのクロムメッキロールが用いられ
ている。加熱ロール側については、高温に加熱されるフ
ィルムの粘着を抑えるために、各種表面材質のロールが
提案されているが、延伸後の冷却ロールにおいては、ぞ
の制御湿度も低いことからフィルムとの粘着の問題を生
じないので、通常フィルム表面を出来る限り平滑な面に
冷却成形するため、かつ冷却のため熱伝達を良好に維持
するため、鏡面状態の上記のような金属ロールが用いら
れる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、ある種のプラスチックフィルム、たとえばポ
リエステルフィルムにあっては、クロムメッキの表面を
有する冷却ロール上で第2図に示すような三角状欠点を
生じることがある。三角状欠点点1は、プラスチックフ
ィルム2が主として延伸直後の冷却ロール3上を通過づ
る際に生じ、その大きさはフィルム厚み、延伸温度、冷
却温度等の条件によって異なるが、フィルム搬送方向X
に5〜201rtIR程度の長さ文を有するものである
三角状欠点1は、肉眼ではかなり判別しにくいものであ
るが、偏光板で見ると確実に認識できるものであり、フ
ィルム2(とくにその表面)がこの部分で三角状に微小
変形しているものである。
この三角状欠点1の発生原因を調査した結果、冷却ロー
ル3上で空気が噛み込んだために生じる変形であること
が判った。噛み込んだ空気は、フィルム20幅方向およ
び搬送方向後方側へ逃げようとするが、フィルムは冷却
されているため冷却ロール3上では滑らず、また、冷却
ロール3表面が鏡面であるため、噛み込んtど空気は完
全には逃げ切れず図のような三角状欠点を生じる。この
ような三角状欠点]が生じると二次加工、たとえば磁気
層コーティング加工等で大きな品質欠陥を招くことにな
るため、フィルム¥!迄メーカにとっては不合格品とせ
ざるを得す、三角状欠点1の発生は収率を大きく低下さ
せる原因となっていた。
従来、上記のような三角状欠点1が発生した場合には、
延伸温度、冷却ロール温度、フィルム搬送速度低下など
の条件変更で対処していたが、そうすると望ましくない
条件を取らざるを1うlず、製造されるフィルムの品質
低下を来たすことともなっている。
本発明は、製造条間を実質的に変更する必要がなく、か
つ新たに別の欠点を発生させることなく、上記の三角状
欠点の発生を防止し得る方法を(に供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段〕 この目的に沿う本発明のプラスチックフィルムの冷却方
法は、連続的に搬送されるプラスチックフィルムを加熱
し長手方向に延伸した後冷却ロールで冷却するプラスチ
ックフィルムの冷却方法において、前記冷却ロールに表
面材質がセラミックからなるセラミックロールを用いる
ものから成っている。
ここで、ロール表面を構成するセラミック層は、O−ル
本体の表向にセラミックをたとえば溶射することにより
形成される。このセラミック層の厚さは特に限定されな
いが、冷却ロール内部には通常冷媒が通水されるので、
フィルムに対する冷却ロールの冷却性能を損わないだけ
の薄い層に形成することが好ましい。
そして、セラミックロールの表面粗さは、中心線平均粗
さ(Ra)にて、0.02μ≦Ra≦2μの範囲にある
ことがよい。好ましくは、Raの範囲は0.05μ〜1
.0μ、より好ましくは0.08〜0.7μである。
また、セラミックの種類としては、たとえば、酸化アル
ミ、酸化チタン、酸化クロム、酸化ジルコニウム等を含
むセラミックが挙げられる。
[作  用] 冷却ロールの表面を構成するセラミックは、溶射後ある
いは機械仕上げ後にも表面に本質的の微小凹凸を有する
。したがって、延伸後のプラスチックフィルムと冷却ロ
ール表面との間に噛み込んだ空気は、冷却ロール表面の
微小凹凸により表面を伝わって逃げ、空気が封じ込めら
れた際に生じる三角状欠点の発生が防止される。ただし
、表面の微小凹凸のみにより三角状欠点の発生が防止さ
れるのであれば、冷却ロールを金属[I−ルとし、その
表面を粗くしておけば同様の効果が11られる筈である
が、実際には表面粗さの粗い金属冷NI[1−ルでは三
角状欠点を完全には解消できなかった。
冷却ロールを上記のようなセラミックロールと)ること
により初めて三角状欠点を完全に解消することができた
。これは、セラミックが、本質的には多孔質体であるた
め、噛み込んだ空気はその多孔質内にも逃げることとな
り、この空気の逃げが、上記ロール表面を伝わっての空
気の逃げを補うものと考えられる。
そして、セラミックロールの表面粗さを0.02μ≦R
a≦2μの範囲にすることで噛み込んだ空気は完全に逃
がされ、三角状欠点の発生は皆無となる。つまり、表面
粗さが0.02μ以下では、従来の鏡面仕上げ金属ロー
ル(Raは通常o、 oiμ以下)の表面粗さに近づく
ため空気逃がし効果が小さくなりすぎ、逆に2μ以上で
は、粗くなりすぎてフィルムにスリキズを発生させるお
それがあるので、上記範囲の表面粗さに設定することが
好ましい。
このような欠点発生防止は、セラミック層の表面形状お
よび多孔質性状によって達成されるものであるから、欠
点発生防止のために実質的に延伸条件や温度条件、ある
いはフィルム搬送速度を変更する必要は全くない。また
、セラミックは金属に比べ熱伝導率は高くないが、冷却
ロールの表面のみをセラミックで構成することにより、
冷却ロールによるフィルム冷却性能を実質的に損υなく
てすむ。
[実施例コ 以下に、本発明の望ましい実施例を図面を参照して説明
づる。
第1図は、本発明を実施したフィルム延伸装置のロール
配置を示している。プラスブックフィルム10は、本実
/1色例ではポリエステルフィルムから成り、X方向に
連続的に搬送され、h11熱ロール11.12.13.
14で徐々に延伸温度まで加熱される。15はニップロ
ールを示しており、ロール15と加熱ロール14とのニ
ップ点までに、フィルム10は所定の延伸湿度(たとえ
ば90℃)に加熱される。16.17.18.19は冷
却ロール、20はニップロールを示しており、加熱ロー
ル14と冷却ロール16との間で、フィルム10は所定
の倍率(たとえば3.3侶)で長手方向に連続的に延伸
される。冷却ロール16.17.18は、たとえば25
℃程度に湿度制御される。
本実施例では、冷却ロール16を、本発明でいうセラミ
ックロールとした。つまり、ロール本体は、金属で構成
し、その表面にセラミックをプラズマ溶射して表面セラ
ミック層を構成した。セラミックは、酸化クロムを主成
分とするものを選択し、[1−ル表面粗さを、中心線平
均粗さ(Ra)で、Ra=0.15μとした。
このような延伸装置を用いて、厚さ300μ〜2500
μの各種ポリエステルフィルム10を所定の条件(従来
と同一の条件)で延伸したところ、問題であった三角状
欠点の発生は全くなく、表面欠点のない、かつ目標とす
る物性を有するフィルムが得られた。
なお、上記実施例では、セラミックロールを冷却ロール
16のみとしたが、冷却速度が必然的に遅くなるフィル
ム(たとえば厚物フィルム)等では、必要に応じてそれ
よりも下流側の冷却ロールを本発明でいうセラミックロ
ールとしてもよい。また、冷却ロールの温度条件も、上
記温度条件に限定されることはなく、自由に設定し1q
る。たとえばポリエステルフィルムの場合には、延伸直
後のフィルム温度よりも10℃以上低い温度であればよ
く、80℃〜−10℃等の範囲内で適宜設定し得る。
さらに、セラミックロールの表面粗さRaは、前述の如
<0.02〜2μ、好ましくは0.05〜1.0μ、よ
り好ましくは0.08〜0.7μの範囲がよい。これは
、表面粗さが0.02μ以下になると、フィルムとロー
ルとの間に噛み込んだ空気がロール表面を伝わって逃げ
にくくなり、かつフィルムも冷却されているので冷却ロ
ール上では殆んど清らないので、噛み込み空気が封入さ
れ易くなり、三角状欠点発生防止効果が薄れてしまうか
らである。また、2μ以上の粗さになると、フィルムに
もし微小滑り等が生じた場合、その表面凹凸によりスリ
キズが発生しやすくなるので好ましくない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のプラスチックフィルムの
冷却方法によるときは、冷却ロール表面をセラミックで
構成して、セラミックが右する微小凹凸および多孔の作
用によりフィルムとロールに噛み込んだ空気が容易に逃
げられるようにしたので、延伸条件、温度条件、速度条
f1等を変更覆ることなく、最適な条件下で三角状欠点
の発生を完全に防止することができるというう効果が得
られる。
また、セラミックからなるロール表面の粗さを適当な範
囲とすればスリキズ1新たなフィルム欠点を生じさせる
ことなく上記三角状欠点の発生を良好に防止できる。
また、セラミックロール表面で噛み込み空気が逃げるの
で、フィルムからの揮散物も空気の流れにのって逃げ、
冷F、IIロールへの揮散物付着抑制効果も1ワられる
さらに、冷却ロール表面を構成するセラミックは非常に
硬いので、ロール傷付き等が従来の金属ロールに比べ格
段に減り、それによってフィルムに転写されるスリキズ
等が減少するとともに、ロールの耐久性を向上できると
いう効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る方法の実施に用いるフ
ィルム延伸装置のa都側面図、第2図は三角状欠点発生
状況を示す冷却ロール上のフィルムの平面図、 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)連続的に搬送されるプラスチックフィルムを加熱
    し長手方向に延伸した後冷却ロールで冷却するプラスチ
    ックフィルムの冷却方法において、前記冷却ロールに表
    面材質がセラミックからなるセラミックロールを用いる
    ことを特徴とするプラスチックフィルムの冷却方法。 (2)前記セラミックロールの表面粗さが、中心線平均
    粗さ(Ra)で 0.02μ≦Ra≦2μ の範囲にある特許請求の範囲第1項記載のプラスチック
    フィルムの冷却方法。
JP61171834A 1986-07-23 1986-07-23 プラスチツクフイルムの冷却方法 Granted JPS6328626A (ja)

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