JPS6328571A - ラチエツトレンチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、正方向および逆方向の回転を簡単に切り替え
て使用できる、ラチェットレンチに係るものであって、
切り替え使用上の安定性を高めようとするものである。

従来の技術 従来、正方向および逆方向の回転を切り替えて使用でき
る、ラチェットレンチは、実公昭５９−４１０１６号、
実公昭６０−１５６５７号等として広く知られているが
、これらのものは、作動時に加えられる衝撃によって、
正、逆の切り替えスイッチが、作動中に逆転してしまう
場合が有り、正方向回転中に、急に逆方向回転となる等
の危険が有り、好ましくないものであった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上述のごとき問題点を解決しようとするもので
あって、正方向および逆方向の回転を簡単に切り替えて
使用できるとともに正方向若しくは逆方向に切り替えた
場合は、強い衝撃等が加えられても、自動的に切り替わ
るような事が無く、確実な切り替え作業が行なわれた場
合においてのみ、回転方向の切り替えが行なわれるよう
にし、ラチェットレンチの使用上の安定性を高めようと
するものである 問題点を解決するための手段 本発明は上述のごとき問題点を解決するため、クランク
シャフトを接続し往復回動するラチェットヨークに、ス
ピンドルを回動自在に挿入し、このスピンドルに揺動可
能に軸支固定したラチェットを、ラチェットヨークに正
方向係合または逆方向係合し得るよう押圧ピンで押圧し
、この押圧ピンを、スピンドルに回動自在に挿入した挿
入軸の側面に、適宜の付勢力で突出するとともにスピン
ドルの上面の係合穴から係合ピンを進退可能に突出し、
この係合ピンの突出部を挿入係合し得る係合受人を、挿
入軸にラチェットの正方向係き用と逆方向係合用の２個
形成し、この係キ受人に挿入係合するとともに係合ピン
を係合受人から押し出し得る係合解除ピンを突出した押
圧駒を、挿入軸の外面に進退可能に形成して成るもので
ある。

作　　用 本発明は上述のごとく構成したものであるから、まず原
動機を作動してクランクシャフトを回動し、クランクシ
ャフトの先端を円運動すれば、クランクシャフトと一端
を接続するラチェットヨークも、正逆の往復回転を繰り
返すものとなる。この正逆の回転は、ラチェットヨーク
に回動自在に挿入したスピンドルに、揺動可能に軸支固
定したラチェットを介して、ラチェットヨークの一方向
の回転に変換される。この変換は、スピンドルに回動自
在に挿入した挿入軸の側面の押圧ピンで、ラチェットの
偏心位置を押圧付勢すれば、ラチェットは軸を支点とし
て一方に偏り、ラチェットヨークの内歯車と係合し、ス
ピンドルを一方向にのみ回転する。そして、上記押圧ピ
ンを突出した挿入軸は、スピンドルの上面の係合穴から
突出した係合ピンを、係合受人に挿入係きしているから
、挿入軸とスピンドルとは相対的に回転不能と成り、挿
入軸にスピンドル回転方向の強い衝撃が加えられても、
挿入軸が回転し、押圧ピンによるラチェットの押圧位置
が変更される事はない。

またラチェットのラチェットヨークへの係合を上記とは
逆にするには、押圧駒を挿入軸方向に押圧することによ
り、押圧駒に突出した係合解除ピンを、正方向係合用と
逆方向係合用の２個形成した係合受人に挿入係きすれば
、２個の係合解除ピンの一つは、スピンドルの上面に突
き当たるとともに他の一つは、係合ピンを係合受人から
押し出し、挿入軸を回転可能とする。この状態で挿入軸
を回転すれば、押圧ピンはラチェットの押圧位置を変更
し、前記とは逆方向にのみスピンドルを回転するよう、
ラチェットをラチェットヨークに係合する。そして押圧
駒への押圧力を解除すれば、押圧駒は復元し、係合ピン
を挿入軸の前記とは異なる係合受人に挿入係合し、挿入
軸のスピンドルに対する回転を困難とするものである。

実施例 以下本発明の一実施例を図面・に於いて説明すれば、（
１）はラチェットヨークで、原動機（図示せず）と接続
する、クランクシャフト（２）のブツシュ（３）を、一
端の弧状凹部（４）に反復回動可能に接続し、中央部の
内周に内歯車（５）を形成するとともにこの内歯車（５
）内に、スピンドル（６）を回動自在に挿入している。

このスピンドル（６）は下端に、治具を接続するための
固定部（７）を、ハウジング（８）からワッシャー（１
０）を介して、外方に突出するとともに一側に対向して
設けた、挿入壁（１１）（１２）間に、ラチェット（１
３）を、固定軸（１４）によって揺動可能に軸支固定し
ている。このラチェット（１３）を、ラチェットヨーク
（１）の内歯車（５）に対し、正方向係合または逆方向
係合し得るよう押圧ピンく１５）で押圧することにより
、スピンドル（６）の正逆回転を可能とするものである
が、この押圧ピン（１５）は、スピンドル（６）の軸心
に回動自在に挿入した挿入軸（１６）の側面に、押圧発
条（１７）により適宜の付勢力で突出され、ラチェット
（１３）を固定軸（１４）から偏心した位置で押圧して
いる。そして、スピンドル（６）の上面に穿設した係合
穴（１８）から、押出発条（２０）によって係合ピン（
２１）を進退可能に付勢突出し、この係合ピン（２１）
の突出部を、いずれか一方に挿入係合し得る係き受水（
２２）（２３）を、挿入軸（１６）の環状鍔（２４）に
、ラチェット（１３）の正方向係合用と逆方向係合用の
２個形成している。

また、この係合受人（２２）（２３）に挿入係合すると
ともに係合ピン（２１）を、係合受人（２２）（２３）
から押し出し得る係合解除ピン（２５）＜２６）を押圧
駒（２７）の下面に２個突出し、この押圧駒（２７）を
、挿入軸く１６）の上面から軸方向に固定したビス（２
８）の外周を被覆するカラー（３０）の外周に、摺動自
在に位置するとともに常時は、発条（３１）によって、
係合ピン（２１）の非押圧方向に押圧付勢することによ
り、挿入軸（１６）の外面に進退可能に形成している。

上述のごとく構成したものに於いて、まず原動機（図示
せず）を作動してクランクシャフト（２）を回動させれ
ば、先端のブツシュ（３）部分が円運動するから、ラチ
ェットヨーク（１）は正逆の回転揺動を繰り返すものと
なる。この正逆の回転は、ラチェットヨーク（１）に回
動自在に挿入したスピンドル（６）に、揺動可能に軸支
固定したラチェット（１３）を介して、ラチェットヨー
ク（１）の正方向の回転に変換される。この変換は、第
４図に示すごとく、スピンドルく６）に回動自在に挿入
した挿入軸（１６）の側面の押圧ピン（１５）で、ラチ
ェッ）（１３）の固定軸（１４）から、ずれた偏心位置
を押圧付勢すれば、ラチェット（１３）は固定軸（１４
）を支点として一方に偏り、ラチェットヨーク（１）の
内歯車（５）と係合し、スピンドル（６）を正方向にの
み回転する。そして、上記押圧ピン（１５）を突出した
挿入軸（１６）は、スピンドル（６）の上面の係合穴（
１８）から突出した係合ピン（２１）を、第２図、第３
図に示すごとく、係合受人（２２）に挿入係合している
から、挿入軸（１６）とスピンドル（６）とは相対的に
回転不能と成り、挿入軸（１６）にスピンドル（６）回
転に伴なう強い衝撃が加えられても、挿入軸〈１６）が
回転し、押圧ピン（１５）によるラチェット（１３）の
押圧位置が変更される事はなく、この状態でスピンドル
（６）は常に、正方向の回転のみが可能となる。

また、ラチェット（１３）の、ラチェットヨーク（１）
への係合を上記と逆にするには、押圧駒く２７）を挿入
軸（１６）方向に押圧することにより、押圧駒く２７）
に突出した係き解除ピン（２５）（２６）を、正方向係
合用と逆方向係合用の２個形成した係合受人（２２）（
２３）に挿入係合すれば、２個の係合解除ピン（２５）
＜２６）の一つは、スピンドル（６）の上面に突き当た
るとともに他の一つは、係合ピン（２１）を係合受人（
２２）から押し出し、挿入軸（１６）をスピンドル（６
）と分離し、回転可能とする。この状態で挿入軸く１６
）を、押圧駒（２７）とともに回転すれば、第６図に示
すごとく、押圧ピン（１５）はラチェット（１３）の押
圧位置を変更し、前記とは逆方向にのみスピンドル（６
）を回転するよう、ラチェット（１３）をラチェットヨ
ーク（１）の内歯車（５）に係合する。そして、押圧駒
（２７）への押圧力を解除すれば、押圧駒（２７）は発
条（３１）の復元力で復元し、第５図に示すごとく、係
合ピン（２１）を挿入軸（１６）の正回転時とは異なる
係合受人（２３）に挿入係合し、挿入軸（１６）のスピ
ンドル（６）に対する回転を困難とするものである。

発明の効果 本発明は上述のごとく構成したものであるから、スピン
ドルの回転方向を、正方向および逆方向の回転を、簡単
に切り替えて使用できるとともに正方向若しくは逆方向
に切り替えた場きは、強い衝撃等が加えられても、自動
的に切り替わるような事が無く、確実な゛切り替え作業
が行なわれた場合においてのみ、回転方向の切り替えが
行なわれ、ラチェットレンチの使用上の安定性を高める
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例分示すものであって、第１図は
分解斜視図、第２図は断面図、第３図はスピンドルと挿
入軸の関係を示す係合受穴部分の正回転状態の横断面図
、第４図は正回転状態に於ける押圧ピンとラチェットの
関係を示す横断面図、第５図はスピンドルと挿入軸の関
係を示す係合受穴部分の逆回転状態の横断面図、第６図
は逆回転状態に於ける押圧ピンとラチェットの関係を示
す横断面図である。 （１）・・・・・・ラチェットヨーク （２）・・・・・・クランクシャフト （６）・・・スピンドル　（１３）・・ラチェット（１
５）・・・押圧ピン　（１６）・・・・挿入軸（１８）
・・・・係合六　（２１）・・・係合ピン（２２）（２
３）・・・・・・係き受水（２５）（２６）・・・・係
合解除ピン（２７り・・・・押圧駒　（２８）・・・・
ビ　ス（３０）・・・・カラー　（３１）・・・・発　
条第　　２　図 第　　３　図 第　　５　図 第４図 第　　６　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）クランクシャフトを接続し往復回動するラチェッ
   トヨークに、スピンドルを回動自在に挿入し、このスピ
   ンドルに揺動可能に軸支固定したラチェットを、ラチェ
   ットヨークに正方向係合または逆方向係合し得るよう押
   圧ピンで押圧し、この押圧ピンを、スピンドルに回動自
   在に挿入した挿入軸の側面に、適宜の付勢力で突出する
   とともにスピンドルの上面の係合穴から係合ピンを進退
   可能に突出し、この係合ピンの突出部を挿入係合し得る
   係合受穴を、挿入軸にラチェットの正方向係合用と逆方
   向係合用の２個形成し、この係合受穴に挿入係合すると
   ともに係合ピンを係合受穴から押し出し得る係合解除ピ
   ンを突出した押圧駒を、挿入軸の外面に進退可能に形成
   したものであることを特徴とするラチェットレンチ。
2. （２）押圧駒は、挿入軸の上面から軸方向に固定したビ
   スの外周を被覆するカラーの外周に、摺動自在に位置す
   るとともに発条によって、係合ピンの非押圧方向に押圧
   付勢したものであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載のラチェットレンチ。