JPS6328279Y2 - - Google Patents

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JPS6328279Y2
JPS6328279Y2 JP19566782U JP19566782U JPS6328279Y2 JP S6328279 Y2 JPS6328279 Y2 JP S6328279Y2 JP 19566782 U JP19566782 U JP 19566782U JP 19566782 U JP19566782 U JP 19566782U JP S6328279 Y2 JPS6328279 Y2 JP S6328279Y2
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JP
Japan
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rising
pool
side plate
stainless steel
plate
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JP19566782U
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JPS59102757U (ja
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  • Gates (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プールの底部を強固にでき、しかも
水密的で比較的安価に施工できるプールの底部と
側板との固着構造に関する。
〔従来の技術及びその問題点等〕
従来のプールの構成としては、金属板(比較的
厚材のステンレス板、鋼板等)を突合せ溶接にて
プール本体(プールの底板及び側板)にしたり、
或いは金属パネル(鋼板等)相互をボルト・ナツ
トにて固着してプール本体を施工していた。
その突合せ溶接によるプール本体は、熱歪が生
じやすく、その金属板を厚材にしたのでは価格が
高騰する欠点があるし、溶接技術の熟練度も要求
されている。又、金属パネル(鋼板等)によるプ
ール本体はボルト・ナツト締め作業が多く、施工
性が悪く、施工費が比較的高価になる問題点があ
つた。
ところで、出願人は、構造物の内、外表面に薄
材の不銹鋼材(主にステンレス材)をシーム溶接
して水密且つ気密にし、さらに伸縮自在にした被
覆金属外囲体を盛んに研究、開発しており、その
シーム溶接は自走式シーム溶接機にて能率的に施
工できるものである。前記被覆金属外囲体をプー
ル本体に応用することも既に試みられている。こ
の試みにおいて全てを薄材の不銹鋼材でシーム溶
接して構成することは、水密性、施工性、価格性
より勝れた面を有するが、水圧は深さに比例する
ため、そのプールの底部と、プールの側板との隅
角箇所は、一番深い箇所であり、水圧が極めて大
きくかかるため、コンクリート等の補強が必要と
され、強度的に問題視されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、平坦状の主板の幅方向両端に
立上り部を設けた薄材の不銹鋼材の立上り部相互
をシーム溶接して、且つ主板の長手方向端部を屈
曲して端部立上り部を形成してプールの底部被覆
金属外囲体とし、この最外端の立上り部及び端部
立上り部を鋼製の側板内側下端に重合し、該重合
箇所の内側に添設した補強杆と、重合箇所の外側
を支持固定したピースとをボルト・ナツトにて固
着し、前記底部被覆金属外囲体の上面にコンクリ
ート等の無機質材料を打設したプールの底部と側
板との固着構造としたことにより、プールの底部
及び側板を強固にでき、しかも水密的で比較的安
価に施工でき前記の問題点等を解消したものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。
1は長尺の金属製(例えばステンレス材等)の
シーム溶接可能な薄材(例えば約0.2mm乃至約1
mm)の不銹鋼材であつて、主板1aの幅方向両端
に約2cm乃至約10cmの立上り部1b,1bが形成
されている。その主板1a、立上り部1b,1b
で形成された不銹鋼材1は、鋼板がロール成形機
等にて一体形成されている。その不銹鋼材1がプ
ールの底部位置の地盤上の割栗石2上の砂層3の
上に載せられ、その不銹鋼材1の一側の立上り部
1bに、隣接の不銹鋼材1の他側の立上り部1b
が重合されて両立上り部1b,1bの上端近くを
シーム溶接(抵抗溶接)して継手部4が形成され
る。該継手部4の上端は、そのまゝにしたり(第
2図等図参照)、或いはその上端を下方に折返し
て馳折部として構成することもある。これらを順
次繰返して砂層3上に底部被覆金属外囲体Aを施
工する。この場合、既に出願人が開発した被覆金
属外囲体では、その継手部4間に可動吊子又は通
し吊子材を設けたがプールの底部被覆金属外囲体
Aでは砂層3の上に直接敷設することでその可動
吊子又は通し吊子材を設けない。その底部被覆金
属外囲体Aにおける不銹鋼材1の長手方向の端の
継手部4を主板1a側に折返してこれと主板1a
端とを立上げられて約2cm乃至約10cmの端部立上
り部5が形成されている(第2図参照)。該端部
立上り部5は、複数の不銹鋼材1,1…の端部に
て構成されている。
又、底部被覆金属外囲体Aの周囲の端部立上り
部5及び立上り部1bの外側には、金属パネル
(鋼板等)製の側板6の下端内側が重合される。
7は断面コ字状等の補強杆であつて、第1図、
第2図に示すように底部被覆金属外囲体Aの最外
端位置の立上り部1b及び端部立上り部5の内側
に添設されている。即ち、その底部被覆金属外囲
体Aの最外端の立上り部1b,1bと側板6との
重合箇所、及び端部立上り部5,5と側板6との
重合箇所の内側に添設されている。
さらに、具体的実施例では、その側板6の下端
と立上り部1bとの間や、側板6の下端と端部立
上り部5との間に防水シーラー(パツキン材)8
が介在されている(第3図参照)。又、補強杆7
の垂直状部と立上り部1bとの間や、その垂直状
部と端部立上り部5との間も防水シーラー8が介
在されている。
又、第2図に示すように防水シーラー8を側板
6の下端と立上り部1bとの間や、側板6の下端
と端部立上り部5との間にのみ介在することもあ
る。その防水シーラー8は防水の完壁化のためで
あるが、プール等の深さが著しく浅い場合等、そ
の圧力が低くなるため、防水シーラー8を設けな
いこともある。
前記重合箇所の外側に支持固定したピース9が
ボルト・ナツト12にて固着されている。その側
板6の下端の外側(後側)の下端縁6a上に、L
字形のピース9が適宜の間隔(例えば約1m)を
おいて載せられ、基礎11上にアンカー、ボルト
等の止着具10にて固着されたピース9の立上り
部と、前記補強杆7の垂直状部とがボルト・ナツ
ト12にて締付固着されている。即ち、補強杆7
とピース9間に、立上り部1b又は端部立上り部
5と、側板6と防水シーラー8とが挾持されて水
密的に構成されている。
その底部被覆金属外囲体A及び補強杆7を埋設
するようにしてコンクリート、モルタル等の無機
質材料Bが打設され、該表面が金ゴテにて仕上げ
られてプールの底部が構成されている。
図中13はコーキング材、14は略直角三角形
状の控柱、15は胴縁、16はオーバーフロー手
摺、17はプール縁部、18はスタート台、19
は盛土、20は平板ブロツクである。
〔考案の効果〕
本考案においては、平坦状の主板1aの幅方向
両端に立上り部1b,1bを設けた薄材の不銹鋼
材1の立上り部1b,1b相互をシーム溶接し
て、且つ主板1aの長手方向端部を屈曲して端部
立上り部5を形成してプールの底部被覆金属外囲
体Aとし、この最外端の立上り部1b及び端部立
上り部5を鋼製の側板6内側下端に重合し、該重
合箇所の内側に添設した補強杆7と、重合箇所の
外側を支持固定したピース9とをボルト・ナツト
12にて固着し、前記底部被覆金属外囲体Aの上
面にコンクリート等の無機質材料Bを打設したプ
ールの底部と側板との固着構造としたことによ
り、第1にプールの底部及び側板6との隅角箇所
を強固にでき、第2に水密的に施工でき、第3に
比較的安価に施工できる等の効果を奏する。
該効果を詳述すると、先ず、プール内に水を張
ると、その水圧は当然に下方にゆくに従つて大き
くなり、底部及び側板6の下方側には極めて大き
な水圧が加わるが、薄材の不銹鋼材1による底部
被覆金属外囲体Aのプール底部の下層の最外端の
立上り部1b及び端部立上り部5の内側に補強杆
7を設け、該補強杆7と前記側板6の外側の下端
縁6aを固定するピース9とをボルト・ナツト1
2にて固着しているで、構造的には、その側板6
の下端周縁がピース9を介して基礎11に固着さ
れたものと同様となり、極めて簡易な構成で強固
にでき、水圧にて側板6の下端周縁の歪や変形を
確実に防止できる。このことは、側板6の前側に
モルタル等を打設することも必要がなくなる大き
な特長がある。さらに底部被覆金属外囲体A上に
無機質材料Bを打設したことでその強度性及び外
観性等を良好にできる。
又、プール底部の下層は、薄材の不銹鋼材1の
立上り部1b,1b相互がシーム溶接されて底部
被覆金属外囲体Aが構成されているので、水密に
できることは勿論、自走式シーム溶接機にて能率
的に施工でき、従来の突合せ溶接による底板や、
金属パネル(鋼板等)による底板の施工よりも格
段と能率的にでき、その不銹鋼材1を薄材とした
ことも相乗的に作用してそのプール底部の下層を
安価に施工できる。又、その不銹鋼材1による底
部被覆金属外囲体Aは不銹性が勝れていることか
ら、耐蝕性も良好にでき、漏水等の補修も不要と
なるし、耐久性もあり、維持管理上でも利点があ
る。又、その側板6は従来のようにボルト締めに
て施工しても、そのプール本体の大半を占める底
部を本考案のように構成するので、全体のプール
の価格を軽減化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプールの一部切裁した斜視図、第2図
は本考案の要部斜視図、第3図は本考案の要部断
面図である。 A……底部被覆金属外囲体、B……無機質材
料、1……不銹鋼材、1a……主板、1b……立
上り部、5……端部立上り部、6……側板、7…
…補強杆、9……ピース、12……ボルト・ナツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平坦状の主板の幅方向両端に立上り部を設けた
    薄材の不銹鋼材の立上り部相互をシーム溶接し
    て、且つ主板の長手方向端部を屈曲して端部立上
    り部を形成してプールの底部被覆金属外囲体と
    し、この最外端の立上り部及び端部立上り部を鋼
    製の側板内側下端に重合し、該重合箇所の内側に
    添設した補強杆と、重合箇所の外側を支持固定し
    たピースとをボルト・ナツトにて固着し、前記底
    部被覆金属外囲体の上面にコンクリート等の無機
    質材料を打設したことを特徴としたプールの底部
    と側板との固着構造。
JP19566782U 1982-12-27 1982-12-27 プ−ルの底部と側板との固着構造 Granted JPS59102757U (ja)

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JP19566782U JPS59102757U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 プ−ルの底部と側板との固着構造

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JP19566782U JPS59102757U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 プ−ルの底部と側板との固着構造

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Publication Number Publication Date
JPS59102757U JPS59102757U (ja) 1984-07-11
JPS6328279Y2 true JPS6328279Y2 (ja) 1988-07-29

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JP19566782U Granted JPS59102757U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 プ−ルの底部と側板との固着構造

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JPS59102757U (ja) 1984-07-11

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