JPS63282228A - アルミニウム合金箔地及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム合金箔地及びその製造方法

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JPS63282228A
JPS63282228A JP11367987A JP11367987A JPS63282228A JP S63282228 A JPS63282228 A JP S63282228A JP 11367987 A JP11367987 A JP 11367987A JP 11367987 A JP11367987 A JP 11367987A JP S63282228 A JPS63282228 A JP S63282228A
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JP
Japan
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foil
annealing
alloy
strength
aluminum
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Application number
JP11367987A
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English (en)
Inventor
Keisuke Yagi
啓介 八木
Yoshiro Togami
戸上 義朗
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Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は箔焼鈍後の強度の高いアルミニウム箔を与える
アルミニウム合金箔地とその製造方法に関し、さらに詳
しくは、アルミニウム箔の薄肉化要求に対応できる箔焼
鈍後の強度が高い、しかもピンホール特性など品質の優
れた薄肉化アルミニウム箔に加工できるアルミニウム合
金箔地とその製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に食品、薬品等の各種包装用アルミニウム箔やフィ
ルムコンデンサ用アルミニウム箔の材料としてはJIS
IN30合金か最も多く用いられている。さらに包装用
アルミニウム箔は紙やプラスチックフィルムと貼り合せ
て用いられることも多く、そのため接着剤やコート剤、
印刷インク等との接着力、密着力を高くするため、また
フィルムコンデンサ用箔では静電容量の低下を防止する
ために箔表面の圧延油を除去する必要があり、そこて箔
の軟化も兼ねて焼鈍脱脂が行われている。
特に最近、これらのアルミニウム箔に対して薄肉化の要
求があり、薄肉化された箔の延びによる印刷のズレ防止
あるいはコンデンサ巻き上げ時の箔切れ防止のため、焼
鈍脱脂後の強度(0材強度)を向上させる必要かある。
しかしCuやMgを添加して強度を上げようとすると加
工硬化し易くなり、アルミニウム箔の場合箔圧延におい
て圧延性か悪くなり、さらにその結果特に厚さ20pm
以下の薄箔てはピンホールか発生し易くなる。
そこて箔用アルミニウム合金にZr又はZrとVを添加
することにより、合金の完全再結晶温度を上昇させ、そ
の結果箔の焼鈍脱脂処理において完全再結晶させること
なく加工組織を残存させた状態に保持して箔の強度向上
をはかることか提案されている(特開昭61−4174
2号)。
(発明か解決しようとする問題点) しかしながら、特開昭61−41742号公報記載の方
法のように加工組織を残存させた状態すなわち部分再結
晶組織にすることは、実際操業上製品が非常に不安定と
なる。例えば箔製品をコイルとして焼鈍脱脂する際、コ
イルの白場と外巻あるいは幅方向て一定温度に制御する
ことは非常に困難で、その結果温度差により再結晶率が
部分的に異なり、強度のバラツキとして現われてくる。
従って箔の長手方向、幅方向あるいはロット間での強度
のバラツキか大きいものとなって、その後の箔の加工工
程で非常に扱い難いものとなる。また上記公報の発明て
は実施例において箔の焼鈍脱脂を350°Cで1時間行
ってその後の強度を比較している。しかし、通常箔の焼
鈍脱脂は製品幅により異なるか、lO数時間以上行って
おり、この条件では同公報記載の合金でも完全再結晶し
、強度は従来品と同程度になってしまうことかあり、ま
た短時間にすると脱脂か不十分となる問題かあった。
従って本発明は圧延性、ピンホール特性を損なうことな
くO材強度を向上させ箔の薄肉化か可濠なアルミニウム
合金箔地とその製造方法を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 本発明者らはこれまでのアルミニウム箔に関する研究か
ら箔圧延における圧延性は、材料の加工硬化特性と密接
な関係にあり、加工硬化の度合いか大き過ぎる場合、薄
箔にするとピンホール数か著しく多くなったり、さらに
は変形抵抗が大きいため、圧延できないことも起こりう
ることを見出した。また加工硬化の度合いか小さい場合
は、圧延速度を上げられず生産性か悪くなるため、適度
な加工硬化特性を有する箔用材料が必要であることも見
出した。そごて適度な加工硬化特性を有し、しかも箔焼
鈍後のO材強度が高い箔用アルミニウム合金材料を開発
するため鋭意研究を重ねた結果、所定量のMnの添加が
有効であり、かっ冷間圧延及び箔地焼鈍の条件を制御す
ることにより、その目的が達成されることを見出した0
本発明はこの知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明はM n 0.05〜0.8 w t
%を含有し残部がアルミニウム及び不可避不純物からな
ることを特徴とするアルミニウム合金箔地及びMn0.
05〜0.8wt%を含有し、残部がアルミニウム及び
不可避不純物からなるアルミニウム合金の板材を50%
以上の圧下率で冷間圧延した後、340〜450℃で箔
地焼鈍を施し、さらにその後必要に応じて冷間圧延を行
うことを特徴とするアルミニウム合金箔地の製造方法を
提供するものである。
本発明においてアルミニウム合金にMnを添加すると材
料の加工硬化の度合いはわずかに大きくなるが、Mnの
添加量、冷間圧延の圧下率及び箔地焼鈍条件を制御する
ことにより箔圧延における加工硬化を十分許容範囲に抑
えることかできピンホール特性が損われることなく、ま
た箔焼鈍後の0材強度か向上するため箔の薄肉化が可俺
となる。
本発明においてMn含有量を0.05〜0.8wt%と
するが、0.05wt%未満では箔焼鈍後の0材強度向
上の効果が小さく、0.8wt%を越えると粗大な化合
物となり易く、薄箔においてピンホールの原因となる。
本発明のアルミニウム合金に含有していてもよいMn以
外の金属として主な不純物であるFe、Si、Cuは、
適度な強度を持たせるのに有効てあり、従って1100
合金やlN30合金程度0範囲て添加してもよい。また
Tiは鋳造組織な微細にして熱間圧延を安定させるため
にへ文−TiあるいはA11−Ti−Bf1合金として
添加することもあるか、添加しないで羽毛状晶組織とし
た方が金属間化合物が微細となるため、熱間圧延に支障
がなければTiは少ない方が好ましい。
本発明における板材は通常のDC鋳塊を均質化処理後熱
間圧延して得られた板材、あるいは、連続鋳造により得
られた板材のいずれも使用することかてきる。本発明に
おいて板材を50%以上の圧下率で冷間圧延し、その後
340〜450℃で箔地焼鈍するのは、固溶元素を析出
させるためである。箔圧延において重要な加工硬化特性
は元素の種類及びその元素の固溶量と密接な関係にあり
、固溶量が多いほど加工硬化し易くなるので、Mn及び
その他の不純物の固溶元素を析出させることにより過度
の加工硬化を防止するためである。この場合、箔地焼鈍
前の冷間圧延が50%未満だと箔地焼鈍の際固溶元素の
析出が起り難く、また箔地焼鈍温度が340℃未満、あ
るいは450°Cを越える場合析出が起り難い。箔地焼
鈍後はさらに必要に応じて、すなわち箔メーカーの圧延
条件に適した調質に従って冷間圧延を行い箔地とするこ
とかできる。このような箔地の厚さは特に制限はないが
通常0.3〜1.ommである。
(発明の効果) 本発明によれば加工硬化の度合いが従来材並で、従って
箔圧延において圧延性を損うことなく、その結果ピンホ
ールも少なく、また箔焼鈍後のO材強度がバラツキかな
〈従来材より高いため箔のより薄肉化か可能なアルミニ
ウム合金箔地な得ることができる。また、本発明のアル
ミニウム合金箔地によれば箔の焼鈍脱脂を極めて効率的
に行うことができ、各種用途に応じた品質の優れた薄肉
化アルミニウム箔を得ることがてきる。
(実施例) 以下に本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。
実施例1 第1表に示す合金組成、すなわち1070合金及びlN
30合金相当の組成をベースとし、これにMn又はZr
とVをそれぞれ添加した10種の組成のアルミニウム合
金の鋳塊を調製し、それぞれの鋳塊に均質化処理(60
0℃×6時間)を施し、次いで熱間圧延により3.0m
m厚の板材とし、これら冷間圧延前板材を圧下車約73
%の冷間圧延によって0.8mm厚とした後、400℃
×4時間の箔地焼鈍を施し、さらにその後冷間圧延する
ことによって0.42mm厚の箔地試料を作製した。こ
れら箔地試料はそれぞれ箔圧延により7pLm厚とし、
その後箔焼鈍(350℃×24時間)を施して最終箔と
した。
各最終箔のピンホール数及び引張強さを測定した。その
結果を第1表に示す。
第1表に示す結果から、本発明によるアルミニウム合金
箔地から非常に優れた品質の薄肉化箔か得られることか
明らかである。すなわち、本発明による箔地(No、l
、NO12、N095、No、6及びNo、7)から調
製した7pm厚のアルミニウム合金箔は従来例箔地(N
o、4、NO19及びNo、10)から得た箔と同等で
良好なピンホール特性(ピンホール数20個/m″以下
)を示し、しかも箔焼鈍後の強度は従来例箔地から得た
箔のそれよりも非常に高い値となっている。これに対し
、Mn含有量か0.8wt%を越える比較例箔地(No
、3及びNo、8)の場合は箔焼鈍後の強度は高いかピ
ンホール数か著しく多い箔となり、これら箔地が薄肉化
箔用箔地として不適であることを示している。なお、Z
rとVを添加した従来例(特開昭61−41742号公
報記載合金相当)箔地(N o、10)の場合、これか
ら得られた箔の強度は決して高くなく、箔焼鈍(350
℃×24時間)により完全再結晶して強度か低くなった
ことか示されている。
実施例2 第2表に示す組成に基づいてlN30合金相当組成をベ
ースとしこれにMn又はZ「とVをそれぞれ添加したア
ルミニウム合金のDC鋳塊を調製し、それぞれの鋳塊に
均質化処理(600℃×6時間)を施した後、熱間圧延
によって3.0mm厚(一部2.5mm厚)の板材とし
た。これら冷間圧延前板材に第2表の工程に示すような
各圧下率による第1次冷間圧延及び各温度による箔地焼
鈍を施した後冷間圧延することによって0.42mm厚
(一部0.45mm厚)の箔地試料を作製した。その後
これらの箔地試料を箔圧延により7fiLm厚(一部1
5mm厚)まて圧延した後、箔焼鈍(350℃×24時
間)を施して最終箔とした。 これら箔地試料の箔地焼
鈍後の加工硬化曲線を第1図に示す、またこれら箔地試
料から得た最終箔におけるピンホール数および引張強さ
を測定した結果を第3表に示す。
第1図に示す加工硬化曲線において、本発明によるアル
ミニウム合金箔J1!I(No−12、No、14及び
No、15)の場合強度は加工度が増すにつれて従来例
箔地(No、9及びNo、10)の場合よりやや高くな
るが、その加工硬化の度合いは本発明範囲外の比較例箔
tl!!(No、11. No、13及びNo、16)
の場合と比べて低く、箔圧延において十分許容される範
囲内にとどまっている。これは本発明による箔地の圧延
性が良好で薄肉化圧延が可能であることを示すものであ
る。
次に、第3表に示す結果から本発明によるアルミニウム
合金箔地を用いるとピンホール特性及び強度の優れた箔
が得られることが明らかである。
すなわち、最終箔厚15JL171及び7JLITlの
いずれの箔の場合も本発明によるアルミニウム合金箔地
(N o、 12、No、14及びNo、IS)からは
比較例箔地(No、11、No−13及びNo−16)
からの箔に比べてピンホール数が非常に少なく、また従
来例箔地(No、9及びNo、10)からの箔に比べて
強度が12倍以上も高い箔が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図はアルミニウム合金箔地の加工硬化曲線を示すグ
ラフである。 特許出願人 古河アルミニウム工業株式会社第1図 対数加工度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mn0.05〜0.8wt%を含有し、残部がア
    ルミニウム及び不可避不純物からなることを特徴とする
    アルミニウム合金箔地。
  2. (2)Mn0.05〜0.8wt%を含有し、残部がア
    ルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金
    の板材を50%以上の圧下率で冷間圧延した後、340
    〜450℃の温度で箔地焼鈍を施し、さらにその後必要
    に応じて冷間圧延を行うことを特徴とするアルミニウム
    合金箔地の製造方法。
JP11367987A 1987-05-12 1987-05-12 アルミニウム合金箔地及びその製造方法 Pending JPS63282228A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002504625A (ja) * 1998-02-18 2002-02-12 アルキャン・インターナショナル・リミテッド 高強度アルミニウム箔の製造法
JP2011219865A (ja) * 2010-03-26 2011-11-04 Kobe Steel Ltd 電池集電体用純アルミニウム硬質箔

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