JPS6327985B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6327985B2 JPS6327985B2 JP11344981A JP11344981A JPS6327985B2 JP S6327985 B2 JPS6327985 B2 JP S6327985B2 JP 11344981 A JP11344981 A JP 11344981A JP 11344981 A JP11344981 A JP 11344981A JP S6327985 B2 JPS6327985 B2 JP S6327985B2
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- Japan
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- fine powder
- section
- stage classification
- classification
- gas
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- Expired
Links
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- JTJMJGYZQZDUJJ-UHFFFAOYSA-N phencyclidine Chemical class C1CCCCN1C1(C=2C=CC=CC=2)CCCCC1 JTJMJGYZQZDUJJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は粉砕機用分級装置に係り、特に、一
段目分級部と二段目分級部とを有するセパレータ
を設け、一段目分級部で分級された細粉を伴つて
ミルケーシング外に排出されるガスより一次セパ
レータで細粉を回収し、細粉回収後のガスを二段
目分級部に分級用ガスとして供給し、二段目分級
部にて一段目分級部からの細粉を含む粗粉を更に
分級し、二段目分級部で分級された細粉を二次セ
パレータで分離回収するように構成したことによ
り、分級効率が大幅に向上し、細粉(精粉)回収
量を増大でき、しかも分級用動力の増加を最小限
に抑えることができる粉砕機用分級装置に関す
る。
段目分級部と二段目分級部とを有するセパレータ
を設け、一段目分級部で分級された細粉を伴つて
ミルケーシング外に排出されるガスより一次セパ
レータで細粉を回収し、細粉回収後のガスを二段
目分級部に分級用ガスとして供給し、二段目分級
部にて一段目分級部からの細粉を含む粗粉を更に
分級し、二段目分級部で分級された細粉を二次セ
パレータで分離回収するように構成したことによ
り、分級効率が大幅に向上し、細粉(精粉)回収
量を増大でき、しかも分級用動力の増加を最小限
に抑えることができる粉砕機用分級装置に関す
る。
一般に、セメント原料、石炭、クリンカ等を粉
砕する粉砕機にあつては、粉砕部で粉砕された粉
砕物を、ミルケーシング内を熱ガス流とともに搬
送し、搬送途上の粉砕物を分級機で分級し、粗粉
を粉砕部に戻しつつ細粉をミルケーシング外に熱
ガス流に同伴させて搬出し、サイクロンにて細粉
を回収するようになつている。
砕する粉砕機にあつては、粉砕部で粉砕された粉
砕物を、ミルケーシング内を熱ガス流とともに搬
送し、搬送途上の粉砕物を分級機で分級し、粗粉
を粉砕部に戻しつつ細粉をミルケーシング外に熱
ガス流に同伴させて搬出し、サイクロンにて細粉
を回収するようになつている。
しかしながら、熱ガス流の風速や風速分布は変
動を起こし易く、分級機にて粉砕物に作用する熱
ガス流の流体力が時間的に、場所的に変動してし
まう。このため、従来のような一段分級の分級機
では分級機能が一定しないと共に分級能力が小さ
く、分級機で分級され粉砕部に戻される粗粉に
は、本来、精粉として回収されるべき細粉ないし
微粉が未だ多量に含まれていた。それ故、細粉回
収量を増大できず、粉砕機処理能力を推進できな
かつた。また、粗粉中の細粉が再び粉砕部で不必
要な過粉砕を受けミル動力が浪費されると共に、
粉砕部と分級機との間を循環する粉体循環量が多
く、ミルケーシング内を負圧に吸引してミル外に
分級された細粉を搬出するための排風機に大きな
動力を要することとなつていた。
動を起こし易く、分級機にて粉砕物に作用する熱
ガス流の流体力が時間的に、場所的に変動してし
まう。このため、従来のような一段分級の分級機
では分級機能が一定しないと共に分級能力が小さ
く、分級機で分級され粉砕部に戻される粗粉に
は、本来、精粉として回収されるべき細粉ないし
微粉が未だ多量に含まれていた。それ故、細粉回
収量を増大できず、粉砕機処理能力を推進できな
かつた。また、粗粉中の細粉が再び粉砕部で不必
要な過粉砕を受けミル動力が浪費されると共に、
粉砕部と分級機との間を循環する粉体循環量が多
く、ミルケーシング内を負圧に吸引してミル外に
分級された細粉を搬出するための排風機に大きな
動力を要することとなつていた。
この発明は、以上の従来の問題点を有効に解決
すべく創案されたものであり、その目的は、分級
効率を大幅に向上でき、細粉(精粉)回収量及び
粉粉砕処理能力を増大し得、しかも分級用動力の
増加を最小限に抑えることができる粉砕機用分級
装置を提供することにある。
すべく創案されたものであり、その目的は、分級
効率を大幅に向上でき、細粉(精粉)回収量及び
粉粉砕処理能力を増大し得、しかも分級用動力の
増加を最小限に抑えることができる粉砕機用分級
装置を提供することにある。
以下に、この発明の好適一実施例を添付図面に
従つて詳述する。この発明は、竪型粉砕機(竪ミ
ル)及び横型粉砕機(横ミル)に適用できるが、
以下には、竪ミルについて適用した例が示されて
いる。
従つて詳述する。この発明は、竪型粉砕機(竪ミ
ル)及び横型粉砕機(横ミル)に適用できるが、
以下には、竪ミルについて適用した例が示されて
いる。
図において、1は筒体状のミルケーシングであ
り、ミルケーシング1下部には、石炭、セメント
原料等の被粉砕物を粉砕する粉砕部2が形成され
ている。粉砕部2は、水平に回転駆動自在に設け
られた回転テーブル3と、この回転テーブル3上
面外縁部に施された環状の溝上に圧接されつつ回
転自在に設けられた複数個の粉砕ローラ4とから
主に構成されている。回転テーブル3下方のミル
ケーシング1側壁には、ケーシング1内に熱ガス
を供給するための供給口5が設けられ、テーブル
3外周部とケーシング1側壁との間から熱ガスを
吹き上げて、この上昇熱気流により粉砕部2で粉
砕された粉砕物Pをケーシング1上方に搬送する
ように構成されている。
り、ミルケーシング1下部には、石炭、セメント
原料等の被粉砕物を粉砕する粉砕部2が形成され
ている。粉砕部2は、水平に回転駆動自在に設け
られた回転テーブル3と、この回転テーブル3上
面外縁部に施された環状の溝上に圧接されつつ回
転自在に設けられた複数個の粉砕ローラ4とから
主に構成されている。回転テーブル3下方のミル
ケーシング1側壁には、ケーシング1内に熱ガス
を供給するための供給口5が設けられ、テーブル
3外周部とケーシング1側壁との間から熱ガスを
吹き上げて、この上昇熱気流により粉砕部2で粉
砕された粉砕物Pをケーシング1上方に搬送する
ように構成されている。
一方、ケーシング1内上部には、ケーシング1
の上壁1aから懸垂されその下端部がホツパー状
に絞つて形成された筒体6が設けられている。筒
体6には、筒体6内を上下に二分するようにロー
ト状の隔壁7が設けられており、筒体6内には熱
気流により周伴移送される粉砕物Pを分級する分
級機(セパレータ)8を構成する一段目分級部9
と二段目分級部10とが隔壁7により区画され、
筒体6内の上下にそれぞれ形成される。
の上壁1aから懸垂されその下端部がホツパー状
に絞つて形成された筒体6が設けられている。筒
体6には、筒体6内を上下に二分するようにロー
ト状の隔壁7が設けられており、筒体6内には熱
気流により周伴移送される粉砕物Pを分級する分
級機(セパレータ)8を構成する一段目分級部9
と二段目分級部10とが隔壁7により区画され、
筒体6内の上下にそれぞれ形成される。
筒体6上部の一段目分級部9には、上壁1aを
貫通させ、一段目分級部9にて分級された細粉を
ケーシング1外に排出するための排出管11が挿
入され、筒体6側壁上部には、排出管11下側部
に臨ませ、これを囲むようにガイドベーン12が
複数枚設けられている。
貫通させ、一段目分級部9にて分級された細粉を
ケーシング1外に排出するための排出管11が挿
入され、筒体6側壁上部には、排出管11下側部
に臨ませ、これを囲むようにガイドベーン12が
複数枚設けられている。
また、筒体6下部の二段目分級部10には、一
段目分級部9で分級され流下してきた細粉を含む
粗粉(一次粗粉)を分級するための分級用ガスを
供給する環状ダクト13が筒体6底部に配設され
ると共に、環状ダクト13内周側には、これに沿
つてガイドベーン14が複数設けられている。更
に、排出管11に設けられたモータ15により駆
動される回転軸16が、一段目分級部9、隔壁7
を挿通させて二段目分級部10内に垂下されてい
る。回転軸16下端には、一段目分級部9で分級
され隔壁7中央の開口部7aを通つて流下してき
た粗粉を受け、これをその外側へと飛散させる分
散板17が設けられ、分散板17には、回転軸1
6外側を囲むように分級羽根18が複数枚連結支
持されている。
段目分級部9で分級され流下してきた細粉を含む
粗粉(一次粗粉)を分級するための分級用ガスを
供給する環状ダクト13が筒体6底部に配設され
ると共に、環状ダクト13内周側には、これに沿
つてガイドベーン14が複数設けられている。更
に、排出管11に設けられたモータ15により駆
動される回転軸16が、一段目分級部9、隔壁7
を挿通させて二段目分級部10内に垂下されてい
る。回転軸16下端には、一段目分級部9で分級
され隔壁7中央の開口部7aを通つて流下してき
た粗粉を受け、これをその外側へと飛散させる分
散板17が設けられ、分散板17には、回転軸1
6外側を囲むように分級羽根18が複数枚連結支
持されている。
分級羽根18の上方には、筒体6側壁より内方
に延出させ環状の仕切板19が設けられ、仕切板
19に区画されて二段目分級部10上部には、二
段目分級部10で分級された細粉をガス流ととも
に排出するための排気室20が形成されている。
排気室20には、分級された細粉をケーシング1
外に取り出すための導出管21が、また、環状ダ
クト13には、ダクト13内に分級用ガスを供給
するための分級用ガス供給管22がケーシング1
を貫通させてそれぞれ接続されている。
に延出させ環状の仕切板19が設けられ、仕切板
19に区画されて二段目分級部10上部には、二
段目分級部10で分級された細粉をガス流ととも
に排出するための排気室20が形成されている。
排気室20には、分級された細粉をケーシング1
外に取り出すための導出管21が、また、環状ダ
クト13には、ダクト13内に分級用ガスを供給
するための分級用ガス供給管22がケーシング1
を貫通させてそれぞれ接続されている。
排出管11上部側壁には、一段目分級部9で分
級された細粉をミルケーシング1外に取り出すた
めの取出口23が設けられ、取出口23と分級用
ガス供給管22との間には、取出口23より細粉
を伴つて排出されるガスを分級用ガス供給管22
へと誘導供給するための誘導路24が介設されて
いる。誘導路24には、取出口23より排出され
た細粉を回収する一次セパレータとしてのサイク
ロン25と、ミルケーシング1内を負圧に吸引
し、ガス流とともに細粉を誘引する排風機26と
が設けられている。
級された細粉をミルケーシング1外に取り出すた
めの取出口23が設けられ、取出口23と分級用
ガス供給管22との間には、取出口23より細粉
を伴つて排出されるガスを分級用ガス供給管22
へと誘導供給するための誘導路24が介設されて
いる。誘導路24には、取出口23より排出され
た細粉を回収する一次セパレータとしてのサイク
ロン25と、ミルケーシング1内を負圧に吸引
し、ガス流とともに細粉を誘引する排風機26と
が設けられている。
また、導出管21には、排出路27が連設され
ており、排出路27には、二段目分級部10にて
分級され導出管21より排出路27にガス流とと
もに排出される細粉を分離回収する二次セパレー
タとしてのサイクロン28が設けられている。更
に、サイクロン28後流側の排出路27には、微
粒子捕集用のバツグフイルタ29が設けられ、排
出路27は、大気開放用の煙突30に接続されて
いる。
ており、排出路27には、二段目分級部10にて
分級され導出管21より排出路27にガス流とと
もに排出される細粉を分離回収する二次セパレー
タとしてのサイクロン28が設けられている。更
に、サイクロン28後流側の排出路27には、微
粒子捕集用のバツグフイルタ29が設けられ、排
出路27は、大気開放用の煙突30に接続されて
いる。
更に、隔壁7の開口部7a上には、一段目分級
部9と二段目分級部10との間をシールすると共
に、一段目分級部9で分級された粗粉が適当な量
堆積されるとその自重により回動して粗粉を二段
目分級部10に供給するダストベーン31が設け
られている。また、筒体6下端部には、二段目分
級部10で分級された粗粉(二次粗粉)を粉砕部
2に投下供給する投下口32が形成され、投下口
32上には、二段目分級部10内をシールし、且
つ粗粉が適量堆積されるとその自重により回動す
るダストベーン33が設けられている。
部9と二段目分級部10との間をシールすると共
に、一段目分級部9で分級された粗粉が適当な量
堆積されるとその自重により回動して粗粉を二段
目分級部10に供給するダストベーン31が設け
られている。また、筒体6下端部には、二段目分
級部10で分級された粗粉(二次粗粉)を粉砕部
2に投下供給する投下口32が形成され、投下口
32上には、二段目分級部10内をシールし、且
つ粗粉が適量堆積されるとその自重により回動す
るダストベーン33が設けられている。
次に本実施例の作用について述べる。
排風機26の作動によりミルケーシング1内は
負圧に吸引されると共に、供給口5から熱ガス
(200〜300℃)が供給され、ケーシング1内には
上昇熱気流が形成される。そして、図示省略の原
料供給シユートから回転テーブル3上に被粉砕物
たる石炭、セメント原料等の原料が投下供給さ
れ、原料は回転テーブル3と粉砕ローラ4との間
で粉砕され、粉砕された粉砕物Pは上昇熱気流に
より乾燥されつつミルケーシング1側壁に沿つて
上方に搬送される。
負圧に吸引されると共に、供給口5から熱ガス
(200〜300℃)が供給され、ケーシング1内には
上昇熱気流が形成される。そして、図示省略の原
料供給シユートから回転テーブル3上に被粉砕物
たる石炭、セメント原料等の原料が投下供給さ
れ、原料は回転テーブル3と粉砕ローラ4との間
で粉砕され、粉砕された粉砕物Pは上昇熱気流に
より乾燥されつつミルケーシング1側壁に沿つて
上方に搬送される。
ミルケーシング1上部に粉砕物Pを伴つて上昇
してきた熱ガスは、ガイドベーン12を通つて筒
体6内の一段目分級部9に流入する。その際、ガ
イドベーン12によりガス流は筒体6側壁に沿う
ような旋回流とされると共に、排出管11下側部
にてその流れが転回される。このため、粉砕物P
中の粗粉は旋回流によつて遠心力を受け筒体6側
壁へと飛ばされ隔壁7や筒体6側壁と衝突し、あ
るいは、排出管11下側部にて転回できずに排出
管11に突き当り、運動エネルギを減じて隔壁7
内面に沿つて旋回しながら流下しダストベーン3
1に所定量堆積されるとダストベーン31が回動
し開口部7aより分散板17上へと降下する。
してきた熱ガスは、ガイドベーン12を通つて筒
体6内の一段目分級部9に流入する。その際、ガ
イドベーン12によりガス流は筒体6側壁に沿う
ような旋回流とされると共に、排出管11下側部
にてその流れが転回される。このため、粉砕物P
中の粗粉は旋回流によつて遠心力を受け筒体6側
壁へと飛ばされ隔壁7や筒体6側壁と衝突し、あ
るいは、排出管11下側部にて転回できずに排出
管11に突き当り、運動エネルギを減じて隔壁7
内面に沿つて旋回しながら流下しダストベーン3
1に所定量堆積されるとダストベーン31が回動
し開口部7aより分散板17上へと降下する。
一方、粉砕物P中の細粉は、旋回流により旋回
を受け、あるいは排出管11で転回されて、排出
管11内を上昇し取出口23より誘導路24へと
排出される。
を受け、あるいは排出管11で転回されて、排出
管11内を上昇し取出口23より誘導路24へと
排出される。
誘導路24にガス流とともに排出された細粉
は、サイクロン25にて分離回収され、細粉が取
り除かれたガスは、排風機26より吐出され、分
級用ガスとして分級用ガス供給管22から環状ダ
クト13に供給される。環状ダクト13に供給さ
れた分級用ガスは、ガイドベーン14により旋回
流とされて旋回しつつ上昇する。この上昇流と回
転軸16の駆動による分散板17及び分級羽根1
8の回転とにより、一段目分級部9で分級され細
粉を随伴して分散板17上に流下してきた一次粗
粉は分級作用を受ける。すなわち、分散板17上
の一次粗粉は分散板17の回転により、その外方
へと飛散され、一次粗粉中の細粉は、分級羽根1
8の回転により旋回しつつ上昇するガス流ととも
に排気室20内に流入する。他方、粗粉は分級羽
根18により遠心力を与えられ、または、仕切板
19にて転回させられて分級されて流下し、ダス
トベーン33に二次粗粉として堆積される。
は、サイクロン25にて分離回収され、細粉が取
り除かれたガスは、排風機26より吐出され、分
級用ガスとして分級用ガス供給管22から環状ダ
クト13に供給される。環状ダクト13に供給さ
れた分級用ガスは、ガイドベーン14により旋回
流とされて旋回しつつ上昇する。この上昇流と回
転軸16の駆動による分散板17及び分級羽根1
8の回転とにより、一段目分級部9で分級され細
粉を随伴して分散板17上に流下してきた一次粗
粉は分級作用を受ける。すなわち、分散板17上
の一次粗粉は分散板17の回転により、その外方
へと飛散され、一次粗粉中の細粉は、分級羽根1
8の回転により旋回しつつ上昇するガス流ととも
に排気室20内に流入する。他方、粗粉は分級羽
根18により遠心力を与えられ、または、仕切板
19にて転回させられて分級されて流下し、ダス
トベーン33に二次粗粉として堆積される。
そして、二段目分級部10で分級された細粉は
ガス流に同伴されて導出管21より排出路27に
搬出され、サイクロン28にて細粉が回収され、
更にバツグフイルタ29で微粒粉塵が捕集され煙
突30から大気開放される。また、二次粗粉は、
所定量たまると回動するダストベーン33より適
宜降下され、投下口32を通つて粉砕部2の回転
テーブル3上に再び戻される。
ガス流に同伴されて導出管21より排出路27に
搬出され、サイクロン28にて細粉が回収され、
更にバツグフイルタ29で微粒粉塵が捕集され煙
突30から大気開放される。また、二次粗粉は、
所定量たまると回動するダストベーン33より適
宜降下され、投下口32を通つて粉砕部2の回転
テーブル3上に再び戻される。
このように、粉砕部2で粉砕された紛砕物Pを
一段目分級部9と二段目分級部10とで二段階で
分級しているので、一段目分級部9で分級されず
に粗粉(一次粗粉)中に多量に含まれてしまつて
いた細粉を二段目分級部10で分級でき、分級効
率が向上し、細粉回収量が著しく増大される。ま
た、一段目分級部9で使用され取出口23より細
粉を伴つて排出される熱ガスを、サイクロン25
にて細粉除去後、誘導路24により二段目分級部
10に(二次)分級用ガスとして供給し、粉体の
乾燥、搬送に再利用しているので、分級用動力は
最小限に抑えられる。すなわち、二段目分級部1
0に別の供給系より分級用ガスを供給するなら
ば、大きな駆動力を要する排風機が更に1機必要
となるばかりか、別個にバツグフイルタ等も設け
なければならない。ところが、本発明において
は、分級用ガスを1系統にしているため、サイク
ロン28を増設するだけでよく、設置スペースの
増加も極めて少なくて済む。更に、排風機26よ
り吐出されるガスの温度は、60〜100℃程度あり、
二段目分級部10の分級用ガスとしては60〜80℃
あれば充分なので、加熱する必要もなくそのまま
使用でき有利である。
一段目分級部9と二段目分級部10とで二段階で
分級しているので、一段目分級部9で分級されず
に粗粉(一次粗粉)中に多量に含まれてしまつて
いた細粉を二段目分級部10で分級でき、分級効
率が向上し、細粉回収量が著しく増大される。ま
た、一段目分級部9で使用され取出口23より細
粉を伴つて排出される熱ガスを、サイクロン25
にて細粉除去後、誘導路24により二段目分級部
10に(二次)分級用ガスとして供給し、粉体の
乾燥、搬送に再利用しているので、分級用動力は
最小限に抑えられる。すなわち、二段目分級部1
0に別の供給系より分級用ガスを供給するなら
ば、大きな駆動力を要する排風機が更に1機必要
となるばかりか、別個にバツグフイルタ等も設け
なければならない。ところが、本発明において
は、分級用ガスを1系統にしているため、サイク
ロン28を増設するだけでよく、設置スペースの
増加も極めて少なくて済む。更に、排風機26よ
り吐出されるガスの温度は、60〜100℃程度あり、
二段目分級部10の分級用ガスとしては60〜80℃
あれば充分なので、加熱する必要もなくそのまま
使用でき有利である。
なお、上記実施例においては、排風機26を誘
導路24に設けたが、例えばサイクロン28とバ
ツグフイルタ29との間の排出路27に設けても
よい。この場合には、二段目分級部10も負圧に
なる。また、排出管11内に回転軸16に連結さ
せて分級羽根を設けて排出管11を上昇する粉体
を更に分級させるようにしてもよい。更に、サイ
クロン25,28を分級羽根式セパレータに変更
するなど自由である。
導路24に設けたが、例えばサイクロン28とバ
ツグフイルタ29との間の排出路27に設けても
よい。この場合には、二段目分級部10も負圧に
なる。また、排出管11内に回転軸16に連結さ
せて分級羽根を設けて排出管11を上昇する粉体
を更に分級させるようにしてもよい。更に、サイ
クロン25,28を分級羽根式セパレータに変更
するなど自由である。
以上の説明より明らかなように、本発明によれ
ば次のような優れた効果を発揮する。
ば次のような優れた効果を発揮する。
(1) 一段目分級部と二段目分級部とを備えたセパ
レータを設け、一段目分級部から細粉を伴つて
排出されるガスを一次セパレータで細粉回収
後、二段目分級部に分級用ガスとして再供給
し、二段目分級部にて一段目分級部で分級され
なかつた粗粉中の細粉を分級して二次セパレー
タにより細粉を分離回収させているので、分級
用動力をほとんど増加させることなく、分級効
率を大幅に向上できる。
レータを設け、一段目分級部から細粉を伴つて
排出されるガスを一次セパレータで細粉回収
後、二段目分級部に分級用ガスとして再供給
し、二段目分級部にて一段目分級部で分級され
なかつた粗粉中の細粉を分級して二次セパレー
タにより細粉を分離回収させているので、分級
用動力をほとんど増加させることなく、分級効
率を大幅に向上できる。
(2) 更に、細粉回収量及び粉砕機処理能力が増大
し、細粉生産コストが低減される。
し、細粉生産コストが低減される。
(3) 分級用ガス供給系が1系統であるため、シス
テムが複雑化することなく、設備、設置スペー
スの増加も少なくて済み有用性に富む。
テムが複雑化することなく、設備、設置スペー
スの増加も少なくて済み有用性に富む。
図面は、本発明に係る装置の一実施例を示す概
略系統図である。 図中、1はミルケーシング、2は粉砕部、8は
セパレータ、9は一段目分級部、10は二段目分
級部、25は一次セパレータ(サイクロン)、2
8は二次セパレータ(サイクロン)、Pは粉砕物
である。
略系統図である。 図中、1はミルケーシング、2は粉砕部、8は
セパレータ、9は一段目分級部、10は二段目分
級部、25は一次セパレータ(サイクロン)、2
8は二次セパレータ(サイクロン)、Pは粉砕物
である。
Claims (1)
- 1 ミルケーシング内に、粉砕部で粉砕されガス
流とともに搬送される粉砕物を順次分級すべく、
一段目分級部と該分級部からの細粉を含む粗粉を
更に分級する二段目分級部とを有するセパレータ
を設け、該セパレータの一段目分級部にて分級さ
れた細粉を伴つてミルケーシング外に排出される
ガス中の細粉を分離回収し、細粉除去後のガスを
上記二段目分級部に分級用ガスとして供給する一
次セパレータを設けると共に、上記二段目分級部
で分級されミルケーシング外にガス流とともに搬
出される細粉を分離回収する二次セパレータを設
けたことを特徴とする粉砕機用分級装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11344981A JPS5814956A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 粉砕機用分級装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11344981A JPS5814956A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 粉砕機用分級装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5814956A JPS5814956A (ja) | 1983-01-28 |
JPS6327985B2 true JPS6327985B2 (ja) | 1988-06-06 |
Family
ID=14612506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11344981A Granted JPS5814956A (ja) | 1981-07-22 | 1981-07-22 | 粉砕機用分級装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814956A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS605763U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-16 | マツダ株式会社 | 「はつ」り用駄肉を形成した鋳物 |
JPS63109328A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-14 | Yokogawa Electric Corp | 多点デ−タ収録装置 |
JPS63109327A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-14 | Yokogawa Electric Corp | 多点デ−タ収録装置 |
-
1981
- 1981-07-22 JP JP11344981A patent/JPS5814956A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5814956A (ja) | 1983-01-28 |
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