JPS63278844A - 裏打フイルム付き再帰反射性シート材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １艶立欠１ 本発明は再帰反射性シートに関するものであり、特に、
裏打フィルム、即ら、再帰反射性シート材料の物理的性
質を強化する又は強化しないまでも改質するフィルムが
組み入れられている再帰反射性シート材料に関する。

＊＊ 微小レンズを基材とした再帰及耐性シート材料は周知で
ある。かかるシート材料の一形態は、実質的に単層に配
列された透明な微小球が透明なバインダーまたはスペー
ス層少に少なくとも部分的に埋め込まれており、そして
微小球の背後には正反射層が該スペース層の下側に設け
られている、埋め込みレンズ型シート材料である。埋め
込みレンズ型シート材料の例は米国特許第２，４０７゜
６８０号（Ｐａ１ｍｑｕｉｓｔ他）および米国特許第４
゜５１１．２１０号（Ｔｕｎａ他）に開示されている。

代表的には、微小球の部面には１層以上の透明なカバ一
層が配置されている。微小球がバインダ一層少に一部分
だけ埋め込まれている場合には、微小球の前部はカバ一
層少に埋め込まれている。かかるカバ一層は再帰反射の
ために必要な光学的関係を補完し、さらに、シート材料
に保護的表面を付与する役目を果たしてもよい。例えば
、強靭な、耐候性、耐引っ掻き性の重合体からなるカバ
ーフィルムによって付与されるように。これに代えて、
カバーフィルムの代わりに、実質的に透明な接着剤の層
が微小球の前面に設けられていてもよく、かかる接着剤
は、例えば、シート材料が自動中の外側から１！察され
るようにシート材料を車窓の内側に固定するために使用
される。

埋め込みレンズ型シート材料の利点は、微小球がシート
材料内に埋め込まれていることから、シート材料の前面
が湿っているか乾燥しているかに関係なく入射光線が正
反射層上に焦点を結ぶことである。従って、かかるシー
ト材料は多くの用途、例えば、通行ｅ！識や車両登録プ
レートなどに改善された可視性を付与することに使用さ
れる。かかるシート材料はしばしば正反射層の背面には
剥離性保護ライナーによってカバーされた接着剤層を有
して販売されている。使用時には、ライナーが除去され
、そしてシート材料は接着剤によって所望の基体に付着
する。

高い輝度または効率よい再帰反射を達成するには、非常
に＾密度の微小球を有する再帰反射性シート材料を構成
することがしばしば好ましい。また、シート材料を用い
た最終製品例えば０録プレートの製造時に遭遇する条件
下でおよび戸外暴露にもかかわらず良い時間にわたって
、微小球とスペース層と正反ｔＡｍとの間の寸法関係が
一定に維持されるように、スペース層には、寸法安定性
であり、かつ代表的には非常に脆く非常に硬い物質であ
るものを使用することがしばしば必要である。

また、再帰反射性シート材料のかかる形態は薄いので脆
いこともあろう。これ等すべての理由から、シート材料
は典型的に取扱に特別の注意を払う必要があり、また、
十分に型押しないと、型押（例しくなく、そしてシート
材料を弱体化するので、シート材料は環境劣化に対して
より感受性になる。

米国特許第３，１７６．５８４号（ＤｅＶｒｉｅｓ他）
は該特許に教示されているようなシート材料に補強層が
組み入れられてもよいと云うことを開示している。補強
層は微小球が埋め込まれているバインダーまたはスペー
ス用コート材料と同じ組成のものであってもよく、そし
てスプレーによって即ら溶剤被覆技術によって正反射層
のｉ面に適用されてもよい。そこに開示されている例は
メチルメタクリレート、可撓性エポキシ樹脂、クロロ−
スルホン化ポリエヂレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート樹脂、エチルセルロース、および
酢酸−醋酸セルロースなどである。この引例はかかる層
の利点または有効性については、高低の輪郭をもった反
胴震上に適用されたときに、この補強層によって平坦な
表面が付与されるということが指摘されている以外には
、特に論じられていない。再帰反射性シート材料の正反
射層は代表的には非常に薄く、即ち、０．０６μのオー
ダーの厚さであり、そしてシート材料が有効な再帰反射
を与えるためには微小球に対する特別の関係で配置され
ていなければならない。正反ｒ：Ｊ４層は典型的にその
ように薄いことから、それ自体非常に脆く、スペース層
に実質的保護を与えない。従って、補強層を適用すると
、シート材料は正反射層とスペース層の乱れによって起
こる再帰反射応答の悪化を被るかも知れない。かかる乱
れは補強層がスペース層に変形を起こさせるかも知れな
い高い溶剤含有儂で又は高い温度で適用された場合には
特に重大であろう。

米国特許第３，９３６．５６７号（Ｖｅｓｌｅｙ）には
、内部支持層として記述されている部材が、接着剤から
なる中間層によって正反射層の背面に付着されているよ
うな、埋め込みレンズ型再帰反射性シート材料が開示さ
れている。その引例には、内部支持層がポリ塩化ビニル
フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンフィルム、ナイロンフィルム、ボリプＯピレン
フィルム、および類似材料などのようなプラスチックフ
ィルムの層からなること及び一般に５〜１５ミルのオー
ダーの厚さであることが教示されている。

この引例によって教示されているような、接着剤からな
る中間層によって支持層を正反射層に接着させることは
、接着剤およびその適用によるコスト増のような不利を
生じ、しかもシート材料は嵩高になり、厚くなり、その
ために巻上げが困難になる。

米国特許第３．８７７．７８６号（Ｂｏｏｒａｓ他）に
は、物品全体を支持し硬直にすることを意図した支持ま
たは補強部材を有する再帰反射性シート材料が開示され
ている。そこに開示されている支持材料の例は段ボール
、ガラス繊維で補強されたプラスチックＷ４層体、およ
び金属プレートなどである。反射性フィルムの剛性増大
は、その反射性表面へ１層以上の着色オーバーコートを
適用する際のシート材料の整合を容易にすることから、
明らかに望ましい。かかる剛性増大は、しかしながら、
多くの用途（例えば、１行規制用円錐のように、再帰反
射性シート材料が平坦でない基体に埋め込まれる又は付
着されるべきものである場合）には望ましくないであろ
う。さらに、その引例にはっきり表現されているわけで
はないが、そこに開示されている補強部材はおそらく、
接着剤からなる中間層によって正反射層に接着されてい
るのであろう。

本発明は高い可撓性、改善された型押適性、高い耐衝撃
性、高い耐引裂性、および増大した引張強さを有する再
帰反射性シート材料を提供するものである。ここで提供
されるシート材料は広く様様な具体的目的の用途（例え
ば、剥離可能な態様）を可能にする＾い接着剤適合性を
有しており、そして場合によっては別の感圧性接着剤を
使用することなく金属のような基体に熱的に自己付着さ
れることによって感圧性接着剤および剥離ライナーのコ
ストを省くことができる。さらに、かかるシート材料は
取扱時に特別の注意を払う必要がないように十分な腰の
強さおよび安定性を有しており、そして代表的にはＯ−
ルまたはシート形態で、例えば、フレキソ印刷やオフセ
ット印刷やスクリーン印刷で、印刷されることができ、
そして例えばダイカッティングによって所望のパターン
に正確かつ明瞭にカットされることができる。

要約すると、本発明の新規な再帰反射性シート材料は、
１）代表的には、実質的に単層に配列された透明な微小
球：２）　　該微小球が支持され、そして少なくとも部
分的に埋め込まれている透明なバインダーまたはスペー
スｉｌ：３）　　微小球の背後のスペース層の下の正反
射層；および４）裏打フィルムを含む、微小球を基材と
した再帰反射性シート材料である。透明な微小球は代表
的にはガラスである。スペース層は、正反射層と微小球
が再帰反射にとって望ましい関係の配置を維持するよう
に、その順応した輪郭を保つ傾向が゛ある実質的に熱硬
化性の材料であってもよい。代表的には、シート材料は
さらに、微小球の前面に配置された、微小球が部分的に
埋め込まれていてもよい透明なカバー１１１層以上を有
している。かかるカバ一層は再帰反射に必要な光学的関
係を補完するものであり、そしてさらにシート材料に保
護を与えるように作用してもよい。適するカバ一層の例
は重合体（代表的には耐候性および／または耐引つ掻き
性の）からなるカバーフィルム；または実質的に透明な
接着剤の層であり、それによってシート材料は例えば窓
に、その反対側から見ることができるウィンドーステッ
カ−として接着されてもよい。

本発明によれば、裏打フィルムは正反０４層の背面に直
に自己付着されている。従って、本発明の利点は再帰反
射性シート材料の光学的性質または関係に干渉すること
なく達成される。即ち、裏打フィルムは光学的に非官能
性である。裏打フィルムは予備成形されていてもよい、
即ち、裏打フィルムは正反ａＡ層に付着される前に成形
されていてもよいし、又は押出によって正反０’ＪＩｆ
ｆｉ上に直接形成されてもよい。

裏打フィルムはここでは自己付着性層と呼ばれている少
なくとも１層の層を含む。正反射層に直に（即ち、別に
接着剤を用いずに）付着される自己付着性層は実質的に
熱可塑性かつ非弾性である重合体からなり、好ましくは
押出成形され、そして、ポリエチレン；または好ましく
は、ｆｆ１ｆｆｉで主要部のエチレンもしくはプロピレ
ンの少なくとも一方からなるモノマーと、少量部の少な
くとも１種の極性コモノマーとの共重合体１種以上；ま
たは　（＠　他の重合体１種以上と　（ｂ）　かかる共
重合体もしくはポリエチレンもしくはかかる共重合体と
ポリエチレンとの組み合わせの１種以上とからなるブレ
ンド（但し、該ブレンドは重量で主要部がエチレンおよ
び／またはプロピレンからなる）からなる。「非弾性」
が意味するところは、自己付着性層が、室温で伸張され
てからその伸張力を解放されたときに、その初期寸法に
回復または戻る性向を実質的に有していないことである
。自己付着性層は代表的には５００未満のメルトインデ
ックスを有しており、１５０未満のメルトインデックス
を有するそれ等重合体が代表的には好ましく、そして２
０未満のメルトインデックスを有するものが最も好まし
い。低いメルトインデックスを有するほど、重合体は押
出しが典型的により容易であり、かつ高温での軟化に対
してより抵抗性である。望むならば、裏打フィルムはさ
らに少なくとも１層の付加層を有していてもよい。例え
ば、自己付着性層の背面に、即ち、自己付着性層の正反
ｔＪ４１１１に付着されている側とは反対の側に、配置
された補強層を有している。かかる補強層に使用できる
材料の例は非常に優れた耐引裂性および引張強さを有す
るシート材料を提供するために使用されるナイロンやポ
リエステルなどである。

本発明の再帰反射性シート材料は裏打フィルムが組み込
まれていない類似のシート材料よりも典型的に取扱に都
合がよい。ここで付与される増大した引張強さ及びより
大きな耐引裂性はかかるシート材料を取り扱うときの特
別の注意を不要にする。さらに、この裏打フィルムはシ
ート材料の腰を強くしながらら、シート材料の巻き上げ
を依然として可能にするので、かかるシート材料は使用
が便利になる。本発明のシート材料はロールまたはシー
ト形態で、例えば、フレキソ印刷やスクリーン印刷やオ
フセット印刷によって、印刷されるのに十分な腰の強さ
を典型的に有しており、そして、例えばダイカッティン
グによって、文字や数のような所望の形状に正確かつ明
瞭にカットすることができる。

本発明による裏打フィルムの使用は裏打フィルムが組み
込まれている再帰反射性シート材料の耐衝撃性（特に、
低温での）を増大させ、かつ型押適性を改善することが
できる。さらに、成る態様においては、本発明の再帰反
射性シート材料は例えば登録プレートや通行標識を’Ｉ
Ｊ造するために別に接着剤を使用することなく金属表面
のような基体に直にヒートラミネートされてもよい。か
かる態様においては、裏打フィルムは基体に対する自己
付着的接合をもたらすための接着手段として作用するこ
とによって、接着剤および剥離ライナーを不要とし、そ
してコスト軽減に役立つ。代わりに、裏打フィルムは接
着剤適合性表面を与えてもよく、それによって、例えば
、正反射層に対する十分な接合強度を付与しない接着剤
の使用を可能にする。

従って、ここに提供される裏打フィルムは、正反射層に
通常使用されている材料に対する有効な自己付着を与え
ることによって、中間接着剤層を不要にし、そしてかか
る接着剤およびその適用によるコストを省き、それでい
て引張強さや、高い耐引裂性や、高い耐衝撃性や、冷温
（すなわち−４０℃）での性質の保留のような望まれる
物理的性質を付与すると云う点が、従来のものと異なる
。

さらに、本発明を図面をもって説明する。

本発明の有利な結果は、少なくとも１層の自己付着性層
を有し、場合によって更に１Ｗ！Ｊ以上の付用層（例え
ば、補強層）を自己付着性層の背面に（即ち、自己付着
性層の、正反射層に直接付着された側とは反対の側に）
有している裏打フィルムを、再帰反射性シート材料の正
反射層の背面に直接組み入れ、ることによって達成され
る。

自己付着性層は実質的に熱可塑性かつ非弾性である重合
体からなり、好ましくは押出成形され、そして、ポリエ
チレン；または好ましくは、重石で主要部のエチレンも
しくはプロピレンの少なくとも一方からなる七ツマ−と
、少量部の少なくとも１種の極性コモノマーとの共重合
体１種以上からなる。コモノマーは好ましくは極性であ
り、例えば、得られる共重合体の、正反射１ｉ１（代表
的にはアルミニウムのような金属である）に対する接着
性を改善するために、０、またはＮ１またはそれ等の組
み合わせを含有している。その例はアクリル酸、メタク
リル酸、アクリル酸エチル、および酢酸ビニルなどであ
る。代わりに、自己付着性層は、（２）他の重合体１種
以上と、（へ）上記共重合体またはポリエチレンまたは
かかる共重合体とポリエチレンの組み合わせの１種以上
とからなるブレンドから構成されていてもよく、そのブ
レンドの主要部はエチレンおよび／またはプロピレンで
ある。自己付着性層は代表的には５００未満の（好まし
くは１５０未満、最も好ましくは２０未満の）メルトイ
ンデックスを有している。低いメルトインデックスを有
する重合体はど、典型的に押出容易性であり、高温での
軟化に対して抵抗性である。

多数の適する重合体が妥当なコストで商業的に入手可能
であり、例えば次のようなものが挙げられる： 傘　全コモノマー（少量の酢酸ビニルも含有していると
思われる）錦　正確な組成はわからない これ等重合体の各々は一４０℃というような低温におい
て優れた可撓性を有しており、かつ、広範な接着剤適合
性、正反射層に対する自己付着性、およびかかるｍ度で
の望ましい強度および靭性を保留している。従って、か
かる重合体から形成される裏打フィルムは戸外での用途
（例えば、登録プレートや高速道路標識）に使用される
べき再帰反射性シート材料に組み入れることができる。

好ましくは、自己付着性層は亜鉛、ナトリウム、または
カリウムのような陽イオンによって架橋されている共重
合体からなる。かかる架橋重合体は時には「イオノマー
型共重合体」と呼ばれている。

かかるイオノマー型共重合体は正反射層に見られるよう
な金属に対する良好な接着性を与えるものであり、改善
された引張強さを有していると思われる。亜鉛によって
架橋されたイオノマー型共重合体はより好ましい。何故
ならば、それ等はより耐候性、かつ、より水分不透過性
であり、そして他のタイプのイオノマー型共重合体より
も、金属に対する良好な付着性を与えると思われるがら
である。商業的に入手できる好ましいイオノマー型のポ
リエチレン系共重合体は５ＵＲＬＹｔ１ブランド１７０
６樹脂であり、それ、は亜鉛イオンによってイオン的に
架橋されている、重量で主要部のエチレンと少量部のメ
タクリル酸との共重合体である。この重合体はシート材
料に靭性を付与することから、特に、型押可能なシート
材料用に好ましい。

（２）他の重合体１種以上と、０　上記の共Φ合体また
はポリエチレンまたは該共重合体とポリエチレンとの組
み合わせの１種以上とからなるブレンド（但し、該ブレ
ンドは重量で主要部がエチレンおよび／またはプロピレ
ンである）が使用されてもよく、その場合、より低コス
トが達成され、また、異なる物理的性質（例えば、より
大きな引張強さ又はより高い耐衝撃性）を有する裏打フ
ィルムがもたらされる。ポリエチレンからなるブレンド
の場合には、他の重合体は正反射層に対する自己付着性
を改善するために好ましくは極性である。　　　゛ 自己付着性層はさらに、着色材（例えば、顔料）や：充
填剤（例えば、補強材としてのガラス繊Ｎ）や；安定剤
のような添加剤を、かかる添加剤が正反ｇＡ層に対する
自己付着性層の自己付着を望ましくない程妨げない限り
、含有することができる。

本発明の利点、即ち、望ましい物理的性質を有する再帰
反射性シート材料は多数の手法によって作成された裏打
フィルムを利用して達成できる。

本発明の裏打フィルムは押出または溶剤流延などによっ
て予備成形されてから、正反ｍＬｆｆｉの背面に、例え
ば、ヒートラミネーションによって、付着されてもよい
し；又は、裏打フィルムは正反射層上に直接形成されて
もよく、その場合には、中間の処理工程が省かれる。裏
打フィルムは予備成形されてから、正反射層に付着され
ることが好ましい。

何故ならば、かかる手法は典型的に、脆い正反射層に対
する作用が強烈でないからである。裏打フィルムが自己
付着性層と補強層の両方から構成されている場合には、
裏打フィルムは代表的には予備成形されてから正反ｒＪ
４層にヒートラミネートされるが、成る組み合わせ、例
えば、エチレン／アクリル酸共重合体からなる自己付着
性層と、ポリプロピレンからなる補強層とから構成され
る裏打フィルムは例えば同時押出によって正反ｔＡ層上
に直接形成することができる。

裏打フィルムは溶液から流延されるよりも押出される方
が、溶剤追放によって、溶剤のコストおよび生じる汚染
の可能性を回避することができるので、好ましい。さら
に、押出は溶剤流延フィルムを乾燥することによる遅延
が解消されるので、より速い生産速度を可能にする。ま
た、裏打フィルムが正反射層の上に直接形成されるべき
ものである場合には、溶剤が正反１１４ＷＩを貫通して
スペース層の変形を生じさせることから、得られるシー
ト材料の再帰反射性応答が悪くなると云うようなリスク
を減じるためには、裏打フィルムは溶剤流延されるより
も押出される方が好ましい。

場合によっては、正反ｅＩＡｌｌＷに対する裏打フィル
ムの付着性はコロナ放電のような公知の表面改質処理で
下処理することによって改善できる。ポリエチレンから
なる裏打フィルムは典型的に正反射層に対する十分な付
着性を達成するにはかかる処理を必要とする。従って、
一般にかかる下処理を必要とせず、しかもより強くかつ
強靭である傾向のある先のエチレンおよび／またはプロ
ピレンの共重合体よりも、ポリエチレンは好ましくない
。

先に述べたように、裏打フィルムはさらに、自己付着性
層の他に少なくとも１層の層を有していてもよい。かか
る層は、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、アクリロ
ニトリル／ブタジェン／スチレン、ポリカーボネート、
またはガラス繊維入り重合体からなる補強層であっても
よい。二輪延伸ポリエステルは、自己付着性層と、この
ポリエステルからなる補強層との門に有効な接合を与え
るように、例えば、米国特許第３．１８８．２６６号（
Ｃｈａｒｂｏｎｎｅａｕ他）に開示されている方法によ
って処理されるならば、使用できる。かかる裏打フィル
ムは、非常に優れた引張強さおよび耐引裂性のような望
まれる性質を有する再帰反射性シート０料を提供するた
めに、または本質的に非伸長性であるシート材料を提供
するために、使用されてもよい。成る態様においては、
裏打フィルムは自己付着性層の他に２つの層を有してい
てもよい。例えば、順に、自己付着性層と、その背面上
のナイロンからなる補強層と、補強層の背面上の、自己
付着性層と同じ性質を有する第三の唐とからなる裏打フ
ィルムは、ナイロンからなる補強層によって付与される
特別の強度特性および第三の層の特別の表面特性（例え
ば、金属に対する自己付着性）の両方を有している。

裏打フィルムおよびシート材料全体の厚さを減少させる
ことは、経費節減がもたらされること、より嵩高でない
シート材料ではそれ自体をロール形態に巻き取るのがよ
り容易であること、及び多くの用途において薄いシート
材料ではより作業し易いことから、一般に好ましい。本
発明の裏打フィルムの全体の厚さは好ましくは１２５μ
ｍ（５ミル）、より好ましくは７５μ７ＦＬ（３ミル）
である。

裏打フィルム並びに最終の再帰反射性シート材料の最適
な耐引裂性や引張強さなどは最終の構成物の意図する用
途によって成る程度決まる。例えば、成る態様において
は、有効な裏打フィルムは、再帰及耐性複合シート材料
に、それをして通行標識用円錐または不規則表面に適用
されるのに十分なほど伸張するのを可能にするのに必要
な伸びを、付与すべきである。新規な再帰反射性シート
材料が例えば登録プレート上に型押されるべきものであ
る場合には、良好な伸縮性も要求される。雄／雌ダイの
典型的な条件下で最小２．５＃Ｉｍの深さに、好ましく
は亀裂なしで、型押するのを可能にするためには、裏打
フィルムをその一部分として含んでいる再帰反射性シー
ト材料の伸びは少なくとも１５％、好ましくは少なくと
も５０％、より好ましくは少なくとも２００％であるべ
きである。逆に、このシート材料の引張強さは、型押前
に成る表面に付着されたシート材料が型押された符号の
丁度その輪郭から離層する（即ち、「テンチング〈ｔｅ
ｎｔｉｎｏ　）　Ｊを受ける）傾向を示す程高くあるべ
きではない。従って、シート材料が典型的な感圧性接着
剤を有する表面に接着される場合には、再帰反射性シー
ト材料はシート材料が型押後にその型押輪郭にとどまる
ように十分に低い引張緩和力を有すべきである、即ち、
５０％伸びから５分緩和後の引張緩和力が幅１ｍ当たり
２３００ニユ一トン未満、好ましくは１０００ニュート
ン未満、より好ましくは７００ニユ一トン未満であるべ
きである。かかるシート材料がここでは非弾性であると
みなされる。本発明の裏打フィルムは再帰反射性シート
材料に適用されて、そのシート材料をして、かかる裏打
フィルムを持たない類似のシート材料よりも深く型押さ
れることを可能にすることができる。場合によっては、
亀裂なしには従来は型押されることができなかった、高
密度の微小球または脆いスペース層を有するような再帰
反射性シート材料も、本発明に従ってそれに裏打フィル
ムが適用された場合には、満足に型押されることができ
る。

再帰反射性シート材料が可剥性構成物（即ち、一時的に
基体に適用されており、それから！１ｌｌｌＫされて、
例えば車両の側面へ適用されるべきものであるシート）
として使用されるべきものである場合には、裏打フィル
ムは、シート材料が引裂かれたり切れたすせずにシート
材料が便利に剥離できるようにするために、シート材料
と基体との間の接着剤接合の強さを越すような、大きな
引張強さと耐引裂性をシート材料に付与すべきである。

しかしながら、特に、シート＠料が、波型＠料−やリベ
ットから構成されているトレイラーの側面のような複合
表面に、適用されるべきものである場合には、シート材
料全体は好ましくは少なくとも５０％の伸びを示し、か
つ可撓性を残している。かかる裏打フィルムによっても
たらされる優れた接着剤適合性は、再帰反射性シート材
料に、接着剤が堅固に接合される受容表面を付与するこ
とによって、例えば車両の側面のような金属および成る
種の塗料に対して剥離可能に接着する広く様々な接着剤
の使用を可能にする。

第１図には、ここに教示されているような埋め込みレン
ズ型の再帰反射性シート材料１４の正反ｒ１４層１２に
直接ラミネートされている裏打フィルム１０が示されて
いる。正反射層１２は代表的には、ベーパーコートされ
たアルミニウムや銀などの薄い層、即ち、約１０Ｏｎ−
の厚さの層である。

裏打フィルム１０の自己付着性ｇｉ１６は中間接着剤（
例えば、感圧性接着剤）の助けなしで正反射１１１２に
直接自己付着されている。ラミネーションに先だって、
自己付着性１１１６の前面または正反１）１１１１２の
背面をコロナ処理して両者間の付着性を改善することは
望ましい。裏打フィルム１゜はさらに、ナイロンのよう
な補強１ｌ１１８を有している。図示された再帰反射性
シート材料はまた、透明なスペース層２２並びに二層型
カバーフィルム（層２４．２６からなる）に部分的に埋
め込まれた微小球の単１を含んでいる。

ここに開示されている裏打フィルムは代表的には、広く
様々な接着剤（例えば、熱賦活化接着剤、感圧性接着剤
、溶剤賦活化接着剤など）を塗布できる接着剤適合性表
面を設けるために使用されてもよい。これは、具体的接
着剤が正反射層には要求通りに接着しないか又はそれと
非相容性であるようなものである場合には、特に有利で
ある。かかる態様は第２図に示されている。第２図は、
透明なスペース層３２に埋め込まれた微小球２０の単層
と、透明なカバーフィルム３４と、正反射層１２を含む
再帰反射性シート材Ｆ１３０を図解している。正反ｔｆ
４層１２の背面には、自己付着性層３６を含む本発明の
裏ｎフィルムがラミネートされている。自己付着性層３
６の背面に接着剤３８が適用されており、その上には剥
離ライナー４０が適用されている。裏打フィルムに対す
る接着剤３８の付着性を改善するために接着剤の適用前
に裏打フィルムの背面をコロナ処理することは望ましい
。

可剥性接着剤（即ち、基体に対する確実なしかし剥離可
能な接合をもたらし、必要な良さの適用または接合寿命
を有する接着剤）を、裏打フィルムの裏面に塗布するこ
とによって、本発明の可剥性態様を構成してもよい。本
発明の利点は、シート材料が基体からきれいに剥離され
るように、基体に対する接着剤の結合強さを越えるに十
分な耐引裂性および引張強さを示しながらも、なお、複
合表面に適用されることができるように十分に可撓性で
あり、かつ十分な伸びを有する、再帰反射性シート材料
を製造できることである。さらに、接着剤が、アルミニ
ウムやスチールや塗装済表面のような基体に対するより
も、裏打フィルムに対して優先的に接着する場合には、
剥離力を適用されたときに接着剤が再帰反射性シート材
料と共に除去されることがわかった。

本発明のさらに予想外の利点は、ここに開示されている
ような裏打フィルムを組み入れた再帰反射性シート材料
が別に接着剤を使用しなくても多数の基体に接着できる
と云うことである。第３図には、かかる態様が図解され
ている。この場合、再帰反射性シート材料４１は自己付
着性層３６からなる裏打フィルムによって金属基体４２
に直接付着される。再帰反射性シート材料４１は、例え
ば、アルミニウム製の登録プレート用または標識用ブラ
ンクであってもよい基体４２に、直接ホットラミネート
されてもよく、それによって接着剤層および典型的にた
った一回の使用で捨てられる剥離ライナーの適用／除去
の必要性を省くことができる。エチレン／アクリル酸共
重合体からなる裏打フィルムは５０００ニユ一トンＺＴ
ｒＬ幅にもなる高い値の剥離強さを有する、アルミニウ
ム表面に対する接合をもたらした。従って、型押される
場合には、かかるシート材料は典型的によりテンヂング
抵抗性である。

第４図には、再帰反射性ウィンドーステッカ−として使
用される本発明の態様４４が図解されている。ウィンド
ーステッカ−４４は透明なスペース層３２に埋め込まれ
た微小球２０の単層、正反射層１２、実質的に透明な接
着剤４８の層、および、自己付着性層３６と補強層４９
からなる裏打フィルム４６、からなる。符号５０（例え
ば、フレキソグラフィーで印刷されたインキＩ＆）は接
着剤層４８の適用前に微小球２ｏの単層およびスペース
層３２の前面に印刷されている。ステッカ−は窓の外側
から見ることができるように接着剤４８によって窓の表
面に、例えば、自動車（図示されていない）のフロント
ガラス５２の内側に、接着される。かかる態様において
は、裏打フィルム４６は、１）　再帰反射性シート材料
４４が特別の注意を払うことなく取り扱うことができ、
そして転換するのに（即ち、符号を印刷し、必要ならば
接着剤および剥離ライナーを適用し、そして所望のサイ
ズに裁断するのに）十分な腰の強さを有することができ
るように、シート材料に十分な引張強さ、耐引裂性、お
よび腰の強さを付与し；かっ、２）　ステッカ−がフロ
ントガラス５２に適用された後で、正反射層１２を（例
えば、フロントガラスのクリーニングに使用されてもよ
い摩擦作用およびクリーニング剤から）保護する。かか
る構成物が接着される透明な基体の例はガラス、ポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレート、および硬質ま
たは可塑化ポリ塩化ビニルなどである。

次に、実施例によって、本発明をさらに説明する。

Ｋ眉 実施例で論じられている再帰反射性シート材料を評価す
るためには、下記の方法が使用された。

引張強さおよび伸び 実施例の再帰反射性シート材料の引張強さ及び全伸びは
ＡＳＴＭ　　Ｄ８８２−８０ａに従ッテ測定された。

Ｉ几１１ 再帰反射性シート材料は先に指摘したように感ブランク
に接着された。それから、ブランクは雄／雌型押ダイを
使用して型押されて、６個の、それぞれ、１，３．１．
５．１．８．２．０．２．３、および２．５履の深さに
型押された［ＯＩの数字を生じた。これら０は高さ７．
７ｍｍ、差し渡し３．１ｃｍであり、スト０−り幅０．
７３を有していた。型押された符号のエツジにおける勾
配は深さ１．３履に於ける０、３５から、深さ２．５履
に於ける０、７まで変動した。

１１璽ユ ５ＵＲＬＹＮ　　１７０６　（亜鉛塩によって架橋され
た、主要部のエヂレンモノマーと、メタクリル酸モノマ
ーとからなると思われる、約０．７のメルトインデック
スを有する、押出用の、熱可塑性の、高分子量のイオノ
マー型共燻合体）１００部を、約２．０部の紫外線吸収
剤と、１．５部の重合体ヒンダードアミンと、０．１部
の酸化防止剤とからなる耐候安定剤系と配合した。安定
剤系は重合体の物理的特性（即ら、その付着性またはそ
れから形成されたフィルムの強度）に影響するとは考え
られない。安定化された鶏脂合体は、圧縮比３；１の一
条ねじスクリューを使用して、６．３０の押出機から、
４０．６ｃｍのダイを通って、二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート（ＰＥＴ）担体ウェブ上に、押し出された
。押出機のゾーン１〜５の温度はそれぞれ、１９０℃、
２６０℃、２７３℃、２６４℃、および２６４℃であり
、ネックおよびダイリップは２７０℃にＩ［￥１された
。押出機のスクリュー速度は３０回回転弁であり、そし
てフィルム引取速度は、約５０μのフィルム厚さになる
ように、２７．４ｍ／分であった。このような押出機条
件に於いて、安定化共黴合体の溶融温度は２８２℃であ
ることが測定された。

それから、この押出フィルムは、ガラス微小球の単層；
ポリビニルブチラール、尿素ホルムアルデヒド硬膜剤、
およびポリエステル可塑剤から形成されたスペースｍ：
ベーパーコートされたアルミニウムの正反ｔＪ４ｍ：お
よび、光沢のある剥離被覆を有するベーパー担体上の飽
和ポリエステルメラミンの透明なカバーフィルムからな
る埋め込みレンズ型再帰反射性シート材料片の正反ｔＪ
４１ｉりの背面へ、直にホットラミネートされた。ラミ
ネーションは１４０℃に加熱されたスチールローラーと
、２８．０００ニユ一トン／？ＦＬ幅の圧力下の硬質ゴ
ムニップロールとの門で９．１ｍ／分の速度で遂行され
た。裏打フィルムがスチールローラーに接触し、そして
ベース再帰反射性シート材料がゴムニップロールに接触
した。

ペーパーおよびＰＥＴ担体が除去された後で、裏打フィ
ルムの背面すなわち裸出面は２３５ワット／ＴｒＬ２／
分のコロナ放電によって処理され、その後で、ライナー
上に塗布された接着剤の層をラミネートされた。

得られた再帰反射性シート材料は貯蔵のためにロール形
態に巻き上げられた。このシート材料は腰折れ、ひだ、
またはｉｉｓを生じることなく、うまく巻き上げられた
。このシート材料はここではシート材料Ａと名付けられ
た。

シート材料Ａの型押適性、引張強さ、および伸びは上４
記方法に従って試験され、そしてシート材料Ｂ（似た態
様に製造された、しかし、裏打フィルムを有していない
、再帰反射性シート材料）のサンプルと比較された。

シート材料Ａは２６００ニユ一トン／ｍ幅の引張強さお
よび５５％の伸びを有することが測定され、そして型押
された優に、肉眼による目視検査によって、２．５ｍの
型押深さに於いてさえ亀裂を被らないことが測定された
。シート材料Ｂは１９００ニユ一トン／ｍ幅の引張強さ
および８％の伸びを有する旨測定され、そして１．５閣
の型押深さに於いて実質的に亀裂を被っており、従って
、型押不可能であるとみなされた。

実施例２ 裏打フィルムの背面に接着剤を適用しなかったこと以外
は、実施例１に記載されているようにして再帰反射性シ
ート材料を製造した。代わりに、シート材料はアルミニ
ウム板ブランクに直接ラミネートされた。ラミネーショ
ンは実施例１に記載されているラミネーション条件下で
、アルミニウムブランクを加熱スチールロールと接触ざ
ぜながら、遂行された。

この構成物は実施例１と同じように型押された。

目視検査によれば、このシート材料は２．５Ｍの型押深
さに於いてさえ亀裂を被らないことがわかった。

実施例３ ＰＲＩＨＡＣＯＲ３４４０（約９１部の１チレンモノマ
ーと、約９部のアクリル酸モノマーとからなると思われ
る、約１０のメルトインデックスを有する、押出用の、
熱可塑性の、高分子憬共重合体）１００部を、約２．０
部の紫外線吸収剤と、１．５部の重合体ヒンダードアミ
ンと、０．１部の酸化防止剤とからなる耐候安定剤と配
合した。

安定剤系は重合体の物理的特性（即ち、その接着性また
はそれから形成されたフィルムの強度）に影響を与えな
いと思われる。安定化された共重合体は実施例１と同じ
条件下で押出されて裏打フィルムを形成した。この裏打
フィルムは、ビニルカバーフィルム、ガラス微小球の単
層、実施例１で使用されているようなスペース層、およ
びペーパーコートされたアルミニウム正反射層からなる
埋め込みレンズ型の広角な平坦表面の再帰反射性シート
材料片の正反射層の背面にホットラミネートされた。ラ
ミネーションは実施例１に記載されているのと同じやり
方で、かつ同じ条件下で遂行された。このシート材料は
ここではシート材料Ｃと名付けられた。

アクリルエステルと極性モノマーとからなる低分子量の
感圧性接着剤の層が、コロナ処理された後の裏打フィル
ムの背面に適用された。この接着剤は、下記のようにコ
ンディショニングされた後で、約５００〜７００ニユー
トン／７１１１幅の剥離値を有しており、従って、可剥
性接着剤として有効であるとみなされる。

裏打フィルムを省いて、接着剤を正反射層上に直接塗布
した対照サンプル（ここでは、シート材料りと名付けら
れる）を製造した。

両サンプルを、クリーニングされ、エツチングされ、そ
して脱脂されているアルミニウムパネルに適用した。そ
れから、そのリンプルをｖ温で２４時間コンディショニ
ングし、８０℃で７２時間加熱して最大粘着化を達成さ
せ、それから室温に冷却した。

９０°＠離を受けたときに、シート材ＦＩＣはアルミニ
ウムパネルから容易に除去され、しかも、それはパネル
から一片の状態で！ＩＩ　Ｗｉされ、かつ接着剤の実質
的に全てがシート材料と共に除去された。しかしながら
、シート材料りは９０°剥離を受けたときに、接着剤か
ら離層して、実質的に接着剤を除去できなかった。

実施例４ 実施例３からのシート材料ＣおよびＤの各りンブルは、
コンディショニングの後で約１４００ニユートン／ｍ幅
の９０″剥離接着強さを有するアクリルベース感圧性接
着剤が使用されたこと以外は、実施例３と同じように、
アルミニウムパネルに適用され、そしてコンディショニ
ングされた。

９０°剥離を受けたときに、シート材料Ｃはアルミニウ
ムパネルから一片の状態できれいに除去され、そしてそ
の下の接着剤もそれと一緒に実質的に除去された。しか
しながら、シート材ＩＩＤは除去するのが極めて難しく
、小片に裂ける傾向があった。

実施例５ ０．５ミル（１２μｍ）、のポリエチレン自己付着性層
と０．５ミル（１２μｍ）の二軸延伸ポリエステルテレ
フタレート補強層とからなる裏打フィルムは、ポリビニ
ルブチラールのスペース層少に埋め込まれたガラス微小
球の単層と、スペース層の背面上にペーパーコートされ
たアルミニウム正反射層とからなる再帰反射性シート材
料の正反銅層に直接適用された。

自己付着性層の裸出表面は２３５ワット／７ＦＬ２／分
のコロナ放電によって処理され、そして実施例１に記載
されているのと同じ条件下で正反射層の背面にラミネー
トされた。

この複合体はうねり、しわ、または引裂を生じずに便利
に取り扱うことができるように十分な腰の強さ、引張強
さ、および耐引裂性を有していた。

それから、この複合体の前面に、フレキソ印刷法によっ
て、符号を印刷した。このシート材料は満足に印刷され
、符号は実質的に奇麗で、かつ歪みがなく、そしてシー
ト材料は印刷機上で本質的に損傷されずに取り扱われた
。符号が印刷された後、剥離ライナー上の透明な転写接
着剤の層が筒口の上に適用された。この構成物は次いで
、約２インチ（５１）平方の個々の認可用ステッカ−に
キスカットされた。

各ステッカ−は剥離ライナーを除去されてから、クリー
ンなガラス上に手で加圧されながら貼り付けられた。

当業者には、本発明の範囲および思想を逸脱せずに、本
発明の様々な変形および変更が明らかになろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は裏打フィルムを正反１）１！ｌの背面に直にラ
ミネートしたものを示す本発明の埋め込みレンズ型再帰
反射性シート材料の部分の断面図であり：第２図は接着
剤層および剥離性ライナーが１打フイルムの背面に適用
されている場合の本発明の態様の部分の断面図であり； 第３図は裏打フィルムを接着手段として利用して金属基
体に接着されている本発明の別の態様の部分の断面図で
あり：そして 第４図は微小球の前面に配置された透明な接着剤の廟に
よって、フロントガラスの内側に、外側から見ることが
できるステッカ−として接着されている本発明の別の態
様の部分の断面図である。

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ａ）実質的に単層に配列された透明な微小球；Ｂ
   ）該微小球が支持され、かつ少なくとも部分的に埋め込
   まれている、透明なスペー ス層； Ｃ）該スペース層の下の正反射層；および Ｄ）裏打フィルム； を含む再帰反射性シート材料であって、該裏打フィルム
   は該正反射層の背面に直接に自己付着されている自己付
   着性層少なくとも１層を含み、該自己付着性層は、ポリ
   エチレン；または、重量で主要部のエチレンまたはプロ
   ピレンの少なくとも一方と、少量部の少なくとも１種の
   極性コモノマーとからなる共重合体１種以上；または、
   （ａ）他の重合体１種以上と、（ｂ）該共重合体もしく
   はポリエチレンもしくは該共重合体とポリエチレンとの
   組み合わせの１種以上とからなるブレンド（但し、該ブ
   レンドは重量で主要部がエチレンおよび／またはプロピ
   レンからなる）からなることを特徴とする、シート材料
   。
2. （２）さらに、該シート材料がさらに、該微小球の前面
   に配置されたカバーフィルム１層以上または実質的に透
   明な接着剤の層を有していることを特徴とする、特許請
   求の範囲１項のシート材料。
3. （３）さらに、該自己付着性層が、エチレンまたはプロ
   ピレンの少なくとも一方と少なくとも１種の極性コモノ
   マーとの共重合体からなることを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項または第２項のシート材料。
4. （４）さらに、極性コモノマーがアクリル酸、メタクリ
   ル酸、アクリル酸エチル、または酢酸ビニルからなるこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第３項のシート材料。
5. （５）さらに、該自己付着性層が、（ａ）他の重合体１
   種以上と、（ｂ）該共重合体またはポリエチレンまたは
   該共重合体とポリエチレンとの組み合わせの１種以上と
   からなるブレンド（但し、該ブレンドは重量で主要部が
   エチレンおよび／またはプロピレンからなる）からなる
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項または第２項
   のシート材料。
6. （６）さらに、該自己付着性層がイオノマー型共重合体
   からなることを特徴とする、特許請求の範囲第１項〜第
   ５項のいずれか一項のシート材料。
7. （７）さらに、該自己付着性層が亜鉛イオンによって架
   橋されていることを特徴とする、特許請求の範囲第６項
   のシート材料。
8. （８）さらに、該裏打フィルムが約１２５μｍ未満の厚
   さであることを特徴とする、特許請求の範囲第１項〜第
   ７項のいずれか一項のシート材料。
9. （９）さらに、該裏打フィルムが、該正反射層に直接に
   自己付着される前に予備成形されたものであるか又は該
   正反射層上に押出されたものであることを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項〜第８項のいずれか一項のシート
   材料。
10. （１０）さらに、該裏打フィルムがさらに、次のような
    添加剤、すなわち、着色剤、充填剤、または安定剤の少
    なくとも１つを含んでいることを特徴とする、特許請求
    の範囲第１項〜第９項のいずれか一項のシート材料。
11. （１１）さらに、該裏打フィルムが非弾性であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第１項〜第１０項のいずれ
    か一項のシート材料。
12. （１２）さらに、該裏打フィルムがさらに該自己付着性
    層の背面に他の層少なくとも１層を有していることを特
    徴とする、特許請求の範囲第１項〜第１１項のいずれか
    一項のシート材料。
13. （１３）さらに、該裏打フィルムがさらに該自己付着性
    層の背面に補強層を有していることを特徴とする、特許
    請求の範囲第１２項のシート材料。
14. （１４）さらに、該補強層がナイロン、ポリエステル、
    ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリロニトリル
    ／ブタジエン／スチレン、またはガラス繊維入り重合体
    の少なくとも１種からなることを特徴とする、特許請求
    の範囲第１３項のシート材料。
15. （１５）さらに、該自己付着性層と該補強層が該正反射
    層上に同時に押出されたものであることを特徴とする、
    特許請求の範囲第１３項または第１４項のシート材料。
16. （１６）さらに、該シート材料がさらに、該補強層の背
    面に付加層を有しており、該付加層が、ポリエチレン；
    または、重量で主要部のエチレンおよびプロピレンの少
    なくとも一方と、少量部の極性モノマーとからなる共重
    合体１種以上；または、（ａ）他の重合体１種以上と、
    （ｂ）該共重合体もしくはポリエチレンもしくは該共重
    合体とポリエチレンとの組み合わせの１種以上とからな
    るブレンド（但し、該ブレンドは重量で主要部がエチレ
    ンおよび／またはプロピレンからなる）からなる、こと
    を特徴とする、特許請求の範囲第１３項〜第１５項のい
    ずれか一項のシート材料。
17. （１７）さらに、該シート材料がさらに、該裏打フィル
    ムの背面に接着剤の層を有していることを特徴とする、
    特許請求の範囲第１項〜第１６項のいずれか一項のシー
    ト材料。
18. （１８）さらに、該裏打フィルムの該背面が、そこに該
    接着剤を適用されるのに先だってコロナ処理されている
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第１７項のシート材
    料。
19. （１９）さらに、該シート材料の該裏打フィルムが、別
    の接着剤を実質的に用いずに、物品に対する自己付着的
    接合を可能にするものであることを特徴とする、特許請
    求の範囲第１項〜第１６項のいずれか一項のシート材料
    。