JPS63278314A - チップコイルの製造方法 - Google Patents

チップコイルの製造方法

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JPS63278314A
JPS63278314A JP62114230A JP11423087A JPS63278314A JP S63278314 A JPS63278314 A JP S63278314A JP 62114230 A JP62114230 A JP 62114230A JP 11423087 A JP11423087 A JP 11423087A JP S63278314 A JPS63278314 A JP S63278314A
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coil
coil body
winding
resin
cavity
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JP62114230A
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Keizo Yamamoto
恵造 山本
Yukio Sakamoto
幸夫 坂本
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、チップコイルとその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
第5図は、従来のチップコイルの一例を示す縦断面図で
ある。
このチップコイル2は、巻線部31の上下両側にフラン
ジ部32.33を有しフェライト等から成るコア3の下
側のフランジ部33の底面部に、一対の電極5a、5b
を恨ペーストの焼付は等によって形成し、その巻線部3
1に巻線4を巻き、そしてその巻線4のリード部(図示
省略)を両電極5a、5bに半田等によってそれぞれ導
電接合して成るコイル本体6を有している。
そして、コイル本体6の各電極5a、5bに細長い板状
の金属端子7a、7bをそれぞれ半田等によって導電接
合し、そして保護等のためにエポキシ樹脂等の熱硬化性
の樹脂8を全体にモールドした後、金属端子7a、7b
を図示のように底面側にコ字状に折曲げて、各金属端子
7a、7bを底面および側面に露出させている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところがこのようなチップコイル2においては、次のよ
うな問題がある。
■ 底面において樹脂8を金属端子7a、7bで包み込
むようにしているため背が高く、かつコア3の寸法誤差
を見込んでモールド用型に対するクリアランスを大きく
取って樹脂8をモールドしているため幅なども大きく、
従ってサイズが大きい。
■ 金属端子7a、7bを用いているため、巻線4に生
じる磁束によって金属端子7a、7b内にうず電流が流
れてうず電流損が発生し、それに伴ってQ劣化が生じる
■ 金属端子7a、7bをフランジ部33の電極5a、
5bに半田付けする際の熱で巻線4の被覆に悪影響を与
える恐れがある。
■ コイル本体6の全面を樹脂8でモールドしているた
め、樹脂8の収縮による応力が当該チップコイル2のイ
ンダクタンスしおよびQの電圧特性の変化をもたらす。
例えば第6図に示すように、チップコイル2の端子間に
対する印加電圧が0゜25Vの場合と1.0■の場合と
の間で、インダクタンスしおよびQの差が大きい(この
ことは、後述する第3図と対比すれば分り易い。)。
そこでこの発明は、このような問題点を解決したチップ
コイルとその製造方法を提供することを目的とする。
〔実施例〕
第1図は、この発明に係るチップコイルの一例を示す斜
視図である。第2図は、第1図の線n−■に沿う縦断面
図である。第5図の例と同等部分には同一符号を付し、
以下においてはそれとの相違点を主に説明する。
この実施例のチップコイル12は、前tしたようなコア
3の下側のフランジ部33に、その底面から側面につな
がる一対の薄膜状の電極膜15a、15bを、例えばメ
ッキ、スパッタ、真空蒸着、イオンブレーティング等に
よって形成し、そして巻線部31に巻いた巻vA4のリ
ード部(図示省略)を両電極膜15a、15bに半田等
によってそれぞれ導電接合してコイル本体16を形成し
ている。
そして、上記コイル本体16の周囲に、下側のフランジ
部33の底面および側面の部分を除いて、即ちその部分
を露出させて、前述したような樹脂8をモールドしてお
り、これによって電極膜15a、15bを底面および側
面に露出させている。
このチップコイル12では、従来のような金属端子を用
いなくても、上記電極膜15a、15bを外部電極とし
て利用することができ、それを用いて当該チップコイル
12を基板等に半田付けする等することができる。
しかもこのチップコイル12には次のような特徴がある
■ 従来のような金属端子を用いていないため、それに
伴う分だけ背の高さを低(でき、かつコイル本体16の
周囲の樹脂8の厚みも小さくできるため、小型化を図る
ことができる。
■ 金属端子を用いていないため、そこでのうず電流損
が無く、従ってQ値の低下を防止することができる。
■ 金属端子を用いていないため、その半田付は工程が
不要となり、その半田付けの熱によって巻線4の被覆に
悪影響を与える恐れが無(なる。
従って、巻線40層間短絡等を防止でき、製品の信頼性
が向上する。
■ コイル本体16に対して樹脂8を全面モールドして
いないため、巻線4に樹脂8の収縮による応力が加わり
にくり、従って当該チップコイル12のインダクタンス
しおよびQの電圧特性の変化が少ない。例えば第3図に
示すように、チップコイル12に対する印加電圧が0.
25Vの場合と1.0■の場合との間で、インダクタン
スしおよびQの差は第6図に示す従来の場合よりも小さ
い。
■ 温度係数(即ち、温度が1℃変化するときに変化す
るインダクタンスLの割合。単位はPPM/’C)も、
−25℃におけるものが従来のチップコイル2では約1
500だったのがこのチップコイル12では約950に
、+85℃におけるものが従来のチップコイル2では約
1500だったのがこのチップコイル12では約850
に、それぞれ改善されている。
尚、上記樹脂8中に磁粉を含有せしめておいても良(、
そのようにすれば当該樹脂8が閉磁路形成にも寄与する
ため、チップコイル12の特性向上が期待できる。
次に上記のようなチップコイル12の製造方法の一例を
第4図を参照しながら説明する。
まず前述したようなコイル本体16を用意する。
そして、耐熱性の弾性体から成りコイル本体16の下側
の(第4図では上側に向けている)フランジ部33が隙
間なく入るキャビティ211を有する上型21と、金属
から成りコイル本体16のフランジ部33以外の部分が
所定の隙間を持って入るキャビティ221を有する下型
22とを用いて、図示のように上型21のキャビティ2
21内にコイル本体16のフランジ部33をはめ込み(
例えば圧入し)残りの部分を下型22のキャビティ22
工内に入れた状態で、下型22のキャビティ221内に
前述したような樹脂8を注入してモールドする。23は
、コイル本体16の位置決め補助用および仕上り品の押
し出し用(イジェクト用)のピンである。
その場合、上型21の材質としては、耐熱性および適度
の弾力性を有すると共に、線膨張係数が小さくかつ適度
の強度を有するものが好ましく、例えばフッ素ゴム、シ
リコーンゴム等が採り得る。
また下型22のキャビティ221の平面寸法は、この例
の場合は、コイル本体16のフランジ部33の平面寸法
にほぼ等しくしている。
また、注入する樹脂8中に磁粉を含有せしめておいても
良いのは前述の通りである。
上記方法によれば、コイル本体16のフランジ部33が
上型21によって隙間なく保持され、当該フランジ部3
3の側面や底面(第4図では上側に向いた面)に、勿論
その表面の電極膜15a、15bの部分にも、樹脂8が
浸入することはない。
従って、必要な部分にのみ、即ちコイル本体16の周囲
であってフランジ部33の底面および側面を除いた部分
に樹脂8をモールドして、電極膜15a、15bを底面
および側面に露出させることができ、それによって第1
図および第2図に示したようなチップコイル12が得ら
れる。
しかも、型21.22内へのコイル本体16の装填を、
コイル本体16を上型21にはめ込むことによって容易
に行うことができるので、製造も容易である。
また、弾性体の上型21によってコア3の、より具体的
にはそのフランジ部33の寸法誤差を吸収できるため、
金型の場合と違ってフランジ部33の割れを防止するこ
とができる。
また、樹脂8をモールドする際に上型21によってコイ
ル本体16を固定できるため、コイル本体16の位置ず
れが起こる恐れも無く正確なモールドができる。ちなみ
に従来のチップコイル2をモールド成形する際には、金
属端子7a、7bがコイル本体6の位置決めの作用をも
しており、樹脂8をモールドする際の熱で金属端子7a
、7bと電極5a、5b間の半田が溶けてコイル本体6
の位置ずれが起こり易いという問題もあった。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明に係るチップコイルによれば、金
属端子を用いておらずしかもコイル本体の周囲の樹脂厚
を小さくできるため、小型化を図ることができる。また
、金属端子を用いていないため、そこでのうず電流損が
無く、従ってQ値の低下を防止することができる。また
、金属端子の半田付は工程が不要なため、半田付けの熱
によって巻線の被覆に悪影響を与える恐れも無い。また
、コイル本体に対して樹脂を全面モールドしていないた
め、インダクタンスおよびQの電圧特性の変化も少ない
一方この発明に係る製造方法によれば、上記のような特
徴を有するチップコイルを容易に製造することができる
。しかも、弾性体の上型がコアの寸法誤差を吸収できる
ためコアの割れも防止できる。また、上型によってコイ
ル本体を固定できるため、樹脂のモールド時にコイル本
体の位置ずれが起こる恐れも無い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るチップコイルの一例を示す斜
視図である。第2図は、第1図の線■−Hに沿う縦断面
図である。第3図は、第1図のチップコイルのインダク
タンスしおよびQの電圧特性の測定結果の一例を示すグ
ラフである。第4図は、第1図のようなチップコイルの
製造方法の一例を説明するための断面図である。第5図
は、従来のチップコイルの一例を示す縦断面図である。 第6図は、第5図のチップコイルのインダクタンスしお
よびQの電圧特性の測定結果の一例を示すグラフである
。 3・・・コア、31・・・巻線部、32・・・上側のフ
ランジ部、33・・・下側のフランジ部、4・、・巻線
、8・・・樹脂、12・・・実施例に係るチップコイル
、15a、15b・・・電極膜、16・・・コイル本体
、21・・・上型、22・・・下型、211゜221・
・、キャビティ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巻線部の上下両側にフランジ部を有するコアの下
    側のフランジ部に、その底面から側面につながる少なく
    とも一対の電極膜を形成し、その巻線部に巻線を巻き、
    そしてその巻線のリード部を各電極膜にそれぞれ導電接
    合して成るコイル本体の周囲に、下側のフランジ部の底
    面および側面の部分を除いて樹脂をモールドして成るこ
    とを特徴とするチップコイル。
  2. (2)巻線部の上下両側にフランジ部を有するコアの下
    側のフランジ部に、その底面から側面につながる少なく
    とも一対の電極膜を形成し、その巻線部に巻線を巻き、
    そしてその巻線のリード部を各電極膜にそれぞれ導電接
    合して成るコイル本体を用意し、そして耐熱性の弾性体
    から成り前記コイル本体の下側のフランジ部が隙間なく
    入るキャビティを有する上型と、金属から成り前記コイ
    ル本体の下側のフランジ部以外の部分が所定の隙間を持
    って入るキャビティを有する下型とを用いて、上型のキ
    ャビティ内に前記コイル本体の下側のフランジ部をはめ
    込み残りの部分を下側のキャビティ内に入れた状態で、
    下側のキャビティ内に樹脂を注入してモールドすること
    を特徴とするチップコイルの製造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02235308A (ja) * 1989-03-08 1990-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd バランコイル
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JPS6138910U (ja) * 1984-08-07 1986-03-11 株式会社村田製作所 インダクタンス素子

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