JPS63278000A - 放射線画像変換パネル - Google Patents

放射線画像変換パネル

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JPS63278000A
JPS63278000A JP5743887A JP5743887A JPS63278000A JP S63278000 A JPS63278000 A JP S63278000A JP 5743887 A JP5743887 A JP 5743887A JP 5743887 A JP5743887 A JP 5743887A JP S63278000 A JPS63278000 A JP S63278000A
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phosphor layer
panel
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Akiko Kano
加野 亜紀子
Hisanori Tsuchino
久憲 土野
Fumio Shimada
文生 島田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換パネルに
関するものであり、さらに詳しくは水分による劣化が小
さく、かつ高画質の放射線画像を4える放射線画像変換
パネル及びその製造方法に関するものである。
【発明の背f:t】
X線画像のような放射線画像は病気診断用などに多く用
いられている。このX線画像を得るために、被写体を透
過したX線を蛍光体層(蛍光スクリーン)に照射し、こ
れにより可視光を生七させてこの可視“光を通常の写真
をとるときと同じように銀塩を使用したフィルムに照射
して現像した、いわゆる放射線写真が利用されている。 一方近年銀塩を塗布したフィルムを使用しないで蛍光体
層から直接画像を取り出す方法が工夫された。この方法
としでは被写体を透過した放射線を蛍光体に吸収せしめ
、しかる後この蛍光体を例えば光又は熱エネルギーで励
起することによりこの蛍光体が上記吸収により蓄積して
いる放射線エネルギーを蛍光とLで放射せしめ、この蛍
光を検出して画像化する方法である。具体的には、例え
ば米国特許3,859,527号及び特開昭55−12
144号には輝尽性蛍光体を用い可視光線又は赤外線を
輝尽励起光とした放射線画像変換方法が示されでいる。 この方法は支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した放射線
画像変換パネルを使用するもので、この放射線画像変換
パネルの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当
てて被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エネル
ギーをM積させて潜像を形成し、しかる後にこのlII
尽性蛍光体層を輝尽励起光で走査することによって各部
のW積された放射線エネルギーを放射−させてこれを光
に変換し、この光の強弱による光信号により画像を得る
ものである。この最終的な画像はバートコビイとして再
生しても良いし、CRT上に再生しても良い。 この放射線画像変換方法に用いられる輝尽性蛍光体層を
有する放射線画像変換パネルは、前述の蛍光スクリーン
を用いる放射線写真法の場合と同様に放射線吸収率及び
光変換率(両者を含めて以下「放射線感度」という)が
高いことは言うに及ばず画像の粒状性が良く、しかも高
鮮鋭性であることが要求される。゛ ところが、一般に輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変
換パネルは粒径1〜30μ論程度の粒状の輝尽性蛍光体
と有機結着斉ダとを含む分散液を支持体あるいは保護層
上に塗布、乾燥して作成されるので、輝尽性蛍光体の充
填密度が低く(充填率50%)、放射線感度を充分高く
するには輝尽性蛍光体層の層厚を厚くする必要があった
。 一方、こ、れに対し前記放射線画像変換方法における画
像の鮮鋭性は、放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層
の層厚が薄いほど高い傾向にあり、鮮鋭性の向上のため
には、輝尽性蛍光体層の薄層化が必要であった。 また、前記放射線画像変換方法における画像の粒状性は
、放射線量子数の場所的ゆらぎ(量子モトル)あるいは
放射線画像変換パネルの輝尽性蛍光体層の枯造的乱れ(
構造モトル)等によって決定されるので、輝尽性蛍光体
層の層厚が薄くなると、llI尽性電性蛍光体層収され
る放射線量子数が減少して量子モトルが増加したり、構
造的乱れが顕在化して構造モトルが増加したりして画質
の低下を生ずる。よって画像の粒状性を向上させるため
には輝尽性蛍光体層の層厚は厚い必要があった。 即ち、前述のように、従来の放射線画像変換パネルは放
射線に対する感度および画像の粒状性と、画像の鮮鋭性
とが輝尽性蛍光体層の層厚に対してまったく逆の傾向を
示すので、前記放射線画像変換パネルは放射線に対する
感3度と粒状性と鮮鋭性間のある程度の相互犠牲によっ
て作成されてきた。 本出願人は、このような特性間の相反性に鑑みて、特開
昭61−73100号において輝尽性蛍光体層に結着剤
を含有しない放射線画像変換パネル及びその製造方法を
提案している。これによれば、前記放射線画像変換パネ
ルの輝尽性蛍光体層は気相堆積などの方法を用いて形成
簑れており、結着剤を含有しないので、輝尽性蛍光体層
の充填率が着しく向上すると共に輝尽性蛍光体層中での
輝尽励起光及び輝尽発光の指向性が向上し、放射線画像
変換パネルの放射線に対する感度と画像の粒状性が改善
されると同時に画像の鮮鋭性も改善される。 該パネルは、放射線画像情報をM積した後励起光の走査
によって蓄積エネルギーを放出するので走査径再度放射
線画像の蓄積を行うことかでか、繰返し使用が可能であ
る。 そこで、前記放射線画像変換パネルにおいて、得られる
画像の高画質化が望まれるのは当然のことであるが、さ
らに長期間の使用に耐える性能が要求される。 ところが、一般に輝尽性蛍光体は吸湿性が大であり、通
常の気候条件の下で室内に放置すると、空気中の水分を
収着し、時間の経過とともにその性能が劣化する。具体
的°には、放射線に対する感度が低下したり、放射線照
射により生成した潜像の槌打速度が増大する現像が起こ
る。 さて、気相堆積法により設けられた輝尽性蛍光体層は、
前述のごとく数々の優れた特長さもっにもかかわらず、
輝尽性蛍光体が結着剤により保護されていないために水
分の影響を受けやすいという欠点を有していた。輝尽性
蛍光体粒子を結着剤中に分散した蛍光体層においては、
たとえば特開昭61−20982号に述べられているよ
うに蛍光体層中に疎水性微粒子を輝尽性蛍光体に対して
0.005重量%以上10重量%以下の量で含有させる
方法、特願昭61−53269号に述べられているよう
に蛍光体層中にシランカップリング剤を含有させる方法
、および特願昭61−53270号に述−べられている
ように輝尽性蛍光体粒子をマイクロカプセル化する方法
など、m尽性蛍光体層そのものの耐湿性を向上するだめ
の方法が提案されているが、気相堆積型の輝尽性蛍光体
層においてはそのような方法は用いられていなかった。
【発明の目的】
本発明は、輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネ
ルにおける前述のような現状に鑑みてなされたものであ
り、本発明の目的は、気相堆積法により形成された輝尽
性蛍光体層における画質上の優れた特性を有しながらか
つ水分の収着に起因する性能劣化の小さい放射線画像変
換パネルを提供することにある。
【発明の構成】
前記した本発明′の目的は、気相堆積法により設けられ
た少くとも一層の輝尽性蛍光体層を有する放射線画像パ
ネルに於て、前記ll[尽性蛍光体層が亀裂を有し、該
亀裂に疎水性高分子物質を含浸させたことを特徴とする
放射線画像変換パネルにより達成される。 ここで疎水性高分子物質としてはとくにシリコンオイル
および含弗素有機化合物が好ましい。 次に本発明を具体的に説明する。 Pt51図(a)は本発明の放射線画像変換パネル(以
後意味明晰な場合には単にパネルと略称することがある
)の−例の厚み方向の断面図である。 同図に於いて10は本発明のパネルの形態を示す。 11は支持体であり、12は支持体上に設けられた輝尽
性蛍光体層であり、気相堆積法により形成されたllI
尽性蛍光体層を表す、支持体11とllI尽性蛍光体層
12との間には、必要に応じ各Mrmの接着性をよくす
るための接着層を設けてもよいし、あるいは輝尽励起光
および/または輝尽発光の反射層もしくは吸収層を設け
てもよい、また、13は設けC)れることが好ましい保
護層である。 本発明のパネルにおいて、輝尽性蛍光体層中にシリコン
オイルまたは含弗素有機化合物などの疎水性高分子物質
を含有させる形態としてはいがなる形態であってもよい
がとくに効果が高くかつ製造が容易であるのは、第1図
(b)および(C)に示すようにllI尽性蛍光体[1
2が支持体11に対し垂直方向に延びた微細な亀裂14
を有し、該亀裂14中にシリフンオイルまたは含弗素有
機化合物(以後特定疎水物と称す)15が充填されてい
る形態である。 ここでV$尽性蛍光体中の亀裂とは、具体的には輝−尽
性蛍光体の結晶粒界に沿って設けられた微細な亀裂、溝
、窪み、フレパス等を総称している。 前記亀裂の形態としては、たとえば第1図(b)に示す
ように支持体11に対しは、シ垂直方向に伸びた微細柱
状ブロック構造を有する輝尽性蛍光体層12において、
該微細柱状ブロック夫々を区画するフレパス14であっ
てもよい、前記柱状ブロック構造は任意のパターンを有
してもよい、第2図(&)、(b)および(c)に該パ
ターンの例を輝尽性蛍光体層に平行な断面を平面図とし
て示した。第2図において21は輝尽性蛍光体層横断面
を、22は前記微細柱状ブロックを、23は前記フレバ
ス(斜線部)を表している。 また、本発明のパネルは第1図(c)に示すように輝尽
性蛍光体層12の11表側から入る亀裂14を有し、該
亀裂内に特定疎水物15が充填された構造であってもよ
い。 また、第1図(d)!−ように特定疎水物15が亀裂1
4内に充填されていると同時に蛍光体層12上に薄い被
膜を形成してもよい、該被膜の厚さは30μ%以上であ
ることが好ましい。 以上の例において特定疎水物が亀裂内にすきまなく充填
されている必要はなく、亀裂の内側の面に付着している
のみでもよい。 本発明のパネルの1711尽性蛍光体層の厚みはパネル
の放射線に対する感度、輝尽性蛍光体の種類等によって
異なるが10〜800μlの範囲であることが好ましく
、50〜500μ肩の範囲であることが更に好ましい。 本発明のパネルにおいて、亀裂14の幅は1〜20μl
程度が好ましく、隣りあう亀裂間の間隔は1〜400μ
履程度が好ましい。 本発明に於る前記特定疎水物としては下記のものが挙げ
られる。 (1)  シリコンオイル シリコンオイルとしてはとくに有機ポリシロキサン化合
物が好しく、就中 メチルハイドロジエンポリシロキサン、011末端を有
するジメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン
、 が好しい、上記に於てn=3〜200である。 (2)含弗素有機有機化合物 標記化合物としてはとくに弗素化脂肪酸アミド、F−f
c112+1i−co−NH−CIIR−COO)I(
n=3−20、R:C,−C,のアル斗ル基)パー70
ロモノカルボン酸クロム錯塩、アクリルIIi!!7ツ
索化アルキルエステル→C1! 2− C1l )n COOC1+、+CF、片F (n=3〜100) が挙げられる。 (3)  その他 ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体などが使用できる。 蛍光体層に特定球水物含浸させる方法としては、7セト
ン、メチルエチルケトン、トリクロルエチレン、パーク
ロルエチレン、四塩化炭素、塩化メチレン、LLl−)
リクロルエタン、炭化水素系溶剤などに0.1〜10重
量%程度の濃度に溶解し、蛍光体層に塗布または噴霧す
るかあるいは蛍光体層を前記溶液中に浸漬し、室温〜フ
O℃程度で乾燥し溶剤を蒸発させる。更に必要に応じて
100〜300℃で加熱処理を施してもよい。 とくに有機ポリシロキサン化合物あるいは含弗素有機化
合物の中には加熱処理により分子が重合して分子鎖が長
くなり防糟効来が高まるものがあり好ましい。 加熱処理時には必要に応じて触媒を加えてもより1゜ 該触媒としては、カプリル酸亜鉛、カプリル酸鉄、ジラ
ウリン酸ジプチル錫、カプリル酸第1錫、酢酸ナトリウ
ム、ナフテン酸亜鉛などが挙げられる。 また前記のようにポリマを含浸させる以外に、モノマま
たはオリゴマの適当な溶媒溶液を含浸させた後重合反応
を起こさせてもよい。 本発明のパネルにおける輝尽性蛍光体は、最初の尤もし
くは高エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱的
、機械的、光学的または電気的等の刺激(輝尽励起)に
より、最初の光もしくは高エネルギー放射線の照射量に
対応した輝尽発光を示す蛍光体であるが、実用的な面か
ら好ましくは500nm以上の輝尽励起光によって輝尽
発光を示す蛍光体である。具体的には例乏ぽ特開昭48
−80487号に記載されているBa5On:^Xで表
される蛍光体、特開昭48−80488号記載のMg5
O,:八Xで表される蛍光体、特開昭48−80489
号に記載されている5rSO<:八Xで表されている蛍
光体、特開昭51−29889号に記載されているNa
tSO41CaSO4及びBa5O,等にMn+DF及
びTbのうち少なくとも1種を添加した蛍光体、特開昭
52−30487号に記載されているBeO*LiFJ
gSO+及びCaFz等の蛍光体、特開昭53−392
77号に記載されているLiJ、Ot:Cu、へg等の
蛍光体、特開昭54−47883号に記載されているL
izO’ (BzOz)x:Cu及びLi2O” (L
L)x:Cur八gへの蛍光体、米国特許3,859゜
527号に記載されているSrS:Ce、Ss、SrS
:Eu、SII、La20zS:Eu+Sm及び(Zn
、Cd)S:Mn、Xで表される蛍光体が挙げられる。 また、特開昭55−12142号に記載されているZn
S:Cu、Pb蛍光体、一般式がBaO・x^1.O,
:Euで表されるフルミン酸バリウム蛍光体、及び一般
式がM”0・xsi02:^で表されるアルカリ土類金
属珪酸塩系蛍光体が挙げられる。また、特開昭55−1
2143号に記載されている一般式 %式%: で表されるアルカリ土類弗化ハロゲン化物蛍光体、特開
昭55−12144号に記載されている。 L n OX : x^ で表される蛍光体、特開昭55−12145号に記載さ
れている一般式 %式%: で表される蛍光体、vfrm昭55−84389号に記
載されている一般式 %式% で表される蛍光体、特開昭55−160078号に記載
されている一般式 %式%: で表される希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍
光体、一般式ZnS:^、CclS:^、(Zn、Cd
)S:^、ZnS:^、X及びCdS:^、Xで表され
る蛍光体、特開昭59−38278号に記載されている
下記いづれがの一般式XM3(PO4)2 ・NX2:
F^ 83(PO4)2・y^ で表される蛍光体、特開昭59−155487号に記載
の一般式 %式%: で表される蛍光体、及び特開昭61−72087号に記
載の一般式 %式%: で表されるアルカリハライド蛍光体等が挙げられる。特
にアルカリハライド蛍光体は、蒸着、スパッタリング等
の方法で輝尽性蛍光体層を形成させやすく好ましい。 しかし、本発明のパネルに用いられる輝尽性蛍光体は、
前述の蛍光体に限られるものではなく、放射線を照射し
た後輝尽励起光を照射した場合に輝尽発光を示す蛍光体
であればいがなる蛍光体であってもよい。 本発明のパネルは前記の輝尽性蛍光体の少なくとも一種
類を含む一つ若しくは二つ以上の輝尽性蛍光体層から成
る輝尽性蛍光体層群であってもよイ、マタ、それぞれの
tJp尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体は同一であ
ってもよいが異なっていてもよい。 次に、前記輝尽性蛍光体を気相成長させることにより輝
尽性蛍光体層を設ける方法について説明する。 第1の方法としでは蒸着法がある。該方法に於いては、
まず支持体を蒸着装置内に設置した後装置内を排気して
10−@Torr程度の真空度とする0次いで、前記輝
尽性蛍光体層の少なくとも一つを抵抗加熱法、エレクト
ロンビーム法等の方法で加熱蒸発させて前記支持体表面
に輝尽性蛍光体を所望の厚さに堆積させる。 この結果、結着剤を含有しない輝尽性蛍光体層が形成さ
れるが、前記蒸着工程では複数回に分けて輝尽性蛍光体
層を形成することも可能である。 また、前記蒸着工程では複数の抵抗加熱器あるいはエレ
クトロンビームを用いて共蒸着を行うことも可能である
。 また、前記蒸着法においては、輝尽性蛍光体原料を複数
の抵抗加熱器あるいはエレクトロンビームを用いて共蒸
着し、支持体上で目的とする輝尽性蛍光体を合成すると
同時に輝尽性蛍光体層を形成することも可能である。 さらに前記蒸着法においては、蒸着時、必要に応じて被
蒸着物を冷却あるいは加熱してもよい。 また、蒸着終了後輝尽性蛍光体層を加熱処理してもよい
。 第2の方法としてスパッタ法がある。該方法においては
、蒸着法と同様に支持体をスパッタ装置内に設置した後
装置内を一旦排気して10−’Torr程度の真空度と
し、次いでスパッタ用のガスとして^re Ne等の不
活性ガスをスパッタ装置内に導入して10−コTorr
程度のガス圧とする。 次に、前記輝尽性蛍光体をターデッドとして、スパッタ
リングすることにより前記支持体表面に輝尽性蛍光体を
所望の厚さに堆積させる。 前記スバツタ工程では蒸着法と同様に複数回に分けて輝
尽性蛍光体層を形成することも可能であるし、また、そ
れぞれ異なった輝尽性蛍光体からなる複数のターゲット
を用いて、同時あるいは順次、前記ターゲットをスパッ
タリングして輝尽性蛍光体層を形成することも可能であ
る。 前記スパッタ法においては、複数の輝尽性蛍光体原料を
ターデッドとして−用い、これを同時あるいは順次スパ
ッタリングして、支持体上で目的とする輝尽性蛍光体を
合成すると同時に輝尽性蛍光体層を形成することも可能
である。また、前記スパッタ法においては、必要に応じ
て0□、l!2等のガスを導入して反応性スパッタを行
ってもよい。 さらに、前記スパッタ法においては、スパッタ時必要に
・応じて被蒸着物を冷却あるいは加熱してもよい、また
、スパッタ終了後輝尽性蛍光体層を加熱処理してもよい
。 第3の方法としてCVD法がある。該方法は目的とする
輝尽性蛍光体あるいは輝尽性蛍光体原料を含有する有機
金属化合物を熱、高周波電力等のエネルギーで分解する
ことにより、支持体上に結着剤を含有しない輝尽性蛍光
体層を得る。 保護層の形成方法としては、以下に述べるような方法が
用いられる。 第1の方法トシテ、¥f M 昭59−42500号、
に開示されているように膜形成性の高分子物質を適当な
溶媒に溶解して調整した溶液を保護層を設置すべき面に
塗布し、乾燥させて保311を形成する方法がある。 第2の方法として、同じく特開昭59−42500号に
開示されているように高分子物質より成るrg膜の片面
に適当な結着剤を付与し、保護層を設置すべき面に接着
する方法がある。 第1の方法および第2の方法において用いられる保護層
用材料としては、たとえば酢酸セルロース、ニトロセル
ロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、あ
るいはポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルホルマール、ポリカーボネート、ポリ酢
酸ビニル、ポリ7クリロニトリル、ポリメチルアリルア
ルコール、ポリメチルビニルケトン、セルロースフアセ
テート、セルローストリアセテート、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリグリシ
ン、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリ
ビニルアミン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド (ナイロン)、ポリ四7ツ化エチレン、ポリ三77
化−塩化エチレン、ポリプロピレン、四7ツ化エチレン
ー六7ツ化プロピレン共重合体、ポリビニルイソブチル
エーテル、ポリスチレンなどがあげられる。 第3の方法としては、特開昭61−176900号に述
べられているように放射線硬化型tMI!1tまたは熱
硬化型樹脂の少なくともいずれか一方を含有する塗布液
を保護層を設置すべき面に塗布し、特開昭61−176
900号に示したようなwkWlを用いて紫外線あるい
は電子線などの放射線の照射お上v/*たは加熱を施し
て前記塗布液を硬化させる方法がある。 前記放射線硬化型樹脂としては、不飽和二重結合を有す
る化合物またはこれを含む組成物であればよく、このよ
うな化合物は、好ましくは不飽和二重結合を2個以上有
するプレポリマおよび/またはオリゴマであり、さらに
、これらに不飽和二重結合を有する単量体(ビニルモノ
マ)を反応性希釈剤として含有させることができる。 前記放射線硬化型樹脂および/または熱硬化型樹脂であ
るプレポリマおよび/またはオリゴマに必要に応じて反
応性希釈剤であるビニルモノマ、非反応性バインダ、架
橋剤、光重合開始剤、光増感剤、貯蔵安定剤および接着
性改良剤、その他の添加剤を混合して分散し、保護層用
塗布液を作成する。 前記保護層用塗布液には、放射線照射および加熱により
硬化しないバインダを必要に応じ含有させてもよい、た
と乏ばセルロースエステル、ポリビニルブチラール、ポ
リ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、スチ
ロール、アクリル酸共重合体などである。 前記の方法により形成される保護層の膜厚は1μm〜1
00μl程度、さらに好ましくは2μl〜50μ履程度
の範囲にあることが好ましい。 本発明のパネルにおいて、保護層は一層とは限らず、二
層以上の保護層群、とくに特願昭61−156346号
に述べられているように互いに吸湿性の異なる二層以上
の保護層群であってもよい。 保護層は特開昭62−15498号に述べられているよ
うにその防湿性の係数が40℃、90%RHにおいて1
.5m ” 24 h r 7110m x以上である
ことが好ましい。 また、本発明のパネルは特願昭61−53276号に述
べられているように蒸着法、スパッタ法、CVD法など
の気相11t、積法により設けられた保護層を有しても
よい。 このような保護層の層厚は一般的には0.1〜50μ漏
が好ましい。 気相堆積法により形成される保護層に用いられる無機物
質としては、弗化物系及び酸化物系素材が好ましい素材
としてあげられる。 弗化物系素材としてはCaF2tNgFz*CeFz+
[1aFHSrF2、酸化物素材としては、5iOa、
5iOz−^120.。 Ti0i4zOs*Zr0iJsO*(:dzOs+5
czOztllfOt*Ce0zなどである。 本発明の放射線′画像変換パネルにおいて用いられる支
持体としては各種高分子材料、ガラス、金属等が用いら
れる。特に情報記録材料としての取り扱い上可撓性のあ
るシートあるいはウェブに加工でbるものが好適であり
、この点から例えばセルロースアセテートフィルム、ポ
リエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリ
ア七テートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプ
ラスチックフィルム、アルミニウム、鉄、銅、クロム等
の金属シート或は該金属酸化物の被II層を有する金属
シートが好ましい。 また、これら支持体の層厚は用いる支持体の材質等1こ
よって異なるが、一般的には80μ〜〜1000μ履で
あり、取り扱い上の点が、さらに好ましくは80μl〜
500μ肩である。 これら支持体の表面は滑面であってもよいし、llI尽
性蛍光体層との接着性を向上させる目的でマット面とし
てもよい、また、支持体の表面は凹凸面としてもよいし
、個々に独立した微小タイル状板を密に配置した表面構
造としてもよい。 さらに、これら支持体は、輝尽性蛍光体層との接着性を
向上させる目的で輝尽性蛍光体層が設けられる面に下引
層を設けてもよい。 前記のように考えられる本発明のパネルは第3図に概略
的に示される放射線画像変換方法に用いられる。すなわ
ち、第3図において、31は放射線発生装置、32は被
写体、33は本発明のパネル、34は°輝尽励起光源、
35は該パネルより放射された輝尽発光を検出する光電
変換装置、36は35で検出された信号を画像として再
生する装r!137は再生された画像を表示する装置、
38は輝尽励起光と輝尽発光とを分離し、輝尽発光のみ
を透過させるフィルタである。尚35以降は33からの
光情報を何らかの形で画像として再生できるものであれ
ばよく、上記に限定されるものではない。 第3図に示されるように放射線透過像W131からの放
射線は被写体32を通して本発明のパネル33に入射す
る。この入射した放射線にはパネル33の輝尽性蛍光体
層に吸収され、そのエネルギーがW積され、放射線透過
像の蓄積像が形成される0次にこの蓄積層を11[尽励
起光@34か烏の輝尽励起光で励起して輝尽性発光とし
て放出せしめる1本発明のパネル33は、lP尽性蛍光
体層中に結着剤が含まれておらず輝尽性蛍光体層の指向
性が高いため上記輝尽性起光による走査の際に、輝尽性
励起光が輝尽性蛍光体層中で拡散するのが抑制される。 放射される輝尽発光の強弱は蓄積された放射線エネルギ
ー量に比例するので、この光信号を例えば光電子増倍管
等の光電変換装a!35で光電変換し、画像再生装fi
36によって画像として再生し、画像表示装置!37に
よって表示することにより、被写体の放射線透過像を観
察することができる。 f′iA施例] 流側実施例により本発明を説明する。 実施例 0.5層R厚のアルミニウム板を特開昭61−1424
98号に開示された方法を用いて陽極酸化処理、封孔処
理及び加熱処理してタイル状板が微細な間隙により個々
に独立して配置された表面構造とした支持体を蒸着器中
に設置した。前記タイル状板の平均径65μ層であった
。 次に抵抗加熱用のタングステンボート中に輝尽性蛍光体
RbBr:Tfを入れ、抵抗加熱用電極にセットし、続
いて蒸着器を排気して2 X 10−@Torrの真空
度とした。 次にタングステンボートに電流を流し、抵抗加熱法によ
って輝尽性蛍光体を蒸発させ前記アルミニウム板上に輝
尽性蛍光体層の層厚が300μlの厚さになるまで堆積
させた。 次に該パネルを蒸着器より取り出して窒素雰囲気中で3
00℃まで加熱し、この状態で十分量保持した後、加熱
炉を取り去ると共に窒素流量を増して急速に冷却して、
フレパスで囲繞された微細柱状ブロック構造を有する輝
尽性蛍光体層を形成し、大気中に取り出した。このよう
にして支持体上に輝尽性蛍光体層を設けたパネル原体を
得た。 次にメチルハイドロノニンポリシロキサン(トーレシリ
コーン5111107オイル;トーレシリコーン製)の
2%トリクaルエチレン溶液に十分に乾燥した前記パネ
ル原体を1時間浸漬した後パネル原体を取り出して55
℃で乾燥、した0次に150℃で15分間加熱処理した
。 このようにシリコンオイルを用い゛て処理した前記パネ
ル原体を厚さ15μlの延伸ポリプロピレン製保護袋に
収納し、特開昭61−220492号に述べられている
方法を用いて真空密封し、保護層を形成して本発明のパ
ネルAを製造した。 このようにして得られた本発明のパネル八に管電圧80
KV、のX線を10mR照射した後、半導体レーザ光(
波vc780nm)で輝尽励起し、X1TI尽性蛍光体
層から放射される輝尽発光を光検出器(光電子増倍管)
で充電変換し、この信号の大きさよりX線に対する感度
を調べた。 次にパネルAを50’C,90%RHの恒温恒湿槽内に
48時間放置して強制劣化させた後再びX#l感度を測
定し、結果を第1表に併記した。 比較例 実施例において、パネル原体をシリコンオイル処理する
工程を省略する以外は実施例と同様にして比較のパネル
Bを製造した。 このようにして得られた比較のパネルBは、実施例と同
様にして強制劣化試験を行い、結果を第1表に示した。 なお第1表において感度はパネルAの強制劣化前の感度
を100として相対値で表しである。 第1表 Pt51表かられかるように、本発明のパネルはR19
0%の湿度に耐えて感度の低下は着しく少い。 r発明の効果】 柱状ブロック構造をなすアルカリ、へ2イド蛍光体の如
き気相堆積に好都合で高性能であるが湿度に対し弱い蛍
光体の防湿対策かえられ、この分野の技術に基盤を与え
ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のパネルの断面図である。 第2図は本発明のパネルのio+r平面図である。 第3図は本発明のパネルを用いる放射線画像変換方法の
説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 気相堆積法により設けられた少なくとも一層の輝尽性蛍
    光体層を有する放射線画像変換パネルにおいて、前記輝
    尽性蛍光体層が亀裂を有し、該亀裂に疎水性高分子物質
    を含浸させてなることを特徴とする放射線画像変換パネ
    ル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02283790A (ja) * 1988-12-21 1990-11-21 Rca Licensing Corp 陰極線管のスクリン製造用乾燥粉末状蛍光体粒子の表面処理方法
EP1160303A2 (en) 2000-06-01 2001-12-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Preparation of stimulable phosphor sheet
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US7091501B2 (en) 2002-03-08 2006-08-15 Agfa-Gevaert Binderless storage phosphor screen on a dedicated support

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