JPS6327792B2 - - Google Patents

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JPS6327792B2
JPS6327792B2 JP15990181A JP15990181A JPS6327792B2 JP S6327792 B2 JPS6327792 B2 JP S6327792B2 JP 15990181 A JP15990181 A JP 15990181A JP 15990181 A JP15990181 A JP 15990181A JP S6327792 B2 JPS6327792 B2 JP S6327792B2
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JP
Japan
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pair
tape
claw
portions
lid
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Application number
JP15990181A
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English (en)
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JPS5862878A (ja
Inventor
Yoshiharu Matsumoto
Tooru Fujimori
Yoshio Kusui
Shuichi Oota
Atsuhiro Kumagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP15990181A priority Critical patent/JPS5862878A/ja
Publication of JPS5862878A publication Critical patent/JPS5862878A/ja
Publication of JPS6327792B2 publication Critical patent/JPS6327792B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08721Brakes for tapes or tape reels

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープカセツトのリールロツク装置に
関するものである。
ビデオテープレコーダ等の記録再生装置に用い
られるテープカセツトにおいては、その内部に回
転自在に収納されているテープリールの回転をロ
ツクするためのロツク装置が設けられている。こ
のロツク装置としては各種の型式のものが採用さ
れているが、その中にテープリールのリールフラ
ンジ部の外部にラチエツト部を形成したものがあ
る。即ち、このロツク装置はラチエツト部に回動
自在な爪体を噛合させてテープリールがテープ繰
出し方向に回転するのを阻止するものである。
ところでこのようなロツク装置においては、爪
体が回動してラチエツト部と噛合する際にテープ
リールが爪体の回動によりテープ引出し方向にや
や回動してテープが緩んでしまうという欠点があ
る。そしてテープが緩んだ状態のまゝテープカセ
ツトをビデオテープレコーダ等のカセツト装着位
置に装着するようなことがあると、テープがテー
プローデイングガイド等と衝突して損傷される危
険性があつた。
本発明は上述の如き欠点を是正すべく発明する
に至つたものであつて、上記爪体がテープリール
の外周のラチエツト部等の歯部と噛合した後にテ
ープリールをテープ巻取り方向にやや回動させて
上記テープの緩みを取り除くようにしたテープカ
セツトのリールロツク装置を提供することを目的
とする。
以下本発明をビデオテープレコーダ用のテープ
カセツトに適用した一実施例を図面に基き説明す
る。
第1図〜第3図に示すように、テープカセツト
1は合成樹脂成形された方形の上ハーフ2と下ハ
ーフ3とで構成され、これら上ハーフ2と下ハー
フ3は上下方向から相互に嵌合され、止ネジ4〜
7にてネジ止めされて一体の筐体に形成されてい
る。そしてこのテープカセツト1内には一対のテ
ープリール8,9が回転自在に収納され、磁気テ
ープ(以下単に「テープ」と記す)10がこれら
両テープリール8,9に巻装されている。なお、
両テープリール8,9はそのリールハブ8a,9
aの下端部が第3図に示すように下ハーフ3の底
面壁3aに設けられた一対のリール嵌合孔11,
12に嵌合されて水平方向の位置決めがなされて
いる。また夫々のリールハブ8a,9a内には一
対の押えバネ13が収納され、この一対の押えバ
ネ13の上端部には一対のキヤツプ14がかぶせ
られている。そしてテープカセツト1をビデオテ
ープレコーダ本体内のカセツト装着位置に装着す
ると、一対のリールハブ8a,9aに図示しない
一対のリール駆動軸が挿入され、この時上記一対
のキヤツプ14のピボツト部15が上ハーフ2の
上面壁2aと当接する一方両テープリール8,9
が押えバネ13によつてリール駆動軸側へ附勢さ
れ、夫々のリールハブ8a,9aの下端面が一対
のリール駆動軸の位置決め面と当接して、両テー
プリール8a,9aの上下方向の位置決めがなさ
れるように構成されている。
テープカセツト1の前面には第2図に示すよう
に略カセツト全幅に亘つて開口部18が設けられ
ている。また下ハーフ3の底面壁3aには第2
図、第3図、第5図に示すようにこの開口部18
と連続した切欠部19が設けられている。また更
に上ハーフ2の上面壁2aには第3図に示すよう
に上記開口部18と連続した上切欠部20が設け
られている。そしてテープカセツト1は常時第1
図に示すようにその開口部18が前蓋37によつ
て、また上切欠部20が上蓋38によつて、夫々
覆われまた第5図及び第12図に示すように開口
部18と切欠部19との間が内蓋39によつて区
画されている。
上記切欠部19の縁部には、第3図に示すよう
に縁部より垂直に起立した区画壁21が下ハーフ
と一体成形されている。また上ハーフ2の上面壁
2aにはこの区画壁21と対称をなす別の区画壁
22が一体成形されている。そして上下両ハーフ
2,3を相互に嵌合したとき、区画壁21の上端
面と区画壁22の下端面とが相互に密着して、切
欠部19乃至上切欠部20とテープカセツト1内
とが区画壁21,22によつて区画されるように
構成されている。なお、上下両ハーフ2,3を嵌
合する際にはテープ10を傷めないために第3図
に示すようにやや引出しておく。また、区画壁2
1の左右両端部には第8図に示すように下ハーフ
3の下面に開口した一対の位置決め孔17が形成
され、テープカセツトをビデオテープレコーダ本
体内に装着した時カセツト装着位置に設けられた
一対の位置決めピン16がこの一対の位置決め孔
17に挿入されてテープカセツトの位置決めがな
されるように構成されている。
区画壁21の左右両端部には、第8図に示すよ
うに一対の案内面23が形成され、また区画壁2
2の左右両端部にはこの案内面23と同一形状を
なす別の一対の案内面24が形成されている。案
内面23,24は夫々くの字状を成し、即ち垂直
を成す垂直面部25,26とやや傾斜した傾斜面
部27,28とより成り、上下両ハーフ2,3を
金型にて射出成形する際にアンダーカツトを生ず
ることなく案内面23,24同時に形成し得るよ
うに構成されている。そして上ハーフ2を第8図
で矢印a方向から下ハーフ3に嵌合したとき、案
内面23と24が対向して第11図及び第12図
に示すように後述する内蓋39の一対の被案内ピ
ン81が一対の案内溝31を形成するように構成
されている。従つて上ハーフ2又は下ハーフ3に
案内溝31を独立して形成する場合にはアンダー
カツトを起こすために金型による成形が不可能で
あつたのが、上述のように案内面23と24を対
向させて案内溝31を形成するようにしたので、
案内溝31の案内面23,24を上下両ハーフ
2,3を金型にて射出成形する際に同時に成形す
ることができて製造性が良い。
区画壁22の左右両端部にはまた、第8図に示
すように上記案内面24の前側に円筒状をなす一
対のテープガイド部32が形成されている。この
一対のテープガイド部32の下端部はテープガイ
ド部32に継ぎ目が生じないように下ハーフ3の
底面壁3aまで延出されており、その内部に前記
止ネジ4,5の先端部がネジ込まれるように構成
されている。そして前記テープ10が第2図、第
4図及び第5図に示すように一対のテープガイド
部32に案内されて開口部18に沿つてパスされ
ている。
上ハーフ2の前面側左右両端部には、第3図及
び第8図に示すように一対のブラケツト部36が
設けられている。そしてこの一対のブラケツト部
36には前記前蓋37の一対の支点ピン41が挿
入される一対のピン孔42が設けられている。な
お一対のブラケツト部36の外側面には、ブラケ
ツト部36の上端面43から一対のピン孔42の
縁部にかけて一対の傾斜面44が形成され、前蓋
37の一対の支点ピン41を第8図で矢印b方向
で一対の傾斜面44に挿入して、一対の支点ピン
41をクリツク的に一対のピン孔42に挿入でき
るように構成されている。従つて前蓋37を簡単
に取り付けることができる。
下ハーフ3の前面側左右両端部の底面壁3a上
には、第8図及び第9a図に示すようにプラスチ
ツクにより略U字状に一体成形されて弾性を有し
たロツク爪体46が設けられている。このロツク
爪体46の基端部47には取付孔48が設けられ
ており、この取付孔48に底面壁3a上に設けら
れた固定用ピン49が挿入された後加熱溶着され
ている。なお基端部47の回動は一対の止めピン
50によつて規制されている。上記ロツク爪体4
6の先端部は第9a図に示すように傾斜部51を
有する爪部52を成し、この爪部52は下ハーフ
3の左右両側面壁3bに設けられた一対の爪体5
3から外部へ突出されている。なお、ロツク爪体
46としては第9b図に示すようなものを用いて
もよい。第9b図に示すロツク爪体46は基端部
47と爪部52とが互に略平行な2本のバネ部5
4で連結されていて、いわゆる平行四連リンク機
構構造を呈しており、爪部52が略平行運動を行
ない、動作が確実なものである。
以上上下両ハーフ2,3の主として前面側の構
造につき述べたが、次に前記前蓋37、上蓋38
及び内蓋39の詳細について説明する。先ず前蓋
37は第6図及び第7図に示すように略コ字状を
成し、その左右一対の側板部37aの内側面には
一対の支点ピン41が形成されている。そしてこ
の一対の支点ピン41が前記一対のブラケツト部
36の一対のピン孔42に軸支されて前蓋38が
回動自在とされている。側板部37aの内側面に
は上記支点ピン41の左右両側に一対のバネ止め
用凸部56,57が形成されている。そして一対
の支点ピン41には一対のねじりバネ58が取り
付けられ、この一対のねじりバネ58の両端部は
ややねじり附勢された状態で上記一対のバネ止め
用凸部56,57に係止されている。なおバネ止
め用凸部57はねじりバネ58の一端部58aを
仮に止めておくためのものであつて、前蓋37が
第8図で矢印b方向から一対のブラケツト部36
に取り付けられたとき、一対のねじりバネ58の
一端部58aが上ハーフ2の前縁の左右両端部5
9にて受け止められるようにされている。従つて
前蓋37を一対のブラケツト部36に取り付けた
ときに、前蓋37は一対のねじりバネ58によつ
て第12図及び第13図で一対の支点ピン41を
中心として反時計方向に回動附勢されるようにな
る。
一対の側板部37aの下部には一対のロツク孔
60が設けられている。また前蓋37の下端縁の
左右両端部には一対のスリツト61が設けられて
いる。上記ロツク孔60は前蓋37を閉じたとき
に前記爪孔53と対向する位置に配置され、また
上記スリツト61は下ハーフ3の側面壁3bと前
蓋37の側板部37aとの間に連通されている。
従つて一対の爪孔53から突出された一対のロツ
ク爪体46の爪部52は、第9a図及び第9b図
に示すように前蓋を閉じたときには、一対のロツ
ク孔60と係合しているが、テープカセツト1を
ビデオテープレコーダ本体内のカセツト装着位置
に装着すると、カセツト装着位置に設けられてい
る一対のロツク解除片62が上記一対のスリツト
61から挿入されて一対の爪部52とロツク孔6
0との係合が外れるように構成されている。
前蓋37の一対の側板部37aの前側上部に
は、第6図及び第7図に示すように一対のピン孔
63が設けられている。一方前記上蓋38の左右
両端部には一対の支点ピン64,65が設けら
れ、この一対の支点ピン64,65が上記一対の
ピン孔63に挿入されて上蓋38が両支点ピン6
4を中心として回動自在とされている。なお、一
方の支点ピン65は他方の支点ピン64より長く
構成され、かつその支点ピン65には第7図に示
すように略C字状のスペーサ66がクリツク的に
嵌合されて両支点ピン64,65が両ピン孔63
から外れないようにされている。即ち、支点ピン
65は第7図に示すように切欠段部67に突設さ
れており、上蓋38を前蓋37に取り付ける場合
には先ず上蓋38を第7図で一点鎖線で示す如く
立てた状態で支点ピン65を一方のピン孔63に
挿入し、次に上蓋38を少し横にずらして支点ピ
ン64を他方のピン孔63に挿入する。そして上
蓋38を第7図で矢印c方向に回動させて水平と
し上記スペーサ66を第7図で矢印e方向から支
点ピン65にクリツク的に嵌合させるのである。
このようにスペーサ66を用いているため上蓋3
8の取り付け作業が容易であると共に確実な取り
付けがなされる。なお上蓋38の前縁部は第7図
に示すように円弧面68とされ、上蓋38の前縁
部と前蓋37の上端縁との間に隙間が生じないよ
うにされている。また上蓋38の後縁部は第6
図、第7図、第12図及び第13図に示すように
傾斜面69とされ、一方上蓋38の後縁部と接す
る上ハーフ2の前縁部は第8図、第12図及び第
13図に示すように傾斜面69と同じ傾斜角を有
する傾斜面70とされている。従つて上蓋38を
第12図に示すように閉じたときには上蓋38の
後縁部と上ハーフ2の前縁部との間に隙間が生じ
ないようにされていると共に上蓋38を第13図
に示すように後方上方へスライド移動し得るよう
にされている。
上蓋38の下面の左右両端部には、第6図に示
すように一対のバネ係止部71が設けられてい
る。また前蓋37の内側面の左右両端部にも一対
のバネ係止部72が設けられている。そして一対
のバネ係止部71と72との間には一対の引張バ
ネ73が架設され、上蓋38はこの一対の引張バ
ネ73によつて第6図で矢印d方向に回動附勢さ
れている。上蓋38の下面の左右両端部にはま
た、上記一対のバネ係止部71よりやや中央寄り
で上蓋38の後縁部と隣接した一対のブラケツト
部74が設けられている。そしてこの一対のブラ
ケツト部74に設けられた一対のピン孔75に前
記内蓋39の左右両端部に設けられた一対の支点
ピン76,77が軸支され、内蓋39は両支点ピ
ン76を中心として回動自在とされている。なお
一方の支点ピン76は切欠段部78に突設されて
いて、他方の支点ピン77より長く構成されてい
る。そして、内蓋39を上蓋38に取り付ける場
合、先ず支点ピン76を一方のピン孔75に挿入
し、次に内蓋39を少し横にずらして支点ピン7
7を他方のピン孔75に挿入する。そして支点ピ
ン76に略C字状のスペーサ79を第6図で矢印
f方向からクリツク的に嵌合する。このようにす
ることにより内蓋39の取り付け作業が容易にな
ると共に確実な取り付けがなされる。また一対の
ブラケツト部74の一側面は、上蓋38の後縁部
に形成されている前記傾斜面69と連続した一対
の傾斜面部74aを成し、上蓋38が後方上方へ
移動する際にこの一対の傾斜面部74aが上ハー
フ2の傾斜面70と摺接するように構成されてい
る。
内蓋39の外側面(切欠部19に臨む面)の左
右両端部で内蓋39の下端部近傍には、第6図に
示すように一対のブラケツト部80が突設されて
いる。この一対のブラケツト部80の先端部に
は、前記一対の案内溝31に挿入される一対の被
案内ピン81が内蓋39の側方に向けて突設され
ている。
ところで、前記前蓋37の下端部には第6図、
第12図及び第13図に示すように縁板部84が
形成され、常時はこの縁板部84が第12図に示
すように切欠部19の前側の一部を閉塞すると共
に、内蓋39の下端縁が縁板部84の先端部内面
と当接して開口部18と切欠部19との間を区画
するようにされている。なお縁板部84の先端部
内面は第12図及び第13図に示すように傾斜面
85を成し、前蓋37の縁板部84が内蓋39の
下端縁にひつかかることなく前蓋37をスムーズ
に開蓋できるようにされている。
以上前蓋37、上蓋38及び内蓋39の詳細に
つき述べたが、これらを組立てる場合には先ず上
蓋38に内蓋39を取り付け、然る後に上蓋38
を前蓋37に取り付ける。そして前蓋37を第8
図で矢印b方向から上ハーフ2の一対のブラケツ
ト部36に取り付ける。なおこの際内蓋39の一
対の被案内ピン81を一対の案内溝31にその上
端部より挿入する。
次にテープカセツト1内に設けられたリールロ
ツク装置87について説明する。このリールロツ
ク装置は第3図〜第5図に示すようにテープカセ
ツト1内の後側中央部に設けられており、第10
図及び第11図に示すように左右一対の第1の爪
体88と、左右一対の爪部89を有する第2の爪
体90と、ねじりバネ91とから成つている。上
記一対の第1の爪体88には夫々ピン孔92が設
けられており、一方下ハーフ3の底面壁3a上に
は左右一対の支持ピン93が突設されている。そ
して一対の第1の爪体88はそのピン孔92が支
持ピン93に夫々挿入されて回動自在とされてい
る。一方第2の爪体90は底面壁3a上に載置さ
れ、その左右両側を底面壁3a上に突設された左
右一対の案内板部94によつて挾まれている。そ
して第2の爪体90は一対の案内板部94によつ
て案内されつつ底面壁3a上を前後方向に摺動自
在とされている。なお底面壁3aには一対の案内
板部94の中間に前後方向に縦長の長孔95が設
けられ、この長孔95に後述するロツク解除ピン
103を挿入できるようにされている。
一対の第1の爪体88は詳しくは第10図及び
第11図に示すように略T字状を成し、先端部に
爪部97を有し、左右両端部に被押圧部98とバ
ネ受け部99を有している。またバネ受け部99
の裏側は被ストツパ部100を成している。一方
第2の爪体90は上記一対の爪部89がその前方
にハ字状に設けられた本体部101を有し、この
本体部101の上面にはバネ支持ピン102が突
設され、下面には前記ロツク解除ピン103が挿
入されるピン孔104が設けられている。また本
体部101の後面は第1の爪体88の両被押圧部
98に対向された押圧部105を成している。な
お、上記一対の第1の爪体88及び第2の爪体9
0はプラスチツクから成り、特に第2の爪体90
の一対の爪部89は弾力的にハ字状を成すように
されている。
第2の爪体90のバネ支持ピン102にはねじ
りバネ91が挿入され、このねじりバネ91の左
右両端部は一対の第1の爪体88の一対のバネ受
け部99に当接されている。従つて一対の第1の
爪体88は一対の支持ピン93を中心として第1
1図で矢印g方向及びh方向に夫々回動附勢され
る一方第2の爪体90は第11図で矢印i方向に
附勢されている。
なお一対の第1の爪体88は常時はその被スト
ツパ部100が下ハーフ3の後面壁3cと当接し
て第11図で矢印g方向及び矢印h方向の回動が
阻止されていて、この状態で一対の爪部97が一
対のテープリール8,9の夫々の下リールフラン
ジ部9bの外周に設けられた一対の歯部の一例で
あるラチエツト部106と噛み合うようにされて
いる。ただし一対の爪部97はテープリール8,
9の中心部Oと一対の支持ピン93を結ぶ直線L
よりも第11図でやや上方位置で噛合するように
されており、即ちテープリール8は第11図で反
時計方向の回転が、テープリール9は第11図で
時計方向の回転が夫々阻止されている。
また下ハーフ3の底面壁3a上には第10図及
び第11図に示すように第2の爪体90の前方に
ストツパ部107が突設され、第2の爪体90の
第11図で矢印i方向の移動が常時はこのストツ
パ部107によつて阻止されている。そしてこの
状態で一対の爪部89が両テープリール8,9の
両ラチエツト部106と噛み合つている。なお一
対の爪部97と一対の爪部89が夫々ラチエツト
部106と噛合した状態(第11図で実線にて示
す状態)では一対の第1の爪体88の被押圧部9
8と第2の爪体90の押圧部105との間には所
定の間隙が形成されていて、後述する作動説明で
明らかとされるように一対の爪部97と一対の爪
部89の噛合時期が前後にずれるようにされてい
る。
以上リールロツク装置87の構成につき述べた
が、次に誤消去防止装置115について述べる。
この誤消去防止装置115は第5図に示すように
テープカセツト1の下面の後側隅部に設けられて
いる。詳しくは第14図及び第15図に示すよう
にテープカセツト1の隅部に角孔116が上下方
向に形成されていて、この角孔116内にプラス
チツクにより方形の枠状に形成されたブロツク1
17が上下動可能に嵌合されている。角孔116
の下端部は下ハーフ3の底面壁3a及び後面壁3
cに互いに連通して形成された第1切欠口118
及び第2切欠口119と夫々連通されていて、第
1切欠口118又は第2切欠口119のいずれか
らでもカセツト装着位置に設けられた誤消去防止
検知片(図示せず)を挿入できるようにされてい
る。即ち誤消去を防止する場合にはブロツク11
7を第15図で一点鎖線で示す如く上方へ押し上
げて第1切欠口118及び第2切欠口119を開
放しておく。また消去する場合には挿入孔120
よりピン等を挿入してブロツク117を第15図
で実線で示す如く下方へ押し下げて第1切欠口1
18及び第2切欠口119を閉塞しておく。なお
第14図及び第15図で121は角孔116の内
面に形成された係合凹部、122はブロツク11
7に形成された係合凸部であつて、係合凸部12
2は誤消去防止時には係合凹部121と係合し、
消去時には第2切欠口119と係合されるように
されている。
次に上述の如く構成されたテープカセツト1の
作動状況につき説明する。テープカセツト1は通
常は第12図に示すように開口部18に沿つてパ
スされたテープ10がその前面を前蓋37によつ
て、背面を内蓋39によつて、また上端部を上蓋
38によつて夫々覆われて閉塞されている。従つ
てこの状態においてはテープ10が塵埃等によつ
て損傷されるおそれが全くなく、テープカセツト
1は極めて信頼性が高いものである。この際内蓋
39の上端部に設けられた一対の支点ピン76,
77は、上蓋38の後縁部に隣接した一対のブラ
ケツト部74の一対のピン孔75に軸支され、内
蓋39の下端部は前蓋37の下端部に設けられた
縁板部84と当接しているから、内蓋39は開口
部18と切欠部19との間を斜めに区画横断して
おり、テープ10の背後にはやや広い空間部10
8が形成されている。従つてテープ10がややた
るんだ状態で前蓋37及び内蓋39を閉蓋したと
しても、テープ10が前蓋37及び内蓋39によ
つて損傷される恐れは全くない。
また上記閉塞状態においては、第9a図あるい
は第9b図に示すように両ロツク爪体46の爪部
52が前蓋37の両側板部37aの両ロツク孔6
0と係合していて、前蓋37が不用意に開蓋され
るのが防止されている。
一方、テープカセツト1をビデオテープレコー
ダ本体内に装着すると、第13図に示すように前
蓋37が上方へ回動すると共に上蓋38が後方上
方へとスライド移動し、また内蓋39は上方へ回
動しつつ後方へ移動する。従つてテープ10の前
面及び背面が開放される。即ち、テープカセツト
1を例えばビデオテープレコーダ本体のカセツト
ホルダ内等へ挿入すると、そのカセツトホルダ等
に設けられた左右一対のロツク解除片62が第1
図、第9a図及び第9b図に示すように矢印j方
向から前蓋37の左右一対のスリツト61に相対
的に挿入される。そして両ロツク解除片62が両
ロツク爪体46の爪部52の傾斜部51を押圧
し、両爪部52は第9a図及び第9b図で矢印k
方向に移動して両爪部52と両ロツク孔60との
係合が外れる。
次にテープカセツト1を第12図で下方に移動
させてカセツト装着位置へ装着すると、カセツト
装着位置に設けられた左右一対の位置決めピン1
6が第13図に示すように両位置決め孔17に挿
入されてテープカセツト1の位置決めがなされ
る。またカセツト装着位置に設けられた左右一対
の突起109によつて前蓋37が突き上げられ、
前蓋37は一対のねじりバネ58及び一対の引張
バネ73に抗して第2図及び第13図に示すよう
に上方へ回動する。この際上蓋38はその左右一
対のブラケツト部74の傾斜面部74aが上ハー
フ2の傾斜面70に案内されつつ第13図に示す
ように後方上方へとスライド移動し、最終的には
上ハーフ2の上面に乗り上がる。また内蓋39は
その左右一対の被案内ピン81が両案内溝31に
案内されつつ上蓋38のスライド移動によつて斜
め上方へ引き上げられるため、上方へ回動しつつ
後方へ移動する。従つてこの際内蓋39の下端部
は略垂直に近い緩やかな円弧軌跡を描きつつ上昇
するので、内蓋9の下端部がテープ10の背面と
接触するようなことはない。なお左右一対の引張
バネ73は第4図、第5図及び第12図に示すよ
うに常時は左右一対のテープガイド部32の側方
に位置しているが、カセツト装着時には第13図
に示すように上方へ逃げるため、テープ10をカ
セツト装着位置に設けられた左右一対のテープ引
出しローラ(図示せず)にて引出す際に一対の引
張バネ73がその引出されるテープ10の邪魔に
なることはない。
以上のようにして前蓋37、上蓋38及び内蓋
39が開蓋されるが、上蓋38及び内蓋39は前
蓋37の開蓋動作に連動して開蓋されるものであ
るから、上蓋38乃至内蓋39を開蓋させるため
の特別な突起等をカセツト装着位置に設ける必要
が一切ない。また前蓋37、上蓋38及び内蓋3
9は開蓋時においては第13図に示すようにテー
プカセツト1の上部において水平状態とされる。
従つて本実施例に係るテープカセツト1はカセツ
ト装着位置のスペースフアクターを向上させるこ
とができ、ビデオテープレコーダの小型化にも適
するものである。
また、カセツト装着時には第10図に示すよう
にカセツト装着位置に設けられているロツク解除
ピン103が下ハーフ3の長孔95を通して第2
の爪体90のピン孔104に挿入される。このロ
ツク解除ピン103はビデオテープレコーダの図
示しない操作釦と連動されており、例えばビデオ
テープレコーダを再生モードとすると、ロツク解
除ピン103は第10図で矢印l方向に往動す
る。従つて第2の爪体90はねじりバネ91に抗
して第11図で実線で示す位置から二点鎖線で示
す位置へと往動する。この際第2の爪体90の一
対の爪部89は、一対の案内板部94の端部によ
り押圧されて互に接近するから、一対の爪部89
と一対のテープリール8,9のラチエツト部10
6との夫々の噛み合いが極めてスムーズに外れ
る。
また、第2の爪体90が第11図で一点鎖線に
て示す位置まで往動すると、その一対の爪部89
が両ラチエツト部106から外れると共に、第2
の爪体90の押圧部105が一対の第1の爪体8
8の被押圧部98を押圧し始める。そして第2の
爪体90が第11図で二点鎖線にて示す位置まで
往動すると、一対の第1の爪体88は第11図で
二点鎖線にて示す位置まで往回動し、その一対の
爪部97と一対のラチエツト部106との噛み合
いが外れて一対のテープリール8,9のロツクが
解除される。
一方ビデオテープレコーダをストツプモードと
すると、ロツク解除ピン103が第10図で実線
にて示す位置へと復動する。この際第2の爪体9
0が第11図で一点鎖線にて示す位置まで復動し
たとき一対の第1の爪体88がねじりバネ91の
附勢力により第11図で実線にて示す位置まで復
回動し、その一対の爪部97と一対のラチエツト
部106とが先ず噛み合う。次に第2の爪体90
が第11図で実線にて示す位置まで復動する場
合、その一対の爪部89が一対のラチエツト部1
06と噛み合いながら復動するため、両テープリ
ール8,9は第11図でテープ巻取り方向である
矢印m方向及びテープ巻取り方向である矢印n方
向に夫々やや回動する。従つて、従来のリールロ
ツク装置のように一対の第1の爪体88のみを用
いた場合には、一対の第1の爪体88が復回動し
て両ラチエツト部106と噛み合う際に、両テー
プリール8,9が第11図で矢印m方向及びn方
向と夫々反対方向にやや回動して開口部18に沿
つてパスされたテープ10がたるんでしまつてい
たのが、上記リールロツク装置によればこのよう
なテープ10のたるみを全く生じない。
テープカセツト1をビデオテープレコーダの本
体から取り外すときの上記前蓋37、上蓋38及
び内蓋39の作動状況は上述の場合と全く逆にな
される。即ち、前蓋37は一対のねじりバネ58
と一対の引張バネ73によつて閉じる方向に回動
し、上蓋38及び内蓋39はこの前蓋37の回動
と連動して夫々閉塞される。なお、上記一対のね
じりバネ58は一対の引張バネ73による上蓋3
8の回動モーメントを大きくした場合には必ずし
も必要ではなく、前蓋37を一対の引張バネ73
だけで閉じる方向に回動させることもできる。
以上本発明の一実施例につき述べたが、本発明
は上記実施例に示した構造のものに限定されるこ
となく種々の変形が可能である。また本発明はビ
デオテープルコーダ用のテープカセツトにのみ適
用されるものではなく、その他各種の情報処理装
置用のテープカセツトにも適用可能である。
本発明は上述の如く、第1の爪体が復動して歯
部と噛合した後に第2の爪体が復動して歯部と噛
合し、テープリールがテープ巻取り方向に回動す
るようにしたテープカセツトのリールロツク装置
であるから、テープを緊張させたままテープリー
ルをロツクすることができ、テープカセツトをビ
デオテープレコーダ等のカセツト装着位置に装着
する際にテープローデイングガイド等がテープに
不測に衝突してテープが損傷されるような危険性
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明をビデオテープレコーダ用のテー
プカセツトに適用した一実施例を示したものであ
つて、第1図はテープカセツトの非装着時の斜視
図、第2図は同上の装着時の斜視図、第3図は同
上の分解斜視図、第4図は同上の平面図、第5図
は同上の底面図、第6図は前蓋、上蓋及び内蓋の
斜視図、第7図は上蓋の取付状況を説明するため
の説明図、第8図はテープカセツトの前面部分を
拡大して示した分解斜視図、第9a図及び第9b
図は前蓋のロツク状態を示す水平断面平面図、第
10図はリールロツク装置の分解斜視図、第11
図は同上の平面図、第12図は第4図のXII−XII線
矢視断面図、第13図は同上の開蓋状態を示す断
面図、第14図は誤消去防止装置の分解斜視図、
第15図は同上の縦断面側面図である。 また図面に用いられた符号において、1……テ
ープカセツト、8,9……テープリール、10…
…磁気テープ、88……第1の爪体、90……第
2の爪体、91……ねじりバネ、106……ラチ
エツト(歯部)部、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テープカセツトに内蔵されたテープリールの
    外周部に歯部を形成し、その復動により上記歯部
    と噛合して上記テープリールのテープ繰出し方向
    の回動を阻止する回動自在な第1の爪体と、その
    復動により上記歯部と噛合して上記テープリール
    をテープ巻取り方向に駆動する移動自在な第2の
    爪体を夫々設けたことを特徴とするテープカセツ
    トのリールロツク装置。
JP15990181A 1981-10-07 1981-10-07 テ−プカセツトのリ−ルロツク装置 Granted JPS5862878A (ja)

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JPS6327792B2 true JPS6327792B2 (ja) 1988-06-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH074583A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Cosmo Koki Co Ltd 流水管の夾雑物除去装置付設工法

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