JPH06318383A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH06318383A
JPH06318383A JP5078520A JP7852093A JPH06318383A JP H06318383 A JPH06318383 A JP H06318383A JP 5078520 A JP5078520 A JP 5078520A JP 7852093 A JP7852093 A JP 7852093A JP H06318383 A JPH06318383 A JP H06318383A
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JP
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reel
tape
reel lock
sliding housing
lock
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Takashi Sawada
高志 澤田
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08721Brakes for tapes or tape reels

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープリールを確実にロックすることが出来
ると共に、テープの緩みを防止することが出来る。 【構成】 テープリール8のフランジ11の周縁に形成
された被ロック歯12と係脱自在に係合する左右一対の
リールロック爪42、42′が取付けられた摺動ハウジ
ング25を有し、該摺動ハウジングは装置へ装着された
ときに装置側のリールロック解除部材54が挿入される
凹部28を有し、該凹部にリールロック解除部材が挿入
されることによって摺動ハウジングがロック解除位置へ
移動してリールロック爪がテープリールの被ロック歯か
ら外れてテープリールのロックが解除されるようにされ
たテープカセット1において、上記リールロック爪は左
右独立に回動するように上記摺動ハウジングの支持片3
3、33に取付けられた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープカセットに
関する。詳しくは、テープリールを確実にロックするこ
とが出来ると共に、テープの緩みを防止することが出来
る新規なテープカセットを提供しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テープカセット、即ち、カセットケース
内に記録媒体テープ、例えば、磁気テープを巻装したテ
ープリールを回転可能に収納して成るテープカセットに
あっては、不使用時に妄りに記録媒体テープが繰り出さ
れてしまわないようにテープリールをロックしておく必
要がある。
【0003】例えば、8mmビデオテープレコーダ(V
TR)に使用する8mmテープカセットにあっては、カ
セットケース内に前後方向に移動するロック部材を設
け、該ロック部材をテープリールをロックする方向へ弾
発的に付勢しておき、ロック部材に一体的に形成された
爪部をテープリールのフランジの周縁部に形成された被
ロック歯に係合させて、これによって、テープリールが
妄りに回転しないようにロックしている。
【0004】そして、テープカセットがVTRに装着さ
れるときに、カセットケースの底面壁に形成された挿入
孔を通してVTRに設けられたリールロック解除部材が
カセットケースに挿入されて、このリールロック解除部
材が上記ロック部材をそれに付勢されている弾発力に抗
してロック解除方向へ移動させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の8mmテープカセットにあっては、ロック部材の摺
動ハウジングの前端にリールロック爪が一体に形成され
ているため、移動ストロークの最終段階でリールロック
爪がテープリールの被ロック歯と係合するようになって
いる。
【0006】従って、ロック動作時にテープリールをテ
ープ巻取方向へ回転させることが殆ど出来ず、テープが
弛んでいる場合に、テープを巻取るという効果が殆ど無
かった。
【0007】勿論、ロック部材の移動ストロークを大き
くとれば弛んでいるテープを巻取る効果を期待すること
が出来るが、テープカセットの小型化を阻害することに
なる。
【0008】また、何かの衝撃によって一方のテープリ
ールがテープを巻き戻す方向へ回転した場合に、ロック
部材全体がロック解除方向へ移動してしまい、他方のテ
ープリールへのロックも外れてしまうという問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明テープカセット
は、上記した課題を解決するために、テープリールのフ
ランジの周縁に形成された被ロック歯と係脱自在に係合
する左右一対のリールロック爪が取付けられた摺動ハウ
ジングを有し、該摺動ハウジングは装置へ装着されたと
きに装置側のリールロック解除部材が挿入される凹部を
有し、該凹部にリールロック解除部材が挿入されること
によって摺動ハウジングがロック解除位置へ移動してリ
ールロック爪がテープリールの被ロック歯から外れてテ
ープリールのロックが解除されるようにされたテープカ
セットにおいて、上記リールロック爪を左右独立に回動
するように上記摺動ハウジングに取付けたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明テープカセットにあっては、左
右一対のリールロック爪が摺動ハウジングに左右独立に
回動するように取付けられているので、摺動ハウジング
の移動ストロークを小さくしても、リールロック爪のロ
ック方向への移動の早い段階でリールロック爪がテープ
リールのロック歯と係合するようにして、それ以後の摺
動ハウジングの移動によってテープリールをテープ巻取
方向へ回転させることが出来る。
【0011】また、左右のリールロック爪は独立に回動
するように摺動ハウジングに支持されているので、何か
の衝撃により一方のテープリールがテープ緩み方向へ回
転しても、該テープリールと係合していたリールロック
爪のみが該テープリールのロック歯から外れる方向へ回
動するだけで、他方のリールロック爪には何等影響が無
く、従って、他方のテープリールに対するロックまでが
外れてしまうということはない。
【0012】
【実施例】以下に、本発明テープカセットの詳細を図示
した実施例に従って説明する。
【0013】図中1はテープカセットであり、2はその
カセットケースである。
【0014】カセットケース2は合成樹脂で形成され、
上方から見て横長の長方形状をした上下幅の薄い箱状を
しており、上下のカセットハーフ3、4が突き合わせ状
に結合されて形成されている。
【0015】カセットケース2の前面にはその左右両端
部にテープ出口5、5が形成され、更に、テープ出口5
と5との間の部分が少なくとも前方と下方とに開口した
マウス部6とされている。該マウス部6はテープカセッ
ト1が記録再生装置、例えば、ビデオテープレコーダに
装着されたときに、磁気テープをカセットケース2から
引き出して所定のテープパスを通すテープローディング
を行うためのテープ引出部材が挿入されてくる部分であ
る。
【0016】カセットケース2内には磁気テープ7が巻
装されたテープリール8、8が回転可能に収納されてい
て、磁気テープ7の一部は上記テープ出口5、5からカ
セットケース2外に導出され、そして、不使用時にはマ
ウス部6の前面に添って位置されている。
【0017】テープリール8は上端が閉塞された円筒状
をしたリールハブ9と該リールハブ9の上下両端から側
方へ張り出した円板状のフランジ10、11を備えてお
り、リールハブ9にはその下端面に開口したリール台係
合穴9aが形成されている。
【0018】そして、下フランジ11の周縁部には被ロ
ック歯12、12、・・・が全周に亘って形成されてい
る。
【0019】13、13はカセットケース2の底面壁1
4に左右に並んで形成されたリール台挿通孔であり、テ
ープリール8、8のリール台係合穴9a、9aは該リー
ル台挿通孔13、13を通して外部に臨まされている。
【0020】15はカセットケース2の前端部に上下方
向に回動自在に支持されたフロントリッドであり、カセ
ットケース2の前面を覆う前面部16と該前面部16の
左右両端縁から後方へ突出した側面部17、17とを備
え、該側面部17、17がカセットケース2の前端部側
面に回動自在に支持されている。そして、該フロントリ
ッド15はその前面部16がカセットケース2の前面を
覆う閉塞位置と前面部16が上方へ移動してカセットケ
ース2の前面を開放した開放位置との間を移動するよう
にされ、図示しない弾発手段によって閉塞位置へ向けて
の回動力を付勢されている。
【0021】18は底面壁14の内面のうち後端部中央
に形成された浅い凹部であり、前半部18aの横幅は後
半部18bのそれの2倍強に形成され、前端部には稍前
方へ突出し幅が前半部18aの略3分の1の前端部18
cが形成されている。そして、前半部18aのうち前端
部左右両端部はテープリール8、8が配置される領域に
突出するように位置している。
【0022】19は底面壁14の内面のうち上記凹部1
8の前端部18cの前端の左右方向における中央に接し
た位置に立設された前端ストッパである。
【0023】20は上記凹部18の前端部18cから前
半部18aの前端寄りの位置にかけて前後方向に延びる
ように立設された板状の案内突条であり、該案内突条2
0の高さは上記前端ストッパ19の高さの半分弱になっ
ている。
【0024】21、21は上記凹部18の後半部18b
から前半部18aの後端部にかけて後半部18bの左右
両側から僅かに内側に入った位置に前後方向に延びるよ
うに立設された案内壁であり、該案内壁21、21の高
さは上記案内突条20の高さと略同じになっている。
【0025】22は前後方向に長い長方形状をした挿通
孔であり、凹部18の前半部18aの中央より稍前方へ
寄った位置から後半部18bの前端部にかけて形成され
ている。尚、この挿通孔を通して装置側に設けられたリ
ールロック解除部材がカセットケース2内に挿入され
る。
【0026】底面壁14のうち上記案内壁21と21と
の間に位置し、案内壁21、21の後端寄りの位置から
上記挿通孔22の後端にかけてある部分23は前上がり
に傾斜した傾斜壁とされている。
【0027】24、24は底面壁14の内面のうち凹部
18の後半部18bの左右両側縁から側方へ離間した位
置に前後方向に延びるように突設されたカム突条であ
り、該カム突条24、24の前端部24a、24aは前
方に行くに従って互いに離間する方向へ傾斜しており、
その余の部分24b、24bは前後方向に延びている。
【0028】25はカセットケース2内の上記凹部18
が形成された範囲内で前後方向に摺動自在に配置された
摺動ハウジングである。
【0029】摺動ハウジング25は縦長の略角ブロック
状をした主部26と該主部26の後端に一体に連結され
た支持部27とが合成樹脂により一体に形成されて成
る。
【0030】主部26には下端に開口された凹所28が
形成されており、該凹所28の前端を限定している前面
壁の左右方向における中央には下端に開口した切欠29
が形成されている。主部26の後面壁は下端より稍上で
終わっており、その下端部30は後ろ下がりに傾斜され
た傾斜部とされている。
【0031】また、主部26の上面の前端部にはその全
幅に亘る突条26aが突設され、該突条26aの後面は
円弧状に窪んでいる。
【0032】支持部27は前後方向から見た形状が略門
形をしており、その上片31は主部26の傾斜部30の
下端から後方へ延びるように突出され、側片32、32
は主部26の左右両端から後方へ延びるように突出され
ている。そして、側片32、32の下端と主部26の下
端とは一致した高さにある。
【0033】側片32、32の外側面のうち上下方向に
おける略中間の位置からは側方へ張り出した支持片3
3、33が突設されており、該支持片33、33には支
持ピン34、34が立設されている。
【0034】また、支持片33、33の基端部からは立
壁35、35が立設され、主部26の前端からも立壁3
6が立設されている。そして、これら立壁35、35及
び36と主部26とによって、後方と上方に開放された
配置空間37が形成される。
【0035】左右の立壁35、35の互いに対向した面
のうち前側の立壁36から僅かに後方へ離間した位置に
上下方向に延びるリブ38、38が突設されている。
【0036】また、左右の立壁35、35の外面の下端
部にはストッパ突条39、39が突設されている。
【0037】このような摺動ハウジング25はカセット
ケース2内の浅い凹部18が形成された領域内で前後方
向に摺動自在に配置される。そして、摺動ハウジング2
5の前面壁に形成された切欠29が下ハーフ4に突設さ
れた案内突条20に摺動自在に係合し、また、摺動ハウ
ジング25の支持部27の側片32、32が下ハーフ4
に立設された案内壁21、21に外側から摺動自在に当
接し、これによって、摺動ハウジング25は案内突条2
0と案内壁21、21とによって移動軌跡を案内されて
前後方向に移動する。そして、該移動の範囲の前端は主
部26の前面が下ハーフ4に立設された前端ストッパ1
9と当接したところで限定され、該移動範囲の後端は支
持部27の後端が下ハーフ4の後面壁40に当接したと
ころで限定される。
【0038】41はコイルスプリングであり、その前端
の輪41aが支持部27の立壁35、35内面に形成さ
れたリブ38、38の前側に係合され支持部27の前側
の立壁36と下ハーフ4の後面壁40との間で圧縮され
る。これによって、摺動ハウジング25には前方へ向け
ての移動力が付勢され、摺動ハウジング25にこれを後
方へ向けて移動させる力が働いていない状態では、摺動
ハウジング25はその移動範囲の前端、即ち、その主部
26の前面が下ハーフ4に立設された前端ストッパ19
に当接した位置にある。摺動ハウジング25のこの位置
がロック位置である。
【0039】42、42′は左右一対のリールロック爪
である。これらリールロック爪42、42′は左右対称
の形状をし、左右対称に動作するので、その一方42に
ついて詳細に説明し、他方42′については一方42の
各部に付した符号に「′」を付加した符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0040】43はリールロック爪42の基端部であ
り、略円柱状を為し、下端に開口した円柱状の穴44が
形成されている。そして、該穴44に上記摺動ハウジン
グ25の支持ピン34が回動自在に挿入され、これによ
って、リールロック爪42は摺動ハウジング25の支持
片33上に回動自在に支持される。
【0041】また、基端部43の外側面の下端部のうち
摺動ハウジング25の立壁35に対向した面の稍後ろ寄
りの位置には係合突起45が突設されている。
【0042】また、基端部43からは略前方へ向けて腕
片46が突設され、該腕片46の上面にはバネ掛け突起
47が突設され、該バネ掛け突起47の上端には側方へ
突出した係合片47aが形成されている。
【0043】更に、腕片46の下端面の前端寄りの位置
には被制御ピン48が垂設されている。
【0044】49は爪片であり、上方から見て「く」字
状に緩やかに屈曲した板状の主片50と該主片50の後
端縁の上半部から後方へ突出した接続片51とから成
り、接続片51の後端が上記腕片46の先端縁の下半部
に連結されている。
【0045】しかして、左右一対のリールロック爪4
2、42′がそれぞれの基端部43、43′の穴44、
44′内に摺動ハウジング25の支持ピン34、34が
挿入されることによって摺動ハウジング25の左右の支
持片33、33上に各別に回動自在に支持される。この
状態において、リールロック爪42、42′の係合突起
45、45′は摺動ハウジング25のストッパ突条3
9、39と略同じ高さにあって該ストッパ突条39、3
9に後方から対向している。
【0046】52はトーションバネであり、中央のコイ
ル部52aから2つの腕52b、52cが突出され、こ
れら腕52b、52cの先端部には輪53、53が形成
されている。そして、一方の腕52bの輪53が一方の
リールロック爪42のバネ掛け突起47に外嵌され、他
方の腕52cの輪53が他方のリールロック爪42′の
バネ掛け突起47′に外嵌され、コイル部52aは摺動
ハウジング25の主部26の上面に位置される。
【0047】これによって2つのリールロック爪42、
42′にはそれぞれの先端が互いに離間する方向への回
動力を付勢される。尚、リールロック爪42、42′を
支持した状態の摺動ハウジング25をカセットケース2
に組み込む前の状態においては、リールロック爪42、
42′の係合突起45、45′が摺動ハウジング25の
ストッパ突条39、39に後方から係合し、それ以上の
互いの先端が離間する方向への回動を阻止されるので、
このようにリールロック爪42、42′を支持した摺動
ハウジング25を一体的に扱うことが出来、また、リー
ルロック爪42、42′の摺動ハウジング25に対する
位置関係が一義的になっているため、カセットケース2
への組み込み作業も行い易いという利点を有する。
【0048】しかして、リールロック爪42、42′を
支持した摺動ハウジング25がカセットケース2内に組
み込まれ、かつ、テープリール8、8がカセットケース
2内に収納されると、コイルスプリング41によって付
勢されている移動力によって、摺動ハウジング25はロ
ック位置に位置され、リールロック爪42、42′の先
端部の下端部がテープリール8、8の被ロック歯12、
12に係合して、テープリール8、8の回転をロックす
る。
【0049】そして、このようなテープカセット1がビ
デオテープレコーダ(VTR)に装着されると、VTR
側に設けられたリールロック解除部材54が下ハーフ4
の底面壁14に設けられた挿通孔22からカセットケー
ス2に挿入されてくる。
【0050】リールロック解除部材54にはその上端部
に後ろ下がりに傾斜した傾斜縁55が形成されており、
リールロック解除部材54がカセットケース2内に挿入
されてくると、先ず、その傾斜縁55がロック位置にあ
る摺動ハウジング25の傾斜部30の下面に当接し、そ
こから更に、リールロック解除部材54がカセットケー
ス2内に挿入されると、上記傾斜縁55が傾斜部30の
下面を後ろ斜め上方へ向けて押圧するので、摺動ハウジ
ング25は後方へ向けての移動力を受け、コイルスプリ
ング41による弾発力に抗して後方へ向けて移動する。
【0051】摺動ハウジング25が後方へ向けて移動す
ると、やがて、リールロック爪42、42′の被制御ピ
ン48、48′がカム突条24、24の前端部24a、
24aに当接し、そこから更に摺動ハウジング25が後
方へ移動すると、被制御ピン48、48′はカム突条2
4、24の前端部24a、24aによって相対的に互い
に近づく方向へ押圧され、これによって、リールロック
爪42、42′は互いの先端が近づく方向へ回動され
て、その爪片49、49′の先端部がテープリール8、
8の被ロック歯12、12から離れてテープリール8、
8に対するロックが解除される。
【0052】そして、摺動ハウジング25がその移動範
囲の後端、即ち、ロック解除位置に達すると、リールロ
ック解除部材54の傾斜縁55の下端に続き垂直に延び
る後縁56が摺動ハウジング25の主部26の凹所28
の後面と当接し、これによって摺動ハウジング25をロ
ック解除位置に保持する。
【0053】テープカセット1がVTRから取り出され
ると、相対的に、リールロック解除部材54がカセット
ケース2から出て行くので、摺動ハウジング25はコイ
ルスプリング41によって付勢された力によってロック
位置へ向けて移動する。そして、リールロック爪42、
42′の被制御ピン48、48′がカム突条24、24
の前端部24a、24aにかかる辺り、即ち、摺動ハウ
ジング25の移動ストロークの半ば辺りからその爪片4
9、49′の先端部がテープリール8、8の被ロック歯
12、12と係合する。そして、摺動ハウジング25は
そこから更に前方へ向けて移動するので、リールロック
爪42、42′を介してテープリール8、8をテープ巻
取方向へ回転させる。そして、やがて、摺動ハウジング
25はロック位置に達する。
【0054】摺動ハウジング25がロック位置にある状
態において、テープリール8、8のどちらか一方にこれ
をテープ巻戻方向へ回転させる力がかかった場合、リー
ルロック爪42、42′は摺動ハウジング25の左右に
独立に回動自在に支持されているので、当該テープリー
ル8と係合しているリールロック爪(図では42′)の
みがロック解除方向へ回動され、従来のように、両方の
テープリールのロックが外れてしまうというようなこと
がない。むしろ、一方のリールロック爪がロック解除方
向へ回動された分、他方のリールロック爪にこれをロッ
ク方向へ回動させようとするトーションバネ52の力が
より強く働くことになる。
【0055】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、テープリールのフランジ
の周縁に形成された被ロック歯と係脱自在に係合する左
右一対のリールロック爪が取付けられた摺動ハウジング
を有し、該摺動ハウジングは装置へ装着されたときに装
置側のリールロック解除部材が挿入される凹部を有し、
該凹部にリールロック解除部材が挿入されることによっ
て摺動ハウジングがロック解除位置へ移動してリールロ
ック爪がテープリールの被ロック歯から外れてテープリ
ールのロックが解除されるようにされたテープカセット
において、上記リールロック爪は左右独立に回動するよ
うに上記摺動ハウジングに取付けられたことを特徴とす
る。
【0056】従って、本発明テープカセットにあって
は、左右一対のリールロック爪が摺動ハウジングに左右
独立に回動するように取付けられているので、摺動ハウ
ジングの移動ストロークを小さくしても、リールロック
爪のロック方向への移動の早い段階でリールロック爪が
テープリールの被ロック歯と係合するようにして、それ
以後の摺動ハウジングの移動によってテープリールをテ
ープ巻取方向へ回転させることが出来る。
【0057】また、左右のリールロック爪は独立に回動
するように摺動ハウジングに支持されているので、何か
の衝撃により一方のテープリールがテープ緩み方向へ回
転しても、該テープリールと係合していたリールロック
爪のみが該テープリールのロック歯から外れる方向へ回
動するだけで、他方のリールロック爪には何等影響が無
く、従って、他方のテープリールに対するロックまでが
外れてしまうということはない。
【0058】尚、上記実施例において示した各部の具体
的な形状や構造は、本発明を実施するに際しての具体化
のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって、
本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものであって
はならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープカセットの実施の一例を示す水平
断面図である。
【図2】底面図である。
【図3】要部を分解して示す拡大斜視図である。
【図4】テープリールのロックがかかっている状態を示
す要部の拡大平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】テープリールのロックが解除されている状態を
示す要部の拡大平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】テープリールに対するロックがかかり始めた状
態を示す要部の拡大平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【10】一方のテープリールにテープ巻戻方向へ回転さ
せる力が加わった状態を示す要部の拡大平面図である。
【図11】下ハーフの平面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 8 テープリール 11 フランジ 12 被ロック歯 24 戻しリブ 25 摺動ハウジング 28 凹部 39 突部 41 弾発付勢手段 42、42′ リールロック爪 45 突部 48 戻しピン 54 リールロック解除部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープカセットの実施の一例を示す水平
断面図である。
【図2】底面図である。
【図3】要部を分解して示す拡大斜視図である。
【図4】テープリールのロックがかかっている状態を示
す要部の拡大平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】テープリールのロックが解除されている状態を
示す要部の拡大平面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】テープリールに対するロックがかかり始めた状
態を示す要部の拡大平面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】一方のテープリールにテープ巻戻方向へ回転
させる力が加わった状態を示す要部の拡大平面図であ
る。
【図11】下ハーフの平面図である。
【符号の説明】 1 テープカセット 8 テープリール 11 フランジ 12 被ロック歯 24 戻しリブ 25 摺動ハウジング 28 凹部 39 突部 41 弾発付勢手段 42、42′ リールロック爪 45 突部 48 戻しピン 54 リールロック解除部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープリールのフランジの周縁に形成さ
    れた被ロック歯と係脱自在に係合する左右一対のリール
    ロック爪が取付けられた摺動ハウジングを有し、該摺動
    ハウジングは装置へ装着されたときに装置側のリールロ
    ック解除部材が挿入される凹部を有し、該凹部にリール
    ロック解除部材が挿入されることによって摺動ハウジン
    グがロック解除位置へ移動してリールロック爪がテープ
    リールの被ロック歯から外れてテープリールのロックが
    解除されるようにされたテープカセットにおいて、上記
    リールロック爪は左右独立に回動するように上記摺動ハ
    ウジングに取付けられたことを特徴とするテープカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 リールロック爪は弾発付勢手段によって
    テープリールの被ロック歯と係合するリールロック方向
    への回動力を常時付勢されていることを特徴とする請求
    項1に記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 リールロック爪には戻しピンが突設され
    ており、摺動ハウジングがロック解除位置へ向けて移動
    すると、上記戻しピンがカセットケースに形成された戻
    しリブに当接しかつ案内され、これによってリールロッ
    ク爪がテープリールの被ロック歯から外れる方向へ移動
    するようにされたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】 リールロック爪、摺動ハウジングそれぞ
    れにリールロック爪の回動中心近傍に突部を設け、これ
    ら突部を係合させてリールロック爪を摺動ハウジングに
    仮止するようにしたことを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3に記載のテープカセット。
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