JPS63277692A - ケトコラン酸エステルの製造方法 - Google Patents

ケトコラン酸エステルの製造方法

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JPS63277692A
JPS63277692A JP62078105A JP7810587A JPS63277692A JP S63277692 A JPS63277692 A JP S63277692A JP 62078105 A JP62078105 A JP 62078105A JP 7810587 A JP7810587 A JP 7810587A JP S63277692 A JPS63277692 A JP S63277692A
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acid
cerium
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直宏 久保田
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07J9/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen substituted in position 17 beta by a chain of more than two carbon atoms, e.g. cholane, cholestane, coprostane
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、3位に保護された水酸基を有し、また、7位
及び12位または12位に水酸基を有するコラン酸エス
テルを、セリウム化合物の存在下にハロゲン酸素酸アル
カリ金属塩で酸化することを特徴とするケトコラン酸エ
ステルの製造方法に関する。
ケトコラン酸類は、脂溶性のビタミン剤の吸収促進、胆
汁の分泌の促進あるいは種々の肝障害の治療に有効であ
ることが知られている他、デヒド。
ロコール酸あるいはケノデオキシコール酸を合成する中
間体として重要な化合物である。
従来、水酸基を有するコラン酸類の酸化反応については
種々の方法が知られていた。
例えば、フランス特許第854817号公報にはコール
酸と重炭酸ナトリウムの水溶液中に等モルの臭素を加え
、選択的酸化反応により7−ケドー3α、12α−ジヒ
ドロキシコラン酸を製造する方法が記載され、米国特許
第2576728号公報にはコール酸と水酸化ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、臭素化ナトリウムの混合水溶液
中で、低温で塩素ガスによる選択的酸化反応により7−
ケドー3α、12α−ジヒドロキシコラン酸を、全酸化
反応で3.7.12−)リケトコラン酸を製造する方法
が記載され、特公昭45−20493号公報には水酸基
を有する胆汁酸類を酢酸アルカリ金属塩の存在下にアン
チホルミンで酸化することによりケト胆汁酸類を製造す
る方法が記載されている。しかしながら、これらの方法
は反応目的物の収率及び純度が不十分であったり、ある
いは反応に長時間を要する欠点があり、実用的には満足
でき、るものではなかった。
このため、一般には、先ず、カルボン酸をアルコールに
よってエステル化し、次に必要に応じてケトン化を希望
しない水酸基をアシル化等によって保護した後酸化する
方法が用いられていた。
この場合には、酸化剤とし、クロム酸、クロム酸カリウ
ム、重クロム酸ナトリウム等の重金属酸化剤を用いるこ
とが知られているが、この方法は廃水中に有毒なりロム
化合物が含まれとともに、製品がクロム化合物によって
汚染される欠点があった。このため、重金属酸化剤を用
いない方法として、特開昭49−51259号公報には
脂肪酸あるいは脂肪酸とアルコールの混合溶媒中で次亜
塩素酸ナトリウムのアルカリ水溶液で酸化する方法が提
案され、特公昭56−41420号公報には非水溶媒中
でブロムカルバミドを用いる方法が提案されている。
しかしながら、これらの方法による場合は目的物の収率
あるいは純度が不十分であったり、反応に長時間を要す
る欠点があり、これらを改良することが要望されていた
本発明者等は、3位の保護されたコール酸またはデオキ
シコール酸エステルを酸化し、保護された水酸基を有す
るケトコラン酸エステルを高収率でかつ簡単な操作で得
るために鋭意検討を重ねた結果、3位の保護されたコー
ル酸またはデオキシコール酸エステルを酸化する際に、
セリウム化合物の存在下に酸化剤としてハロゲン酸素酸
のアルカリ金属塩を用いることにより、極めて短時間の
反応で収率良く目的のケトフラン酸エステルを得ること
ができることを見出し本発明に到達した。
即ち、本発明は3α−アルコキシカルボニルオキシまた
はアシロキシ−7α、12α−ジヒドロキシ(または、
12α−ヒドロキシ)コラン酸アルキルエステルをセリ
ウム化合物の存在下にハロゲン酸素酸塩で酸化すること
を特徴とする3α−アルコキシカルボニルオキシまたは
アシロキシ−7,12−ジオキソ(または、7−オキソ
−12α−ヒドロキシまたは12−オキソ)コラン酸ア
ルキルエステルの製造方法を提供するものである。
以下、上記要旨を以てなる本発明について詳述する。
本発明の原料化合物である3位に保護された水酸基を有
し、12位(及び7位)に水酸基を有するコラン酸エス
テルにおける3位の保護基であるアルコキシカルボニル
オキシにおけるアルコキシ基としては、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、オクト
キシ、2−エチルへキシロキシ等があげられ、また、ア
シロキシ基におけるアシル基としては、アセチル、プロ
ピオニル、ブチロイル、オクタノイル、ベンゾイル、ス
クシノイル等があげられる。また、アルキルエステルを
形成するアルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第ニブチル、
第三ブチル、アミル、ヘキシル、オクチル、2−エチル
ヘキシル等があげられる。
これらの保護基を有する化合物は既知の化合物であり、
例えば、水酸基を有するコラン酸エステルとクロロギ酸
アルキルエステルまたは酸無水物とを反応させることに
より容易に得ることができる。
本発明で触媒として用いられるセリウム化合物どしては
、高純度のセリウム化合物またはセリウムの含有量の多
い混合粘土化合物の何れであっても良い。セリウム化合
物としては、塩化セリウム(塩化粘土)、フッ化セリウ
ム(フン化粘土)、酸化セリウム(酸化粘土)、水酸化
セリウム(水酸化粘土)、炭酸セリウム(炭酸粘土)、
硫酸セリウム(硫酸粘土)、シュウ酸セリウム(シュウ
酸粘土)、酢酸セリウム(酢酸粘土)、硝酸セリウム(
硝酸粘土)、硝酸第二セリウムアンモン、硫酸第二セリ
ウムアンモン等があげられ、これらのうち特に硝酸第二
セリウムアンモン、硫酸第二セリウムアンモン等の第二
セリウム化合物が好ましい。
これらのセリウム化合物の使用量は特に制限を受けるも
のではないが、通常は用いられるコラン酸化合物に対し
て約0.1〜100モル%、好ましくは0.5〜10モ
ル%が用いられる。
本発明で酸化剤として用いられるハロゲン酸素酸のアル
カリ金属塩としては、塩素酸、臭素酸、沃素酸、亜塩素
酸、亜臭素酸、次亜塩素酸、過塩素酸等のハロゲン酸素
酸のナトリウム、カリウム、リチウム塩があげられる。
これらの酸化剤の使用量は、酸化されるべき水酸基に対
し当量以上であることが必要であり、全酸化を行う場合
にはその使用量は当量以上であれば特に制限を受けず、
酸化剤の使用量が多ければ反応速度を速めることができ
るので一般には約5倍当量まで使用される。また、部分
酸化を行う場合は、大過剰量を使用することによる反応
速度の増加よりも目的としない水酸基まで酸化される弊
害が生ずるので、部分酸化を目的とする場合は、通常は
、酸化されるべき水酸基に対し当量ないし約2倍当量を
用いることが好ましい。
本発明の酸化反応は溶媒中で行われ、溶媒としては、水
、メタノール、エタノール、イソプロパツール等の低級
アルコール、アセトニトリル、プロピオニトリル等の有
機ニトリル、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭
素、パークロロエタン等のハロゲン化炭化水素、酢酸、
プロピオン酸等の低級脂肪族カルボン酸、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトン等の脂肪族ケトン等を用いることができる
また、反応は室温〜溶媒の還流温度の範囲で行うことが
でき、反応時間を短縮するために、通常は30℃以上で
行うことが好ましい。
以下、具体的な実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
実施例1 3α−エトキシカルボニルオキシ−7α、12α−ジヒ
ドロキシコラン酸メチル25gをアセトニトリル360
m!、水120m7、ジクロロエタン120a/の混合
液に加えた。室温で攪拌しながら、臭素酸ナトリウム5
.0gを加え、次いで硝酸第二セリウムアンモン1.8
gを加えた。
40〜45℃で3時間攪拌した後冷却し、トルエン15
0@Zを加えた。有機層をとり、5%チオ硫酸ナトリウ
ム溶液で洗浄した後、水で充分に洗浄した。
乾燥後、脱溶媒して微黄色固体を得た。液体クロマトグ
ラフィーによる分析の結果、反応率98%であった。
これをメタノールから再結晶することにより融点185
〜188℃の白色固体の目的物を得た。
得られた生成物のIR及びNMRは標品と完全に一致し
た。
実施例2 3α−エトキシカルボニルオキシ−7α、12α−ジヒ
ドロキシコラン酸メチル25gをアセトニトリル360
m7、水120m7.ジクロロエタン120−の混合液
に加えた。室温で攪拌しながら、臭素酸ナトリウム15
gを加え、次いで硝酸第二セリウムアンモン5.5gを
加えた。
溶媒の還流下に3時間攪拌した後冷却し、トルエン15
0−を加えた。有機層をとり、5%チオ硫酸ナトリウム
溶液で洗浄した後、水で充分に洗浄した。
乾燥後、脱溶媒して微黄色固体を得た。液体クロマトグ
ラフィ、−による分析の結果、反応は定量的であった。
これをメタノールから再結晶することにより融点127
〜129℃の白色固体の目的物を得た。
得られた生成物のIR及びNMRは標品と完全に一致し
た。
実施例3 3α−アセトキシ−7α、12α−ジヒドロキシコラン
酸メチル22.5gをアセトニトリル360−1水12
0m7、ジクロロエタン120−の混合液に加えた。室
温で攪拌しながら、臭素酸ナトリウム15gを加え、次
いで硝酸第二セリウムアンモン5.5gを加えた。
溶媒の還流下に3時間攪拌した後冷却し、トルエン15
0m7を加えた。有機層をとり、5%チオ硫酸ナトリウ
ム溶液で洗浄した後、水で充分に洗浄した。
乾燥後、脱溶媒して微黄色固体を得た。液体クロマトグ
ラフィーによる分析の結果、反応は定量的であった。
これをメタノールから再結晶することにより融点152
〜155℃の白色固体の目的物を得た。
得られた生成物のIR及びNMRは標品と完全に一致し
た。
比較例 3α−エトキシカルボニルオキシ−7α、12α−ジヒ
ドロキシコラン酸メチル25gをアセトニトリル360
−1水120m7.ジクロロエタン120mZの混合液
に加えた。室温で攪拌しながら、臭素酸ナトリウム5g
を加えた。
40〜45℃で3時間攪拌したが液体クロマトグラフィ
ーによる分析の結果、反応が全(進行していなかったの
で、臭素酸ナトリウム10gを追加し、還流下に更に3
時間攪拌したが、反応は全く進行しなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3α−アルコキシカルボニルオキシまたはアシロキシ−
    7α,12α−ジヒドロキシ(または、12α−ヒドロ
    キシ)コラン酸アルキルエステルをセリウム化合物の存
    在下にハロゲン酸素酸塩で酸化することを特徴とする3
    α−アルコキシカルボニルオキシまたはアシロキシ−7
    ,12−ジオキソ(または、7−オキソ−12α−ヒド
    ロキシまたは12−オキソ)コラン酸アルキルエステル
    の製造方法。
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