JPS6327676Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327676Y2
JPS6327676Y2 JP3779984U JP3779984U JPS6327676Y2 JP S6327676 Y2 JPS6327676 Y2 JP S6327676Y2 JP 3779984 U JP3779984 U JP 3779984U JP 3779984 U JP3779984 U JP 3779984U JP S6327676 Y2 JPS6327676 Y2 JP S6327676Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
laundry
dehydration
tank body
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3779984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60149392U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3779984U priority Critical patent/JPS60149392U/ja
Publication of JPS60149392U publication Critical patent/JPS60149392U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6327676Y2 publication Critical patent/JPS6327676Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は固まつた洗濯物をほぐして脱水運転で
きる様にした脱水兼用洗濯機に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来よりこの種脱水兼用洗濯機に於いては、洗
濯物が洗い運転により互いに絡み合つたりして一
つの大きな固まりとなり、それがそのまま脱水運
転へ移行されると槽体内の偏倚した位置に移動し
易く、従つて該脱水運転時にはその洗濯物の片寄
りによる偏荷重を因として槽体が、ひいては全体
が大きな振動を起こすという問題点があつた。こ
のため従来では、その大きな振動があつたとき、
運転をその時点で全面的に停止する様にしたり、
或いは脱水運転を一旦中止して代わりに槽体内に
洗い運転前に供給した程の量ではなくとも洗濯物
を浸漬させるに充分な量の水を入れて溜めその上
で通常の洗い運転と同様に該槽体内の撹拌体を回
転させることにより、固まつた洗濯物をほぐし、
そして排水した後脱水運転を再開させるという様
にしている。然しながら、そのうち前者では運転
が終わつた頃に見に行つても実際にはその運転が
途中までしか行なわれずに止まつていることに対
する不満が大きく、又、運転を最後まで行なわせ
るには固まつた洗濯物を逐一手でほぐし、その後
タイマー等を再操作して運転をやり直す様にしな
ければならないという煩しさもあつた。一方、後
者では水の使用量が増えて不経済であるという問
題点があり、又、時間的にも洗い運転と同じく給
水から始まる内容の行程が行なわれるため全行程
終了まで延び、殊にそれは一回につき10〔分〕ほ
どであるが複数回行なわれるものではそれ以上例
えば20〜30〔分〕ほども延びるという問題点があ
つた。しかもこの場合、洗濯物を固まらせた洗い
運転と同じ内容の行程を行なうものであるから、
固まつた洗濯物をほぐし得るとは限らず、このた
め多分に水と時間が浪費されている結果となる問
題点もあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、運転を最後まで、しかも
使用者の手を煩わせずに行なうことができると共
に、水や時間も充分に節約して固まつた洗濯物を
確実に又傷み度合等も少なくほぐすことができる
脱水兼用洗濯機を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、槽体とこれの内部に配設した径大な
撹拌体とを具えて洗い及び脱水を行なう様にした
ものにあつて、その脱水時前記槽体の異常振動を
検知したとき又は脱水前に、前記槽体を実質的に
制止させ且つ排水した状態にて前記径大な撹拌体
を所定時間回転させると共に所定の僅少時間注水
する構成とすることにより、固まつた洗濯物を機
械的にしかも水の使用量を少なく抑えて且つ極力
柔軟にほぐし得る様にしたことを特徴とするもの
である。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例につき第1図乃至第3図
を参照して説明するに、先ず第1図に於いて、1
は外箱であり、その内部には水受桶2を配設して
それを吊り棒機構3により揺動自在に弾性支持し
ている。4は槽体で、これは上記水受桶2内に配
設されていて深底な容器状(有底円筒状)を成す
ものであり、その底部を前記水受桶2の内底部に
突出した中空の脱水軸5に取着している。而して
6は撹拌体で、これは比較的浅底な容器状(鉢
状)を成すものにて、上記槽体4内特にその下部
の内方略一杯に収容配設された径大なものであ
り、その底部を前記脱水軸5を貫通して槽体4内
に突出した洗い軸7に取着している。又、該径大
な撹拌体6はその底部から側部へとかけた周壁面
に多数のリブ状を成す突部8を形設しており、底
部には水抜孔9を形設している。一方、斯様な径
大な撹拌体6に対し、槽体4は上部の周壁を重合
した二重壁状に構成してその内側壁内面に多数の
リブ状を成す突部10を形設し、又、その内側壁
には多数の脱水孔11を形設していて、その他、
外側壁にも上部及び下部に夫々多数の脱水孔12
を形設している。尚、13は槽体4の上端開口縁
部に設けた例えば液体封入形のバランスリング
で、他方、14は水受桶2の下方に配設した動力
制御機構であり、該動力制御機構14はモータ1
5の回転力を洗い時には洗い軸7に減速して且つ
交互に反転するように伝え、また脱水時には脱水
軸5及び洗い軸7に伝えて槽体4を径大な撹拌体
6と共に一方向へ高速回転させるために減速機
構、クラツチ機構及びブレーキ機構を内蔵してい
る。16は排水弁で、槽体4内の水を水受桶2の
底部から排水ホース17を通して機外に排出し得
るようにしている。18はタイマーであり、これ
によつて洗いから最終脱水までの各行程を自動的
に制御するようにしており、第2図には該タイマ
ー18によつて制御される運転内容を行程順に表
わしている。更に又、第1図に於いて19はタイ
マー18の存する操作箱部20に内設したスイツ
チであり、これにはレバー21を付設してそれを
操作箱部20の下方(水受桶2の上端部と対応す
る位置)に垂下せしめ、且つスプリング22によ
り常時はスイツチ19を作動させることのない位
置に付勢している。尚、第3図は詳しくは後に述
べるが脱水運転時の動作状態を表しており、これ
を実行する装置は図示しないが前記操作箱部20
に内設せられている。
さて、以上の様な構成とした本実施例の場合、
タイマー18をセツト操作して運転を開始させる
と、最初に「給水」行程が行なわれるもので、該
「給水」行程では図示しない給水弁が開放し槽体
4内に必要量(従来の回転羽根方式の洗濯機と同
程度の量)の水を供給する。そして次の「洗い」
行程では槽体4を回転しないようにブレーキ機構
により抱束して実質的に制止させた状態で径大な
撹拌体6のみを正逆回転駆動する。本実施例では
この場合の径大な撹拌体6の回転数を毎分120乃
至180回転の範囲以内とし且つ2乃至4回転毎に
回転方向を反転させるようにしている。そして更
にその後の「排水」行程では排水弁16を開放さ
せることにより径大な撹拌体6内、槽体4内及び
水受桶2内の水を排水ホース17を通して機外に
排出する。さて、斯様に「排水」行程が行なわれ
れば、運転は次に「脱水」行程へと移行するもの
で、この「脱水」行程では、排水弁16を開放状
態に維持しながら図示しないクラツチ機構等を作
動させて槽体4及び径大な撹拌体6を一体に一方
向へ高速回転せしめる。このため、先の「洗い」
行程から「排水」行程を経たことにより第1図に
実線で示す如く洗濯物Aが径大な撹拌体6から槽
体4の上部にかけ固まり且つ片寄つて位置してい
たとすると、槽体4はその洗濯物Aの片寄りによ
る偏荷重を因として異常に大きく振動するもの
で、それに伴い水受桶2も同様に異常振動しレバ
ー21に当たつてこれを押圧変位させることか
ら、スイツチ19がその変位を受けて作動する。
すると、その作動に基づき脱水運転は中断され、
代わりに槽体4に先のブレーキ機構によりその回
転を実質的に制止させる制動力を加えた状態にて
径大な撹拌体6を回転させ、同時に前記給水弁を
開放させて槽体4内に所定の僅少時間注水をす
る。而してこの場合、前記「排水」行程を経たこ
とにより、槽体4及び径大な撹拌体6内には「洗
い」行程で使用した水は実質的に残さず、即ち排
水した状態で上述の運転を行なうものであり、そ
のうち径大な撹拌体6の回転により、前記洗濯物
Aは、槽体4の上部と接した上部が該槽体4の上
部から制止力を受ける状態にて、径大な撹拌体と
接した下部が該径大な撹拌体6から回転力を受
け、それによつて解きほぐされ、又、斯様に解き
ほぐされることによつて上方へ存したものが下方
へ落ち全体として第1図中二点鎖線で示す様にな
らされて槽体4内に均一に分布する様になる。そ
して一方、その折り槽体4内に注入した水から
は、洗濯物A同志或いは該洗濯物Aと槽体4及び
径大な撹拌体6との間のすべりを良くする効果が
得られ、よつて洗濯物Aのこすり度合をやわらげ
ることができてその傷みを少なくすることができ
る。尚、洗濯物Aの絡まりには向きがあり、該洗
濯物Aはその向きとは反対の左右何れかの方向の
動きによつてほぐされるから、前記径大な撹拌体
6もその左右両方即ち正逆両方向に少なくとも一
回以上通常は三回程度回転させれば、少量から多
量の洗濯物Aのすべてにつき効率良くほぐすこと
ができる。又、径大な撹拌体6の回転速度は300
〔rpm〕以上であると洗濯物Aが該径大な撹拌体
6の上ですべつたり或いはほぐすのを越えて反対
方向にねじられたりしてほぐし効率が悪くなるか
ら300〔rpm〕以下に留めた方が良い。そして更に
径大な撹拌体6の回転時間は長過ぎると洗濯物A
を傷める結果となるから正逆何れか一方向につき
5〔秒〕以内に留めた方が良い。又、この折りの
注水については、その水が洗濯物Aのほぐし時に
於けるすべりを良くすることに使われるというも
のであつて洗濯物Aに振り掛ける程度で良く、第
一、時間の長さが上述の用に5〔秒〕程度で良い
から槽体4内に貯留されるまでに至らず、結局、
注水量は少なく済ませることができる。而して斯
様に径大な撹拌体6を回転させた後、運転は再び
脱水運転へと戻されるもので、この戻された脱水
運転で槽体4が異常振動を起こさなければ、最初
の時点でその異常振動が無かつたときに同様に
「脱水」行程の最後まで脱水運転を続け、若し、
異常振動があれば前述同様にその異常振動を検知
して注水し且つ径大な撹拌体6を回転させること
を繰返す。尤もこうした径大な撹拌体6の回転を
行なえば、固まり且つ片寄つた洗濯物Aも前述の
如くほぐされ均一に分布されるものであり、従つ
て通常は一回で脱水運転に戻すことができる。第
3図は以上の動作を表わしている。そしてその後
運転は「給水」、「すすぎ」、「排水」、「脱水」…と
順に行程を進めて行なわれるもので、その中では
「すすぎ」行程が洗剤を使用しないこと以外先の
「洗い」行程と同様の運転が行なわれ、他は夫々
同一名の行程と全く同一内容の運転が行なわれ
る。
尚、ここで第4図は本考案の異なる実施例を示
したもので、前述のほぐし運転と全く同じ動作を
各「脱水」行程の前に定めた「ほぐし」行程で
夫々行なう様にした内容を表しており、この様に
しても前述のものと同様の効果を得ることができ
る。
又、第5図乃至第7図は本考案の更に異なる実
施例を示したもので、操作箱部20に設けた選択
スイツチ231,232,233により夫々タイマ
ー241,242,243を介して給水弁への通電
時間を変化させ、以て洗濯物Aの種類等の違いに
応じほぐし運転時の注水時間の長さが任意に得ら
れる様にしたものを示しており、この様にするこ
とによつて洗濯物Aの種類等に応じた最適のほぐ
し強さを得ることができ、傷みの度合を一層少な
くすることができる。第8図は選択スイツチを洗
濯物Aの種類の他汚れの大小によつても選択でき
る様にした選択スイツチ251,252を示してい
る。
そしてその他、ほぐし運転で回転される径大な
撹拌体6は必ずしも前述の如き数値内容で回転さ
れるものに限られることはなく、又、その径も固
まつた洗濯物Aに対して前述の如きほぐし効果を
奏する大きさであれば良いもので、前述より或る
程度小さく又は大きくても良い。更にはその形状
も容器状を成すものには限られず平盤状等のもの
であつても良い。加えて、そのほぐし運転につき
行なう注水はほぐし運転中でなくほぐし運転の前
即ち径大な撹拌体6を回転させる前に行なうもの
であつても良い。
〔考案の効果〕
本考案は以上にて明らかな様に、槽体とこれの
内部に配設した径大な撹拌体とを具えて洗い及び
脱水を行なう様にしたものであつて、その脱水時
前記槽体の異常振動を検知したとき又は脱水前
に、前記槽体を実質的に制止させ且つ排水した状
態にて前記径大な撹拌体を所定時間回転させると
共に所定の僅少時間注水する様にしたことを特徴
とし、以て固まつた洗濯物を機械的にしかも水の
使用量を少なく抑えて且つ極力柔軟にそして確実
にほぐし得るというものであるから、第一に運転
を最後まで行なうことができて途中で止まつたり
していることの不満を無くし得、又、その折り洗
濯物を逐一手でほぐしたり或いはタイマー等を再
操作したりする手間をも省き得るものであり、一
方、水の使用量を減ずることができて経済的に有
利ならしめ得ると共に、時間も充分に短縮できて
更に有利ならしめ、そして固まつた洗濯物をより
確実に又傷み度合等も少なくほぐすことができて
異常振動の発生防止に一層効果を奏するなど、
数々の著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は全体の縦断側面図、第2図は行程内容を
表したフローチヤート、第3図は脱水運転時の動
作状態を表した図であり、そして第4図は本考案
の異なる実施例を示した第2図相当図、第5図は
本考案の更に異なる実施例を示した操作箱部前面
の正面図、第6図は同実施例の選択スイツチの拡
大正面図、第7図は同実施例の第3図相当図、第
8図は選択スイツチの異なる例を示した第6図相
当図である。 図中、4は槽体、6は径大な撹拌体、14は動
力制御機構、15はモータ、18はタイマー、1
9はスイツチ、21はレバー、231,232及び
233は選択スイツチ、241,242及び243
タイマー、251及び252は選択スイツチであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 槽体とこれの内部に配設した径大な撹拌体と
    を具えて洗い及び脱水を行なう様にしたもので
    あつて、その脱水時前記槽体の異常振動を検知
    したとき又は脱水前に、前記槽体を実質的に制
    止させ且つ排水した状態にて前記径大な撹拌体
    を所定時間回転させると共に所定の僅少時間注
    水する様にしたことを特徴とする脱水兼用洗濯
    機。 2 径大な撹拌体の回転は正逆両方向に行なわれ
    る構成であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の脱水兼用洗濯機。 3 脱水時又は脱水前の注水はその注水時間の長
    さを任意に変えられる構成であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の脱
    水兼用洗濯機。
JP3779984U 1984-03-15 1984-03-15 脱水兼用洗濯機 Granted JPS60149392U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779984U JPS60149392U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 脱水兼用洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779984U JPS60149392U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 脱水兼用洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60149392U JPS60149392U (ja) 1985-10-03
JPS6327676Y2 true JPS6327676Y2 (ja) 1988-07-26

Family

ID=30544215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3779984U Granted JPS60149392U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 脱水兼用洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60149392U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2809669B2 (ja) * 1989-02-28 1998-10-15 株式会社東芝 脱水兼用洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60149392U (ja) 1985-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6058743A (en) Washing machine
CA1231547A (en) Clothes washing machines
JPH0741115B2 (ja) 洗濯機
JPS6327676Y2 (ja)
JPH03264089A (ja) 洗濯機の運転制御装置
JPS60182999A (ja) 脱水兼用洗濯機
JPH11300080A (ja) 洗濯機
JP3588807B2 (ja) 全自動洗濯機
JP6971863B2 (ja) 洗濯機
JPH11319364A (ja) 洗濯機
JPH0857186A (ja) 洗濯機並びにその運転方法及びその駆動装置
JP7357279B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7432184B2 (ja) 縦型洗濯機
JP2753377B2 (ja) 全自動洗たく機
JPH0530707Y2 (ja)
JP3864555B2 (ja) 洗濯機
JP3332768B2 (ja) 洗濯機
JPH0316593A (ja) 洗濯機
JPH04263898A (ja) ドラム式洗濯機
JPS63272399A (ja) 洗濯機の運転方法
JP2022094853A (ja) 洗濯機
JPH0214788Y2 (ja)
JPH10146495A (ja) 洗濯機
JP2004147741A (ja) 洗濯機
JP2002102582A (ja) 洗濯機