JPS63275623A - 芳香族ポリアミドの製造方法 - Google Patents

芳香族ポリアミドの製造方法

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Publication number
JPS63275623A
JPS63275623A JP62109903A JP10990387A JPS63275623A JP S63275623 A JPS63275623 A JP S63275623A JP 62109903 A JP62109903 A JP 62109903A JP 10990387 A JP10990387 A JP 10990387A JP S63275623 A JPS63275623 A JP S63275623A
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JP
Japan
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diisocyanate
tolylene
aromatic polyamide
water content
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP62109903A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsuyama
松山 彰雄
Masanori Osawa
正紀 大澤
Kohei Sei
静 公平
Masahiro Jinno
神野 政弘
Kazumi Mizutani
一美 水谷
Hirotoshi Katsuoka
勝岡 浩敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトリレン−2,4−ジイソシアネートとテレフ
タル酸および/またはイソフタル酸より芳香族ポリアミ
ドを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
トリレン−2,4−ジイソシアネートとテレフタル酸お
よび/またはイソフタル酸よりポリアミドを製造する方
法としては、特開昭61−192713および特開昭6
1−192714に開示するように溶剤にアルキレンウ
レア化合物を用いる溶液重合法が一般的である。この方
法により着色の少ない重合体の製造が可能となったが、
しかし、まだ種々の用途、例えば延伸フィルムとして使
用した場合等には、機械強度、特に引張り強度が弱く実
用面での制約を受けていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的はトリレン−2,4−ジアミンのホスゲン
化等によって得られるトリレン−2,4−ジイソシアネ
ート中の水分量が11000pp以下のものを原料とし
て用いることにより、上記問題を解決し、機械的強度、
特に延伸フィルムとして使用する場合、引張強度に優れ
たものが得られることを見い出し、本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は、トリレン−2,4−ジイソシアネート
とテレフタル酸および/またはイソフタル酸とをアルカ
リ金属化合物の存在下、溶媒中で温度100℃以上にて
反応させ芳香族ポリアミドを製遣する方法において、該
トリレン−2,4−ジイソシアネート中の水分量が11
000pp以下のものを使用することを特徴とする芳香
族ポリアミドの製造方法である。
本発明による芳香族ポリアミドは原料として使用するト
リレン−2,4−ジイソシアネートに特徴があり、該ト
リレン−2,4−ジイソシアネート中の水分量を100
0pp+s以下にしたものを原料として使用することに
より、機械的強度、特に延伸フィルムとして使用する場
合、優れた特性を有する芳香族ポリアミドが得られるも
のである。これらの理由について、詳細なところは不明
であるが、おそら(トリレン−2,4−ジイソシアネー
ト中に混入した水とトリレン−2,4−ジイソシアネー
トとの反応生成物である尿素化合物が重合中のポリマー
の高分子量化を阻害し、さらには延伸した場合フィルム
の結晶化をも妨害する為と推論される。
1000pp曽以上の水分を含有するトリレン−2,4
−ジイソシアネートを使用した場合、本発明の効果は得
られない。
本発明では、水分量を11000pp以下にしたトリレ
ン−2,4−ジイソシアネートを使用する以外は通常公
知の重合方法により製造できる。例えば触媒として使用
するアルカリ金属化合物としては、イソフタル酸のモノ
カリウム塩、テレフタル酸のモノナトリウム塩に代表さ
れる多価カルボン酸のアルカリ金属塩類、炭酸カリウム
、炭酸ナトリウムに代表されるアルカリ金属の炭酸塩類
、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムに代表される
アルカリ金属の炭酸水素塩類、水酸化カリウム、水酸化
ナトリウムに代表されるアルカリ金属水酸化物類、フッ
化カリウム、フッ化セシウムに代表されるアルカリ金属
フン化物類等の1種以上のものが使用できる。
また本発明に用いられる重合用溶媒としては、N、N−
ジエチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルムアミド
に代表される鎖状アミド類、N−メチルピロリドン、N
、N’−ジメチルエチレンウレアに代表される環状アミ
ド類、T−ブチロラクトン、8−カプロラクトンに代表
されるラクトン類、テトラメチレンスルホン、ジフェニ
ルスルホンに代表されるスルホン類等の非プロトン性極
性溶媒が使用でき・さらに重合反応に不活性な他の溶媒
、例エバベンゼン、トルエン、キシレン、ヘプタン、メ
チレンクロライド、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ノン、ジオキサン等を併用することも可能である。
本発明ではトリレン−2,4−ジイソシアネートとテレ
フタル酸および/またはイソフタル酸とからポリマーを
製造する場合、原料化合物及び触媒としてのアルカリ金
属化合物の溶媒中への添加方法、添加順序は任意に選ぶ
事ができるが、室温で同時もしくは連続的に溶媒中に溶
解する事もでき、また、場合によっては原料化合物のい
ずれか一方、好ましくはトリレン−2,4−ジイソシア
ネートを反応中、連続的に添加する事も可能である。
本発明の反応温度は100℃以上、溶媒の沸点以下が好
ましく、100℃以下では反応が遅く、高分子量のポリ
マーが得られない、また反応は、副生する炭酸ガスの発
生が実質的に認められな(なるまで続け、この時間は1
時間〜20時間である。反応に使用するトリレン−2,
4−ジイソシアネートに対するテレフタル酸および/ま
たはイソフタル酸のモル比は、0.70〜1.30の範
囲、特に0.95〜1゜10の範囲が好ましい。
上記、トリレン−2,4−ジイソシアネート中にはトリ
レン−2,6−ジイソシアネートを10%以下含有して
いても生成ポリマーの物性上には問題がない。
本発明では、溶液濃度が約25重量%のものまで製造可
能であるが、製造する反応条件により任意に調整でき、
さらに反応中、溶液粘度が高くなり攪拌に支障を及ぼす
場合には適宜溶媒で希釈してもよい。
本発明により得られる芳香族ポリアミドは、このまま、
あるいは他の樹脂と併用して各種の用途に利用できる。
(実施例) 以下実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 攪拌機、温度計、コンデンサー、滴下ロート、窒素導入
管を備えた10100Oセパラブルフラスコ中にテレフ
タル酸25.02g(0,1506モル)、フン化カリ
ウム116mg(0,0020モル)、無水N、N’−
ジメチルエチレンウレア500+w lを窒素雰囲気中
に装入し油浴中で、攪拌しながら180℃に昇温した。
内容物を180℃に維持しながら、N社製のトリレン−
2,4−ジイソシアネート(水分量が20ppm) 2
6.56g(0,1525モル)を滴下ロートより2時
間にわたって滴下し、その後更に3時間反応を継続した
後に加熱を止め室温迄冷却した。反応液は淡黄色であっ
た。冷却した粘性重合液を5倍容量の強攪拌水中に投入
してポリマーを沈澱させ、更に多量の水で充分洗浄した
後、濾別ケーキを150℃で3時間減圧乾燥して乳白色
ポリマー粉末を得た。
上記乳白色ポリマー粉末3gをN−メチルピロリドン2
7gに溶解させ、ガラス板上に100μに塗布後、15
0℃で4時間減圧乾燥した後、380℃窒素雰囲気下で
5倍に延伸配向させ、さらに300℃で4時間減圧乾燥
して溶剤のN−メチルピロリドンを完全に除去して延伸
フィルム(1)を作成した。
実施例2 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
に水600ppHを加え、水分量を620pp−にした
イソシアネートを使用した以外は、実施例1と全く同様
にして、延伸フィルム(2)を作成した。
実施例3 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
に水800ρpsを加え、水分量を820ppmにした
イソシアネートを使用した以外は、実施例1と全く同様
にして、延伸フィルム(3)を作成した。
実施例4 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
を使用し、テレフタル酸の代わりにイソフタル酸を用い
た以外は、実施例1と全く同様にして延伸フィルム(4
)を作成した。
比較例1 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
に水1100pp+wを加え、水分量を1120ppi
+にしたイソシアネートを使用した以外は、実施例1と
全く同様にして、延伸フィルム(5)を作成した。
比較例2 実施例1で用いたトリレン−2,4−ジイソシアネート
に水1l100ppを加え、水分量をIL20pp−に
したイソシアネートを使用した以外は、実施例4と全く
同様にして、延伸フィルム(6)を作成した。
以上の各延伸フィルムについて延伸方向の引張り試験を
行い結果を表1に示した。
〔効 果〕
本発明により得られる芳香族ポリアミドは、延伸した場
合、強度の大きな延伸フィルム等が得られ、各種の産業
資料、防護材料、複合材、補強材、電気絶縁材料等の高
機能性工業材料として有効で、電気・電子分野、自動車
、車輌、航空機工業分野及び民生用衣料、インテリア分
野での利用価値が大である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. トリレン−2,4−ジイソシアネートとテレフタル酸お
    よび/またはイソフタル酸とをアルカリ金属化合物の存
    在下、溶媒中で温度100℃以上にて反応させ芳香族ポ
    リアミドを製造する方法において、該トリレン−2,4
    −ジイソシアネート中の水分量が1000ppm以下の
    ものを使用することを特徴とする芳香族ポリアミドの製
    造方法。
JP62109903A 1987-05-07 1987-05-07 芳香族ポリアミドの製造方法 Pending JPS63275623A (ja)

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